JPH07149361A - 磁性体付キャップ及びその使用方法 - Google Patents
磁性体付キャップ及びその使用方法Info
- Publication number
- JPH07149361A JPH07149361A JP5293260A JP29326093A JPH07149361A JP H07149361 A JPH07149361 A JP H07149361A JP 5293260 A JP5293260 A JP 5293260A JP 29326093 A JP29326093 A JP 29326093A JP H07149361 A JPH07149361 A JP H07149361A
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- JP
- Japan
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- container
- cap
- magnetic body
- magnetic
- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 容器の口部に取付けるための嵌合部１と、そ
の嵌合部の頂部に接して設けられた頭部２とから成り、
頭部の頂部に位置する窪み３に磁性体部を付設したキャ
ップを容器に装着し、強磁性体もしくは磁石を取付けた
取出し具を用いて、キャップ頂部の磁性体を吸着して容
器を持ち上げる。 【効果】 収納ケースに密集して収容された多数の容器
の中から、目標とする容器を迅速、且つ容易に取出すこ
とか出来、また、磁気特性の異なる磁性体を併用するこ
とにより、目標とする内容物を含む容器のみを、選択的
に取出すことが出来る。
の嵌合部の頂部に接して設けられた頭部２とから成り、
頭部の頂部に位置する窪み３に磁性体部を付設したキャ
ップを容器に装着し、強磁性体もしくは磁石を取付けた
取出し具を用いて、キャップ頂部の磁性体を吸着して容
器を持ち上げる。 【効果】 収納ケースに密集して収容された多数の容器
の中から、目標とする容器を迅速、且つ容易に取出すこ
とか出来、また、磁気特性の異なる磁性体を併用するこ
とにより、目標とする内容物を含む容器のみを、選択的
に取出すことが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、生化学や分析・検査の
分野に於いて、検体等の試料の保存、調製操作、輸送等
多くの目的に使用できる、ディスポーザブルの容器用の
キャップに関するものである。
分野に於いて、検体等の試料の保存、調製操作、輸送等
多くの目的に使用できる、ディスポーザブルの容器用の
キャップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、生化学や分析、検査の分野におい
ては、０．５〜５ｍｌの検体等の試料を扱う場合、プラ
スチック製等のディスポーザブルの小容量の容器が広く
使用されている。これらの容器は液体等の試料を分取し
た後、保存する場合、容器本体に蓋をして容器を立てた
状態で収納ケースに保存されている。
ては、０．５〜５ｍｌの検体等の試料を扱う場合、プラ
スチック製等のディスポーザブルの小容量の容器が広く
使用されている。これらの容器は液体等の試料を分取し
た後、保存する場合、容器本体に蓋をして容器を立てた
状態で収納ケースに保存されている。
【０００３】収納ケースに多数の容器が密集した状態で
収納された場合、その中の１本を指でつまんで取り出す
のはなかなか難しい。まして、長さ（高さ）の異なる容
器が混交している場合、他の容器より短い（低い）容器
を取り出すには、隣接する容器を取り除いてから目指す
容器を取り出す等の手間が必要となる場合が多い。ま
た、保存のため−８０〜−１９６℃の超低温で保存する
事も多く、低温火傷の危険もあるためピンセットや専用
トング等を用いる必要があり、目的の容器を取り出すこ
とは容易ではない。
収納された場合、その中の１本を指でつまんで取り出す
のはなかなか難しい。まして、長さ（高さ）の異なる容
器が混交している場合、他の容器より短い（低い）容器
を取り出すには、隣接する容器を取り除いてから目指す
容器を取り出す等の手間が必要となる場合が多い。ま
た、保存のため−８０〜−１９６℃の超低温で保存する
事も多く、低温火傷の危険もあるためピンセットや専用
トング等を用いる必要があり、目的の容器を取り出すこ
とは容易ではない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の保存
容器のこの様な問題点を解決するため、種々の検討の結
果なされたもので、その目的とするところは、隣接する
容器を取り除く等の手間を省き、収納ケースから取り出
す操作が容易で迅速におこなえる容器用のキャップを提
