JPH07165291A - 栓用の工具 - Google Patents

栓用の工具

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JPH07165291A
JPH07165291A JP6256992A JP25699294A JPH07165291A JP H07165291 A JPH07165291 A JP H07165291A JP 6256992 A JP6256992 A JP 6256992A JP 25699294 A JP25699294 A JP 25699294A JP H07165291 A JPH07165291 A JP H07165291A
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drive
main body
arms
tool
hole
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JP6256992A
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English (en)
Inventor
Dean J Iwinski
ジェイ．イウィンスキー ディーン
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Original Assignee
Snap On Inc
Snap On Tools Corp
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00—Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D213/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D213/04—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D213/60—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • C07D213/81—Amides; Imides
    • C07D213/82—Amides; Imides in position 3
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    • B25B13/48—Spanners; Wrenches for special purposes
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な駆動レバーと併用して、多数の異なる
タイプの栓の取付、取外しに使用できる栓用工具を提供
すること。 【構成】 栓用工具５０は、円筒状の本体５１を有し、
本体には、その一端から４つの腕が突出した駆動部６５
と、もう一方の一端から６つの腕が突出した駆動部６０
が設けられ、それぞれが異なるタイプの栓と係合できる
ようになっている。駆動部材７０は、本体を軸方向に走
り、しかも横断面が正方形の形状をした穴５５の中を上
下に往復するが、本体に設けられたスロット５６を通っ
て放射状に突出した取手により、これを手で動かすこと
ができる。適当な駆動レバーについた駆動ラグ８５は、
２つの駆動部６０と６５をそれぞれ駆動させるために、
穴の両端に挿入することができる。駆動部材は、駆動ラ
グを挿入するために穴の両端に空間を作り出す２つの引
っ込んだ位置と、栓のキャップと係合して回転させるた
めに駆動部の一方から突き出した駆動位置の間で、上下
に動かすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ突きドラムプラ
グ、もしくは、各種の栓を取付けたり取外すために使用
する手工具に関するものである。特に本発明は、ラチェ
ット・レンチやブレーカーバーなど、適当な駆動レバー
と併用できるようにしたタイプの栓用受け口に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】栓は、タンク、ドラム缶、パイプなどの
取出し口を閉じるために使用する。このような栓は、通
