JPH07167926A - アンダーサンプリング・ディジタル試験装置および方法 - Google Patents

アンダーサンプリング・ディジタル試験装置および方法

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JPH07167926A
JPH07167926A JP6201238A JP20123894A JPH07167926A JP H07167926 A JPH07167926 A JP H07167926A JP 6201238 A JP6201238 A JP 6201238A JP 20123894 A JP20123894 A JP 20123894A JP H07167926 A JPH07167926 A JP H07167926A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速度データ転送を速やかかつ正確に試験
し、同時に適切な診断情報を与えるための試験装置およ
び方法を提供する。 【構成】 アンダーサンプリング・ディジタル試験回路
20は、データ転送を導く手段15と、データ収集アレ
イ22と、分周器回路18と、を含む。分周器回路18
は、高データ転送速度で前記データ転送を導く手段15
に沿って進むデータをアンダーサンプルするデータ収集
アレイ22へイネーブル信号を供給し、それにより従来
技術の試験方法の欠点なく高データ転送速度転送の完全
性を効果的に試験する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路に関し、特に
回路試験用のサンプリング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路においては、回路のパフォーマ
ンスは、機能的およびパラメータ的試験によって確かめ
られる。例えば、一連の電圧値が回路の入力に印加さ
れ、該回路が適切に機能しているか否かを知るために、
その出力が試験される。さらに、供給電流、信号遷移時
間、および他の諸特性が測定され、それぞれの回路が利
用者により要求されているパラメータ仕様に適合するよ
うに保証される。回路がより高速になると、試験機構は
高速データ転送が無エラーであることを保証するため
に、より創造的なものにならなくてはならない。
【0003】図1は、ビデオドライバ回路10の部分を
示す従来技術の図である。ビデオドライバ回路10は、
通常は画素データであるデータ源12と、バス13と、
制御回路14と、第2バス15と、ディジタル−アナロ
グ変換器(DAC)16と、から成る。制御回路14
は、入来画素速度が減少せしめられうるようにチップ上
における内部操作の速度を増大させる内部多重化と、R
AMルックアップテーブルと、ビデオドライバに共通す
る付加的スイッチング回路と、を含みうる。制御回路1
4はバス15を経てDAC16へ、所望の色強度を反映
する多ビットコード(または「ワード」)を供給する。
DAC16は、そのビットコードを、所望の色強度を反
映するアナログ電圧に変換する。過去においては転送速
度が遅く(<50MHz)、制御回路14が簡単だった
ので、高速データ転送は設計によって保証され、試験さ
れなかった。データ転送速度が増大し(75−200M
Hz)、制御回路14が極めて複雑になったのに伴い、
データ転送の完全性を試験することが必要になった。
【0004】データは、簡単かつ直接に高周波でATE
(自動試験装置)へポートされえない。そのわけは、図
1の回路は、ATEへの誘導性ケーブルを経て高周波デ
ータを駆動するための追加のドライバを必要とするから
である。さらに、データを高周波で読取りうるATE
は、低周波試験器よりも遙かに高価である。
【0005】データ転送の完全性を試験する通常の従来
技術の方法は、DAC16のアナログ電圧をディジタル
化し、ディジタル化された電圧値を期待値と比較する。
これは通常、DACの出力に黒/白の色パターン(方形
波)を得るために全ての「0」および「1」を転送する
ことにより行われる。しかし、これは低速度で行われる
試験であり、従って不経済である。さらに、ディジタル
化技術の解像度は、転送の正確度を所望の信頼度レベル
に保証するのに十分な高さをもたない。例えば、もし最
下位ビットが脱落したとすれば、そのエラーは検出され
る電圧誤差を与えるほど大きくない。さらに、たとえエ
ラーが、障害を検出するのに十分な大きさをもっていた
としても、どのビットまたは諸ビットが障害を起こして
いるかを決定することは不可能である。
【0006】第2の従来技術の方法は、数ビットワード
をビデオドライバ10へ入力し、それらのワードを制御
回路14の出力に出力する、周期冗長検査試験(CR
C)または「1」累算方法である。それらのワードはア
ルゴリズム的に組合わされ、あらかじめ計算された期待
値と比較される。この方法は、イエス/ノー式に障害が
存在するか否かを決定するが、いかなる診断能力ももた
ないので、望ましくない。それは、どの特定のビットま
たは諸ビットに障害があるかについての情報を与ええな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速データ
転送を速やかかつ正確に試験し、同時に適切な診断情報
を与えることにより従来技術の諸問題を解消する試験方
法を提供することを目的とする。本発明の他の諸目的お
よび諸利点は、本技術分野において通常の習熟度を有す
る者にとっては、以下の明細書を添付図面と共に参照す
れば明らかになるはずである。
【0008】
【課題を解決するための手段】アンダーサンプリング・
ディジタル試験回路(undersamplingdi
gital testability circui
t)20は、データ転送を導く手段15と、データ収集
アレイ22と、分周器回路18と、を含む。分周器回路
18は、高データ転送速度で前記データ転送を導く手段
15に沿って進むデータをアンダーサンプリングするデ
ータ収集アレイ22へイネーブル信号を供給し、それに
