JPH07166890A - マルチ弁 - Google Patents

マルチ弁

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JPH07166890A
JPH07166890A JP24677694A JP24677694A JPH07166890A JP H07166890 A JPH07166890 A JP H07166890A JP 24677694 A JP24677694 A JP 24677694A JP 24677694 A JP24677694 A JP 24677694A JP H07166890 A JPH07166890 A JP H07166890A
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JP
Japan
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valve
port
control
ports
fluid
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Pending
Application number
JP24677694A
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English (en)
Inventor
Trevor S Smith
トレヴァー・スタンレイ・スミス
John D Pritchard
ジョン・デイヴィッド・プリッチャード
John H Buscher
ジョン・エイチ・バッシャー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/06Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with two or more servomotors
    • F15B13/07Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with two or more servomotors in distinct sequence
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87169Supply and exhaust
    • Y10T137/87193Pilot-actuated
    • Y10T137/87209Electric
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/87169Supply and exhaust
    • Y10T137/87217Motor
    • Y10T137/87225Fluid motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の制御弁を制御するための、簡便で堅固
なマルチ弁を提供する。 【構成】 可変容量室(6、18)に導入される流体圧
力の制御下で弁ケーシング(4)内で軸方向に移動可能
なスプール(2)を有する、マルチ弁が提供される。該
スプールには通路(50、68、34a、34b、36
a、36b...)が形成され、スプールを適当に位置
決めすることにより、流体源(46)及び/又はシンク
(28)と所与のポート(34、36、38、40、4
2)との間で、流体流連通を選択的に確立したり禁止し
たりすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービン機関の制
御系内での使用に適した、マルチ弁に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】英国特
許第2174824B号は、単一の入口ポートを有する
サーボ弁にマルチ弁を直列に接続して複数の制御弁のい
ずれか一つに選択的に高圧空気を供給し得るようにし
た、ガスタービン機関用の制御装置を開示している。こ
の装置は、回転式のマルチ弁と、連続的な高圧パルスを
受信して作動しそれぞれの動作後ラッチされる制御弁と
を示している。このサーボ弁とマルチ弁を作動させるた
めには、二つの電気アクチュエータを要する。欧州特許
第329477号は、単一の電気アクチュエータを有し
てマルチ弁が回転作動する、同様の装置を開示してい
