JPH0715886A - 車両用発電機の出力電圧制御装置 - Google Patents

車両用発電機の出力電圧制御装置

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JPH0715886A
JPH0715886A JP15515693A JP15515693A JPH0715886A JP H0715886 A JPH0715886 A JP H0715886A JP 15515693 A JP15515693 A JP 15515693A JP 15515693 A JP15515693 A JP 15515693A JP H0715886 A JPH0715886 A JP H0715886A
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JP
Japan
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voltage
generator
transistor
terminal
alarm lamp
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Application number
JP15515693A
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English (en)
Inventor
Toshinori Maruyama
敏典 丸山
Fuyuki Maehara
冬樹 前原
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端子数の低減もしくは大電気負荷による影響の
排除が可能であるとともに発電機の充電線の断線及びバ
ッテリの異常電圧低下の警告が可能な車両用発電機の出
力電圧制御装置を提供する 【構成及び効果】バッテリ3の高位端にイグニッション
スイッチ4及び警報ランプ5を通じて接続される警報ラ
ンプ給電端子Lの電位が所定レベル以下に低下した場合
に、警報ランプ5を点滅させて警告する構成を採用して
いるので、端子構成が簡単となる。また、充電線100
に接続される電気負荷8の大小により発電機2の出力電
圧が低下するしないにかかわらず確実に充電線100の
断線や端子外れを検出することができる。更に、バッテ
リ電圧(発電電圧)が大幅に低下した場合も、同様に警
報を発することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用発電機の出力電圧
制御装置に関し、特に発電機の充電線の外れを警報可能
な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機の充電線が外れた場合の警報の方
法として、特開昭57ー148541や特開平4ー22
2426が知られている。前者は、出力電圧制御装置に
それぞれ設けられたバッテリ電圧検出用端子(以下、S
端子という)、警報ランプ駆動用トランジスタにベース
電流を供給するための警報出力端子(以下、IG端子と
いう)、警報ランプに給電するための負荷給電端子(以
下、L端子という)、発電機の出力電圧を検出する発電
電圧検出端子(以下、P端子という)を有し、P端子電
圧が異常に上昇し、S端子電圧が低い場合には、発電機
の電圧上昇を抑制するとともに、L端子電圧を制御して
警報ランプを点灯する。
【0003】後者は、上記S端子、IG端子を省略する
回路構成を採用し、バッテリの高位端をイグニッション
スイッチ及び表示ランプを通じて上記L端子に接続する
ことにより、表示ランプを通じて起動信号をL端子に伝
送し、かつ、非発電時にL端子電位を低下させて表示ラ
ンプを点灯する。更に、発電機の整流電圧を検出する整
流電圧検出端子(以下、B端子という)と上記L端子と
の間の電位差が所定レベル以上となった場合に、前記L
端子電位を制御して表示ランプを点灯する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の技術では、出力電圧制御装置の端子数が多く、
構成が複雑化する不具合があった。一方、後者の技術で
は、出力電圧制御装置の端子数を節減できるものの、上
記したB端子が接続される発電機の整流電圧出力ライン
(充電線)に大電気負荷が接続されている状態で充電線