より従来技術の試験方法の欠点なく高データ転送速度転
送の完全性を効果的に試験する。
【0009】
【実施例】図2は、本発明の実施例である、ビデオドラ
イバ回路30内のアンダーサンプリング・ディジタル試
験回路20を示すブロック図である。ビデオドライバ回
路30は、入力として画素データを受ける3つのパレッ
トRAM26a−26cから成る。パレットRAM26
a−26cは、バス15を経てDAC16a−16cに
接続され、ビデオモニタを駆動する。アンダーサンプリ
ング・ディジタル試験回路20は、バス15にアクセス
する診断ポートとして作用する。回路20は、従来技術
のデータ転送方法の限界なく、高速データ転送を有利に
試験する。あるいは、バス15は、データ転送を導く任
意の手段でありうる。
【0010】次に図3を参照すると、図3は、アンダー
サンプリング・ディジタル試験回路20を詳細に示すブ
ロック図である。回路20においては、アンダーサンプ
リング・レジスタアレイ22へデータ(この特定の実施
例においてはパレットRAM26a−26cの1つから
の多ビットワード)が入来する。アンダーサンプリング
・レジスタアレイ22はまた、カウンタ18にも接続さ
れている。カウンタ18は入力として、高速データ転送
と同じ周波数のデータ転送クロック信号を受ける。レジ
スタアレイ22の出力は、ビデオドライバ回路30の外
部の自動試験装置(ATE)に接続されている。この特
定の実施例においては、回路20がビデオドライバチッ
プ30上に集積されていることを指摘することが重要で
ある。しかし、回路20は、代わりに外部試験ボード上
にも配置されうる。
【0011】次に図4を参照すると、図4は、レジスタ
アレイ22を示す概略図である。レジスタアレイ22は
複数のD形フリップフロップ24a−24iを有し、そ
のそれぞれはバス15に接続されたデータ入力と、カウ
ンタ18に接続されたイネーブル入力と、ATEに接続
された出力と、を有する。文字「i」は用いられている
フリップフロップの数を表し、これは収集されるべきデ
ータのビット数に相当する。ATEはフリップフロップ
24a−24iの出力上のデータを取り、データ転送に
おけるエラーをチェックするためにそれをその期待値と
比較する。このようにして、ATEは、データ転送に障
害が起こっているか否か、およびいずれのビットまたは
諸ビットがその障害を起こしているか、を決定しうる。
アンダーサンプリング・ディジタル試験回路20は、ビ
デオドライバ回路30内において転送されているデータ
をアンダーサンプリングするので、アンダーサンプリン
グされたデータのATEへの転送速度は、ビデオドライ
バ回路30内における高速データ転送の速度よりも実質
的に遅い。
【0012】次に、図2、3、および4を参照しつつ、
本発明の装置の機能の説明を行う。図2において、画素
データがパレットRAM26a−26cへ入力される。
画素データは、それぞれの個々の画素のための色および
強度に関する命令を表し、試験モードにおいてはソフト
ウェアにより駆動される。試験モードにおいてビデオ回
路30を駆動するディジタル試験ベクトルは、ATEか
らのものである。パレットRAM26a−26cはルッ
クアップテーブルを形成し、所望の色および強度を反映
する多ビットコードを出力する。大抵の色は、変化する
赤色、青色、および緑色の組合せから成ることを理解す
べきである。従って、それぞれの所望される色および強
度は3つの多ビットコードによって表され、そのそれぞ
れはその適切なDAC16a−16cへ入力される。お
のおののDAC16a−16cは、そのそれぞれの多ビ
ットコードを受け、ディジタルーアナログ変換器におい
て公知のようにそれをアナログ電圧に変換する。DAC
16a−16cの出力におけるこのアナログ電圧は、出
力装置、通常はビデオモニタ、を駆動する。この実施例
におけるDAC16a−16cは電流を出力するが外部
抵抗を駆動し、この抵抗は該電流を電圧に変換する。あ
るいは、DAC16a−16cは直接電圧を出力するこ
ともできる。
【0013】高性能のグラフィックス装置においては、
データ転送の速度は極めて高くなりうる(75−200
MHz)。データ転送の正確度を試験するために、アン
ダーサンプリング・ディジタル試験回路20はバス15
に結合せしめられる。回路20は使用可能にされると診
断ポートとして作用し、パレットRAM26a−26c
からの多ビットコードをサンプリングし、サンプリング
されたデータを、期待されるデータがサンプリングされ
たデータと一致するか否かを知るためにチェックするA
TEへ出力する。
【0014】アンダーサンプリング・ディジタル試験回
路20の動作は、以下のように行われる。パレットRA
M26a−26cからの多ビットコード(データ)は、
図3のアンダーサンプリング・レジスタアレイ22への
データ入力として働く。レジスタアレイ22は、図4に
示されているように複数のD形フリップフロップ24a
−24iを含み、「i」はパレットRAM26a−26
cからのデータビット入力の数に等しい。例えば、もし
パレットRAM26a−26cからの多ビットワードが
8ビットの長さのものならば、レジスタアレイ22内に
は8つのD形フリップフロップが存在する。フリップフ
ロップ24a−24iは、カウンタ18からの出力によ
って使用可能にされる。カウンタ18の出力は、フリッ
プフロップ24a−24iが、フリップフロップ24a
−24i内においてデータが変化するのと同じ瞬間に使
用可能にされないように、レジスタアレイ22と適切に
同期せしめられなくてはならない。従って、フリップフ
ロップ24a−24iは、カウンタ18の出力信号の立
下がり区間において使用可能にされる。あるいは、カウ
ンタ18の出力は、フリップフロップ24a−24iの
中間状態を禁止するのに十分な遅延を与えるためのいく
つかの伝送ゲートを経て送られる。カウンタ18は入力
として、データ転送の周波数に一致する周波数を有する
2進信号を受ける。カウンタ18は、「N」を整数とし
て、「N」分周されたデータ転送クロック信号の周波数
