JPH07167732A - 漏水検出装置 - Google Patents
漏水検出装置Info
- Publication number
- JPH07167732A JPH07167732A JP31623393A JP31623393A JPH07167732A JP H07167732 A JPH07167732 A JP H07167732A JP 31623393 A JP31623393 A JP 31623393A JP 31623393 A JP31623393 A JP 31623393A JP H07167732 A JPH07167732 A JP H07167732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- graph
- water
- daily minimum
- minimum flow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
- Pipeline Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は漏水が発生している点を含む管路網を
特定し、この特定した管路網のみを漏水調査する漏水検
知装置を提供することにある。 【構成】本発明の漏水検出装置は、複数の配水管路網
と、各管路網に対応する日最低流量を測定する流量計
と、前記流量計で測定された日最低流量値に基づいて１
次式を作成し、この１次式に基づいて漏水を判断するデ
ータ処理装置とを備えているので、その１次式の傾きも
しくは対象期間における日最小流量値の差が、ある基準
値を超える場合に当該管路網に漏水が発生していると判
断できる。
特定し、この特定した管路網のみを漏水調査する漏水検
知装置を提供することにある。 【構成】本発明の漏水検出装置は、複数の配水管路網
と、各管路網に対応する日最低流量を測定する流量計
と、前記流量計で測定された日最低流量値に基づいて１
次式を作成し、この１次式に基づいて漏水を判断するデ
ータ処理装置とを備えているので、その１次式の傾きも
しくは対象期間における日最小流量値の差が、ある基準
値を超える場合に当該管路網に漏水が発生していると判
断できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は管路からの漏水を検知す
る漏水検知装置、特に水道分野における漏水検知装置に
関する。
る漏水検知装置、特に水道分野における漏水検知装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、水道管路網において、漏水個所
がある場合、その漏水量は漏水部分の拡大により時間が
経過するごとに徐々に増大傾向となり、最後には地上に
あふれ一般の人に漏水と分る。
がある場合、その漏水量は漏水部分の拡大により時間が
経過するごとに徐々に増大傾向となり、最後には地上に
あふれ一般の人に漏水と分る。
【０００３】このような水道管路における漏水の検知
は、従来漏水検知器を使って、水道管路が埋設されてい
る道路上を、故通量が少なくなった夜間に人手により行
なわれている。しかもこの漏水検知作業は、配水管路網
すべてに対して行なわれているので、その調査量は数百
ｋｍにものぼる自治体がほとんどである。
は、従来漏水検知器を使って、水道管路が埋設されてい
る道路上を、故通量が少なくなった夜間に人手により行
なわれている。しかもこの漏水検知作業は、配水管路網
すべてに対して行なわれているので、その調査量は数百
ｋｍにものぼる自治体がほとんどである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、自治体が
管理している管路網のすべての漏水調査をすることは、
漏水していない管路網、すなわち本来調査しなくてもよ
い所まで調査することになり、漏水調査という夜間作業
にかかる時間と費用にムダが生じており、何等かの改善
策が要望されていた。
管理している管路網のすべての漏水調査をすることは、
漏水していない管路網、すなわち本来調査しなくてもよ
い所まで調査することになり、漏水調査という夜間作業
にかかる時間と費用にムダが生じており、何等かの改善
策が要望されていた。
【０００５】本発明は上記要望に応えるためになされた
もので、漏水が発生している点を含む管路網を特定し、
この特定した管路網のみを漏水調査する漏水検知装置を
提供することを目的とするものである。
もので、漏水が発生している点を含む管路網を特定し、
この特定した管路網のみを漏水調査する漏水検知装置を
提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の漏水検出装置は、複数の配水管路網と、各
管路網に対応する日最低流量を測定する流量計と、前記
流量計で測定された日最低流量値に基づいて１次式を作
成し、この１次式に基づいて漏水を判断するデータ処理
装置とを備えたことを特徴とする。
に、本発明の漏水検出装置は、複数の配水管路網と、各
管路網に対応する日最低流量を測定する流量計と、前記
流量計で測定された日最低流量値に基づいて１次式を作
成し、この１次式に基づいて漏水を判断するデータ処理
装置とを備えたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】本発明によると、日最低流量を数ヶ月から数年
に亘ってグラフ化し、そのグラフを１次関数に近似した
結果、その傾きもしくは対象期間における日最小流量値
の差が、ある基準値を超える場合に当該管路網に漏水が
発生していると判断できる。
に亘ってグラフ化し、そのグラフを１次関数に近似した
結果、その傾きもしくは対象期間における日最小流量値
の差が、ある基準値を超える場合に当該管路網に漏水が
発生していると判断できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例のシステム構成図である。
同図において、１は管路網、２は管路網１への供給水
量，特に日最低水量を測定する流量計、３は流量計２か
