JPH07155394A - 空港タンク用消防車 - Google Patents

空港タンク用消防車

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JPH07155394A
JPH07155394A JP25372194A JP25372194A JPH07155394A JP H07155394 A JPH07155394 A JP H07155394A JP 25372194 A JP25372194 A JP 25372194A JP 25372194 A JP25372194 A JP 25372194A JP H07155394 A JPH07155394 A JP H07155394A
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JP
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tank
fire
extinguishant
chassis
airport
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Application number
JP25372194A
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English (en)
Inventor
Peielstolpher Helmut
ペーエルシュトルファー ヘルムート
Gratzmayer Alfred
グラッツマイアー アルフレート
Wieser Johann
ヴィーザー ヨハン
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Rosenbauer International AG
Original Assignee
Rosenbauer International AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一貫したシャーシ7、1つの駆動機関によっ
て駆動可能な前車軸ユニット5及び後車軸ユニット6、
シャーシ上に配置された消火剤ポンプ20、消火剤タン
ク19、及び添加剤タンク、場合によっては駆動ガス装
置、及び粉末消火剤の消火剤タンク、及び運転室を有す
る形式の空港タンク用消防車を改善して、3軸式の車両
においてもシャーシの全長に亙る荷重の均一な配分が達
成されるようにする。 【構成】 駆動機関13がシャーシの後車軸ユニット6
の後方の後部に配置され、消火剤ポンプ、及び添加剤タ
ンク、及び消火剤タンクを備えた駆動ガス装置が前車軸
ユニット5と後車軸ユニットとの間に配置され、液状の
消火剤26の消火剤タンク19がほぼ後車軸ユニットの
上側に支持され、かつ消火剤ポンプの少なくとも1つの
羽根車が三次元的に湾曲された羽根を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出動車両、特に空港タ
ンク用消防車であって、一貫したシャーシを有してお
り、シャーシが1つの駆動機関によって互いに無関係に
駆動可能な複数の前車軸ユニット及び後車軸ユニット上
にばね装置を介して支えられており、シャーシ上に配置
された消火剤ポンプ、消火剤タンク、及び添加剤タン
ク、場合によっては駆動ガス装置、及び粉末状の消火剤
のための消火剤タンク、及び運転室を有している形式の
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】出動車両、特に空港タンク用消防車は既
に出願人によって製造された空港タンク用消防車プーマ
(Puma)により公知であり、一貫したシャーシをしなえて
いる。シャーシは1つの駆動機関によって互いに個別に
駆動可能な複数の車軸上にばね装置を介して支持されて
いる。シャーシ上には消火剤タンク、消火剤ポンプ、及
び運転室が配置されている。出動車両は3つの車軸を有
しており、1つの車軸が前方の走行機構を形成し、かつ
2つの車軸が後方の走行機構を形成している。走行駆動
及び消火剤ポンプのための中央の駆動機関がシャーシ
の、後方の走行機構の後方の車軸から後方へ突出するシ
ャーシ部分に支承されている。1つの消火剤タンクが後
方の走行機構の前方の車軸の上に配置され、かつ別の1
つの消火剤タンクが両方の走行機構間に配置されてい
る。最後に述べた消火剤タンクと前方の走行機構との間
に消火剤ポンプが配置されている。運転室は前方の走行
機構の上側から走行方向に前方の走行機構を越えて張り
出している。運転室の屋根に消火剤放射器が配置されて
いる。このような出動車両は特に空港タンク用消防車と
して適しているものの、しかしながら大型空港にとって
あらゆる場合に課せられた要求を満たせるものではな
い。
【0003】さらに別の公知の空港タンク用消防車(米
国特許第4678041号明細書)は同じく走行方向で
離された2つの走行機構を有しており、この場合、後方
の走行機構上に走行駆動のための駆動機関が配置されて
おり、かつ走行機構間を延びる消火剤タンクと前方の走
行機構を越えて突出する運転室との間に別の機関が消火
剤ポンプと一緒に配置されている。このような構成によ
り、全長が特にすべての軸の駆動される4軸式の車両、
即ち8×8タイプの車両においてできるだけ短く維持さ
れ、かつ後方の走行機構上への走行駆動部の配置及び前
方の走行機構上へのポンプ並びに該ポンプの駆動機関の
配置によって、シャーシの全長に亙る均一な質量配分が
達成されている。このような配置はしかしながら8×8
タイプの車両、若しくは4軸式の車両にしか有利ではな
い。
【0004】
【発明の課題】本発明の課題は、冒頭に述べた形式の空
港タンク用消防車を改善して、3軸式の車両においても
シャーシの全長に亙る荷重の均一な配分が達成されるよ
うにすることである。
【0005】
【発明の構成】前記課題を解決するために本発明の請求
項1に記載の構成では、駆動機関がシャーシの後車軸ユ
ニットの後方の後部に配置されており、消火剤ポンプ、
及び添加剤タンク、及び消火剤タンクを備えた駆動ガス
装置が前車軸ユニットと後車軸ユニットとの間でシャー
シに配置されており、液状の消火剤の消火剤タンクが消
火剤ポンプと駆動機関との間でほぼ後車軸ユニットの上
側でシャーシに支持されており、かつ消火剤ポンプの少
なくとも1つの羽根車が三次元的に湾曲された羽根を有
している。
【0006】
【発明の効果】走行駆動のための駆動機関と消火剤ポン
プのための駆動機関との分割により車両の後部範囲内の
駆動機関の全重量が著しく減少され、全車軸の範囲への
消火剤ポンプ及び該ポンプのための駆動機関の移動によ
って空港タンク用消防車の3つの車軸への全荷重の均一
な配分が達成された。さらに、走行駆動のための駆動機
関の容積の減少に基づき、消火剤タンクを後方の走行機
構の、前車軸から離れた側の後車軸の近くまで延ばすこ
とが可能になり、ひいては前方の単軸式の走行機構の範
囲で駆動ポンプと該駆動ポンプに接続されて消火剤タン
ク及び前方の走行機構の間に位置する駆動機関との間
に、粉末消火装置を組み込むことが可能である。
【0007】請求項2に記載の本発明の構成により、車
両の安定的な位置が迅速なカーブ走行及び制動に際して
も保証される。消火剤ポンプの全吐出の際の最大の放射
距離がその都度の条件に最適に調節でき、従って消火率
が高められ、消火剤ポンプの出力の付加的な増大なしに
消火剤放射器のできるだけ大きな放射距離が保証され
る。
【0008】請求項3に記載の本発明の構成により、運
転室のすぐ後ろ側に配置された駆動機関に対する消防車
の重心に関した良好な重量バランスが達成される。
【0009】請求項4に記載の本発明の構成により、迅
速なカーブ走行の際の横滑りのおそれも小さくなる。さ
らに粉末消火装置へのアクセスが容易で及び監視並びに
粉末剤の補充が容易に行われる。
【0010】請求項5に記載の本発明の構成により、良
好な重量バランスが前車軸ユニットの上側に消火剤ポン
プ及び駆動装置、後車軸の上側にフォーム剤タンク若し
くは粉末消火装置をまとめることによって達せされる。
走行駆動及び消火剤ポンプのための両方の駆動機関のコ
ンパクトな配置によって、駆動機関の配管及び組立が簡
単になり、中央の熱排出及びガス導出が行われる。
【0011】請求項6に記載の本発明の構成により、シ
ャーシの、後車軸を越える部分を消火剤タンク若しくは
添加剤タンクの支持のために活用することに基づき充填
高さに応じて後車軸ユニットの荷重が任意に制御され、
同時に前車軸ユニットの荷重が高められ、ひいては車両
の良好な登坂特性が得られる。さらに軌道の正確な走行
特性が前車軸の集中的な荷重によって得られる。
【0012】請求項7に記載の本発明の構成により、簡
単な形式で消火剤放射器の放射量が変えられ、これによ
って消火剤が節減され、搬送された消火剤の長時間の使
用が可能になる。
【0013】請求項8に記載の構成は空港タンク用消防
