JPH0715541Y2 - 人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具 - Google Patents

人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具

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JPH0715541Y2
JPH0715541Y2 JP1989040329U JP4032989U JPH0715541Y2 JP H0715541 Y2 JPH0715541 Y2 JP H0715541Y2 JP 1989040329 U JP1989040329 U JP 1989040329U JP 4032989 U JP4032989 U JP 4032989U JP H0715541 Y2 JPH0715541 Y2 JP H0715541Y2
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幹大 永渕
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、人工肛門あるいは人工膀胱からの排泄物を受
ける袋体の取付け具に関する。
〔従来の技術〕 従来の人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具は、
中央部に孔の開いた柔軟性のある板からなるフランジ板
の外側に合成樹脂シート等からなる袋体を固着し、前記
フランジ板の内側に接着剤を塗布し、該接着剤によって
該取付け具を人工肛門あるいは人工膀胱に取付けるよう
になっていた。
ところが、前記従来例に係る人工肛門または人工膀胱へ
の袋体の取付け具は、接着剤を用いて該取付け具を人工
肛門あるいは人工膀胱の周囲の皮膚に取付けていたの
で、接着剤によって皮膚が炎症を起こすことがあるとい
う問題点があった。
そこで、実公昭55-49060号公報、実開昭58-80218号公報
あるいは実公昭58-41935号公報に記載のように、ゴム、
合成樹脂あるいは金属等からなる装着具本体の周囲に袋
の開口周囲を固着し、前記装着具本体の両側に身体装着
用のバンドを設けてなる人工肛門用装具が提案されてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記公報に記載された人工肛門用装具に
おいては、装着具本体の両側に装着用のバンドが設けら
れていたので、装着具本体をゴムまたは軟質の合成樹脂
で構成した場合には、両側の装着バンドに緊張力を与え
て、該人工肛門用装具を取付けると、該装着具本体が変
形し、バンドが設けられている両側は皮膚に充分押圧さ
れるが、該装着具本体の上下には充分の押圧力が伝わら
ず、結果として押圧力の少ない部分で内部の液状物が漏
れる場合があるという問題点があった。
また、装着具本体を金属あるいは塩化ビニル樹脂、ABS
樹脂、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の熱可塑性のある比較的硬質の合成樹脂によって構成し
た場合には、その両側に取付けられた装着バンドの緊張
力が、装着具本体の全体に伝達されて、充分な押圧力を
有するが、装着具本体と肌との接触性が悪く、液漏れす
る恐れがあった。
更には、従来例に係る人工肛門用装具においては、排泄
物があった場合には、収納袋を交換する必要があるが、
この場合、排泄物が装着具本体も汚すので、前記収納袋
を取外した後、前記装着具本体の内部を清掃して、新し
い収納袋を装着必要があり、極めて手間であるという問
題点があった。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたもので、その装着
が容易で、しかも肌への密着性が良くて使用中に漏れる
ことが少ない人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け
具を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿う請求項第1項記載の人工肛門または人工
膀胱への袋体の取付け具は、裏側に人工肛門あるいは人
工膀胱の周囲に当接するリング状当接部がやや突出状態
で設けられ、中間部には裏側の大径フランジと表側の小
径フランジを両側壁に有し、一端開口の合成樹脂製の袋
体の開口周縁部が嵌入する環状溝が形成され、前記小径
フランジの外側には、向かい合う位置に嵌合用切欠きが
形成され、しかも内側に設けられた前記人工肛門あるい
は人工膀胱からの汚物が通過する内孔が表側方向に開く
テーパー孔となって、全体がゴムまたは柔軟性のある合
成樹脂からなる取付け具本体と、前記環状溝に嵌入し、
装着された袋体の開口周縁部のシールを行う環ゴムと、
前記取付け具本体の嵌合用切欠きに嵌入する突出部を内
側開口の内側の上下に対向して備え、前記環状溝に半径
方向に隙間を有して嵌入し、更に嵌入させた状態で回転
することによって前記取付け具本体に固定され、しかも
その左右の突出部分には取付け孔が設けられた押さえ板
と、該押さえ板の両側に形成された前記取付け孔に連結
されるバンドとを有している。
〔作用〕