供することにある。
容器のこの様な問題点を解決するため、種々の検討の結
果なされたもので、その目的とするところは、隣接する
容器を取り除く等の手間を省き、収納ケースから取り出
す操作が容易で迅速におこなえる容器用のキャップを提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、容器の口
部に取り付けるための嵌合部と、該嵌合部の頂部に接し
て設けられた頭部とから成り、該頭部の頂部に磁性体部
を付設したことを特徴とする磁性体付キャップである。
部に取り付けるための嵌合部と、該嵌合部の頂部に接し
て設けられた頭部とから成り、該頭部の頂部に磁性体部
を付設したことを特徴とする磁性体付キャップである。
【０００６】また更に、頭頂部に強磁性体、上面をＮ極
とする磁石、及び上面をＳ極とする磁石をそれぞれ付設
した磁性体付キャップの２種以上を用意し、容器の収容
物の種類に応じて異なる種類の前記磁性体付キャップを
装着し、それらの容器を収納ケースの任意の位置に収容
した後、強磁性体、下面をＮ極とする磁石、及び下面を
Ｓ極とする磁石をそれぞれ付設した容器取出し具の２種
以上を用いて、目標とする内容物を含む容器のみを選択
的に吸着して取出すことを特徴とする磁性体付キャップ
の使用方法である。
とする磁石、及び上面をＳ極とする磁石をそれぞれ付設
した磁性体付キャップの２種以上を用意し、容器の収容
物の種類に応じて異なる種類の前記磁性体付キャップを
装着し、それらの容器を収納ケースの任意の位置に収容
した後、強磁性体、下面をＮ極とする磁石、及び下面を
Ｓ極とする磁石をそれぞれ付設した容器取出し具の２種
以上を用いて、目標とする内容物を含む容器のみを選択
的に吸着して取出すことを特徴とする磁性体付キャップ
の使用方法である。
【０００７】以下、図面により本発明による磁性体付キ
ャップについて詳細に説明する。図１は本発明の一実施
例となるキャップの構造を示す図で、（ａ）〜（ｃ）各
図とも右半分は側面図、左半分が側断面図である。
ャップについて詳細に説明する。図１は本発明の一実施
例となるキャップの構造を示す図で、（ａ）〜（ｃ）各
図とも右半分は側面図、左半分が側断面図である。
【０００８】キャップは、容器の口部に取り付けるため
の嵌合部（１）と、その頂部に接して設けられた頭部
（２）とから基本的になり、頭部（２）の頂部側には窪
み（３）が設けられている。図１（ａ）は、嵌合部
（１）が円筒体の外周面にねじ山を設けたもので、円筒
体に代えて円柱体を用いても何ら差しつかえはない。図
１（ｂ）は嵌合部（１）が円筒体の内周面にねじ山を設
けたもので、図１（ｃ）は外周面にテーパーを付けて裾
部をやや細くし、キャップの材質（プラスチック、ゴム
など）の弾力性を利用して嵌合、固定するものである
が、本発明においては、嵌合部（１）の形状、構造につ
いては何ら限定はない。
の嵌合部（１）と、その頂部に接して設けられた頭部
（２）とから基本的になり、頭部（２）の頂部側には窪
み（３）が設けられている。図１（ａ）は、嵌合部
（１）が円筒体の外周面にねじ山を設けたもので、円筒
体に代えて円柱体を用いても何ら差しつかえはない。図
１（ｂ）は嵌合部（１）が円筒体の内周面にねじ山を設
けたもので、図１（ｃ）は外周面にテーパーを付けて裾
部をやや細くし、キャップの材質（プラスチック、ゴム
など）の弾力性を利用して嵌合、固定するものである
が、本発明においては、嵌合部（１）の形状、構造につ
いては何ら限定はない。
【０００９】本発明による磁性体付キャップは、この窪
み（３）に磁性体を取付けたもので、磁性体の取付け方
法は特に限定されるものではなく、接着剤で接着固定す
る方法、窪み（３）の内周に逆テーパーを付けて磁性体
を嵌め込む方法、あるいは磁性体粒子を含有するプラス
チックもしくはゴムを用いた２色成形による方法等が適
用できる。
み（３）に磁性体を取付けたもので、磁性体の取付け方
法は特に限定されるものではなく、接着剤で接着固定す
る方法、窪み（３）の内周に逆テーパーを付けて磁性体
を嵌め込む方法、あるいは磁性体粒子を含有するプラス
チックもしくはゴムを用いた２色成形による方法等が適
用できる。
【００１０】本発明において使用する磁性体は、フェラ
イト磁石、希土類磁石、プラスチック磁石、ゴム磁石等
の永久磁石、及び鉄、コバルト、ニッケル、フェライト
等の強磁性体材料を含み、磁石によって吸着されるもの
であればよく、限定はされない。
イト磁石、希土類磁石、プラスチック磁石、ゴム磁石等
の永久磁石、及び鉄、コバルト、ニッケル、フェライト
等の強磁性体材料を含み、磁石によって吸着されるもの
であればよく、限定はされない。
【００１１】次に、本発明による磁性体付キャップの使
用方法について述べる。本発明による磁性体付キャップ
を装着した容器を、従来の容器と同様にして、キャップ
（磁性体部）を上にして収納ケースに密集した状態で収