を表す2進信号を出力する。「N」の値は後述される。
【0015】この特定の実施例においては、ATEソフ
トウェアにより48ビットの2進シーケンスが、パレッ
トRAM26a−26cを経てDAC16a−16c
へ、データ転送クロック速度によって決定される速度で
繰返して転送され、それぞれの色は4つの個々の8ビッ
トワードを有する。単一色に対する代表的なビットシー
ケンスは次のようになる。 このシーケンスは、それぞれのビットが数回「0」と
「1」との間で交替するので、それぞれの色に対するそ
れぞれのビットが適正に転送されているか否かを知るこ
とを可能にする。この実施例においては、レジスタアレ
イ22は、8つのD形フリップフロップから成る。従っ
て、フリップフロップ24a−24iが使用可能にされ
る毎に、8ビットワードが収集される。データ転送速度
の転送クロックを「分周」するために用いられる「N」
の値は、次の関係により決定される。
【0016】
【数1】 ただし、Mはビットシーケンスが繰返すのに必要なサイ
クル数であり、Iは任意の正の整数である。
【0017】もしフリップフロップ24a−24iが使
用可能にされる毎に8ビットが収集され、かつもしビッ
トシーケンスが32ビット毎に繰返せは、データ転送速
度の転送クロックの4サイクル毎にビットシーケンスが
繰返すので、Mの値は4である。もしM=4ならば、N
=4*1+1=5(I=1とする)である。従って、デ
ータ転送クロック信号を「分周」するのに用いられる整
数を表すNは5になる。例えば、もしデータ転送クロッ
ク信号が85MHzの周波数を有すれば、フリップフロ
ップ24a−24iのイネーブル信号周波数は17MH
zとなる(85/5=17)。これはまた、繰返す32
ビットシーケンスにおいて5つめ毎の8ビットワードが
サンプリングされることを示す。これは、それぞれの8
ビットワードがサンプリングされ、(85MHzの速度
で行われる)それぞれのデータ転送が試験されることを
保証する。表Iはこれを明瞭に示す。表1において、そ
れぞれのサンプリングされる8ビットワードはアンダラ
インされている。また「J」は、転送された8ビットワ
ードの数を表す。従って、16データ転送クロックサイ
クル中に、(ATEへのデータ転送速度は17MHzに
過ぎないが、85MHzで転送される)それぞれの8ビ
ットワードは正確にサンプリングされ終わる。
【0018】
【表1】 従って、アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0は、繰返す32ビットシーケンスをサンプリングし、
それによってそれぞれの高速データ転送を正確に試験す
る。
【0019】この試験方法は、連続する32ビットデー
タストリーム内の20データ転送のうちの16を無視す
ることに注意すべきである。これは、個々のランダムな
障害は見逃されうることを意味する。しかし、それぞれ
の8ビットワードは(表1に示されている)ある期間に
わたってサンプリングされるので、ランダムな障害が一
定数の比較において発見される確率は同じになる。従っ
て、回路20は障害を効果的に捕捉する。
【0020】上述の例は、転送されるデータをアンダー
サンプリングするのに次の関係を用いた。
【数2】
【0021】しかし、回路20は、このアンダーサンプ
リングの解決法に制限されるわけではない。上記の関係
は、サンプリングされた諸ワードが、それらの入力され
た時と同じシーケンスで出て来る理由によってのみ望ま
しい。これは必要なことではない。MおよびNが互いに
素数である限り、回路20はことごとくのワードをM*
Nクロックサイクル毎に1回サンプリングする。技術者
はMおよびNの値を制御するので、技術者は期待すべき
ワードの適切な出力シーケンスをも知り、適切に試験す
ることができる。
【0022】アンダーサンプリング・ディジタル試験回
路20は、従来技術の限界を有利に克服する。回路20
は、ディジタル試験回路として動作することにより、ア
ナログ電圧波形のディジタル化の必要を解消し、DAC
あたり約300msからDACあたり約1msへの試験
時間の著しい短縮を実現する。さらに、回路20は、障
害が検出された時にいずれのビットにエラーがあるかを
識別する診断能力を備え、これは従来技術のディジタル
化による解決法および従来技術の周期冗長検査による解
決法に対する顕著な利点であり、これらの双方は、障害
が検出された時にいずれのビットまたは諸ビットが障害
を有するかに関する詳細な情報を与ええない。
【0023】本発明の別の実施例は、カウンタ18の代
わりにプログラム可能カウンタを用いる。プログラム可
能カウンタは、インテル社から発売されている8253
プログラム可能カウンタなど、回路設計技術に習熟した
者には公知である。プログラム可能カウンタは、ソフト
ウェアによって与えられる命令により、ディジタル転送
クロック信号をさまざまな量によって「分周」する。例
えば、もしデータシーケンスが第1試験中において4ク
ロックサイクル毎に繰返し、第2試験において5クロッ
クサイクル毎に繰返すものとすれば、分周器は次の関係
によってプログラム可能である。
【0024】
【数3】
【0025】従って、第1試験に対してはN=5であ
り、第2試験に対してはN=6である。プログラム可能
カウンタはその時、ソフトウェアにより駆動される内部
信号により適切に構成される。プログラム可能カウンタ
は、好ましくはビデオ回路30上に集積されるが、もし
所望ならば試験ボード上に外部的にも配置されうる。回
路20内のプログラム可能カウンタは、試験技術者のビ
デオ回路30に対する試験の設計において、大きい適応
性を示す。さらに変更可能であるのは、入力信号の約数
の周波数を有する出力信号を効果的に発生する分周器形
回路の任意の形式である。
【0026】レジスタアレイ22もまた、異なる形式の
フリップフロップまたはさまざまな形式のレジスタから
構成されうることに注意すべきである。ラッチでさえ、
レジスタアレイ22内に用いられうる。任意の形式のデ
ータ収集素子が、回路20内において有効な代わりのも