常、環状の窪みまたは溝を有しており、その窪みまたは
溝の上を直径に横断する長いリブが付いているか、ある
いは、直径上の両端から内側に放射状に伸びた突出部が
付いている。このような栓の取り扱いに適した手工具は
すでに供されており、そのような手工具には、栓のリブ
または突出部にまたがって、これらと係合しながら回転
させる一対の腕が含まれている。このような手工具の一
例として、スナップ − オン ツールズ コーポレー
ション発売のモデル番号Ａ１７２Ａが上げられる。この
手工具は、上記栓の形状をいろいろ変形させたものを多
数取り扱えるように設計されている。栓の多くには、内
側にねじ山の付いた井筒状の穴が中央に付いており、こ
の穴を別のキャップで閉じられるようになっている。前
述のスナップ − オン ツールズ社の手工具には、キ
ャップに付いた窪みと係合するために、ばね式の突出部
が中央に設けられており、栓そのものを回すためにこの
手工具を使用するときは、バイヤスばねの力によりこの
突出部が引っ込むようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】もっと最近では、異な
るスタイルの線が多数使用されるようになった。これら
の栓の上壁には駆動溝が設けられている。さらに、この
駆動溝には、外側に横に形成されたローブ（くり抜き
部）がいくつも付いており、その形態はいろいろある。
基本的にいって、大半の栓は、４ローブ型か、６ローブ
型のいずれかの形状をなしている。従来の栓用工具で
は、こうした新しい栓の形状を取り扱うことができな
い。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の一般的な目的
は、従来の手工具の欠点を回避する一方、これに構造
上、取り扱い上の利点を付与した改良型の栓用工具を提
供することにある。
【０００５】本発明にかかる重要な特長は、最近普及し
ている多数の異なるタイプの栓に使用できるような栓用
工具を提供している点にある。
【０００６】上記の特長に関連した本発明のもう一つの
特徴は、複数の異なる形状の駆動部が工具から突出した
形で設けられた栓用工具を提供している点にある。
【０００７】上記の特徴に関連した本発明のさらにもう
一つの特徴は、工具上に設けられた数個の駆動部のどれ
を駆動させるのにも、適当な駆動レバーと併用して使用
できるタイプの栓用工具を提供している点にある。
【０００８】本発明のさらなる特徴は、駆動部のうち少
なくとも一つが引っ込み可能なタイプの栓用工具を提供
している点にある。
【０００９】以上の特徴、及びその他の特徴は、本体、
及び、この本体から第一の方向に突出し、この第一の方
向を横切るように伸びた複数の第一の腕を有する第一の
栓係合駆動部、それに、第一の駆動部とは異なる形状を
なし、本体から第二の方向に突出し、この第二の方向を
横切るように伸びた複数の第二の腕を有する第二の栓係
合駆動部からなる栓用工具を提供することによって実現
されている。
【００１０】本発明は、特定の新しい特徴と各部品の組
み合わせによって構成されており、その詳細は、以下の
記述や添付図面で説明されており、特に本請求項の中で
指摘されている通りである。但し、その詳細について
は、本発明の発送から逸脱せず、またはその利点を損な
うことなく、様々な変更が加えられるものとする。
【００１１】
【作用及び実施例】図１を参照すると、ドラム缶１０、
その蓋１１、ドラム缶１０への注ぎ口１３を定義づける
注ぎ口取付け部１２、さらに、この注ぎ口１３の内側に
付けられたねじ山１４、そして、取付け部１２の上部に
設けられた環状の上壁１５が描かれている。図６を参照
すると、注ぎ口１３を閉じるために設計されたドラムプ
ラグあるいは栓２０が描かれている。栓２０は円筒状の
側壁２１を有し、この側壁には、取付け部１２のねじと
係合するためのねじ山が外側に設けられている。栓２０
は、環状フランジ２３を定義づける円形の上壁２２を有
し、さらに注ぎ口取付け部１２の上壁１５と係合して栓
を密閉するためのガスケット２４がこの環状フランジに
据えつけられている。上壁２２には、一般に十字形をし
た駆動溝２５がその中央に設けられ、放射状に内側に突
き出た突起部２６ａによって仕切られた形で、等角の間
隔に設けられた４つのローブ（切り込み部）２６が形成
