JPH07149744A - 1,2−ベンゾイソチアゾールの製造方法 - Google Patents

1,2−ベンゾイソチアゾールの製造方法

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JPH07149744A
JPH07149744A JP6244818A JP24481894A JPH07149744A JP H07149744 A JPH07149744 A JP H07149744A JP 6244818 A JP6244818 A JP 6244818A JP 24481894 A JP24481894 A JP 24481894A JP H07149744 A JPH07149744 A JP H07149744A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/04Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 有害生物防除剤、特に殺線虫剤である下式I (式中、Xは何れかの位置でH、ハロゲン、ニトロ基、
(ハロ- )C1-4アルコキシ基、C2-4のアルケニルオキシ基ま
たはC2-4のアルキニルオキシ基を表す。)で表される
1,2−ベンゾイソチアゾールの製造方法であって、式
II (式中、Xは上記意味を表しおよびR1 はHまたは(置
換)C1-12 炭化水素基を表す。)で表される化合物を触
媒量の強酸の存在下で反応させることを特徴とする方
法。 【効果】 上記方法は、公知の方法に比べ、高収量で、
溶媒の回収に問題がなく、廃水汚染が少ない等、経済
的、生態学的、安全性の面から優れた方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I (式中、Xはベンゼン環の4つの可能な位置の何れか1
つにあり、および水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロ−炭素原子
数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし4の
アルケニルオキシ基または炭素原子数2ないし4のアル
キニルオキシ基を表す。)で表される1,2−ベンゾイ
ソチアゾールの製造方法であって、式II (式中、Xは式Iに対して定義されたと同じ意味を表し
およびR1 は水素原子または未置換のもしくは置換され
た炭素原子数1ないし12の炭化水素基を表す。)で表
される化合物を触媒量の強酸の存在下で反応させること
を特徴とする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】式Iで表される化合物は有害生物防除
剤、特に殺線虫剤として公知である(例えば、ヨーロッ
パ特許第454621号公報およびヨーロッパ特許第5
30136号公報参照。)。
【0003】ベンゾイソチアゾールが2−(アルキルチ
オ)ベンズアルデヒドから、溶液中で、ヒドロキシルア
ミン−O−スルホン酸との反応および続く閉環反応によ
り製造できることは公知である。その合成では、反応体
は一時的に、分子中に導入され、および閉環反応中、再
び大量に除去され;その結果生じる工業的規模の合成に
関する欠点は、取り扱うべき材料の望ましくない量、体
積の点からみて不十分な収量および高度の廃水汚染であ
る。この方法の別の欠点は、反応混合物が反応温度の範
囲で熱的に不安定であり、そのため安全策のための損失
(safety risk)を構成するであろう事実の存在である。
【0004】ベンゾイソチアゾールは2−ベンズメルカ
プトベンズアルデヒドオキシムの閉環により〔例えばA
nn.Chim.(Rome),第53巻、1963、
577−587頁参照。〕、または2−(アルキルチ
オ)ベンズアルデヒドオキシムの閉環により〔例えば、
Synthesis 1978,58−60頁;ヨーロ
ッパ特許530136号公報参照。〕、製造できること
も知られている。これらの方法において、強酸、例えば
ポリリン酸、もしくはメタンスルホン酸中の五酸化リン
が溶媒として使用される。これらの高い沸点により、大
過剰に使用されるこれらの溶媒もしくは酸は蒸留により
生成物から分離できず、水で洗浄することにより生成物
から除去しなければならず、そしてこのような廃水汚染
は異常なまでに高い度合いである。他の欠点は収量がし
ばしば乏しいことである。
【0005】式Iで表されるベンゾイソチアゾールの公
