JPH07167588A - ステイロッド装置 - Google Patents

ステイロッド装置

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JPH07167588A
JPH07167588A JP6278389A JP27838994A JPH07167588A JP H07167588 A JPH07167588 A JP H07167588A JP 6278389 A JP6278389 A JP 6278389A JP 27838994 A JP27838994 A JP 27838994A JP H07167588 A JPH07167588 A JP H07167588A
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JP
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sludge
rod
connector
lane
tube
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JP6278389A
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English (en)
Inventor
Jay T Moore
トーマス モーア ジェイ
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
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    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/02Component parts or details of steam boilers applicable to more than one kind or type of steam boiler
    • F22B37/48Devices for removing water, salt, or sludge from boilers; Arrangements of cleaning apparatus in boilers; Combinations thereof with boilers
    • F22B37/483Devices for removing water, salt, or sludge from boilers; Arrangements of cleaning apparatus in boilers; Combinations thereof with boilers specially adapted for nuclear steam generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28GCLEANING OF INTERNAL OR EXTERNAL SURFACES OF HEAT-EXCHANGE OR HEAT-TRANSFER CONDUITS, e.g. WATER TUBES OR BOILERS
    • F28G1/00Non-rotary, e.g. reciprocated, appliances
    • F28G1/16Non-rotary, e.g. reciprocated, appliances using jets of fluid for removing debris
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/22Arrangements for directing heat-exchange media into successive compartments, e.g. arrangements of guide plates
    • F28F2009/222Particular guide plates, baffles or deflectors, e.g. having particular orientation relative to an elongated casing or conduit
    • F28F2009/226Transversal partitions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2275/00Fastening; Joining
    • F28F2275/20Fastening; Joining with threaded elements
    • F28F2275/205Fastening; Joining with threaded elements with of tie-rods

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原子炉用蒸気発生器からスラッジの除去を促
進するステイロッド装置を提供する。 【構成】 ステイロッド装置は、互いの間に管レーン
(55)を形成する複数本の伝熱管(50)に隣接して配置
されるロッド(270 )を有し、管レーン内にはスラッジ
が堆積する。ロッドは、管レーンからスラッジ堆積物を
フラッシするようになった流体(210 )の流れ方向と平
行に向いた平らな側部(310a,310b)を有する。流体の流
れに対してロッドの向きを変えないようにする回転防止
