JPH0716755Y2 - 水中捨石均し装置 - Google Patents

水中捨石均し装置

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JPH0716755Y2
JPH0716755Y2 JP4876690U JP4876690U JPH0716755Y2 JP H0716755 Y2 JPH0716755 Y2 JP H0716755Y2 JP 4876690 U JP4876690 U JP 4876690U JP 4876690 U JP4876690 U JP 4876690U JP H0716755 Y2 JPH0716755 Y2 JP H0716755Y2
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leveling
tamper
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gantry
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JP4876690U
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薫 皿澤
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Toray Engineering Co Ltd
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Toyo Construction Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (従来の技術) 本考案は、水底に投入した捨石を均すための水中捨石均
し装置に係り、特に垂直振動式均し機を備えた水中捨石
均し装置に関する。
(従来技術) 垂直振動式均し機は、均しウエイトとしてのタンパーに
振動機(バイブロ)の起振力を伝えるようにしたもの
で、均し効果が大きいところから、水中捨石均しへの適
用が種々検討され、既に一部で実用化されている。
従来、水中捨石均しに適用した垂直振動式均し機として
は、振動機を水上に設置し、この振動機から水面下に延
ばしたケーシングの先端にタンパーを取付け、振動機の
起振力をケーシングを介して間接的にタンパーに伝える
ようにしたもの、あるいは振動機を防水カバーで覆って
水中に設置し、この防水カバーの下端にタンパーを一体
化して、振動機の起振力を直接的にまたは緩衝材を介し
て間接的にタンパーに伝えるようにしたもの(実公昭56
−26006号公報、実開昭61−62944号公報等)があった。
(考案が解決しようとする課題) ところで、捨石均しにおいては、一箇所の均し作業を終
えた後、前の均し範囲に所定の幅(通常、50cm程度)だ
けラップさせて次の均し作業を行わなければならない。
しかしながら、上記従来の均し機によれば、振動機の制
約でタンパーの大きさ(面積)には一定の限界がある
(通常、3m四方程度)ため、頻繁に均し機の移動を行わ
なければならず、その都度、均し機を位置決め(セッテ
ィング)し直す面倒な手続きが必要で、施工能率が思う
ように上がらないという問題があった。
なお、多関節のアームを有する均し機による水中捨石均
しの分野では、例えば、水底にX、Yの2軸方向に移動
可能に台車を設置し、この台車に該均し機を保持させた
ものがある(実公昭60−22108号公報)。したがって、
このような台車に該均し機に代えて上記垂直振動式均し
機を保持させれば、1回のセッティング(着底)で広範
囲の均しを行うことができ、上記問題の解決になる。し
かしながら、かゝる台車を利用する方式によれば、台車
をX、Yの2軸方向へ移動させるための大がかりな架台
を始め、複雑な駆動手段や位置制御手段等が必要で、コ
スト負担の上昇が避けられないようになる。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
簡単な機構で垂直振動式均し機の着底箇所における移動
打ちを可能とし、もって施工能率の向上に大きく寄与す
る水中捨石均し装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するための手段を、伸縮可能
な脚を有する架台に垂直軸を中心に旋回可能に旋回台を
設け、該旋回台に、正方形のタンパーを下端に有する垂
直振動式均し機を、そのタンパーの隅角部の一つが前記
垂直軸の延長上に位置するように保持させたことを特徴
とする。
(作用) 上記のように構成した水中捨石均し装置においては、均
し機のタンパーを正方形としかつ該均し機を旋回可能と
したので、最初の架台の着底場所を均した後、90°づつ
3回(270°)だけ旋回台を旋回させれば、タンパーの
面積の4倍弱の範囲を均すことができる。しかも均し機
のタンパーの隅角部を旋回中心としたことにより、所定
のラップ幅も確保できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
