JPH07155386A - 温熱治療装置 - Google Patents

温熱治療装置

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JPH07155386A
JPH07155386A JP30830693A JP30830693A JPH07155386A JP H07155386 A JPH07155386 A JP H07155386A JP 30830693 A JP30830693 A JP 30830693A JP 30830693 A JP30830693 A JP 30830693A JP H07155386 A JPH07155386 A JP H07155386A
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JP
Japan
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applicator
temp
temperature
cooling water
perfusion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30830693A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Inaba
誠 稲葉
Toru Nagase
徹 長瀬
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、装置を取り巻く温度環境に左右され
ることなく、適切な灌流冷却水の温度の制御が行われ、
アプリケータの適切な冷却を行う温熱治療装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】本発明は、生体腔内に挿入して留置される温熱
治療用アプリケータ1を有し、このアプリケータ1の内
部に灌流用通路4を設け、この通路4に冷却液供給装置
13から冷却液を供給して灌流させることにより前記ア
プリケータ1の冷却を行うようにした温熱治療装置にお
いて、前記アプリケータ1の灌流用通路4内に、この通
路4内を流れる冷却液の温度を検出する1つ又は複数の
温度センサ24a,24bを設け、この温度センサ24
a,24bからの信号を基に前記冷却液供給装置13か
ら供給する冷却液の温度を制御して前記アプリケータ1
を適正な温度に調節するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体を局所的に加温し
て患部を治療する温熱治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の温熱治療装置において、生体腔
内に挿入するアプリケータでは、その挿入部を冷却する
ため、アプリケータの内部に通路を設けて冷却水を灌流
させている(特開平2−128772号公報を参照)。
そして、アプリケータにおける挿入部の温度は、灌流す
る冷却水の温度を調節することにより管理するが、その
冷却水の温度は、外部における冷却水タンク(水源)内
や、外部の冷却水タンクからアプリケータまでの送水管
路での水温を測定して、この測温データにより灌流する
冷却水の温度を管理する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、温度管理を
したい箇所はアプリケータにおける挿入部の表面温度で
あるが、前述した従来のものでは、外部における冷却水
タンク(水源)内や、冷却水タンクからアプリケータま
での送水管路での水温を測定して、この測温データによ
り灌流する冷却水の温度を調節して管理する間接的な方
式である。
【0004】しかしながら、装置を取り巻く温度環境に
より、特に、冷却水タンクや、アプリケータまでの送水
管路の途中で水温が変化を受けることがあり、この結
果、アプリケータにおける挿入部をより適切に冷却する
ためには、装置を取り巻く温度環境の管理を行わなけれ
ば、より正確な加温制御ができない。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、装置を取り巻く温度環境
に左右されることなく、適切な灌流冷却水の温度の制御
が行われ、アプリケータの適切な冷却を行う温熱治療装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段および作用】本発明は、生体腔内
に挿入して留置される温熱治療用アプリケータを有し、
このアプリケータの内部に灌流用通路を設け、この通路
に冷却液供給手段から冷却液を供給して灌流させること
により前記アプリケータの冷却を行うようにした温熱治
療装置において、前記アプリケータの灌流用通路内に、
この通路内を流れる冷却液の温度を検出する1つ又は複
数の温度センサを設け、この温度センサからの信号を基
に前記冷却液供給手段から供給する冷却液の温度を制御
して前記アプリケータを適正な温度に調節するものであ
る。そして、装置を取り巻く温度環境に左右されること
なく、適切な灌流冷却水の温度の制御が行われ、アプリ
ケータの適切な冷却を行う。
【0007】
【実施例】図1および図2を参照して、本発明の第1の
実施例に係る温熱治療装置を説明する。図1において、
1は生体腔内に挿入して留置される温熱治療用アプリケ
ータである。この温熱治療用アプリケータ1は挿入部2