らの流量信号Ｓを入力するデータ処理装置である。
る。図１は本発明の一実施例のシステム構成図である。
同図において、１は管路網、２は管路網１への供給水
量，特に日最低水量を測定する流量計、３は流量計２か
らの流量信号Ｓを入力するデータ処理装置である。
【０００９】図２はデータ処理装置３の演算内容を説明
するためのフロー図であり、本データ処理装置３は流量
の記憶回路１１、日最低流量グラフ作成回路１２、日最
低流量近似グラフ作成回路１３及び漏水判定回路１４と
から構成されている。
するためのフロー図であり、本データ処理装置３は流量
の記憶回路１１、日最低流量グラフ作成回路１２、日最
低流量近似グラフ作成回路１３及び漏水判定回路１４と
から構成されている。
【００１０】次に、本実施例の漏水検出手順について説
明する。漏水の指標となる日最低流量は流量計２によっ
て測定され、測定信号Ｓとなってデータ処理装置３に入
力される。データ処理装置３では、この流量データを流
量記憶回路１１で記憶する。この流量データから漏水検
知のための期間設定に基づいて、日最低流量グラフ作成
回路１２により設定期間の日最低流量グラフ２１を作成
する。この日最低流量グラフ２１を日最低流量近似グラ
フ作成回路１３により最小二乗法を用いて１次関数グラ
フ２２を作成する。
明する。漏水の指標となる日最低流量は流量計２によっ
て測定され、測定信号Ｓとなってデータ処理装置３に入
力される。データ処理装置３では、この流量データを流
量記憶回路１１で記憶する。この流量データから漏水検
知のための期間設定に基づいて、日最低流量グラフ作成
回路１２により設定期間の日最低流量グラフ２１を作成
する。この日最低流量グラフ２１を日最低流量近似グラ
フ作成回路１３により最小二乗法を用いて１次関数グラ
フ２２を作成する。
【００１１】このグラフ２２は、漏水判定回路１４にお
いて、グラフ２２に表わせられた１次式ｙ＝ａｘ＋ｂに
おいて、傾きａの値か、グラフ２２内の流量ｙe 、ｙs
の差“ｙe −ｙs ”の値が基準値を超えているか否かを
判断し、これにより漏水の有無を判定する。この様に最
近の水道施設において、ほとんど設置されている流量計
とデータ処理装置を使って、上記データ処理装置の演算
をすることで漏水している管路網を容易に特定できる。
いて、グラフ２２に表わせられた１次式ｙ＝ａｘ＋ｂに
おいて、傾きａの値か、グラフ２２内の流量ｙe 、ｙs
の差“ｙe −ｙs ”の値が基準値を超えているか否かを
判断し、これにより漏水の有無を判定する。この様に最
近の水道施設において、ほとんど設置されている流量計
とデータ処理装置を使って、上記データ処理装置の演算
をすることで漏水している管路網を容易に特定できる。
【００１２】以上説明したように、最近の水道施設にお
いてほとんど設置されている流量計とデータ処理装置を
使って、従来のように無作為に管路網全体を漏水調査す
る方法から漏水している管路網を特定して漏水調査する
方法に変更することが可能となり、従来の漏水検出方法
にくらべて流量計とデータ処理装置により、漏水してい
る管路網を特定できるので、漏水調査に要する時間と費
用が削減できる。
いてほとんど設置されている流量計とデータ処理装置を
使って、従来のように無作為に管路網全体を漏水調査す
る方法から漏水している管路網を特定して漏水調査する
方法に変更することが可能となり、従来の漏水検出方法
にくらべて流量計とデータ処理装置により、漏水してい
る管路網を特定できるので、漏水調査に要する時間と費
用が削減できる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると流
量計とデータ処理装置により、漏水している管路網を特
定できるので、漏水調査に要する時間と費用が削減でき
る、というすぐれた効果を奏する。
量計とデータ処理装置により、漏水している管路網を特
定できるので、漏水調査に要する時間と費用が削減でき
る、というすぐれた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例のシステム構成図。
【図２】図１のデータ処理装置の演算内容を説明するた
めのフロー図。
めのフロー図。
１…配水管路網、２…流量計、３…データ処理装置、１
１…流量記憶回路、１２…日最低流量グラフ作成回路、
１３…日最低流量近似グラフ作成回路、１４…漏水判定
回路。
１…流量記憶回路、１２…日最低流量グラフ作成回路、
１３…日最低流量近似グラフ作成回路、１４…漏水判定
回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 配水管路網の漏水を検出する漏水検出装
置において、複数の配水管路網と、各管路網に対応する
日最低流量を測定する流量計と、前記流量計で測定され
た日最低流量値に基づいて１次式を作成し、この１次式
に基づいて漏水を判断するデータ処理装置とを備えたこ
とを特徴とする漏水検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31623393A JP3144971B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漏水検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31623393A JP3144971B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漏水検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07167732A true JPH07167732A (ja) | 1995-07-04 |
