JPH07164479A - 電解槽の製造方法 - Google Patents
電解槽の製造方法Info
- Publication number
- JPH07164479A JPH07164479A JP5341204A JP34120493A JPH07164479A JP H07164479 A JPH07164479 A JP H07164479A JP 5341204 A JP5341204 A JP 5341204A JP 34120493 A JP34120493 A JP 34120493A JP H07164479 A JPH07164479 A JP H07164479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- plate
- positioning part
- electrolytic cell
- electrode plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コストが安価で、組立工数を減少し得、か
つ、極板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できる電解
槽の製造方法を提供する。 【構成】 筐体９の成形時にその底部内面に陰極板１を
インサート成形により一体成形することにより、筐体９
の成形と同時に陰極板１の取り付けを行うようにする。
つ、極板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できる電解
槽の製造方法を提供する。 【構成】 筐体９の成形時にその底部内面に陰極板１を
インサート成形により一体成形することにより、筐体９
の成形と同時に陰極板１の取り付けを行うようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水等の電解に用いられ
るボックス型の電解槽の製造方法に関する。
るボックス型の電解槽の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、電解槽の構造としては、例え
ば、特公昭５６−３９９５４号公報のようなものが提供
されていた。
ば、特公昭５６−３９９５４号公報のようなものが提供
されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のものは、極板を電解槽筐体内に組み付ける構造
であるから、組立工数がかかり、且つ、極板間を所定の
間隔に保つことが困難であるという欠点があった。本発
明は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、安価で、組立工数を逓減し、かつ、極
板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できる新規な電解
槽の製造方法を提供することを目的とする。
た従来のものは、極板を電解槽筐体内に組み付ける構造
であるから、組立工数がかかり、且つ、極板間を所定の
間隔に保つことが困難であるという欠点があった。本発
明は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、安価で、組立工数を逓減し、かつ、極
板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できる新規な電解
槽の製造方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の電解槽の製造方法は、筐体の成形時にその
底部内面に極板をインサート成形により一体成形するこ
とを特徴とする。また、電解槽の筐体内壁に沿って電解
用の極板を固着せしめたこものである。更に、極面表面
にはニッケル鍍金が施されているものである。
め、本発明の電解槽の製造方法は、筐体の成形時にその
底部内面に極板をインサート成形により一体成形するこ
とを特徴とする。また、電解槽の筐体内壁に沿って電解
用の極板を固着せしめたこものである。更に、極面表面
にはニッケル鍍金が施されているものである。
【０００５】
【作用】本発明の電解槽の製造方法においては、筐体の
成形と同時に極板の取り付けが行われる。
成形と同時に極板の取り付けが行われる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明の電解槽の製造方法の一実施
例を示す断面図である。まず、予め、極板基材を所定の
形状に作製し、かつ、その上にニッケルメッキを施して
陰極板１を製作しておく。ついで、図１に示すように、
固定側型板２と協働して金型３を構成する可動側型板４
のコア５の上に前記陰極板１を載置した後、型閉めして
固定側型板２のスプルー、ランナー６及びゲート７から
溶融合成樹脂をキャビティ８内に充填すると、陰極板１
を底部内面に一体成形した筐体９が射出成形される。そ
して、筐体９の側壁内面には、その成形と同時に後述す
る枠付き隔膜及び陽極板を位置決めする位置決め部１
０，１１が形成される。
て説明する。図１は本発明の電解槽の製造方法の一実施
例を示す断面図である。まず、予め、極板基材を所定の
形状に作製し、かつ、その上にニッケルメッキを施して
陰極板１を製作しておく。ついで、図１に示すように、
固定側型板２と協働して金型３を構成する可動側型板４
のコア５の上に前記陰極板１を載置した後、型閉めして
固定側型板２のスプルー、ランナー６及びゲート７から
溶融合成樹脂をキャビティ８内に充填すると、陰極板１
を底部内面に一体成形した筐体９が射出成形される。そ
して、筐体９の側壁内面には、その成形と同時に後述す
る枠付き隔膜及び陽極板を位置決めする位置決め部１
０，１１が形成される。
【０００７】上記陰極板１を固着せしめた筐体９を用い
て電解装置を作製するには、図２に示すように、一方の
筐体９の位置決め部１０に枠付き隔膜１２を落し込んだ
後、図示しないスペーサを介在して白金、パラジウム等
からなる陽極板１３を位置決め部１１に嵌め込む。つい
で、位置決め部１０に枠付き隔膜１２を落し込んだ他方
の筐体９を、その枠付き隔膜１２と上記陽極板１３との
間にスペーサ（図示せず）を介在させて、図２に示すよ
うに一方の筐体９と接合する。１４，１５は陰極板１、
陽極板１３にそれぞれ接続した陰極リード、陽極リー