とイグニッションスイッチが接続されているバッテリの
高位端との接続が遮断される事故が生じた場合、バッテ
リは上記切断事故により充電不足となって電圧(L端子
電圧)が低下するものの、大電気負荷の存在により発電
機から充電線に出力される整流電圧が低下(上記B端子
電圧が低下)するために、B−L端子間電圧が縮小され
て表示ランプに警報が出力できないか又は遅延するとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、端子数の低減もしくは大電気負荷による影響の排
除が可能であるとともに発電機の充電線外れの警告が可
能な車両用発電機の出力電圧制御装置を提供すること
を、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用発電機の
出力電圧制御装置は、励磁電流を断続制御して前記発電
機の発電電圧を所定レベルに制御する電圧制御部と、充
電線を通じて前記発電機から整流電圧を給電されるバッ
テリの高位端にイグニッションスイッチ及び警報ランプ
を通じて接続される警報ランプ給電端子と、前記警報ラ
ンプ給電端子及び接地ラインの間に配設されるとともに
前記発電機の発電開始を指示する信号の入力に基づいて
前記警報ランプを消灯する点灯制御スイッチとを備える
車両用発電機の出力電圧制御装置において、前記警報ラ
ンプ給電端子の電位が所定の警報レベル以下に低下した
場合に、前記点灯制御スイッチを開閉して前記警報ラン
プを点滅させるバッテリ電位低下警報回路を備えること
を特徴とする車両用発電機の出力電圧制御装置。
【0007】好適な態様において、前記警報レベルは、
前記電圧制御部の励磁電流断続デュ−ティ比又は前記発
電機の回転数に応じて変更される。
【0008】
【作用及び発明の効果】以上説明したように本発明の車
両用発電機の出力電圧制御装置は、バッテリの高位端に
イグニッションスイッチ及び警報ランプを通じて接続さ
れる警報ランプ給電端子の電位が所定レベル以下に低下
した場合に、警報ランプを点滅させて警告する構成を採
用しているので、以下の効果を奏する。
【0009】まず、上記した前者の従来技術のようにI
G端子、S端子を必要とせず、端子構成が簡単となる。
また、発電機の出力電圧とバッテリ端子電圧とを比較せ
ず充電線外れ検出を実施するので、充電線に接続される
電気負荷の大小により発電機の出力電圧が低下するしな
いにかかわらず、バッテリ電圧(更に限定すれば警報ラ
ンプ給電端子Lの電圧)の低下に基づいてバッテリ充電
用の充電線の断線(外れ)を検出することができる。
【0010】また、上記バッテリ電圧(警報ランプ給電
端子)の低下時に、警報ランプを点滅して警告するの
で、警報ランプが1個であるにもかかわらず非発電時に
おける警報ランプの点灯と区別することができる。更
に、充電線の断線のみならず、何らかの原因でバッテリ
電圧(発電機の出力電圧)が大幅に低下した場合も、な
んら構成を追加することなく上記と同様に警報を発する
ことができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)本発明の一実施例を図1を参照
して説明する。1はエンジン(図示せず)により駆動さ
れる発電機2の出力電圧を制御するレギュレータ(出力
電圧制御装置)であり、3は発電機2から充電線100
を通じて充電されるバッテリである。
【0012】発電機2は、3相ステータコイル24とそ
の発電電圧を整流する三相全波整流器20と励磁コイル
21とを備えている。三相全波整流器20は低位側ハー
フブリッジ25と2個の高位側ハーフブリッジ22、2
3とからなり、低位側ハーフブリッジ25の低位端(各
アノード)は接地され、高位側ハーフブリッジ22の高
位端(各カソード端)は充電線100に接続され、高位
側ハーフブリッジ(補助整流器)23の高位端(各カソ
ード端)は内部電源ラインHLに接続されている。
【0013】7はイグニッションスイッチ4を通してバ
ッテリ3の高位端に接続される電気負荷であり、8はス
イッチ9を通じて充電線100に接続される車両用電気
負荷であり、それらの低位端は接地されている。レギュ
レータ1のL端子(本発明でいう警報ランプ給電端子)
は、警報ランプ5及び並列抵抗6を通じてイグニッショ
ンスイッチ4と電気負荷7との接続点Mに接続されてい
る。
