JPH0715530Y2 - 洗滌装置 - Google Patents

洗滌装置

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JPH0715530Y2
JPH0715530Y2 JP8183692U JP8183692U JPH0715530Y2 JP H0715530 Y2 JPH0715530 Y2 JP H0715530Y2 JP 8183692 U JP8183692 U JP 8183692U JP 8183692 U JP8183692 U JP 8183692U JP H0715530 Y2 JPH0715530 Y2 JP H0715530Y2
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JP
Japan
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pressure
pipe
resistant container
lid
elastic bag
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Application number
JP8183692U
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English (en)
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JPH0644515U (ja
Inventor
恒良 江口
照彦 高倉
Original Assignee
株式会社羽生田鉄工
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば医療における手
術等に際し、患部を洗浄するために用いる洗滌装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】医療において手術を行う場合、手術部位
に生理的食塩水等の洗滌液を注いで洗滌することが多
い。従来では例えば次のような方法が採られている。図
7に示すように、注出管5を有する洗滌液が入ったビニ
ール等の弾性袋4に、血圧測定用の空気バンド43を巻
き付け、空気バンド43に手押しの空気ポンプ44で空
気を送り込んで膨張させることにより、弾性袋4を圧縮
して内部の洗滌液を注出管5の管継手6に接続した可撓
性管7から吐出させるようにしている。
【0003】また、図8に示すように、ウエイト50を
載せた板体51を弾性袋4の上に載置し、板体51を昇
降可能にガイド体52,52で案内する基台53を設
け、ウエイト50の重量にて圧迫される弾性袋4内の洗
滌液が注出管5の管継手6に接続した可撓性管7から吐
出するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の洗滌方法は、弾性袋中の洗滌液が減少すると、注出
管からの吐出圧が変動してこれを一定圧力に維持するこ
とが困難であって、より強い洗滌力を要するときに容易
には対応できないという不都合がある。
【0005】そこで、本考案は、このような不都合を解
決する一方、より有用性の高い洗滌装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる洗滌装置
は、透明又は金属製の圧縮タンクとその開口部を覆う蓋
体とからなる耐圧容器と、該耐圧容器内に収納するビニ
ール等の弾性袋に付属する注出管を挟持して蓋体又は蓋
体と圧縮タンクに係合する二つ割りの弾性栓体と、前記
注出管の端部に一体成形されている管継手と接続する所
要長さの可撓性管と、該可撓性管を挟圧して閉塞する遮
断機と、前記可撓性管の端部に接続した手持ち可能な噴
射ノズルと、及び、前記耐圧容器に加圧空気を供給する
減圧弁付きの加圧空気供給源とからなることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】加圧空気供給源を駆動し所要の2次圧力を設定
した減圧弁を介して耐圧容器内に加圧空気を供給する
と、耐圧容器内に収納した弾性袋が圧縮され、遮断機を
開操作すれば、注出管から可撓性管を経て噴射ノズルか
ら洗滌液が噴出する。遮断機を閉操作すると噴出は停止
する。
【0008】したがって、耐圧容器内の圧力を減圧弁で
一定に維持すれば、噴射ノズルから一定圧力の洗滌液が
噴出し、また、高い圧力の洗滌液が必要なときは減圧弁
の2次圧力を所望の圧力に設定し、耐圧容器内の圧力を
高くすると、噴射ノズルから高圧の洗滌液が定圧で噴出
する。
【0009】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づき説明する。
図1に示すように、プラスチック又はガラス等の透明な
又は金属製の圧縮タンク2とその開口部を覆う蓋体3と