用コネクタ(330 )がロッドに連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にステイロッドに関
し、特に、原子炉用熱交換器からのスラッジの除去を促
進するステイロッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】原子炉
用熱交換器で用いられるステイロッドは当該技術分野で
公知であるが、これらステイロッドは、スラッジの除去
作業を妨害する多くの問題をもっている。しかしなが
ら、これら問題を理解する前に、代表的な熱交換器及び
その関連のステイロッドの構造及び作用につき或る程度
の技術的な背景を知ることが望ましい。
【0003】この点において、代表的な原子炉用熱交換
器、即ち蒸気発生器は、熱が加熱された放射性一次流体
から低温の非放射性二次流体に伝達されると蒸気を発生
する。一次流体は、複数本のU字管を通って流れ、これ
ら複数本のU字管は、複数の間隔を置いて配置された支
持板に設けられた孔を通り、熱交換器内に設けられた管
板の孔にはめ込まれている。二次流体は、一次流体が管
を通って流れているときに管の外面の周りに存在する。
管の壁は、熱を加熱された一次流体から二次流体に伝達
するための熱伝達手段として機能する。かくして、一次
流体は、管を通って流れているときに、その熱を管の外
面の周りの二次流体に与えて蒸気を生じさせ、この蒸気
は、当該技術分野において周知の方法で発電のために用
いられる。
【0004】一次流体は放射性なので、原子炉用熱交換
器は、管を通って流れている放射性一次流体が管の外面
の周りの非放射性二次流体と混じり合わず、従って、二
次流体を放射能で汚染しないよう設計されている。二次
流体の放射能汚染は安全上の理由から望ましくない。従
って、管は漏れが生じないよう設計されていて、放射性
の一次流体が非放射性二次流体から隔離状態であり、一
次流体と二次流体の混合を回避するようになっている。
しかしながら、上述の支持板は、予想される事故(例え
ば、主ストリームラインの破断)の際に撓み又は曲り作
用を受ける。可能性はほとんどないが、かかる撓み又は
曲りによって支持板がその孔を貫通する管の壁に当たっ
て摩耗し、これに場合によっては破れを生じさせ、この
破れによって放射性一次流体が非放射性二次流体と混合
する場合がある。従って、複数本の細長いステイロッド
により、支持板と管板とを相互に連結して支持板の撓み
又は曲りを防止している。加うるに、各ステイロッドの
周りには、支持板を撓まない間隔を置いた管形に維持す
るのを助ける管状のスペーサーが隣り合う支持板の間に
配置された状態で設けられている。
【0005】さらに、熱交換器に入る二次流体は、二次
流体から沈殿して管板の表面上にスラッジとして堆積す
る懸濁粒子を含む場合がある。このスラッジの堆積は望
ましくない。というのは、この堆積により管壁の肉厚が
薄くなる(以下、「薄肉化」と称する)場合があり、こ
れにより最終的には管に破れが生じ、一次流体が二次流
体と混じって非常に望ましくない結果を生じる場合があ
る。このような管壁の薄肉化は、管板上に堆積したスラ
ッジの高さに相当する管板の高さ位置近傍で優先的に生
じる場合がある。スラッジそれ自体は主として、二次流
体から管板上に沈殿した種々の鉄酸化物と銅化合物の組
合せ及び微量の他の元素である。本発明者の所見によれ
ば、かかる管板上へのスラッジ堆積物は、管壁における
上述の管壁の薄肉化を引き起こすのに十分な量のホスフ
ェート又は他の腐蝕剤の集中場所となる。
【0006】従って、かかる原子炉用熱交換器は典型的
には、運転停止期間中に点検整備されて管板上のスラッ
ジ堆積物が除去される。熱交換器の点検整備作業では、
管板の高さ位置近傍の点検ポートカバーを開けて流体洗
浄器具(fluid lancing tool)を差し込み、この流体洗
浄器具は管板表面からスラッジを脱落させるよう少なく
とも1つの高圧流体のジェットを管の間に形成された管
レーン内へ放出する。この点に関し、流体洗浄器具を管
板に沿って移動させながら高圧流体のジェットを流体洗
浄器具の運動方向と垂直に差し向ける。高圧流体は流体
の流れ中のスラッジを同伴し、次に管板から吸い出され
る。かかるスラッジ除去システムは、1978年3月2
1日にロバート・エイ・ヒックマン氏に付与され、本出
願人に譲渡されている米国特許第4,079,701号
(発明の名称は、蒸気発生器のスラッジ除去システム)
により一層詳しく説明されている。
【0007】しかしながら、周囲にスペーサを備えた上
述の従来型ステイロッドは、管板のある領域の洗浄を妨
害する場合がある。というのは、スペーサは管よりも大
きな直径を有しているので流体洗浄器具である流体ラン
スの幾つかをブロックするからである。流体洗浄器具即
ち流体ランスの妨害により、熱交換器からのスラッジの
一部の除去が妨害される。これは望ましくないが、その
理由は、点検整備後に熱交換器中にスラッジ残留物が残
ると最終的には上述の管壁の浸蝕によって薄肉化するこ
とになり、かかる管の薄肉化が原因となって最終的に
は、放射性一次流体が非放射性二次流体と混じり合う場
合がある。従って、たとえステイロッド及びスペーサが
設けられていても、管板からできるだけ多量のスラッジ
を除去することが当該技術分野における課題である。
【0008】スラッジ除去を促進するステイロッドが公
知である。かかるステイロッドは、1988年10月1
8日にロバート・エム・ウエーバ氏に付与され、本出願
人に譲渡されている米国特許第4,777,911号
(発明の名称は、蒸気発生器のスラッジ洗浄除去を促進