されている。栓２０の中央には、内側にねじ山の付いた
井筒状の穴２７が形成されている。この穴は、円筒状の
壁２１と同軸を持つように形成され、溝２５の底から、
軸方向に下に伸びている。井筒状の穴２７は、栓２０の
補助注ぎ口を形成しており、ドラム缶などの内容物をテ
スト試料として取り出す際に使用することができる。井
筒状の穴２７は、ねじ付きのキャップ２８を用いて閉じ
ることができる。さらに、このキャップの上には一般に
長方形をなす駆動溝２９が設けられている。
【００１２】図７を参照すると、本発明が使用しようと
するタイプの、一般に番号３０に指定された４ローブ型
栓のもう一つの例が描かれている。栓３０は、外側にね
じ山の付いた円筒状の壁３１と円形の上壁３２を有し、
上壁の外周には、異なる種類の注ぎ口取付け部と係合す
るように設計された円筒状のスカート３３がサポートと
して設けられている。上壁３２の中央には、一般に十字
形をなす駆動溝３５が形成されており、さらに、この駆
動溝には、放射状に内側に突き出た突起部３６ａによっ
て仕切られた形で、等角の間隔に設けられた４つのロー
ブ（切り込み部）３６が形成されている。内側にねじ山
の付いた井筒状の穴３７は、円筒状の壁３１と同軸を持
つように溝３５の底に形成されている。井筒状の穴３７
は、適切なキャップ（未表示）を使って閉じることがで
きるが、このキャップとして図１及び６に描かれたタイ
プを使用してもよい。
【００１３】図８を参照すると、本発明が使用しようと
する、一般に番号４０に指定されたもう一つのタイプの
線が描かれている。栓４０は、外側にねじ山の付いた円
筒状の壁４１を有し、円形の上壁４２がその上を塞ぐよ
うに設けられている。この円形の上壁はフランジ４３を
定義づけており、さらに注ぎ口取付け部１２の上壁１５
と係合して栓を密閉するためのガスケット４４がこのフ
ランジに据え付けられている。上壁４２には、６つのロ
ーブを有する駆動溝４５が設けられている。さらに具体
的に説明すると、溝４５には、直径上の両端に２つの比
較的幅の広いローブ４５ａが形成され、また４つの比較
的幅の狭いローブ４６が２組の対をなして配置されてい
る。さらに、各組の間は、内側に伸びた突起部４６ａに
よって仕切られており、これらの突起部は直径上の反対
側に位置し、これと垂直に位置する直径上の両端にロー
ブ４５ａが配列されている。ローブ４６の対をなすロー
ブはそれぞれ、もう一方の対をなすローブと、上壁４２
の曲線上を弦を描くように左右に配列されており、その
間に沿って、突起部４６ａが配列されている。駆動溝４
５の中央には、図６及び７の説明で述べたようなタイプ
の、内側にねじの付いた井筒状の穴（未表示）が形成さ
れている。さらに、この井筒状の穴は、外側にねじの付
いたキャップ４８によって閉じることができる。キャッ
プの上には軸方向に外側に突出した正方形の駆動ラグ４
９が設けられている。また、キャップ４８には、キャッ
プ２８の説明で述べたような駆動溝を取付けることも可
能なことがわかる。
【００１４】さらに、本発明は、４ローブ型、及び６ロ
ーブ型の栓のその他の形状についても使用可能だが、前
述の説明がこれらの栓の一般的形状の説明をも含めたも
のとする。
【００１５】図２〜５を参照すると、本発明に従って作
成され、その特徴を実施例として示している栓用の工具
５０が描かれている。工具５０は、本体５１を有し、そ
の中には、円筒状の管５２、この管の一端に一体をなす
ように形成された環状フランジ５３、この管の他端に形
成された大きめの環状フランジ５４が含まれている。本
体５１の中を軸方向に走っているのが穴５５で、その横
断面はほぼ正方形をなしている。管５２の側壁には、軸
方向に細長く伸びたスロット（長穴）５６が形成されて
おり、穴５５に通じている。穴５５の壁には、３組のア
ーチ状の移動止め溝５７、５８、及び５９が形成されて
いる。これらグループはそれぞれ、フランジ５３の近
く、フランジ５４に最も近いスロット５６の近く、そし
て、フランジ５４の軸周辺付近に位置している。溝５７
〜５９の各グループには、それぞれ穴５５の四方の側面
に設けられた４つの溝が含まれている。
【００１６】本体５１には、フランジ５３から軸方向に
外側に突き出し、６個の横に伸びた腕からなる駆動部６
０が含まれている。さらに具体的に説明すると、駆動部