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様によ
れば、少なくとも第一、第二及び第三のポートを有する
弁ケーシングと、該ケーシング内を移動可能で前記第一
のポートと前記第二及び第三のポートのそれぞれとの間
の流体流を制御するための第一の弁部材と、を備えたマ
ルチ弁において、前記第一の弁部材が軸方向に移動可能
である、ことを特徴とするマルチ弁が提供される。
【0004】好ましくは、前記弁は、Nを整数として、
N個のポートを有し、前記弁部材は、Jを1とN−1の
間のN−1を含む整数として、複数のJ個の位置に移動
可能であり、J番目の位置は、(J+1)番目のポート
を第一のポートに接続する。好ましくは、前記弁は、
(N+1)番目のポートを有し、弁部材は、更に、Kを
1とN−1の間のN−1を含む整数として、複数のK個
の位置に移動可能であり、K番目の位置は、(K+1)
番目のポートを(N+1)番目のポートに接続する。
【0005】一実施例において、弁は、合計で7個のポ
ート(即ち、N+1=7)を有する。第一のポートは、
第一の圧力で第一の流体源に接続され、第七のポート
は、第二の圧力で第二の流体源に接続されている。第一
の圧力は、第二の圧力より大きい。第二の供給源は、そ
れに向けて流体を移動させ、流体用のシンクとしても機
能し得る。第二乃至第六のポートは、入口/出口ポート
として機能し、弁部材の移動に応じて第一又は第二の流
体源のいずれかに個別に接続可能である。
【0006】好ましくは、前記弁部材は、前記弁ケーシ
ング内で実質的に流体封止係合状態で摺動可能なスプー
ルである。好ましくは、前記弁は、更に、前記第一の弁
部材の第一の端部と弁ケーシングとの間に及び前記第一
の弁部材の第二の端部と前記弁ケーシングとの間に形成
された第一及び第二の可変容量部に流体を供給し且つ/
又はそれらから流体を除去するための、第一及び第二の
制御ポートを備えている。第一及び第二の可変容量部へ
の流体流は、弁部材を所望の位置まで移動させるように
制御される。
【0007】好ましくは、弁部材の位置を制御するため
の流体流は、電気作動サーボ弁によいり制御される。好
ましくは、前記第一の弁部材が所望の位置にに到達する
まで、第二乃至第N番目のポートとの流体連通を禁止す
るように、第二の弁部材を、第一の弁部材と共働するよ
うに設けてもよい。好ましくは、前記第一の弁部材が前
記J個又はK個の位置のうちから選定された一つの位置
に到達するまで、前記第一及びN+1番目のポートをそ
れぞれの流体供給源及びシンクから隔絶するパイロット
弁を設けてもよい。
【0008】パイロット弁は又、第一及び第二の制御ポ
ートへの流体供給を制御することにより第一及び第二の
可変容量部への流体供給を制御し、以て第一の弁部材の
位置を制御することができる。
【0009】かくして、第一の弁部材を選定位置まで移
動中に、非選定ポートが意図せずして流体圧力の変化を
受けることを防止し得る。好ましくは、パイロット弁の
出口で流体流と圧力とを制御するためのパイロット弁部
材は、前記第一及び第二の制御ポートへの流体供給が禁
止され且つマルチ弁の前記第一のポートへの流体連通が
行われる、第一のパイロット弁位置を有する。N+1個
のポートを有するマルチ弁の場合、好ましくは、パイロ
ット弁部材が前記第一のパイロット弁位置にあるときN
+1番目のポートに流体を供給するようにしてもよい。
【0010】好ましくは、前記パイロット弁部材は、各
制御ポートに適当な圧力の流体を供給して第一の弁部材
を第一の方向に移動させ得る第二のパイロット弁位置
と、制御ポートに適当な圧力の流体を供給して前記第一
の弁部材を第一の方向と逆の第二の方向に移動させ得る
第三のパイロット弁位置まで移動可能である。好ましく
は、第二及び第三のパイロット弁位置は、それぞれの限
定された位置範囲を包含して、制御ポートへの流体流の
速度の制御を可能とし、第一の弁部材が移動する速度を
制御し得るようにしている。好ましくは、第一の弁部材
は、第二乃至第N番目のポートが所定の流体源に接続さ
れる、もう一つ別の位置を有する。例えば、各ポート
を、高圧流体供給源に接続してもよい。
【0011】本発明の第二の態様によれば、機関の複数
の系を制御するための複数の制御弁と、機関制御装置か
らの信号に応じて制御弁の動作を制御するための、本発
明の第一の態様に係るマルチ弁と、を備えたガスタービ