のとなりうる。さらに、回路20は、ビデオドライバ回
路30における高速データ転送の試験に極めて効果的で
あるが、それは、この応用にのみ限定されるものではな
い。むしろ回路20は、マイクロプロセッサまたはディ
ジタル信号プロセッサにおけるデータ転送のような、任
意の高速データ転送を試験するのに有利に用いられう
る。本発明はまた、システムレベルで用いられることに
より、診断装置上の遠隔ATEによる電子アセンブリの
試験を支援しうる。
【0027】以上においては、本発明をここに選択され
た実施例に関して説明してきたが、この説明は限定的な
意味に解釈されるべきではない。本技術分野に習熟した
者にとっては、本発明の以上の説明を参照すれば、本発
明の開示された実施例および他の実施例のさまざまな改
変が明らかになるはずである。従って、添付の特許請求
の範囲は、本発明の真の範囲に属する任意のそのような
改変または実施例を含むように考慮されている。
【0028】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)データ転送を導く手段と、バスに接続されたデー
タ収集アレイと、該データ収集アレイに接続された分周
器回路であって、該分周器回路が入力信号を受け該入力
信号の約数の周波数を有する出力信号を発生して前記デ
ータ収集アレイを使用可能にし、それによってその瞬間
において前記バスに沿って転送されているデータをラッ
チする前記分周器回路と、を含む試験装置。
【0029】(2)前記データ転送を導く手段がバスで
ある、第1項記載の装置。 (3)前記データ収集アレイが複数の記憶素子を含み、
それぞれの記憶素子が単一データビットを記憶すべく動
作しうる、第1項記載の装置。 (4)前記複数の記憶素子がD形フリップフロップを含
み、該D形フリップフロップが前記データ転送を導く手
段に結合せしめられたデータ入力および前記分周器回路
の前記出力信号に結合せしめられたイネーブル入力を有
する、第1項記載の装置。
【0030】(5)前記分周器回路がカウンタを含む、
第1項記載の装置。 (6)前記カウンタがプログラム可能である、第5項記
載の装置。 (7)前記データ転送を導く手段と、前記データ収集ア
レイと、前記分周器回路とが、単一半導体チップ上に集
積されている、第1項記載の装置。
【0031】(8)多ワードデータストリングを少なく
とも1つの回路素子を経て、かつ回路出力へのバスに沿
って転送するステップと、前記多ワードデータストリン
グの第1ワードを、それが前記バスに沿って進む時収集
するステップと、前記第1ワードの正確度を解析して試
験ユーザへ合格または不合格指示を通信するステップ
と、少なくとも1つの回路素子を経て転送される前記多
ワードデータストリングが少なくとも1回繰返されるの
を待つステップと、前記多ワードデータストリングの全
てのワードが試験され終わるまで、該多ワードデータス
トリングのワードを収集し、該ワードの正確度を解析し
て合格または不合格指示を通信する、前記諸ステップを
繰返すステップと、を含む、データ転送を試験する方
法。
【0032】(9)前記多ワードデータストリングの第
1ワードを収集する前記ステップが、該多ワードデータ
ストリングの該第1ワードが前記バスに沿って転送され
ている瞬間においてラッチアレイを使用可能にするステ
ップと、該ラッチアレイが使用可能にされた時該多ワー
ドデータストリングの該第1ワードを該ラッチアレイ内
にラッチするステップと、をさらに含む、第8項記載の
方法。
【0033】(10)前記ラッチアレイを使用可能にす
る前記ステップが、データ経路クロック信号の周波数を
分周するステップを含み、該データ経路クロック信号の
周波数が、前記多ワードデータストリングのの転送の速
度をイネーブル信号へ命令し、該イネーブル信号の周波
数が該多ワードデータストリングのそれぞれのワードが
前記アレイ内にラッチされることを保証する、第9項記
載の方法。
【0034】(11)前記第1ワードの正確度を解析し
て試験ユーザへ合格または不合格指示を通信する前記ス
テップが、前記多ワードデータストリングの前記第1ワ
ードを期待値と比較するステップと、もし該多ワードデ
ータストリングの該第1ワードが該期待値と一致すれば
合格フラグをセットするステップと、もし該多ワードデ
ータストリングの該第1ワードが該期待値と一致しなけ
れば不合格フラグをセットするステップと、を含む、第
8項記載の方法。
【0035】(12)前記多ワードデータストリングが
反復性のものである、第8項記載の方法。 (13)アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0は、データ転送を導く手段15と、データ収集アレイ
22と、分周器回路18と、を含む。分周器回路18
は、高データ転送速度で前記データ転送を導く手段15
に沿って進むデータをアンダーサンプルするデータ収集
アレイ22へイネーブル信号を供給し、それにより従来
技術の試験方法の欠点なく高データ転送速度転送の完全
性を効果的に試験する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のビデオドライバ10のブロック図。
【図2】本発明の実施例である、ビデオドライバ回路1
0内のアンダーサンプリング・ディジタル試験回路20
を示すブロック図。
【図3】アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0を詳細に示す構造図。
【図4】アンダーサンプリング・レジスタアレイ22を
示すブロック図。
【符号の説明】
15 バス 18 カウンタ 20 アンダーサンプリング・ディジタル試験回路 22 アンダーサンプリング・レジスタアレイ 24a D形フリップフロップ 24i D形フリップフロップ 26a パレットRAM 26c パレットRAM 30 ビデオドライバ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 アンダーサンプリング・ディジタル試