６０は、フランジ５３に沿って直径上の両端に位置する
比較的幅の広い一対の腕６１と、腕６１に垂直に交差し
て配置された比較的幅の狭い対の腕６２と６３からなる
二対の腕を有している。一対の腕６２はフランジ５３の
曲線上で弦を描くように配列され、もう一対の腕６３は
フランジ５３の曲線上でもう一つの弦を描くように配列
されている。さらに、両方の弦はそれぞれ直径上の両端
に描かれ、しかも、腕６１が配列された直径に対して垂
直に位置している。駆動部６０に近い方の穴５５の一端
は同駆動部を貫通しており、この穴の中に、小さな溝６
４を定義づける浅めの切頭円錐形の穴が設けられてい
る。この小さな穴は、穴５５の中に駆動レバーを挿入す
る作業を容易にするためのもので、その方法については
以下でさらに詳しく説明されている。
【００１７】また、本体５１の反対側の端には、フラン
ジ５４から軸方向に外側に向かって突出した駆動部６５
が設けられている。駆動部６５は通常、十字形をなして
おり、等角の間隔で放射状に外側に伸びた４個の腕６６
を定義づけているほか、これらの腕６６の合流部分は、
アーチ型の外壁６７によって定義づけられている。穴５
５は、やはり駆動部６５を貫通しており、この穴の中
に、小さな溝６９を定義づける浅めの切頭円錐形の穴が
設けられている。
【００１８】図９を参照すると、穴５５の中に滑らせる
ように配置された長めのスライドバー７０が設けられて
いる。このスライドバーの横断面はほぼ正方形をなし、
その角は面取りされているのが好ましい。スライドバー
７０の長さは穴５５よりかなり短く、フランジ５４に近
い方の一端には、一対の長方形のノッチまたは溝７１が
スライドバー両側面にそれぞれ設けられている。これら
のノッチあるいは溝が、厚さの薄い駆動端７２（図２、
４、５及び９参照）を定義づけている。スライドバー７
０の他方の端に近い位置でスライドバーを貫通している
のは円筒状の穴７３で、その中には、スライドバー７０
の端近くの軸方向の穴の中に据え付けられたばねピン７
５によって適切な位置に保持されたアクチュエイターピ
ン７４が配置されている。アクチュエイターピン７４
は、スロット５６を通って、横に突き出ており、その距
離は、ユーザーが手でつかむのに必要なだけの長さがあ
らかじめ定められている。スロット５６の位置とは反対
側のスライドバー７０の側面で、スライドバー７０の両
端からちょうど中間に位置したところに、円筒状の溝７
６が横方向に形成されている。その中には、移動止め玉
７７とらせん状の圧縮ばね７８が置かれている。ばね７
８は、その弾性によって玉７７を横に外側に押し出す一
方、玉７７は、溝７６の一端に設けられた環状のリップ
（安全弁）によって保持されているが、その作用はすべ
て周知の方法で行われるものとする。
【００１９】スライドバー７０は、アクチュエイターピ
ン７４を使用することによって、穴５５の中で軸に沿っ
て上下に往復させることができ、その操作位置として下
記の３通りが上げられる。(1) 完全に引っ込んだ位置。
これは、図２の点線で示されている位置で、アクチュエ
イターピン７４がスロット５６のフランジ５３に近い方
の端に位置している。(2) 中間位置。これは、図５に描
かれている位置で、アクチュエイターピン７４がスロッ
ト５６の両端のちょうど中間に位置しており、移動止め
玉７７が移動止め溝５８の一つに嵌まっている。(3) 駆
動位置。これは、図２の実線で描かれている位置で、ア
クチュエイターピン７４がスロット５６のフランジ５４
に近い方の端に位置し、移動止め玉７７が移動止め溝５
９の一つに嵌まっており、さらに、スライドバー７０の
駆動端７２が軸に沿って所定の距離だけ駆動部６５の外
側に突き出ている。
【００２０】操作において、工具５０は、適切な駆動レ
バーを使って、工具の縦軸を中心に回転駆動させること
になるが、その際の駆動レバーとして、ラチェットレン
チ８０（図５参照）、ブレーカーバー（未表示）、また
はその類の工具を用いてもよい。さらに具体的に説明す
ると、図５に示されるように、ラチェットレンチ８０ま
たはその他の適切なレバーには、四角形の駆動ラグ８５
が付いており、この駆動ラグが、穴５５のいずれか一方
の端に納まるようになっている。典型的な駆動ラグ８５
には移動止め玉（未表示）が付いており、駆動ラグ８５
が工具５０と係合する際にその弾力によって駆動ラグを
