JPH07168018A - マッハ・ツェンダ−・フィルタ - Google Patents
マッハ・ツェンダ−・フィルタInfo
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Abstract
長間隔とピ−ク幅の比)の大きいマッハ・ツェンダ−・
フィルタを提供すること。 【構成】 このマッハ・ツェンダ−・フィルタは1つの
入力信号をN(N>2)の等しい出力信号に分割する入
力カプラと、Nの光信号を結合して単一の出力信号にす
る信号結合カプラを具備している。このフィルタはさら
に入力からのNの出力を信号結合手段に接続するN本の
光導波路ファイバを具備している。N本の光ファイバの
それぞれは、そのファイバ中を伝播する光に、他の光フ
ァイバのそれぞれを伝播する光が受ける遅延とは異なる
遅延を受けさせるようになされている。
Description
間の広い間隔を有するマッハ・ツェンダ−・フィルタ
(Mach-Zehnder filters)に関する。
このような装置はエルビウム・ファイバ増幅器の利得ス
ペクトルを修正するための1550nmウインド−で必要とさ
れる。それらは中継線やファイバ・ツ−・ザ・サブスク
ライバ・ア−キテクチャ(fiber-to-the-subscriber ar
chitectures)で広く用いられている。
対する必要性が存在する。例えば、すべての光ネットワ
−クにおいて、その装置は所望の入来信号を検知するた
めに受信機側で同調されうる。第2のアプロ−チでは、
複数の信号を送るために同調可能なレ−ザが用いられ、
そして固定フィルタを有する受信機を用いることによっ
て所望の信号が検知される。伝送システムも固定レ−ザ
およびフィルタの両方を使用し得る。このようなフィル
タの波長分離機能は数十ナノメ−トルから1ナノメ−ト
ルまでのオ−ダであることが必要である。さらに、これ
らの部品は環境的に安定しておりかつ信頼性が高いこと
が必要であろう。
長特性で知られている。等しくないファイバ長の2つの
エバネッセント・カプラ(evanescent couplers)を接
続することによって1nm程度の狭い通過帯域を有するフ
ィルタが形成されることが提案されている。OFC Confer
ence on Optical Fiber Communication, Minitutorial
Sessions, January 22-26, 1990, page 256 (part of a
presentation on "Dense WDM Techniques" by C. A. B
rackett),およびP.E. Green, Fiber Optic Networks, P
rentice Hall, 1993, pp. 123を参照されたい。
タの概略図である。2つのカプラC 1およびC2が光導波
路通路またはファイバF1およびF2によって連結されて
いる。簡単のために、光ファイバについて説明する。典
型的にはエバネッセント型カプラであるこの従来のマッ
ハ・ツェンダ−装置のためのカプラは通常3dBカプラ
であり、例えば入力ポ−ト2に印加される光パワ−がカ
プラC1の2つの出力の間で等しく分割される。マッハ
・ツェンダ−装置はノンエバネッセント・プレ−ナ・カ
プラ(non-evanescent planar couplers)を用いてもよ
い。S.I. Najafi, Introduction to Glass Integrated
Optics, Artech House, 1992, pp. 156-160を参照され
たい。ある種のフィルタでは、カプラのうちの1つまた
はそれ以上のものが入力パワ−を不等に分割することが
できる。それらのファイバのうちの1本がそれに光通路
長差を与えてカプラC2に与えられる2つの入力信号間
に移相が生ずるようにする手段OPLDを有する。移相
は異なる長さまたは異なる屈折率を有するファイバを用
いることによって、あるいは導波路通路のうちの1つに
移相手段を挿入することによって誘起され得る。
