JPH07154431A - 信号伝送方法およびcmos論理集積回路 - Google Patents

信号伝送方法およびcmos論理集積回路

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JPH07154431A
JPH07154431A JP5296262A JP29626293A JPH07154431A JP H07154431 A JPH07154431 A JP H07154431A JP 5296262 A JP5296262 A JP 5296262A JP 29626293 A JP29626293 A JP 29626293A JP H07154431 A JPH07154431 A JP H07154431A
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signal
power supply
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ecl
integrated circuit
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JP5296262A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Kazuo Koide
一夫 小出
Kazuyoshi Sato
和善 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光モジュールのようなECLインターフェイ
スを有するLSIとCMOS論理LSIとの間で、レベ
ル変換回路を介さずに直接信号の送受信を行い、構成す
る部品数を減らし、実装密度を向上させる。 【構成】 CMOS論理LSIに信号出力端子301,
303の他に接地電位が印加される電源端子302,3
04を設け、信号出力端子と電源端子との間にスイッチ
MOSFETを接続する。信号出力端子に外付けされる
信号伝送路の終端には、他端が電源電圧に接続されスイ
ッチMOSFETがオンされたとき伝送信号のハイレベ
ルを規定するための第1の抵抗と、接地電位に接続され
上記スイッチMOSFETがオフされたとき上記第1抵
抗との抵抗分割で伝送信号のロウレベルを規定するため
の第2の抵抗とを接続し、ECLレベルでの信号伝送を
可能とした。また、第1、第2の抵抗の抵抗値を調整し
て任意の振幅の信号を伝送することを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号伝送技術さらには
CMOS回路(相補型MOSFET回路)からなるLS
I(大規模集積回路)よりECL回路(エミッタ・カッ
プルド・ロジック回路)からなるLSIへの信号の伝送
方式に適用して特に有効な技術に関し、例えば光送信モ
ジュールLSIとCMOS論理LSIとから構成される
ような通信装置に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CMOS LSIとECL LS
Iとの間の信号の伝送方式としては、例えば図9に示す
ように、レベル変換回路410,420を介してECL
レベルの振幅(−0.9〜−1.7V)の信号を、TT
Lレベルの振幅(0V〜5V)の信号に変換、またはそ
の逆の変換を行なって伝送する方式が知られている。な
お、図9には、一例として光通信装置を示す。
【0003】同図において、100は光ファイバ600
を介して他の同様な通信装置から送られてくる光信号を
受信して電気信号に変換する光受信モジュール、200
は送信したい情報を光信号に変換して光ファイバ600
に出力する光送信モジュール、300は送受信信号の変
復調、符号化、復号化等の機能を有する論理LSIであ
る。上記光モジュール100および200は光信号を扱
うので高速性が要求される。そのため、従来一般に、上
記光モジュール100および200は、バイポーラ・ト
ランジスタからなるECL回路で構成されているととも
に、光信号を電気信号に変換する光−電気変換回路11
0,210およびECLレベルの信号を出力するECL
送信回路120とECL受信回路(入力回路)220を
備え、シリアル信号処理を行なう。一方、論理LSI3
00はディジタル処理を行なうLSIであり、低消費電