するためのステイロッド構成)に開示されている。この
米国特許は、管板の流体洗浄を促進するステイロッド構
成を開示しており、このステイロッド構成は複数本のス
テイロッドを含み、各ステイロッドは管と同一の直径を
有していて、管の配列パターンとマッチする間隔を置い
た位置で管板にねじ込まれる。この米国特許で開示され
たステイロッド構成により管により形成された管レーン
からの比較的多量のスラッジの除去が可能になったが、
それにもかかわらずその用途は完全に満足のいくもので
はない。すなわち、この米国特許で開示された複数のス
テイロッドは各々管と同一の直径を有しているが、ステ
イロッドの各群は、流体ランスから放出された流体に対
し比較的大きな横方向の累積的プロフィールとなるよう
に見え、かかるプロフィールはスラッジを管レーンから
完全に除去する流体ランスの働きの妨害になるので望ま
しくない。
【0009】それ故、スラッジ除去を促進するためのス
テイロッドが当該技術分野で公知であるが、従来技術は
原子炉用熱交換器からのスラッジの除去を適切に促進す
るためのステイロッド装置が開示されているとは考えら
れない。
【0010】従って、本発明の目的は、原子炉用熱交換
器からのスラッジの除去を促進するためのステイロッド
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のステイロッド装
置は、相互の間に管レーンを形成する複数本の伝熱管に
隣接して配置されるロッドを有し、管レーンにはスラッ
ジが滞積する。ロッドは、管レーンからスラッジ堆積物
をフラッシするようになった流体の流れ方向と平行に向
いた平らな側部を有する。流体の流れに対してロッドの
向きを変えないようにする回転防止用コネクタがロッド
に連結されている。
【0012】本発明の要旨は広義には、スラッジが溜ま
っていて、所定のパターンで配列された複数本の管の間
に形成されるスラッジレーンからスラッジの除去を促進
するステイロッド装置であって、ステイロッド装置は、
スラッジをスラッジレーンからフラッシするようスラッ
ジレーンの方へ差し向けられた流体の流れの妨害を減す
るようになっており、ステイロッド装置は、管に隣接し
て配置されていて、基端部及び外端部を有し、さらに流
体の流れの方向と平行に向いた横断面の減少した部分を
有し、流体の流れを横断面減少部分の先へ進め、そして
スラッジレーン内へ導入してスラッジをスラッジレーン
からフラッシするようにさせるロッドと、管に取り付け
らていて、前記ロッドの基端部を受け入れるボアを有す
る第1のプレート部材と、第1のプレート部材から間隔
を置いて配置されていて、前記ロッドに連結されて前記
ロッドによって撓みが防止されるようになった第2のプ
レート部材と、第1のプレート部材及び第2のプレート
部材の間に配置された回転防止用コネクタとを有し、該
コネクタは、前記ロッドの外端部に連結された基端部及
び前記第2のプレート部材に連結された外端部を有し、
前記ロッドの回転を防止して前記ロッドの横断面減少部
分が流体の流れと平行なままであるようにすることを特
徴とするステイロッド装置にある。
【0013】本発明の特徴は、ロッドを互いの間に管レ
ーンを形成する複数本の伝熱管に隣接して設けたことに
あり、管レーン内にはスラッジが堆積し、ロッドは管レ
ーンからスラッジ堆積物をフラッシするようになった流
体の流れ方向と平行に向いた平らな側部を有し、かかる
側部により、その先に進んで管レーン内に入る流体の流
れがスラッジを管レーンからフラッシすることができる
ことにある。
【0014】本発明の利点は、流体の流れによって比較
的多量のスラッジが管レーンから除去されることにあ
り、その理由はステイロッドの構成が管レーンの方へ差
し向けられた流体の流れを実質的に遮断しないからであ
る。
【0015】本発明のもう1つの利点はステイロッド装
置は異なる設計の熱交換器に対応するよう調整可能であ
ることである。
【0016】本発明のこれら特徴及び利点並びに他の特
徴及び利点は、本発明の例示の実施例を図示説明する図
面と関連して以下の詳細な説明を読むと当業者には明ら
かになろう。
【0017】本明細書の特許請求の範囲は本発明の要旨
を記載しているが、添付の図面と関連して行う以下の説
明を読むと、本発明をより深く理解できるものと考えら
れる。
【0018】
【実施例】図1を参照すると、蒸気を発生させるための
全体を符号10で示す代表的な原子炉用熱交換器又は蒸
気発生器が示されている。熱交換器10は、上部30及
び下部40を備えたシェル20を有する。下部40内に
は、放射性一次流体(図示せず)を循環させるための複
数の間隔を置いて設けられた構造体、例えば垂直に向い
た逆U字形の伝熱管(以下、単に「管」という場合があ
る)50が設けられている。伝熱管50は、これらの間
に複数の管レーン又はスラッジレーン55(図6参照)
を形成するよう繰り返しの所定パターン又は列の状態で
配列されている。図1に示すように、各伝熱管50はこ
れを横方向に支持するようになった複数の水平に向いた
支持板60に設けられている対応の孔(図示せず)を貫
通する。管50の端部を受け入れる複数の孔80(図4
参照)及び後述の理由で複数の雌ねじ付きボア85を備
えた水平に向いた第1のプレート部材又は管板70が下
部40内に設けられていてこれに取り付けられている。
管板70は又、頂面75を有し、この上に汚染要因物又
はスラッジ堆積物77が以下に詳しく説明するように優
先的に生じる。このスラッジ77は頂面75上で管レー
ン55内に堆積又は付着する。