に表わされ得る。ただし、ΔLpは2つのカプラを接続し
た通路間の光通路長差(OPLD)である。したがっ
て、装置のレスポンスは波長の逆数の周期関数であり、
そしてそれの出力パワ−・スペクトルは図2に示されて
いるのと類似している。図2におけるピ−ク12間の波
長間隔は、ΔLpが2倍になれば、半分になるであろう。
る2つの技法は、(1)長さの異なる接続用ファイバF
1およびF2を設けること、および/または(2)通常は
ファイバに異なるコアを設けることによって異なる速度
で光を伝播する接続用ファイバF1およびF2を設けるこ
とである。同一のファイバが異なる長さを有する(1)
の場合には、数1は数2のようになる。
およびC2を相互接続する移相領域におけるファイバの
長さの差である。光ファイバの光通路長は加熱、曲げ、
延伸等によって変化され得る。電気光学材料で形成され
たプレ−ナ光導波通路通路の光通路長はそれに電界を印
加することによって変化され得る。
屈折率を有する(2)の場合には、数1は数3のように
なる。
域におけるファイバF1およびF2の長さ、Δnは2つの
ファイバ・コア間の屈折率差に比例しかつf・n1(Δ 2 -
Δ1)にほぼ等しい。Δ1およびΔ2はそれぞれファイバF
1およびF2のΔ1-2値である。項Δ1-2は所定のファイバ
のコアおよびクラッド間の相対的屈折率差であり、(n1 2
- n2 2)/(2n1 2)に等しい。n1およびn2はそれぞれファイ
バ・コアおよびクラッドの屈折率である。係数fは、フ
ァイバのΔ1-2値とコア直径の両方に依存する所謂「実
効」屈折率に移相が比例することを斟酌するものであ
る。数3は数4のようになる。
直径が実質的に等しい場合にはほぼ1に等しいとみなし
得る。ファイバF1が0.3%のΔ1-2値を有し、かつファ
イバF2が1.0%のΔ1-2値を有し、光通路長L(カプラC
1およびC2間におけるファイバF1およびF2のそれぞれ
の長さ)が2cmであるシングル・ステ−ジのマッハ・ツ
ェンダ−・フィルタについて数4が図2にプロットされ
ている。
2本の連結用ファイバF1およびF2を用いることによっ
て光通路長差が得られるマッハ・ツェンダ−装置が米国
特許出願第08/038,244号、および刊行物B. Malo et al.
"Unbalanced Dissimilar-Fibre Mach-Zehnder Interfe
rometer: Application as a Filter", Electronics Let
ters, 12th October 1989, Vol. 25, pp. 1416-1417に
教示されている。多数の装置が図3に示されているよう
に直列にカスケ−ド接続された場合には、全体のレスポ
ンスは数1、3または4のように単に項の積となる。こ
れらの装置のうちの1つの装置の光通路長差が他の装置
の倍数となるように選定されていれば、例えばOPLD
−2がOPLD−1の倍数であれば、狭帯域フィルタ・
レスポンスが生ずる。図4に示されているように、1つ
おきのピ−クが残り、ピ−ク間の波長は実質的に除去さ
れる。図4はΔ1が0.003、Δ2が0.01、L1が1cm、そして
L2が2cmであるツ−・ファイバ、ツ−・ステ−ジのマッ
ハ・ツェンダ−装置の場合の出力パワ−の計算値のグラ
フである。付加的なマッハ・ツェンダ−装置をカスケ−
ド接続すると、ピ−ク間の波長間隔を大きくする。ピ−
クのシャ−プ度は最大光通路長差を有するマッハ・ツェ
ンダ−によって制御される。したがって、より大きいO
PLDがよりシャ−プなピ−クを与える。ピ−ク間の距
離はカスケ−ド接続された装置の数と、各ステ−ジにお
ける相対的光通路長差の関数である。図1に示されたも
のに対する図3に示された装置によって得られるフィル
タ特性の改良、すなわち図2に示された特性に対する図
4に示されたフィルタ特性の改良は、「フィネス」(fi
nesse)として知られており、このフィネスは隣接した
ピ−ク間の波長間隔とピ−ク幅との比として定義され
る。カスケ−ド接続されるマッハ・ツェンダ−装置の数
