JPH071672Y2 - 神社仏閣等におけるのぼりポール - Google Patents

神社仏閣等におけるのぼりポール

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JPH071672Y2
JPH071672Y2 JP1988062016U JP6201688U JPH071672Y2 JP H071672 Y2 JPH071672 Y2 JP H071672Y2 JP 1988062016 U JP1988062016 U JP 1988062016U JP 6201688 U JP6201688 U JP 6201688U JP H071672 Y2 JPH071672 Y2 JP H071672Y2
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延治 林
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 神社や仏閣における祭時において、社前に立てる「のぼ
り」とか、角力興業や歌舞伎演劇場等の門前に立てる
「のぼり」に係る「のぼり」ポールに関する。
〈従来の技術〉 従来の「のぼり」は、その殆んどが第4図に示すように
作られていた。例えば、神社の神前に立てられる「のぼ
り」を例にとれば、「のぼり」10は、柱として竹竿1、
旗2、水平竿4から成り、水平竿4はキヤツプ5に通し
て竹竿1の頂点に冠さり、旗2の上部及び側部に設けた
輪環3を竹竿1と水平竿4に通して、旗2は竹竿1に保
持されるようになつている。
いま、そのサイズの一例をあげると竹竿1の長さが10
m、旗2の長さが8.5m程度である。
そして、地表面でこの「のぼり」を組立て、組立てが終
つたらその「のぼり」の大きさに応じて5〜6人の男が
地面に「のぼり」10を立て、予め地面上に植立しておい
た支持柱6にバンド7を緊締して立てていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 前述のような社前の「のぼり」についてみると、年中行
事の一つである町や村のお祭りに際して、従来、町村民
の青年がこのような「のぼり」を立てる作業をしていた
のが一般であつたが、近年は青年が集まらず、勢い、婦
女子,老人がこの作業をしなければならなくなつてき
た。
然し、この長大で重量のある「のぼり」を婦女子,老人
が立てることは苦痛で困難であつた。
また、祭時以外のその他の場合でも、「のぼり」が大き
くなるにつれて、それを立てるには大勢の人を必要と
し、腕力が必要で困難であつた。
そのため、旗掲揚柱の上部に滑車を設け、滑車に巻掛け
た揚げ綱により旗を掲揚する装置が提案されている(例
えば実開昭57−112383号公報参照)。
この装置によれば、旗は、その上縁に水平状の吊り腕が
取付けられ、側縁には多数の固定金具を取付けた通し綱
が固定されている。掲揚柱は、柱の上端に端面保護具を
介して横向きに延出した支持腕を設け、支持腕の基部と
先端部にそれぞれ多連滑車と単滑車が吊設されており、
それらの滑車に巻掛けた複数の揚げ綱を吊り腕に連結し
て旗を昇降可能とし、さらに旗の側縁部の固定金具を、
柱に遊嵌された多数のリングにそれぞれ止め付けて、旗
の舞い上がりを防止するように構成されていた。
然しこの装置によれば、揚げ綱の引張により旗を掲揚で
きるものの、旗の装着のために、多数の固定金具及びリ
ングを必要とし、更に吊り腕の水平度保持のため、多連
滑車が余分に必要となり装置が複雑になるという問題が
あった。
又、旗の掲揚,降下に際して、多数の固定金具とリング
との止め付けを行う必要があり、更に、掲揚された旗が
風を受けたとき、多数のリングと柱との間の摩擦が、風
の流れに添う旗の回動の阻害要因になるとともに、リン
グの打ち当たりにより騒音を発生するという問題があっ
た。
〈課題を解決するための手段〉 この考案は、上記課題を解決するために成されたもの
で、以下のように構成したものである。
地面に垂直に立てられた柱1の上端に水平柱8が水平面
上を揺動可能に保持され、前記水平柱8に滑車類9が保
持され、該滑車類9に巻掛けられた紐11により「のぼ
り」を昇降する神社仏閣等における「のぼり」ポールで
あって、上端が前記水平柱8に固定されるとともに前記
柱1に平行して垂設され前記柱1の軸線を中心として回
動可能な旗竿12と、前記旗竿12の下端に着脱可能な旗竿
