JPH0715675U - 乗客コンベアの照明カバー保持工具 - Google Patents

乗客コンベアの照明カバー保持工具

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Publication number
JPH0715675U
JPH0715675U JP047355U JP4735593U JPH0715675U JP H0715675 U JPH0715675 U JP H0715675U JP 047355 U JP047355 U JP 047355U JP 4735593 U JP4735593 U JP 4735593U JP H0715675 U JPH0715675 U JP H0715675U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting cover
lighting
lamp
cover
passenger conveyor
Prior art date
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Pending
Application number
JP047355U
Other languages
English (en)
Inventor
英和 古川
博 練木
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日立ビルシステムサービス filed Critical 株式会社日立ビルシステムサービス
Priority to JP047355U priority Critical patent/JPH0715675U/ja
Publication of JPH0715675U publication Critical patent/JPH0715675U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 欄干照明用のランプを覆う照明カバーが、そ
の脱着過程で簡単に所定位置に仮固定できるようにする
ことで、作業員が一人でも照明カバーの落下事故を防止
しつつ効率良くランプの交換が行える、乗客コンベアの
照明カバー保持工具を提供する。 【構成】 ランプ4の交換時に照明カバー5の落下事故
を防止するために用いられる照明カバー保持工具7を、
透明性パネル1のステップ側の表面と反ステップ側の表
面とに吸着させるための一対の吸着部材8a,8bと、
これら両吸着部材8a,8bを連結する伸縮自在な弾性
連結部材9とを備える構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エスカレータ等に設けられている欄干照明用のランプを交換する際 に用いて好適な乗客コンベアの照明カバー保持工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
エスカレータ等の乗客コンベアに設けられている欄干照明装置は、ランプと、 このランプを保持しつつ電源を供給するソケットと、このソケットに固定されて ランプを覆う照明カバー等により構成されていて、利用者の安全確保に役立って いるのみならず、意匠性の向上にも寄与している。そして、最近は、ソケット近 傍が点灯時に高温になることに起因する照明カバーの熱変形や脱落を防止するた め、特開昭57−77187号公報に記載されているように、放熱性に富みソケ ットの外周部に係合可能な保護カバーを付設し、この保護カバーで照明カバーの 端部を支えるようにした欄干照明装置が広く知られている。
【0003】 かかる欄干照明装置は、球切れするなどした古いランプの交換作業が容易に行 えるようにするため、また利用者の邪魔にならないようにするため、欄干部の外 側でデッキの下方に設置されることが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した乗客コンベアの欄干照明装置は、古いランプを新規のもの と交換する際に照明カバーの脱着が必要となるが、従来、この脱着作業時に誤っ て照明カバーを落として破損してしまう危険性があった。特に、保護カバーを付 設した欄干照明装置の場合、ビス等を用いて該保護カバーに固定されている照明 カバーの脱着作業は複雑であり、該ビスを取り外す際や取り付ける際などに誤っ て照明カバーを落下させてしまう危険性が高かった。なお、複数の作業員が協力 しながらランプの交換作業を行えば、こうした危険を回避することは可能である が、常に複数の作業員を現場に立ち会わせるという作業方法は大幅なコストアッ プを伴うため、好ましくない。
【0005】 本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、作業員 が一人でも照明カバーの落下事故を防止しつつ効率良くランプの交換が行える、 乗客コンベアの照明カバー保持工具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、無端状に連結されて走行するステップ と、このステップの左右両側に立設されて欄干部を構成する透明性パネルと、こ の透明性パネル上に固定されたデッキと、このデッキに支えられ上記ステップと 同期して走行するハンドレールと、上記透明性パネルの側方に取着された欄干照 明用のランプと、このランプを覆う照明カバーとを備えた乗客コンベアで、上記 ランプの交換時に上記照明カバーの落下事故を防止するために用いられる照明カ バー保持工具を、上記透明性パネルの上記ステップ側の表面と反ステップ側の表 面とに吸着させるための一対の吸着部材と、これら一対の吸着部材を連結する伸 縮自在な弾性連結部材とを備える構成とした。
【0007】
【作用】
上記構成要素を備えた工具は、一方の吸着部材を乗客コンベアの透明性パネル の反ステップ側(またはステップ側)の表面に吸着させてから、弾性連結部材を 上方のデッキやハンドレールに巻き掛けて引っ張りながら、他方の吸着部材を該 透明性パネルのステップ側(または反ステップ側)の表面に吸着させることによ り、照明カバーを該弾性連結部材で支えることができるので、作業員が一人でも 照明カバーの落下事故を懸念することなく安心してランプの交換作業を行うこと ができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1および図2に基づいて説明する。ここで、図1 は実施例たる照明カバー保持工具を乗客コンベアの欄干部に取り付けた様子を示 す断面図、図2は該照明カバー保持工具の斜視図である。