車の重量配分の改善に寄与する。個別の軸ユニットへの
同じ駆動状態及び駆動系の同じ配置が請求項9に記載の
構成によって達成される。請求項10及び請求項11に
記載の構成により、例えば振動、温度などによる個別の
構成部材への不都合な影響が避けられる。さらに個別の
異なる構造部分への個別の装備部材の分配によって、中
央のシャーシに配置された異なる装備部材が互いに相互
に不都合に損なわれようなことが避けられる。
【0014】請求項12に記載の構成により、経済的で
運転確実な耐用年数の長い構造が得られる。請求項13
に記載の構成により、シャーシの構造に左右されない上
部構造ユニットの組立が可能であり、その結果、上部構
造ユニットが予め製造され、組立時間が短縮される。請
求項14及び請求項15に記載の構成により、運転室が
シャーシ若しくは駆動装置に無関係に広く形成できる。
請求項16に記載の構成により、十分な最低地上高さ並
びに車軸に隣接の範囲に付加的なスペースが得られる。
付加的なスペースの有効な活用が請求項17に記載の構
成によって行われる。請求項18及び請求項31に記載
の構成により、種々の車両が種々異なな消火剤タンクを
備えて経済的かつ簡単に製造できる。走行方向での最適
な放射距離が請求項19に記載の構成により達成され
る。空港タンク用消防車の組立の容易な耐用年数の長い
構造が請求項20及び請求項21に記載の構成により達
成され、かつ個別の上部構造ユニット内で消火剤分配及
びフォーム剤分配のための剛性的な配管が可能である。
【0015】請求項22に記載の構成により、微細な制
御、迅速な応働及び異なる吐出量への切換が行われる。
請求項23に記載の構成により、添加剤量が瞬間的に検
出された流過量に基づき簡単かつ正確に規定される。請
求項24に記載の構成により、消火剤の必要な量の少な
い場合に添加剤の規定された量がバイパス導管内のその
つどの圧力状況に無関係に混合される。請求項25に記
載の構成により、流過量の小さい場合の添加剤供給が自
動的に遮断される。
【0016】請求項26及び請求項27の構成により、
消火剤ポンプの接続部若しくは消火剤装置の背面側の部
分への液体流動衝撃が避けられる。請求項28に記載の
構成により、駆動機関の出力増大が付加的に必要な突出
量に正確に調節される。
【0017】請求項29及び請求項30並びに請求項3
2乃至請求項35に空港タンク用消防車のさらに有利な
構造が記載してある。
【0018】
【実施例】図1及びず2に、出動車両として空港タンク
用消防車1を示してあり、空港タンク用消防車は3つの
車軸2,3,4を有しており、この場合、車軸2が前車
軸ユニット5を形成しており、車軸3,4が後車軸ユニ
ット6を形成している。
【0019】一貫したシャーシ7がばね装置8を介して
車軸2,3,4上に支えられている。シャーシ7は走行
方向(矢印9の方向)にも逆の方向にも前車軸ユニット
5及び後車軸ユニット6を越えて突出するシャーシ部分
10,11を有している。シャーシ部分10は運転室1
2を受容するために用いられている。駆動モータ13が
後方のシャーシ部分11に受容されている。シャーシ7
上にはさらに別の上部構造ユニット14乃至18を配置
してあり、これらの上部構造ユニットは種々の構成部
分、例えば消火剤タンク19、消火剤ポンプ20、及び
粉末消火装置21から構成されている。上部構造ユニッ
ト14乃至18は車両縦軸方向(矢印9の方向)で相互
にかつ運転室12に対して所定の間隔22を置いてシャ
ーシ7に取り付けられている。このような配置によっ
て、舗装されていない場所を走行する場合にも、上部構
造ユニット15乃至18及び運転室12間の相互の損傷
が確実に避けられる。
【0020】例えば自動変速伝動装置として構成された
変速装置23が直接に駆動機関13にフランジ結合さ
れ、かつ分配伝動装置24に接続されている。各車軸
2,3,4は概略的に示す駆動軸25を介して分配伝動
装置24に接続されている。変速装置23は駆動機関1
3によって負荷されるようになっており、駆動機関は後
車軸ユニット6の後方で後方のシャーシ部分11に支承
されている。ほぼ前車軸ユニット5、後車軸ユニット6
の上側で走行方向(矢印9の方向)に向かって駆動機関
13に隣接して消火剤タンク19がシャーシ7上に配置
してある。前車軸ユニット5と後車軸ユニット6との間
で液状の消火剤26、例えば水のための消火剤タンク1
9に直接に隣接して液状の消火剤26のための消火剤ポ
ンプ20を配置してあり、この消火剤ポンプは該消火剤
ポンプに配設された駆動機関27、例えばディーゼル機
関28連結されている。これによって消火剤ポンプ20
の運転が走行駆動のための駆動機関13に無関係であ
る。消火剤ポンプのための駆動機関は出動箇所への走行
中にも消火剤ポンプ20の駆動を可能にし、走行能力が
損なわれることはない。有利には、駆動機関27はクラ
ンク軸29で以て空港タンク用消防車1の走行方向に対
して横方向に配置されている。消火剤ポンプ20のコン
パクトな構造によって、消火剤ポンプ20と前車軸5の
上側に位置して該前車軸を越えて前方へ突出する運転室
12との間に粉末消火装置21を組み込むことが可能で
ある。運転室12に液状の消火剤のため、若しくは添加
剤の含んだ消火剤のための消火剤放射器30が配置され
ている。
【0021】少なくとも1つの、有利には空港タンク用
消防車1の端面で運転室12の前に配置された消火剤放
射器30は、粉末消火装置21から粉末を放出するため
にも用いられる。消火剤タンク19は種々の室で以て構
成されており、室内には添加剤及びフォーム剤のような
液状の消火剤26が配置されている。
【0022】前述の各構成部分は固有の上部構造ユニッ
ト14乃至18内でそれぞれ個別の固定装置31を介し
てシャーシ7に取り付けられている。固定装置31は組
み込まれた弾性的な伝達部材、例えばゴムブロック若し
くはエラストマプラスチック材料から成る結合ユニット
を備えていてよく、これによって、シャーシ7と上部構
造ユニット15乃至18並びに運転室12との間の制限
された相対運動が、特に敷地走行に際して得られる。
【0023】図3には、空港タンク用消防車1の端面が
上部構造ユニット15の範囲で破断して示してある。図
3から明らかなように、上部構造ユニット15は支持構
造体32を有しており、この支持構造体上に個々の装備
部材、例えば駆動機関13、消火剤タンク19、液状の
消火剤26のための消火剤ポンプ20、及び粉末消火装
置21が配置されている。これによって構造全体の最大
のフレキシブル性が得られ、それというのはシャーシ7
に沿って配置されて個別に固定装置31を介して支持さ
れた個々の上部構造ユニット14乃至18があらゆる方
向で互いに相対的に運動できるからであり、これによっ
て、舗装されていない場所での高い速度も上部構造ユニ
ット14乃至18、若しくは該上部構造ユニット内に支
承された装備部分及び装置の損傷なしに可能である。各
上部構造ユニット14乃至18は組み立てのための固有
のフレーム構造体33を備えており、フレーム構造体に
被覆部材34が取り付けられている。これによって上部
構造ユニット14乃至18の個々の室部分が比較的剛性
で堅い材料、例えばグラスファイバー補強されたプラス
チックから製造でき、それというのは起伏のある場所で
の走行に際して変形を生ぜしめる相対運動が空港タンク
用消防車1の全長に亙って分割に基づき個々の上部構造
ユニット14乃至18内、及び上部構造ユニット間の中
間室内で吸収されるからである。
【0024】前記構造の上部構造ユニット14乃至18
の使用に際しては、該上部構造ユニットをあらかじめ製
造可能な独立支持構造のユニットとして構成することも
可能であり、このような上部構造ユニットは空港タンク
用消防車1のシャーシ7から分離して独立に製造され、
シャーシの引き渡しの後にシャーシ上に装着される。従
って、空港タンク用消防車1の製造時間が有利な形式で
減少される。
【0025】さらに特に図1から明らかなように、空港
タンク用消防車1の前記構造においては、走行駆動のた
めの駆動機関13を受容する上部構造ユニット18のキ
ャビン被覆35をフード状の一体の被覆部材36として
構成することも可能であり、このような被覆部材は2つ
の側壁、1つの天井壁及び1つの背壁を有している。被
覆部材36は、背壁の範囲でシャーシ7の縦材に対して
横方向に延びる旋回軸37を中心として上方へ旋回可能
にシャーシ7に配置されている。
【0026】開放運動を助成するために、シャーシ7と
被覆部材36との間にシリンダ、若しくはガスばね、若
しくは類似のものを配置してある。
【0027】有利には、残りの上部構造ユニット15乃
至17の被覆部材34が、有利には高強度の繊維、例え
ばガラス、若しくはカーボン、若しくはケブラー(Kevle
r)で補強された一体の構成部分から成っており、この構
成部分はそれぞれ2つの側壁、1つの天井壁、及び底面
範囲若しくは端面範囲の接続フランジを有している。