が大きくなると、より大きいフィネスが得られる。
・ツェンダ−・フィルタは同調可能である。したがっ
て、このような装置は、ラジオ受信機が無線波長に同調
されるように種々の光波長に同調するために使用できる
であろう。
の装置よりもステ−ジ当りの大きいフィネスを呈示する
マッハ・ツェンダ−装置を提供することである。
の入力信号をN(N>2)の等しい出力信号に分割する
入力カプラ手段を有するマッハ・ツェンダ−・フィルタ
に関する。Nの光信号を結合して単一の出力信号にする
ための他の手段が設けられる。1つの光導波路通路がN
のカプラ手段のそれぞれを上記結合手段に接続する。N
の導波路通路のそれぞれが、その中を伝播する光に、他
の光導波路のそれぞれ中を伝播する光が受ける遅延とは
異なる遅延を与える。
に概略的に示されている。カプラ20は少なくとも1つ
の入力ポ−ト21と、少なくとも3つの出力ポ−ト2
2、23、および24を有している。カプラ20の機能
は入力信号をパワ−の等しいN(N>2)の出力信号に
分割することである。出力ポ−ト22、23、および2
4はそれぞれ、ファイバまたはプレ−ナ構造等である光
導波路通路25、26および27によって入力ポ−ト2
9、30および31に接続されている。カプラ28はカ
プラ20からのNの出力信号を結合する手段として機能
する。接続用の導波路の特性は、カプラ20からのこれ
らNの出力信号が差的に遅延されるように、すなわち導
波路25、26および27のそれぞれが異なる光通路長
を有するようになされている。上述のように、これは、
長さの異なる光ファイバを用いることによって、長さは
同一であるが屈折率分布が異なる光ファイバを用いるこ
とによって、あるいはファイバのうちの少なくとも2本
に光遅延装置を挿入することによって得ることができ
る。種々の遅延間の関係を決定する方法が下記に説明さ
れる。接続用導波路は3本の接続用ファイバとして例示
されているが、そのようなファイバを4本以上用いるこ
とができ、それによってさらに大きな利益が得られる。
カプラ20および28はその本数の接続用ファイバを収
容するようになされなければならない。
型、オ−バ−クラッド型あるいはプレ−ナ型のエバネッ
セント・カプラ(evanescent couplers)であるか、あ
るいは前述のNajafiの刊行物に記載されているタイプの
ノンエバネッセント・カプラ(non-evanescent coupler
s)であり得る。適当なオ−バ−クラッド・カプラが米
国特許第4902324号、第4983195号および
第5017206号に開示されている。
領域44によって接合された連結されたオ−バ−クラッ
ド・カプラ41および42を含んだモノリシック構造
(図6)として形成されるのが有利である。この装置は
マトリクスガラスのチュ−ブ49の穴48に光ファイバ
F1、F2、F3およびF4を挿入してカプラ・プリフォ−
ムを形成することによって作成される。図7に示されて
いるように、ファイバF 1、F2およびF3はファイバF4
のまわりで等間隔で離間されている。光ファイバのそれ
ぞれはコアを有しており、このコアはそれより屈折率の
低いクラッドによって包囲されている。ファイバF1、
F2およびF3のコアはそれぞれ異なる屈折率n1-1、n1-2
およびn1-3を有していてもよく、あるいはこれらのファ
イバのクラッドがそれぞれ異なる屈折率n2-1、n2-2およ
びn2-3を有しうる。ファイバのコアが異なる屈折率を有
していることが好ましい。なぜなら、コアの屈折率は伝
播定数(およびファイバ中の伝播速度)に対する影響が
大きいが、結合領域におけるファイバの伝播定数に対す
る影響は少ないからである。コアの直径が異なるファイ
バF1、F2およびF3を用いることによっても同じ効果
を得ることができる。ファイバに隣接したマトリクス・
チュ−ブの部分の屈折率n3は、ファイバ・クラッドのう
ちの任意のものの最低の屈折率より小さい。ファイバの
挿入を容易にするために穴の各端部には漏斗部(図示せ
ず)を設けることができる。
