JPH07167036A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JPH07167036A
JPH07167036A JP34362593A JP34362593A JPH07167036A JP H07167036 A JPH07167036 A JP H07167036A JP 34362593 A JP34362593 A JP 34362593A JP 34362593 A JP34362593 A JP 34362593A JP H07167036 A JPH07167036 A JP H07167036A
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JP
Japan
Prior art keywords
memory alloy
shape memory
shape
alloy tube
tube
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34362593A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Takahashi
顕彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度の違った流体を流すことにより往復運動
する形状記憶合金チューブのアクチュエータを提供する
こと。 【構成】 回復形状の方向の異なるU字形に折り曲げた
形状記憶合金チューブ(A)1、形状記憶合金チューブ
(B)2を対向させて、該チューブの一端をベルト3で
固定し、該チューブ内に温度の異なる流体を流すことに
より、変形回復を繰り返し、往復運動する形状記憶合金
チューブを使用したアクチュエータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状記憶合金を用いた
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】形状記憶合金は、良く知られているよう
に、見かけ上の塑性変形を与えても、逆変態温度以上に
加熱した時に、材料が変形前の形状に復帰する性質を有
する合金であり、小さな温度差で回復伸びひずみが数%
内であれば、変形、回復が自由で強い力を発生するの
で、少ない熱エネルギーから機械エネルギーを取り出す
アクチュエータ等への応用が期待されている。従来技術
における形状記憶合金アクチュエータには、形状記憶合
金を用いたアクチュエータの再変形を行わせる方法にお
いて、普通材料によるバイアスバネを使用する方法、形
状記憶合金を組合わせる方法等がある。又、形状記憶合
金の温度調節方法には、通電加熱、外部流体の熱による
方法等がある。従来、この種の形状記憶合金どうしを対
向させて構成されたアクチュエータにおいて、外部流体
の熱で形状回復して駆動する形状記憶合金アクチュエー
タの場合、形状記憶合金の周囲の流体の温度が均一な状
態では、往復運動しないという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの欠
点を除去するため、形状回復温度及び回復形状の方向の
異なる形状記憶合金チューブを対向させて配置し、形状
記憶合金チューブ内に温度の異なった流体を流すことよ
り、往復運動するアクチュエータを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、回復形状の
方向の異なる形状記憶合金チューブを対向させて、該チ
ューブの一端を固定し該チューブ内に温度の異なる流体
を流すことにより、変形回復を繰り返し往復運動するこ
とを特徴としたアクチュエータであり、上述の形状記
憶合金チューブにTiNi系合金を用いたことを特徴と
したアクチュエータである。
【0005】
【作用】本発明は、回復形状の方向の異なる二種類のU
字形に折り曲げた形状記憶合金チューブを対向させて配
置し、形状記憶合金チューブ内に流体を流すことによる
温度変化で変形を誘発し、形状維持用のベルトで押さえ
ておくことにより、形状記憶合金の変形力を伝達し、変
形回復を繰り返し、往復運動するアクチュエータを提供
するものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の回復形状の方向
の異なる二種類のU字形に折り曲げた形状記憶合金チュ
ーブを示す斜視図である。図2は、本発明の回復形状の
方向の異なる二種類のU字形に折り曲げた形状記憶合金
チューブの動作を示す側面図である。図2(a)は、本
発明の常温での二種類の形状記憶合金チューブの側面図
である。図2(b)は、本発明の50℃以上、かつ80
℃未満の温水を形状記憶合金チューブ(B)2に通した
二種類の形状記憶合金チューブの側面図である。図2
(c)は、本発明の80℃以上の温水を形状記憶合金チ
ューブ(A)1に通した二種類の形状記憶合金チューブ
の側面図である。図2(d)は、本発明の25℃の温水
を形状記憶合金チューブ(A),形状記憶合金チューブ
(B)に通した二種類の形状記憶合金チューブの側面図
である。次に、本発明の実施例について説明する。図1
に示すように、U字形に折り曲げた形状記憶合金チュー
ブ(A)1,形状記憶合金チューブ(B)2を対向させ
て配置した。U字形に折り曲げた形状記憶合金チューブ
(A)1,形状記憶合金チューブ(B)2を形状維持用
のベルト3で押さえた。形状記憶合金チューブの素材の
TiNi合金には、Ti50at%Ni50at%組成
の合金を使用した。U字形に折り曲げた形状記憶合金チ
ューブ(A)1の形状回復温度は80℃、U字形に折り
曲げた形状記憶合金チューブ(B)2は50℃に設定し
た。U字形に折り曲げた形状記憶合金チューブ(A)1
は、U字形に折り曲げた形状記憶合金チューブ(B)2
の方向に、形状記憶合金チューブ(B)2は、形状記憶
合金チューブ(A)1の方向に弧を描いて変形するよう
に形状記憶させた。形状記憶合金チューブ内に流す流体
には、水を使用した。
【0007】図2に、形状記憶合金チューブを使用した
アクチュエータの動作を説明する側面図を示す。初め、
図2(a)に示すように、室温での状態では、形状記憶
合金チューブ(A)1、形状記憶合金チューブ(B)2
ともに、直立しているものとする。次に、図2(b)に
示すように、形状記憶合金チューブ(B)2の下端の片
方より50℃以上、かつ80℃未満の温水を注入し、形
状記憶合金チューブ(B)2の下端のもう一方より流出
させる。すると、形状記憶合金チューブ(B)2は、予
め記憶させておいた弧形形状を回復するため、形状記憶
合金チューブ(A)1の方向に向かって変形する。この
時、形状維持ベルト3で押さえられているために、形状