【0014】L端子はダイオード18を通じて内部電源
ラインHLに給電可能に接続されており、また、エミッ
タ接地のトランジスタ17のコレクタにも接続されてい
る。トランジスタ17のベースはエミッタ接地のトラン
ジスタ171のコレクタに接続されている。内部電源ラ
インHLと内部接地ラインとの間には、抵抗r1、定電
圧ダイオード174、抵抗r2からなるトランジスタ1
7のバイアス回路が接続され、ダイオード174の低位
端(アノード)がトランジスタ17のベースに接続され
ている。
【0015】内部電源ラインHLと内部接地ラインLL
との間には、抵抗r3と定電圧ダイオード10からなる
基準電圧回路が形成され、その出力端の基準電圧Vrは
コンパレータ14の−入力端に印加されている。また基
準電圧Vrは抵抗173及びダイオード172を通じて
トランジスタ171のベースに給電している。一方、内
部電源ラインHLと内部接地ラインLLとの間には抵抗
r4、r5からなる分圧回路が接続されており、その出
力端はコンパレータ14の+入力端に印加されている。
【0016】コンパレータ14の出力端はベース電流制
限抵抗を通じてエミッタ接地のトランジスタ13のベー
スに接続され、そのコレクタは抵抗111を通じて内部
電源ラインHLから給電されている。トランジスタ13
のコレクタにはエミッタ接地のトランジスタ11のベー
スが接続され、トランジスタ11のコレクタは励磁コイ
ル21を通じて内部電源ラインHLに接続されている。
ダイオード12は励磁コイル21と並列接続されたフラ
イホイルダイオードである。
【0017】次に、レギュレータ1内に配設される低電
圧検出回路16について説明する。低電圧検出回路16
は、エミッタ接地のトランジスタ165を有し、そのベ
ースは抵抗r6を通じてコンパレータ14の出力端に接
続されており、そのコレクタは抵抗164、161を通
じてL端子に接続されている。抵抗164、161の接
続点はコンデンサ166を通じて接地される一方、定電
圧ダイオード162及び抵抗r7を通じて接地されてい
る。定電圧ダイオード162と抵抗r7との接続点はエ
ミッタ接地のトランジスタ163のベースに接続されて
いる。
【0018】次に、レギュレータ1内に配設される発振
回路15について説明する。発振回路15は、オペアン
プ150を有し、その−入力端はトランジスタ163の
コレクタに接続され、また、コンデンサ152を通じて
接地されている。オペアンプ150の+入力端は抵抗r
8を通じて接地され、抵抗r7を通じて基準電圧Vrが
印加されている。更に、基準電圧Vrは抵抗173及び
ダイオード154を通じてオペアンプ150の出力端に
印加されている。
【0019】次に、上記説明した各部の機能を説明す
る。警報ランプ5は、発電機2の発電停止などの異常を
表示する機能を有し、抵抗6はランプ5が切れた場合で
も、発電機2の励磁コイル21とレギュレータ1に電流
を供給する機能を有する。低電圧検出回路16は、L端
子電圧が所定値以下の場合に低電圧信号を出力する判別
機能を有し、発振回路15は、検出回路16からの低電
圧信号の無い場合はハイレベルを出力し、検出回路16
から低電圧信号が出力されている場合は所定の周期とデ
ューティを持った電圧パルス信号を出力する機能を有す
る。
【0020】トランジスタ17は、発振器15の出力が
Hiの時はオフし、上記電圧パルス信号が出力されてい
る時は、それに応じてオンとオフとを繰り返して警報ラ
ンプ5を駆動する機能を有する。コンパレータ14は、
発電機2の出力電圧と基準電圧とが一致するように励磁
コイル21に直列接続されたスイッチングトランジスタ
11を制御する機能を有する。
【0021】定電圧ダイオード174は、発電機2が発
電状態の時、すなわち補助整流器23の出力電圧が所定
値以上となる時に、トランジスタ17が導通可能とする
ものであって、言い換えれば、補助整流器23の出力電
圧が所定値を下回る場合、例えば発電機1の発電開始前
の状態では、トランジスタ17へのベース電流給電を遮
断してトランジスタ17の導通を禁止する事により発電
機1の発電開始の為に必要な初期励磁電流を確保する機
能を有する。
【0022】以下、この動作を説明する。エンジンの始
動前にてイグニッションスイッチ4が投入されると、警
報ランプ5及び抵抗6、ダイオ−ド18、内部電源ライ
ンHL、抵抗111を通してスイッチングトランジスタ