力化のためCMOS回路で構成され、バイト単位(8ビ
ット)あるいはワード単位(16ビット)でのデータ処
理を行なう。
【0004】上述したように、光モジュール100およ
び200はECL回路で構成されるためその電源電圧は
0Vと−5.2Vであり、論理LSI300はCMOS
回路で構成されるためその電源電圧は0Vと+5Vであ
った。このように、従来の通信装置では性質の異なるL
SIを用いてシステムを構成するため、上記光モジュー
ル100および200とCMOS論理LSI300との
間には、レベル変換回路410,420およびシリアル
/パラレル変換回路510,520が介在されていた。
なお、このシリアル/パラレル変換回路510,520
はTTL回路で構成され、TTLレベルの信号の入出力
を行なう。ただし、CMOS回路はTTLレベルの信号
との整合性が良いので、上記論理LSI300とシリア
ル/パラレル変換回路510,520との間には、レベ
ル変換回路は不要とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、上記従来の光通信
装置の信号伝送方式にあっては、信号が伝送される光モ
ジュールと論理LSIとの間にレベル変換回路やシリア
ル/パラレル変換回路のような外付けのICが必要とさ
れるため、システムを構成する部品点数が多く、装置の
実装密度が低下するというものである。
【0006】この発明の目的は、光モジュールのような
ECLインターフェイスを有するLSIとCMOS論理
LSIとの間で、レベル変換回路を介さずに直接信号の
送受信が行なえるようにして、システムを構成する部品
数を減らし、装置の実装密度を向上させることにある。
この発明の他の目的は、標準伝送レベルであるECLレ
ベルのような小振幅の信号レベルでLSI間の送受信が
行なえる信号伝送技術を提供することにある。この発明
の他の目的は、伝送レベルの柔軟性の高い信号伝送技術
を提供することにある。この発明のさらに他の目的は、
ラッチアップ強度の高い信号出力回路を有するCMOS
LSIを提供することにある。この発明の前記ならび
にそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の
記述および添附図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、CMOS論理LSIにおいて信
号出力端子の他に接地電位が印加される電源端子を設
け、上記信号出力端子と電源端子との間にスイッチMO
SFETを接続し、上記電源端子には第1の抵抗素子を
介して接地電位を印加する一方、上記信号出力端子と上
記ECL半導体集積回路との間に接続される伝送路の終
端近傍には、他端が電源電圧に接続され上記スイッチM
OSFETがオンされたとき上記第1抵抗との抵抗分割
で伝送信号のロウレベルを規定するための第2の抵抗素
子と、他端が接地電位に接続され上記スイッチMOSF
ETがオフされたとき上記第2抵抗との抵抗分割で伝送
信号のハイレベルを規定するための第3の抵抗素子とを
接続し、上記スイッチMOSFETのオン/オフにより
ECLレベルでの信号伝送を可能としたものである。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、CMOS論理LSIの
出力部の電源端子に接続される第1の抵抗と信号伝送路
の終端に接続される第2および第3の抵抗の抵抗値を調
整することにより、任意の振幅の信号をレベル変換回路
を介在させることなく伝送させることができ、これによ
って光モジュールのようなECLインターフェイスを有
するLSIとCMOS論理LSIとの間で直接信号の送
受信を行なえるようにするという上記目的が達成され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図1は本発明を光モジュールLSIとCM
OS論理LSIとからなる光通信装置に適用した場合の
LSI間信号伝送方式の第1の実施例を示す。図1にお
いて、200は送信したい情報を光信号に変換して光フ
ァイバに出力する光送信モジュールLSI、300は送
受信信号の変復調、符号化、復号化等の機能を有するC
MOS論理LSIであり、ここではCMOS論理LSI
300の側から光送信モジュールLSI200へ信号を
伝送する部分の実施例のみが示されている。