記憶合金チューブ(B)2の変形力は形状記憶合金チュ
ーブ(A)1に外力として加わり、形状記憶合金チュー
ブ(A)1、形状記憶合金チューブ(B)2ともに、同
方向に弧形に変形する。次に、図2(c)に示すよう
に、形状記憶合金チューブ(A)1の下端の片側より8
0℃以上の温水を注入し、形状記憶合金チューブ(A)
1の下端のもう一方より流出させる。すると、形状記憶
合金チューブ(A)1は、予め記憶させておいた弧形形
状を回復するため、形状記憶合金チューブ(B)2の方
向に向かって変形する。この時、形状維持ベルト3で押
さえられているために、形状記憶合金チューブ(A)1
の変形力は形状記憶合金チューブ(B)2に外力として
加わり、形状記憶合金チューブ(A)1、形状記憶合金
チューブ(B)2ともに、図2(b)とは反対の方向に
弧形に変形する。次に、図2(d)に示すように、形状
記憶合金チューブ(A)1と形状記憶合金チューブ
(B)2を形状回復温度以下に冷却するために、25℃
の温水を形状記憶合金チューブ(A)1及び形状記憶合
金チューブ(B)2の下端の片側より注入し、形状記憶
合金チューブ(A)1及び形状記憶合金チューブ(B)
2の下端のもう一方より流出させる。
【0008】以後、図2(b)、図2(c)、図2
(d)に示した操作を繰り返すことにより、往復運動を
繰り返す。なお、本実施例においては、対向する形状記
憶合金チューブの形状回復温度を異なる値に記憶させて
往復運動を行わせたが、同様に、対向する形状記憶合金
チューブの形状回復温度を同じ値に記憶させて往復運動
を行わせる方法でも良い。又、本実施例においては、回
復形状方向を、形状記憶合金チューブ(A)1は形状記
憶合金チューブ(B)2のある方向に、形状記憶合金チ
ューブ(B)2は形状記憶合金チューブ(A)1のある
方向に変形するように形状記憶させたが、同様に、回復
形状方向を形記憶合金チューブ(A)1は形状記憶合金
チューブ(B)2のある方向と反対の方向に、形状記憶
合金チューブ(B)2は形状記憶合金チューブA1のあ
る方向と反対の方向に変形するように形状記憶させる方
法でも良い。又、本実施例においては、形状記憶合金チ
ューブ(A)1,形状記憶合金チューブ(B)2を一組
だけ対向させて配置したが、同様に、複数本の形状記憶
合金チューブを対向させて配置する方法でも良い。又、
本実施例においては、形状記憶合金チューブ本体をU字
形に曲げたが、同様に、二本の形状記憶合金チューブを
ゴムや金属等のU字形のチューブで接続する方法でも良
い。又、本実施例においては、形状記憶合金チューブを
形状維持用のベルトで押さえたが、同様に、形状記憶合
金チューブをポリエチレンチューブ等のチューブに挿入
して押さえる方法、形状記憶合金チューブの外側にビニ
ール線等の線材を巻き付けて押さえる方法でもよい。
又、形状記憶合金は、本実施例ではTi50at%を用
いたが、Niの一部を他の元素で置換してもよく、形状
記憶効果を有する合金であれば、いずれの合金も本発明
に利用できる。
【0009】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、形状
記憶合金の流体の温度が均一な状態でも、形状記憶合金
チューブ内に流体を流すことにより、往復運動するとい
う利点をもったアクチュエータの提供が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例かつ動作を示す側面図。図2
(a)は本発明の常温での二種類の形状記憶合金チュー
ブの側面図。図2(b)は本発明の50℃以上、かつ8
0℃未満の温水を形状記憶合金チューブ(B)に通した
二種類の形状記憶合金チューブの側面図。図2(c)は
本発明の80℃以上の温水を形状記憶合金チューブ
(A)に通した二種類の形状記憶合金チューブの側面
図。図2(d)は本発明の25℃の温水を形状記憶合金
チューブ(A)、形状記憶合金チューブ(B)に通した
二種類の形状記憶合金チューブの側面図。
【符号の説明】
1 形状記憶合金チューブ(A) 2 形状記憶合金チューブ(B) 3 (形状維持用)ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回復形状の方向の異なる形状記憶合金チ
    ューブを対向させて、該チューブの一端を固定し該チュ
    ーブ内に温度の異なる流体を流すことにより、変形回復
    を繰り返し往復運動することを特徴としたアクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の形状記憶合金チューブに
    TiNi系合金を用いたことを特徴としたアクチュエー
    タ。
JP34362593A 1993-12-15 1993-12-15 アクチュエータ Withdrawn JPH07167036A (ja)

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JP34362593A JPH07167036A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 アクチュエータ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101333048B1 (ko) * 2011-07-08 2013-11-26 울산대학교 산학협력단 형상기억합금을 이용한 작동기
US11060480B2 (en) 2017-11-14 2021-07-13 The Boeing Company Sound-attenuating heat exchangers and methods of utilizing the same
US11143170B2 (en) * 2019-06-28 2021-10-12 The Boeing Company Shape memory alloy lifting tubes and shape memory alloy actuators including the same
US11168584B2 (en) 2019-06-28 2021-11-09 The Boeing Company Thermal management system using shape memory alloy actuator
US11525438B2 (en) 2019-06-28 2022-12-13 The Boeing Company Shape memory alloy actuators and thermal management systems including the same

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041108