11にベ−ス電流を供給し、導通させる。スイッチング
トランジスタ11の導通により、励磁コイル21には、
発電機2の発電を開始する為の初期励磁電流が流れ、警
報ランプ5はこの初期励磁電流によって発電停止を警報
する。この時、内部電源ラインHLの電位は、バッテリ
3の電圧を警報ランプ5及び抵抗6、ダイオード18、
励磁コイル21、トランジスタ11で分圧されて、低い
値になるため、定電圧ダイオード174にベース電流を
遮断されてトランジスタ17はオフしている。
【0023】エンジン始動後、発電機2が発電し、充電
線100を通じてバッテリ3への充電を開始すると、発
電機出力電圧とほぼ等しい電圧が補助整流器(ハーフブ
リッジ)23の出力電圧として内部電源ラインHLに給
電され、その結果、内部電源ラインHLの電位上昇によ
り警報ランプ5の通電電流が減少して警報ランプ5は消
灯する。
【0024】内部電源ラインHLは定電圧ダイオ−ド1
74を通じてトランジスタ17にベース電流を給電し、
トランジスタ17は後述するように発振回路15の出力
に応じて導通制御される。後述するようにL端子電位が
所定の警報レベル以上あればトランジスタ17はオフし
続け、警報ランプ5は消灯されている。なお、ダイオー
ド18は内部電源ラインHLからトランジスタ17への
逆流を防止する。
【0025】次に、トランジスタ11の励磁電流制御に
ついて説明する。コンパレータ14は内部電源ラインH
Lの分圧と基準電圧Vrとを比較することにより、補助
整流器23から出力される整流発電電圧を監視し、整流
発電電圧がハイレベルの場合にはコンパレータ14はハ
イレベルとなり、トランジスタ11はオフして励磁電流
が遮断され、逆に整流発電電圧がローレベルの場合には
コンパレータ14はローレベルとなり、トランジスタ1
1はオンして励磁電流が通電され、上記整流発電電圧が
一定レベルに維持され、充電線100の電位が一定レベ
ルに維持される。
【0026】次に、充電線100が正常で(断線してお
らず)、更に電気負荷7、8の負荷電流が大きく、バッ
テリ電圧が低下する場合について説明する。この場合に
は充電線100の電位低下に応じて補助整流器23から
出力される整流発電電圧が基準値以下となり、コンパレ
ータ14の+入力端電位が基準電圧Vr以下となると、
コンパレータ14がローレベルを出力し、そのためにコ
ンパレータ14はトランジスタ165をオフする。
【0027】この時、L端子電位(バッテリ電圧)が警
報レベル以上であれば、定電圧ダイオ−ド162を通じ
てトランジスタ163にベース電流が給電され、トラン
ジスタ163が導通し、オペアンプ150の−入力端を
ロ−レベルにする。従ってオペアンプ150の出力はハ
イレベルとなり、トランジスタ171はオン、トランジ
スタ17はオフして警報ランプ5は点灯しない。
【0028】一方、補助整流器23から出力される整流
発電電圧が基準値以下となってコンパレータ14がトラ
ンジスタ165をオフした状態において、L端子電位
(バッテリ電圧)が警報レベル以下になると、定電圧ダ
イオ−ド162、トランジスタ163がオフし、コンデ
ンサ152が充電されて所定の電圧に達すると、オペア
ンプ150の出力はロ−レベルに反転する。その結果、
抵抗173とダイオード172との接続点からダイオー
ド154を通じてオペアンプ150の出力端に電流が吸
収され、その結果、トランジスタ171はオフし、トラ
ンジスタ17はオンして警報ランプ5が点灯する。その
後、オペアンプ150の出力がローレベルに反転したこ
とにより、コンデンサ152は抵抗151を通じて放電
し、コンデンサ152の充電電圧が所定の電圧まで低下
し、オペアンプ150の出力はハイレベルに反転する。
この結果、トランジスタ171はオン、トランジスタ1
7はオフして、警報ランプ5は消灯される。すなわち、
警報ランプ5の消灯時にL端子電圧が定電圧ダイオード
162及びトランジスタ163をオンさせるに足るかど
うかにより、バッテリ電圧が低電圧警報レベル以下かど
うかのチェックを行うことができる。
【0029】結局、バッテリ電圧が前記低電圧警報レベ
ル以下ならば、前記の動作をくり返し、警報ランプ5が
点滅する。次に、充電線100が図1の点aにて切断さ
れたか外れた場合について説明する。この場合、電気負
荷8が大きく、発電機2の出力電圧すなわち充電線10
