JPH07152392A - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

Info

Publication number
JPH07152392A
JPH07152392A JP5298774A JP29877493A JPH07152392A JP H07152392 A JPH07152392 A JP H07152392A JP 5298774 A JP5298774 A JP 5298774A JP 29877493 A JP29877493 A JP 29877493A JP H07152392 A JPH07152392 A JP H07152392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dictionary
phoneme
rule
transformation
word
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5298774A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuko Kaseda
光子 加世田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5298774A priority Critical patent/JPH07152392A/ja
Publication of JPH07152392A publication Critical patent/JPH07152392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Machine Translation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】音声合成装置に関し、特に、入力された文字列
から単語を同定し、単語ごとの発音、アクセント型、文
法情報等を設定するための単語辞書の登録機構に関し、
「表記」に対する「読み」から、または「読み」と「ア
クセント」とから、音韻変形情報を半自動的に生成する
単語辞書登録機構を備えた音声合成装置を実現すること
を目的とする。 【構成】音声合成装置において、音韻変形規則60と、音
韻変形推定部6とを設ける。音韻変形規則60は、音韻変
形の一般的規則を保持するデータである。音韻変形推定
部6は、辞書追加入力DIの「読み」または「読み」と
「アクセント」とから、音韻変形規則60に基づいて、音
韻変形情報を推定し付加して1つ以上の辞書エントリ候
補出力DOを出力し、操作者の指定に従って辞書エントリ
候補出力DOの内から1つを確定して、辞書登録部6へ渡
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語の漢字かな混じ
り文から音声を合成して発声する音声合成装置に関し、
特に、入力された文字列から単語を同定し、単語ごとの
発音、アクセント型、文法情報等を設定するための単語
辞書の登録機構に関する。
【0002】音声合成装置においては、固有名詞、新
語、造語などをより自然な音声で発声するため、単語辞
書を容易に拡充できることが要求されている。
【0003】
【従来の技術】図3は音声合成装置の構成概念図であ
る。音声合成装置は大きく分けて文章解析部1と波形合
成部2および音声出力部3とに分かれる。まず、文章解
析部1で入力の日本語テキスト(文字列)Aに対して、
単語辞書10との照合により単語同定を行い、単語毎の発
音、アクセント型、文法情報等を設定する。そして、こ
れらの情報に基づいて発音記号列と韻律記号列を生成す
る。これが合成文字列Bである。図4は文章解析部の処
理の説明図である。
【0004】(1)は日本語テキストAの簡単な例であ
って「音声言語です。」という文字列を示す。(2)は
単語辞書10を引いて解析し単語に分解する(単語同定)
過程を示す。単語同定の方法には、文字と一致する単語
の全組合せを評価選択する方法、文字列中の全ての候補
単語に対し、各々の直前に位置する候補単語の中から最
良の評価を与えるものを順次選択することにより文字列
全体に対する最適解を得る方法などがある。評価値には
文法的接続関係、単語の文字数、使用頻度などが用いら
れる。本発明に直接関係しないので詳細は省略する。こ
の例では単語として「音声」「言語」「です」「。」が
同定されたことを示す。
【0005】(3)は単語辞書の構成例を示す。この例
では、「表記(見出し語)」、「品詞・活用(文法情
報)」、「読み」、「アクセント型」よりなる。「読
み」の中には音韻変形情報が含まれる。
【0006】ここで、音韻変形情報とは、母音の無声化
(% )・長音化(ー)、ガ行音の鼻音化(゜)など、他
の音節や単語との関係で音が変化する条件等のことであ
る。音韻変形には一般的な規則(法則)が存在するが確
定的なものではなく、実際の場合には必ずしも規則通り
にならず、また個人差もある。従って、一般的な規則に
従って合成すると不自然になる場合が多くなる。そこ