でさらに処理され得る。プリフォ−ム61がリング・バ
−ナ64に挿入され、そしてモ−タで制御されるステ−
ジ75および76に取り付けられた延伸チャック62お
よび63にクランプされる。ファイバFが真空アタッチ
メント71および71’に挿通され、そしてその後でそ
れらの真空アタッチメント71および71’がプリフォ
−ム61の端部にシ−ルされる。典型的な真空アタッチ
メントが米国特許第5011251号に開示されてい
る。ライン72を通じて真空アタッチメント71に真空
が供給される。所定の長さの細いゴムチュ−ブ73の一
端部がプリフォ−ム61とは反対側の真空アタッチメン
ト71の端部に付着される。そのチュ−ブの他端部はチ
ュ−ブ・クランプ手段(図示せず)内に延長している。
上方の真空アタッチメント71’もライン72’、チュ
−ブ73’およびチュ−ブ・クランプ手段と同様に関連
されている。ファイバFの被覆された部分がチュ−ブ7
3および73’から延長Sいており、点aおよびb間に
おけるチュ−ブ内のファイバ部分は被覆されていない。
チュ−ブをその中を延長しているファイバにクランプす
るために、矢印74、74’によって示されているよう
に空気圧がチュ−ブ73および73’に送られると、穴
48がライン72および72’を通じて脱気される。
−ブの部分が最初にファイバに対してコラプスされる。
プリフォ−ムがチャック62および63に固着され、そ
してチュ−ブの穴が脱気された後で、チュ−ブがそれを
加熱された領域でコラプスさせるために第1の端部53
の近傍で加熱される。チャック62および63がバ−ナ
に対してプリフォ−ムを移動させ、所望の長さのコラプ
スされたチュ−ブが得られるまで、コラプスされたチュ
−ブを端部54の方に徐々に延長させる。
固定され、かつバ−ナ64がモ−タで制御されるステ−
ジ65に取り付けられ得る。バ−ナ64を端部53をコ
ラプスさせるためにその端部53の近傍に最初に位置決
めされる。ステ−ジ65がプリフォ−ムに対してバ−ナ
を移動させ、コラプスされた領域を端部54の方へと延
長させる。
かつコンピュ−タにより制御されるステ−ジ75および
76を反対方向に移動させて加熱された領域を延伸させ
ることによって、チュ−ブの端部53の近傍にカプラ4
1が形成される。チュ−ブ延伸作業は米国特許第501
1251号に従って行うことができる。領域51は若干
のテ−パが存在していてその領域51の長手方向中心が
最小の直径とあるが、一定の直径を有しているものとし
て示されている。このようにして得られたカプラの結合
特性はマトリクスガラス49およびファイバF1、F2、
F3、およびF4の光学的および機械的特性のようなパラ
メ−タ、およびネックダウンとテ−パ領域の長さおよび
形状のようなカプラ・パラメ−タによって決定されるこ
とは公知である。
ュ−ブを延伸している間に、光パワ−が入力光ファイバ
に結合され得るとともに、カプラからの出力信号がカプ
ラ製造方法における処理工程を制御するためにモニタさ
れ得る。プロトタイプのカプラは先行の経験によって決
定された距離だけ最初に延伸され得る。このようにして
得られた装置の光学的特性が測定され、そして続いて作
成されるカプラの延伸距離が所望の特性をほぼ得るよう
な態様で調節される。この方法によれば、最適延伸距離
が得られる。
に、カプラ41および42は実質的に同一のカプラ特性
を有している。したがって、第2のカプラ42は、第1
のカプラを形成するために用いられたのと同一の延伸条
件にチュ−ブの該当領域をかけることによって作成され
る。
ラッドおよび溶融双円錐テ−パ・カプラでは、パワ−が
入力ファイバから出力ファイバに十分に結合しなければ
ならないが、出力ファイバは互いに実質的に隔離されな
ければならない。図7を参照すると、リング・ファイバ
F1、F2、およびF3が中心のファイバF4のまわりで等
しく離間され、かつファイバF4に接触している。した
がって、各リング・ファイバはファイバF4には良く結
合するが、隣接したリング・ファイバには結合しない。
させる方法が図9に示されている。リング・ファイバ8
