JPH07150454A - ネットおよびその加工方法 - Google Patents

ネットおよびその加工方法

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JPH07150454A
JPH07150454A JP31897693A JP31897693A JPH07150454A JP H07150454 A JPH07150454 A JP H07150454A JP 31897693 A JP31897693 A JP 31897693A JP 31897693 A JP31897693 A JP 31897693A JP H07150454 A JPH07150454 A JP H07150454A
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mesh
net
cut
cutting
along
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JP31897693A
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Seiji Nameki
清治 行木
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T N NET KK
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T N NET KK
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ネットとその加工方法に関し、直
線的になっている網目糸を重ねて縫合するようにして、
オーバーロックミシン等の縫合機での縫合を可能とし、
特に角目ネットの生産性の向上、コストの低減を目的と
する。 【構成】 略4辺形の網目の一辺が斜め方向に連続して
いて、円筒形等の無端(エンドレス)状の菱目のネット
Aが斜め方向の網目に沿った切断線2で切断されると共
に、この切断された切断網体Bの上下の3角形部分Cが
切断され、2つの切断線に対して平行方向と交又方向に
4辺形の網目の各辺が連続している4辺形の網体Dと、
他の同様に形成された4辺形の網体D′とが、最初の切
断線2に沿って縫合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁業や農業、或いはス
ポーツ用等に用いられる4辺形の網目が連続しているネ
ットと、このネットを作製するネットの加工方に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のネットは、4辺形である
菱型の網目を、該菱形の角部で左右上下に連続させて、
菱形の変形による伸縮性を利用した菱形ネットは、一般
的に魚網や、農地の上面や周囲に張る農業用のネットと
して用いられ、又4辺形の各辺を左右上下に連続させた
角目ネットは、緊張させて張ることにより伸縮性を要求
されないゴルフの練習場等の周囲に張り巡らすスポーツ
用ネットとして用いられる。
【0003】このような菱目ネット、角目ネットを編む
製網機としては、現在、角目編網の機能を持った製網機
は存在していないので、何れの網目に対しても菱目編網
の機能のみを持つ製網機が用いられており、この菱目編
網の機能を持った製網機で編まれた菱目ネットの切断と
縫合方法を変えることによって、菱目ネットと角目ネッ
トに区分けしていた。
【0004】即ち、菱目ネットの場合には、図5のよう
に菱目に編まれたネットAの左右両端を図5、図6の点
線で示した縫合糸1で、新たに菱形の編み目を形成する
ようにして、縫い合わせものである。
【0005】又、角目ネットの場合には、図5と同じに
菱目に編まれたネットAを、図7のように網目に沿って
点線で示した切断線2で切断する。この場合には、前記
の点線の切断線2の左右の網目糸を縫い合わせると共
に、図7のaで示した端部とa′で示した端部とを縫い
合わせる必要が生じる。
【0006】この場合において、切断線2どうしの縫い
合わせは、切断線2に面している辺の網目糸が直線であ
るために、オーバーロックミシン等の縫合機で縫合でき
るが、前記の端部a、a′端部は、図6と同様に、もし
くは図8のように途中で直角に折れ曲がっている網目糸
をジグザグ状に縫い合わせなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の図6に示したよ
うな、新たに菱形の網目を形成する縫合糸1による縫い
合わせ、又図8に示したような途中で折れ曲がっている
網目糸の重ね縫合は、オーバーロックミシン等の縫合機
では縫い合わせることができず、人手によって継ぎ合わ
せなければならない。
【0008】この継ぎ合わせ作業は、非常に面倒で、時
間を要するために、生産能率が低下して大量生産を阻害
するばかりでなく、ネットの加工技術者の高齢化と後継
者の減少によって、これらの加工が困難となり、更には
人件費の高い現今ではコストアップを招来する等、ネッ
ト生産の大きな障害となっていた。
【0009】本発明は、従来のネットの生産上で問題と
なっている新たに菱形の編み目を形成する縫合糸による
縫い合わせ、或いは途中で折れ曲がっている網目糸の重
ね縫合等を行うことなく、直線的になっている網目糸を
重ねて縫合するようにして、オーバーロックミシン等の
縫合機での縫合を可能とし、特に角目ネットの生産性の
向上、コストの低減を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、前述の目的を達成するためのネットの手段に関
し、その手段は、略4辺形の網目の一辺が斜め方向に連
続していて、円筒形等の無端(エンドレス)状の網体が
斜め方向の網目に沿って切断されると共に、この切断さ
れた網体の上下の3角形部分が切断され、2つの切断線
に対して平行方向と交又方向に網目の各辺が連続してい
る4辺形の網体と、他の同様に形成された長方形の網体
とが、前記の切断線に沿って縫合されていることを特徴
とする。
【0011】同請求項2記載の発明は、前述の目的を達
成するためのネットの加工方法に関し、その方法は、略