知の製造方法は従って、経済的な、生態学的なおよび安
全性の理由により不十分である。
【0006】
【課題を解決するための手段】驚いたことには、式IIで
表される化合物を溶媒中で、強酸の触媒量と反応させる
場合、式Iで表されるベンゾイソチアゾールが非常に高
い収量でかつ十分な純度で得られることが今や見出され
た。
【0007】本発明による方法は以前から公知の方法を
越えた以下の長所を有する: − 90%以上の、例えば97%までの収量; − より少ない程度の二次生成物の形成およびそのため
の仕上げのより容易さ; − 改良された体積の点からみた収量; − 溶媒の困難のない回収; − より少ない廃水汚染(生態学的に); − 反応混合物の熱分解の損失のない; − 反応器のより少ない腐蝕。
【0008】上記および下記で使用する一般的用語は以
下の意味を示す:
【0009】ハロゲン原子は、例えばフッ素原子、塩素
原子、臭素原子またはヨウ素原子、好ましくはフッ素原
子、塩素原子または臭素原子である。
【0010】アルコキシ基、アルケニルオキシ基および
アルキニルオキシ基は、炭素原子数により、直鎖または
枝分かれしていてよい。
【0011】アルコキシ基は、例えば、メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基、イソブトキシ基、第二ブトキシ基および第三ブ
トキシ基であり;好ましくはメトキシ基およびエトキシ
基である。
【0012】ハロアルコキシ基は同じかまたは異なった
ハロゲン原子を含んでいてよく、例えば、ジフルオロメ
トキシ基、クロロフルオロメトキシ基、2,2,2−ト
リフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオ
ロエトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエ
トキシ基および2,2−ジフルオロエトキシ基であり;
好ましくはジフルオロメトキシ基である。
【0013】アルケニルオキシ基は、例えば、アリルオ
キシ基、メタリルオキシ基またはブト−2−エン−1−
イルオキシ基である。アリルオキシ基が好ましい。
【0014】アルキニルオキシ基は、例えば、プロパル
ギルオキシ基、ブチ−1−イニ−1−イルオキシ基また
はブテ−2−イニ−3−イルオキシ基であり;プロパル
ギルオキシ基が好ましい。
【0015】炭化水素基R1 は、飽和もしくは不飽和
の、直鎖もしくは分枝鎖の開鎖した、または脂環式、芳
香族もしくはアルアリファチック(araliphatic)なもの
であってよい。炭素原子数1ないし6のアルキル基、炭
素原子数3ないし6のシクロアルキル基、フェニル基お
よびベンジル基が好ましい。
【0016】開鎖飽和炭化水素基の例は、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、第二ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、第二
アミル基、第三アミル基、1−ヘキシル基および3−ヘ
キシル基である。
【0017】開鎖不飽和炭化水素基の例は、アリル基、
メタリル基、1−メチルビニル基およびブテ−2−エニ
−1−イル基、プロパルギル基、ブチ−1−イニ−1−
イル基およびブチ−1−イニ−3−イル基である。
【0018】環状炭化水素基は、例えばフェニル基およ
びナフチル基のような芳香族基あるいは、例えばシクロ
ペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロヘプテニル
基およびシクロオクタジエニル基のような非芳香族基ま
たは、例えばテトラヒドロナフチル基およびインダニル
基のような部分的に芳香族基をもつ基または例えばシク
ロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基およびシクロヘプチル基のような脂環式
基または例えばベンジル基のようなアルアリファチック
(araliphatic)基である。
【0019】R1 は、望ましくは置換されていてよく、
供給される置換基は、示された反応条件の下で反応に逆
効果をもたらさない。適当な置換基は、R1 がフェニル
基、ハロゲン基、およびアルコキシ基である。
【0020】反応は溶媒と共に、または溶媒なしで行う
ことができる。
【0021】適当な溶媒は、例えば、芳香族、脂肪族お
