JPH071514Y2 - ロールスクリーン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、ロール巻取式のスクリーンに関するものであ
る。

従来の技術 従来、ロールスクリーン又はロールブラインドと呼ばれ
る物品に使用されるウエイトバー（重錘）はロールの巾
方向に平行に直線状に成るものであるため、これを全部
降下すると窓が完全に遮閉され、屋外からの採光や室内
からの洩光が全くできなかった。そのため、完全に降下
せずに若干上方位置に停止させておくこともあったが、
美観上問題であった。

考案が解決しようとする課題 そこで、本考案は、ロールスクリーンやロールブライン
ドに使用されるウエイトバーを改良することにより、従
来欠点となっていた採光や美観上の課題を解決すること
を目的とするものである。

考案の構成 課題を解決するための手段 本考案は、スクリーン体の下側部に任意形態の切欠開口
部を形成し、この切欠開口部を含むスクリーン体の下側
縁部に沿ってウエイトバーを設置して成るものである。

作用 本考案のロールスクリーンを使用すると、本来外部との
遮閉作用をするためのスクリーンにおいてその一部の切
欠開口部分を通して外部との連継作用を発揮させるよう
になる。また、スクリーン体の下側部に形成した切欠開
口部を含む下側縁辺部はウエイトバーによって縁取られ
ているが、これはスクリーン体全体を保持する重錘とな
るとともに窓辺を飾るものとなる。

実施例 （ａ）は窓、（１）は窓に併設したロール式のスクリー
ン体、（２）（２′）はこのスクリーン体（１）の下側
部を任意形態に切欠形成した開口部で、この切欠開口部
は、第１図及び第３図の実施例に示すように、スクリー
ン体の下側縁部の左端から右端にかけて大きく切開形成
しても、または第２図及び第４図の実施例に示すよう
に、スクリーン体の下側縁部の任意の中間一部を切開形
成してもよい。

（３）（３′）は前記切欠開口部（２）（２′）を含む
スクリーン体（１）の下側縁辺部に沿って設置したウエ
イトバー、（４）はスクリーン体（１）を上下作動する
紐である。

考案の効果 本考案は以上のような構成から成るものであるため、ス
クリーン体を全部降下して窓を完全に遮閉してもその下
側部分が任意の形態に切欠開口しているから、屋外との
遮断効果をあげると同時に、部分的に屋外から採光する
ことができるし、かつそこから屋外の様子を見ることが
できるようになり、夜間は逆に室内の灯を屋外に洩光す
ることができ、また出窓などにおいて使用したときは植
木鉢や物置などを置いてもスクリーン体の邪魔になるこ
とはなく、室の内外から見たときの窓際の美観を良好に
発揮でき、またスクリーン体を巻き上げて中間位置で停
止したときでもその下側部におけるカット開口部の形態
によって美観を増進するようになり、その実用的効果は
大きいものである。

なお、本考案にかかる切欠開口部を有するロールスクリ
ーンを、従来の直線形ウエイトバーを設置したロールス
クリーンと前後に間隔をおいた複合型のスクリーン状態
にして窓面に構成すれば、窓辺における内装に重厚な変
化を出すことができ、インテリア効果を増進するように
なる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図及び第３図はスク
リーン体の下側部を左右両端部分にかけて切欠開口した
ものの正面図、第２図及び第４図はスクリーン体の下側
部の任意の中間部分を切欠開口したものの正面図であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スクリーン体の下側部に任意形態の切欠開
   口部を形成し、この切欠開口部を含むスクリーン体の下
   側縁辺部に沿ってウエイトバーを設置して成ることを特
   徴とするロールスクリーン。