験装置および方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路に関し、特に
回路試験用のサンプリング回路に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路においては、回路のパフォーマ
ンスは、機能的およびパラメータ的試験によって確かめ
られる。例えば、一連の電圧値が回路の入力に印加さ
れ、該回路が適切に機能しているか否かを知るために、
その出力が試験される。さらに、供給電流、信号遷移時
間、および他の諸特性が測定され、それぞれの回路が利
用者により要求されているパラメータ仕様に適合するよ
うに保証される。回路がより高速になると、試験機構は
高速データ転送が無エラーであることを保証するため
に、より創造的なものにならなくてはならない。
【0003】図1は、ビデオドライバ回路10の部分を
示す従来技術の図である。ビデオドライバ回路10は、
通常は画素データであるデータ源12と、バス13と、
制御回路14と、第2バス15と、ディジタル−アナロ
グ変換器(DAC)16と、から成る。制御回路14
は、入来画素速度が減少せしめられうるようにチップ上
における内部操作の速度を増大させる内部多重化と、R
AMルックアップテーブルと、ビデオドライバに共通す
る付加的スイッチング回路と、を含みうる。制御回路1
4はバス15を経てDAC16へ、所望の色強度を反映
する多ビットコード(または「ワード」)を供給する。
DAC16は、そのビットコードを、所望の色強度を反
映するアナログ電圧に変換する。過去においては転送速
度が遅く(<50MHz)、制御回路14が簡単だった
ので、高速データ転送は設計によって保証され、試験さ
れなかった。データ転送速度が増大し(75−200M
Hz)、制御回路14が極めて複雑になったのに伴い、
データ転送の完全性を試験することが必要になった。
【0004】データは、簡単かつ直接に高周波でATE
(自動試験装置)へポートされえない。そのわけは、図
1の回路は、ATEへの誘導性ケーブルを経て高周波デ
ータを駆動するための追加のドライバを必要とするから
である。さらに、データを高周波で読取りうるATE
は、低周波試験器よりも遥かに高価である。
【0005】データ転送の完全性を試験する通常の従来
技術の方法は、DAC16のアナログ電圧をディジタル
化し、ディジタル化された電圧値を期待値と比較する。
これは通常、DACの出力に黒/白の色パターン(方形
波)を得るために全ての「0」および「1」を転送する
ことにより行われる。しかし、これは低速度で行われる
試験であり、従って不経済である。さらに、ディジタル
化技術の解像度は、転送の正確度を所望の信頼度レベル
に保証するのに十分な高さをもたない。例えば、もし最
下位ビットが脱落したとすれば、そのエラーは検出され
る電圧誤差を与えるほど大きくない。さらに、たとえエ
ラーが、障害を検出するのに十分な大きさをもっていた
としても、どのビットまたは諸ビットが障害を起こして
いるかを決定することは不可能である。
【0006】第2の従来技術の方法は、数ビットワード
をビデオドライバ10へ入力し、それらのワードを制御
回路14の出力に出力する、周期冗長検査試験(CR
C)または「1」累算方法である。それらのワードはア
ルゴリズム的に組合わされ、あらかじめ計算された期待
値と比較される。この方法は、イエス/ノー式に障害が
存在するか否かを決定するが、いかなる診断能力ももた
ないので、望ましくない。それは、どの特定のビットま
たは諸ビットに障害があるかについての情報を与ええな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速データ
転送を速やかかつ正確に試験し、同時に適切な診断情報
を与えることにより従来技術の諸問題を解消する試験方
法を提供することを目的とする。本発明の他の諸目的お
よび諸利点は、本技術分野において通常の習熟度を有す
る者にとっては、以下の明細書を添付図面と共に参照す
れば明らかになるはずである。
【0008】
【課題を解決するための手段】アンダーサンプリング・
ディジタル試験回路(undersamplingdi
gital testability circui
t)20は、データ転送を導く手段15と、データ収集
アレイ22と、分周器回路18と、を含む。分周器回路
18は、高データ転送速度で前記データ転送を導く手段
15に沿って進むデータをアンダーサンプリングするデ
ータ収集アレイ22へイネーブル信号を供給し、それに
より従来技術の試験方法の欠点なく高データ転送速度転
送の完全性を効果的に試験する。
【0009】
【実施例】図2は、本発明の実施例である、ビデオドラ
イバ回路30内のアンダーサンプリング・ディジタル試
験回路20を示すブロック図である。ビデオドライバ回
路30は、入力として画素データを受ける3つのパレッ
トRAM26a−26cから成る。パレットRAM26
a−26cは、バス15を経てDAC16a−16cに
接続され、ビデオモニタを駆動する。アンダーサンプリ
ング・ディジタル試験回路20は、バス15にアクセス
する診断ポートとして作用する。回路20は、従来技術
のデータ転送方法の限界なく、高速データ転送を有利に
試験する。あるいは、バス15は、データ転送を導く任
意の手段でありうる。
【0010】次に図3を参照すると、図3は、アンダー
サンプリング・ディジタル試験回路20を詳細に示すブ
ロック図である。回路20においては、アンダーサンプ
リング・レジスタアレイ22へデータ(この特定の実施
例においてはパレットRAM26a−26cの1つから
の多ビットワード)が入来する。アンダーサンプリング
・レジスタアレイ22はまた、カウンタ18にも接続さ
れている。カウンタ18は入力として、高速データ転送
と同じ周波数のデータ転送クロック信号を受ける。レジ
スタアレイ22の出力は、ビデオドライバ回路30の外
部の自動試験装置(ATE)に接続されている。この特
定の実施例においては、回路20がビデオドライバチッ
プ30上に集積されていることを指摘することが重要で