ン機関用の制御装置が提供される。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明を例示的
に更に説明する。マルチ弁1は、ハウジング4内で実質
的に流体封止係合状態で摺動可能な、スプール2を備え
ている。スプール2の第一の端部とハウジング4との間
には、第一の可変容積室6が形成され、第一の通路8を
介して、サーボ弁12の第一のオリフィス10に接続さ
れている。サーボ弁12の第二のオリフィス14は、第
二の通路16を介して、スプール2の第二の端部とハウ
ジング4との間に形成された第二の可変容量室18に接
続されている。ジェットパイプ20は、電磁コイル22
の励磁に応答して移動可能であり、これにより、燃料流
を制御可能に比較的高圧で第一及び第二のオリフィス1
0、14に送出すると共に、各オリフィスに衝突する燃
料の量を変えてそれぞれ第一及び第二の可変容量室6、
18の燃料圧力を調節している。第一及び第二のオリフ
ィス10、14を取り囲む領域は、低圧燃料管路28に
接続されている。
【0013】ばね又は可撓性のアーム30は、ジェット
パイプ20とスプール2との間に接続されてスプール2
の動作をジェットパイプに伝達すると共に、ジェットパ
イプに位置フィードバックを提供して供給電流に応じて
スプール2を所望の位置に維持するようにしている。ハ
ウジング4には7個のポートが形成され、ハウジングの
内部と流体連通している。第一のポート32は、高圧燃
料管路46を介して、比較的高圧の燃料源に接続されて
いる。第二、第三、第四、第五、第六のポート34、3
6、38、40、42は、制御管路に接続され、それぞ
れ制御弁100、102、104、106、108の動
作を制御している。第七のポート44は、低圧復帰管路
28に接続されている。
【0014】第一のポート32近傍で、スプール2には
第一の環状凹部48が形成され、スプールの位置に拘ら
ず、高圧燃料管路46とスプール2内で長手方向に延び
る高圧燃料通路50との間を流体連通させている。第一
の高圧燃料制御通路34aは、高圧燃料通路50からス
プール2の表面まで延びている。通路34aは、第二の
ポート34近傍に形成され、スプールが第一の位置にあ
るとき第二のポート34と整合して第二のポートと高圧
燃料管路46との間で流体流連通し得るように位置決め
されている。
【0015】同様に、第二の高圧燃料制御通路36a
は、第三のポート36近傍で高圧燃料通路50からスプ
ールの表面まで延び、スプールが第二の位置にあるとき
第三のポート36と整合するように位置決めされてい
る。第三、第四、第五の高圧燃料制御通路は、それぞれ
第四、第五、第六のポート38、40、42の近傍に形
成され、スプールが第三、第四、第五の位置にあると
き、高圧燃料管路と第四、第五、第六のポートとの間で
それぞれ流体流連通し得るようにしている。隣接した高
圧燃料制御通路間の離間距離は、隣接したポート34乃
至42の間の離間距離より僅かに小さい。これにより、
スプール2が第一乃至第五の位置のいずれかにある場
合、高圧燃料制御通路のうち一つだけがポート34乃至
42の一つと整合することができる。
【0016】高圧燃料管路46は、パイプ62及び燃料
フィルタ64を介して、ジェットパイプ20の入口60
にも流体流連通している。第七のポート44近傍で、ス
プール2には第二の環状凹部66が形成され、スプール
2の位置に拘らず、低圧復帰管路28とスプール2内で
長手方向に延びる低圧燃料通路68との間で流体流連通
させている。第一の低圧燃料制御通路34bは、低圧燃
料通路68からスプール2の表面まで延びている。通路
34bは、第二のポートの近傍に形成され、スプールが
第六の位置にあるとき第二のポート34と整合して第二
のポートと低圧燃料管路28との間で流体流連通し得る
ように位置決めされている。
【0017】同様に、第二の低圧燃料制御通路36b
は、第三のポート36近傍で低圧燃料通路68からスプ
ールの表面まで延び、スプールが第7の位置にあると
き、第三のポート36と整合するように位置決めされて
いる。第三、第四、第五の低圧燃料制御通路は、それぞ
れ第四、第五、第六のポート38、40、42の近傍に
形成され、スプールが第八、第九、第十の位置にあると
き、低圧燃料管路がそれぞれ第四、第五、第六のポート
と流体流連通し得るように形成されている。隣接した低
圧燃料制御通路の離間距離は、隣接したポート34乃至
42の離間距離より僅かに小さい。従って、スプール2
が第六乃至第十の位置のいずれかにあるとき、低圧燃料