からなる耐圧容器1内に、洗滌液を収納したビニール等
の弾性袋4を収納し、その弾性袋4に付属している注出
管5の端部に一体成形されている管継手6を介し、ビニ
ール管等の可撓性管7が接続され、その可撓性管7に遮
断機8を着脱可能に設けて所要長さとした先端部に手持
ち可能な噴射ノズル9が接続されている。
【0010】蓋体3は圧縮タンク2から取り外し可能
で、しかも、閉じた場合に圧縮タンク2と連結するため
ワンタッチ開閉式のクランプ10を有し、かつ、空気圧
入管11が連結されている。空気圧入管11はワンタッ
チ式に着脱可能な管継手12と連結され、その管継手1
2は減圧弁13を介在して加圧空気供給源14と接続さ
れており、かくして、空気供給源14を駆動すると耐圧
容器1の内部に所望の空気圧を送り込むことができる。
【0011】また、弾性袋4に付属している注出管5を
耐圧容器1から器外に出すために、図2に示すように、
蓋体3にテーパー付孔1aを穿設し、そのテーパー付孔
1aに嵌合できる樹脂又はゴム製の弾性栓体15を設
け、その弾性栓体15の軸方向へ注出管5を挿入する中
心孔16を穿設し、かつ、図3に示すように、弾性栓体
15をその軸線を含む縦方向へ二つ割りとする。なお、
テーパー付孔1aの小径Dは管継手6の直径dよりも大
きくしてあり、管継手6はテーパー付孔1aを楽に通過
できるようにしてある。
【0012】さらに、注出管5を耐圧容器1の外部に導
き出す為の他の例として、図4及び図5に示すように、
圧縮タンク2の上縁にパッキン3aを載置するフランジ
部17を設け、そのフランジ部17に断面U字型の溝1
8を内外側へ貫通して形成し、その溝18に嵌合する弾
性栓体19を圧縮タンク2と蓋体3とで挟着して構成し
てもよい。
【0013】弾性栓体19は注出管5の半部を挟着する
断面半円形の溝20を有する上パッキン21と、注出管
5の半部を挟着する断面半円形の溝22を有する下パッ
キン23とからなる。なお、この弾性栓体19を圧縮タ
ンク2に固定するために、フランジ部17の外周面に、
U字型の開口部24を設けた長方形の当板25をネジ2
6で圧縮タンク2のフランジ部17に設けたねじ穴27
に捩込んで締付け固定する。
【0014】遮断機8は、図6に示すように、開閉自在
な蓋28aを有するケース28の内壁に固定ブロック2
9を固定するとともに、この固定ブロック29に対して
摺動可能な可動ブロック30を台座31に固定して設
け、その台座31とケース28間にコイルスプリング3
2を介装する。台座31にはケーブル33の一端部が連
結され、ケーブル33はチューブ34内に収納されてい
る。可撓性管7はケース28に穿設した貫通テーパー付
孔又は貫通U溝35,35を貫通してケース28内に導
入され、コイルスプリング32の力で固定ブロック29
に押圧する可動ブロック30にて常に閉塞されている。
【0015】一方、図1に示すように、ケーブル33は
所望長さに延長して他端部が足踏みペダル36に連結さ
れ、これを足37で踏むとケーブル33が引かれて可動
ブロック30が固定ブロック29に向けて接近し、可撓
性管7を挾圧する一方、足踏みペダル36の踏圧を解く
とケーブル33がコイルスプリング32の力で元に戻
り、可動ブロック30が可撓性管7の挾圧を解くことが
できる。
【0016】さらに、遮断機8は可撓性チューブ7を挾
圧・解除できる一対のブロックを有するソレノイド等の
電磁装置を用いる一方、その電磁装置をON・OFFす
るためのフット・スイッチを所要の長さの配線で接続し
て構成したものに代えてもよい。
【0017】なお、図1において、符号38は吸引ノズ
ルであり、前記噴射ノズル9と一体に結束されて手元操
作ができるようになっており、この吸引ノズル38は、
吸引可撓性管39及び管継手40を介して吸引タンク4
1と接続されており、吸引タンク41は吸引源42に接
続されている。吸引ノズル38は、噴射ノズル9から吐
出して患部を洗浄した後の排液を吸引して吸引タンク4
1に回収するものである。
【0018】次に、上記実施例の作用について説明する
と、耐圧容器1内に弾性袋4を収納するときは、管継手
6,12及びクランプ10を外して蓋体3を圧縮タンク
2から外し、注出管5の付いた弾性袋4を圧縮タンク2
内に収納し、注出管5を弾性栓体19に挟持させてテー
パー付き孔1aに蓋体3の裏側から嵌合し、クランプ1
0で蓋体3を圧縮タンク2に締付固定し、管継手6,1
2をそれぞれ可撓性管7と空気圧入管11と接続する。
可撓性管7には遮断機8を挟着可能に配置してある。
【0019】そこで、噴射ノズル9を手持ちし、加圧空
気供給源14を駆動して加圧空気を空気圧入管11を介
して耐圧容器1内に供給し、耐圧容器1内の圧力を所定
値に維持すると、弾性袋4は一定圧力にて圧縮され、内
部の洗滌液が注出管5から管継手6を経て遮断機8手前
の可撓性管7まで圧送される。
【0020】ついで、足踏みペダル36を踏むと、図6