0と中心ファイバ81がプリフォ−ムを作成するために
チュ−ブ83の穴84に挿入される。光ファイバ80お
よび81はそれぞれコアおよびクラッドを具備してい
る。隣接したリング・ファイバ間にダミ−・ファイバ8
2が配置される。このダミ−・ファイバは全体として、
リング光ファイバ80のクラッドよりも屈折率を低下さ
せるフッ素のようなド−パントを含有したSiO2のような
ガラスよりなるものであり得る。このようにして得られ
たカプラでは、各低屈折率ダミ−・ファイバが、隣接し
たリング・ファイバ間の結合を禁止する障壁として機能
するガラス領域を形成する。このガラス領域はチュ−ブ
83と同一の屈折率を有し得る。
リング光ファイバ87が中心ファイバ88のまわりに等
間隔で配置され得る。円形円筒状の内側チュ−ブ89に
はファイバ88を受入れる孔92が設けられている。外
側チュ−ブ91は内方に突出し、等間隔離間され、長手
方向に延長した突起93を含んだ孔92を有している。
突起の間には光ファイバ87とダミ−・ファイバ94と
が交互に配置されている。
が残存するような条件の下でカプラを延伸することによ
っても低屈折率障壁が形成され得る。例えば、カプラが
延伸される時にチュ−ブ89と91の間の領域のある部
分がコラプスしない場合には、その結果生じた空間が隣
接リング・ファイバ間の付加的な低屈折率領域として機
能するであろう。
M型であり得るが、色消しカプラが用いられている場合
には、マッハ・ツェンダ−装置はより広い波長範囲で使
用できるであろう。色消し性を得るためには種々の技術
を使用できる。
許出願第913390号によれば、結合領域を包囲した
マトリクスガラス体部分の屈折率n3がn2よりもΔ2-3の
値が0.125%より小さくなる程度だけ小さければ、カプ
ラは色消し性となし得る。この場合、Δ2-3は(n2 2 - n3
2)/2n2 2に等しい。ファイバ・クラッドが異なる屈折率
を有していれば、Δ2-3の値を決定するためには最低の
クラッド屈折率が用いられる。
のうちの1本だけが装置の各端部から延長している必要
がある。装置が作成された後で、その装置から延長した
ファイバの不必要な部分が切断されうる。切断された端
部にはその後で反射防止終端部が設けられることが好ま
しい。
2号に従ってカプラ・プリフォ−ムを形成する前にファ
イバF1、F2およびF3の各端部上に形成され得る。こ
れらのファイバはそれぞれ毛細管チュ−ブの長さより若
干長い長さに切断され得るとともに、被覆材料を完全に
剥離除去され得る。ファイバの端部の近傍に炎を放射
し、そしてその加熱された領域でファイバを引張って切
断することによって反射防止終端部が形成される。加熱
された領域の先端部がバ−ナ炎で加熱されガラスが流動
されそして丸められた端面を形成する。この丸められた
端面の直径はもとの被覆を除去されたファイバの直径に
等しいかあるいはそれより若干小さい。ファイバの両端
部に反射防止終端部が形成された後では、それの長さは
毛細管チュ−ブより若干短い。中央部分の被覆を剥離除
去されたファイバF4がファイバF1、F2およびF3の短
い部分と一緒にマトリクスガラス毛細管チュ−ブの穴に
挿通される。この装置はその後で上述のようにして形成
される。ファイバF4の一端部はこのようにして得られ
た装置の入力ポ−トとして機能し、そして他方の端部は
それの出力ポ−トとして機能する。
−装置では、隣接したピ−ク間の波長間隔は、装置がΔ
1-2の異なる値を有する長さの等しい接続用ファイバを
使用する場合には最も接近したコア・デルタによって決
定され、装置が異なる長さを有する接続用ファイバを使
用する場合にはファイバ間の最も短い長さの差によって
決定される。より長い長さ差およびより大きい離間した
デルタがスペクトルのひり高い周波数成分を与えかつピ
−ク幅を決定する。特に、最も大きいコア・Dルタ間隔
と最も長い長さステ−ジがピ−ク半値幅を決定する。
路から出力導波路にパワ−のすべてが等しく結合される
場合に最良のフィルタ作用が得られる。カプラ28はカ