【0010】上記CMOS論理LSI300には、信号
出力端子301,303と、電源端子302,304と
が設けられ、上記信号出力端子301,303と電源端
子302,304との間には、それぞれnチャネルMO
SFETからなる出力用スイッチ素子Q1,Q2が接続
されている。より具体的には、スイッチMOSFETQ
1(Q2)のドレイン端子が上記信号出力端子301
(303)に接続され、Q1(Q2)ソース端子が上記
電源端子302(304)に接続されている。上記電源
端子302,304は、出力回路310のための端子で
あって、図示しない内部論理回路に接地電位を供給する
電源端子とは独立したものとされる。
【0011】上記スイッチMOSFET Q1,Q2を
含む出力回路310には、内部回路からの出力信号を受
けてスイッチMOSFET Q1,Q2をオン、オフ制
御する信号を形成するノンインバータ311およびイン
バータ312が設けられており、上記スイッチMOSF
ET Q1,Q2のゲート端子に、内部回路からの出力
信号OUTとその反転信号/OUTが供給される。これ
によって、出力用スイッチMOSFET Q1とQ2
は、互いに相補的にオン、オフされるように構成されて
いる。また、上記出力用スイッチMOSFET Q1,
Q2は、必要とされる出力電流に応じて、内部論理回路
や上記ノンインバータ311、インバータ312を構成
するMOSFETよりもサイズの大きなMOSFETで
構成される。
【0012】このようにして、本実施例では、出力信号
が差動信号として出力されるようになっている。なお、
上記ノンインバータ311は、具体的には2個のインバ
ータを、一方の入力端子を他方の出力端子に縦続接続し
た回路で構成される。上記電源端子302と304の外
部には抵抗R1が接続され、抵抗R1を介して接地電位
Vssが印加されている。一方、上記信号出力端子30
1,303の外部にはプリント基板上に形成されたプリ
ント配線のような信号線からなる伝送路61,62が接
続されており、これらの伝送路61,62の他端には光
送信モジュール200の信号入力端子201,202が
接続されている。光送信モジュールLSI200とCM
OS論理LSI300とが比較的離れている場合には、
上記伝送路61,62はケーブル等で構成される。
【0013】さらに、上記伝送路61の光送信モジュー
ル200側の終端近傍には、他端が電源電圧Vddに接
続された抵抗R2と他端が接地電位Vssに接続された
抵抗R3とが接続され、上記伝送路62の光送信モジュ
ール200側の終端近傍には、他端が電源電圧Vddに
接続された抵抗R4と他端が接地電位Vssに接続され
た抵抗R5とが接続されている。上記抵抗R1,R2,
R3(R1,R4,R5)は、上記MOSFET Q1
(Q2)がオンされたときにその抵抗分割で伝送路61
(62)の終端に3.3Vのようなロウレベルの電位を
発生し、Q1(Q2)がオフされたときにその抵抗分割
で伝送路61(62)の終端に4.1Vのようなハイレ
ベルの電位を発生するようにその抵抗値が決定されてい
る。
【0014】光送信モジュール200内には、ECL回
路からなる入力回路220が設けられており、その一対
の差動入力端子Vin(+),Vin(−)が上記信号
入力端子201,202に接続されている。上記入力回
路220は、例えば図4に示すように、エミッタ共通接
続された入力差動トランジスタQ6,Q7と、その共通
エミッタ端子と接地電位Vssとの間に接続された抵抗
R8と、上記入力差動トランジスタQ6,Q7のコレク
タ端子と電源電圧Vccとの間に接続された抵抗R6,
R7と、上記入力差動トランジスタQ7のコレクタ電圧
をベース端子に受けて駆動されるトランジスタQ8と、
そのエミッタ端子と接地電位Vssとの間に接続された
エミッタフォロワ抵抗R9とから構成されている。な
お、上記抵抗R8は定電流源であってもよい。
【0015】一方、光受信モジュールLSI100に
は、図4に示すECL回路のエミッタフォロワ抵抗R9
を省略した図5に示すようなオープンエミッタ構成のE
CL回路からなる出力回路が、またCMOS論理LSI
300には、後述のECL型差動センスアンプからなる
入力回路(図6参照)がそれぞれ設けられている。この
実施例では、光受信モジュールLSI100および光送
信モジュール200、CMOS論理LSI300は、同