固定板18を有するとともに前記柱1の下部に水平面上を
揺動可能に設けられた旗竿支持環16と、前記旗竿12に外
嵌されて上下方向に摺動可能な垂直管13A及び該垂直管1
3Aの上端部に固着されるとともに旗2の上縁を支持し、
且つ紐11の一端を結着可能な水平管13BからなるL形管1
3と、を備え、前記L形管13及び旗竿12に旗2が輪環3
を介して支持されてなることを特徴とする神社仏閣等に
おける「のぼり」ポールである。
〈実施例〉 以下、第1図〜第3図の図例について説明する。
第1図は全体図、第2図は上部拡大図、第3図は下部に
おける旗竿の保持部分拡大図である。
〈実施例の構成〉 本考案の「のぼり」ポールは、柱1と、水平柱8と、滑
車類9、及び旗竿12と、旗竿支持環16と、L形管13、並
びに紐11を主体にして構成されている。
柱1は上端に水平柱8が揺動可能に保持され、水平柱1
の先端部に滑車類9を保持する滑車類保持材15が固着さ
れている。
輪状の紐11は滑車類9に外れない手段がとられてかけら
れる。
滑車類9は小形の旗の場合はリングのようなものでも用
は足される。
L形管13はその垂直管13Aの一端に水平管13Bが固着され
たもので、前述の旗が8.5m長のものでは例えば直径35mm
φ,L形長さ1m程度のものが使用される。材質はステンレ
ス鋼や軽合金等が好適である。
旗竿12の材質も上記同様で、その寸法は、例えば直径25
mmφ,長さ9m程度のもが使用される。そして上端は水平
柱8の一部に溶着固定されて柱1に平行して垂設されて
おり、下端は第3図に例示するように揺動可能に保持さ
れる。即ち、この固定手段は例えば図例のように柱1に
遊嵌された旗竿支持環16の一側に固定されたL形で且水
平部に旗竿12が自由に挿通可能なU字溝18Aを切込んだ
旗竿固定板18の該U字溝18Aへ旗竿12を挿通し、旗竿12
の下部に螺刻されたねじ12Aにワツシヤ19,ナツト20で旗
竿12を旗竿固定板18に固定する。
尚、旗竿支持環16の上下には、柱1に溶接21されて固定
された挟持リング17が設けられ、旗竿支持環16は柱1の
外側に自由に回転できるようにしてある。従って、水平
柱8と旗竿支持環16、旗竿固定板18とに支持されて、旗
竿12は柱1の軸線を中心として回動するように構成され
ている。尚、固定手段は図例のものに限定されないこと
は勿論である。
尚、旗竿支持環16は旗が風で柱に巻付かないようにする
ためにその回転角度を制限してもよい。
例えば第3図に例示するように、所定角度内でしか揺動
回転しないように回転角度例えば90°〜180°程度を制
限して設けられる。角度の制限手段は例えば、柱1に突
起23を植設させ、一法、旗竿支持環16には所定角度切込
溝24を設ける。
22は紐整理材で柱1に溶着されている。
〈実施例の作用〉 次に旗の組立て及び立て方について述べる。
旗2の上部は輪環3がL形管13の水平部に挿通され、L
形管13の重心のとれる位置にL形管保持材14が固定され
る。L形管保持材14は、滑車類9にかけられた輪状の紐
11の一部に結着される。従つて小形の旗の場合にはこの
L形管保持材14は省略され、紐11を直接L形管13へ緊着
されるようにしてもよい。
旗2の側面垂直部の上方の輪環3はL形管13の垂直部に
挿通されて、下方の輪環3はL形管13の垂直部と共に旗
竿12に挿通される。
次に、旗を立てるには、紐11を引いて徐々に旗2を滑車
類9の方に向つて上げて引き、L形管13が頂点に達した
ら、旗竿12の下端部を旗竿支持環16を回転調節して旗竿
固定板18のU字溝18Aへ挿入し、ワツシヤ19,ナツト20で
旗竿12を旗竿固定板18へ固定し、旗竿12は旗竿支持環16
を介して柱1に保持される。
そして、紐12の端部を紐整理材22に巻付けて止めてお
く。
このとき、旗竿12に外嵌された垂直管13Aは垂直であ
り、従って、水平管13Bは水平度を確実に保持してい
る。
尚、第5図に示すようにL形管保持材14を水平管13Bの
基部に設けて紐11を結着し、その真上の水平柱8に滑車
類9を取付けても同様の作用効果を奏する。この場合、
水平柱8は短いものであってよい。
〈考案の効果〉 本考案の「のぼり」ポールは、前述のように地面に垂直
に立てられた柱1の上端に水平柱8が水平面上を揺動可
能に保持され、前記水平柱8に滑車類9が保持され、該
滑車類9に巻掛けられた紐11により「のぼり」を昇降す
る神社仏閣等における「のぼり」ポールであって、上端