制御通路のうち一つだけがポートの一つと整合すること
ができる。
【0018】通路50、68、34a乃至42a、34
b乃至42bは、スプール2を穿孔することにより形成
してもよい。可変磁気抵抗変位変換器等の直線位置変換
器70は、スプール2に接続されており、スプール2の
軸方向位置を測定すると共に、制御装置(図示せず)に
スプール位置の測定値を付与している。
【0019】上述したように、ポート34等の42は、
それぞれ制御弁100乃至108の制御管路に接続され
ている。制御弁は、例えばアクチュエータへの圧縮空気
の流れを制御する、半領域制御弁である。マルチ弁によ
り供給される燃料圧力は、各弁内でピストンの全領域に
亘り作用して弁をオフ位置に復帰させ、一方、高圧燃料
は、ピストンの半部に作用して弁をオン位置に移動させ
る。制御弁の一つがマルチ弁1によりアドレス指定され
ていない場合、各制御弁は、ラッチされてそれぞれ最後
に選定された位置に留まるように構成されている。ま
た、制限燃料流路を設け、制御弁がオフ位置にあるとき
は高圧燃料管路46と個々の制御弁の制御管路との間で
制限された流体流連通を成し得るように、また、制御弁
がオン位置にあるときは低圧燃料管路28に対して制限
された流体流連通を成し得るようにしている。かかる流
路により、制御弁100乃至108をそれぞれの選定位
置でラッチ状態に維持している。
【0020】使用時には、スプール2を、全てのポート
34乃至42が閉じる停止位置に移動させるように制御
してもよい。例えば、制御弁104を閉鎖位置に切替え
ることが望ましく、スプール2は図1のその行程の最も
左側の位置にあり、即ち、第二の可変容量室は最小の容
量となっている、と仮定する。制御装置(図示せず)
は、コイル22、24を励磁し、ジェットパイプ20を
偏向させて高圧燃料を第二のオリフィス14の方へ送出
する。これにより、第二の可変容量室18内の圧力は増
加し、スプール2を右側に移動させる。燃料は、スプー
ル2の移動に伴って第一の可変容量室6から流出し、第
一の通路8と第一のオリフィス10を通って領域26
に、従って低圧燃料管路28に流入する。スプール2の
移動は、変換器70により監視され、制御装置は、それ
に応じてコイル22、24への電力供給を調節する。
【0021】スプールの位置は、高圧燃料制御管路38
aがポート38と整合するように、制御される。かくし
て、高圧燃料管路32からの高圧燃料は、高圧燃料通路
50、通路38a、ポート38を通って、制御弁104
に導入される。制御弁104は、オフ位置でラッチされ
る。次に、例えば別の制御弁を制御するために、弁10
4の状態に影響を及ぼすことなく、スプール2を別の位
置に移動させることができる。
【0022】また、非ラッチ制御弁を比例制御するため
に、マルチ弁を使用してもよい。この場合、比例弁の制
御管路に対してスプール2を前後に移動させ、弁を流量
絞り弁を介して高圧燃料管路又は低圧燃料管路に交互に
接続することにより、弁位置の比例制御を行う。次に、
非ラッチ制御弁の制御のために復帰する前に、1個以上
のラッチ制御弁を制御すべくスプール2を暫時移動させ
てもよい。ラッチ制御弁を制御している間、非ラッチ弁
への制御管路はスプール2により閉じられ、それによ
り、比例(非ラッチ)弁の位置を略一定に維持してい
る。
【0023】制御弁は、(非ラッチ弁の場合を除き)ラ
ッチ機能を提供すると共に、機関内の各アクチュエータ
への制御信号の増幅を行う。制御弁は又、制御弁の位置
を制御するために使用する燃料と、アクチュエータを作
動させるために使用する圧縮空気とを分離している。し
かしながら、1個以上のアクチュエータが流体作動する
場合及び作動流体として燃料を使用する場合は、1個以
上の制御弁を省略し、マルチ弁から直接燃料を受け取る
ように流体作動アクチュエータを接続してもよい。
【0024】スプール2の移動により、非選定ポートに
一時的な接続が生じ、その結果、当該非選定ポートに一
時的な圧力変化が生じるが、これは、非選定ポートが燃
料供給管路のいずれか一方に接続されている時間が制御
弁100乃至108の応答時間に比較して短くなるよう
にスプール2を迅速に移動させることにより解決され
る。また、マルチ弁1と制御弁100乃至108は、マ
ルチ弁1に流入した燃料の大部分がスプール2を移動さ
せるために使用され、僅かな部分だけがポート用に使用
されるように、構成してもよい。このアプローチによ