4辺形の網目の一辺が斜め方向に連続している網体を、
網目の対角線方向に対して円筒形等の無端(エンドレ
ス)網に編成し、この無端網を網目に沿って斜めに切断
して切断網体を形成すると共に、この切断網体の上下に
形成される3角形部分を切断し、これらの切断線に対し
て平行方向と交又方向に網目の各辺が連続している4辺
形の網体を形成し、この切断網体と、他の同様に形成さ
れた長方形の網体とを切断線に沿って縫合することを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明のネット、並びにその加工方法において
は、4辺形の網目が一辺が斜め方向に連続している網体
は、円筒形等の無端(エンドレス)に編成されているの
で、網目に沿って斜めに切断して切断網体を形成するの
で、図7の端部a、a′がなくなり、この端部a、a′
を縫合する必要がなくなる。
【0013】そして、各切断網体の切断線の上端、およ
び下端から網目に直角な方向に各網体を切断することに
よって4辺形の網体を形成し、この網体の上下を揃え
て、各切断網体の接続を行うべく切断線に沿って網目糸
の縫合を行う場合、直線の網目糸の縫合のみで良いの
で、オーバーロックミシン等の縫合機での接続が可能に
なるものである。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜図4に基づい
て以下に説明するが、この実施例においては、菱目のネ
ットAを円筒形、或いは途中で切断することなく無端
(エンドレス)に編成するもので、無端に編成した菱目
のネットAは、円筒形に編成した菱目のネットAと同一
に扱えるので、円筒形に編成した菱目のネットAについ
て説明する。
【0015】この菱目のネットAは、従来と同様に菱形
をした4辺形の網目の対角線が左右前後方向に連続し、
各網目が斜めに連続して編成されている。図1は、この
円筒形に編成された菱目のネットAを縦の線で切断して
展開して表しており、左端と右端とは連続しているもの
で、この網目の斜めの一辺に沿う切断線2て切断し、切
断網体Bとする。
【0016】この切断網体Bは、図2に示すように3角
形の部分Cが上下に形成されされており、この3角形の
部分Cは切断線2の上下端3から切断線2と交又する方
向の切断線4で切断され、切断網体Bは図2に示す4辺
形の網体Dとなる。
【0017】この4辺形の網体Dと、同様に形成された
他の4辺形の網体D′とは、その左右の網目糸5を一纏
めにして、図3、図4に示すようにオーバーロックミシ
ン等の縫合機によりかがり糸6で縫い合わし、4辺形の
網体Dと4辺形の網体D′とを連続させることができ
る。
【0018】更に、この作業を反復し、上下方向の長さ
が足りない場合には上下方向にも縫合作業を行うことに
よって、所要の寸法の角目ネットを製作することができ
るものである。従って、各長方形の網体Dの縫い合わせ
を従来のように人手に頼ることなく、オーバーロックミ
シン等の縫合機で機械的に行うことができ、作業の熟練
性を伴わずに作業能率の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は叙上のように、4辺形の網目を
有するネットを円筒形等の無端(エンドレス)に編成す
るとによって、従来の有限の長さのネットから角目ネッ
トを加工する場合のような、直角に曲がっている網目糸
を新たに菱型の網目を形成するようにして縫合したり、
直角に曲がった状態で縫合する必要がなくなる。
【0020】従って、その縫合にオーバーロックミシン
のような縫合機械を使用して美しい縫合をすることがで
きると共に、従来は手作業が必要であった作業をなくす
ことができ、そのために熟練を必要とせず、作業能率の
向上を図ることができるので、製品コストの引下げが可
能であり、安価に大量を供給できる利点を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】無端網(円筒形網体を展開)を切断する切断線
を示した平面図である。
【図2】図1による切断網体を更に切断する切断線を示
した平面図である。
【図3】図2による長方形の網体の接続状態を示す平面
図である。
【図4】同上の縫合部の拡大平面図である。
【図5】従来の菱目ネットの縫合を示す平面図である。
【図6】同上の縫合部の拡大平面図である。
【図7】従来の角目ネットの切断状態を示す平面図であ
る。
【図8】同上の縫合部の拡大平面図である。
【符号の説明】
A ネット B 切断網体 C 3角形の部分 D 4辺形の網体 2 切断線 4 切断線 5 網目糸 6 かがり糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略4辺形の網目の一辺が斜め方向に連続
    していて、円筒形等の無端(エンドレス)状の網体が斜
    め方向の網目に沿って切断されると共に、この切断され
    た網体の上下の3角形部分が切断され、2つの切断線に
    対して平行方向と交又方向に網目の各辺が連続している
    4辺形の網体と、他の同様に形成された長方形の網体と
    が、前記の切断線に沿って縫合されていることを特徴と
    するネット。
  2. 【請求項2】 略4辺形の網目の一辺が斜め方向に連続
    している網体を、網目の対角線方向に対して円筒形等の
    無端(エンドレス)網に編成し、この無端網を網目に沿
    って斜めに切断して切断網体を形成すると共に、この切
    断網体の上下に形成される3角形部分を切断し、これら
    の切断線に対して平行方向と交又方向に網目の各辺が連
    続している4辺形の網体を形成し、この切断網体と、他
    の同様に形成された長方形の網体とを切断線に沿って縫
    合することを特徴とするネットの加工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017145640A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 三洋工業株式会社 天井落下防止構造

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