よび脂環式炭化水素およびハロ炭化水素、例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン、ブロモベンゼン、石油エーテル、ヘキサン、
シクロヘキサン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、
ジクロロエタンまたはトリクロロエタン;エーテル、例
えば、ジエチルエーテル、第三ブチルメチルエーテル、
テトラヒドロフランまたはジオキサン;ケトン、例え
ば、アセトンまたはメチルエチルケトン;アルコール、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコールまたはグリセロール;エステ
ル、例えば酢酸エチルまたは酢酸ブチル;アミド、例え
ばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルア
セトアミド、N−メチルピロリドンまたはヘキサメチル
リン酸トリアミド;ニトリル、例えば、アセトニトリル
またはプロピオニトリル;スルホン、例えばスルホラ
ン;およびウレア例えばジメチルプロピレンウレア、な
らびに水もまたそうである。
【0022】例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、ブロモベンゼン、石油エーテル、ヘキ
サン、シクロヘキサンのような非極性溶媒が使用される
場合、適当な相間移動触媒を加えることは有利である。
例として言及できるものは、テトラブチルアンモニウム
ブロミド、ジベンジルジメチルアンモニウムメチルスル
フェートまたはトリス[2−(2−メトキシエトキシ)
エチル]アミンである。
【0023】式Iで表される化合物の製造方法の好まし
い形態では、極性溶媒、特に水もしくは炭素原子数1な
いし6のアルコール、またはそれらの混合物が使用され
る。1−プロパノールおよび2−ブタノールは特に好ま
しい。
【0024】強酸、例えば、ハロゲン化水素酸(フッ化
水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸)、硫
酸、リン酸、ポリリン酸、硝酸のような鉱酸;蟻酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸のような有機
酸;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メ
タンスルホン酸、ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸
のようなスルホン酸;ならびにp−トルエンスルフィン
酸のようなスルフィン酸である。
【0025】好ましいのは、Xがハロゲン原子またはニ
トロ基である式Iで表される化合物の製造方法で示され
るものであり、特別に好ましい化合物はXが7−位にあ
るものであり、7−クロロベンゾイミダゾールであるも
のが非常に好ましい。
【0026】本発明による方法を行うために特に、好ま
しい式IIで表される化合物は、R1が未置換であるかま
たは置換された炭素原子数1ないし12の炭化水素基で
あり好ましくは例えば1ないし6のアルキル基またはベ
ンジル基であるものであり、、非常に特別にはR1 が第
三ブチル基であるものである。
【0027】使用される触媒は好ましくは鉱酸またはス
ルホン酸、特に好ましいにはp−トルエンスルホン酸、
メタンスルホン酸、ヒドロキシルアミン−O−スルホン
酸またはスルフィン酸である。酸はまた、固体担体例え
ば、アンバーリスト(Amberlyst)のようなイオン交換樹
脂と結合していてもよい。
【0028】触媒の量は式IIで表される化合物に基づい
て1−50mol%、好ましくは2−15mol%であ
る。
【0029】反応温度は30℃までないし溶媒の還流温
度に可変でき;反応は溶媒の還流温度で有利に行われ、
溶媒は反応中に連続的に留去される。
【0030】実際には、方法は、例えば以下のように行
われる:全ての遊離物(educts) を集め、反応混合物を
沸点まで加熱し、還流下で4ないし8時間保持し、次に
溶媒を、所望ならば真空下で留去し、水を続いて残渣に
加える。生成物は晶出しそしてろ過により単離される。
【0031】方法の好ましい形態では、溶媒は反応中連
続的に、所望ならば僅かに減圧下で、留去する。そのこ
とにより、反応時間を短縮することが可能である。
【0032】本発明の方法はバッチ様でしかも連続的に
行うことができる。反応が連続的に行われる場合、反応