り、制御弁100乃至108に対するスプール2の応答
時間を高めることができる。
【0025】別の代替例として、スプール2とスリーブ
が整合するまで流体流連通が生じないように、スプール
を可動スリーブ内に収容してもよい。これにより、スプ
ール2の移動に対するスリーブの移動を遅延させ、非選
定ポートに燃料圧力が加わるのを防ぐことができる。
【0026】更に別の代替例として、スプールの並進移
動の間にスプールを回転させ、非選定ポートに燃料が供
給されないようにしてもよい。
【0027】図2は、本発明の第二の実施例の概略を示
す。パイロット弁160が図1のマルチ弁1とサーボ弁
12との間に配設されている。マルチ弁の構成は、図1
と実質的に同一であるが、第一の通路8と第二の通路1
6がサーボ弁12の第一及び第二のオリフィス10、1
4に直接接続されておらず、代わりにパイロット弁16
0のマルチ弁位置制御ポート162、164に接続され
ている。第一のポート及び第N+1のポート即ち図では
第一のポート及び第七のポートは、パイロット弁の燃料
供給ポート166、168にそれぞれ接続されている。
【0028】パイロット弁160は、弁ケーシング17
2内に、軸方向に移動可能なスプール170を有する。
スプール170は、スプールの各端部に位置する可変容
量室174、176に供給される燃料圧力に応じて移動
可能である。サーボ弁12は、図1のマルチ弁に関して
の説明と同様に、スプール170の位置を制御するよう
に作動可能である。スプール170の位置は、図1のア
ーム30の等価物であるフィードバックワイヤを介し
て、サーボ弁12にフィードバックされる。スプール1
70の表面上或いは本体内には、通路が形成されてい
る。各通路は、第一のスプール位置でポート166と1
68とがそれぞれ高圧燃料供給源190と低圧燃料供給
源192とに接続され、ポート162と164がこれら
の供給源から隔絶されるように、構成されている。
【0029】スプール170は、サーボ弁12の制御下
で、第一の位置から、制御ポート164が高圧供給源に
接続され制御ポート162が低圧供給源に接続される第
二の位置まで、移動可能であり、それにより、マルチ弁
のスプール2を、選定された位置の方へ即ち図3に示し
たように右側に移動させる。ポート166、168は、
燃料供給源から隔絶されるので、スプール2の移動中に
非選定制御弁に圧力が加わることはない。変位変換器7
0(例えば、直線可変インダクタンス変換器)により監
視されて、スプール2が選定された位置に到達すると、
サーボ弁はスプール170を、第二の位置から、ポート
162及び164がそれぞれ低圧燃料供給源及び高圧燃
料供給源から隔絶されてポート166及び168がそれ
ぞれ燃料供給源190及び192に接続される第一の位
置まで、スプール170を移動させるように作動する。
かくして、次に、選定された制御弁を作動させるよう
に、燃料が供給される。
【0030】同様に、スプール170は、サーボ弁12
の制御下で、第一の位置から、制御ポート164が低圧
供給源に接続され制御ポート162が高圧供給源に接続
される第三の位置まで、移動可能であり、それにより、
マルチ弁のスプール2を、選定された位置の方へ即ち図
3に示したように左側に移動させる。ポート166、1
68は、燃料供給源から隔絶される。スプール2が選定
された位置に到達すると、サーボ弁はスプール170
を、第三の位置から、ポート162及び164がそれぞ
れ高圧燃料供給源及び低圧燃料供給源から隔絶されてポ
ート166及び168がそれぞれ燃料供給源190及び
192に接続される第一の位置まで、スプール170を
移動させるように作動する。次に、選定された制御弁を
作動させるように、燃料が供給される。
【0031】第二及び第三の位置は、スプール2の移動
速度を制御し得るように、ポート162及び164の開
口量が制御可能な位置の範囲でよい。かくして、スプー
ル2の移動速度は、サーボ弁12のジェットパイプのそ
の中央位置からの偏向の大きさに依り決定され得る。サ
ーボ弁の中央位置を、ゼロより大きいコイル制御電流に
対応させることにより、フェールセーフ作動を行うこと
ができる。故障によりコイル電流の損失が生じた場合に
は、トルクモータが中央を外れた位置に移動し、燃料を
室174及び176のうちの予め選定された一方に供給
させる。これにより、パイロット弁160のスプール1
70は、通路16と室18とが流体連通するフェールセ
ーフ位置に移動し、スプール2を、その行程の一方の限