とこの挿入部2の末端に取着された口金部3とからな
り、挿入部2の内部には冷却水(液)を灌流させるため
の通路4を形成している。
【0008】図2で示すように前記灌流用通路4は挿入
部2の外管5内に内管6を同心的に配置することによ
り、その外管5と内管6との間に流入路7aを形成し、
内管6の内部によって流出路7bを形成する。流入路7
aと流出路7bは内管6の先端において連通している。
【0009】前記灌流用通路4の流入路10aと流出路
10bは口金部3に設けたコネクタ11a,11bにそ
れぞれ個別的に対応して連通している。各コネクタ11
a,11bにはそれに対応した灌流用チューブ12a,
12bが別々に接続されている。また、各灌流用チュー
ブ12a,12bは冷却液供給装置(手段)13に接続
される。
【0010】冷却液供給装置13は灌流させる冷却水の
温度を調整する熱交換器14を有しており、この熱交換
器14としては、例えばペルチェ素子等の電熱手段を用
いている。この熱交換器14は後述するように冷却水温
度制御回路15によって制御され、その発熱量または熱
吸収量を制御して灌流する冷却水の温度を調整する。
【0011】一方、挿入部2における内管6の内部には
マイクロ波ケーブル20が挿通され、その挿入部2の中
心軸上に配置されている。マイクロ波ケーブル20の先
端部分は灌流用通路4の流出路10bの内部、つまり、
内管6の先端部内に位置して、マイクロ波放射アンテナ
21となっている。マイクロ波ケーブル20の基端側
は、口金部3から導出してマイクロ波発振装置22の発
振器23に接続されている。
【0012】前記挿入部2の先端部付近において、灌流
用通路4の流入路10aと、流出路10bにはそれぞれ
別の灌流冷却水用の温度センサ24a,24bが設置さ
れている。さらに前記挿入部2の先端部付近において、
その挿入部外表面には他の温度センサ25a,25bが
設置されている。灌流冷却水用の温度センサ24a,2
4bは第1のセンサケーブル26を通じて冷却水温度制
御回路15に接続されている。他の温度センサ25a,
25bは、第2のセンサケーブル27を通じてマイクロ
波発振装置22に設けた制御回路28に接続されてい
る。
【0013】また、前記挿入部2の先端部外周には膨縮
自在なバルーン29が設けられている。バルーン29に
は図示しない送気通路が連通しており、この送気通路に
はアプリケータ1の手元側に設けたバルーン膨縮用送気
口金30に通じている。そして、このバルーン膨縮用送
気口金30からバルーン29に加圧空気を送り込んだり
排出したりすることにより、そのバルーン29を膨縮で
きる。
【0014】アプリケータ1の外部においてのマイクロ
波ケーブル20、第1のセンサケーブル26および第2
のセンサケーブル27の途中には、それらをアプリケー
タ1側と冷却液供給装置13やマイクロ波発振装置22
側とに切り離すための接続器31が設けられている。
【0015】次に、温熱治療装置の作用について説明す
る。バルーン29を収縮させた状態で温熱治療用アプリ
ケータ1の挿入部2を患者の尿道35に挿入し、その挿
入部2の先端部分が膀胱36内に突き出たところで、バ
ルーン29を膨脹させて膀胱36の内壁に止める。これ
により図1で示すようにアプリケータ1の挿入部2が生
体腔内に留置され、そのマイクロ波放射アンテナ21の
部分が患部37に対向位置することになる。
【0016】そして、アプリケータ1の内部に形成され
た灌流用通路4には冷却水が灌流される。冷却液供給装
置13から供給される冷却水は、灌流用チューブ12a
を通じて流入路7aに流入し、挿入部2の先端部におい
て流出路7bへ還流し、灌流用チューブ12aを通じて
再び冷却液供給装置13に戻る。
【0017】この灌流する冷却水の水温は異なる位置に
設置した温度センサ24a,24bによって測定され、
この温度センサ24a,24bの測定信号は、冷却液供
給装置13の冷却水温度制御回路15にフィードバック
される。冷却水温度制御回路15はその測定信号を基に
して冷却液の水温が所望の温度になるように熱交換器1
4の出力等を制御し、アプリケータ1の挿入部2を冷却
する冷却液の温度を調節する。
【0018】この場合、アプリケータ1内における灌流
用通路4を流れる冷却水の温度を測定するから、装置を
取り巻く温度環境により変化を受ける、特に、アプリケ
ータまでの送水路途中で水温を測定するものと比較して
正確かつ適切な温度が保たれる。この結果、適切な冷却
水の温度が保たれ、挿入部2を適切に冷却することがで
きる。
【0019】また、他の温度センサ25a,25bによ
り挿入部2の外表面、すなわち、生体腔表面の温度が測
定され、この測定温度を基にマイクロ波発振装置22の
発振器23の出力が制御され、所望の温度での加温がな
される。
【0020】この実施例によれば、常に所望の冷却水温
とマイクロ波による加温の温度が精度よく維持される。
したがって、局所患部を所望の一定温度で加温治療する
ことができるため、加温による治療効果、および安全性
が向上される。
【0021】一方、前述したアプリケータ1は腔内でバ
ルーン29により固定したが、これと合わせてまたはこ
れの他に図3で示すようなベルト41および着脱ベルト
42を用いた固定手段を用いてもよい。また、図4で示
すように両脚を固定するため、ベルト43を両脚に巻き
付けてもよい。これらによりアプリケータ1の固定が容
易かつ確実に行えると共に患者の負担を軽減することが
