JPH0715590U

JPH0715590U - 割り箸および妻楊枝セット

Info

Publication number: JPH0715590U
Application number: JP4623593U
Authority: JP
Inventors: 正彦岡野
Original assignee: 株式会社岡野
Priority date: 1993-08-25
Filing date: 1993-08-25
Publication date: 1995-03-14

Abstract

(57)【要約】【目的】割り箸と妻楊枝を一体化し、使い易くしかも
衛生的な割り箸および妻楊枝セットを提供する。【構成】本考案の割り箸および妻楊枝セットは、割り
箸２と、包装紙４と、妻楊枝６とから構成される。包装
紙４は、妻楊枝６の先端部を箸入れ部１０に収納する切
れ込み１２を有する。切れ込み１２は、包装紙の上面側
位置に、開口部８とは反対の端から妻楊枝の長さの１／
２〜２／３の長さの位置に設けられている。したがっ
て、使い易くて衛生的である。本考案はまた、一般に普
及している最も簡単な構造の包装紙を利用できるので、
製造時における時間およびコストの削減が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、箸袋に割り箸とともに妻楊枝を備えた割り箸および妻楊枝セットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一端に開口部を有する細長い箸袋に、割り箸を差し込んだ箸袋入り割り箸が一般に知られている。この場合妻楊枝は、別体の卓上妻楊枝入れから１本ずつ抜き取って使用していた。

【０００３】また、実開昭６２−１３７２７１号公報に記載のものは、割り箸を被覆するように包装紙を折りたたみみ、割り箸の先端部に位置する折りたたみ部分から妻楊枝の半分程度の長さの位置に切れ込みを設け、妻楊枝を固定していた。

【０００４】また、実開平２−３７８４４号公報、および実開平２−３７８８９号公報に記載のものは、割り箸袋の開口部に妻楊枝の収納部を設けて、妻楊枝を取り出しやすくしていた。

【０００５】また、実願平３−９０１７３号明細書に記載のものは、割り箸と妻楊枝を箸袋に入れ密封していた。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、一般的な割り箸は、妻楊枝と割り箸が別体になっているので妻楊枝を捜すのに面倒である。また、実開昭６２−１３７２７１号公報に記載のものでは、包装紙を折りたたむので折りたたみ工程の時間を要する。実開平２−３７８４４号公報および実開平２−３７８８９号公報に記載のものでは、包装紙の開口部に別途収納部を設けるために製造工程が複雑になる。実願平３−９０１７３号明細書に記載のものでは、妻楊枝が入っているかどうか使用者が気付かず、包装紙と一緒に妻楊枝も捨ててしまう恐れがある。

【０００７】本考案の目的は、上記の問題点を解決し、使い易く、妻楊枝が目に付き、製造工程を簡素化した割り箸および妻楊枝セットを提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

本考案の割り箸および妻楊枝セットは、割り箸と、包装紙と、妻楊枝から成る割り箸および妻楊枝セットにおいて、前記包装紙は、開口部と、箸入れ部と、切れ込みとを有し、前記切れ込みは、前記包装紙の上面側位置に、前記開口部とは反対の端から、前記妻楊枝の長さの１／２〜２／３の長さの位置に設けられている、ことを特徴とする。

【０００９】

【実施例】

以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。

【００１０】図１は本考案の一実施例の切り欠き平面図である。本実施例は、割り箸２と、包装紙４と、妻楊枝６とから成る。包装紙４は、割り箸２を入れるための開口部８と、箸入れ部１０と、挿入された妻楊枝６を支持する切れ込み１２とを有する。

【００１１】本考案の割り箸および妻楊枝セットは、包装紙４の開口部８とは反対の端から妻楊枝６の長さの１／２〜２／３程度の長さの部分に、妻楊枝６を固定するように切れ込み１２が入れてある。妻楊枝６は切れ込み１２に挿入され、その先端部は箸入れ部１０に隠れるように収納されている。妻楊枝６の残りの部分は箸入れ部の外側に露出している。

【００１２】したがって、妻楊枝６は包装紙４の上面でその存在を確認することができる。また、妻楊枝６の先端部は箸入れ部１０に収納されており、衛生上の観点からも考慮されている。したがって、使用する場合に妻楊枝６を捜すということがなくなる。

【００１３】また、現在一番普及している最も簡単な構造の包装紙を使用しているので、既存の製造工程をそのまま使用できわずかに切れ込みを入れる工程を追加するだけでよいので製造工程を簡略化できる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば以下の効果を奏する。切れ込み部に妻楊枝が挿入されているので、使用者が気付かずに包装紙と一緒に妻楊枝を捨てることがなくなる。また、割り箸と妻楊枝を衛生的に収納し、簡単に抜き出して使用することができる。また、現在一番普及している簡単な構造の包装紙を利用して一部切れ込みを入れただけなので、前述の従来の考案に比べて製造時における時間およびコストの削減が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の割り箸および妻楊枝セットの切り欠き
平面図である。

【符号の説明】

２割り箸４包装紙６妻楊枝８開口部１０箸入れ部１２切れ込み

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】割り箸と、包装紙と、妻楊枝から成る割り
箸および妻楊枝セットにおいて、前記包装紙は、開口部と、箸入れ部と、切れ込みとを有
し、前記切れ込みは、前記包装紙の上面側位置に、前記開口
部とは反対の端から前記妻楊枝の長さの１／２〜２／３
の長さの位置に設けられ、前記妻楊枝を支持する、ことを特徴とする割り箸および妻楊枝セット。
【請求項２】前記妻楊枝は、前記割り箸とは重ならない
ように、前記妻楊枝の先端部が前記切れ込みから挿入さ
れ、前記箸入れ部に収納されていることを特徴とする請
求項１記載の割り箸および妻楊枝セット。