JPH07153815A - 半導体装置の製造システム - Google Patents

半導体装置の製造システム

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JPH07153815A
JPH07153815A JP32312593A JP32312593A JPH07153815A JP H07153815 A JPH07153815 A JP H07153815A JP 32312593 A JP32312593 A JP 32312593A JP 32312593 A JP32312593 A JP 32312593A JP H07153815 A JPH07153815 A JP H07153815A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業設備の稼働率の向上を図った半導体装置
の製造システムを提供する。 【構成】 シミュレータ110は、転送されたデータを
基に、将来シミュレーションを行う(ステップ20
3)。この将来シミュレーションは、個々の製品が将来
的にどのように進捗していくかを予測する将来予測型工
程シミュレーションである。次いで、この製品の数を、
予め、設定しておいた作業設備102毎の基準仕掛数と
比較し、規格内または規格外かを判断する(ステップ2
04)。なお、作業設備102がバッチ式の場合は、ス
テップ204で効率的なバッチ作業が考慮される。そし
て、得られた結果を基に製造計画が作成される(ステッ
プ206)。なお、作業設備102が枚葉式の場合は、
ステップ206で効率的な作業条件の変更が考慮され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】受動素子、能動素子、集積回路等の半導
体装置は、1枚のウェーハから多数製造される。この半
導体装置の製造では、複数の作業設備にわたって、順
次、ウェーハを処理する。この作業設備には、ウェーハ
を1枚ずつ処理する枚葉式、1度に複数枚のウェーハを
処理するバッチ式、または、複数枚のウェーハを収納す
るロット毎に処理するものがある。例えば、薄膜形成装
置、酸化装置、ドーピング装置、アニール装置、レジス
ト処理装置、露光装置、エッチング装置または洗浄装置
などである。そして、1台の作業設備は、1人の作業者
により作業される。また、各作業設備には、同じ種類の
ウェーハを収納した多数のロットが仕掛かる。このた
め、同じ作業設備で作業を行う場合でも、ロットの種類
に応じて、作業条件が異なり、作業条件の変更が必要で
ある。
【0003】一般に、半導体装置の製造現場では、以下
のような方法で、ロット内のウェーハの製造計画が立て
られ、作業が行われていた。まず、作業者は、1台の作
業設備に運ばれた多数のロットの中から作業優先度の決
定を行う。この決定は、ウェーハの納期、経験および勘
に基づいて行われていた。そして、作業者は、この作業
優先度に対応した色のラベルをロットに貼り付けてか
ら、ウェーハの加工を開始していた。また、同じ種類の
ウェーハを収納したロットが複数ある場合、作業者は、
作業優先度に対応した色の付いたロット保管箱にロット
を入れてから、ウェーハの加工を開始していた。そし
て、作業者は、担当の作業設備前に仕掛かったロットか
ら、上記の優先度に対応した色から判断して、より優先
度の高いロット内のウェーハから作業を開始していた。
【0004】また、作業者は、担当作業設備の2〜3工
程前の作業設備に仕掛かったウェーハの作業条件を考慮
して、担当作業設備の作業条件の切換回数が少なくなる
ように作業計画を立てていた。加えて、拡散炉などのバ
ッチ式の作業設備は、作業条件の同じウェーハを多数ま
とめて作業を行うことが可能である。このため、作業者
は、2〜3工程前の作業設備に仕掛かったウェーハの作
業条件を考慮して、担当作業設備で作業するウェーハ枚
数が多くなるように製造計画を立てていた。
【0005】しかし、作業者は、製造現場全体のウェー
ハの仕掛かり状況、納期および作業設備の稼動状況の全
てを把握できない。すなわち、人間は、コンピュータの
ように多くの条件を考慮して的確な判断を行うことがで
きない。このため、部分的な製造現場の情報を基に、経
験と勘とに基づいて製造計画が立てられていた。この結
果、作業者は、製造現場の能力に対応しない製造計画を
作成していた。また、製造現場全体を把握できないた
め、作業途中において、自由自在に製造計画を変更する
ことが難しかった。このため、作業設備にロットの仕掛
かりの山ができたり、納期遅れ等が発生した。
【0006】そこで、特開平3−251349号公報に
示す「製造計画作成装置」が提案された。この製造計画
作成装置により、製造現場全体の状況を把握することが
可能になった。このため、納期を遵守し、かつ、作業設
備に偏った仕掛かりを発生させない製造計画を作成でき
るようになった。さらに、作業者の経験および勘による
製造計画で、介入していた不確定な判断も除去された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記製