請求項1記載の人工肛門または人工膀胱への袋体の取付
け具においては、取付け具本体のリング状当接部はゴム
または柔軟性のある合成樹脂からなって、しかも取付け
具本体に対して内萎みやや突出状態で形成されているの
で、人工肛門または人工膀胱の周囲の肌に密着状態で取
付けることができる。
そして、取付け具本体の表側には小径フランジがその背
部には大径フランジが設けられ、中間部は環状溝となっ
ているので、この部分に一端開口の合成樹脂製の袋体の
開口周縁部を嵌入させ、環ゴムを用いてこの環状溝に袋
体を固定し、これによって取付け具本体とのシールを図
っている。そして、押さえ板を、前記小径フランジに設
けられている嵌合用切欠きを利用して嵌入させ、回転す
ることによって前記取付け具本体と該押さえ板とを外れ
ないように固定できる。
前記押さえ板の左右両側部に形成された取付け孔にバン
ドを装着して、身体に取付けて使用するが、この場合、
人工肛門または人工膀胱からの排泄物は表側に開くテー
パー状の内孔を滑り落ちるように円滑に通過して装着さ
れた前記袋体の内部に落下する。
そして、該袋体を交換する場合には、押さえ板に身体に
取付けた状態で、袋体の装着された取付け具本体を回転
させて外し交換することもできる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化し
た実施例につき説明し、本考案の理解に供する。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る人工肛門また
は人工膀胱への袋体の取付け具の斜視図、第2図は同部
分断面図、第3図は前記人工肛門または人工膀胱への袋
体の取付け具の取付け具本体の正面図、第4図は同人工
肛門または人工膀胱への袋体の取付け具の押さえ板の正
面図である。
第1図〜第4図に示すように、本考案の一実施例に係る
人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具10は、裏側
にリング状当接部11を備える取付け具本体12と、取付け
具本体12に係合する押さえ板13と、押さえ板13に連結さ
れるバンド14とを有して構成されている。以下、これら
について詳しく説明する。
前記取付け具本体12はゴムまたは柔軟性のある合成樹脂
からなって、第2図に示すように内側に内萎みやや突出
状態でリング状当接部11が設けられている。取付け具本
体12の内孔15は表側に開くテーパー孔となって、表側に
環状の小径フランジ16が設けられ、小径フランジ16には
第3図に示すように幅の広い嵌合用切欠き17、18とV字
状切欠き19、20がそれぞれ形成され、しかも小径フラン
ジ16を一側壁とする環状溝21が形成されている。そし
て、環状溝21の他側には、前記小径フランジ16より直径
がやや大きく肉厚の環状の大径フランジ21aが設けられ
ている。
前記小径フランジ16に係合する押さえ板13は、第4図に
示すように比較的硬質の合成樹脂板(あるいは金属板)
からなって、厚みは前記環状溝21の幅より小さく、中央
には内側開口22を有し、内側開口22の両側には前記嵌合
用切欠き17、18に嵌入する突出部23、24を上下に有し、
左右両端は膨出して取付け孔25、263を有している。
前記バンド14は伸縮性のある帯体27と、中間部の長さ調
整具28と、両側の掛止部29とを有して構成され、掛止部
29が前記取付け孔25、26に嵌入して押さえ板13とバンド
14とが連結されるようになっている。
従って、この人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け
具10を使用する場合には、適当な大きさの一端開口の合
成樹脂シート(ビニール、ナイロン等)からなる袋体30
を用意し、予め袋体30の開口端部、即ち袋体30の開口周
縁部を小径フランジ16の内側にある環状溝21に環ゴム31
aで止めた後、前記押さえ板13の内側開口22に袋体30が
入るようにして、突出部23、24と嵌合用切欠き17、18を
一致させて押さえ板13を回転させて、押さえ板13を取付
け具本体12の小径フランジに係合させる。なお、この場
合必要により外側の嵌合用切欠き17、18及びV字状切欠
き19、20を利用して環ゴム31によって袋体30を更に堅固
に固定しても良い。
そして、押さえ板13の両側にバンド14を取付け、取付け
具本体12の中央開口が人工肛門あるいは人工膀胱に一致
するように取付ける。
人工肛門あるいは人工膀胱からの排泄物は、その周囲を
襞状のリング状当接部11が皮膚に押圧接触しているの
で、外側に漏れることなく袋体30内に溜ることになる。
そして、適当な時間を経過した後、袋体(30)を外して
新しいものと取り替えることになる。
〔考案の効果〕
請求項第1項に係る人工肛門または人工膀胱への袋体の
取付け具は以上の説明からも明らかなように、ゴムまた
は柔軟性のある合成樹脂からなる取付け具本体の環状溝
と、該環状溝に装着される環ゴムを利用して、適当大き
さの合成樹脂製の袋体を装着し、更に取付け具本体の小
径フランジに嵌合用切欠きを設け、押さえ板の内側に前
記嵌合用切欠きに嵌入し、しかも回転することによって
環状溝に嵌入する押さえ板を装着し、該押さえ板の両側
をバンドによって引っ張りながら、人工肛門あるいは人