0の電圧が基準値以下の場合は、コンパレータ14が定
常的にロ−レベルを出力し、トランジスタ165がオフ
し、前記の低電圧警報動作と同様に警報ランプ5の点滅
が実施される。
【0030】一方、充電線が外れた場合で、電気負荷8
が小さく、発電機2の出力電圧が基準値に制御されてい
る場合は、コンパレータ14の出力はハイレベルとロ−
レベルとを所定のデューティで繰り返すパルス信号とな
る。このデューティは励磁コイル21の電流を制御する
スイッチングトランジスタ11のコレクタ電位と同じデ
ューティになる。電気負荷8の負荷電流が少ないと、励
磁電流も少なくて良いので、コンパレータ14の出力は
ハイレベル状態が多い信号となる。
【0031】コンパレータ14の出力がハイレベルの状
態では、トランジスタ165が導通し、抵抗161、1
64を通して電流を引き込むので、定電圧ダイオード1
62が遮断される低電圧警報レベルはL端子電圧で考え
るとトランジスタ165がオフしている時よりも大きな
値になる。すなわち、補助整流器23から出力される整
流発電電圧が低い場合には、コンパレータ14の出力が
ローレベルとなってトランジスタ165がオフするが、
補助整流器23から出力される整流発電電圧が高い場合
には、コンパレータ14の出力がハイレベルとなり、ト
ランジスタ165がオンして、それにより抵抗161の
電圧降下が増大した分だけ、トランジスタ163が動作
するL端子電圧が増大する。すなわち警報ランプ5の点
滅開始電圧が増大する。コンデンサ166は、トランジ
スタ165の前記デューティーによるオンオフ比に応じ
て低電圧警報レベルを徐々に変化させる為の平滑コンデ
ンサである。
【0032】このようにすれば、例えば図1の点aで断
線し、電気負荷8の負荷電流が少ない場合あるいは図1
の点bで断線する場合はバッテリ3への充電電流がなく
なった時点(この時のバッテリ電圧は12V系で12.
5〜13.5Vに設定されることが好ましい)で充電線
100の外れを警報するように定電圧ダイオ−ド162
を設定することができる。
【0033】上記説明したように本実施例では発電機1
の出力端子と電気的に接続された負荷の大小によらず、
バッテリ3への充電線100の断線を警報することがで
きる。更に、本実施例では、充電線100の電位がなん
らかの原因で低下した場合、例えば、充電線100に接
続された電気負荷に何らかの故障により過大電流が流れ
て、ばってり3の電圧が極端に低下した場合や、エンジ
ンのアイドル状態で発電機1の最大出力以上の電気負荷
を長時間使用し、バッテリ3の電圧が極端に低下した場
合にも警報を行うことができる。しかも、上記機能を奏
するための回路構成が簡潔であるという優れた効果を奏
する。
【0034】なお上記実施例では、発電機の回転数に応
じて、断線判定しきい値電圧を調整することもできる。
例えば、発電機回転数が高いかまたは、励磁電流のオン
デュ−ティ比が100%未満の場合、車両配線が正常な
らばバッテリ電圧は、前記所定値(調整電圧:約14.
5V)に近い値となる為、L端子電圧が約13V以下と
なる場合は、充電線100が切れていると想定でき、前
記警報レベルを約13Vまで増大して充電線100の外
れをすみやかに警報することができる。
【0035】逆に、回転数が低く、励磁電流のオンデュ
ーティー比が100%の時は、充電線100が正常であ
っても、発電機1の最大出力電流以上の電気負荷の使用
によりバッテリ3の電圧が低下している場合もあるた
め、バッテリ3の電圧が極端に低下し、電気負荷に悪影
響を与える可能性のある下限の電圧(約10V)で充電
の異常を警報することができる。
【0036】(実施例2)他の実施例を図2を参照して
説明する。実施例1と異なる部分について主として説明
する。このレギュレータ1では、内部電源ラインHLは
充電線100とともに整流器22から給電されている。
【0037】内部電源ラインHLは実施例1における抵
抗r3の代わりに抵抗r11、エミッタ接地pnpトラ
ンジスタ182を通じて基準電圧ライン300に給電し
ており、基準電圧ライン300は定電圧ダイオ−ド10
を通じて接地されている。また、トランジスタ182
は、エミッタ接地npnトランジスタ181により駆動
制御され、トランジスタ181はL端子から抵抗r15
を通じてベース電流を給電することにより、イグニッシ
ョンスイッチ4のオンにより導通するようになってい