混合物を溶媒とともにまたは溶媒無しで、触媒として作
用する酸が結合している固体担体の上に送られるのは都
合がよい。
【0033】式IIで表される出発物質は以下の反応式に
従うことによる公知の方法(例えばヨーロッパ特許第4
54621号公報およびヨーロッパ特許第530136
号公報参照)によって製造できる: 上記式II中、R1 およびXは上記で定義した意味を表
し;Halはハロゲン原子を表す。
【0034】好ましいものは、カルボアルデヒドもしく
はカルボアルドキシムに関してXが3−位にあり、Xお
よびHalが塩素原子を表し、R1 が第三ブチルを表
す、化合物の製造方法である。
【0035】式III で表される化合物の製造に好ましい
塩基は、アルカリ金属のアルコレート、炭酸塩もしくは
炭酸水素塩であり、特に炭酸ナトリウムおよび炭酸カリ
ウムである;好ましい溶媒はアルコールまたは非活性プ
ロトン性極性溶媒であり、同時にジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチルピロリドンおよびテトラヒドロフランが特別に
好ましい。
【0036】式IIで表される化合物は、式III で表され
る化合物と、水もしくは炭素原子数1ないし6のアルコ
ールまたはそれらの混合物(水、メタノール、1−プロ
パノールおよび2−ブタノールおよびそれらの混合物が
特に好ましく;特に1−プロパノールおよび2−ブタノ
ールがより特別に好ましい。)のような極性溶媒中でヒ
ドロキシルアミンと反応させることにより製造できる。
ヒドロキシルアミンは遊離形態または例えば塩酸塩、硫
酸塩もしくはリン酸塩の形態のような塩の形態のいずれ
かの形態において水溶液の形態で使用されるのが好まし
い。
【0037】上記反応が、次の段階のための溶媒と同じ
溶媒を使用することならびにそのため中間体の単離を避
けることは特に都合がよい。
【0038】
【実施例】A)7−クロロベンゾイソチアゾール(化合物IA)に
対する製造実施例 実施例1 :3−クロロ−2−(第三ブチルチオ)ベンズ
アルデヒドオキシム243.7g(1mol)およびp
−トルエンスルホン酸一水和物9.5g(0.05mo
l)を1−プロパノール700ml中、還流温度(95
−100℃)下で2−4時間保持する。;溶媒をその期
間中に連続的に留去する。次に水を残っている反応混合
物に加え、そして晶出した生成物をろ過により単離し、
乾燥する;収量165g(理論収量の97%);含量>
95%,融点49℃。
【0039】実施例1A:従来の方法に従った7−クロ
ロベンゾイソチアゾールの製造のための比較実施例 3−クロロ−2−(第三ブチルチオ)ベンズアルデヒド
オキシム243.7g(1mol)をポリリン酸700
ml中、65−70℃で1.5時間、保持する。その期
間後に出発材料の全てを薄層クロマトグラフィーに従っ
て反応させる。次に水を20−30℃で加え、晶出した
生成物をろ過により単離し、乾燥する。収量75g(理
論収量の44%)
【0040】実施例2:3−クロロ−2−(n−ブチル
チオ)ベンズアルデヒドオキシム243.7(1mo
l)およびp−トルエンスルホン酸一水和物19g
(0.1mol)を1−プロパノール700ml中、還
流下(95−100℃)で2−4時間保持し;溶媒をそ
の間中連続的に留去する。次に水およびトルエンを残っ
ている反応混合物に加え、トルエン相を分離し、トルエ
ンを留去する。収量197g(理論収量の66%);含
量57%
【0041】実施例3:3−クロロ−2−(イソプロピ
ルチオ)ベンズアルデヒドオキシムを3−クロロ−2−
(n−ブチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムの代わり
に使用することを除いて手順は実施例2と同様である。
収量171g(理論収量64%);含量64%
【0042】実施例4:操作の間イソブチレンを発生さ
せながら、3−クロロ−2−(第三ブチルチオ)ベンズ
アルデヒドオキシム243.7g(1mol)を110
℃−115℃のメルトの形態で「アンバーリスト15」
(強酸性カチオン交換体)200g上に秤取る。秤取り
が完了したとき、触媒をホットメルトからろ過除去し、
油状のろ液を室温に冷却して晶出させる。収量161g
(理論収量の77%);含量82%。
【0043】B)出発材料のための製造実施例 実施例5:3−クロロ−2−(第三ブチルチオ)ベンズ
アルデヒドオキシム(化合物IIA)の製造 50%水溶液の形態のヒドロキシルアミン35g(1.