造計画作成装置は、効率的な作業条件の変更を考慮して
いない。このため、作業設備の作業条件の変更回数が多
くなった。また、上記作業計画作成装置にあっては、効
率的なバッチ条件の変更が考慮されていない。このた
め、バッチ条件の変更回数も多くなった。そして、作業
条件の変更またはバッチ条件の変更には、所定の時間が
必要である。この所定の時間は、作業設備を稼働するこ
とができない。したがって、上記製造計画作成装置は、
作業設備を稼働できない時間が長くなり、作業設備の稼
働率が低いものであった。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明は、作業設備の稼働率の
向上を図った半導体装置の製造システムを提供すること
を、その目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、製造計画に基づき作業設備に複数の素材を投入し、
各素材の作業条件で作業を行う半導体装置の製造システ
ムにおいて、完成品の納期以前に完成品を製造するため
の第1の条件と、作業設備に仕掛かる素材の数を基準値
以内にするための第2の条件と、作業設備における作業
条件の変更回数を最小にするための第3の条件と、に基
づいて作業設備における素材の作業優先度を決定する製
造計画作成手段を有するものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、製造計画
に基づきバッチ式の作業設備に複数の素材を投入し、各
素材の作業条件で作業を行う半導体装置の製造システム
において、完成品の納期以前に完成品を製造するための
第1の条件と、バッチ式の作業設備におけるバッチ回数
を基準値以内にするための第2の条件と、バッチ式の作
業設備におけるバッチ条件の変更回数を最小にするため
の第3の条件と、に基づいてバッチ式の作業設備におけ
る素材の作業優先度を決定する製造計画作成手段を有す
るものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明に係る半導体装置の製造
システムにあっては、作業設備における作業条件の変更
回数を最小にするための条件に基づいて素材の作業優先
度が決定される。このため、作業条件の変更回数が少な
くなる。したがって、作業設備を稼働できない時間が短
くなる。よって、作業設備の稼働率が向上する。
【0012】また、請求項2に記載の発明に係る半導体
装置の製造システムにあっては、バッチ式の作業設備に
おけるバッチ条件の変更回数を最小にするための条件に
基づいて素材の作業優先度が決定される。このため、バ
ッチ条件の変更回数が少なくなる。したがって、バッチ
式の作業設備を稼働できない時間が短くなる。よって、
バッチ式の作業設備の稼働率が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る半導体装置の製造システ
ムの実施例について、図面を参照して説明する。図1は
本発明の一実施例に係る半導体装置の製造システムの概
略の構成を示すブロック図である。図2は、この半導体
装置の製造システムの動作の概略を示すフローチャート
である。
【0014】この半導体装置の製造システムは、図1に
示している。半導体装置の加工ライン101内には、3
台の半導体装置の作業設備102と4台の端末103と
が設置されている。これらの作業設備102および端末
103は、ローカルエリアネットワーク104を介し
て、ホストコンピュータ105に接続されている。この
ホストコンピュータ105には、基礎情報記憶部10
6、状態記憶部106’、作業工程フロー記憶部10
7、投入計画記憶部108、製造計画記憶部109がそ
れぞれ接続されている。また、ホストコンピュータ10
5には、ローカルエリアネットワーク104を介してシ
ミュレータ110が接続されている。
【0015】上記基礎情報記憶部106には、製品(素
材)名、完成品の納期、個々の製品の工程数、加工ライ
ン101内の作業設備102の種類・台数、および、各
作業設備102の稼働可能時間が記憶されている。ま
た、上記状態記憶部106’には、作業設備102の設
備稼働状況(正常または故障中)、および、端末103
より入力された各製品の仕掛状況が記憶されている。ま
た、上記作業行程フロー記憶部107には、製品を加工
する作業工程手順および個々の作業工程に必要な作業時
間が記憶されている。また、投入計画記憶部108に
は、作業設備102に製品を投入する際の日々の投入計
画が記憶されている。また、製造計画記憶部109に
は、全ての作業設備102の製造計画が記憶されてい
る。また、上記シミュレータ110は、製造計画記憶部
109に記憶させる製造計画を、基礎情報記憶部10
6、状態記憶部106’、作業工程フロー記憶部107
および投入計画記憶部108に記憶されたデータを基に
行うものである。
【0016】次に、この製造計画を説明する。まず、シ
ミュレータ110は、予め決められた時間に、ホストコ
ンピュータ105に対し、基礎情報記憶部106、状態