【0019】図1を依然として参照すると、シェル20
には、第1の入口ノズル90及び第1の出口ノズル10
0がそれぞれ入口プレナム室110及び出口プレナム室
120と連通状態に設けられている。管板70の頂面7
5に接近できるようにするための複数の点検ポート13
0(このうち4つしか示さず)が管板70上でシェル2
0を貫通して形成されている。さらに、管板70の上方
であるが最も底部の支持板60の下方に間隔を置いて水
平に向いた第2のプレート部材又はバッフルプレート1
40(これは400シリーズのステンレス鋼であるのが
よい)が設けられており、この第2のプレート部材は好
ましくは、二次流体を頂面75に沿って流し、開口部を
通って上方に流して管板70上に堆積しているスラッジ
77の量を減ずるための中央に設けられた開口部(図示
せず)を有する。バッフルプレート140は又、複数の
ボア145を有するのがよく(図4参照)、各ボア14
5は以下により詳細に説明するように環状段部147及
び多角形の凹部148を形成する。さらに、バッフルプ
レート140は管50を受け入れる複数の孔149を有
するのがよい(図4参照)。図1に示すように、管50
の上方にはシェル20を貫通して第2の入口ノズル15
0が形成されており、この第2の入口ノズル150は、
上部30に設けられていて、非放射性の二次流体を上部
30に流入させる有孔供給リング160に連結されてい
る。二次流体(これは、懸濁粒状物を同伴した脱イオン
水であるのがよい)は、第2の入口ノズル150を通
り、そして供給リング160の孔(図示せず)を通って
上部30に流入する。第2の出口ノズル170が蒸気を
熱交換器10から出すために上部30の頂部に取り付け
られている。
【0020】図1及び図2を参照すると、管50が逆U
字形なので、管板70の直線部分には管50が存在しな
い。この直線部分は一般に幾つかの図面においては中央
管レーン180として示されている。上述の点検ポート
130(直径が約2インチであるのがよい)は、互いに
対し直径方向反対側に、且つ中央管レーン180と一線
をなして設けられている。加うるに、2つの追加の点検
ポート130を、管レーン180に対して90°の角度
を成してシェル20の下部に設けるのがよい。点検ポー
ト130は後述の理由により管板70の頂面75への接
近を可能にする。さらに、熱交換器10の内部への接近
を可能にするために直径が152.4mm(6インチ)
の複数の手穴(図示せず)を設けるのがよい。
【0021】熱交換器10の作動中、上述のスラッジ7
7(これは二次流体から沈殿する)が管板70の頂面7
5上に優先的に堆積する傾向がある。バッフルプレート
40及びその関連の開口部(図示せず)がスラッジ77
を管板70上に堆積しないようにするのに役立つが、そ
れにもかかわらず、スラッジ77は或る程度管板70上
に堆積する。かかるスラッジ77は最終的には、これと
長期間に亘って接触する管50の壁を薄肉化する場合が
あり、これにより放射性の一次流体が非放射性の二次流
体と混じり合い、非常に望ましくない結果を生じさせる
場合がある。従って、かかるスラッジ77を管板70の
頂面75から除去することが重要である。従って、この
堆積したスラッジを除去するために、点検ポート130
を開いて管板70の頂面75に接近し、流体ランス19
0を点検ポート130のうちの1つを通して熱交換器1
0内へ導入する。流体ランス190を点検ポート130
のうちの1つから導入すると、吸引ヘッダ200を、流
体ランス190を導入した点検ポート130と直径方向
反対側に位置した点検ポート130から差し込む。次
に、流体ランス190を中央管レーン180に沿って移
動させ、或いは並進させると共に流体の流れ(例えば、
水又は水と溶媒の混合物)を放出し、この流体の流れは
幾つかの図面においては符号210で指示されている。
この流体の流れ210を管50の間に形成された管レー
ン55の方へ差し向け、熱交換器10の作動中に管レー
ン55内に堆積したスラッジ77を管板から脱落させ或
いは除去する。かかるスラッジ除去システムは、197
8年3月21日にロバート・エイ・ヒックマン氏等に付
与され、本出願人に譲渡されている米国特許第4,07
9,701号(発明の名称は、蒸気発生器のスラッジ除
去システム)により詳しく説明されている。なお、かか
る米国特許の開示内容を本明細書の一部をなすものとし
てここに引用する。
【0022】しかしながら、従来技術においては、支持
板60及びバッフルプレート140の曲り又は撓みを軽
減するために支持板60及びバッフルプレート140を
管板70に相互に連結する複数の垂直に向いたステイロ
ッドが、以下に詳しく説明するように管レーン55から
のスラッジ77の除去を邪魔する場合がある。
【0023】図3を参照すると、複数の標準長さ(full
length)の従来型ステイロッド220が各々、ねじボア
85に螺合するねじ端部230を有する。バッフルプレ
ート140と管板70の間に装着されていて、バッフル
プレート140と管板70を所定の間隔を置いた関係に
保つための管状のスペーサ240がこの従来型ステイロ
ッド220の周りに設けられている。かかる複数のスペ
ーサ240は、隣接の支持板60を所定の間隔を置いて
関係を保つために隣り合う支持板60の間に設けられて
いる。ステイロッド220は、管50よりも大きな直径
を有し、その関連のスペーサ240と一緒に、4つの管
50と同一の面積を占有している。かくして、ステイロ
ッド220及びスペーサ240は管レーン55を塞ぐよ
うになる。この遮断は、各従来型ステイロッド220の