保持できるよう、周知の方法により、移動止め溝５７か
５９のどちらか該当する一方にこの止め玉が入るように
なっている。
【００２１】図に示されるように、スライドバー７０
が、一部引っ込んだ位置、すなわち、中間位置（図５参
照）にある場合は、穴５５のアクチュエイターピン７４
に最も近い一端からスライドバーまでの間に、駆動ラグ
８５を挿入できるだけの十分な空間ができる。しかし、
スライドバー７０の反対側の一端と、穴５５の反対側の
端に近い部分までの間隔は狭く、駆動ラグ８５を挿入す
ることはできない。従って、駆動ラグ８５をこの穴５５
の反対側の一端に挿入するためには、図２の点線で示さ
れるように、スライドバー７０を完全に引っ込んだ位置
まで移動させることになる。ゆえに、図１及び５〜７に
示されるようなタイプの４ローブ型栓を取り扱おうとす
る場合は、スライドバー７０が、図５に示された位置に
あり、駆動ラグ８５が同図に示される位置に取付けられ
ることになる。これにより、駆動部６５が、栓２０の溝
２５、または、栓３０の溝３５の中に適合し、突起部２
６ａ（または３６ａ）と係合するために、腕６６がそれ
ぞれ、ローブ２６（または３６）の中に入ることにな
る。このようにして、周知の作用に従って、ラチェット
レンチ８０が工具５０を回転させると、それに伴って栓
２０（または３０）を回転させる効果をもたらしている
ことがわかる。
【００２２】同様に、図８に示される栓４０のような６
ローブ型の栓を取り扱いたい場合は、スライドバー７０
を、図２の点線で示すように、完全に引っ込んだ位置に
移動させ、レバーの駆動ラグ８５を、駆動部６５を通じ
て、穴５５に隣接する一端に挿入することになる。これ
により、栓４０を回転させるために、駆動部の腕部６１
がそれぞれ栓のローブ４５ａにはまり、また腕部６２と
６３がそれぞれローブ４６にはまった形で駆動部６０を
栓４０の溝部４５に挿入することになるが、その作用は
従来通りに行われるものとする。
【００２３】最後に、キャップ２８のような蓋を扱う場
合には、図２の実線で示すように、スライドバー７０を
駆動位置に移動させ、スライドバーの駆動端７２がキャ
ップの駆動溝２９に挿入されるようにする。駆動レバー
の駆動ラグ８５は駆動部６０を通って穴５５に隣接する
端の中に挿入される（図５参照）。小さな溝の部分６４
と６９は、駆動ラグ８５を穴５５のそれぞれの端の中に
挿入する動作を容易にしていることがわかる。
【００２４】駆動ラグ４９の付いたキャップ４８のよう
な蓋を持つ栓の場合、駆動ラグ４９が適切な大きさであ
れば、これを穴５５の該当する一端に入れることがで
き、従って、工具５０でこのキャップを扱うことができ
るが、そうでないような場合は、駆動ラグ４９と係合さ
せるために、これに適合する別の受け口が必要となる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、単純な構造で、経済的に
作成でき、現在使われている数多くの異なる形状の栓と
それに使用するキャップを取り扱うことのできる改良型
の栓用工具が提供されたことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の栓用工具の透視図で、キャップ用の駆
動部が下に伸びているのが見える。それに加え、この工
具を使用できるタイプの栓とキャップが付いたドラム缶
の一部が拡大されて描かれている。
【図２】図１上の線２−２で切断した際の上記工具の垂
直断面図で、キャップの駆動バーが完全に引っ込んだ位
置が点線によって示されている。
【図３】図２に示された工具の上方平面図である。
【図４】図２に示された工具の下方平面図である。
【図５】図２に似た図で、キャップの駆動バーが中間位
置にあり、さらに、工具が、該当する栓と駆動レバーの
両方に係合している様子が示されている。
【図６】図１に示された栓の透視図で、キャップが取付
けられている状態を示している。
【図７】図１に示された工具を使用できるタイプの４ロ
ーブ型栓のもう一つの例を透視図で示したものである。
【図８】図１に示された工具を使用できるタイプの４ロ
ーブ型栓を透視図で示したものである。
【図９】図１に示された工具のキャップ用駆動バーの部
分的側面立面図である。
【符号の説明】