【0009】 図1に示す乗客コンベアの欄干部は、無端状に連結されて走行する図示せぬス テップの左右両側に立設されており、ガラスパネル1や図示せぬ支柱により構成 されている。このガラスパネル1上にはデッキ2が固定されていて、このデッキ 2に支えられたハンドレール3が上記ステップと同期して走行する。また、ガラ スパネル1の外側(反ステップ側)でデッキ2の直下には、欄干照明用のランプ 4が図示せぬソケットに取着されており、このランプ4を照明カバー5が覆い、 この照明カバー5の端部を放熱性に富む保護カバー6が覆っている。この保護カ バー6は、図示せぬビスにより照明カバー5を固定しつつ、上記ソケットの外周 部に係合されているので、ソケット近傍が点灯時に高温になっても照明カバー5 の熱変形や脱落を招来する心配はない。
【0010】 図中符号7で総括的に示す照明カバー保持工具は、ガラスパネル1のステップ 側の表面と反ステップ側の表面とに吸着させるための一対の吸盤8a,8bと、 これら両吸盤8a,8bを連結する伸縮自在なゴムバンド9とによって構成され ており、ランプ4の交換時に上記欄干部に取り付けて使用する。
【0011】 次に、この工具7を用いて行うランプ4の交換作業について説明する。
【0012】 まず、一方の吸盤8a(または8b)を、照明カバー5の近傍においてガラス パネル1の外側表面に吸着させてから、ゴムバンド9を上方のデッキ2やハンド レール3に巻き掛けて引っ張りながら、他方の吸盤8b(または8a)をガラス パネル1の内側表面に吸着させることにより、照明カバー5をゴムバンド9にて 保持した状態とする。この後、まず上記ビスをゆるめて保護カバー6を取り外す が、保護カバー6を外しても照明カバー5はゴムバンド9に保持されているので 落下する虞はない。そして、保護カバー6を外した後、照明カバー5を手で支え ながら、吸盤8aをガラスパネル1の外側表面から剥がしてゴムバンド9の張力 を除去し、この照明カバー5を床等の安全な場所に置く。しかる後、古いランプ 4を取り外して新規のものと交換し、この新規のランプを覆う所定位置に照明カ バー5を配置させて手で支えながら、ゴムバンド9を引っ張って吸盤8aをガラ スパネル1の外側表面に吸着させる。こうすることで、照明カバー5はゴムバン ド9に保持された状態となるので、その後に行う保護カバー6やビスの取付作業 時には照明カバー5を手で支えている必要はなく、これらの取付作業が終了した 後、吸盤8a,8bをガラスパネル1から剥がして照明カバー保持工具7を回収 する。
【0013】 このように照明カバー保持工具7を用いると、ランプ4の交換時に吸盤8a, 8bをガラスパネル1に吸着させてやることで、照明カバー5をゴムバンド9で 支えておくことができるので、作業員が一人であっても照明カバー5を落下させ てしまう心配がなくなり、また、ガラスパネル1に対する吸盤8a,8bの着脱 が容易なので作業効率も良好となる。
【0014】 なお、上記実施例では保護カバー6を付設した欄干照明装置におけるランプ4 の交換作業について述べているが、保護カバーのない欄干照明装置の場合にも、 上記照明カバー保持工具7を用いてランプ交換作業を行えば、ほぼ同様の効果が 期待できる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による照明カバー保持工具は、乗客コンベアの欄 干部に吸着可能な一対の吸着部材を伸縮自在な弾性連結部材で連結した構成にな っているので、欄干照明用のランプを交換する際に、このランプを覆う照明カバ ーを該弾性連結部材によって保持しておくことができ、そのため作業員が一人で も照明カバーの落下事故を防止しつつ効率良くランプの交換作業が行えるという 優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例たる照明カバー保持工具を乗客コンベア
の欄干部に取り付けた様子を示す断面図である。
【図2】該照明カバー保持工具の斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラスパネル(透明性パネル) 2 デッキ 3 ハンドレール 4 ランプ 5 照明カバー 6 保護カバー 7 照明カバー保持工具 8a,8b 吸盤(吸着部材) 9 ゴムバンド(弾性連結部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に連結されて走行するステップ
    と、このステップの左右両側に立設されて欄干部を構成
    する透明性パネルと、この透明性パネル上に固定された
    デッキと、このデッキに支えられ上記ステップと同期し
    て走行するハンドレールと、上記透明性パネルの側方に
    取着された欄干照明用のランプと、このランプを覆う照
    明カバーとを備えた乗客コンベアで、上記ランプの交換
    時に用いられる工具であって、上記透明性パネルの上記
    ステップ側の表面と反ステップ側の表面とに吸着させる
    ための一対の吸着部材と、これら一対の吸着部材を連結
    する伸縮自在な弾性連結部材とを備えていることを特徴
    とする乗客コンベアの照明カバー保持工具。
JP047355U 1993-08-31 1993-08-31 乗客コンベアの照明カバー保持工具 Pending JPH0715675U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP047355U JPH0715675U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 乗客コンベアの照明カバー保持工具

Applications Claiming Priority (1)

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JP047355U JPH0715675U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 乗客コンベアの照明カバー保持工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0715675U true JPH0715675U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12772836

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JP047355U Pending JPH0715675U (ja) 1993-08-31 1993-08-31 乗客コンベアの照明カバー保持工具

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