において、ケーブル33が足踏みペダル36側へ引か
れ、台座31と可動ブロック30が可撓性管7から離
れ、洗滌液は遮断機8以降の可撓性管7を経て噴射ノズ
ル9に達し、噴射ノズル9から患部に噴出する。患部を
洗滌した排液は吸入ノズル38から吸い込まれ、吸引可
撓性管39を経て吸引タンク41内に回収される。
【0021】したがって、耐圧容器1内の圧力を減圧弁
13で一定に維持すれば、噴射ノズル9から一定圧力の
洗滌液が噴出し、また、高い圧力の洗滌液が必要なとき
は減圧弁13の2次圧力を所望の圧力に設定し、耐圧容
器内の圧力を高くすると、噴射ノズル9から高圧の洗滌
液が定圧で噴出する。また、弾性袋4内の洗滌液が無く
なると、透明な耐圧容器1の場合は外部から直ちに看取
できるので、取り替えが迅速にできる。
【0022】かくして、足踏みペダル36の操作によ
り、噴射ノズル9から洗滌液を常に定圧又は所望の高圧
で噴出させることができ、患部の洗浄を簡便・迅速・容
易且つ完全に行え、しかも、洗浄後の排液を吸引タンク
41に回収して廃棄できる。
【0023】
【考案の効果】以上説明した本考案によれば、加圧空気
で耐圧容器の内部に収納した弾性袋を圧縮して所望に洗
滌液を噴射ノズルから噴出でき、しかも、その噴出圧力
は低圧から高圧まで任意の圧力に設定でき、かつ、その
圧力を一定に保つことができるようにしたので、患部の
洗浄作業をきわめて簡便・迅速・容易且つ安全に行うこ
とができる。
【0024】また、耐圧容器を透明にした場合は、弾性
袋内の洗滌液の有無を外部から看取できるため、弾性袋
の取り替えが迅速にできる。さらに、弾性袋に付属して
いる注出管を耐圧容器の外部に導くために、注出管を挟
持する半円溝を形成した二つ割りの弾性栓としたから、
耐圧容器に弾性袋を入れたり出したりする際、注出管が
支障となることなく、スムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体構成図。
【図2】弾性袋の注出管と蓋体との関係を示す部分断面
図。
【図3】注出管と弾性栓との関係を示す部分斜視図。
【図4】弾性袋の注出管と蓋体との関係を示す他の例の
斜視図。
【図5】図4の部分分解斜視図。
【図6】遮断機の構成例図。
【図7】従来例の模式図。
【図8】従来例の模式図。
【符号の説明】
1…耐圧容器 2…圧縮タンク 3…蓋体 4…弾性袋 5…注出管 6,12…管継手 7…可撓性管 8…遮断機 9…噴射ノズル 11…空気圧入管 13…減圧弁 14…加圧空気供給源 15,19…弾性栓体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は金属製の圧縮タンクとその開口
    部を覆う蓋体とからなる耐圧容器と、該耐圧容器内に収
    納するビニール等の弾性袋に付属する注出管を挟持して
    蓋体又は蓋体と圧縮タンクに係合する二つ割りの弾性栓
    体と、前記注出管の端部に一体成形されている管継手と
    接続する所要長さの可撓性管と、該可撓性管を挟圧して
    閉塞する遮断機と、前記可撓性管の端部に接続した手持
    ち可能な噴射ノズルと、及び、前記耐圧容器に加圧空気
    を供給する減圧弁付きの加圧空気供給源とからなること
    を特徴とする洗滌装置。
JP8183692U 1992-11-27 1992-11-27 洗滌装置 Expired - Lifetime JPH0715530Y2 (ja)

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JP8183692U JPH0715530Y2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 洗滌装置

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JP8183692U JPH0715530Y2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 洗滌装置

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JPH0644515U JPH0644515U (ja) 1994-06-14
JPH0715530Y2 true JPH0715530Y2 (ja) 1995-04-12

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JP8183692U Expired - Lifetime JPH0715530Y2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 洗滌装置

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