第1図〜第6図において、1は、フレームを縦横に組ん
で形成された箱形の架台で、該架台1の四隅の外側には
伸縮可能な脚2が設けられている。各脚2は、シリンダ
3とこのシリンダ3の出力軸端に取付けられた着底板4
とから成っており(第2図)、各着底板4の繰り出し量
を調整することによって、架台1を後述する捨石マウン
ド上に水平状態に着底させることができる。架台1内に
は、その高さ方向中間部に位置して円環状のレール5が
配設されると共に、前記レール5の中心に位置して垂直
方向に回転軸6が配設されている。この回転軸(垂直
軸)6は、架台1の横梁1aからレール5の中心に向けて
延ばした支持フレーム7と架台1の上梁1bとにその両端
部が回動自在に支持されている。
8は、上記回転軸6に一端が回動不能に取付けられた旋
回台で、該旋回台8の他端はレール5上まで延ばされて
いる。この旋回台8の他端の下部にはレール5上に載る
車輪9が取付けられており(第2図)、旋回台8は、前
記車輪9がレール5上を転動することにより、回転軸6
を中心に任意旋回できるようになっている。また旋回台
8の他端にはブラケット10を介してモータ11が取付けら
れ、このモータ11から垂直下方向に延ばした出力軸11a
の先端には歯車12が固定されている(第3図)。一方、
レール5の内周面には前記歯車12に噛合する歯部材13が
取付けられている。これにより旋回台8は、モータ11の
回転で歯車12が歯部材13上を転動することにより自走可
能となっている。
また、架台1の四隅に対応するレール5の箇所には、旋
回台8の動きを規制する係止装置14が配設されている。
この係止装置14は、第4図に良く示されるように、レー
ル5に設けた一対の貫通孔5aを挿通して上下方向に延ば
された一対のストッパロッド15とレール5の下部に設け
たブラケット16に取付けられ前記各ストッパロッド15の
下端に係合する一対のシリンダ17とから成っている。一
対のストッパロッド15は、レール5の周方向に旋回台8
の幅よりわずか大きい間隔を有して配されており、シリ
ンダ17の作動で任意レール5上に出没する。そして一対
のストッパロッド15のレール5上への突出によって旋回
台8は、その動き(旋回)が規制され、かつまた架台1
内の所定の位置(四隅に向かう位置)に位置決めされる
ようになる。
しかして、旋回台8の長手方向中央部は、断面六角形の
中空のキーパー架台部18とされており、このキーパー架
台部18には上下一対のキーパー19を介して後述する垂直
振動式均し機25が保持されている。キーパー19は、第5
図に示すように、キーパー架台部18の周方向を等分する
箇所に設けた貫通孔18aを挿通して水平方向に延ばされ
た複数(こゝでは6本)の支持軸20と、この支持軸20の
先端に取付けられ前記均し機25の軸26を囲繞する半割り
のリング状支持体21と、前記支持軸20に巻装されて支持
体21を常時は均し機25の軸26側へ付勢する圧縮ばね22と
から成っている。キーパー19は圧縮ばね22の付勢力で支
持体21を均し機25の軸26に押付け、これによって該均し
機25は上下方向へ摺動自在にかつわずか左右方向に揺動
(フローティング)可能に保持されるようになる。
また、キーパー架台部18の内側で旋回台8の長手方向に
対向する部位には均し機昇降用の一対のシリンダ23が取
付けられている(第1、2図)。一対のシリンダ23は、
その出力軸端が均し機25の軸26の上端に一体化した端板
27に当接可能とされており、該シリンダ23の伸縮動に追
従して均し機25は昇降する。なお、キーパー架台部18の
上端には、均し機25の端板27に当接して該均し機25の下
降端を規制する複数のストッパ24が設けられている(第
5図)。一方、均し機25は、第6図に示すように、モー
タ28の作動により振動を発生する振動機29と、この振動
機29の下端に取付けられたタンパー30と、振動機29を覆
いかつ下端開口にタンパー30を一体化した防水カバー31
とを備えている。タンパー30は、一例として一辺が3mの
正方形に形成されており、その隅角部の一つが前記旋回
台8の旋回中心となる回転軸6の軸線上に位置するよう
に配置されている。
なお、架台1は、その上端に設けた係止部32(第2図)
にワイヤが掛けられることにより起重機船(図示略)に
吊り下げられ、該起重機船の移動により所定位置に位置
決めされるようになっている。また架台1の上梁1aには
回転軸6の回転角を検出する回転角検出装置33(第2
図)が取付けられると共に、旋回台8には複数の音響測
深機34を具備する旋回アーム35が取付けられている(第
2図)。これら回転角検出装置33および音響測深機34か
らの信号は前記起重機船(図示略)上の制御装置または
表示装置に取込まれるようになっており、それぞれ旋回
台8の位置決め、均し面の深度測定等に利用される。ま
た、架台1の周りには、架台1の水深を検出するための
水圧計、脚4の繰出し量を検出するストローク計、架台
1の水平を検出する傾斜計、均し機25の昇降ストローク