工膀胱に装着しているので、該押さえ板によって前記取
付け具本体を固定すると共に、取付け具本体の全周に押
圧力が加わり、液漏れ等を生じることなく、該人工肛門
または人工膀胱への袋体の取付け具を身体に装着するこ
とができる。
この場合、袋体の開口周縁部を環ゴムによって環状溝に
固定し、シールするようにしているので、シールが確実
であると共に簡単に袋体を取付け具本体に固定すること
ができる。
そして、取付け具本体に押さえ板を装着した後は、適当
に回転することによって、押さえ板の突出部が環状溝に
嵌入し、外れることがないという利点を有する。
更には、排泄後に袋体を交換する場合には、予め袋体の
装着された取付け具本体を用意し、前記押さえ板から使
用済の袋体を取付け具本体ごと外し、交換すれば良いの
で、バンド等を身体に装着したままで簡単に交換が行
え、しかも排泄物の入った袋体及び、排泄物の付着した
取付け具本体を交換するので、極めて衛生的である。
また、排泄物は、取付け具本体のテーパー孔を転げ落ち
て、装着される袋体に収納されるので、取付け具本体の
汚れも少なくて済み、後の清掃が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る人工肛門または人工膀
胱への袋体の取付け具の斜視図、第2図は同部分断面
図、第3図は前記人工肛門または人工膀胱への袋体の取
付け具の取付け具本体の正面図、第4図は同人工肛門ま
たは人工膀胱への袋体の取付け具の押さえ板の正面図で
ある。 〔符号の説明〕 10……人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具、11
……リング状当接部、12……取付け具本体、13……押さ
え板、14……バンド、15……内孔、16……小径フラン
ジ、17、18……嵌合用切欠き、19、20……V字状切欠
き、21……環状溝、21a……大径フランジ、22……内側
開口、23、24……突出部、25、26……取付け孔、27……
帯体、28……長さ調整具、29……掛止部、30……袋体、
31……環ゴム、31a……環ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−255058(JP,A) 実公 昭55−49060(JP,Y2) 実公 昭58−41935(JP,Y2) 実願 昭56−175602号(実開 昭58− 80218号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏側に人工肛門あるいは人工膀胱の周囲に
    当接するリング状当接部(11)がやや突出状態で設けら
    れ、中間部には裏側の大径フランジ(21a)と表側の小
    径フランジ(16)を両側壁に有し、一端開口の合成樹脂
    製の袋体(30)の開口周縁部が嵌入する環状溝(21)が
    形成され、前記小径フランジ(16)の外側には、向かい
    合う位置に嵌合用切欠き(17、18)が形成され、しかも
    内側に設けられた前記人工肛門あるいは人工膀胱からの
    汚物が通過する内孔(15)が表側方向に開くテーパー孔
    となって、全体がゴムまたは柔軟性のある合成樹脂から
    なる取付け具本体(12)と、 前記環状溝(21)に嵌入し、装着された袋体(30)の開
    口周縁部のシールを行う環ゴム(31a)と、 前記取付け具本体(12)の嵌合用切欠き(17、18)に嵌
    入する突出部(23、24)を内側開口(22)の内側の上下
    に対向して備え、前記環状溝(21)に半径方向に隙間を
    有して嵌入し、更に嵌入させた状態で回転することによ
    って前記取付け具本体(12)に固定され、しかもその左
    右の突出部分には取付け孔(25、26)が設けられた押さ
    え板(13)と、 前記押さえ板(13)の両側に形成された前記取付け孔
    (25、26)に連結されるバンド(14)とを有することを
    特徴とする人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け
    具。
JP1989040329U 1989-04-04 1989-04-04 人工肛門または人工膀胱への袋体の取付け具 Expired - Lifetime JPH0715541Y2 (ja)

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JPH02131421U JPH02131421U (ja) 1990-11-01
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492554A (ja) * 1972-04-19 1974-01-10
JPS5549060U (ja) * 1978-09-29 1980-03-31
JPS5841935U (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 アルプス電気株式会社 照光式押釦スイツチ
JPS5880218U (ja) * 1981-11-27 1983-05-31 山口 勇 人工肛門用装具

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