記憶部106’、作業工程フロー記憶部107、投入計
画記憶部108にそれぞれ記憶されたデータを要求する
(ステップ201)。ホストコンピュータ105は、要
求されたデータをローカルエリアネットワーク104を
介して、シミュレータ110に転送する(ステップ20
2)。
【0017】次に、シミュレータ110は、転送された
データを基に、将来シミュレーションを行う(ステップ
203)。この将来シミュレーションは、完成品の納期
を遵守することを目的に、個々の製品が将来的にどの加
工設備102にどのように進捗していくかを予測する将
来予測型工程シミュレーションである。例えば、転送さ
れたデータから、予め、納期に基づく製品の優先ランク
が決定される。この優先ランクの高い製品から処理され
るように、各作業設備102に仕掛かる製品の数が計画
される。
【0018】次いで、この製品の数を、予め、設定して
おいた作業設備102毎の基準仕掛数と比較し、規格内
または規格外かを判断する(ステップ204)。なお、
作業設備102がバッチ式の場合は、ステップ204で
効率的なバッチ条件の変更が考慮される。
【0019】規格内の結果が得られず、規格外の場合
は、パラメータを調整する(ステップ205)。このパ
ラメータの調整は、例えば、上記優先ランクの変更であ
る。次に、ステップ203に戻り、再度将来シミュレー
ションが行われる。なお、所定時間が経過しても、規格
内の結果が得られない場合は、製造計画を中止すること
ができる。一方、ステップ204で規格内と判断した場
合は、ステップ206に進む。そして、得られた結果を
基に製造計画が作成される(ステップ206)。なお、
作業設備102が枚葉式の場合は、ステップ206で効
率的な作業条件の変更が考慮される。
【0020】この製造計画をシミュレータ110は、ホ
ストコンピュータ105に転送する(ステップ20
7)。この転送された製造計画は製造計画記憶部109
に記憶され、かつ、加工ライン101内の端末103に
表示され、作業者に作業内容が指示される。この作業内
容は、作業設備102に仕掛かる製品の偏りをなくし、
納期を厳守するとともに、効率的な作業条件の変更およ
び効率的なバッチ条件の変更作業が図られたものであ
る。
【0021】次に、製造計画作成ステップ(ステップ2
04〜206)を枚葉式の作業設備102およびバッチ
式の作業設備102の2種類の実施例に分けて、詳しく
説明する。
【0022】まず、複数の作業設備102が枚葉式の場
合を説明する。図3は、一作業設備102の設備名がX
XX(301)の場合において、図2に示すステップ2
03の将来シミュレーションを行って出力された仕掛結
果を集計し作業手順を決定したデータテーブルである。
そして、このデータテーブルには、手順No.欄30
2、製品No.欄303、作業条件欄304、作業予定
時間欄305、優先ランク欄306、および、基準仕掛
数欄307が設けられている。図4は、上記将来シミュ
レーションの仕掛結果から作業手順の決定の作成を説明
するフローチャートである。
【0023】まず、上記将来シミュレーションにより、
上記データテーブルが複数の作業設備102毎に出力さ
れる。この出力段階では手順No.欄302の内容は出
力されておらず、これら以外の欄の内容が出力される。
詳しくは、各製品No.欄303に出力された製品(ウ
ェーハ)に対応し、このウェーハの作業条件、作業予定
終了時間および優先ランクが、製品No.欄303、作
業条件欄304、作業予定時間欄305、および、優先
ランク欄306にそれぞれ出力されている。例えば、ウ
ェーハの名称がN1−1111の場合は、このウェーハ
の作業条件名がAA01であり、このウェーハの作業予
定終了時間が1993年7月25日の13時57分であ
る。また、優先ランク欄306に出力された優先ランク
は、全ての作業設備102にわたるウェーハの全作業時
間およびその納期を考慮して決定される。例えば、現在
の時刻から納期までの時間を、上記全作業時間で除す
る。このときの商の小さいウェーハに対し高い優先ラン
クが付される。また、予め、基準仕掛数307が設定さ
れている。たとえば、この基準仕掛数307は12であ
る。
【0024】次に、このデータテーブルに出力された仕
掛数、すなわち、製品No.欄302に出力されたウェ
ーハの数を、基準仕掛数307の12と比較する(ステ
ップ401)。比較の結果、上記仕掛数が12より多い
(基準外)場合は、ステップ402に進む。次に、作業
予定時間欄305をキーにソートを行う(ステップ40
2)。このソート条件は、時刻順および昇順である。こ
の結果、データテーブルの各行は、作業予定時間305
の作業予定終了時間が早い順番に並べ替えられる。
【0025】次に、12行より後のウェーハに対し優先
ランクを1ランク下げる(ステップ403)。例えば、
ウェーハの数が14の場合は、並べ替えられた後の13
番目のウェーハおよび14番目のウェーハに対し、優先
ランク306の欄に出力された優先ランクを変更する。
【0026】次に、再シミュレーションを行う(ステッ