で、単語辞書に単語毎にその情報を付与しておき、それ
に従って発音記号や韻律記号を生成する。
【0007】(4)は結果としての合成文字列Bを示
す。音節の発音を表す片仮名とアクセントの位置を示す
記号( ') と音韻変形情報を示す記号(% ,ー,゜)と
よりなる。なお、この他にイントネーションを制御する
ために文の統語構造や文節間の修飾関係を解析する必要
があるが省略する。
【0008】波形合成部2ではこれらの記号列(合成文
字列)Bからスペクトル・パラメータとピッチ・パラメ
ータとを生成し、音声波形の合成を行ない音声信号Cと
し、音声出力部3により増幅してスピーカ4により音声
として出す。
【0009】単語辞書10にない未登録語に対しては、1
文字毎の読みの辞書やテーブルを参照して同様の処理を
行なうが、どうしても不自然な発声になる。従って、未
登録の単語を登録する手段が必要である。
【0010】従来は、単語辞書10にない単語を追加登録
するための辞書登録部5があり、これによって追加登録
することができたが、追加単語に関して単語辞書10のエ
ントリ項目をすべて入力しなければならず、一般の操作
者が扱うには不便であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、単語辞書10に
単語を追加登録するには、音韻変形情報も含めたすべて
の項目を入力しなければならないが、音韻変形情報を入
力するのは実際上かなり面倒である。そのため、付与し
わすれたり、通常は変形しない音にたいして付与したり
という誤りが多くなるという問題がある。
【0012】本発明は、「表記」に対する「読み」か
ら、または「読み」と「アクセント」とから、音韻変形
情報を半自動的に生成する単語辞書登録機構を備えた音
声合成装置を実現することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の構成図で
ある。入力された日本語テキストAを、単語辞書10に基
づいて解析して単語に分解し、発音記号と韻律記号とよ
りなる合成文字列Bとして出力する文章解析部1と、合
成文字列Bから、合成規則20に基づいて音声信号Cを合
成する波形合成部2と、単語辞書10を拡充するための辞
書登録部5とを有する音声合成装置において、音韻変形
規則60と、音韻変形推定部6とを設ける。
【0014】音韻変形規則60は、音韻変形の一般的法則
を規則データ化して保持するものである。音韻変形推定
部6は、辞書追加入力DIの「表記」に対する「読み」ま
たは「読み」と「アクセント」とから、音韻変形規則60
に基づいて、音韻変形情報を推定し付加して1つ以上の
辞書エントリ候補出力DOを出力し、操作者の指定に従っ
て辞書エントリ候補出力DOの内から1つを確定して、辞
書登録部5へ渡す。
【0015】音韻変形推定部6は、辞書エントリ候補出
力DOを合成文字列として、順次、波形合成部2に渡し、
音声として出力するようにしてもよい。音韻変形推定部
6は、辞書追加入力DIの「読み」または「読み」と「ア
クセント」とから、音韻変形規則60に基づいて、最も確
からしい音韻変形情報を推定して、辞書追加入力DIの
「音韻変形情報」と比較して結果を出力するようにして
もよい。
【0016】
【作用】音韻変形推定部6が、入力された辞書追加入力
DIの「表記」および「読み」(およびアクセント)に対
して、音韻が変化する規則を集めた音韻変形規則60に基
づいて、音韻変形を推定する。そして音韻変形を含んだ
「読み」の候補を1つ以上生成して出力する。例えばデ
ィスプレイ画面に表示するなどである。操作者は、それ
を見て最も妥当なものを判断することができる。
【0017】第二の発明では、この推定した「読み」の
候補を表す合成文字列を順次、波形合成部2に渡して音
声にして出力する。この場合は操作者は耳で聞くことに
よりさらに容易に妥当性を判断できる。
【0018】従って、機械と人間との協調により単語辞
書の拡充が容易にできる。
【0019】
【実施例】音韻変形の主なものは、母音の無声化、母音
の長音化、ガ行音の鼻母音化である。これらには一般的
な法則や傾向がある。以下にその音韻変形の法則や傾向
を考慮して決めた音韻変形規則の一例を示す。 〇母音の無声化: 規則1:〔キ〕〔ク〕〔シ〕〔ス〕〔チ〕〔ツ〕〔ヒ〕
〔フ〕〔ピ〕〔プ〕の音が、〔カ〕〔サ〕〔タ〕〔ハ〕
〔パ〕〔キャ〕〔シャ〕〔チャ〕〔ヒャ〕〔ピャ〕行の
音の直前にあるとき。
【0020】例 タ(北)、チャクスル(試着す
る)、ガシャ(学者) 〇母音の長音化: 規則2:漢語系統の単語で〔ei〕〔ou〕を含む音は
長音になる。
【0021】例 オンセイ(音声)→オンセー、 トウ
キョウ(東京)→トーキョー 〇ガ行音の鼻母音化: 規則3:語頭以外の〔ガ〕行音は鼻音になる。
【0022】例 カ゜(鍵) 以上の例で示したような規則は、法則の一部を示したも
ので原則的なものである。また、この他にも法則(むし
ろ傾向といった方がよい場合もある)は色々あり、その
例外も数多くある。これに関してはNHK編日本語発音
アクセント辞典(日本放送出版協会)に詳しい。
【0023】従って、規則の作りかたは色々考えられ