【0028】図4に示してあるように、消火剤ポンプ2
0が羽根車38を備えており、羽根車は三次元的に若し
くは球面状に湾曲された複数の羽根39を有している。
羽根車38はボス40を介してキー42によって駆動軸
41に回動不能に結合されている。
【0029】三次元的若しくは球面状に湾曲された羽根
の利点としては、羽根車38の同じ回転数及び同じ直径
43において消火剤ポンプ20による著しく高い吐出量
が得られることである。これによって車両全体の重量減
少が達成され、かつ高い消火作用が得られる。遠心ポン
プの球面状に若しくは二重に湾曲された羽根39におい
ては、羽根は駆動軸41に対して垂直な面内で湾曲され
ているだけではなく、この面に対しても斜めに傾斜さ
れ、即ちボス40からの間隔の増大に伴って駆動軸41
に垂直に向けられた面から大きな距離を有している。
【0030】図5に示してあるように、導管を介して消
火剤ポンプ20に接続された消火剤放射器30の噴射流
の集束を改善するために、消火剤放射器は中空噴射ノズ
ル44を備えている。ノズル45はノズル挿入部材46
に一体成形され、例えば放射管48の内壁47から突出
する台形状の隆起部49によって構成されている。ノズ
ル挿入部材46の支持本体はノズル45から離れた端部
範囲にねじ50を備えており、このねじに対応して対向
ねじ、即ち雌ねじ51が放射管48に配置されている。
放射管48の雌ねじ51内へのノズル挿入部材46の挿
入深さによって、端面側の端部53とノズル45との間
の距離が調節される。
【0031】前記調節によって、ノズル45を流過した
後の中空噴流54が消火剤ポンプ20の正確な吐出量に
最適に適合され、その結果、放射管48内の水噴流の内
部の乱れによって発生して横流及び渦流を生ぜしめ若し
くは投射距離を減少させるようなエネルギーは生じな
い。従って、消火剤ポンプによって吐出された大きい水
量が最適に調量され、安全性の理由からしばしば必要な
大きな距離でも炎上対象物に正確に位置決めされる。
【0032】中空噴流54の形成が消火剤放射器30の
ための調量装置56のピストン55によって妨げられる
ことはなく、ピストンはピストンロッドを介して放射管
48の端面側の端部53と逆の方向で消火剤放射器30
の管ベンド57に支承されている。放射管48上にはフ
ォーム剤管58が装着されていてよく、フォーム剤管内
でたいてい液状若しくはガス状の添加剤と消火剤26と
の混合が行われ、これによって十分な混合が消火剤放射
器30の出口で達成される。
【0033】図6に、本発明に基づく空港タンク用消防
車1の消火剤装置59のブロック回路が示してある。図
面を見やすくするために空港タンク用消防車は省略され
ているものの、消火剤タンク19、消火剤ポンプ20、
消火剤ポンプの駆動機関27、消火剤放射器30、フォ
ーム剤混合装置60、及び添加剤タンク61が示してあ
る。消火剤タンク19若しくは消火剤取り出し箇所から
消火剤26をピストル形放射管62若しくは消火剤放射
器30に搬送する際の個別の経過の監視、制御、及び調
節が制御装置63を介して行われる。
【0034】ピストル形放射管62はホースリール65
に巻き取られたフレキシブルなホース64を介して消火
剤ポンプ20の圧力導管66に接続されている。消火剤
ポンプ20自体は吸い込み導管67を介して消火剤ポン
プ19に接続されている。消火剤ポンプ20に対して並
列にバイパス導管68が設けられており、このバイパス
導管内にベンチュリー管69が配置されている。ベンチ
ュリー管69の負圧範囲70内に添加剤のための吸引導
管71が開口している。フォーム剤混合装置60と添加
剤タンク61との間に添加剤のための流過量調整器72
が配置されている。
【0035】流過量調整器72に対して並列的にバイパ
ス導管73が設けられており、このバイパス導管内に制
御弁74が配置されている。例えば電気的に負荷可能な
調節駆動部75、若しくは圧力媒体操作可能な調節駆動
においては圧力媒体弁の駆動部が通路76を介して制御
装置63に接続されている。
【0036】通路76内には例えばピストル形放射管6
2若しくはホースリール65の範囲に制御機構77が組
み込まれており、流過量測定装置78の範囲で圧力導管
66内に、特に流過量測定装置の流れフラップ79の範
囲に監視機構80が組み込まれ若しくは接続されてい
る。制御機構77及び監視機構80をそれぞれ固有の通
路76によって制御装置63に接続することも可能であ
る。
【0037】消火剤放射器30も、ピストル形放射管6
2も制御弁81,82を介在して圧力導管66に接続さ
れている。各制御弁81,82は固有の調節駆動部83
を備えており、この調節駆動部に若しくは制御弁の制御
フラップに監視機構84を配設してあり、この監視機構
が制御弁81,82の完全な開放を監視している。
【0038】さらに制御装置63は通路85を介して電
気的な直動調節駆動部86に接続されている。電気的な
直動調節駆動部86の調節機構87、例えば直動可能な
ピストンが駆動機関27の制御機構88に連結され、デ
ィーゼル機関の場合にはディーゼル機関の噴射ポンプ8
9に連結してある。
【0039】消火剤装置59の機能は次に述べる通りで
ある:消火剤装置59の運転開始に際して制御装置63
を介して電気的な直動調節駆動部86の相応の負荷によ
って駆動機関27がアイドリング回転数に高められる。
【0040】今例えば、1つの制御弁81若しくは82
或いは両方が同時に開かれると、制御装置63によっ
て、調節駆動部83が制御弁81,82を完全に開いた
どうか、かつ相応に監視機構84が作動しているかどう
か監視される。制御装置63内に各消火剤放出箇所、例
えば消火剤放射器30若しくはピストル形管62に対し
て必要な消火剤量及び駆動機関27の出力増大量が記憶
されている。
【0041】例えば制御弁82の完全な開放、ひいては
消火剤放射器30への消火剤の搬送が監視機構84によ
って制御装置63に信号で伝達されて、プログラム若し
くはソフトウエアを用いて電気的な直動調節駆動部86
によって調節機構87の適当な調節が行われ、これによ
って駆動機関27の出力が連続的に増大される。駆動機
関27の出力は、付加的な消火剤量を圧力導管66を介
して所望の圧力で供給できる程度に増大される。もちろ
ん、駆動機関27の監視及び制御のために制御装置63
に別の測定機構、例えば圧力導管66若しくは吸い込み
導管67内の圧力測定装置並びに流れ発生装置及び類似
のものが配置されていてよい。
【0042】流れフラップ79の位置の監視に基づき、
圧力導管66内への供給量の監視も可能である。これに
よって簡単に、駆動機関27の完全に自動的な後調節が
圧力導管66内における必要な消火剤量に関連して確実
に行われる。
【0043】消火剤装置59は消火剤26と添加剤とか
ら成る混合物の放射のためにも構成されており、このた
めにフォーム剤混合装置60が設けられている。
【0044】圧力導管66内の消火剤26の、流過量測
定装置78によって検出された流過量に関連して、機械
的な調量装置90を介して流過量調整器72の調量フラ
ップ91が調節され、従って添加剤の、圧力導管66内
の消火剤26のその都度の流過量に相応して調節可能な
量が添加剤タンク61からベンチュリー管69を介して
吸い込み導管67に供給される。この場合、軽質フォー
ム剤若しくは重質フォームを消火剤26と結合して形成
するために必要な混合量、即ち添加剤の割合が2゜と8
゜との間であり、かつ流れフラップ79と調量フラップ
91との間の伝達比に基づき調節される。
【0045】もちろん、調節フラップ91に調節モー
タ、例えば電気的なステップモータを配設して、後調整
を流過量測定装置78の流れフラップ79の角度位置に
関連して行うことも可能である。この場合、混合率の選
択が制御装置63内の電気的な方法若しくはプログラム
技術的な方法で制御機構92を用いて行われてよい。
【0046】消火剤ポンプ20の中間的な若しくは高い
出力における添加剤の供給若しくは混合は問題でないの
に対して、例えばピストル形放射管62だけの運転にお
けるように消火剤26の供給量の少ない場合には、機構
に内存する製作誤差若しくは流動損失及び機構慣性力に
基づき添加剤の正確な量を混合することは困難である。
【0047】フォーム剤混合装置60の前記欠点を取り
除くためにバイパス導管73内に制御弁74を設けてあ
り、該制御弁が例えばピストル形放射管62に対して消
火剤の取り出し量の少ない場合に添加剤タンク61とベ
ンチュリー管69との間のフォーム剤の調量された流過
横断面を開放するようになっている。これによって、供
給量の少ない場合に、流過量測定装置78の機能が橋絡
され、吸い込み導管67内へのわずかな量の添加剤の調
量された混合が可能である。従って、フォーム剤混合装
置60が消火剤26の供給量の少ない場合にも申し分な
く正確に運転される。消火剤装置59の個別の構成部分
間のこのような制御的な接続は、供給量の最も異なる場