界点でありポート34乃至42が高圧源等の所定の燃料
圧力源に接続される、フェールセーフ位置まで移動させ
る。
【0032】フェールセーフ動作は、出力スプール2内
に別の通路を設けることによっても行い得る。故障がト
ルクモータ12に対する過剰供給電流を生じる場合に
は、トルクモータは、更に中央を外れた位置まで移動
し、燃料を室174及び176のうちの他方に供給させ
る。かくして、スプール170は、通路16と室18と
が流体連通する第二のフェールセーフ位置まで移動し、
スプール2を上述したものと同様の態様でフェールセー
フ位置まで移動させる。これにより、複数の制御弁を制
御するための、簡便で堅固なマルチ弁を提供することが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は可変容量室
に導入される流体圧力の制御下で弁ケーシング内で軸方
向に移動可能なスプールを有し、このスプールには通路
が形成され、スプールを適当に位置決めすることによ
り、流体源及び/又はシンクと所与のポートとの間で、
流体流連通を選択的に確立したり禁止したりすることが
できる。したがって、複数の制御弁を制御するための、
簡便で堅固なマルチ弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を構成する弁の概略図。
【図2】本発明の第二の実施例の概略図。
【符号の説明】
1 マルチ弁 2 弁部材(スプール) 4 弁ケーシング 6、18 可変容量部 10、14 制御ポート 12 サーボ弁 32、34、36 ポート 160 パイロット弁
フロントページの続き (72)発明者 トレヴァー・スタンレイ・スミス イギリス国 ウエスト・ミッドランズ、サ ットン・コールドフィールド、ストレーザ ー・ロード 3 (72)発明者 ジョン・デイヴィッド・プリッチャード イギリス国 ワーウィックシャイアー、ア ルセスター、スロックモートン・ロード 2 (72)発明者 ジョン・エイチ・バッシャー アメリカ合衆国 ニュー・ヨーク 14051、 イースト・アムハースト、ノーシントン・ ドライヴ 17

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一、第二及び第三のポート
    (32、34、36)を有する弁ケーシング(4)と、
    該ケーシング(4)内を移動可能で前記第一のポート
    (32)と前記第二及び第三のポート(34、36)の
    それぞれとの間の流体流を制御するための第一の弁部材
    (2)と、を備えたマルチ弁(1)において、 前記第一の弁部材(2)が軸方向に移動可能である、 ことを特徴とするマルチ弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弁において、 前記弁が、Nを整数として、N個のポート(32、3
    4、36、38、40、42)を有し、 前記弁部材が、Jを1とN−1の間のN−1を含む整数
    として、複数のJ個の位置に移動可能であり、 J番目の位置は、(J+1)番目のポートを第一のポー
    トに接続する、 ことを特徴とする弁。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弁において、 前記弁が、(N+1)番目のポート(44)を有し、 弁部材(2)が、更に、Kを1とN−1の間のN−1を
    含む整数として、複数のK個の位置に移動可能であり、 K番目の位置は、(K+1)番目のポートを(N+1)
    番目のポートに接続する、 ことを特徴とする弁。
  4. 【請求項4】 前記請求項のいずれか一項に記載の弁に
    おいて、 前記第一の弁部材(2)が、前記弁ケーシング(4)内
    で実質的に流体封止係合状態で摺動可能なスプールであ
    る、 ことを特徴とする弁。
  5. 【請求項5】 前記請求項のいずれか一項に記載の弁に
    おいて、 前記弁が、更に、前記第一の弁部材(2)の第一の端部
    と弁ケーシングとの間に及び前記第一の弁部材(2)の
    第二の端部と前記弁ケーシングとの間に形成された第一
    及び第二の可変容量部(6、18)に流体を供給し且つ
    /又はそれらから流体を除去するための、第一及び第二
    の制御ポート(10、14)を備えた、 ことを特徴とする弁。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の弁において、 前記第一及び第二の可変容量部(6、18)への流体流
