JPH0716616U - 傘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の折り畳み式傘に比べ、かなり小さく折り
畳むことができる。 【構成】空気入口１０を有した本体９内部に空気を充填
すると、傘形状に膨らむものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、旅行時等の持ち運びに便利な傘に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、かばん等に入れて持ち運びに便利な折り畳み式の傘がある。折り畳 み式の傘には、２段式，３段式等があるが、いずれのものも金属製の柄と骨は必 要不可欠な構成要件であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このように、従来の折り畳み式傘は、柄と骨が必ず必要であったため、いくら 折り畳んだとしても、かさ張ってしまい、コンパクトに収納するにも限界があっ た。

【０００４】 したがって、この考案の目的は、従来の折り畳み式傘に比べ、かなり小さく折 り畳むことができる傘を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の傘は、空気入口を有した本体内部に空気を充填すると、傘形状に膨 らむものである。

【０００６】

【作用】

この考案の傘によると、空気入口から本体内に空気を充填することで、傘形状 に膨らますことができる。

【０００７】

【実施例】

この考案の一実施例を図１ないし図３に基づいて説明する。 図１は、本体９に空気を充填した状態を示しており、材質は、ポリ塩化ビニル やナイロン等の樹脂にて形成されている。

【０００８】 １０は本体９の柄部分１１の下端に設けた空気入口であり、１２は本体９の傘 部分１３の下面に放射状に形成した補強用の筋である。この筋１２によって、本 体９内に空気を充填すると傘部分１３が傘形状に円形に広がる。

【０００９】 図２は、傘の断面図を示しており、１４は空気を充填したときに傘部分１３が 球形に膨らまず、傘形状に平らに広がるように内部に張設した複数本のひもであ る。

【００１０】 図３は、チャック１６を有した収納袋１５を示しており、ビニール等の樹脂に て形成されている。この収納袋１５内に、空気を抜いた状態で、図１に示した傘 が収納される。

【００１１】 このように構成された傘によると、空気入口１０から空気を充填すると傘にな り、空気を抜くと収納袋１５に収納することができる。このように、柄や骨がな く、空気を抜いてコンパクトに収納することができ、旅行等においてもかさ張ら ず、持ち運びに便利である。

【００１２】 なお、空気入口１０は、柄部分１１の下端以外の部分に設けられていてもよい 。また、ひも１４の張り方は、図２のものに限定されず、傘部分１３が傘形状に 広がれば、どのように張られていてもよい。

【００１３】 この考案の他の実施例を、図４に示す。この実施例は、傘部分１３の裏面に収 納袋１７を有し、空気を抜くと収納袋１７内に収納されるように構成されている 。さらに、柄部分１１には補強のための筋１８が複数本形成されている。

【００１４】 なお、収納袋１７は傘部分１３の裏面以外の部分に設けられていてもよい。

【００１５】

【考案の効果】

この考案の傘によると、空気入口から本体内に空気を充填することで、傘形状 に膨らますことができ、また空気を抜くとコンパクトに収納できるという効果が 得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の斜視図である。

【図２】この考案の一実施例の断面図である。

【図３】この考案の一実施例の収納袋の正面図である。

【図４】この考案の他の実施例の斜視図である。

【符号の説明】

９ 本体 １０ 空気入口 １１ 柄部分 １３ 傘部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】空気入口を有した本体内部に空気を充填す
   ると、傘形状に膨らむことを特徴とする傘。