プラ20と同様であるが、単一のポ−ト端部が出力とし
て使用される。このような装置の出力ポ−ト32に現れ
る出力スペクトルが重畳された波形のフィ−ルド振幅か
ら得られる。装置が移相領域が長さは等しいが屈折率分
布が異なるファイバを含んでいる形式である場合には、
出力ファイバにおけるNのこのような波形のフィ−ルド
振幅は数5で与えられる。
れる。移相領域の長さが選択される。装置全体のコンパ
クトさを維持しかつ熱的効果を最少限に抑えるためには
約2cmより長くないことが好ましい。製造を容易にする
ためには少なくとも0.5cmの長さでなければならない。
移相領域の長さが0.5 - 2.0cmの好ましい範囲外であれ
ば、この装置は明らかに動作するであろう。この適用が
ピ−クの波長間隔を決定する。ファイバF1としては標
準の通信用ファイバを使用することができ、それによっ
てΔ1の値がわかる。長さL、波長間隔およびΔ1がわか
れば、数4がΔ2について解かれる。Δiの値は数6で与
えられる。
%であれば、Δ3は1.7%と計算される。3本の接続用フ
ァイバが存在するこの特定の装置では、Nは3であり、
そしてΔNは1.7%である。
Δ値はそれぞれ、ファイバF1、F2およびF3のコア/
クラッド・デルタΔ1、Δ2およびΔ3である。移相領域
ではファイバF4にはパワ−は伝播しないから、それの
Δ値は数5および数6における係数ではなく、他のファ
イバの1つと同じであるとするのが都合がよく、例えば
それはΔ1であり得るであろう。
電界である。
明については、前述のFiber Optic Networkの第124
頁を参照されたい。ツ−・ファイバの場合に対して数5
を用いると、数4の単純なコサインの式によって予測さ
れるのと同じスペクトルが得られる。
F4から出力ファイバF1、F2およびF3に結合されると
いう仮定に基づいている(図6および図7)。被結合パ
ワ−とカプラ4に対する波長の関係が図11に示されて
いる。曲線96は入力ファイバF4から結合されるパワ
−を表わしている。フィルタ・レスポンス曲線の中心ピ
−ク(例えば図12のピ−ク98)が波長λで中心位置
決めされると、λMAX、すなわち曲線96の最大点は波
長λになければならない。曲線96の傾斜は、被結合パ
ワ−が関心のある全波長領域において約90%以下まで減
少するようになされなければならない。この場合には、
関心のある領域は約70nmの帯域Bである。このような傾
斜は従来のカプラで用意に得られる。
2は長さ1.0cmの移相領域を有する接続用ファイバが3
本でシングル・ステ−ジのマッハ・ツェンダ−・フィル
タにおける出力パワ−対波長の関係の計算値のプロット
を示している。Δ1、Δ2およびΔ3の値はそれぞれ0.3
%、1.0%および1.7%である。波長間隔は35nmに選定さ
れた。図12のグラフは、図2に示された接続用ファイ
バが2本で、シングル・ステ−ジの装置の出力と比較し
た場合におけるフィネスの大きな改良を示している。ピ
−クの幅は最大遅延を与える接続用ファイバによって、
すなわち最大のΔ値を有するファイバによって決定され
る。
mと2cmの移相領域を有する接続用ファイバが3本でダブ
ル・ステ−ジのマッハ・ツェンダ−・フィルタにおける
出力パワ−対波長の関係の計算値のプロットを示してい
る。
・ステ−ジのマッハ・ツェンダ−・フィルタにおける出
力パワ−対波長の関係の計算値のプロットを示してい
る。それらの接続用ファイバのうちの3本が上記のデル
タ値を有しており、第4のファイバのΔ4は0.024%であ
る。移相領域の長さは1cmである。
ステ−ジのマッハ・ツェンダ−・フィルタにおける出力
パワ−対波長の関係の計算値のプロットを示している。
デルタ値は上述の実施例と同一である。移相領域の長さ
は1cmと2cmである。
タのパワ−出力とピ−ク間のスペクトル領域における出
力パワ−99との比は「コントラスト比」(contrast r
atio)と呼ばれる。ある種の用途では、図12のフィル
タ・レスポンス曲線のそれより小さいコントラスト比を
必要とする。例えば、図12の領域99におけるピ−ク