背後に位置した管レーン55の部分250からのスラッ
ジ77のフラッシを妨害する。管レーン55が塞がれる
ことは望ましくない。というのは、かかる遮断により、
流体洗浄中に管レーン55から除去されるスラッジ77
の量は必然的に望ましいレベル以下になるからである。
従って、かかる管レーン55の遮断を生じさせないよう
にするステイロッドの構成を提供することが当該技術分
野における課題である。本発明によれば、この課題は、
原子炉用熱交換器からのスラッジの除去を促進するステ
イロッド装置を提供することによって解決される。
【0024】かくして、図4、図5、図6及び図7を参
照すると、原子炉用熱交換器10からのスラッジの除去
を促進するための全体を符号260で指示した本発明の
主題であるステイロッド装置が示されている。ステイロ
ッド装置260は、管50の所定のパターン又はピッチ
とマッチするような仕方で管50に隣接して所定の位置
に設けられた複数の細長い全体として円筒形のロッド2
70(この材質は炭素鋼であるのがよい)を有する。各
ロッド270は、管板70に形成された雌ねじボア85
に螺合することができる雄ねじ付き基端部280を有す
る。さらに、各ロッド270は、以下に述べる理由によ
り雄ねじ付きの外端部290を有する。「基端部」とい
う用語は、プレナム室110/120に近い端部を示す
ものとし、「外端部」という用語は、本明細書において
はプレナム室110/120からより遠いほうの端部を
示すものとする。一体に取り付けられた中間部分300
がロッドの基端部180と外端部290との間に設けら
れている。中間部300は、互いに反対側に位置した平
行な平らな側部310a,310bを有し、これら側部
は、これらの間に所定の厚さ又は幅「A」の中間部32
0を形成する。幅「A」は、流体の流れ210をロッド
270の側部310a/310bの先に進め、管レーン
55内へ流入させてスラッジ77を管レーンからフラッ
シするようできるよう寸法決めされている。このよう
に、ロッド270は管レーン55を塞がない。
【0025】依然として図4,図5,図6及び図7を参
照すると、全体として管状の回転防止用コネクタ330
が管板70とバッフルプレート140との間に設けられ
ており、この回転防止用コネクタは、基端部340、外
端部350及び長さ方向に貫通した雌ねじ付きボア35
5を有する。ロッド270の外端部290はコネクタ3
30の雌ねじ付きボア355に螺合する。さらに、コネ
クタ330の外端部350は、例えば溶接部370によ
りこれに一体的に取り付けられた多角形のワッシャ又は
座金360を有する。ワッシャ360は好ましくは「イ
ンコネル」製であり、コネクタ330は好ましくは炭素
鋼で作られている。コネクタ330(この材質は炭素鋼
であるのがよい)を直接バッフルプレート140(この
材質はステンレス鋼であるのがよい)に溶接すること
は、溶接後にステンレス鋼を熱処理する必要をなくすた
めには好ましくないことは理解されよう。この問題を解
決するために、「インコネル」製ワッシャ360を設け
て、炭素鋼製のコネクタ330をこれに適切に溶接し
て、炭素鋼をステンレス鋼に溶接する必要なくコネクタ
330をバッフルプレート140に連結するようにす
る。同様な方法で、炭素鋼製のロッド270を例えば溶
接部375によって炭素鋼製のコネクタ330に一体に
連結するのがよい。多角形のワッシャ360は多角形の
凹部148にぴったりとはめ込まれる。従って、上述の
説明から、ワッシャ360と凹部148のぴったりとし
た嵌合関係により、コネクタ330は以下に詳細に説明
する理由により、その長さ方向軸線の周りに回転するこ
とができるようになることは理解されよう。
【0026】図4に最も良く示されているように、コネ
クタ330は、スラッジ堆積物77の予想高さ又はレベ
ルの手前の所定の軸方向高さまでバッフルプレート14
0から吊り下げられて下方に延びている。その理由は、
管レーン55に接近する流体の流れ210を妨げたり遮
断したりしないようにするためである。さらに、上述の
説明から、管レーン55への流体の流れ210の接近を
可能にするためにバッフルプレート140と管板70と
の間にはスペーサ240が設けられていないことは理解
されよう。
【0027】再び、図4、図5、図6及び図7を参照す
ると、従来型ステイロッド220よりも短い別のロッド
380が、コネクタ330の雌ねじ付きボア355に螺
合するためにバッフルプレート140のボア145を貫
通する雄ねじ付き基端部390を有する。ロッド310
とコネクタ330のボア355との螺合により、管板7
0と支持板60及びバッフルプレート140とを相互に
螺合させ、支持板60及びバッフルプレート140の上
述の撓み又は曲りを防止する。かくして、上述の説明か
ら、短い細長い棒380とコネクタ330を併用するこ
とにより、バッフルプレート140及び全ての支持板6
0が管板70に相互に連結されることは理解されよう。
さらに、上述の説明から、本発明のステイロッド装置
は、異なる設計の熱交換器10によって生じる管板70
の上方のバッフルプレート140の異なる高さに対応す
るようロッド270の長さを特別に作るよう調節できる
ことは理解されよう。この点において、コネクタ330
をワッシャ360及びロッド270に連結する溶接部
(例えば、溶接部370)を形成する前に、コネクタ3
30を、ボア355のねじ山がロッド270及びより短
いロッド380に螺合すると同時に回転させ、ついには
コネクタ300の外端部350がワッシャ360にしっ
かりと当接するようになる。この調整を行った後、溶接
