JPH0716485B2 - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH0716485B2
JPH0716485B2 JP1224440A JP22444089A JPH0716485B2 JP H0716485 B2 JPH0716485 B2 JP H0716485B2 JP 1224440 A JP1224440 A JP 1224440A JP 22444089 A JP22444089 A JP 22444089A JP H0716485 B2 JPH0716485 B2 JP H0716485B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はX線コンピユーテイツドトモグラフイ装置の検
出器における、測定精度の向上のための装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の検出器は、特開昭55−65174号公報に記載のよう
に、放射線検出器を鉛等のしやへい材で梱包し、側部に
放射線入射用スリツトを開けた構造において、放射線が
入射するスリツト上に設けた放射線検出器以外に一個以
上の放射線検出器を前記スリツト上の放射線検出器の上
方、および、下方の少なくとも一個所に設け補償用検出
器とし、補償用検出器はスリツト以外のしやへい材部分
を透過した放射線を検出するようになつていた。スリツ
トを通つて入射した放射線を測定する放射線検出器の出
力にはスリツト以外のしやへい材部分を通過して放射線
検出器に検出される成分がバツクグランド成分として加
わつている、このバツクグランド成分のみを補償用検出
器で測定し、スリツトから入射した放射線の測定精度を
高めるようになつていた。
また、X線CTの検出器は、特開昭62−72328号公報に記
載のように、試料を透過したX線を測定する検出器以外
にX線源のX線強度の変動をモニタする検出器を設け、
各X線検出器の出力をX線源モニタ検出器の出力で補正
し、X線強度の変動の影響を除去するようになつてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、検出器の電源の変動やアースラインの
変動、および、電磁ノイズにより検出器のベースライン
が変動することについて考慮がされておらず、検出器の
想定精度が低下する問題があつた。検出器のベースライ
ンとは、検出器に入射するX線を完全にしやへいした場
合の検出器出力のことで、本来ならば、OVででなければ
ならない。しかし、高エネルギのX線を測定する場合、
電子線加速器の高圧電源等に起因する電源電圧の変動や
アースラインの変動、および、電磁ノイズによりベース
ラインが変動する。この変動は電源の安定化やノイズフ
イルタの設置、および、電磁しやへいによりかなり除去
することができるが完全に除去することは不可能であ
る。このベースラインの変動の影響は検出器で測定して
いる放射線の測定値の誤差として現わ、最終的には断層
像の劣化をもたらした。
本発明はX線CTの検出器の放射線測定精度を向上するこ
とを目的としており、さらに、断層像の画質向上を目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、X線CTの検出器を複数個設
け、そのうち、少なくとも、一個の検出器は放射線に対
してしやへいすることにより検出器のベースラインの変
動のみを測定し、他の放射線測定用検出器の測定値に対
し、ベースラインの測定値を補正するようにしたもので
ある。
また、放射線検出器として、シンチレータと高電変換素
子を組み合わせたものを用いる場合、ベースラインを測
定するために、ベースライン検出器として光電変換素子
のみをしや光して用いた。
〔作用〕
放射線検出器を複数個設け各検出器はX線源からのX線
を測定するようにX線源に向けて配置するが、放射線検
出器のうち、少なくとも、一個はX線に対してしやへい
する。放射線検出器としてシンチレータと光電変換素子
を組み合わせたものを用いる場合、放射線に対してしや
へいをする検出器はシンチレータを省いた光電変換素子
のみを光に対してしや光したものを用いることにより、
放射線に対するしやへいを簡単にすることができる。全
ての検出器の出力はデータ収集装置に収集される。ここ
で、まず、全検出器をX線に対してしやへいした状態で
全検出器の測定値を複数回収集する。このとき、本来な
らばX線をしやへいしているために全検出器の出力が0
となるはずであるが実際にはわずかな出力が得られ、か
つ、出力が変動する。各検出器出力について同時刻に収
集した、もともと放射線に対してしやへいしてある検出
器出力と、本来はX線源に向いている検出器の出力を比
較する。複数回収集した測定値において前述のように比
較することにより元々放射線に対してしやへいしてある
検出器とX線測定用検出器の出力の相関を求めておく。
X線測定用検出器のしやへいを取り除いた通常の測定に
おいて、X線測定用検出器の測定値から、放射線をしや
へいした検出器の出力を先に求めた各検出器との相関に
基づいて補正した値を引くことで真のX線測定値を求め
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図においてターゲツト2には加速器1により加速された
電子が衝突し、ターゲツト2からX線ビーム12が照射さ
れる。CTスキヤナ4に試料14を載せ試料14を並進・回転
走査し、あらゆる方向からX線の透過率を測定する。測
定はコリメータ5の後ろに配置した検出器により行な
う。検出器は固体、あるいは、液体のシンチレータ6と
光電子増倍管、あるいは、フオトダイオード等の光電変
換素子7を組み合わせたもので、光電変換素子7の出力
はプリアンプ8を通してAD変換器9に入り、計算機10に
取り込まれる。検出器のうち、少なくとも、一個はX線
に対してしやへいし、ベースラインモニタ13とする。ベ
ースラインモニタ13は、検出器に放射線が入射しないと
き本来0であるべき検出器出力のベースラインが加速器