プ404)。この再シミュレーションは、優先ランクの
下がったウェーハに対し、進捗速度を将来シミュレーシ
ョンのときより遅くさせる。この結果、設備名:XXX
(301)の作業設備102に仕掛かるウェーハの数が
少なくなる。換言すると、この再シミュレーションは、
最終的に、上記ウェーハの数が基準仕掛数307の数以
下になるように、将来シミュレーションを行うものであ
る。次いで、ステップ401に戻る。
【0027】一方、上記ステップ401で、上記仕掛数
が基準仕掛数307の12以下の場合は、ステップ40
5に進む。次に、上記ステップ402と同じように、作
業予定時間欄305をキーにソートを行う(ステップ4
05)。
【0028】次に、作業条件欄304をキーにソートを
行う(ステップ406)。このときのソート条件は、名
前順である。この結果、データテーブルの各行は、同じ
作業条件毎に並び替えられる。すなわち、ウェーハの名
称は同じ作業条件毎に並び、同じ作業条件の各ウェーハ
の名称は、作業予定終了時間の早い順番に並んでいる。
最後に、手順No.欄302に手順番号を出力し作業手
順を決定する(ステップ407)。
【0029】この結果、作業者には、作業設備102に
偏った仕掛かりを発生させることなく、納期を厳守する
とともに、効率的な作業条件の変更を考慮した製造計画
が指示される。
【0030】以上、枚葉式の作業設備102に仕掛かる
ウェーハを例として説明したが、作業設備102は、枚
葉式のものに限られない。すなわち、多数のウェーハが
収容されるロット毎に作業を行う作業設備102でもよ
い。この作業設備102としては、例えば、ロットを洗
浄液に浸して、ロット内のウェーハを洗浄する洗浄装置
がある。すなわち、上記実施例のウェーハをロットに読
み替えて洗浄装置に仕掛かるロットに用いても良い。
【0031】次に、複数の作業設備102がバッチ式の
場合を説明する。図5は、一作業設備102の設備名が
XXX(501)の場合において、図2に示すステップ
203の将来シミュレーションを行って出力された仕掛
結果を集計し作業手順を決定したデータテーブルであ
る。そして、このデータテーブルには、手順No.欄5
02、製品No.欄503、作業条件欄504、作業予
定時間欄505、枚数欄506、バッチ欄507、優先
ランク欄508、最大処理枚数欄509、および、基準
バッチ数欄510が設けられている。図6は、上記将来
シミュレーションの仕掛結果から作業手順の決定の作成
を説明するフローチャートである。
【0032】まず、上記将来シミュレーションにより、
上記データテーブルが複数の作業設備102毎に出力さ
れる。この出力段階では手順No.欄502の内容およ
びバッチ欄507の内容は出力されておらず、これら以
外の欄の内容が出力される。詳しくは、各製品No.欄
503に出力された製品(ロット)に対応し、このロッ
ト内に設けられたウェーハの作業条件、作業予定終了時
間、枚数および優先ランクが、製品No.欄503、作
業条件欄504、作業予定時間欄505、枚数欄50
6、および、優先ランク欄508にそれぞれ出力されて
いる。例えば、ロットの名称がN1−1111の場合
は、このロット内のウェーハの作業条件名がAA01で
あり、このウェーハの作業予定終了時間が1993年7
月25日の13時57分であり、このウェーハの枚数が
25枚である。また、優先ランク欄508に出力された
優先ランクは、納期およびウェーハの全作業時間を考慮
して、予め決定されたものである。そして、この設備
名:XXX(501)の作業設備102は、最大150
枚のウェーハを一括して処理することができる(最大処
理枚数欄509参照)。また、予め、基準バッチ数51
0が設定されている。たとえば、この基準バッチ数51
0は12である。
【0033】次に、作業予定時間欄505をキーにソー
トを行う(ステップ601)。このときのソート条件
は、時刻順および昇順である。この結果、データテーブ
ルの各行は、作業予定終了時間が早い順番に並べ替えら
れる。次いで、作業条件欄504をキーにソートを行う
(ステップ602)。このときのソート条件は、名前順
である。この結果、データテーブルの各行は、同じ作業
条件毎に並び替えられる。すなわち、ロットの名称は同
じ作業条件毎に並び、同じ作業条件の各ロットの名称
は、作業予定終了時間の早い順番に並んでいる。
【0034】次に、バッチ数が最小になるようにバッチ
組みを行う(ステップ603)。詳しくは、同じ作業条
件の各ロット内のウェーハの枚数の合計が、できるだ
け、上記最大処理枚数509(150枚)に近づくよう
にグループを作成する。例えば、上記ウェーハの合計が
150枚以下で有れば、1個のグループとする。また、
上記ウェーハの合計が150枚を越える場合は、2以上
のグループとする。さらに、同じ条件で、複数のグルー
プが作成される場合、各グループのウェーハ枚数ができ
るだけ平均化するようにする。そして、グループに分け
られたロットの名称に対し、グループ毎にバッチ欄50
7へ識別フラグ(A,B,・・・)を設定する。例え
ば、14のグループに分けられた場合は、A〜Nの識別