１０ ドラム缶 １１ 蓋 １２ 注ぎ口取付け部 １３ 注ぎ口 １４ ねじ山 １５ 環状の上壁 ２０ 栓 ２１ 円筒状の側壁 ２２ 円形の上壁 ２３ 環状フランジ ２４ ガスケット ２５ 駆動溝 ２６ ローブ（切り込み部） ２６ａ 突起部 ２７ 井筒状の穴 ２８ ねじ付きのキャップ ２９ 駆動溝 ３０ ４ローブ型栓 ３１ 円筒状の壁 ３２ 円形の上壁 ３３ 円筒状のスカート ３５ 駆動溝 ３６ ローブ（切り込み部） ３６ａ 突起部 ３７ 井筒状の穴 ４０ 栓 ４１ 円筒状の壁 ４２ 円形の上壁 ４３ フランジ ４４ ガスケット ４５ 駆動溝 ４５ａ ローブ（切り込み部） ４６ ローブ（切り込み部） ４６ａ 突起部 ４８ キャップ ４９ 駆動ラグ ５０ 栓用工具 ５１ 本体 ５２ 円筒状の管 ５３ 環状フランジ ５４ 環状フランジ ５５ 穴 ５６ スロット（長穴） ５７ 移動止め溝 ５８ 移動止め溝 ５９ 移動止め溝 ６０ 駆動部 ６１ 腕 ６２ 腕 ６３ 腕 ６４ 小さな溝 ６５ 駆動部 ６６ 腕 ６７ アーチ型の外壁 ６９ 小さな溝 ７０ スライドバー ７１ ノッチまたは溝 ７２ 駆動端 ７３ 円筒状の穴 ７４ アクチュエイターピン ７５ ばねピン ７６ 円筒状の溝 ７７ 移動止め玉 ７８ らせん状の圧縮ばね ８０ ラチェットレンチ ８５ 駆動ラグ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 本体、及び、該本体から第一の方向に突
    出し、この第一の方向を横切るように伸びた複数の第一
    の腕を有する第一の栓係合駆動部、それに、第一の駆動
    部とは異なる形状をなし、該本体から第二の方向に突出
    し、この第二の方向を横切るように伸びた複数の第二の
    腕を有する第二の栓係合駆動部からなる栓用工具。
  2. 【請求項２】 該第一及び第二の方向がほぼ同軸上にあ
    る、請求項１記載の工具。
  3. 【請求項３】 該第一の複数の腕の数が、該第二の複数
    の腕の数とは異なる、請求項１記載の工具。
  4. 【請求項４】 該第一の複数の腕が４個で構成され、該
    第二の複数の腕が６個で構成されている、請求項３記載
    の工具。
  5. 【請求項５】 該本体に、第一の駆動溝と第二の駆動溝
    が設けられ、それぞれが該第一及び第二の駆動部の駆動
    作用を容易にするために、該駆動溝の中で適切な駆動レ
    バーと係合する、請求項１記載の工具。
  6. 【請求項６】 該第一及び第二の駆動部とは異なる形状
    をなし、該本体に取付けられて、該本体の中に引っ込ん
    だ「引っ込み位置」と該本体から突き出た「駆動位置」
    の間を移動する、第三の栓係合駆動部からさらになる、
    請求項１記載の工具。
  7. 【請求項７】 該第三の駆動部が該第一の駆動部を抜け
    て突出している、請求項６記載の工具。
  8. 【請求項８】 該第三の駆動部に結合して、引っ込み位
    置と駆動位置との間を手で移動させることのできる取手
    手段からさらになる、請求項７記載の工具。
  9. 【請求項９】 該本体の両端にて、適当な駆動レバー上
    の駆動ラグを受け入れられるよう、それに適した形状と
    寸法に作成した穴を該本体が有し、さらに、該穴の中に
    配置され、第一、第二、第三の位置に移動させることの
    できる駆動部材（スライドバー）からさらになり、該駆
    動部材が第一の位置にあるときは、該本体の中にすっか
    り引っ込み、該穴の一方の端に駆動ラグを受け入れられ
    るだけの十分な空間を有し、また、該駆動部材が第二の
    位置にあるときは、やはり該本体の中にすっかり引っ込
    み、該穴の他方の端に駆動ラグを受け入れられるだけの
    十分な空間を有し、さらに、該駆動部材が第三の位置に
    あるときは、該穴の一方の端で該本体から突き出し、該
    穴の他方の端に駆動ラグを受け入れられるだけの十分な
    空間を有するような、請求項１記載の工具。
  10. 【請求項１０】 該駆動部を第二及び第三の位置にそれ
    ぞれしっかり保持するための移動止め手段からさらにな
    る、請求項９記載の工具。
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