が前記水平柱8に固定されるとともに前記柱1に平行し
て垂設され前記柱1の軸線を中心として回動可能な旗竿
12と、前記旗竿12の下端に着脱可能な旗竿固定板18を有
するとともに前記柱1の下部に水平面上を揺動可能に設
けられた旗竿支持環16と、前記旗竿12に外嵌されて上下
方向に摺動可能な垂直管13A及び該垂直管13Aの上端部に
固着されるとともに旗2の上縁を支持し、且つ紐11の一
端を結着可能な水平管13BからなるL形管13と、を備
え、前記L形管13及び、旗竿12に旗2が輪環3を介して
支持されてなる構成にしたから、旗を柱に上昇させて保
持させるに際し、たとえ老人,婦女子でも、紐をたぐる
だけで容易に旗を上げることができ、又、旗を降ろすに
当つても、上昇と逆の操作をするだけで簡単に下降させ
ることができ、特に地方都市町村の祭事に行なわれる
「のぼり」の立て降しに当つて青年ならずとも容易にで
きてその価値は大きいものがある。
又、従来例に示すような多連滑車や、多数の固定金具及
びリング等を使用することがないので、「のぼり」ポー
ルを簡潔に構成することができる。そのため、従来例の
ように、旗の掲揚、降下に際しての固定金具とリングの
止め付けの手間の代わりに、旗竿とL形環の垂直管及び
輪環との挿通のみの手間で済み、旗の装着を簡便に行う
ことができ、然もL形管により、旗上縁の水平度保持を
確実、容易に行うことができる。
更に、旗が風を受けたとき、旗竿は、それぞれが揺動可
能な水平柱及び旗竿支持環に支持されているため、旗を
風の流れに添ってなびかせるように円滑に回動すること
ができ、又このとき旗の取付け部分は騒音を発生するこ
とがない。
尚、「のぼり」を立てない平時は紐だけを柱に結着して
おくだけで済むから整理も簡単である。
更に、本考案のように、力学的に強度のある剛体の旗竿
を用いるのでなくて、鯉のぼりに見受けられるように昇
降用のロープに旗を保持する方式のものを考慮してみる
と、風でロープが弓なりに湾曲し、従つて旗が大きく曲
げられる結果字幕が崩れ、字が読みづらくなり、且、布
製旗の輪環部の縫製部等へ応力が加わつて旗の寿命を縮
める結果となることが考えられるが、本考案においては
以上のような不具合は全く生じない。
尚又、応用例として大形の鯉のぼりで支柱を立てて、三
角形に支持ワイヤーを張るような場合で、鯉のぼりを結
んだロープが風で弓なりになる結果、鯉のぼりが支持ワ
イヤーに引掛かつてトラブルが起きるような場合等にも
応用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案の実施例を示し、 第1図はその全体図、 第2図は上部拡大図、 第3図は下部における旗竿の保持部分拡大図、 第4図は従来例図である。 第5図は紐を水平管の基部に結着した例を示す図であ
る。 1…柱、2…旗、3…輪環、8…水平柱、9…滑車類、
10…のぼり、11…紐、12…旗竿、13…L形管、16……旗
竿支持環、18…旗竿固定板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面に垂直に立てられた柱1の上端に水平
    柱8が水平面上を揺動可能に保持され、前記水平柱8に
    滑車類9が保持され、該滑車類9に巻掛けられた紐11に
    より「のぼり」を昇降する神社仏閣等における「のぼ
    り」ポールであって、 上端が前記水平柱8に固定されるとともに前記柱1に平
    行して垂設され前記柱1の軸線を中心として回動可能な
    旗竿12と、 前記旗竿12の下端に着脱可能な旗竿固定板18を有すると
    ともに前記柱1の下部に水平面上を揺動可能に設けられ
    た旗竿支持環16と、 前記旗竿12に外嵌されて上下方向に摺動可能な垂直管13
    A及び該垂直管13Aの上端部に固着されるとともに旗2の
    上縁を支持し、且つ紐11の一端を結着可能な水平管13B
    からなるL形管13と、 を備え、前記L形管13及び旗竿12に旗2が輪環3を介し
    て支持されてなることを特徴とする神社仏閣等における
    「のぼり」ポール。
JP1988062016U 1988-05-11 1988-05-11 神社仏閣等におけるのぼりポール Expired - Lifetime JPH071672Y2 (ja)

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