一の電源電圧(5V)を使用しており、従って、それら
のLSIのECL型出力回路(図5)およびECL型入
力回路(図4,図6)の電源電圧も5Vとされる。その
結果、CMOS論理LSI300と光受信モジュールL
SI100および光送信モジュール200との間では、
ECLレベル(−0.9〜−1.7V)と同様な振幅を
有する擬似ECLレベル(3.3〜4.1V)の信号と
して伝送される。
【0016】図7には、本実施例を適用した光通信装置
のシステム構成例が示されている。図7の光通信装置
は、図9に示されている光通信装置と同一の機能を有す
るものである。特に制限されるものでないが、光受信モ
ジュールLSI100からCMOS論理LSI300へ
伝送される信号も、CMOS論理LSI300から光送
信モジュール200へ伝送される信号と同様に差動信号
として伝送されるように構成されている。また、図7の
実施例では、伝送路63,64に接続された終端抵抗7
1,72が光受信モジュールLSI100内のECL出
力回路(図5参照)のエミッタフォロワ抵抗として機能
する。
【0017】この実施例のCMOS論理LSI300
は、図9に示されているパラレル/シリアル変換回路5
10,520に相当するパラレル/シリアル変換回路3
31,332を内蔵するように構成されている。従っ
て、図1のCMOS論理LSI300の出力回路310
内のノンインバータ311およびインバータ312に
は、パラレル/シリアル変換回路332からの出力信号
が供給される。320は、ECL型差動センスアンプか
らなる入力回路であり、擬似ECLレベルの入力信号は
ここで増幅されて、0〜5VのCMOSレベルの信号と
して後段のシリアル/パラレル変換回路331を経て内
部論理回路340に供給される。この実施例では、シリ
アル/パラレル変換回路331,332もCMOS回路
で構成されている。
【0018】図2および図3には、本発明の他の実施例
が示されている。このうち、図2は図1の実施例におけ
る電源端子302を省略し、出力用スイッチMOSFE
T Q1,Q2のソース端子を共通の電源端子304に
接続したものである。このように、電源端子を共用する
ことで外部端子数を減らすことができる。
【0019】一方、図3は図1の実施例における出力用
スイッチMOSFET Q2を省略して差動信号ではな
く振幅3.3〜4.1Vのシングル信号として出力する
とともに、受信側のLSI(光送信モジュール)200
の入力回路220では、入力された信号を、3.7Vの
ような中間レベルの参照電圧Vbbと比較してハイレベ
ルであるかロウレベルであるかを検出するようにしたも
のである。参照電圧Vbbは光送信モジュール200内
で発生しても良いし、外部から与えるようにしても良
い。
【0020】このようにすることによって、光送信モジ
ュール200およびCMOS論理LSI300の両方に
おいて外部端子数を減らせるとともに、伝送路の本数も
減らすことができる。ただし、図1や図2の実施例のよ
うに、差動信号として伝送して差動形式で検出した方
が、パルス信号を送信する場合にデューティ比50%の
パルス信号を送信し易いとともに、高速で信号を伝送す
ることができ、かつ耐ノイズ性にも優れている。
【0021】すなわち、振幅3.3〜4.1Vのように
電源電圧Vdd(5V)の側に片寄った信号を伝送する
場合、伝送信号のハイレベルからロウレベルへの変化の
速度とロウレベルからハイレベルへの変化の速度とが異
なってしまう。そのため、シングル出力であると信号の
伝播がアンバランスになり、パルス信号が元のデューテ
ィ比のままで伝送されにくくなるとともに、受信側では
入力信号をラッチするような場合に遅い方のタイミング
に合わせてラッチしなければならないので、信号の伝播
速度が遅くなる。これに対し、本案のように差動で信号
を送信すると、受信側では2つの信号のレベル差で検出
するため、伝送したい情報がハイレベルの場合にもロウ
レベルの場合にも同一のタイミングで検出することがで
き、パルス信号を元のデューティ比のままで伝送させる
ことができる。また、信号が差動であると、受信側では
信号レベルが速く確定されるようになり、信号をラッチ
する場合にも速いタイミングでラッチすることができ、
結果として信号の伝播速度が速くなる。
【0022】図6には、CMOS論理LSI300に設