る。例外も考慮した複雑な規則にすれば、より妥当な候
補を第1候補とする可能性が増すが、逆に基本的な単純
な規則として候補を速く数多く出すやり方でもよい。
【0024】以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図2は本発明の実施例の表示例を示す。本実施
例では、音韻変形規則60としては前記のような単純規則
を使用したものである。図2において、辞書追加入力の
例として4つ挙げてある。 「表記」が(北千住)で「読み」が〔キタセンジュ〕
であるとの入力に対して、母音の無声化の規則1を適用
して〔キ% タセンジュ〕と推定した候補を1:として、
そうでないのを2:として出力表示する。 「表記」が(音声)で、「読み」が〔オンセイ〕であ
るとの入力に対して、母音の長音化の規則2により〔オ
ンセー〕と推定した候補を1:として、そうでないのを
2:として出力表示する。 「表記」が(言語)で「読み」が〔ゲンゴ〕であると
の入力に対して、〔ガ〕行音の鼻音化の規則3を適用し
て、〔ゲンコ゜〕と推定した候補を1:として、そうで
ないのを2:として出力表示する。 ’「表記」が(がらがら)で「読み」が〔ガラガラ〕
であるとの入力に対して、〔ガ〕行音の鼻音化の規則3
を適用して、〔ガラカ゜ラ〕と推定した候補を1:とし
て、そうでないのを2:として出力表示する。
【0025】操作者が表示または発声された候補のいず
れかを選択指定すると、選択された候補を辞書登録部5
が単語辞書10に登録する。〜の場合は推定通りでよ
いので1:を選択指定し、’の場合は、推定が正しく
ないので2:を選択指定すればよい。
【0026】以上の例では特にアクセントを使用してい
ないが、母音の無声化の規則ではアクセントの情報が必
要である場合もある。また、候補表示にはアクセントの
表示をしていないが、表示するようにしてもよいのは言
うまでもない。この場合、合成文字列を表示することと
し、それを同時に音声合成して発声させることにより、
より扱いやすくすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば辞
書の追加エントリとして「表記」とそれに対する「読
み」(およびアクセント)を入力することにより、音韻
変形情報が一般的規則より推定されて表示または発声さ
れるので、その推定結果を選択することにより単語辞書
エントリの追加更新が容易にできる。従って、音声合成
装置としても、より自然な発声ができる装置とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成
【図2】 実施例の表示例
【図3】 従来の音声合成装置の構成
【図4】 文章解析部の処理の説明
【符号の説明】
1 文章解析部 10 単語辞書 2 波形合成部 20 合成規則 3 音声出力部 4 スピーカ 5 辞書登録部 6 音韻変形推定部 60 音韻変形規則 A 日本語テキスト B 合成文字列(発音・韻律記号) C 音声信号(波形信号) DI 辞書追加入力 DO 候補出力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された日本語テキスト(A)を、単
    語辞書(10)に基づいて解析して単語に分解し、発音記
    号と韻律記号とよりなる合成文字列(B)として出力す
    る文章解析部(1)と、 合成文字列(B)から、合成規則(20)に基づいて音声
    信号(C)を合成する波形合成部(2)と、 単語辞書(10)を拡充するための辞書登録部(5)とを
    有する音声合成装置において、 音韻変形規則(60)と、音韻変形推定部(6)とを設
    け、 音韻変形規則(60)は、音韻変形の一般的法則を規則デ
    ータ化して保持するものであり、 音韻変形推定部(6)は、辞書追加入力(DI) の「表
    記」に対する「読み」または「読み」と「アクセント」
    とから、音韻変形規則(60)に基づいて、音韻変形情報
    を推定し付加して1つ以上の辞書エントリ候補出力(D
    O)を出力し、操作者の指定に従って辞書エントリ候補
    出力(DO)の内から1つを確定して、辞書登録部(5)
    へ渡すように構成したことを特徴とする音声合成装置。
  2. 【請求項2】 音韻変形推定部(6)は、辞書エントリ
    候補出力(DO)を合成文字列として、順次、波形合成部
    (2)に渡し、音声として出力することを特徴とする請
    求項1に記載の音声合成装置。
  3. 【請求項3】 音韻変形推定部(6)は、辞書追加入力
    (DI) の「読み」または「読み」と「アクセント」とか
    ら、音韻変形規則(60)に基づいて、最も確からしい音
    韻変形情報を推定して、辞書追加入力(DI) の「音韻変
    形情報」と比較して結果を出力することを特徴とする請
    求項1に記載の音声合成装置。