05mol)を60℃で1−2時間の間に、1−プロパ
ノール500ml中の3−クロロ−2−(第三ブチルチ
オ)ベンズアルデヒド228.7g(1mol)溶液中
に秤取る。全ての出発材料を秤取りの時間が完了するま
でに反応させる。溶液はそれ自体次の段階に使用でき
る。生成物を分離するために、溶媒約300mlを留去
し、水500mlを加え、さらに約200mlを留去す
る;生成物を晶出させ、そしてろ過により分離する。収
量:241g(理論収量の99%);融点119−12
1℃。
【0044】実施例6:3−クロロ−2−(第三ブチル
チオ)ベンズアルデヒド(化合物IIIA)の製造 第三ブチルメルカプタン98g(1.1mol)をN,
N−ジメチルホルムアミド460ml中の2,3−ジク
ロロベンズアルデヒド175g(1mol)および炭酸
カリウム115g(1.12mol)の懸濁物中に11
0℃で、4−5時間の内に秤取る;反応混合物を次に1
20℃で4時間攪拌する。溶媒を次に真空下で留去し、
残渣を水300mlで70℃において洗浄し、水200
mlを有機相に70℃で加えそしてバッチを攪拌しなが
ら30−40℃に冷却する。操作の間、生成物は晶出さ
れ、そしてろ過により分離される。収量:195g(理
論値の85%);含量>96%;融点52−54℃。
フロントページの続き (72)発明者 アーサー ヴェークマン スイス国,4336 カイシュテン シェステ ルヴェーク3 (72)発明者 デニス ネフ スイス国,1870 モンテイ,ルット デ オナール 12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I (式中、Xはベンゼン環の4つの可能な位置の何れか1
    つにあり、および水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、
    炭素原子数1ないし4のアルコキシ基、ハロ−炭素原子
    数1ないし4のアルコキシ基、炭素原子数2ないし4の
    アルケニルオキシ基または炭素原子数2ないし4のアル
    キニルオキシ基を表す。)で表される化合物の製造方法
    であって、式II (式中、Xは式Iに対して定義されたと同じ意味を表し
    およびR1 は水素原子または未置換のもしくは置換され
    た炭素原子数1ないし12の炭化水素基を表す。)で表
    される化合物を触媒量の強酸の存在下で反応させること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 R1 が未置換のまたは置換された炭素原
    子数1ないし12の炭化水素基を表し、および反応が溶
    媒中で行われる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Xが水素原子またはニトロ基である請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 Xが7−位にある請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 Xが塩素原子である請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 式II中、R1 が炭素原子数1ないし6の
    アルキル基またはベンジル基である、請求項1に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 R1 が第三ブチル基である、請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応が極性溶媒中で行われる、請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 溶媒として水もしくは炭素原子数1ない
    し6のアルコールまたはそれらの混合物が使用される、
    請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 溶媒として1−プロパノールまたは2
    −ブタノールが使用される、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 触媒として鉱酸もしくはスルホン酸が
    使用される、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 触媒としてp−トルエンスルホン酸、
    メタンスルホン酸、ヒドロキシルアミン−O−スルホン
    酸または硫酸が使用される、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 触媒として固体担体に結合した酸が使
    用される請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 触媒が式IIで表される化合物に基づい
    て1−50mol%の量で使用される、請求項11に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 触媒が式IIで表される化合物に基づい
    て2−15mol%の量で使用される、請求項14に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 反応が30℃以上ないし溶媒の還流温
    度までで行われる、請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 反応が溶媒の還流温度で行われ、溶媒
    は連続的に留去される、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 式IIで表される化合物が連続的に固体
    担体に結合する酸に送られる、請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 式III (式中、R1 およびXが請求項1中の式IIに対して定義
    された意味を表す。)で表される化合物を極性溶媒中、
    遊離形態または塩の形態のヒドロキシルアミンと反応さ
    せて、式II で表される化合物を形成し、そして上記化合物をさら
    に、単離することなく請求項1に記載の方法に従って反
    応させる、請求項1に記載の式Iで表される化合物の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 溶媒として、1−プロパノールまたは
    2−ブタノールが使用される、請求項19に記載の製造
    方法。
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