合に、極端に多い供給量から少ない供給量まで申し分の
ないフォーム剤混合を行う必要のある装置においても、
特に空港タンク用消防車において著しく重要であり、そ
れというのはこれによってあらゆる状況において、短い
時間で最適な消火効果が保証され、ひいては空港タンク
用消防車の使用のための国際的な認可当局の厳しい規定
が達成されるからである。
【0048】特に駆動機関27の出力監視と関連した個
別の制御弁81,82の位置の効果的な監視及び制御に
よって、消火剤26の供給装置を付加的に水衝撃で負荷
してしまうようなことが避けられ、このような水衝撃は
消火剤26の供給量がすでに著しく高められていて、次
いでこの消火剤量を搬出するために必要な消火剤出口が
開かれた場合に生じる。従って、壁厚の小さくかつ全荷
重の小さい装置において、消火剤装置59の特に使用開
始の際の損傷がほぼ排除され、その結果、完全な消火力
が次第に生ぜしめられる。
【0049】水衝撃を防止するための処置が直動調節駆
動部86の使用によって助成され、それというのは出力
の著しく強い駆動機関27のゆるやかな回転上昇によっ
て消火剤導管若しくは消火剤導管内の装備品、特に制御
弁への有害な反作用が避けられるからである。
【0050】前述の多数の構成をコンビネーションする
ことによる著しい利点として、高い速度において常に変
動する荷重状状態でも、例えば炎上対象物に向かう走行
中にすでに消火剤26を用いた消火作業に際して車両が
ほぼあらゆる運転条件で安定的に維持でき、従って運転
者が完全に消火剤投入に集中でき、空港タンク用消防車
1への危害、ひいては炎上対象物へ輸送する搭乗員への
危害が発生するようなことはない。
【0051】図7乃至図9に実施例として示す空港タン
ク用消防車1は4つの車軸2,3,4を有しており、車
軸2が前車軸ユニット5を形成し、かつ車軸3,4が後
車軸ユニット6を形成している。一貫したシャーシ7が
ばね装置8を介して車軸2,3,4上に支持されてい
る。シャーシ7は走行方向(矢印9の方向)で前車軸ユ
ニット5を越えてかつ逆の方向で後車軸ユニット6を越
えて突出するシャーシ部分10,11を有している。シ
ャーシ部分10は運転室12を受容するために用いられ
ている。駆動機関13が運転室12の後方で後車軸ユニ
ット6の方向にシャーシ7に配置されている。シャーシ
7上には、種々の構成部分、例えば消火剤タンク11
7、添加剤タンク118、消火剤ポンプ119、粉末消
火装置120及び消火剤タンク121から成る上部構造
ユニット114,115,116が配置されている。上
部構造ユニット114,115,116は車両長手方向
で互いに規定された間隔122を置いてシャーシ7に取
り付けられている。このような配置によって、舗装され
ていない場所の走行に際しても上部構造ユニット11
5,116、並びに運転室12の損傷が確実に避けられ
る。
【0052】例えば自動変速伝動装置として構成された
変速装置123が直接に駆動機関13にフランジ結合さ
れていて、かつ前車軸ユニット5と後車軸ユニット6と
の間に配置された分配伝動装置124に結合されてい
る。各車軸2,3,4は概略的に示す駆動軸125を介
して分配伝動装置124に結合されている。変速装置1
23は駆動機関13によってトルクで負荷されるように
なっており、この駆動機関は運転室12の後方でシャー
シ7に支承されている。前車軸ユニット5と後車軸ユニ
ット6との間で走行方向とは逆の側で駆動機関13に隣
接して消火剤タンク117がシャーシ7に配置されてい
て、前車軸ユニット5の、後車軸ユニット6に向いた車
軸2上まで延在している。
【0053】後車軸ユニット6の後方の車軸4を越え
て、液状の消火剤126、例えば水のための消火剤タン
ク117及び粉末消火装置120に次いで、前記液状の
消火剤126のための消火剤ポンプ119が配置されて
いる。消火剤ポンプ119は直接に所属の駆動機関12
7、例えばディーゼル機関128に連結されている。こ
れによって消火剤ポンプ119の運転が走行駆動のため
の駆動機関13に無関係に確実に行われる。このことは
出動箇所への走行中にも消火剤ポンプ119の運転を可
能にし、走行出力が損なわれることはない。有利には駆
動機関127がクランク軸129で以て空港タンク用消
防車の走行方向に対して横方向に配置されている。消火
剤ポンプ119のコンパクトな構造により、この消火剤
ポンプ119と消火剤タンク117との間に粉末消火装
置120を配置することが可能である。
【0054】運転室12上に液状の消火剤126のた
め、若しくは添加剤を含む消火剤のための消火剤放射器
130が配置されている。有利には空港タンク用消防車
1の運転室12の前の端面に配置された少なくとも1つ
の消火剤放射器130が、同時に粉末消火装置120か
ら粉末を搬出するためにも用いられる。
【0055】空港タンク用消防車1の前に述べた各構成
部分は、上部構造ユニット114,115,116内で
それぞれ独立の固定装置131を介してシャーシ7に取
り付けられている。固定装置は、組み込まれた弾性的な
伝達部材、例えばゴムブロック若しくはエラストマプラ
スチック材料から成る結合ユニットを備えていてよく、
これによって、シャーシ7と上部構造ユニット115,
116並びに運転室12との間の制限された相対運動
が、特に敷地走行に際して得られる。
【0056】図9には、空港タンク用消防車1の端面が
上部構造ユニット115の範囲で破断して示してある。
図9から明らかなように、上部構造ユニット115は支
持構造体132を有しており、この支持構造体上に個々
の装備部材、例えば駆動機関13、消火剤タンク11
7、液状の消火剤126のための消火剤ポンプ119、
及び粉末消火装置120が配置されている。これによっ
て構造全体の最大のフレキシブル性が得られ、それとい
うのはシャーシ7に沿って配置されて個別に固定装置1
31を介して支持された個々の上部構造ユニット114
乃至116があらゆる方向で互いに相対的に運動できる
からであり、これによって、舗装されていない場所での
高い速度も上部構造ユニット114乃至116、若しく
は該上部構造ユニット内に支承された装備部分及び装置
の損傷なしに可能である。各上部構造ユニット114乃
至116は組み立てのための固有のフレーム構造体13
3を備えており、このフレーム構造体に被覆部材134
が取り付けられている。これによって上部構造ユニット
114乃至116の個々の室部分が比較的剛性で堅い材
料、例えばグラスファイバー補強されたプラスチックか
ら製造でき、それというのは起伏のある場所での走行に
際して変形を生ぜしめる相対運動が空港タンク用消防車
1の全長に亙って分割に基づき個々の上部構造ユニット
114乃至116内、及び上部構造ユニット間の中間室
内で吸収されるからである。
【0057】前記構造の上部構造ユニット114乃至1
16の使用に際しては、該上部構造ユニットをあらかじ
め製造可能な独立支持構造のユニットとして構成するこ
とも可能であり、このような上部構造ユニットは空港タ
ンク用消防車1のシャーシ7から分離して独立に製造さ
れ、シャーシの引き渡しの後にシャーシ上に装着され
る。従って、空港タンク用消防車1の製造時間が有利な
形式で減少される。
【0058】有利には、上部構造ユニット114乃至1
16の被覆部材134が、有利には高強度の繊維、例え
ばガラス、若しくはカーボン、若しくはケブラーで補強
された一体の構成部分から成っており、この構成部分は
それぞれ2つの側壁、1つの天井壁、及び底面範囲若し
くは端面範囲の接続フランジを有している。
【0059】図7から明らかなように、消火剤タンク1
17及び添加剤タンク118が、2点鎖線で概略的に示
す2つの面135,136間を延びており、各面は前車
軸ユニット5若しくは後車軸ユニット6の両方の車軸2
若しくは3,4間に配置されていて、かつシャーシ7の
縦材に対して垂直に延びている。コンパクトなほぼ管状
の構成部分、即ち消火剤タンク117の配置によって、
適当な固定装置131を介して消火剤タンク117に対
するシャーシ7の十分な運動空間が得られる。さらに前
記構造の消火剤タンク117の高いねじれ剛性に基づ
き、シャーシ7の過度に大きなねじれを適当に調節され
た固定装置131によって避けること、及び消火剤タン
ク117の補強作用によって受けとめることも可能であ
る。
【0060】さらに前記構成により同じ長さのほぼ2つ
の上部構造ユニット114、116が形成され、該上部
構造ユニット内に運転室12及び駆動機関127若しく
は粉末消火装置120及び消火剤ポンプ119が消火剤
ポンプのための駆動機関と一緒に配置されている。消火
剤タンク117を互いに無関係にシャーシ7に支えられ
た個別の複数の上部構造ユニットから構成することも可
能である。
【0061】導管138の導管結合のための弾性的に変
形可能な移行片137の配置によって、個別の上部構造
ユニット114乃至116の自由な相対運動が液体搬送