けられたECL型差動センスアンプからなる入力回路3
20の具体例が示されている。この入力回路320は、
差動入力端子Vin(+),Vin(−)に入力された
中心点3.7Vの擬似ECLレベルの信号を次段の差動
増幅回路SAの最も大きな増幅度を持つ動作点2.5V
(=Vdd/2)付近を中心点とする信号にレベルシフ
トするレベルシフト回路LSと、該レベルシフト回路L
Sの出力信号を増幅する差動増幅回路SAと、増幅され
た信号をCMOSレベル(0V〜5V)の信号にレベル
変換するバッファ回路BCとから構成されている。
【0023】上記レベルシフト回路LSは、基本的には
ECL回路で構成されており、ソース共通接続された一
対の差動入力MOSFET Q10,Q12のドレイン
端子と電源電圧Vddとの間に、そのゲート端子に接地
電位Vssが印加された負荷MOSFET Q9,Q1
1が接続され、入力電圧に対して出力ノードN9,N1
0の電圧が追従変化するものであり、その入力電圧に対
する出力電圧のレベルシフト量はnチャネル型差動入力
MOSFET Q10,Q12のしきい値電圧、ゲート
容量やチャネル部のキャリア移動度等に依存する定数お
よびMOSFET Q10,Q12のドレイン電流によ
って決定される。
【0024】また、この実施例のレベルシフト回路LS
は、MOSFET Q10,Q12の共通ソース端子と
定電流用MOSFET Q15との間に並列形態の一対
のMOSFET Q13,Q14が接続されており、こ
のMOSFET Q13,Q14のゲート端子に上記出
力ノードN9,N10の電圧が印加されることによっ
て、MOSFET Q10,Q12に流れるドレイン電
流に負帰還制御がかかり動作速度が速くなるように工夫
されている。
【0025】一方、上記差動増幅回路SAは、互いにソ
ース端子が共通接続されかつそのゲート端子に上記レベ
ルシフト回路LSの出力ノードN9,N10の電圧が入
力された一対のnチャネル型差動入力MOSFET Q
17,Q19と、これらのMOSFETQ17,Q19
のドレイン端子と電源電圧Vddとの間に接続されたp
チャネル型負荷MOSFET Q16,Q18と、ゲー
トが電源電圧Vddでバイアスされかつ上記入力MOS
FET Q17,Q19の共通ソース端子と接地点との
間に接続された定電流用MOSFET Q20とから構
成されている。上記負荷MOSFET Q16,Q18
はカレントミラー接続されており、それらのゲート端子
にはMOSFET Q16のドレイン電圧が印加されて
いる。
【0026】上記差動増幅回路SAの出力ノードN11
には、2個のCMOSインバータが一方の入力端子が他
方の出力端子に縦続接続されてなるバッファ回路BCの
入力端子が接続され、差動増幅回路SAで増幅された信
号が、波形整形されかつ0V〜5VのCMOSレベルの
信号にレベル変換されて次段の回路(本実施例ではシリ
アル/パラレル変換回路331)に供給される。
【0027】なお、上記実施例では、一例として出力用
スイッチMOSFET Q1,Q2をnチャネル型MO
SFETで構成した場合について説明したが、出力用ス
イッチMOSFET Q1,Q2は、pチャネル型MO
SFETあるいはnチャネル型MOSFETとpチャネ
ル型MOSFETを並列接続したもので置き換えても良
い。ただし、出力用スイッチMOSFETを、例えば図
8に示すように、n型半導体基板10の表面のp型ウェ
ル領域11内に形成されたnチャネル型MOSFETで
構成するようにすれば、信号出力端子301,303や
電源端子302,304から入ってくるノイズにより寄
生サイリスタが導通されて電流が流れ続けるいわゆるラ
ッチアップ現象の発生を抑えることができる。さらに、
出力用スイッチMOSFET Q1,Q2の一方をnチ
ャネル型とし、他方をpチャネル型としてもよい。この
ようにすれば、図1におけるインバータ310やノンイ
ンバータ311を省略することも可能である。
【0028】以上説明したように上記実施例は、CMO
S論理LSIにおいて信号出力端子の他に接地電位が印
加される電源端子を設け、上記信号出力端子と電源端子
との間にスイッチMOSFETを接続し、上記電源端子
には第1の抵抗素子を介して接地電位を印加する一方、
上記信号出力端子と上記ECL半導体集積回路との間に
接続される伝送路の終端近傍には、他端が電源電圧に接