を検出するストローク計等の計器類を始め各種リミット
スイッチが取付けられており、これら計器類やリミット
スイッチの信号もまた起重機船上の制御装置あるいは表
示装置に取込まれるようになっている。
以下、上記のように構成した水中捨石均し装置の作用を
第7、8図も参照して説明する。
捨石均しに際しては、先ず起重機船の操船および起重機
の操作により架台1を捨石マウンド40に近接する所定の
水深まで吊り下げ、第7図に示すように脚2の着底板4
を繰り出して架台1を捨石マウンド40に着底させる。こ
の時、傾斜計からの信号で架台1の水平状態を確認し、
水平状態となっていなければ、各着底板4の繰り出し量
を調整して架台を水平状態とする。また、脚2のシリン
ダ3の油圧も測定し、4本の脚2に均等に荷重が加わっ
ているか否かを監視し、荷重の加わっていない脚2を延
ばして荷重の均等化を図る。
次に、モータ11の作動により旋回台8を90°ないし180
°旋回させ、音響測深機34からの信号により均し面の深
度を事前に把握し、計画深度までの均し深さを確認す
る。この確認作業完了後、係止装置14のシリンダ17の作
動によりストッパロッド15をレール5上に突出させ、旋
回台8の移動を規制し、続いて、昇降用シリンダ23の作
動により均し機25を下げ、該均し機25を捨石マウンドに
着底させる(第7図)。次に、モータ28の回転により振
動機29を作動させる。すると、振動機29の起振力はタン
パー30に伝えられ、該タンパー30により捨石マウンド40
は次第に均される。この時、均し機25は左右方向に揺動
するが、均し機25の軸26がキーパー19によってフローテ
ィング可能に保持されているため、旋回台8に無理な力
が加わらず、該旋回台8の損傷は防止される。そして、
ストローク計または打止め用リミットスイッチにより所
定の深度まで均しが行われたことを確認した後、モータ
28を停止して昇降用シリンダ23の再作動により均し機25
を上昇させる。
その後、係止装置14のシリンダ17の作動によりストッパ
ロッド15をレール5上から没入させ、旋回台8のモータ
11の作動により該旋回台8を90°だけ旋回させる。この
旋回により均し機25は次の均し域に移動するが、タンパ
ー30の隅角部が回転軸6の軸線上すなわち旋回台8の旋
回中心Oに位置しているため、第8図にクロスハッチで
示すように、移動後のタンパー30の一つの稜線部が前の
均し範囲に所定のラップ幅Wを有してラップする。この
ラップ幅Wは、旋回中心Oから該隅角部において交わる
タンパー30の二辺までの距離をdとすると[2d]とな
る。具体的には、ラップ幅Wを50cmとしたいとすれば、
タンパー30の二辺からの距離dが25cmとなる位置に旋回
中心Oを設定すれば良いこととなる。
そして、上記均し域において均し機25を着底させて、前
記要領で所定の深さまで均しを行い、その後、旋回台8
を90°づつ二回旋回させて同様の作業を繰り返せば、タ
ンパー30の面積の4倍弱の範囲の捨石マウンド40が均さ
れるようになる。なお、前記捨石マウンド40の一区画の
均しを終えたら、架台1を吊り上げてこの区画に隣接す
る箇所に該架台1を着底させ、再び上記均し作業を行
う。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案にかゝる水中捨石
均し装置によれば、垂直振動式均し機の移動打ちにより
架台の1回の着底でタンパーの面積の4倍弱の範囲の均
しを行うことができ、水中捨石均しの効率は大幅に向上
するようになる。しかも、均し機の移動は旋回運動だけ
で良いので、構造の簡略化をもとより、製作コストの可
及的低減を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかゝる水中捨石均し装置の横断面
図、第2図は、第1図のII−II矢視線に沿う断面図、第
3図〜第6図は、本装置の要部構造を示したもので、第
3図は旋回台の移動機構を示す断面図、第4図は旋回台
の停止機構を示す断面図、第5図は均し機の保持機構を
示す断面図、第6図は均し機の構造を示す断面図であ
り、第7図は、本装置の使用態様を示す正面図、第8図
は、本装置による均し範囲を説明するための模式図であ
る。 1…架台 2…脚 5…レール 6…垂直軸(回転軸) 8…旋回台 19…キーパー 25…均し機 30…タンパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮可能な脚を有する架台に垂直軸を中心
    に旋回可能に旋回台を取付け、該旋回台に、正方形のタ
    ンパーを下端に有する垂直振動式均し機を、そのタンパ
    ーの隅角部の一つが前記垂直軸の延長上に位置するよう
    に保持させたことを特徴とする水中捨石均し装置。
JP4876690U 1990-05-10 1990-05-10 水中捨石均し装置 Expired - Lifetime JPH0716755Y2 (ja)

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