の支障なしに可能である。消火剤ポンプ119から消火
剤放射器130に通じる導管139にも、弾性的に変形
可能な移行片137が設けられてよい。
【0062】フォーム剤及び別の添加剤のような消火剤
126で完全に満たされていない消火剤タンク117に
おいても走行中の水のうねりに基づく欠点を避けるため
に、消火剤タンク117が該タンク内に配置された仕切
り壁140若しくはじゃま板によって複数のチャンバ1
41に区切られていてよい。
【0063】有利には消火剤タンク117は垂直な両方
の面135,136間の中心に配置されており、即ち消
火剤タンク117の端壁がそれぞれ面135,136に
対して同じ間隔142に位置しており、従って質量の大
きな消火剤タンク117がシャーシ7の中心荷重を成し
ている。
【0064】図10及び図11に示す別の実施例の空港
タンク用消防車1においては、運転室12に直接に隣接
してシャーシ7に駆動機関13を配置してあり、この場
合、駆動機関が有利には運転室12を形成する同じ上部
構造ユニット114内に配置されている。この駆動機関
13に変速装置123が通常の形式でフランジ結合され
ている。個別の車軸2,3,4が、固有の駆動軸125
を介して変速装置123に結合された分配伝動装置12
4によってトルクを負荷されるようになっている。
【0065】比較的大きい質量の消火剤ポンプ119が
前車軸ユニット5及び後車軸ユニット6の互いに最も近
い車軸2と3との間のほぼ中央に配置されている。駆動
機関13と消火剤ポンプ119との間に、特に液状のフ
ォーム剤のための添加剤タンク118が配置されてい
る。液状の消火剤126のための同じく著しく重い重量
の消火剤タンク117が消火剤ポンプ119に接続して
配置されていて、この消火剤ポンプ119からほぼ後車
軸ユニット6上まで延びている。シャーシ7の、後車軸
ユニット6の後方の車軸4を越えて突出する部分に粉末
消火装置120が配置されている。
【0066】さらに図10及び図11に示されているよ
うに、添加剤タンク118及び消火剤ポンプ119がそ
れぞれ固有の上部構造ユニット115内に配置されてい
る。このことは空港タンク用消防車1のユニバーサルな
迅速な組立を可能にし、かつこのような上部構造ユニッ
ト115の短い構成長さに基づき個別の上部構造ユニッ
ト114乃至116間の間隔122を小さく維持するこ
とが可能である。
【0067】さらに、添加剤タンク118の独立な支承
に基づき、消火剤ポンプ119若しくは駆動機関127
の振動による添加剤若しくは添加剤タンク118の負荷
が防止され、従って添加剤、特に添加剤タンク118内
のフォーム剤の貯蔵が長期間可能である。
【0068】空港タンク用消防車1を前述のように個別
に分割したことによって、一様な積載のほかに出動に好
ましい配置及び出力が可能である。粉末消火装置120
が完全に、液状の消火剤127を受容するタンク若しく
はこれを搬送するポンプから離されている。添加剤タン
ク118と液状の消火剤126のための添加剤タンク1
17との間の中央への消火剤ポンプ119の配置によっ
てわずかな迂回導管による良好な配管が達成され、従っ
て高いポンプ出力に基づき著しく大きな横断面を有する
導管における出力損失も小さく維持される。さらにこの
場合に別の利点として、後車軸ユニット6上への消火剤
タンク117の配置及び前車軸ユニット5上への駆動機
関13の配置によって、個別の車軸2,3,4の有利な
積載値に基づく良好な牽引が達成される。これによっ
て、走行の困難な場所、例えばぬかるみの路床若しくは
濡れた芝地若しくは積雪内での良好な駆動特性が得られ
る。
【0069】駆動機関13、消火剤ポンプ119及び粉
末消火装置120の荷重の、シャーシ7の長さに亙る分
配により、空港タンク用消防車の空の状態でも、すなわ
ち添加剤タンク118及び消火剤タンク117の空の場
合でも良好な牽引が達成される。
【0070】図12及び図13に示す空港タンク用消防
車においては、液状の消火剤126のための消火剤ポン
プ119が駆動機関13を受容する上部構造ユニット1
14の直後に配置されている。消火剤ポンプ119に続
いて同じ若しくは固有の上部構造ユニット115内に液
状の消火剤126のための消火剤タンク117が配置さ
れ、かつ場合によっては固有の上部構造ユニット116
内にフォーム剤のための添加剤タンク118及び粉末消
火装置120が配置されている。
【0071】この場合、両方の機関、即ち駆動機関13
及び駆動機関127への供給が中央で行われており、空
港タンク用消防車1が全荷重状態、即ち消火剤タンク1
17、添加剤タンク118及び粉末消火装置120の完
全に満たされている場合にシャーシ7の全長に亙ってほ
ぼ同じ荷重で負荷されていて、従って直線走行の際にも
カーブ走行の際にも著しく良好な走行特性を有する。こ
れに対して、空港タンク用消防車1は空の状態ではフロ
ント駆動自動車に類似の走行特性を有し、それというの
は主要重量−両方の駆動機関13,127−が前車軸ユ
ニット5上に配置されているからである。
【0072】図14及び図15に示す実施例において
は、液状の消火剤126のための消火剤ポンプ119
が、運転室12及び駆動機関13を受容する上部構造ユ
ニット114のすぐ後ろで上部構造ユニット115内に
配置されている。次いで、車両の後部に向かって液状の
消火剤126のための消火剤タンク117及びフォーム
剤のための添加剤タンク118が続いている。消火剤タ
ンク117及び又は添加剤タンク118の横の範囲に粉
末消火装置120のみが組み込まれている。
【0073】さらに、消火剤タンク117が車両の少な
くとも1つの側部に切欠き143を備えており、この切
欠きは例えば消火剤タンク117若しくは添加剤タンク
118の側壁内の適当な凹所によって形成されていてよ
い。このようにして生じた空間に粉末消火装置120の
消火剤タンク121が配置されていてよい。
【0074】粉末消火装置120の運転のために必要
な、一般に窒素のための圧力ガスタンク、即ち駆動ガス
タンクが床下室144内に若しくはシャーシ7の縦材の
側部に配置されていてよい。このよな床下室144は特
に図9に示してある。粉末消火装置120のための駆動
ガスタンクが床下室144内に配置されていない場合に
は、この床下室144内には、図7乃至図15に示して
あるように、液状の消火剤126のためのホースリール
145若しくは粉末状の消火剤のためのホースリール1
46が配置されていてよい。従って、上部構造の範囲、
即ちシャーシ7の縦材の上面の上側が完全に消火剤タン
ク及びそのたの装置を組み込むための空間として使用で
きる。
【0075】有利には分配伝動装置124がシャーシ7
の両方の縦材の範囲の中央に配置されていてよい。これ
によって、携行される消火剤の容積が著しく増大され、
若しくは容積が同じである場合には空港タンク用消防車
の構成高さ又は幅全体を小さくすることができる。
【0076】シャーシ7の、装置によって生じる荷重の
均一な分配は、図15に破線で概略的に示すように粉末
消火装置120の2つの消火剤タンク121を用いる場
合に達成される。これによってシャーシ7における片側
荷重が避けられ、さらに粉末消火装置120の高い運転
確実性が保証され、それというのは1つの消火剤タンク
121に故障に際しても別の消火剤タンク121から粉
末剤が供給されるからである。
【0077】さらに図16に特に空港における使用に適
した実施例が示してある。この場合には屋根147の範
囲にテレスコープジブ148を配置してあり、航空機の
範囲へ消火剤放射器149を介して消火剤の配分が可能
である。特にテレスコープジブ148に配置された昇降
ゴンドラ150によって、炎上中の航空機の近くに短時
間で出動でき、その結果、ドアの開放の後に消火剤放射
器149を介して直ちに延焼を制限するための内部活動
が行われるようになり、この場合、昇降ゴンドラ150
を介して航空機の乗客が避難でき、若しくは救助物資の
調達若しくは避難梯子の設置が助成される。
【0078】昇降ゴンドラ上での救助隊の高い位置によ
って、良好な見渡しに基づき機動力の良好な調整が行わ
れる。
【0079】テレスコープジブ148は支柱151に支
えられていて、シャーシ7に垂直な軸線152を中心と
して旋回可能である。支柱151はシャーシ7に取り付
けられている。静止状態、即ちテレスコープジブ148
の、屋根147に対して平行に延びる実線で示す位置で
は、テレスコープジブ148の一部分が消火剤タンク1
17を形成する上部構造ユニット154若しくは粉末消
火装置120を受容する上部構造ユニット158の凹所
153内に突入している。
【0080】テレスコープジブ148の、走行方向(矢
印9)で前方の端部に配置された昇降ゴンドラ150は
静止状態では下側部分156で以て上部構造ユニット1
55の切欠き157内に突入している。上部構造ユニッ
ト155は、運転室を形成する上部構造ユニット114
と上部構造ユニット159との間に配置されており、上