ある。しかし、回路20は、代わりに外部試験ボード上
にも配置されうる。
【0011】次に図4を参照すると、図4は、レジスタ
アレイ22を示す概略図である。レジスタアレイ22は
複数のD形フリップフロップ24a−24iを有し、そ
のそれぞれはバス15に接続されたデータ入力と、カウ
ンタ18に接続されたイネーブル入力と、ATEに接続
された出力と、を有する。文字「i」は用いられている
フリップフロップの数を表し、これは収集されるべきデ
ータのビット数に相当する。ATEはフリップフロップ
24a−24iの出力上のデータを取り、データ転送に
おけるエラーをチェックするためにそれをその期待値と
比較する。このようにして、ATEは、データ転送に障
害が起こっているか否か、およびいずれのビットまたは
諸ビットがその障害を起こしているか、を決定しうる。
アンダーサンプリング・ディジタル試験回路20は、ビ
デオドライバ回路30内において転送されているデータ
をアンダーサンプリングするので、アンダーサンプリン
グされたデータのATEへの転送速度は、ビデオドライ
バ回路30内における高速データ転送の速度よりも実質
的に遅い。
【0012】次に、図2、3、および4を参照しつつ、
本発明の装置の機能の説明を行う。図2において、画素
データがパレットRAM26a−26cへ入力される。
画素データは、それぞれの個々の画素のための色および
強度に関する命令を表し、試験モードにおいてはソフト
ウェアにより駆動される。試験モードにおいてビデオ回
路30を駆動するディジタル試験ベクトルは、ATEか
らのものである。パレットRAM26a−26cはルッ
クアップテーブルを形成し、所望の色および強度を反映
する多ビットコードを出力する。大抵の色は、変化する
赤色、青色、および緑色の組合せから成ることを理解す
べきである。従って、それぞれの所望される色および強
度は3つの多ビットコードによって表され、そのそれぞ
れはその適切なDAC16a−16cへ入力される。お
のおののDAC16a−16cは、そのそれぞれの多ビ
ットコードを受け、ディジタル−アナログ変換器におい
て公知のようにそれをアナログ電圧に変換する。DAC
16a−16cの出力におけるこのアナログ電圧は、出
力装置、通常はビデオモニタ、を駆動する。この実施例
におけるDAC16a−16cは電流を出力するが外部
抵抗を駆動し、この抵抗は該電流を電圧に変換する。あ
るいは、DAC16a−16cは直接電圧を出力するこ
ともできる。
【0013】高性能のグラフィックス装置においては、
データ転送の速度は極めて高くなりうる(75−200
MHz)。データ転送の正確度を試験するために、アン
ダーサンプリング・ディジタル試験回路20はバス15
に結合せしめられる。回路20は使用可能にされると診
断ポートとして作用し、パレットRAM26a−26c
からの多ビットコードをサンプリングし、サンプリング
されたデータを、期待されるデータがサンプリングされ
たデータと一致するか否かを知るためにチェックするA
TEへ出力する。
【0014】アンダーサンプリング・ディジタル試験回
路20の動作は、以下のように行われる。パレットRA
M26a−26cからの多ビットコード(データ)は、
図3のアンダーサンプリング・レジスタアレイ22への
データ入力として働く。レジスタアレイ22は、図4に
示されているように複数のD形フリップフロップ24a
−24iを含み、「i」はパレットRAM26a−26
cからのデータビット入力の数に等しい。例えば、もし
パレットRAM26a−26cからの多ビットワードが
8ビットの長さのものならば、レジスタアレイ22内に
は8つのD形フリップフロップが存在する。フリップフ
ロップ24a−24iは、カウンタ18からの出力によ
って使用可能にされる。カウンタ18の出力は、フリッ
プフロップ24a−24iが、フリップフロップ24a
−24i内においてデータが変化するのと同じ瞬間に使
用可能にされないように、レジスタアレイ22と適切に
同期せしめられなくてはならない。従って、フリップフ
ロップ24a−24iは、カウンタ18の出力信号の立
下がり区間において使用可能にされる。あるいは、カウ
ンタ18の出力は、フリップフロップ24a−24iの
中間状態を禁止するのに十分な遅延を与えるためのいく
つかの伝送ゲートを経て送られる。カウンタ18は入力
として、データ転送の周波数に一致する周波数を有する
2進信号を受ける。カウンタ18は、「N」を整数とし
て、「N」分周されたデータ転送クロック信号の周波数
を表す2進信号を出力する。「N」の値は後述される。
【0015】この特定の実施例においては、ATEソフ
トウェアにより48ビットの2進シーケンスが、パレッ
トRAM26a−26cを経てDAC16a−16c
へ、データ転送クロック速度によって決定される速度で
繰返して転送され、それぞれの色は4つの個々の8ビッ
トワードを有する。単一色に対する代表的なビットシー
ケンスは次のようになる。 10101010 01010101 11111111 00000000 このシーケンスは、それぞれのビットが数回「0」と
「1」との間で交替するので、それぞれの色に対するそ
れぞれのビットが適正に転送されているか否かを知るこ
とを可能にする。この実施例においては、レジスタアレ
イ22は、8つのD形フリップフロップから成る。従っ
て、フリップフロップ24a−24iが使用可能にされ
る毎に、8ビットワードが収集される。データ転送速度
の転送クロックを「分周」するために用いられる「N」
の値は、次の関係により決定される。
【0016】
【数1】 ただし、Mはビットシーケンスが繰返すのに必要なサイ
クル数であり、Iは任意の正の整数である。
【0017】もしフリップフロップ24a−24iが使
用可能にされる毎に8ビットが収集され、かつもしビッ
トシーケンスが32ビット毎に繰返せは、データ転送速
度の転送クロックの4サイクル毎にビットシーケンスが
繰返すので、Mの値は4である。もしM=4ならば、N
=4*1+1=5(I=1とする)である。従って、デ
ータ転送クロック信号を「分周」するのに用いられる整