できる。
【0022】また、アプリケータ1をバルーン29によ
り固定する前述した実施例のものにベルト41,43を
さらに用いれば、仮に、バルーン29が破裂しても、ア
プリケータ1をそのまま固定しておける。したがって、
長時間の治療に適する。
【0023】また、図5で示すように、アプリケータ1
の口金部3に設けたコネクタ11a,11b、バルーン
膨縮用送気口金(コネクタ)30の形状や大きさ等をそ
れぞれ異なるように形成し、これに接続するチューブや
コネクタが誤って他のものに接続できないようにする。
これにより誤った接続を防止でき、より安全かつ確実な
冷却水の還流ができる。
【0024】なお、本発明による温熱治療装置は、前述
した実施例に示す尿道への適用のみではなく、食道、
胃、直腸等の消化器系管腔や、膣、子宮頸部等の骨盤部
内腔間、あるいは胆管や気管等の細径口腔への適用も可
能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置を取り巻く温度環境に左右されることなく、適切な灌
流冷却水の温度の制御が行われ、アプリケータの適切な
冷却を行うことができる温熱治療装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る温熱治療装置の概
略的な構成の説明図。
【図2】前記温熱治療装置における温熱治療用アプリケ
ータの断面図。
【図3】温熱治療用アプリケータの他の装着使用状態を
示す斜視図。
【図4】温熱治療用アプリケータのさらに他の装着使用
状態を示す斜視図。
【図5】前記アプリケータのコネクタとバルーン膨縮用
送気口金を説明する図。
【符号の説明】
1…温熱治療用アプリケータ、2…挿入部、4…灌流用
通路、13…冷却液供給装置、14…熱交換器、15…
冷却水温度制御回路、22…マイクロ波発振装置、23
…発振器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】前記灌流用通路4の流入路7aと流出路
は口金部3に設けたコネクタ11a,11bにそれぞ
れ個別的に対応して連通している。各コネクタ11a,
11bにはそれに対応した灌流用チューブ12a,12
bが別々に接続されている。また、各灌流用チューブ1
2a,12bは冷却液供給装置(手段)13に接続され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】一方、挿入部2における内管6の内部には
マイクロ波ケーブル20が挿通され、その挿入部2の中
心軸上に配置されている。マイクロ波ケーブル20の先
端部分は灌流用通路4の流出路7bの内部、つまり、内
管6の先端部内に位置して、マイクロ波放射アンテナ2
1となっている。マイクロ波ケーブル20の基端側は、
口金部3から導出してマイクロ波発振装置22の発振器
23に接続されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記挿入部2の先端部付近において、灌流
用通路4の流入路7aと、流出路7bにはそれぞれ別の
灌流冷却水用の温度センサ24a,24bが設置されて
いる。さらに前記挿入部2の先端部付近において、その
挿入部外表面には他の温度センサ25a,25bが設置
されている。灌流冷却水用の温度センサ24a,24b
は第1のセンサケーブル26を通じて冷却水温度制御回
路15に接続されている。他の温度センサ25a,25
bは、第2のセンサケーブル27を通じてマイクロ波発
振装置22に設けた制御回路28に接続されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】そして、アプリケータ1の内部に形成され
た灌流用通路4には冷却水が灌流される。冷却液供給装
置13から供給される冷却水は、灌流用チューブ12a
を通じて流入路7aに流入し、挿入部2の先端部におい
て流出路7bへ還流し、灌流用チューブ12bを通じて
再び冷却液供給装置13に戻る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体腔内に挿入して留置される温熱治療用
    アプリケータを有し、このアプリケータの内部に灌流用
    通路を設け、この通路に冷却液供給手段から冷却液を供
    給して灌流させることにより前記アプリケータの冷却を
    行うようにした温熱治療装置において、 前記アプリケータの灌流用通路内に配設され、この通路
    内を流れる冷却液の温度を検出する温度センサと、この
    温度センサからの信号を基に前記冷却液供給手段から供
    給する冷却液の温度を制御して前記アプリケータの温度
    を管理する手段とを具備したことを特徴とする温熱治療
    装置。
JP30830693A 1993-12-08 1993-12-08 温熱治療装置 Withdrawn JPH07155386A (ja)

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JP30830693A JPH07155386A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 温熱治療装置

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Effective date: 20010306