1の高圧電源3等に起因する電源やアースラインの変
動、および、電磁ノイズ等により変動する変動量を測定
する。ベースラインモニタ13の出力も他の検出器と同様
にプリアンプ8を通してAD変換器9に入り計算機10に収
集される。計算機10は各検出器出力をベースラインモニ
タ13の出力に基づいて補正した後、CT断層像を求める像
の再構成演算をし、デイスプレー11に断層像を表示す
る。ベースライン変動の補正は、まず、コリメータ5の
前面にX線のしやへい材を設け、スリツトから入射する
X線をしやへいする。次に、加速器1により電子を加速
しターゲツト2に衝突させX線を発生させる。X線ビー
ム12はコリメータ前面に設置したしやへい材により、し
やへいされコリメータ5のスリツトを通らないため、検
出器でX線は検出されない。このときの各検出器出力と
ベースラインモニタ13の出力を計算機10に収集する。こ
のデータ収集はベースラインモニタ13を含む全検出器の
出力を同時刻にサンプリングする。各検出器共、X線は
到達していないため各検出器出力は0となるはずである
が、先に述べたように、加速器高圧電源3等の影響によ
り出力が0とならずあるレベルをもち、かつ、その出力
レベルが変動する。このベースラインレベルの変動はラ
ンダムに起こるが、ある時間変動を観測すれば変動は一
定範囲内に現われる。従つて、全検出器同時サンプリン
グを数十回から数百回実行し、各検出器のベースライン
レベルの変動を記録する。このベースラインの変動は電
源電圧の変動等に起因して発生するため、全検出器で同
様に変動する。つまり、ベースラインレベルの上,下は
全検出器で同時に変動する。ただし、各検出器とプリア
ンプの感度は必ずしも全検出器同等ではないため、各検
出器のベースラインレベルの変動の幅は等しくない。そ
こで全検出器同時にサンプリングしたデータについてベ
ースラインモニタ13の値と各検出器の値の相関を調べ
る。すると、第2図に示すように、ベースラインモニタ
13の値と各検出器の出力の間に比例関係がみられ、n番
目の検出器出力をyn、ベースラインモニタの値をxとす
ると、 yn=anx …(1) の関係が求まる。anはn番目の検出器の出力とベースラ
インモニタ13の出力の間の比例係数である。anを全検出
器について求めた後は、コリメータ5の前面に設けたし
やへい材を撤去する。通常のX線の測定では、各検出器
出力がプリアンプ8、および、AD変換器9を通つて計算
機10に収集されると同時にベースラインモニタ13の出力
もプリアンプ8とAD変換器9を通つて計算機10に収集さ
れる。計算機10では各検出器出力からベースラインモニ
タ13の出力と(1)式より求まる各検出器のベースライ
ンレベルを引くことにより補正し、真の検出器出力を求
めることができる。前記で求めた真の測定値を基に、像
再構成演算をすることにより、鮮明な断層像を求めるこ
とができる。
本発明の他の実施例を第3図に示す。第3図と第1図の
違いはベースラインモニタ13の構成が光電変換素子7の
みとしたことである。ベースラインモニタ13はX線を検
出せずにベースラインの変動のみを測定するために、シ
ンチレータ6を取りつけない光電変換素子7のみの構成
でも十分であり、安価に構成することができる。このと
き、ベースラインモニタ13のしや光は他の検出器と同様
に十分気をつけなければならない。ベースライン変動の
補正方法は第一の実施例と全く同様である。
本実施例によれば、X線CTのX線透過データの測定値か
らベースライン変動の影響を除去することで、測定値の
精度を向上させる効果があり、断層像の画質が向上する
効果がある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、X線CTのX線透過データからベースラ
インの変動の影響を除去できるので、X線透過データの
精度を向上できる効果がある。これにより、断層像の画
質を向上させ従来に比べてX線透過率が高い厚物材の断
層撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図はベースラ
インモニタと各検出器の相関図、第3図は本発明の他の
実施例の説明図である。 1…電子線加速器、2…ターゲツト、3…加速器高圧電
源、4…CTスキヤナ、5…コリメータ、6…シンチレー
タ、7…光電変換素子、8…プリアンプ、9…AD変換
器、10…計算機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線加速器とターゲツトとより成るX線
    源と試料、または、前記X線源と検出器を並進・回転走
    査させるCTスキヤナとX線検出器と検出器の出力を収集
    し像再構成演算をする計算機で構成されるX線CT装置に
    おいて、 前記X線検出器を複数個設け少なくとも一個はX線に、
    常に、しやへいされた構造となることを特徴とするX線
    CT装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のX線CT装置において、 検出器としてシンチレータと光電変換素子とを組み合わ
    せたものを複数個設け、そのうち少なくとも一個は前記
    光電変換素子のみとすることを特徴とするX線CT装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のX線CT装置において、 前記X線検出器の全てにX線が入射しない場合の常時し
    やへいされた検出器出力と、他の前記X線検出器の相関
    を比例係数として求め、X線透過データ測定の際に各検
    出器出力から、常時、しやへいされた検出器出力と前記
    相関で求めた比例係数の積を引くことを特徴とするX線
    CT装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のX線CT装置において、 線源にγ線や中性子線を用いたことを特徴とするX線CT
    装置。
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