ド、１６は電解液の導入管、１７，１８，１９はドレン
管であり、ドレン管１７，１８，１９から電解によって
生成される酸性水やアルカリ水を取り出す。尚、陰極板
１は上記のように製造する他、プリント配線板のように
銅箔で形成し、筐体側壁に接着材等に固着させた構造で
もよい。
て電解装置を作製するには、図２に示すように、一方の
筐体９の位置決め部１０に枠付き隔膜１２を落し込んだ
後、図示しないスペーサを介在して白金、パラジウム等
からなる陽極板１３を位置決め部１１に嵌め込む。つい
で、位置決め部１０に枠付き隔膜１２を落し込んだ他方
の筐体９を、その枠付き隔膜１２と上記陽極板１３との
間にスペーサ（図示せず）を介在させて、図２に示すよ
うに一方の筐体９と接合する。１４，１５は陰極板１、
陽極板１３にそれぞれ接続した陰極リード、陽極リー
ド、１６は電解液の導入管、１７，１８，１９はドレン
管であり、ドレン管１７，１８，１９から電解によって
生成される酸性水やアルカリ水を取り出す。尚、陰極板
１は上記のように製造する他、プリント配線板のように
銅箔で形成し、筐体側壁に接着材等に固着させた構造で
もよい。
【０００８】このように、本発明の電解槽の製造方法
は、筐体の成形時にその底部内面に極板をインサート成
形により一体成形することを特徴とするものである。ま
た、電解槽の筐体内壁に沿って電解用の極板を固着せし
めたことを特徴とするものである。更に、極面表面には
ニッケル鍍金が施されていることを特徴とするものであ
る。
は、筐体の成形時にその底部内面に極板をインサート成
形により一体成形することを特徴とするものである。ま
た、電解槽の筐体内壁に沿って電解用の極板を固着せし
めたことを特徴とするものである。更に、極面表面には
ニッケル鍍金が施されていることを特徴とするものであ
る。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電解槽の
製造方法によれば、筐体の成形と同時に極板の取り付け
が行われるので、従来に比して組立工数を減少すること
ができると共に、コストの低減が可能となり、かつ、極
板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できるという効果
を奏する。しかも、構造が簡単であるから、実施も容易
である等の優れた特長を有する。
製造方法によれば、筐体の成形と同時に極板の取り付け
が行われるので、従来に比して組立工数を減少すること
ができると共に、コストの低減が可能となり、かつ、極
板間隔を長期間に亘って等間隔に維持できるという効果
を奏する。しかも、構造が簡単であるから、実施も容易
である等の優れた特長を有する。
【図１】本発明の電解槽の製造方法の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の方法によって製造した筐体を用いて電
解槽を形成した状態を示す断面図である。
解槽を形成した状態を示す断面図である。
【図３】従来技術による電解槽の斜視図である。
１ 陰極板 ９ 筐体 １０ 位置決め部 １１ 位置決め部 １２ 枠付き隔膜 １３ 陽極板
Claims (3)
- 【請求項１】 筐体の成形時にその底部内面に極板をイ
ンサート成形により一体成形することを特徴とする電解
槽の製造方法。 - 【請求項２】 電解槽の筐体内壁に沿って電解用の極板
を固着せしめたことを特徴とする電解槽の製造方法。 - 【請求項３】 極面表面にはニッケル鍍金が施されてい
ることを特徴とする請求項１または２記載の電解槽の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5341204A JPH07164479A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電解槽の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5341204A JPH07164479A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電解槽の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07164479A true JPH07164479A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18344184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5341204A Pending JPH07164479A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 電解槽の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07164479A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002035756A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Toto Ltd | 電解槽 |
| JP2008536015A (ja) * | 2005-04-12 | 2008-09-04 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 電気化学セル構造 |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP5341204A patent/JPH07164479A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002035756A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Toto Ltd | 電解槽 |
| JP2008536015A (ja) * | 2005-04-12 | 2008-09-04 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 電気化学セル構造 |
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