数を表すNは5になる。例えば、もしデータ転送クロッ
ク信号が85MHzの周波数を有すれば、フリップフロ
ップ24a−24iのイネーブル信号周波数は17MH
zとなる(85/5=17)。これはまた、繰返す32
ビットシーケンスにおいて5つめ毎の8ビットワードが
サンプリングされることを示す。これは、それぞれの8
ビットワードがサンプリングされ、(85MHzの速度
で行われる)それぞれのデータ転送が試験されることを
保証する。表1はこれを明瞭に示す。表1において、そ
れぞれのサンプリングされる8ビットワードはアンダラ
インされている。また「J」は、転送された8ビットワ
ードの数を表す。従って、16データ転送クロックサイ
クル中に、(ATEへのデータ転送速度は17MHzに
過ぎないが、85MHzで転送される)それぞれの8ビ
ットワードは正確にサンプリングされ終わる。
【0018】
【表1】 従って、アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0は、繰返す32ビットシーケンスをサンプリングし、
それによってそれぞれの高速データ転送を正確に試験す
る。
【0019】この試験方法は、連続する32ビットデー
タストリーム内の20データ転送のうちの16を無視す
ることに注意すべきである。これは、個々のランダムな
障害は見逃されうることを意味する。しかし、それぞれ
の8ビットワードは(表1に示されている)ある期間に
わたってサンプリングされるので、ランダムな障害が一
定数の比較において発見される確率は同じになる。従っ
て、回路20は障害を効果的に捕捉する。
【0020】上述の例は、転送されるデータをアンダー
サンプリングするのに次の関係を用いた。
【数2】
【0021】しかし、回路20は、このアンダーサンプ
リングの解決法に制限されるわけではない。上記の関係
は、サンプリングされた諸ワードが、それらの入力され
た時と同じシーケンスで出て来る理由によってのみ望ま
しい。これは必要なことではない。MおよびNが互いに
素数である限り、回路20はことごとくのワードをM*
Nクロックサイクル毎に1回サンプリングする。技術者
はMおよびNの値を制御するので、技術者は期待すべき
ワードの適切な出力シーケンスをも知り、適切に試験す
ることができる。
【0022】アンダーサンプリング・ディジタル試験回
路20は、従来技術の限界を有利に克服する。回路20
は、ディジタル試験回路として動作することにより、ア
ナログ電圧波形のディジタル化の必要を解消し、DAC
あたり約300msからDACあたり約1msへの試験
時間の著しい短縮を実現する。さらに、回路20は、障
害が検出された時にいずれのビットにエラーがあるかを
識別する診断能力を備え、これは従来技術のディジタル
化による解決法および従来技術の周期冗長検査による解
決法に対する顕著な利点であり、これらの双方は、障害
が検出された時にいずれのビットまたは諸ビットが障害
を有するかに関する詳細な情報を与ええない。
【0023】本発明の別の実施例は、カウンタ18の代
わりにプログラム可能カウンタを用いる。プログラム可
能カウンタは、インテル社から発売されている8253
プログラム可能カウンタなど、回路設計技術に習熟した
者には公知である。プログラム可能カウンタは、ソフト
ウェアによって与えられる命令により、ディジタル転送
クロック信号をさまさまな量によって「分周」する。例
えば、もしデータシーケンスが第1試験中において4ク
ロックサイクル毎に繰返し、第2試験において5クロッ
クサイクル毎に繰返すものとすれば、分周器は次の関係
によってプログラム可能である。
【0024】
【数3】
【0025】従って、第1試験に対してはN=5であ
り、第2試験に対してはN=6である。プログラム可能
カウンタはその時、ソフトウェアにより駆動される内部
信号により適切に構成される。プログラム可能カウンタ
は、好ましくはビデオ回路30上に集積されるが、もし
所望ならば試験ボード上に外部的にも配置されうる。回
路20内のプログラム可能カウンタは、試験技術者のビ
デオ回路30に対する試験の設計において、大きい適応
性を示す。さらに変更可能であるのは、入力信号の約数
の周波数を有する出力信号を効果的に発生する分周器形
回路の任意の形式である。
【0026】レジスタアレイ22もまた、異なる形式の
フリップフロップまたはさまざまな形式のレジスタから
構成されうることに注意すべきである。ラッチでさえ、
レジスタアレイ22内に用いられうる。任意の形式のデ
ータ収集素子が、回路20内において有効な代わりのも
のとなりうる。さらに、回路20は、ビデオドライバ回
路30における高速データ転送の試験に極めて効果的で
あるが、それは、この応用にのみ限定されるものではな
い。むしろ回路20は、マイクロプロセッサまたはディ
ジタル信号プロセッサにおけるデータ転送のような、任
意の高速データ転送を試験するのに有利に用いられう
る。本発明はまた、システムレベルで用いられることに
より、診断装置上の遠隔ATEによる電子アセンブリの
試験を支援しうる。
【0027】以上においては、本発明をここに選択され
た実施例に関して説明してきたが、この説明は限定的な
意味に解釈されるべきではない。本技術分野に習熟した
者にとっては、本発明の以上の説明を参照すれば、本発
明の開示された実施例および他の実施例のさまさまな改
変が明らかになるはずである。従って、添付の特許請求
の範囲は、本発明の真の範囲に属する任意のそのような
改変または実施例を含むように考慮されている。
【0028】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)データ転送を導く手段と、バスに接続されたデー
タ収集アレイと、該データ収集アレイに接続された分周
器回路であって、該分周器回路が入力信号を受け該入力
信号の約数の周波数を有する出力信号を発生して前記デ
ータ収集アレイを使用可能にし、それによってその瞬間
において前記バスに沿って転送されているデータをラッ
チする前記分周器回路と、を含む試験装置。
【0029】(2)前記データ転送を導く手段がバスで
ある、第1項記載の装置。 (3)前記データ収集アレイが複数の記憶素子を含み、
それぞれの記憶素子が単一データビットを記憶すべく動
作しうる、第1項記載の装置。 (4)前記複数の記憶素子がD形フリップフロップを含
み、該D形フリップフロップが前記データ転送を導く手
段に結合せしめられたデータ入力および前記分周器回路
の前記出力信号に結合せしめられたイネーブル入力を有
する、第1項記載の装置。
【0030】(5)前記分周器回路がカウンタを含む、
第1項記載の装置。 (6)前記カウンタがプログラム可能である、第5項記
載の装置。 (7)前記データ転送を導く手段と、前記データ収集ア
レイと、前記分周器回路とが、単一半導体チップ上に集
積されている、第1項記載の装置。
【0031】(8)多ワードデータストリングを少なく
とも1つの回路素子を経て、かつ回路出力へのバスに沿
って転送するステップと、前記多ワードデータストリン
グの第1ワードを、それが前記バスに沿って進む時収集
するステップと、前記第1ワードの正確度を解析して試
験ユーザへ合格または不合格指示を通信するステップ
と、少なくとも1つの回路素子を経て転送される前記多
ワードデータストリングが少なくとも1回繰返されるの
を待つステップと、前記多ワードデータストリングの全
てのワードが試験され終わるまで、該多ワードデータス
トリングのワードを収集し、該ワードの正確度を解析し
て合格または不合格指示を通信する、前記諸ステップを
繰返すステップと、を含む、データ転送を試験する方
法。
【0032】(9)前記多ワードデータストリングの第
1ワードを収集する前記ステップが、該多ワードデータ
ストリングの該第1ワードが前記バスに沿って転送され
ている瞬間においてラッチアレイを使用可能にするステ
ップと、該ラッチアレイが使用可能にされた時該多ワー
ドデータストリングの該第1ワードを該ラッチアレイ内
にラッチするステップと、をさらに含む、第8項記載の
方法。
【0033】(10)前記ラッチアレイを使用可能にす
る前記ステップが、データ経路クロック信号の周波数を
分周するステップを含み、該データ経路クロック信号の
周波数が、前記多ワードデータストリングのの転送の速
度をイネーブル信号へ命令し、該イネーブル信号の周波
数が該多ワードデータストリングのそれぞれのワードが
前記アレイ内にラッチされることを保証する、第9項記
載の方法。
【0034】(11)前記第1ワードの正確度を解析し
て試験ユーザへ合格または不合格指示を通信する前記ス
テップが、前記多ワードデータストリングの前記第1ワ
ードを期待値と比較するステップと、もし該多ワードデ
ータストリングの該第1ワードが該期待値と一致すれば
合格フラグをセットするステップと、もし該多ワードデ
ータストリングの該第1ワードが該期待値と一致しなけ
れば不合格フラグをセットするステップと、を含む、第
8項記載の方法。
【0035】(12)前記多ワードデータストリングが
反復性のものである、第8項記載の方法。 (13)アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0は、データ転送を導く手段15と、データ収集アレイ
22と、分周器回路18と、を含む。分周器回路18
は、高データ転送速度で前記データ転送を導く手段15
に沿って進むデータをアンダーサンプルするデータ収集
アレイ22へイネーブル信号を供給し、それにより従来
技術の試験方法の欠点なく高データ転送速度転送の完全
性を効果的に試験する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のビデオドライバ10のブロック図。
【図2】本発明の実施例である、ビデオドライバ回路1
0内のアンダーサンプリング・ディジタル試験回路20
を示すブロック図。
【図3】アンダーサンプリング・ディジタル試験回路2
0を詳細に示す構造図。
【図4】アンダーサンプリング・レジスタアレイ22を
示すブロック図。
【符号の説明】 15 バス 18 カウンタ 20 アンダーサンプリング・ディジタル試験回路 22 アンダーサンプリング・レジスタアレイ 24a D形フリップフロップ 24i D形フリップフロップ 26a パレットRAM 26c パレットRAM 30 ビデオドライバ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ転送を導く手段と、 バスに接続されたデータ収集アレイと、 該データ収集アレイに接続された分周器回路であって、
    該分周器回路が入力信号を受け該入力信号の約数の周波
    数を有する出力信号を発生して前記データ収集アレイを
    使用可能にし、それによってその瞬間において前記バス
    に沿って転送されているデータをラッチする前記分周器
    回路と、を含む試験装置。
  2. 【請求項2】多ワードデータストリングを少なくとも1
    つの回路素子を経て、かつ回路出力へのバスに沿って転
    送するステップと、 前記多ワードデータストリングの第1ワードを、それが
    前記バスに沿って進む時収集するステップと、 前記第1ワードの正確度を解析して試験ユーザへ合格ま
    たは不合格指示を通信するステップと、 少なくとも1つの回路素子を経て転送される前記多ワー
    ドデータストリングが少なくとも1回繰返されるのを待
    つステップと、 前記多ワードデータストリングの全てのワードが試験さ
    れ終わるまで、該多ワードデータストリングのワードを
    収集し、該ワードの正確度を解析し、合格または不合格
    指示を通信する、前記諸ステップを繰返すステップと、
    を含む、データ転送を試験する方法。
JP6201238A 1993-07-22 1994-07-22 アンダーサンプリング・ディジタル試験装置および方法 Pending JPH07167926A (ja)

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