続され上記スイッチMOSFETがオンされたとき上記
第1抵抗との抵抗分割で伝送信号のロウレベルを規定す
るための第2の抵抗素子と、他端が接地電位に接続され
上記スイッチMOSFETがオフされたとき上記第2抵
抗との抵抗分割で伝送信号のハイレベルを規定するため
の第3の抵抗素子とを接続し、上記スイッチMOSFE
Tのオン/オフによりECLレベルでの信号伝送を可能
としたので、外付け抵抗の抵抗値を調整することによ
り、任意の振幅の信号をレベル変換回路を介在させるこ
となく伝送させることができ、これによって、光モジュ
ールのようなECLインターフェイスを有するLSIと
CMOS論理LSIとの間で直接信号の送受信を行なえ
るようになるという効果がある。
【0029】また、上記実施例では、信号出力端子と接
地用電源端子との間に出力用スイッチMOSFETを接
続し、この出力用スイッチMOSFETとして、n型半
導体基板の表面のp型ウェル領域内に形成されたnチャ
ネル型MOSFETを使用するようにしたので、CMO
S論理LSIにおいてラッチアップ強度の高い信号出力
回路を実現できるという効果がある。なお、CMOS論
理LSIの半導体基板としてp型半導体基板を使用する
ものにおいては、p型半導体基板の表面にn型ウェル領
域を形成し、このn型ウェル領域内に形成されたpチャ
ネル型MOSFETを上記出力用スイッチMOSFET
として使用するようにすれば、ラッチアップ強度の高い
出力回路を構成することができる。
【0030】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば上記
実施例では、1つの信号を伝送する場合について説明し
たが、図1,図2あるいは図3に示す出力回路を複数個
設けて複数の信号を伝送するように構成することも可能
である。その場合、伝送先のCMOS論理LSIは異な
るLSIであってもよい。また、上記実施例では接地用
電源端子に外付け抵抗R1を介して接地電位を印加する
ようにしているが、抵抗R1はCMOS論理LSIチッ
プ内に設けておくようにしても良い。
【0031】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である光通信
装置に適用したものについて説明したが、この発明はそ
れに限定されるものでなく、ディジタル信号が伝送され
る2以上の半導体集積回路装置からなるシステム、特に
CMOS LSIとECL LSIとを含む装置やシス
テムに利用することができる。
【0032】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、光モジュールのようなEC
Lインターフェイスを有するLSIとCMOS論理LS
Iとの間で、レベル変換回路を介さずに直接信号の送受
信が行なえるようになり、システムを構成する部品数を
減少させ、装置の実装密度を向上させることができる。
また、本発明によれば、標準伝送レベルであるECLレ
ベルのような小振幅の信号レベルでLSI間の送受信が
行なうことができるようになる。さらに、本発明によれ
ば、外付け抵抗の抵抗値を調整することにより任意の信
号レベルおよび振幅にて信号を伝送させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をCMOS LSIからECL LSI
への信号伝送に適用した場合の一実施例を示す回路構成
図、
【図2】本発明をCMOS LSIからECL LSI
への信号伝送に適用した場合の第2の実施例を示す回路
構成図、
【図3】本発明をCMOS LSIからECL LSI
への信号伝送に適用した場合の第3の実施例を示す回路
構成図、
【図4】ECL LSIに設けられる入力回路の具体例
を示す回路図、
【図5】ECL LSIに設けられる出力回路の具体例
を示す回路図、
【図6】CMOS LSIに設けられる擬似ECLレベ
ルの信号が入力される入力回路の具体例を示す回路図、
【図7】図1の実施例を適用した光通信装置のシステム
構成例を示すブロック図、
【図8】本発明を適用したCMOS LSIの出力回路
に設けられる出力用スイッチMOSFETに使用して好
適なnチャネル型MOSFETの構造の一例を示す断面
図、
【図9】CMOS論理LSIとECL光モジュールLS
Iとからなる従来の光通信装置のシステム構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