JP5298774A 1993-11-30 1993-11-30 音声合成装置 Pending JPH07152392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298774A JPH07152392A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 音声合成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298774A JPH07152392A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 音声合成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07152392A true JPH07152392A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17864045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5298774A Pending JPH07152392A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 音声合成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07152392A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0821344A2 (en) * 1996-07-25 1998-01-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing speech
JP2011175074A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Kyushu Institute Of Technology 音声合成装置及び方法、並びに音声合成プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0821344A2 (en) * 1996-07-25 1998-01-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing speech
EP0821344A3 (en) * 1996-07-25 1998-11-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing speech
US6035272A (en) * 1996-07-25 2000-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for synthesizing speech
JP2011175074A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Kyushu Institute Of Technology 音声合成装置及び方法、並びに音声合成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900009170B1 (ko) 규칙합성형 음성합성시스템
WO2004066271A1 (ja) 音声合成装置,音声合成方法および音声合成システム
JPH1039895A (ja) 音声合成方法および装置
JPH05165486A (ja) テキスト音声変換装置
JPH07152392A (ja) 音声合成装置
JP3366253B2 (ja) 音声合成装置
JPH09244677A (ja) 音声合成システム
JPH07262191A (ja) 単語分割方法、および音声合成装置
JP2938466B2 (ja) テキスト音声合成システム
JP3414326B2 (ja) 音声合成用辞書登録装置及び方法
JPH08185197A (ja) 日本語解析装置、及び日本語テキスト音声合成装置
JPH03217900A (ja) テキスト音声合成装置
JPH05134691A (ja) 音声合成方法および装置
JP2703253B2 (ja) 音声合成装置
JPH03245192A (ja) 外国語単語の発音決定方法
JP3234371B2 (ja) 音声合成用音声持続時間処理方法及びその装置
Roux et al. Data-driven approach to rapid prototyping Xhosa speech synthesis
JPH11212586A (ja) 音声合成装置
JP2003005776A (ja) 音声合成装置
JPH11259094A (ja) 規則音声合成装置
JPH02238494A (ja) 音声合成装置
JPH0229797A (ja) テキスト音声変換装置
JPH05189194A (ja) 文書読み上げ装置
JPH05210482A (ja) 発音辞書管理方法
JPH04350699A (ja) テキスト音声合成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020702