る。
【0038】また実施例1ではトランジスタ17のベー
ス電流は抵抗r1及び定電圧ダイオ−ド174を通じて
給電されていたが、この実施例ではトランジスタ17の
ベース電流は基準電圧ライン300から抵抗r13及び
ダイオ−ドD10を通じて給電している。更に、トラン
ジスタ17のベース電流はL端子から抵抗175を通じ
て給電している。
【0039】更に実施例1では発電機1の発電停止の警
報として部分整流器23から内部電源ラインHLに給電
される整流発電電圧の低下により、初期励磁電流が警報
ランプ5を点灯させる構成を採用していたが、この実施
例では、P端子に入力された1相交流発電電圧Vpを抵
抗r10及びコンデンサ192で平均してコンパレータ
191にて基準電圧ライン300の基準電圧Vrと比較
し、これにより発電電圧の低下を検出してトランジスタ
171のベース及びダイオード154のアノードに印加
する構成を採用している。
【0040】またダイオード176は、トランジスタ1
7がオンしている場合に、トランジスタ181がオンす
るのに充分な電圧にまでL端子の電圧を上昇させておく
ためのレベルシフトダイオードである。以下、上記構成
を採用した本実施例の回路の動作で、実施例1と異なる
部分について説明する。
【0041】イグニッションスイッチ4が投入される
と、トランジスタ181、トランジスタ182がオン
し、トランジスタ182は基準電圧ライン300に給電
する。基準電圧ライン300は定電圧ダイオ−ド10に
より所定の基準電圧Vrに保持される。基準電圧Vrと
内部電源ラインHLとの電圧はコンパレータ14で比較
され、コンパレータ14はローレベルとなってトランジ
スタ13がオフし、トランジスタ11は基準電圧ライン
300からベース電流を給電されてオンし、励磁コイル
21に励磁電流を給電し、発電が開始される。
【0042】コンパレータ14により制御されてトラン
ジスタ11は従来と同様に励磁コイル21へ通電する励
磁電流のデュ−ティ比を制御して充電線100及び内部
電源ラインHLの電位を一定レベルとする。トランジス
タ17のベースは、基準電圧ライン300から抵抗r1
3及び逆流防止用のダイオードD10を通じて給電され
ており、L端子から抵抗175を通じても給電されてい
る。したがって、トランジスタ17は、トランジスタ1
71がオフしており、かつ、イグニッションスイッチ4
がオンされている場合に点灯される。
【0043】コンパレータ191の+入力端に入力され
る平均発電電圧は基準電圧Vrと比較され、発電電圧V
pが基準電圧Vrより低ければロ−レベルを出力する。
すると、トランジスタ171はオフし、トランジスタ1
7がオンし、警報ランプ5が点灯する。一方、コンパレ
ータ191の+入力端に入力される平均発電電圧が基準
電圧Vrより高ければハイレベルを出力する。すると、
発振器15のオペアンプ150がローレベルを出力する
時にはコンパレータ191の出力電流は電流制限抵抗r
20を通じてオペアンプ150に吸収されてトランジス
タ171はオフし、発振器15のオペアンプ150がハ
イレベルを出力する時にはコンパレータ191の出力電
流は電流制限抵抗r20を通じてトランジスタ171の
ベースに給電されてトランジスタ17がオフし、これら
の結果として警報ランプ5が点滅する。
【0044】電気負荷8の負荷電流が少ない場合に充電
線100が点aにて外れた場合、発電機2の出力電流が
減少するので、励磁電流を断続するトランジスタ11の
オンデュ−ティが減少する。例えば、発電機1の回転数
1500rpm、基準電圧Vr=14.5Vの場合、オ
ンデュ−ティは約10%となる。一方、トランジスタ1
65の出力電圧のオンデュ−ティは増大し、トランジス
タ165に流れる電流分だけ抵抗161の電圧降下が増
大し、定電圧ダイオ−ド162の両端に印加される電圧
が減少し、結局、定電圧ダイオ−ドがオンするためのL
端子電圧の値は増大する。
【0045】すなわち、実施例1の場合と同様に、充電
線100が点aにて外れると、L端子電圧が少し低下し
始めるだけで、定電圧ダイオ−ド162がオンして発振
器15の作動が開始され、警報ランプ5が点滅状態(又
は高速点滅により平均輝度低下状態)となる。次に、充
電線100の断線が生じず、充電線100に大電気負荷
8が接続される場合を説明する。この場合には、発電機