    を制御して、前記第一の弁部材(2)の位置を制御する
    ための電気作動サーボ弁(12)、 を備えた、 ことを特徴とする弁。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の、又は請求項2に従属
    するとき請求項3乃至6のいずれか一項に記載の弁にお
    いて、 前記第一の弁部材(2)が前記J個の位置のうちから選
    定された一つの位置に到達するまで、前記第一のポート
    (32)を流体供給源/シンク(190)から隔絶する
    パイロット弁(160)、 を備えた、 ことを特徴とする弁。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の、又は請求項3に従属
    するとき請求項4乃至6のいずれか一項に記載の弁にお
    いて、 前記第一の弁部材(2)が前記J個又はK個の位置のう
    ちから選定された一つの位置に到達するまで、前記第一
    及び(N+1)番目のポート(32、41)をそれぞれ
    の流体供給源/シンク(190、192)から隔絶する
    パイロット弁(160)、 を備えた、 ことを特徴とする弁。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の、又は請求項5に従属
    するとき請求項8に記載の弁において、 前記パイロット弁(160)が、前記第一及び第二の可
    変容量部(6、18)との流体流連通を制御して、前記
    第一の弁部材(2)の位置を制御するように構成されて
    いる、 ことを特徴とする弁。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の弁において、 前記パイロット弁(160)が、更に、前記第一及び第
    二の可変容量室(6、18)との流体流連通を制御する
    ためのパイロット弁部材(170)を備え、 該パイロット弁部材(170)が、前記第一及び第二の
    可変容量部(6、17)との流体連通が禁止され且つ前
    記第一のポート(32)への流体連通が行われる、第一
    のパイロット弁位置に移動可能である、 ことを特徴とする弁。
  11. 【請求項11】 請求項3に従属するとき請求項10に
    記載の弁において、 前記パイロット弁が、更に、前記パイロット弁部材(1
    70)が前記第一のパイロット弁位置にあるとき(N+
    1)番目のポート(44)に流体を供給するように構成
    されている、 ことを特徴とする弁。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の弁におい
    て、 前記パイロット弁部材が、前記可変容量部(6、18)
    に適当な圧力の流体を供給して第一の弁部材(2)を第
    一の方向に移動させ得る第二のパイロット弁位置と、前
    記可変容量部(6、18)に適当な圧力の流体を供給し
    て前記第一の弁部材(2)を第二の方向に移動させ得る
    第三のパイロット弁位置まで移動可能である、 ことを特徴とする弁。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の弁において、 第二及び第三のパイロット弁位置が、それぞれの位置範
    囲を包含して、可変容量部(6、18)への流体流の速
    度の制御を可能とした、ことを特徴とする弁。
  14. 【請求項14】 機関の複数の系を制御するための複数
    の制御弁(100、102、104、106、108)
    を有する、ガスタービン機関用の制御装置において、 機関制御装置からの信号に応じて前記各制御弁の動作を
    制御するための、前記請求項のいずれか一項に記載のマ
    ルチ弁(1)、 を備えた、 ことを特徴とする制御装置。
JP24677694A 1993-09-18 1994-09-16 マルチ弁 Pending JPH07166890A (ja)

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GB9319358-9 1993-09-18
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