61,62 伝送路 100 光受信モジュールLSI 200 光送信モジュールLSI 201,202 信号入力端子 220 入力回路 300 CMOS論理LSI 301,303 信号出力端子 302,304 電源端子 310 出力回路 320 入力回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMOS回路で構成された半導体集積回
    路とECL回路で構成された半導体集積回路とを含むシ
    ステムにおいて、上記CMOS半導体集積回路には少な
    くとも1個の接地用電源端子を設けると共に、信号出力
    端子と上記接地用電源端子との間にスイッチMOSFE
    Tを接続し、上記接地用電源端子には第1の抵抗素子を
    介して接地電位を印加する一方、上記信号出力端子と上
    記ECL半導体集積回路との間に接続される伝送路の終
    端近傍には、他端が電源電圧に接続され上記スイッチM
    OSFETがオンされたとき上記第1抵抗との抵抗分割
    で伝送信号のロウレベルを規定するための第2の抵抗素
    子と、他端が接地電位に接続され上記スイッチMOSF
    ETがオフされたとき上記第2抵抗との抵抗分割で伝送
    信号のハイレベルを規定するための第3の抵抗素子とを
    接続し、上記スイッチMOSFETのオン/オフにより
    信号伝送を行なうようにしたことを特徴とする信号伝送
    方法。
  2. 【請求項2】 上記CMOS半導体集積回路には同一の
    信号の伝送のため2つの信号出力端子を設け、かつこれ
    らの信号出力端子と上記接地用電源端子との間にそれぞ
    れスイッチMOSFETを接続すると共に、上記各信号
    出力端子の外側にはそれぞれ伝送路を接続してその終端
    近傍には、他端が電源電圧に接続された第1の抵抗と接
    地電位に接続された第2の抵抗とをそれぞれ接続し、上
    記一対のスイッチMOSFETを出力すべき信号により
    相補的にオン、オフさせることにより差動形態で信号を
    伝送させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 上記複数の信号出力端子にドレイン端子
    が接続されたスイッチMOSFETのソース端子は共通
    の接地用電源端子に接続するようにしたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の信号伝送方法。
  4. 【請求項4】 ECL半導体集積回路の出力回路に、出
    力段のエミッタフォロワ抵抗を外付け抵抗とするECL
    回路を使用し、CMOS半導体集積回路との間に接続さ
    れる伝送路の終端に上記エミッタフォロワ抵抗を接続し
    てECL半導体集積回路とCMOS半導体集積回路との
    間の信号伝送を共に擬似ECLレベルにて行なうように
    したことを特徴とする請求項1記載の信号伝送方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも一対の信号出力端子と、少な
    くとも1つの接地用電源端子と、該接地用電源端子と上
    記各信号出力端子との間に接続された少なくとも一対の
    スイッチMOSFETとを備え、当該一対のスイッチM
    OSFETは、第1導電型の半導体基板の表面の第2導
    電型ウェル領域内に形成された第1導電型のMOSFE
    Tで構成され、かつ互いに相補的な信号をそのゲート端
    子に受けるように構成されてなることを特徴とするCM
    OS論理集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238074A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Oki Electric Ind Co Ltd 異電源間インターフェースおよび半導体集積回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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