2が出力する電流の不足により充電線100の電位が低
下するが、この電位低下により警報ランプ5が簡単に点
灯することは好ましくない。例えば、エンジンのアイド
ル状態でヘッドランプ、フォグランプ、ブレーキランプ
等を点灯させた場合に、発電機1の出力電圧が基準電圧
Vr=14.5Vを下まわる機会は多く、そのたびに警
報ランプを点灯させることは好ましくない。そのため、
バッテリ3の放電が連結し、これ以上バッテリ3の電圧
が低下すると、電気負荷に悪影響を与える場合に警報す
ることが望ましい。
【0046】本実施例では、充電線100に電位低下が
生じると、コンパレータ14がオフし、コンパレータ1
4がトランジスタ165をオフさせ、それにより定電圧
ダイオ−ド162がオンするために必要なL端子電圧の
値が低下することになる。この結果、大電気負荷8への
給電のために充電線100の電位が多少低下しても警報
ランプ5の点滅は回避されることになる。例えばこの実
施例では、基準電圧Vr=14.5V、回転数1500
rpmにおいて、充電線100の電位が約10Vになる
と、充電線100の電位低下の警報を発するようにな
る。
【0047】図4に回転数が1500rpm、5000
rpmの場合における充電線100の外れを警報する場
合におけるバッテリ電圧とトランジスタ165のオフデ
ュ−ティとの関係を示す。なお、抵抗175は充電線1
00が断線した状態で発電機1の発電が停止し、基準電
圧ライン300の電圧が低下した場合においてもトラン
ジスタ17をオンさせるためのものである。 (実施例3)その他の実施例を図3を参照して説明す
る。
【0048】この実施例は、実施例2におけるP端子電
圧を、抵抗r21、コンデンサC2、抵抗r22からな
る交流分圧回路に印加し、その抵抗分圧をトランジスタ
169のベースに印加するものである。このようにする
と、回転数の増加によりP端子電圧の周波数が増大して
コンデンサC2の分圧量が減少し、その分、抵抗r22
の電圧降下が増大し、それにより高回転数域にて抵抗1
61の電圧降下を増大し、定電圧ダイオ−ド162がオ
ンするために必要なL端子電圧を増大させることができ
る。
【0049】すなわち、高回転数では発電機2の出力電
流は大きく取れるので、大負荷電流(例えばパワーウイ
ンドウのロック電流)が生じても充電線100の電位は
それほど低下しない。そこで、図4に示すように警報ラ
ンプ5が点滅を開始するL端子電圧を上昇させ、それに
より支障なくかつ速やかにバッテリ3(充電線100)
の低電圧を警報することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例2を示す回路図である。
【図3】実施例3を示す回路図である。
【図4】トランジスタ165のオフデュ−ティとバッテ
リ電圧と発電機回転数との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
11はスイッチングトランジスタ(電圧制御部)、2は
発電機、3はバッテリ、4はイグニッションスイッチ、
5は警報ランプ、Lは警報ランプ給電端子、17はトラ
ンジスタ(点灯制御スイッチ)、16は電圧低下検出回
路(バッテリ電位低下警報回路の一部)、15は発振器
(バッテリ電位低下警報回路の一部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁電流を断続制御して前記発電機の発電
    電圧を所定レベルに制御する電圧制御部と、充電線を通
    じて前記発電機から整流電圧を給電されるバッテリの高
    位端にイグニッションスイッチ及び警報ランプを通じて
    接続される警報ランプ給電端子と、前記警報ランプ給電
    端子及び接地ラインの間に配設されるとともに前記発電
    機の発電開始を指示する信号の入力に基づいて前記警報
    ランプを消灯する点灯制御スイッチとを備える車両用発
    電機の出力電圧制御装置において、 前記警報ランプ給電端子の電位が所定の警報レベル以下
    に低下した場合に、前記点灯制御スイッチを開閉して前
    記警報ランプを点滅させるバッテリ電位低下警報回路を
    備えることを特徴とする車両用発電機の出力電圧制御装
    置。
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