フラグが設定される。
【0035】次いで、バッチ欄507をキーにソートを
行う(ステップ604)。このときのソート条件は、名
前順である。この結果、データテーブルの各行は、同じ
グループ(同じ識別フラグ)毎に並び替えられる。
【0036】次に、グループの種類の数を基準バッチ数
510の12と比較する(ステップ605)。比較の結
果、グループの種類の数が12より多い(基準外)場合
は、ステップ606に進む。次いで、グループの種類の
数が12より多いグループに対し優先ランクを1ランク
下げる(ステップ606)。例えば、グループの数が1
4の場合は、13番目のグループおよび14番目のグル
ープのロットに対し、優先ランク508の欄に出力され
た優先ランクが変更される。
【0037】次に、再シミュレーションを行う(ステッ
プ607)。この再シミュレーションは、優先ランクの
下がったグループのロットに対し、進捗速度を将来シミ
ュレーションのときより遅くさせる。この結果、設備
名:XXXの作業設備102に仕掛かるロットの数が少
なくなる。換言すると、この再シミュレーションは、最
終的に、上記グループの種類の数が基準バッチ数510
の数以下になるように、将来シミュレーションを行うも
のである。次いで、ステップ601に戻る。
【0038】一方、上記グループの種類の数を基準バッ
チ数510の12と比較した結果、グループの種類の数
が12以下(基準内)の場合は、ステップ608に進
む。次に、手順No.欄502に手順番号を出力し作業
手順を決定する(ステップ608)。このとき、バッチ
欄507が同じ記号の場合、すなわち、同じグループの
ものに対しては、同じ手順番号を出力する。
【0039】この結果、作業者には、作業設備102に
偏った仕掛かりを発生させることなく、納期を厳守する
とともに、効率的なバッチ条件の変更を考慮した製造計
画が指示される。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、作業設
備における作業条件の変更回数を最小にするための条件
が考慮される。このため、作業設備の稼働率が向上す
る。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、バ
ッチ式の作業設備におけるバッチ条件の変更回数を最小
にするための条件が考慮される。このため、バッチ式の
作業設備の稼働率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の製造シス
テムを示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る半導体装置の製造シス
テムのフローチャートである。
【図3】作業設備毎に仕掛かる製品のデータテーブルで
ある。
【図4】作業設備の作業手順の作成を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】バッチ式の作業設備毎に仕掛かる製品のデータ
テーブルである。
【図6】バッチ式の作業設備の作業手順の作成を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 加工ライン 102 作業設備 103 端末 104 ローカルエリアネットワーク 105 ホストコンピュータ 106 基礎情報記憶部 106’ 状態記憶部 107 作業工程フロー記憶部 108 投入計画記憶部 109 製造計画記憶部 110 シミュレータ(製造計画作成手段) 201〜207 ステップ 301〜307 データテーブル 401〜407 ステップ 501〜510 データテーブル 601〜607 ステップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造計画に基づき作業設備に複数の素材
    を投入し、各素材の作業条件で作業を行う半導体装置の
    製造システムにおいて、 完成品の納期以前に完成品を製造するための第1の条件
    と、 作業設備に仕掛かる素材の数を基準値以内にするための
    第2の条件と、 作業設備における作業条件の変更回数を最小にするため
    の第3の条件と、 に基づいて作業設備における素材の作業優先度を決定す
    る製造計画作成手段を有することを特徴とする半導体装
    置の製造システム。
  2. 【請求項2】 製造計画に基づきバッチ式の作業設備に
    複数の素材を投入し、各素材の作業条件で作業を行う半
    導体装置の製造システムにおいて、 完成品の納期以前に完成品を製造するための第1の条件
    と、 バッチ式の作業設備におけるバッチ回数を基準値以内に
    するための第2の条件と、 バッチ式の作業設備におけるバッチ条件の変更回数を最
    小にするための第3の条件と、 に基づいてバッチ式の作業設備における素材の作業優先
    度を決定する製造計画作成手段を有することを特徴とす
    る半導体装置の製造システム。
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