部構造ユニット159は消火剤ポンプ119を受容して
いて、走行方向で、消火剤タンク117を形成する上部
構造ユニット154の前で互いに向き合う車軸2,3間
に配置されている。
【0081】上部構造ユニット155の範囲で昇降ゴン
ドラ150の下側部分156の下側に残された空間は添
加剤、例えば液状のフォーム剤を受容するための添加剤
タンク118として構成されている。このような手段の
利点として、テレスコープジブ118を走出させること
なしに、テレスコープジブ上に配置された消火剤放射器
149が昇降ゴンドラ150から使用され、それという
のは昇降ゴンドラ150が操作員のためのスタンドとし
て用いられるからである。
【0082】例えばホースリールなどのその他の付加的
な装備品の配置は前述の実施例に相応して行われる。図
面を見やすくするために、図16の実施例においては消
火剤タンク117と、添加剤タンク118と、消火剤ポ
ンプと、テレスコープジブ148との間の接続通路も省
略してある。
【0083】図17には、シャーシ7上への消火剤タン
ク117の支承が示してある。図17から明らかなよう
に、シャーシ7と消火剤タンク117との間の固定装置
131がゴム若しくはゴムばね部材160によって構成
されており、ゴムばね部材はシャーシ7の上縁部161
と同じ高さでシャーシの側部162に配置されている。
これによって構成高さが低くでき、消火剤タンク117
がシャーシ7の上縁部161のすぐ上に配置できる。
【0084】固定装置131をシャーシ7の側部162
に取り付ける張り出し部163に固定手段164、例え
ばねじを介して保持条片165が配置されており、この
保持条片を介して床下室144若しくは支持フレーム1
66が取り付けられている。保持条片165と支持フレ
ーム166との間の結合は、溶接結合、ねじ結合若しく
は類似のものによって行われる。床下室144は旋回カ
バー167で閉じられており、旋回カバー167は車両
長手方向へ水平に延びる旋回軸168を中心として実線
で示す位置から破線で示す開放位置へ旋回可能に構成さ
れており、この旋回運動がガスばね169の助成によっ
て行われるようになっている。旋回カバー167は内面
170に被覆を備えており、立ち入りが可能であり、そ
の結果、旋回カバー167が開かれた破線で示す使用位
置でステップとして用いられる。
【0085】図17の右側半部に床下室144を取り付
けるための別の実施例が示してある。この場合にも旋回
カバー167はガスばね169若しくはその他のばね部
材の助成によって実線で示す閉じた位置から破線で示す
開いた位置へ旋回可能である。支持フレーム166が直
接に消火剤タンク117の下面に固定装置131を介し
て取り付けられている。固定装置131は剛性の取り付
け手段によって構成されていてよく、ゴムばね部材16
0を用いることも可能であり、これによって床下室14
4の懸架が振動減衰状態で行われる。
【0086】固定装置131をシャーシ7の側方に配置
することによって、消火剤タンク若しくはすべての上部
構造ユニットの深い設置が達成され、その結果、良好な
重心位置が得られる。もちろん、消火剤タンク117を
取り付けるための図17に示す実施例は空港タンク用消
防車1の別の構造ユニットにも応用可能である。
【0087】図18にシャーシ7への添加剤タンク11
8及び消火剤ポンプ119の取り付けが詳細に示してあ
る。各上部構造ユニットが固有の中間フレーム171,
172を介してシャーシ7に取り付けられている。中間
フレーム171,172は固有の固定装置131を介し
てわずかに弾性的に運動可能にシャーシ7に取り付けら
れている。中間フレーム171,172と添加剤タンク
118若しくは消火剤ポンプ119及び該消火剤ポンプ
のための駆動機関との間の結合が同じく固定装置131
を介して行われ、各固定装置は選択的に剛性的な固定手
段若しくはゴムばね部材160或いは類似のものの形の
弾性的な個性手段として構成されている。特に消火剤ポ
ンプ119のための駆動機関及び消火剤kポンプ119
の支持においては有利には、駆動機関及び消火剤ポンプ
と支持フレーム173との間にゴムばね部材160の形
の付加的な固定装置131が配置されている。
【0088】シャーシ7は空気ベローズばねを介して個
別の車軸2,3,4に支持されていてよく、分配伝動装
置124の配置も異なるシャーシに応じて直接に変速装
置123の範囲に行われるか、若しくはシャーシ7の長
さに亙って複数の伝動装置に分配して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく空港タンク用消防車の側面図。
【図2】図1の空港タンク用消防車の平面図。
【図3】図1のIII−III線に沿ったの断面図。
【図4】消火剤ポンプの羽根車の図2のIV−IV線に
沿ったの断面図。
【図5】消火剤放射器のず2のV−V線に沿った断面
図。
【図6】消火剤装置、フォーム剤混合装置及び制御装置
の概略的なブロック回路図。
【図7】本発明に基づく空港タンク用消防車の別の実施
例の側面図。
【図8】図7の空港タンク用消防車の平面図。
【図9】図7のIX−IX線に沿った断面図。
【図10】本発明に基づく空港タンク用消防車の別の実
施例の側面図。
【図11】図10の空港タンク用消防車の平面図。
【図12】本発明に基づく空港タンク用消防車の別の実
施例の側面図。
【図13】図12の空港タンク用消防車の平面図。
【図14】本発明に基づく空港タンク用消防車の別の実
施例の側面図。
【図15】図14の空港タンク用消防車の平面図。
【図16】本発明に基づく空港タンク用消防車の別の実
施例の側面図。
【図17】図10図のXVII−XVII線に沿った断
面図。
【図18】図10図の空港タンク用消防車の添加剤タン
ク及び消火剤ポンプを備えた部分の拡大側面図。
【符号の説明】
1 空港タンク用消防車、 2,3,4 車軸、
5 前車軸ユニット、6 後車軸ユニット、 7 シ
ャーシ、 8 ばね装置、 9 矢印、 10,
11 シャーシ部分、 12 運転室、 13 駆
動機関、14,15,16,17,18 上部構造ユニ
ット、 19 消火剤タンク、 20 消火剤ポン
プ、 21 粉末消火装置、 22 間隔、 2
3 変速装置、 24 分配伝動装置、 25 駆
動軸、 26 消火剤、 27 駆動機関、 2
8 ディーゼル機関、 29 クランク軸、30 消
火剤放射器、 31 固定装置、 32 支持構造
体、 33フレーム構造体、 34 被覆部材、
35 キャビン被覆、 36被覆部材、 37
旋回軸、 38 羽根車、 39 羽根、 40
ボス、 41 駆動軸、 42 キー、 43
直径、 44 中空噴射ノズル、 45 ノズル、
46 ノズル挿入部材、 47 内壁、48 放
射管、 49 隆起部、 50 ねじ、 51
雌ねじ、52 距離、 53 端部、 54 中空
噴流、 55 ピストン、56 調量装置、 57
管ベンド、 58 フォーム剤管、 59 消火
剤装置、 60 フォーム剤混合装置、 61 添
加剤タンク、 62ピストル形放射管、 63 制
御装置、 64 ホース、 65 ホースリール、
66 圧力導管、 67 吸い込み導管、 6
8 バイパス導管、 69 ベンチュリー管、 7
0 負圧範囲、 71 吸引導管、72 流過量調整
器、 73 バイパス導管、 74 制御弁、
75 調節駆動部、 76 通路、 77 制御機
構、 78 流過量測定装置、 79 流れフラッ
プ、 80 監視機構、 81,82 制御弁、
83 調節駆動部、 84 監視機構、 85
通路、 86 直動調節駆動部、 87,88 調
節機構、 89 噴射ポンプ、 90調節装置、
91 調量フラップ、 92 制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフレート グラッツマイアー オーストリア国 リンツ ヴァンバッハー シュトラーセ 58 (72)発明者 ヨハン ヴィーザー オーストリア国 ヴォルフスバッハ ブー ベンドルフ 147

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、場合によっては駆動ガス装置、
    及び粉末状の消火剤のための消火剤タンク、及び運転室
    を有している形式のものにおいて、駆動機関(13)が
    シャーシ(7)の後車軸ユニット(6)の後方の後部に
    配置されており、消火剤ポンプ(20)、及び添加剤タ
    ンク、及び消火剤タンクを備えた駆動ガス装置が前車軸
    ユニット(5)と後車軸ユニット(6)との間でシャー
    シ(7)に配置されており、液状の消火剤(26)の消
    火剤タンク(19)が消火剤ポンプ(20)と駆動機関
    (13)との間でほぼ後車軸ユニット(6)の上側でシ
    ャーシ(7)に支持されており、かつ消火剤ポンプ(2
    0)の少なくとも1つの羽根車(38)が三次元的に湾