部を形成する。又、上述の説明から、最も下方に位置し
た支持板60とバッフルプレート140との間に位置し
たスペーサ240がロッド380を包囲し、スペーサ2
40がバッフルプレート140及び最も下部に位置した
支持板60を互いに所定の間隔を置いた関係に維持する
とスペーサ240を支持する段部147上に載る下方端
部を有する。
【0028】図8を参照すると、熱交換器10からのス
ラッジの除去を促進するための全体を符号400で指示
した本発明の第2の実施例としてのステイロッド装置が
示されている。第2の実施例としてのステイロッド装置
400は、管50に隣接した所定の位置に設けられた複
数本の全体として円筒形のロッド410を有する。各ロ
ッド410は、管板70に形成された雌ねじ付きボア8
5に螺合することができる雄ねじ付きの基端部420を
有する。加うるに、各ロッド410は外端部430を有
する。ロッド410の基端部420と外端部430との
間にはこれと一体に形成された中間部440が設けられ
ており、この中間部440はステイロッド装置260と
同一の反対方向に位置した平行で平らな側部310a,
310bを有する。加うるに、中間部440(これは第
2の実施例としてのステイロッド装置400の一部であ
る)の平らな側部310a/31bは、流体の流れ21
0を側部310a/310bの先に進めてスラッジレー
ン55内へ流入させてスラッジ77を管レーンからフラ
ッシするためにステイロッド装置260と同一の所定の
幅「A」を備えた中間部320を形成する。
【0029】依然として図8を参照すると、第2の実施
例としてのステイロッド装置440はロッド410の外
端部430に一体に連結された回転防止用コネクタ45
0を有する。コネクタ450は、以下に説明する理由に
よりその外端部470に形成された長さ方向の雌ねじ付
きボア460を有する。さらに、コネクタ450の外端
部470は、例えば溶接部370によりこれに一体に取
り付けられた多角形のワッシャ360を有する。ワッシ
ャ360は多角形の凹部148にぴったりとはめ込まれ
ている。上述の説明から、ワッシャ360と凹部148
をぴったりと嵌合させることにより、コネクタ330は
以下に詳しく説明する理由によりその長さ方向軸線の周
りには回転できないことは理解されよう。コネクタ45
0は、流体の流れ210を妨げたり遮断したりしないよ
うにするために、スラッジ堆積物77の予想高さ又はレ
ベルの手前の軸方向高さまでバッフルプレート140か
ら吊り下げられて下方に延びている。この第2の実施例
としてステイロッド装置400の利点は、コネクタ45
0が、ロッド412に連結された別個の用途ではなくて
ロッド410の連続一体部分をなし、それにより熱交換
器10内で紛失部品となる恐れを減じている。
【0030】次に、図9及び図10を参照すると、スラ
ッジの除去を促進するための全体を符号480で示した
本発明の第3の実施例としてのステイロッド装置が示さ
れている。第3の実施例としてのステイロッド装置48
0は、管50の配列パターンとマッチするような仕方で
管50に隣接した所定の位置に設けられた複数の細長い
全体として円筒形のロッド490を有する。各ロッド4
90は、管板70に形成された雌ねじ付きボア85に螺
合することができる雄ねじ付き基端部500を有する。
加うるに、各ロッド490は外端部510を有する。基
端部500と外端部510との間には、これらと一体に
形成された中間部520が設けられており、この中間部
520は、ステイロッド装置260と同一の反対側に位
置した互いに平行で平らな側部310a/310bを有
する。加うるに、中間部520(これは、第3の実施例
としてのステイロッド装置480の一部である)の平ら
な側部310a/310bは、流体の流れ210を側部
310a/310bの先に進めて管レーン55内へ導入
してスラッジ77を管レーンからフラッシするためにス
テイロッド装置260と同一の所定の幅「A」を備えた
中間部320を形成する。
【0031】依然として図9及び図10を参照すると、
第3の実施例としてのステイロッド装置480は、ロッ
ド490の外端部510に一体に連結された回転防止用
コネクタ530を有する。コネクタ530は、以下に説
明する理由によりその外端部550に形成された長さ方
向雌ねじ付きボア540を有する。コネクタ530の外
端部550は多角形であって、多角形の凹部148にぴ
ったりと嵌合できるようになっている。これにより、外
端部550は以下に詳細に説明する理由によりその長さ
方向軸線の周りに回転できないようになる。コネクタ5
30は、流体の流れ210を妨げたり遮断したりしない
ようにするために、スラッジ堆積物77の予想高さ又は
レベルよりも手前の軸方向高さまでバッフルプレート1
40から吊り下げられて下方に延びている。かくして、
第3の実施例としてのステイロッド装置480は、ワッ
シャ360が設けられていないという点を除いては第2
の実施例としてのステイロッド装置400と実質的に同
一であることは理解されよう。この第3の実施例として
ステイロッド装置480の利点は、コネクタ530が、
ロッド490に連結された別個の要素ではなくてロッド
490の連続一体部分を成し、それにより熱交換器10
内で見失われる部品となる恐れを減ずることにある。さ
らに、ワッシャ360が省かれているので、熱交換器1
0内での紛失部品となる恐れが減じられる。
【0032】次に、図11、図12及び図13を参照す
ると、スラッジの除去を促進するための全体を符号56
0で指示した本発明の第4の実施例としてのステイロッ