間パワ−をピ−ク・パワ−の33%または50%のようなあ
る特定のパ−センテ−ジに維持することが望ましいこと
がありうる。そのような用途では、入力パワ−がある程
度図6のカプラ41の入力ファイバF4内に残らなけれ
ばならない。Sらに一般的に言えば、図5のポ−ト21
に印加されるパワ−がすべてポ−ト23、24および2
5に結合されるわけではない。数5はこのようなマッハ
・ツェンダ−・フィルタには該当しない。この種の動作
をカバ−するためには数5には付加的な項が加えられな
ければならない。機能は同様であるが、コントラスト比
が変るであろう。
る最大被結合パワ−点から遠隔の曲線96(図11)上
の点で動作させることによっては被結合パワ−の減少は
得られるはずがない。と言うよりむしろ、入力パワ−の
x%(例えば80%)がカプラ入力ファイバから結合され
ることが所望される場合には、カプラは図11の曲線9
7によって表わされているように、x%の被結合パワ−
が波長λMAXで生ずるスペクトル被結合パワ−曲線97
と有するように設計されるべきである。曲線96に関連
して前述したように、曲線97は波長帯域Bにおいて被
結合パワ−の比較的小さい低下を受けるにすぎないよう
になされなければならない。
ラの入力導波路から出力導波路へのパワ−の100%以下
の伝達を得るためには、中心入力ファイバのクラッドか
あるいは出力リング・ファイバのクラッド(図7)がそ
れの屈折率を変化させるために塩素のようなド−パント
を含有し得る。中心ファイバのクラッド直径とは異なる
クラッド直径を有するリング・ファイバを用いることに
よっても100%以下の伝達を得ることができる。いずれ
の場合にも、中心バイファの伝播定数は結合領域におけ
るリング・ファイバの伝播定数とは異なる。
伝播速度)を有している場合には、2つのカプラ間の接
続領域中を伝播する信号の位相をシフトさせるためにあ
る技術を用いなければならない。例えば、ファイバはそ
の領域では異なる長さを有し得る。この実施例では、出
力ファイバにおけるNの重畳された波形のフィ−ルド振
幅は数10のようになる。
におけるファイバの長さは図5を参照して下記のように
決定される。最短のファイバ25の長さL1および次に最
短のファイバ26の長さL2は、ピ−クが所望される2つ
の隣接した波長におけるΔLについて数2を解くことに
よって最初に選択され、各波長において複数の解が得ら
れる。各波長に共通なΔLの最短値が選択される。この
ことはマッハ・ツェンダ−の分野では公知である。他の
任意のファイバのL1の値は数11で与えられる。
ク半値幅を決定する。
って作成されたマッハ・ツェンダ−装置は従来のマッハ
・ツェンダ−装置よりも大きいステ−ジ当りのフィネス
を呈示する。
よび27のそれぞれに調節可能な移相手段を含ませるこ
とによって同調され得る。1つの通路における移相が調
節されると、残りの通路のうち1つを除いたすべてにお
ける移相が上記の関係に従って移相を維持するように調
節される必要となる。
・ツェンダ−・フィルタの出力パワ−対波長の関係の計
算値のプロットである。
ェンダ−装置の概略図である。
ワ−対波長の関係の計算値のプロットである。
装置の概略図である。
オ−バ−クラッド・マッハ・ツェンダ−装置の断面図で
ある。
る。
せかつそのチュ−ブを延伸して結合領域を形成する装置
の断面図である。
る。
関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
・ツェンダー・フィルタの出力パワー対波長の関係の計
算値のプロットである。
ェンダー装置の概略図である。
ワー対波長の関係の計算値のプロットである。
装置の概略図である。
オーバークラッド・マッハ・ツェンダー装置の断面図で
ある。
る。
せかつそのチューブを延伸して結合領域を形成する装置
の断面図である。
る。
である。
関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
長の関係の計算値のプロットである。
Claims (10)