    曲された羽根(39)を有していることを特徴とする空
    港タンク用消防車。
  2. 【請求項2】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、場合によっては駆動ガス装置、
    及び粉末状の消火剤のための消火剤タンク、及び運転室
    を有している形式のものにおいて、駆動機関(13)が
    シャーシ(7)の後車軸ユニット(6)の後方の後部に
    配置されており、消火剤ポンプ(20)、及び添加剤タ
    ンク、及び消火剤タンクを備えた駆動ガス装置が前車軸
    ユニット(5)と後車軸ユニット(6)との間でシャー
    シ(7)に配置されており、液状の消火剤(26)の消
    火剤タンク(19)が消火剤ポンプ(20)と駆動機関
    (13)との間でほぼ後車軸ユニット(6)の上側でシ
    ャーシ(7)に支持されており、かつ消火剤ポンプ(2
    0)の少なくとも1つの羽根車(38)が三次元的に湾
    曲された羽根(39)を有しており、消火剤ポンプ(2
    0)に消火剤放射器(30)が導管を介して接続されて
    おり、消火剤放射器の出口に中空噴射ノズル(44)が
    配置してあり、ノズル(45)がノズル挿入部材(4
    6)の固有の支持本体に配置されおり、ノズル挿入部材
    がねじ(50)を介して放射管(48)の放射方向で端
    部側の端部(53)から調節可能な距離(52)を置い
    て放射管(48)内に保持されていることを特徴とする
    空港タンク用消防車。
  3. 【請求項3】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、粉末消火装置、及び粉末状の消
    火剤のための消火剤タンク、並びに運転室を有している
    形式のものにおいて、駆動機関(13)がシャーシ
    (7)に運転室(12)の後ろで前車軸ユニット(5)
    の上側に配置されており、消火剤ポンプ(119)、及
    び添加剤タンクを備えた粉末消火装置(120)が走行
    方向(矢印19)で後車軸ユニット(6)の後方の車軸
    (4)の上側及び後方でシャーシ(7)に配置されてお
    り、液状の消火剤(126)の消火剤タンク(117)
    が後車軸ユニット(6)の車軸(3)の上側に配置され
    た添加剤タンク(118)と前車軸ユニット(5)の互
    いに離された車軸(2,2)との間でシャーシ(7)に
    支持されていることを特徴とする空港タンク用消防車。
  4. 【請求項4】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、粉末消火装置、及び粉末状の消
    火剤のための消火剤タンク、並びに運転室を有している
    形式のものにおいて、駆動機関(13)が前車軸ユニッ
    ト(5)の上側でシャーシ(7)に配置されており、消
    火剤タンク(118)及び、駆動機関(127)を備え
    た消火剤ポンプ(119)が前車軸ユニット(5)と後
    車軸ユニット(6)との間でシャーシ(7)に固有の中
    間フレーム(171,172)を介して配置されてお
    り、粉末消火装置(120)の消火剤タンク(121)
    が走行方向(矢印19)で後車軸ユニット(6)の後方
    の車軸(4)の後方に配置されており、後車軸ユニット
    と消火剤ポンプ(119)との間に液状の消火剤(12
    6)の消火剤タンク(117)が配置されていることを
    特徴とする空港タンク用消防車。
  5. 【請求項5】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、粉末消火装置、及び粉末状の消
    火剤のための消火剤タンク、並びに運転室を有している
    形式のものにおいて、駆動機関(13)及び、駆動機関
    (127)を備えた消火剤ポンプ(119)がシャーシ
    (7)に前車軸ユニット(5)の上側に配置されてお
    り、液状の消火剤(126)のための消火剤タンク(1
    17)が前車軸ユニット(5)と後車軸ユニット(6)
    の、前車軸ユニット(5)から離れた側の車軸(4)と
    の間でシャーシ(7)に配置されており、添加剤タンク
    (118)が粉末消火装置(120)の、後車軸ユニッ
    ト(6)の後方に配置された消火剤タンク(121)と
    液状の消火剤(126)のための消火剤タンク(11
    7)との間で後車軸ユニット(6)の車軸(4)のほぼ
    上側でシャーシ(7)に取り付けられていることを特徴
    とする空港タンク用消防車。
  6. 【請求項6】 空港タンク用消防車であって、一貫した
    シャーシを有しており、シャーシが1つの駆動機関によ
    って互いに無関係に駆動可能な複数の前車軸ユニット及
    び後車軸ユニット上にばね装置を介して支えられてお
    り、シャーシ上に配置された消火剤ポンプ、消火剤タン
    ク、及び添加剤タンク、粉末消火装置、及び粉末状の消
    火剤のための消火剤タンク、並びに運転室を有している
    形式のものにおいて、駆動機関(13)及び消火剤ポン
    プ(120)がシャーシ(7)に運転室(12)の後方
    で前車軸ユニット(5)の上側に配置されており、液状
    の消火剤のための消火剤タンク(117)と添加剤タン
    ク(118)とが後車軸ユニット(6)の方向で前後に
    配置されており、粉末消火装置(120)が粉末状の消
    火剤のための消火剤タンク(121)と一緒に消火剤タ
    ンク(117)の少なくとも1つの切欠き内に配置され
    ていることを特徴とする空港タンク用消防車。
  7. 【請求項7】 ノズル(45)と放射管(48)の端面
    側の端部(53)との間に、端面側の端部(53)と逆
    の側に延びるピストンロッドを介して保持されたピスト
    ン(55)が配置されている請求項1から6のいずれか
    1項記載の空港タンク用消防車。
  8. 【請求項8】 変速装置(23,123)が駆動機関
    (13)にフランジ結合されている請求項1から7のい
    ずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  9. 【請求項9】 分配伝動装置(24,124)が前車軸
    ユニット(5)と後車軸ユニット(6)との間に配置さ
    れていて、駆動軸(25)若しくは駆動系を介して変速
    装置(23、123)に接続されている請求項1から8
    のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  10. 【請求項10】 消火剤ポンプ(20)、消火剤タンク
    (19)及び、消火剤タンクを備えた駆動ガス装置、並
    びに駆動機関(13)が固有の上部構造ユニット(14
    乃至18)内に車両長手方向で予め規定された間隔(2
    2)を置いて配置されており、各上部構造ユニットがそ
    れぞれ独立の固定装置(31)を介して弾性的な伝達部
    材を介在してシャーシ(7)に配置されている請求項1
    から9のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  11. 【請求項11】 添加剤タンク(118)、消火剤ポン
    プ(119)、消火剤タンク(117)及び、消火剤タ
    ンク(121)を備えた粉末消火装置(120)、並び
    に駆動機関(13)が固有の上部構造ユニット(114
    乃至116)内に車両長手方向で予め規定された間隔
    (122)を置いて配置されており、各上部構造ユニッ
    トがそれぞれ独立の固有の固定装置(131)を介して
    弾性的なゴムばね部材(160)を介在してシャーシ
    (7)に組み込まれている請求項1から9のいずれか1
    項記載の空港タンク用消防車。
  12. 【請求項12】 各上部構造ユニット(14乃至18、
    114乃至116)が固有のフレーム構造を有してお
    り、フレーム構造が特にグラスファイバー補強されたプ
    ラスチックから成る固有の被覆部材(34,134)に
    よって取り囲まれている請求項1から11のいずれか1
    項記載の空港タンク用消防車。
  13. 【請求項13】 各上部構造ユニット(14乃至18、
    114乃至116)が予め製造された独立支持構造のユ
    ニットとして構成されている請求項1から12のいずれ
    か1項記載の空港タンク用消防車。
  14. 【請求項14】 上部構造ユニット(14)が運転室
    (12)によって形成されている請求項1から13のい
    ずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  15. 【請求項15】 上部構造ユニット(114)が運転室
    (12)を形成しかつ駆動機関(13)を支承している
    請求項1から13のいずれか1項記載の空港タンク用消
    防車。
  16. 【請求項16】 上部構造ユニット(14乃至18、1
    14乃至116)の底部プレートがシャーシ(7)の両
    方の縦材間の範囲に車両縦方向へ延びる桶状の特にU字
    形の凹所を有している請求項1から15のいずれか1項
    記載の空港タンク用消防車。
  17. 【請求項17】 シャーシ(7)の縦材の側方で車両長
    手方向に床下室(144)若しくは床下ボックスが延び
    ていて、上部構造ユニット(15乃至18、114乃至
    116)の天井面に対して垂直な方向で上部構造ユニッ
    ト(15乃至18、114乃至116)の底部プレート
    の桶状の凹所とオーバーラップしている請求項1から1
    6のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  18. 【請求項18】 上部構造ユニット(17)が消火剤タ
    ンク(19)として構成されていて、有利には互いに仕
    切られた複数の室を有している請求項1から17のいず
    れか1項記載の空港タンク用消防車。
  19. 【請求項19】 消火剤放射器(30)が、運転室(1
    2)を形成する上部構造ユニット(14)上に配置され
    ている請求項1から18のいずれか1項記載の空港タン
    ク用消防車。
  20. 【請求項20】 個別の上部構造ユニット(14乃至1
    8)間の導管接続が弾性的に変形可能な移行片によって
    構成されている請求項1から19のいずれか1項記載の
    空港タンク用消防車。
  21. 【請求項21】 個別の上部構造ユニット(114乃至
    116)の導管(138)間の接続が弾性的に変形可能
    な移行片((137)によって構成されている請求項1
    から19のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  22. 【請求項22】 吸い込み導管(67)と圧力導管(6
    6)との間のバイパス導管(68)内にフォーム剤混合
    装置(60)を配置してあり、フォーム剤混合装置(6
    0)、消火剤ポンプ(20)及び、圧力導管(66)と
    例えばピストル形放射管(62)及び消火剤放射器(3
    0)のような消火装置との間の制御弁(81,82)が
    遠隔操作可能な調節駆動部(83)に連結されており、
    該調節駆動部が場合によっては駆動機関(27)と同じ
    く制御装置(63)に接続されている請求項1から21
    のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  23. 【請求項23】 フォーム剤混合装置(60)が圧力導
    管(66)から吸い込み導管(67)の方向に流過させ
    るベンチュリー管(69)を有しており、ベンチュリー
    管の負圧範囲(70)に吸引導管が開口しており、該吸
    引導管の他方の端部が添加剤のためのタンクに開口して
    おり、流過量調整器(72)が吸引導管内に配置されて
    いて、かつ機械的な伝達装置及び又は制御装置(63)
    を介して比例的な制御のために圧力導管(66)内の流
    過量測定装置(78)に接続されている請求項22記載
    の空港タンク用消防車。
  24. 【請求項24】 吸引導管内の流過量調整器(72)に
    対して並列にバイパス導管(73)を配置してあり、バ
    イパス導管(73)内の制御弁(74)は、ピストル形
    放射管(62)若しくはホースリール(65)の範囲
    の、制御装置(63)に接続された制御機構(77)が
    作動させられた場合に調節駆動部(75)によって開か
    れている請求項1から23のいずれか1項記載の空港タ
    ンク用消防車。
  25. 【請求項25】 流過量測定装置(78)が監視機構
    (80)を有しており、該監視機構は流過量調整器(7
    2)のバイパス導管(73)内の制御弁(74)と制御
    装置(63)との間の接続を、流過量測定装置の流れフ
    ラップ(79)が消火剤の予め調節可能な流過量に相応
    する位置にあるか若しくは該位置を越えている場合に遮
    断するようになっている請求項1から24のいずれか1
    項記載の空港タンク用消防車。
  26. 【請求項26】 制御装置(63)が通路(85)を介
    して電気的な直動調節駆動部(86)に接続されてお
    り、直動調節駆動部の縦方向運動可能な調節機構(8
    7)が駆動機関(27)の調節機構(88)、例えば噴
    射ポンプの調節ロープに作用結合されている請求項1か
    ら25のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  27. 【請求項27】 消火剤ポンプ(20)の駆動機関(2
    7)の直動調節駆動部(86)の調節が、制御弁(8
    1,82)の開放位置を規定する監視機構の負荷された
    場合に制御装置(63)を介して行われるようになって
    いる請求項1から26のいずれか1項記載の空港タンク
    用消防車。
  28. 【請求項28】 制御弁(81,82)の監視機構(8
    4)に調節駆動部(83)を配設してある場合に、駆動
    機関(27)の、消火剤(26)の予め調節可能な流過
    量に相応する出力増大が制御装置(63)によって行わ
    れるようになっている請求項1から27のいずれか1項
    記載の空港タンク用消防車。
  29. 【請求項29】 床下室(144)の支持フレーム(1
    66)が保持条片(165)を介して固定手段(16
    4)を用いてシャーシ(7)の側部(162)の張り出
    し部(163)に保持されている請求項1から28のい
    ずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  30. 【請求項30】 床下室(114)の支持フレーム(1
    66)が固定装置(131)を介して上部構造ユニット
    (114乃至116)に取り付けられており、固定装置
    (131)が有利にはゴムばね部材(160)として構
    成されている請求項1から29のいずれか1項記載の空
    港タンク用消防車。
  31. 【請求項31】 少なくとも1つの上部構造ユニット
    (115,116)が消火剤タンク(117)として構
    成されていて、かつ有利には互いに仕切られた複数の室
    を有している請求項1から30のいずれか1項記載の空
    港タンク用消防車。
  32. 【請求項32】 上部構造ユニット(154,155,
    158,159)の屋根(147)の範囲にテレスコー
    プジブ(148)を配置してあり、該テレスコープジブ
    が支柱(151)を介してシャーシ(7)に垂直な軸線
    (152)を中心として旋回可能であり、テレスコープ
    ジブ(148)の一部分が静止状態で例えば消火剤タン
    ク(117)の特に上部構造ユニット(154、15
    8)の凹所(153)内に配置されている請求項1から
    31のいずれか1項記載の空港タンク用消防車。
  33. 【請求項33】 前車軸ユニット(5)の、後車軸
    (6)に近い側の車軸(2)の上側に添加剤タンク(1
    18)が配置されており、固有の上部構造ユニット(1
    54)が形成されており、該上部構造ユニットに昇降ゴ
    ンドラ(150)の下側部分のための切欠き(157)
    が配置されている請求項32記載の空港タンク用消防
    車。
  34. 【請求項34】 添加剤タンク(118)と支柱(15
    1)から運転室(12)の方向へ延びる消火剤タンク
    (117)との間に消火剤ポンプ(119)が配置され
    ており、消火剤タンク(117)及び添加剤タンク(1
    18)が有利には固有の上部構造ユニット(154,1
    55)を形成している請求項32又は33記載の空港タ
    ンク用消防車。
  35. 【請求項35】 粉末消火装置(120)がシャーシ
    (7)の、支柱(151)から後車軸ユニット(6)を
    越えて後方へ突出する部分に配置されていて、かつ有利
    には固有の上部構造ユニット(158)を形成している
    請求項32から34のいずれか1項記載の空港タンク用
    消防車。
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