ド装置が示されている。第4の実施例としてのステイロ
ッド装置560は、管50の配列パターンとマッチする
ようなやり方で管50に隣接した所定の位置に設けられ
た複数本の細長い全体として円筒形のロッド570を有
する。各ロッド570は、管板70に形成された雌ねじ
付きボア85に螺合することができる雄ねじ付き基端部
580を有する。加うるに、各ロッド570は外端部5
90を有する。基端部580と外端部590との間に
は、これと一体に形成された縮径「A」の円筒形中間部
600が設けられている。さらに、直径「A」の幅は流
体の流れ210を縮径部「A」の先に進め、管レーン5
5内へ導入してスラッジ77を管レーンからフラッシさ
せることができるようにするために予め定められてい
る。第4の実施例560の利点は、縮径「A」により、
流体の流れ210の流れ方向に係わらずその先に進むこ
とができることにある。
【0033】限定的な例としてではなく例示的にのみ述
べると、管50を通って流れている一次流体から熱を管
50の周りの二次流体に適切に伝えるために必要な熱伝
達表面積を提供するよう各々の外径が約17.450m
m(0.687インチ)の管50を約5700本設ける
のがよい。短くされた各ロッド380の外径は支持板6
0及びバッフルプレート140の撓み又は曲りを防止す
るために約25.4000mm(1.00インチ)であるの
がよく、対応のロッド380の周りの各スペーサ240
の外径は、支持板60を互いに間隔を置いた関係に保つ
よう約42.164mm(1.66インチ)であるのが
よい。ロッド270/410/490の平行な側部31
0a/310bは約17.780mm(0.700イン
チ)の互いの幅「A」を形成し、幅「A」は流体の流れ
210を平らな側部310a/310bの先に進めて管
50の近くに位置した管レーン55からスラッジ77を
効果的に除去するために各管50の外径である17.4
50mm(0.687インチ)とほぼ等しい。コネクタ
330/450/530は、流体の流れ210の遮断を
軽減するために、外径は約47.625mm (1.87
5インチ)、長さが約101.600mm(4.00イ
ンチ)であるのがよい。
【0034】作 用 熱交換器10を当該技術分野における慣行により使用状
態を中止し、点検ポート130の上のカバー(図示せ
ず)を取り外して管板70の頂面75に接近できるよう
にする。次に、流体ランス190を点検ポート130の
うちの1つを通して熱交換器10内へ導入し、それと同
時に吸引ヘッダ200を、流体ランス190を導入した
点検ポート130と直径方向反対側の点検ポート130
を通して差し込む。次に、流体ランス190を、これか
ら流体の流れ210を放出しながら中央管レーン180
に沿って移動させ又は並進させる。この流体の流れ21
0を、管50の間に形成された管レーン55の方へ差し
向けてスラッジ77を管レーンから脱落させ又は除去す
る。流体の流れ210が管レーン55の方へ差し向けら
れると、流体の流れ210は互いに平行で平らな側部3
10a/310b又は縮径部「A」の先に進んでスラッ
ジ77をロッド270/410/490/570の背後
の管板70の部分250から除去する。それと同時に、
スラッジ77は流体ランス190の作動しているとき
に、吸引ヘッダ200によって表面75から吸引され
る。流体による洗浄作業が完了すると、蒸気発生器10
を使用状態に戻す。
【0035】上述の説明から、本発明の利点は、従来技
術と比較して、流体の流れ210により管レーン55か
ら除去されるスラッジは、ロッド270/410/49
0/570の縮小横断面がスラッジ77を実質的に遮断
しないようになるので比較的多いことが理解されよう。
これがそうである理由は、流体の流れ250の大部分が
管50の外径とほぼ等しい幅「A」を画定する平らな側
部310a/310bが設けられているので従来技術と
比較してロッド270/410/490/570の先に
進むからであり、さらにロッドの270/410/49
0/570が管50のピッチ又はパターンとマッチして
いるからである。また、上述の説明から、ステイロッド
装置260/400/480/560の別の利点は、ロ
ッド270/410/490/570が異なる設計の熱
交換器10によって得られる管板70の上方のバッフル
プレート140の異なる高さに対応するようロッド27
0/410/490/570の長さを特別に作ることが
できるよう調節可能であることにある。
【0036】本発明をその好ましい種々の実施例で図示
説明したが、図示説明した本発明は図示の細部に限定さ
れるものと考えるべきではなく、当業者であれば本発明
の精神又はその均等範囲から逸脱することなく種々の変
形例を想倒できる。例えば、ロッド270/410/4
90/570を他のロッド380に一体連続形成して、
軸方向部分に沿って延びる互いに平行で平らな側部31
0a/310b又は縮径部「A」を有する標準長さのロ
ッドを形成してもよい。ステイロッド装置260/40
0/480/560のかかる構成の利点は、コネクタ3
30/450/530及びワッシャ360を不要にし、
それにより熱交換器10内における紛失部品の恐れを減
ずることにある。
【0037】従って、本明細書において、原子炉用熱交
換器からのスラッジの除去を促進するためのステイロッ
ド装置が開示されている。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】図面を簡単にするために幾つかの部分を除去し
て示す代表的な原子炉用熱交換器の部分側面図であり、