| JP3144971B2 JP3144971B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18074801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31623393A Expired - Lifetime JP3144971B2 (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漏水検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3144971B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003513237A (ja) * | 1999-10-26 | 2003-04-08 | マルティネック・ペーター | 給水系内で測定を行う方法と測定ヘッド |
| JP2009192329A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Toshiba Corp | 配水管路の漏水診断装置及び漏水診断方法 |
| JP2021128140A (ja) * | 2020-06-30 | 2021-09-02 | 株式会社ヤマト | 漏水監視システム |
-
1993
- 1993-12-16 JP JP31623393A patent/JP3144971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003513237A (ja) * | 1999-10-26 | 2003-04-08 | マルティネック・ペーター | 給水系内で測定を行う方法と測定ヘッド |
| JP2009192329A (ja) * | 2008-02-13 | 2009-08-27 | Toshiba Corp | 配水管路の漏水診断装置及び漏水診断方法 |
| JP4612696B2 (ja) * | 2008-02-13 | 2011-01-12 | 株式会社東芝 | 配水管路の漏水診断装置及び漏水診断方法 |
| JP2021128140A (ja) * | 2020-06-30 | 2021-09-02 | 株式会社ヤマト | 漏水監視システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3144971B2 (ja) | 2001-03-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Sanz et al. | Leak detection and localization through demand components calibration | |
| US5866803A (en) | Gas leakage detection system | |
| CN108984873B (zh) | 供水管网实时漏损检测方法、设备、系统及存储介质 | |
| CN113124327B (zh) | 一种天然气管道的监测方法、装置及监测调度系统 | |
| US5355324A (en) | Detecting leakage of fluid from a conduit | |
| CN109708009B (zh) | 一种针对供水管道不同漏水量定位的装置及方法 | |
| JPH0896039A (ja) | 水道管路情報管理装置 | |
| Carpentier et al. | State estimation and leak detection in water distribution networks | |
| Okeya et al. | Locating pipe bursts in a district metered area via online hydraulic modelling | |
| JP2019100729A (ja) | 情報提示システム、情報提示方法およびプログラムに関する | |
| JPH07167732A (ja) | 漏水検出装置 | |
| JP2001318019A (ja) | ガス管内差水検出装置および方法ならびにガス管内差水発生位置推定方法 | |
| CN101960269B (zh) | 流量计 | |
| CN116202038B (zh) | 管网泄漏事件预警方法、装置、设备和介质 | |
| CN111310978A (zh) | 确定油气管道的重点监控管段的方法及装置 | |
| Bozkurt et al. | Development of current condition assessment and target definition model for water balance practices in sustainable water loss management | |
| JP2005275540A (ja) | 地震防災システムおよび地震防災通信方法 | |
| JPH0763637A (ja) | パイプラインの漏洩検知方法 | |
| US20220136926A1 (en) | Leak detection system and method | |
| JPH09259186A (ja) | 管網状態把握システム | |
| CN114331128A (zh) | 一种基于物联网的智慧水务管理方法、系统、设备及介质 | |
| JP2005099490A (ja) | 地震防災支援用情報収集システムおよび地震防災支援用情報収集出力方法 | |
| Ulutaş et al. | Evaluation of testing procedures for real-scale sewage pipes | |
| KR20210062253A (ko) | 배관의 누수 위치 추정 시스템 및 이를 이용한 배관의 누수 위치 추정 방법 | |
| JP3438955B2 (ja) | 共用配管のガス漏れ検知装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080105 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140105 Year of fee payment: 13 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |