JPH07150941A - 渦流室式ディーゼル機関の燃焼室 - Google Patents
渦流室式ディーゼル機関の燃焼室Info
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- JPH07150941A JPH07150941A JP30035193A JP30035193A JPH07150941A JP H07150941 A JPH07150941 A JP H07150941A JP 30035193 A JP30035193 A JP 30035193A JP 30035193 A JP30035193 A JP 30035193A JP H07150941 A JPH07150941 A JP H07150941A
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- jet
- injection port
- piston
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディーゼル機関から排出されるスモークとN
Oxの低減を図る。 【構成】 ピストン3の頂面の中心付近の領域から左右
にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部8と、主噴口
7に対向する領域からピストン周縁に沿って広がり、か
つ主キャビティ部8に左右から内側に張り出した案内壁
部11bを介して接続する副キャビティ部11と、噴流
の中心線上で主噴口7の投影面よりも前方に位置してキ
ャビティ部底面に平坦な島状に隆起して形成した分散台
10と、渦流室6に噴射される燃料のほぼ噴射方向から
分散台10に向けて開口する、前記主噴口7よりも小径
な副噴口13とを備える。
Oxの低減を図る。 【構成】 ピストン3の頂面の中心付近の領域から左右
にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部8と、主噴口
7に対向する領域からピストン周縁に沿って広がり、か
つ主キャビティ部8に左右から内側に張り出した案内壁
部11bを介して接続する副キャビティ部11と、噴流
の中心線上で主噴口7の投影面よりも前方に位置してキ
ャビティ部底面に平坦な島状に隆起して形成した分散台
10と、渦流室6に噴射される燃料のほぼ噴射方向から
分散台10に向けて開口する、前記主噴口7よりも小径
な副噴口13とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は渦流室式ディーゼル機関
の燃焼室構造の改良に関する。
の燃焼室構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の燃焼を改善するため
に、渦流室からの噴流が斜めに衝突するピストンの頂面
に、噴口の下面からピストン中心に向けて延びる浅い溝
状のトレンチ部を形成し、このトレンチ部の先端に連続
して、左右一対の円形の主キャビティ部を形成すること
により、未燃焼燃料を多く含む、渦流室からの火炎噴流
を、トレンチ部から左右の主キャビティ部に導き、旋回
拡散させ、主燃焼室での空気との混合効率を高めるよう
にしたものが、例えば実開昭63−79435号公報に
開示されている。
に、渦流室からの噴流が斜めに衝突するピストンの頂面
に、噴口の下面からピストン中心に向けて延びる浅い溝
状のトレンチ部を形成し、このトレンチ部の先端に連続
して、左右一対の円形の主キャビティ部を形成すること
により、未燃焼燃料を多く含む、渦流室からの火炎噴流
を、トレンチ部から左右の主キャビティ部に導き、旋回
拡散させ、主燃焼室での空気との混合効率を高めるよう
にしたものが、例えば実開昭63−79435号公報に
開示されている。
【0003】しかし、このクローバリーフ型のキャビテ
ィでは、噴口からトレンチ部をそのまま直進しようとす
る噴流の勢いが強いため、主キャビティ部を乗り越えて
シリンダボアに衝突し、消炎する割合も多く、かつ、主
燃焼室の広い領域に火炎が拡散しにくい。
ィでは、噴口からトレンチ部をそのまま直進しようとす
る噴流の勢いが強いため、主キャビティ部を乗り越えて
シリンダボアに衝突し、消炎する割合も多く、かつ、主
燃焼室の広い領域に火炎が拡散しにくい。
【0004】そこで、特開平1−200012号公報等
によって、ピストンの頂面の噴口からの噴流が衝突する
付近に、キャビティ部底面から平坦な島状に隆起する分
散台を形成することが提案されている。
によって、ピストンの頂面の噴口からの噴流が衝突する
付近に、キャビティ部底面から平坦な島状に隆起する分
散台を形成することが提案されている。
【0005】そして分散台の手前に形成した一定の深さ
の副キャビティ部と、分散台の先方に同じく左右に広が
る主キャビティ部とを接続し、ピストンが圧縮上死点近
傍にある燃焼初期に噴出した火炎噴流を、分散台の手前
に衝突させて一部を左右に分流し、また、この衝突によ
り直進速度成分を弱められた残りの噴流を、分散台を乗
り越えて主キャビティ部に流入させ、シリンダボアに衝
突させることなく、左右の円形部の内周に沿う旋回流と
する。同時にこの旋回流に対して、分散台の手前から分
流して副キャビティ部に流入した成分を、主キャビティ
部との境に内側に向けて突出させた案内壁部により、旋
回接線方向から合流させ、広い範囲で空気と効率よく混
合しながら拡散させる。
の副キャビティ部と、分散台の先方に同じく左右に広が
る主キャビティ部とを接続し、ピストンが圧縮上死点近
傍にある燃焼初期に噴出した火炎噴流を、分散台の手前
に衝突させて一部を左右に分流し、また、この衝突によ
り直進速度成分を弱められた残りの噴流を、分散台を乗
り越えて主キャビティ部に流入させ、シリンダボアに衝
突させることなく、左右の円形部の内周に沿う旋回流と
する。同時にこの旋回流に対して、分散台の手前から分
流して副キャビティ部に流入した成分を、主キャビティ
部との境に内側に向けて突出させた案内壁部により、旋
回接線方向から合流させ、広い範囲で空気と効率よく混
合しながら拡散させる。
【0006】また、ピストンの下降に伴い、噴口延長上
に分散台が位置するようになると、火炎噴流の多くは分
散台に直接的に衝突し、これを乗り越えて主キャビティ
部に流入するようになるが、直進方向の勢いが弱まるこ
とから、多くは主キャビティ部の内周に沿っての旋回流
となり、このようにして、主燃焼室での空気利用率が高
まり、燃焼特性が改善される。
に分散台が位置するようになると、火炎噴流の多くは分
散台に直接的に衝突し、これを乗り越えて主キャビティ
部に流入するようになるが、直進方向の勢いが弱まるこ
とから、多くは主キャビティ部の内周に沿っての旋回流
となり、このようにして、主燃焼室での空気利用率が高
まり、燃焼特性が改善される。
【0007】一方、渦流室式ディーゼル機関のNOxの
低減を目的として、渦流室と主燃焼室とを結ぶ噴口を複
数設けたものが、例えば特開昭51−105509号公
報等により提案されている。
低減を目的として、渦流室と主燃焼室とを結ぶ噴口を複
数設けたものが、例えば特開昭51−105509号公
報等により提案されている。
【0008】これを図7によって説明すると、渦流室6
に対して接線方向から開口する主噴口7は、渦流室6側
が渦流室内周に沿ってシリンダ側縁側に開口すると共
に、主燃焼室5側シリンダ中心側に向くように開口し、
燃焼時に渦流室6からの火炎噴流を主燃焼室5の中央に
向かって噴出させる。
に対して接線方向から開口する主噴口7は、渦流室6側
が渦流室内周に沿ってシリンダ側縁側に開口すると共
に、主燃焼室5側シリンダ中心側に向くように開口し、
燃焼時に渦流室6からの火炎噴流を主燃焼室5の中央に
向かって噴出させる。
【0009】また、主噴口7よりも小径な副噴口13
は、渦流室6に配置した燃料噴射弁16のほぼ噴射方向
に沿って開口し、その出口部分は、主燃焼室5で主噴口
7からの噴流と合流するように位置させる。
は、渦流室6に配置した燃料噴射弁16のほぼ噴射方向
に沿って開口し、その出口部分は、主燃焼室5で主噴口
7からの噴流と合流するように位置させる。
【0010】このように副噴口13を設けると、燃料の
噴射直後の着火遅れの間に、噴射燃料の一部が副噴口1
3を介して主燃焼室5にも噴出するため、渦流室6と同
時に主燃焼室5でも燃焼が始まり、噴射燃料の全量が渦
流室6で燃焼を開始するのに比べて、燃焼の最高温度が
抑制され、NOxの発生量を減少させられる。
噴射直後の着火遅れの間に、噴射燃料の一部が副噴口1
3を介して主燃焼室5にも噴出するため、渦流室6と同
時に主燃焼室5でも燃焼が始まり、噴射燃料の全量が渦
流室6で燃焼を開始するのに比べて、燃焼の最高温度が
抑制され、NOxの発生量を減少させられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合、副噴
口13から噴出する火炎噴流は、主噴口7からの噴流と
出口部で合流しているため、副噴口13から噴出した燃
料が、主噴口7からの酸素濃度の低い未燃燃料を多く含
む火炎噴流に晒され、あるいは包み込まれ、主燃焼室5
での空気との混合が不十分になりやすく、とくに燃料噴
射量が多くなる高負荷運転時には、空気利用率が低下し
て、スモークの発生量が増大する傾向があった。
口13から噴出する火炎噴流は、主噴口7からの噴流と
出口部で合流しているため、副噴口13から噴出した燃
料が、主噴口7からの酸素濃度の低い未燃燃料を多く含
む火炎噴流に晒され、あるいは包み込まれ、主燃焼室5
での空気との混合が不十分になりやすく、とくに燃料噴
射量が多くなる高負荷運転時には、空気利用率が低下し
て、スモークの発生量が増大する傾向があった。
【0012】本発明はこのような問題を解決するために
提案されたもので、NOxを低減させつつ、スモークの
発生を減少させることを目的とする。
提案されたもので、NOxを低減させつつ、スモークの
発生を減少させることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、主燃焼室
の縁部付近に渦流室からピストンの略中心に向けて開口
する主噴口を備えた渦流室式ディーゼル機関の燃焼室に
おいて、ピストン頂面に形成され、渦流室から主燃焼室
に噴出する噴流の中心線を挟んでピストン中心付近の領
域から左右にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部
と、ピストン頂面に形成され、前記主噴口に対向する領
域からピストン周縁に沿って広がり、かつ主キャビティ
部に左右から内側に張り出した案内壁部を介して接続す
る副キャビティ部と、前記噴流の中心線上でかつ主噴口
の対向面よりも前方に位置するようにキャビティ部底面
から平坦な島状に隆起する分散台と、ピストン上死点位
置で、渦流室に噴射される燃料のほぼ噴射方向から分散
台に向けて開口する、前記主噴口よりも小径な副噴口と
を備える。
の縁部付近に渦流室からピストンの略中心に向けて開口
する主噴口を備えた渦流室式ディーゼル機関の燃焼室に
おいて、ピストン頂面に形成され、渦流室から主燃焼室
に噴出する噴流の中心線を挟んでピストン中心付近の領
域から左右にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部
と、ピストン頂面に形成され、前記主噴口に対向する領
域からピストン周縁に沿って広がり、かつ主キャビティ
部に左右から内側に張り出した案内壁部を介して接続す
る副キャビティ部と、前記噴流の中心線上でかつ主噴口
の対向面よりも前方に位置するようにキャビティ部底面
から平坦な島状に隆起する分散台と、ピストン上死点位
置で、渦流室に噴射される燃料のほぼ噴射方向から分散
台に向けて開口する、前記主噴口よりも小径な副噴口と
を備える。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
分散台の上面に、前記副噴口の延長投影面部を基部とし
て、副噴口からの噴流の下流に向けてその深さが徐々に
浅くなる案内溝を形成した。
分散台の上面に、前記副噴口の延長投影面部を基部とし
て、副噴口からの噴流の下流に向けてその深さが徐々に
浅くなる案内溝を形成した。
【0015】第3の発明は、第2の発明において、前記
案内溝を、基部から噴流の下流方向に向かってその幅が
扇形に広がるように形成した。
案内溝を、基部から噴流の下流方向に向かってその幅が
扇形に広がるように形成した。
【0016】第4の発明は、第2の発明において、前記
案内溝を、基部から主キャビティ部に向かって左右に分
岐するように形成した。
案内溝を、基部から主キャビティ部に向かって左右に分
岐するように形成した。
【0017】
【作用】第1の発明では、副噴口からの噴流は分散台の
上面に当たり、主燃焼室の比較的上方に拡散し、上方の
空気層を利用して拡散燃焼する。副噴口よりも遅れて噴
出する主噴口からの噴流は、副キャビティ部の底面に衝
突し、分散台の手前から左右に分流して主キャビティ部
に拡散し、主燃焼室の下方の空気層を利用して燃焼す
る。この場合、副噴口からの噴流は、渦流室と主燃焼室
との燃焼初期の時間差により、主噴口からの大量の噴流
が噴出するまでには、燃焼が十分に進み、ピストンの下
降に伴い、主噴口からの噴流が分散台を乗り越えてきた
ときには、副噴口からの未燃燃料を多く含む噴流の噴出
は、ほぼ終了する。
上面に当たり、主燃焼室の比較的上方に拡散し、上方の
空気層を利用して拡散燃焼する。副噴口よりも遅れて噴
出する主噴口からの噴流は、副キャビティ部の底面に衝
突し、分散台の手前から左右に分流して主キャビティ部
に拡散し、主燃焼室の下方の空気層を利用して燃焼す
る。この場合、副噴口からの噴流は、渦流室と主燃焼室
との燃焼初期の時間差により、主噴口からの大量の噴流
が噴出するまでには、燃焼が十分に進み、ピストンの下
降に伴い、主噴口からの噴流が分散台を乗り越えてきた
ときには、副噴口からの未燃燃料を多く含む噴流の噴出
は、ほぼ終了する。
【0018】このようにして、副噴口と主噴口からの噴
流の燃焼に利用される空気層を上下に分けることで、各
噴流について主燃焼室での空気利用率が高まり、スモー
クの発生を減少させ、また燃焼を渦流室と主燃焼室の双
方で開始させることにより、燃焼の最高温度を下げ、N
Oxの低減を図る。
流の燃焼に利用される空気層を上下に分けることで、各
噴流について主燃焼室での空気利用率が高まり、スモー
クの発生を減少させ、また燃焼を渦流室と主燃焼室の双
方で開始させることにより、燃焼の最高温度を下げ、N
Oxの低減を図る。
【0019】第2の発明では、副噴口からの噴流が衝突
する分散台の案内溝が、噴流の前方に進むにしたがって
浅くなり、噴流を主燃焼室の上方に導くので、副噴口か
らの噴流が燃焼する領域と、主噴口からの噴流が燃焼す
る領域を、上下に分け、それぞれ空気利用率を高められ
る。
する分散台の案内溝が、噴流の前方に進むにしたがって
浅くなり、噴流を主燃焼室の上方に導くので、副噴口か
らの噴流が燃焼する領域と、主噴口からの噴流が燃焼す
る領域を、上下に分け、それぞれ空気利用率を高められ
る。
【0020】第3の発明では、副噴口からの噴流が、主
燃焼室の広い領域に拡散され、空気利用率がさらに高ま
る。
燃焼室の広い領域に拡散され、空気利用率がさらに高ま
る。
【0021】第4の発明では、副噴口からの噴流が、主
燃焼室の主キャビティ部上方の広い領域に拡散され、空
気利用率がさらに高まる。
燃焼室の主キャビティ部上方の広い領域に拡散され、空
気利用率がさらに高まる。
【0022】
【実施例】図1、図2は本発明の実施例を示すもので、
1はシリンダブロック、2はシリンダヘッド、3はピス
トンで、シリンダボア4の上面を覆うシリンダヘッド2
の下面は平坦面に形成され、ピストン3の頂面との間に
主燃焼室5が形成される。主燃焼室5の上部側方に位置
して、シリンダヘッド2に渦流室6が形成され、渦流室
6からの未燃燃料を多く含む燃焼火炎を噴出する主噴口
7と副噴口13とが主燃焼室5の周辺部に開口してい
る。
1はシリンダブロック、2はシリンダヘッド、3はピス
トンで、シリンダボア4の上面を覆うシリンダヘッド2
の下面は平坦面に形成され、ピストン3の頂面との間に
主燃焼室5が形成される。主燃焼室5の上部側方に位置
して、シリンダヘッド2に渦流室6が形成され、渦流室
6からの未燃燃料を多く含む燃焼火炎を噴出する主噴口
7と副噴口13とが主燃焼室5の周辺部に開口してい
る。
【0023】主噴口7は幅方向がやや広くなった偏平な
通路断面をもち、概略円形な垂直断面をもつ渦流室6の
後部(シリンダ側縁方向)に対して接線方向から接続
し、かつ渦流室6からの噴流が主燃焼室5の中心(ピス
トン中心軸)に向かうように傾斜している。なお、この
噴流のピストン平面上における中心線を、図1に符号L
で示す。そして、主噴口7の前方に位置して、主噴口7
よりも小径な副噴口13が設けられ、この副噴口13は
燃料噴射弁(図7参照)からの燃料噴射方向にほぼ一致
するように主燃焼室5に開口し、噴射燃料の一部を中心
線Lに沿って主燃焼室5に噴出する。
通路断面をもち、概略円形な垂直断面をもつ渦流室6の
後部(シリンダ側縁方向)に対して接線方向から接続
し、かつ渦流室6からの噴流が主燃焼室5の中心(ピス
トン中心軸)に向かうように傾斜している。なお、この
噴流のピストン平面上における中心線を、図1に符号L
で示す。そして、主噴口7の前方に位置して、主噴口7
よりも小径な副噴口13が設けられ、この副噴口13は
燃料噴射弁(図7参照)からの燃料噴射方向にほぼ一致
するように主燃焼室5に開口し、噴射燃料の一部を中心
線Lに沿って主燃焼室5に噴出する。
【0024】主燃焼室5を画成するピストン3の頂面の
ほぼ中央には、吸・排気弁のバルブリセスを兼ねる一対
の円形部8a,8bを合成した主キャビティ部8が形成
される。この主キャビティ部8は略一定の深さをもち、
一対の円形部8a,8bの一部を重複させた状態で、前
記噴流の中心線Lについて対称に配置され、中心線L上
に位置する円形重複部を対向壁部9として、左右の円形
部8a,8bへ等しく噴流を分流する。
ほぼ中央には、吸・排気弁のバルブリセスを兼ねる一対
の円形部8a,8bを合成した主キャビティ部8が形成
される。この主キャビティ部8は略一定の深さをもち、
一対の円形部8a,8bの一部を重複させた状態で、前
記噴流の中心線Lについて対称に配置され、中心線L上
に位置する円形重複部を対向壁部9として、左右の円形
部8a,8bへ等しく噴流を分流する。
【0025】前記主噴口7の下方に位置して、ピストン
3の頂面には、主噴口7の下方付近から、ピストン3の
周縁に沿って左右に広がる副キャビティ部11が形成さ
れ、この副キャビティ部11は主キャビティ部8と同一
の略一定の深さをもち、かつ副キャビティ部11は主キ
ャビティ部8に対して、火炎噴流の前方部分で接続して
いる。副キャビティ部11の後方側の外郭12aはピス
トン3周縁に沿った円弧に形成され、その左右に連なる
両側の外郭は、ピストン中心に向かって滑らかに湾曲
し、副キャビティ部11に拡散した噴流を主キャビティ
部8で生起される旋回流の略接線方向から導く案内壁部
12bを形成している。
3の頂面には、主噴口7の下方付近から、ピストン3の
周縁に沿って左右に広がる副キャビティ部11が形成さ
れ、この副キャビティ部11は主キャビティ部8と同一
の略一定の深さをもち、かつ副キャビティ部11は主キ
ャビティ部8に対して、火炎噴流の前方部分で接続して
いる。副キャビティ部11の後方側の外郭12aはピス
トン3周縁に沿った円弧に形成され、その左右に連なる
両側の外郭は、ピストン中心に向かって滑らかに湾曲
し、副キャビティ部11に拡散した噴流を主キャビティ
部8で生起される旋回流の略接線方向から導く案内壁部
12bを形成している。
【0026】なお、主キャビティ部8や副キャビティ部
11を画成する外郭の壁面は、ピストン3の頂面に対し
て垂直面をなしている。
11を画成する外郭の壁面は、ピストン3の頂面に対し
て垂直面をなしている。
【0027】ピストン3の頂面には、ピストン上死点位
置において、副キャビティ部11と主キャビティ部8が
接続する付近で、主噴口7の延長投影面部7’よりも前
方で、かつ副噴口13の延長投影面部13’が含まれる
位置に、平坦な島状に隆起する分散台10が形成され
る。この分散台10は噴流中心線Lを中心が通る略菱形
に形成され、その高さはピストン周辺の頂面と同一に形
成される。略菱形の分散台10の一対の傾斜後縁10a
は、主キャビティ部8の円形部8a,8bの外郭の一部
を形成するように位置し、また、一対の前縁10bは主
噴口7からの噴流を分流して主キャビティ部8に旋回流
を生起するように流入させるべく、噴流中心線Lに対し
て、適当な角度をもって交わる。
置において、副キャビティ部11と主キャビティ部8が
接続する付近で、主噴口7の延長投影面部7’よりも前
方で、かつ副噴口13の延長投影面部13’が含まれる
位置に、平坦な島状に隆起する分散台10が形成され
る。この分散台10は噴流中心線Lを中心が通る略菱形
に形成され、その高さはピストン周辺の頂面と同一に形
成される。略菱形の分散台10の一対の傾斜後縁10a
は、主キャビティ部8の円形部8a,8bの外郭の一部
を形成するように位置し、また、一対の前縁10bは主
噴口7からの噴流を分流して主キャビティ部8に旋回流
を生起するように流入させるべく、噴流中心線Lに対し
て、適当な角度をもって交わる。
【0028】主噴口7に向いた分散台10の先端10c
は、比較的小さな半径rの円弧に形成され、この先端1
0cは、前記主噴口7の延長投影面の前縁部7aと一定
の間隙をもつように対峙する。
は、比較的小さな半径rの円弧に形成され、この先端1
0cは、前記主噴口7の延長投影面の前縁部7aと一定
の間隙をもつように対峙する。
【0029】以上のように構成され、次に作用について
説明する。ピストン3の圧縮上死点付近で渦流室6に燃
料噴射弁から燃料が噴射されると、まず、燃料噴射方向
に開口する副噴口13を介して、燃料濃度の高い火炎噴
流が主燃焼室5に噴出し、分散台10の上面に衝突し、
主燃焼室5の上層部の空気と混合しながら拡散燃焼して
いく。なお、副噴口13からの噴流量は主噴口7よりも
少ないため、拡散領域は相対的に狭く、シリンダボアに
到達して消炎されることはない。
説明する。ピストン3の圧縮上死点付近で渦流室6に燃
料噴射弁から燃料が噴射されると、まず、燃料噴射方向
に開口する副噴口13を介して、燃料濃度の高い火炎噴
流が主燃焼室5に噴出し、分散台10の上面に衝突し、
主燃焼室5の上層部の空気と混合しながら拡散燃焼して
いく。なお、副噴口13からの噴流量は主噴口7よりも
少ないため、拡散領域は相対的に狭く、シリンダボアに
到達して消炎されることはない。
【0030】一方、渦流室6での燃焼の進行に伴い、前
記副噴口13の噴出から遅れて、未燃燃料を多く含む火
炎噴流が主噴口7から主燃焼室5に噴出する。主噴口7
からの噴流は、副キャビティ部11の底面に衝突し、矢
印aのように左右に拡散すると共に、直進した噴流は分
散台10により左右に分流され、矢印bのように拡散
し、主キャビティ部8に旋回流となって流入し、主燃焼
室5の主として下層部の空気と混合しながら拡散燃焼し
ていく。
記副噴口13の噴出から遅れて、未燃燃料を多く含む火
炎噴流が主噴口7から主燃焼室5に噴出する。主噴口7
からの噴流は、副キャビティ部11の底面に衝突し、矢
印aのように左右に拡散すると共に、直進した噴流は分
散台10により左右に分流され、矢印bのように拡散
し、主キャビティ部8に旋回流となって流入し、主燃焼
室5の主として下層部の空気と混合しながら拡散燃焼し
ていく。
【0031】なお、一部の噴流は、分散台10を乗り越
えて主キャビティ部8へと流れ込むが、燃焼の初期にお
いては、副噴口13と主噴口7からの噴流の噴出に時間
差があるため、副噴口13からの噴流が、主噴口7から
の未燃燃料を含む大量の噴流に晒されながら燃焼するこ
とがなく、副噴口13からの噴流の空気利用率が十分に
高められる。
えて主キャビティ部8へと流れ込むが、燃焼の初期にお
いては、副噴口13と主噴口7からの噴流の噴出に時間
差があるため、副噴口13からの噴流が、主噴口7から
の未燃燃料を含む大量の噴流に晒されながら燃焼するこ
とがなく、副噴口13からの噴流の空気利用率が十分に
高められる。
【0032】燃焼の初期段階が終了すると、渦流室6か
らの火炎噴流は、主として大径の主噴口7から噴出する
ようになり、副噴口13からの燃料濃度の高い噴流の噴
出は終了する。ピストン3の下降により、主噴口7の延
長上に分散台10が位置するようになると、主噴口7か
らの噴流の多くは、分散台10に衝突し、これを乗り越
えていくが、噴流の勢いが弱まってくるため、主キャビ
ティ部8の対向壁部9により左右に分流され、各円形部
内でそれぞれ旋回流を生起しつつ、主燃焼室5の広い領
域で拡散燃焼する。
らの火炎噴流は、主として大径の主噴口7から噴出する
ようになり、副噴口13からの燃料濃度の高い噴流の噴
出は終了する。ピストン3の下降により、主噴口7の延
長上に分散台10が位置するようになると、主噴口7か
らの噴流の多くは、分散台10に衝突し、これを乗り越
えていくが、噴流の勢いが弱まってくるため、主キャビ
ティ部8の対向壁部9により左右に分流され、各円形部
内でそれぞれ旋回流を生起しつつ、主燃焼室5の広い領
域で拡散燃焼する。
【0033】このようにして、燃焼初期において副噴口
13と主噴口7からの噴流を、主燃焼室5の上層と下層
の空気を利用しつつ、主燃焼室5の広い領域に拡散燃焼
させるので、いずれも十分に高い空気利用率を確保し、
スモークやHC、COの発生を大幅に低減することがで
き、また同時に、渦流室6と主燃焼室5の双方で燃焼を
開始させることで、燃焼の最高温度を下げられるため、
NOxの発生も減少させられる。
13と主噴口7からの噴流を、主燃焼室5の上層と下層
の空気を利用しつつ、主燃焼室5の広い領域に拡散燃焼
させるので、いずれも十分に高い空気利用率を確保し、
スモークやHC、COの発生を大幅に低減することがで
き、また同時に、渦流室6と主燃焼室5の双方で燃焼を
開始させることで、燃焼の最高温度を下げられるため、
NOxの発生も減少させられる。
【0034】次に、図3、図4の実施例を説明すると、
この実施例では、分散台10の上面のほぼ全域にわた
り、副噴口13の延長投影面部13’を基部として、火
炎噴流の進行方向に向かって、略扇形に広がると共に、
その溝深さが徐々に浅くなる案内溝14を形成してあ
る。
この実施例では、分散台10の上面のほぼ全域にわた
り、副噴口13の延長投影面部13’を基部として、火
炎噴流の進行方向に向かって、略扇形に広がると共に、
その溝深さが徐々に浅くなる案内溝14を形成してあ
る。
【0035】圧縮上死点前に燃料が渦流室6に噴射され
ると、まず、副噴口13から燃料濃度の高い火炎噴流が
主燃焼室5に噴出し、分散台10の案内溝14に衝突し
た後、主燃焼室5の上層部に拡散しながら燃焼する。こ
のとき、副噴口13からの噴流は案内溝14の空気を取
り込みながら、しかも、案内溝14が扇形に広がりつつ
徐々に浅くなっていくため、主燃焼室5の上方の空気と
混合しながら広く拡散し、また、主噴口7からの未燃燃
料を含む噴流に直接的に晒されることなく、良好な拡散
燃焼が維持される。このため、スモークやHC、COの
低減効果をさらに高めることができる。
ると、まず、副噴口13から燃料濃度の高い火炎噴流が
主燃焼室5に噴出し、分散台10の案内溝14に衝突し
た後、主燃焼室5の上層部に拡散しながら燃焼する。こ
のとき、副噴口13からの噴流は案内溝14の空気を取
り込みながら、しかも、案内溝14が扇形に広がりつつ
徐々に浅くなっていくため、主燃焼室5の上方の空気と
混合しながら広く拡散し、また、主噴口7からの未燃燃
料を含む噴流に直接的に晒されることなく、良好な拡散
燃焼が維持される。このため、スモークやHC、COの
低減効果をさらに高めることができる。
【0036】次に図5、図6の実施例では、分散台10
の上面に形成する案内溝として、副噴口13の延長投影
面部13’を基部として、左右の主キャビティ部8に向
かって先端を分岐すると共に、その溝深さが徐々に浅く
なる案内溝15を形成してある。
の上面に形成する案内溝として、副噴口13の延長投影
面部13’を基部として、左右の主キャビティ部8に向
かって先端を分岐すると共に、その溝深さが徐々に浅く
なる案内溝15を形成してある。
【0037】この場合には、副噴口13から火炎噴流
は、案内溝15の空気を取り込むと共に、分岐部によ
り、ピストン上死点付近で主燃焼室5に占める空気量の
多い、左右の主キャビティ部8に向けて案内されるの
で、主キャビティ部上方の空気と混合しながら、より一
層良好な拡散燃焼を実現することができる。
は、案内溝15の空気を取り込むと共に、分岐部によ
り、ピストン上死点付近で主燃焼室5に占める空気量の
多い、左右の主キャビティ部8に向けて案内されるの
で、主キャビティ部上方の空気と混合しながら、より一
層良好な拡散燃焼を実現することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように第1の発明は、主燃焼室の
縁部付近に渦流室からピストンの略中心に向けて開口す
る主噴口を備えた渦流室式ディーゼル機関の燃焼室にお
いて、ピストン頂面に形成され、渦流室から主燃焼室に
噴出する噴流の中心線を挟んでピストン中心付近の領域
から左右にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部と、
ピストン頂面に形成され、前記主噴口に対向する領域か
らピストン周縁に沿って広がり、かつ主キャビティ部に
左右から内側に張り出した案内壁部を介して接続する副
キャビティ部と、前記噴流の中心線上でかつ主噴口の対
向面よりも前方に位置するようにキャビティ部底面から
平坦な島状に隆起する分散台と、ピストン上死点位置
で、渦流室に噴射される燃料のほぼ噴射方向から分散台
に向けて開口する、前記主噴口よりも小径な副噴口とを
備えたので、副噴口からの火炎噴流は分散台の上面に当
たり、主燃焼室の比較的上方に拡散し、上方の空気層を
利用して拡散燃焼し、副噴口よりも遅れて噴出する主噴
口からの噴流は、副キャビティ部の底面に衝突し、分散
台の手前から左右に分流して主キャビティ部に拡散し、
主燃焼室の下方の空気層を利用して燃焼し、このように
各噴流の燃焼に利用される空気層を上下に分けること
で、それぞれの空気利用率が高まり、スモークやHC、
COの発生を減少させることができ、また燃焼を渦流室
と主燃焼室の双方で開始させることにより、燃焼の最高
温度を下げ、NOxの低減が図れる。
縁部付近に渦流室からピストンの略中心に向けて開口す
る主噴口を備えた渦流室式ディーゼル機関の燃焼室にお
いて、ピストン頂面に形成され、渦流室から主燃焼室に
噴出する噴流の中心線を挟んでピストン中心付近の領域
から左右にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部と、
ピストン頂面に形成され、前記主噴口に対向する領域か
らピストン周縁に沿って広がり、かつ主キャビティ部に
左右から内側に張り出した案内壁部を介して接続する副
キャビティ部と、前記噴流の中心線上でかつ主噴口の対
向面よりも前方に位置するようにキャビティ部底面から
平坦な島状に隆起する分散台と、ピストン上死点位置
で、渦流室に噴射される燃料のほぼ噴射方向から分散台
に向けて開口する、前記主噴口よりも小径な副噴口とを
備えたので、副噴口からの火炎噴流は分散台の上面に当
たり、主燃焼室の比較的上方に拡散し、上方の空気層を
利用して拡散燃焼し、副噴口よりも遅れて噴出する主噴
口からの噴流は、副キャビティ部の底面に衝突し、分散
台の手前から左右に分流して主キャビティ部に拡散し、
主燃焼室の下方の空気層を利用して燃焼し、このように
各噴流の燃焼に利用される空気層を上下に分けること
で、それぞれの空気利用率が高まり、スモークやHC、
COの発生を減少させることができ、また燃焼を渦流室
と主燃焼室の双方で開始させることにより、燃焼の最高
温度を下げ、NOxの低減が図れる。
【0039】第2の発明は、第1の発明において、前記
分散台の上面に、前記副噴口の延長投影面部を基部とし
て、副噴口からの噴流の下流に向けてその深さが徐々に
浅くなる案内溝を形成したしたので、火炎噴流を主噴口
とは異なる主燃焼室の上方の領域に案内し、より一層効
率よく空気を取り込みながら拡散燃焼させることがで
き、スモーク等を効果的に低減することができる。
分散台の上面に、前記副噴口の延長投影面部を基部とし
て、副噴口からの噴流の下流に向けてその深さが徐々に
浅くなる案内溝を形成したしたので、火炎噴流を主噴口
とは異なる主燃焼室の上方の領域に案内し、より一層効
率よく空気を取り込みながら拡散燃焼させることがで
き、スモーク等を効果的に低減することができる。
【0040】第3の発明は、第2の発明において、前記
案内溝を基部から噴流の下流方向に向かってその幅が扇
形に広がるように形成したので、副噴口からの火炎噴流
が、主燃焼室上方の広い領域に拡散され、より一層空気
利用率が高まり、燃焼が改善される。
案内溝を基部から噴流の下流方向に向かってその幅が扇
形に広がるように形成したので、副噴口からの火炎噴流
が、主燃焼室上方の広い領域に拡散され、より一層空気
利用率が高まり、燃焼が改善される。
【0041】第4の発明は、第2の発明において、前記
案内溝を基部から主キャビティ部に向かって左右に分岐
するように形成したので、副噴口からの火炎噴流が、主
燃焼室の主キャビティ部上方の広い領域に拡散され、空
気利用率がさらに高まり、燃焼を一層改善できる。
案内溝を基部から主キャビティ部に向かって左右に分岐
するように形成したので、副噴口からの火炎噴流が、主
燃焼室の主キャビティ部上方の広い領域に拡散され、空
気利用率がさらに高まり、燃焼を一層改善できる。
【図1】本発明の実施例を示す平面図である。
【図2】同じくそのA−A線に沿っての縦断面図であ
る。
る。
【図3】他の実施例を示す一部平面図である。
【図4】同じくそのB−B線に沿っての縦断面図であ
る。
る。
【図5】さらに他の実施例を示す一部平面図である。
【図6】同じくそのC−C線に沿っての縦断面図であ
る。
る。
【図7】従来例の縦断面図である。
1 シリンダブロック 2 シリンダヘッド 3 ピストン 5 主燃焼室 6 渦流室 7 主噴口 8 主キャビティ部 8a,8b 円形部 10 分散台 11 副キャビティ部 12b 案内壁部 13 副噴口 14 案内溝 15 案内溝
Claims (4)
- 【請求項1】主燃焼室の縁部付近に渦流室からピストン
の略中心に向けて開口する主噴口を備えた渦流室式ディ
ーゼル機関の燃焼室において、 ピストン頂面に形成され、渦流室から主燃焼室に噴出す
る噴流の中心線を挟んでピストン中心付近の領域から左
右にそれぞれ略円形に広がる主キャビティ部と、 ピストン頂面に形成され、前記主噴口に対向する領域か
らピストン周縁に沿って広がり、かつ主キャビティ部に
左右から内側に張り出した案内壁部を介して接続する副
キャビティ部と、 前記噴流の中心線上でかつ主噴口の対向面よりも前方に
位置するようにキャビティ部底面から平坦な島状に隆起
する分散台と、 ピストン上死点位置で、渦流室に噴射される燃料のほぼ
噴射方向から分散台に向けて開口する、前記主噴口より
も小径な副噴口とを備えることを特徴とする渦流室式デ
ィーゼル機関の燃焼室。 - 【請求項2】前記分散台の上面に、前記副噴口の延長投
影面部を基部として、副噴口からの噴流の下流に向けて
その深さが徐々に浅くなる案内溝を形成したことを特徴
とする請求項1に記載の渦流室式ディーゼル機関の燃焼
室。 - 【請求項3】前記案内溝を、基部から噴流の下流方向に
向かってその幅が扇形に広がるように形成したことを特
徴とする請求項2に記載の渦流室式ディーゼル機関の燃
焼室。 - 【請求項4】前記案内溝を、基部から主キャビティ部に
向かって左右に分岐するように形成したことを特徴とす
る請求項2に記載の渦流室式ディーゼル機関の燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30035193A JPH07150941A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 渦流室式ディーゼル機関の燃焼室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30035193A JPH07150941A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 渦流室式ディーゼル機関の燃焼室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07150941A true JPH07150941A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17883741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30035193A Pending JPH07150941A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 渦流室式ディーゼル機関の燃焼室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07150941A (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30035193A patent/JPH07150941A/ja active Pending
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