熱交換器が管板、管板の上方に位置したバッフルプレー
ト、及び複数本のU字伝熱管を支持するために設けられ
た複数の支持板を有し、また、支持板とバッフルプレー
ト及び管板を相互に連結する複数本の細長いステイロッ
ドを収納した状態を示す図である。
【図2】図2は、図1の2−2線における断面図であ
る。
【図3】管板の上方に位置したバッフルプレートの部分
側面図であり、スペーサで包囲された標準長さの従来型
ステイロッドによって相互に連結されたバッフルプレー
トと管板が示されており、管板上にはスラッジが堆積し
ており、さらに、流体の流れをスラッジに差し向ける流
体ランスを示し、ステイロッドとスペーサが流体の流れ
を妨害している状態を示す図である。
【図4】管板の上方に位置したバッフルプレートの部分
側面図であり、バッフルプレートと管板が本発明のステ
イロッド装置によって相互に連結されており、管板上に
スラッジが堆積し、また流体の流れをスラッジの方に差
し向ける流体ランスを示している図である。
【図5】図4の3A−3A線における断面図である。
【図6】図4の4−4線における断面図である。
【図7】図4の5−5線における断面図である。
【図8】本発明の変形例としてのステイロッド装置の部
分側面図である。
【図9】本発明の別の実施例としてのステイロッド装置
の部分側面図である。
【図10】図9の8−8線における断面図である。
【図11】本発明のさらにもう一つの実施例としてステ
イロッド装置の部分側面図である。
【図12】図11の10−10線における断面図であ
る。
【図13】図11の11−11線における断面図であ
る。
【符号の説明】
50 伝熱管 55 スラッジレーン又は管レーン 70 第1のプレート部材 77 スラッジ 140 第2のプレート部材 148 凹部 210 流体の流れ 270 ロッド 280 ロッドの基端部 290 ロッドの外端部 310a,310b 互いに平行で平らな側部 330 回転防止用コネクタ 340 コネクタの基端部 350 コネクタの外端部 355 コネクタのボア 360 ワッシャ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラッジが溜まっていて、所定のパター
    ンで配列された複数本の管の間に形成されるスラッジレ
    ーンからスラッジの除去を促進するステイロッド装置で
    あって、ステイロッド装置は、スラッジをスラッジレー
    ンからフラッシするようスラッジレーンの方へ差し向け
    られた流体の流れの妨害を減するようになっており、ス
    テイロッド装置は、管に隣接して配置されていて、基端
    部及び外端部を有し、さらに流体の流れの方向と平行に
    向いた横断面の減少した部分を有し、流体の流れを横断
    面減少部分の先へ進め、そしてスラッジレーン内へ導入
    してスラッジをスラッジレーンからフラッシするように
    させるロッドと、管に取り付けらていて、前記ロッドの
    基端部を受け入れるボアを有する第1のプレート部材
    と、第1のプレート部材から間隔を置いて配置されてい
    て、前記ロッドに連結されて前記ロッドによって撓みが
    防止されるようになった第2のプレート部材と、第1の
    プレート部材及び第2のプレート部材の間に配置された
    回転防止用コネクタとを有し、該コネクタは、前記ロッ
    ドの外端部に連結された基端部及び前記第2のプレート
    部材に連結された外端部を有し、前記ロッドの回転を防
    止して前記ロッドの横断面減少部分が流体の流れと平行
    なままであるようにすることを特徴とするステイロッド
    装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクタの外端部は、所定形状の横
    断面を有し、前記第2のプレート部材は前記コネクタが
    回転できないように前記コネクタの外端部をぴったりと
    受け入れる凹部を有することを特徴とする請求項1のス
    テイロッド装置。
  3. 【請求項3】 前記コネクタの外端部は、前記コネクタ
    に一体に取り付けられて、凹部内にぴったりと受け入れ
    られるワッシャを備えていることを特徴とする請求項2
    のステイロッド装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクタは、第1のプレート部材を
    前記ロッドに連結するよう前記ロッドの外端部を受け入
    れるボアを有することを特徴とする請求項3のステイロ
    ッド装置。
  5. 【請求項5】 前記ロッドの横断面減少部分は、互いに
    平行な平らな側部を備えることを特徴とする請求項1の
    ステイロッド装置。
  6. 【請求項6】 前記ロッドの横断面減少部分は円筒形で
    あることを特徴とする請求項1のステイロッド装置。
JP6278389A 1993-10-18 1994-10-18 ステイロッド装置 Withdrawn JPH07167588A (ja)

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US08/137358 1993-10-18
US08/137,358 US5329565A (en) 1993-10-18 1993-10-18 Stayrod arrangement

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