- 【請求項1】 波長スペクトルが波長λfを中心とした
信号を処理するマッハ・ツェンダ−・フィルタにおい
て、 1つの入力信号をN(N>2)の等しい出力信号に分割
する入力カプラ手段と、 Nの光信号を結合して単一の出力信号にする結合手段
と、 前記Nの出力を前記結合手段に接続するNの光導波路通
路を具備しており、前記Nの導波路のそれぞれがその中
を伝播する光に他の導波路のそれぞれを伝播する光が受
ける遅延とは異なる遅延を受けさせるようになされてい
るマッハ・ツェンダ−・フィルタ。 - 【請求項2】 前記導波路通路が異なる長さを有してい
るか、あるいは同じ長さを有しかつ異なる屈折率分布を
有しているか、あるいはまた同じ長さを有しかつ異なる
コア直径を有している請求項1のフィルタ。 - 【請求項3】 前記導波路通路のそれぞれが屈折率n2の
クラッドによって包囲された屈折率n1のコア領域を具備
しており、1つの導波路通路のコアとクラッドとの間の
相対的屈折率差が(n1 2 - n2 2)/(2n1 2)に等しいΔ値によ
って特徴づけられており、第1の通路および第2の通路
のΔ値はそれぞれΔ1およびΔ2であり、第i番目の通路
のΔ値であるΔiがΔi = Δ1 + (i-1)(Δ2-Δ1)の関係
を満足しており、あるいは前記通路のすべてのΔ値が等
しく、かつ前記通路のうちの第1および第2の通路の長
さがそれぞれL1およびL2であり、かつ第i番目の通路の
長さLiはLi = L1 + (i-1)(L2 - L1)の関係を満足するよ
うになされている請求項2のフィルタ。 - 【請求項4】 前記入力カプラ手段は、1本の入力ファ
イバがN本の等間隔離間された出力ファイバによって包
囲されている融着ファイバ・カプラを具備しており、前
記入力ファイバおよび前記出力ファイバは結合領域で互
いに融着されかつテ−パをつけられており、前記結合領
域の特性は前記入力ファイバ中を伝播する前記波長λf
の光が実質的に完全に前記出力ファイバに結合するよう
になされている請求項1のフィルタ。 - 【請求項5】 前記入力カプラ手段は、1本の入力ファ
イバがN本の等間隔離間された出力ファイバによって包
囲されている融着ファイバ・カプラを具備しており、前
記入力ファイバおよび前記出力ファイバは結合領域で互
いに融着されかつテ−パをつけられており、前記結合領
域の特性は前記入力ファイバ中を伝播する前記波長λf
の光が前記出力ファイバに完全には結合しないようにな
されている請求項1のフィルタ。 - 【請求項6】 前記入力カプラ手段は、1本の入力ファ
イバがN本の等間隔離間された出力ファイバによって包
囲されている融着ファイバ・カプラを具備しており、前
記入力ファイバおよび前記出力ファイバは結合領域で互
いに融着されかつテ−パをつけられており、前記カプラ
が前記出力ファイバの隣接するもの間の結合を阻止する
手段を具備している請求項1のフィルタ。 - 【請求項7】 前記結合を阻止する手段は前記ファイバ
・クラッドの屈折率より低い屈折率を有するガラス領域
を具備している請求項6のフィルタ。 - 【請求項8】 前記結合を阻止する手段が空隙よりなる
請求項6のフィルタ。 - 【請求項9】 波長スペクトルが波長λfを中心とした
信号を通過させるマッハ・ツェンダ−・フィルタであっ
て、 マトリクスガラスの細長い体部分と、 前記体部分中を長手方向に延長している少なくとも第
1、第2および第3の非類似の光ファイバと、 前記ファイバのすべてが異なる伝播定数を有し、光信号
が異なる速度で伝播する前記体部分における移相領域
と、 前記移相領域の両端部における前記体部分内の2つの離
間したカプラ領域を具備しており、前記体部分の直径お
よび前記ファイバの直径が前記移相領域におけるよりも
前記カプラ領域におけるほうが小さくなされているマッ
ハ・ツェンダ−・フィルタ。 - 【請求項10】 前記ファイバのすべてが異なる屈折率
分布を有している請求項9のフィルタ。
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