容する。ここで、その中の容器１個だけを取出すには、
棒状など適宜の形状の先端に磁性体を取付けた取出し具
を、目標とする容器のキャップの頂部に近づけて、磁性
体を吸着させてそのまま持ち上げる。こうすることによ
って、周りの容器より短い（高さの低い）容器でも容器
に取出すことができる。
用方法について述べる。本発明による磁性体付キャップ
を装着した容器を、従来の容器と同様にして、キャップ
（磁性体部）を上にして収納ケースに密集した状態で収
容する。ここで、その中の容器１個だけを取出すには、
棒状など適宜の形状の先端に磁性体を取付けた取出し具
を、目標とする容器のキャップの頂部に近づけて、磁性
体を吸着させてそのまま持ち上げる。こうすることによ
って、周りの容器より短い（高さの低い）容器でも容器
に取出すことができる。
【００１２】このとき、キャップに取付けられた磁性体
が着磁されていない強磁性体の場合は、磁石を取付けた
取出し具（下面がＮ極、Ｓ極のいずれでもよい）を用
い、また、キャップ側の磁性体が磁石の場合は、その磁
石とは反対の極を下面に向けた磁石、または着磁されて
いない強磁性体を取付けた取出し具を用いればよい。
が着磁されていない強磁性体の場合は、磁石を取付けた
取出し具（下面がＮ極、Ｓ極のいずれでもよい）を用
い、また、キャップ側の磁性体が磁石の場合は、その磁
石とは反対の極を下面に向けた磁石、または着磁されて
いない強磁性体を取付けた取出し具を用いればよい。
【００１３】さらに、頂部に取付けた磁性体の種類の異
なるキャップ２種以上を用意し、これを容器の収容物の
種類に応じて分類して装着すれば、これらの容器を収納
ケースの任意の位置に、即ち混交して収容してあって
も、その中から目標とする収容物を含む容器のみを選択
的に吸着して取出すことができる。即ち、目標とする容
器の頂部に取付けられた磁性体を吸着する磁性体を取付
けた取出し具を用いれば良い訳で、先に述べたのと同様
に、例えば、キャップ側の磁性体が着磁されていない強
磁性体の場合は、磁石を取付けた取出し具を用いられば
良い。
なるキャップ２種以上を用意し、これを容器の収容物の
種類に応じて分類して装着すれば、これらの容器を収納
ケースの任意の位置に、即ち混交して収容してあって
も、その中から目標とする収容物を含む容器のみを選択
的に吸着して取出すことができる。即ち、目標とする容
器の頂部に取付けられた磁性体を吸着する磁性体を取付
けた取出し具を用いれば良い訳で、先に述べたのと同様
に、例えば、キャップ側の磁性体が着磁されていない強
磁性体の場合は、磁石を取付けた取出し具を用いられば
良い。
【００１４】この時、取出し具側の磁石は、永久磁石に
は限定されず、電磁石であっても何ら差しつかえはな
い。また、電磁石を使用すれば、電流の向きを変えるこ
とによってＮ極とＳ極の切替えが可能で、電流を切れば
磁性が消えるので、一つの取出し具で内容物の種類の異
なる容器の取出しに対応することが出来、好都合であ
る。
は限定されず、電磁石であっても何ら差しつかえはな
い。また、電磁石を使用すれば、電流の向きを変えるこ
とによってＮ極とＳ極の切替えが可能で、電流を切れば
磁性が消えるので、一つの取出し具で内容物の種類の異
なる容器の取出しに対応することが出来、好都合であ
る。
【００１５】
【発明の効果】本発明の磁性体付キャップを用いると、
収納ケースに密集して収容された多数の容器の中から、
目標とする容器を迅速、且つ容易に取出すことが出来、
また、磁気特性の異なる磁性体を併用することにより、
多数の容器の中から目標とする内容物を含む容器のみを
選択的に取出すことが出来るので、多数の試料を取扱う
分析・検査等の分野における操作の迅速化、簡便化に役
立つ。
収納ケースに密集して収容された多数の容器の中から、
目標とする容器を迅速、且つ容易に取出すことが出来、
また、磁気特性の異なる磁性体を併用することにより、
多数の容器の中から目標とする内容物を含む容器のみを
選択的に取出すことが出来るので、多数の試料を取扱う
分析・検査等の分野における操作の迅速化、簡便化に役
立つ。
【図１】本発明の一実施例となるキャップの構造を示す
図で、（ａ）〜（ｃ）各図の右半分は側面図、左半分は
側断面図である。
図で、（ａ）〜（ｃ）各図の右半分は側面図、左半分は
側断面図である。
１ 嵌合部 ２ 頭部 ３ 窪み
Claims (5)
- 【請求項１】 容器の口部に取り付けるための嵌合部
と、該嵌合部の頂部に接して設けられた頭部とから成
り、該頭部の頂部に磁性体部を付設したことを特徴とす
る磁性体付キャップ。 - 【請求項２】 頭部の上面に窪みを設け、該窪み内に磁
性体を嵌め込んだことを特徴とする、請求項（１）記載
の磁性体付キャップ。 - 【請求項３】 頭部の上面に、磁性体粒子を含有するプ
ラスチックもしくはゴムを用いた２色成形により磁性体
部を形成させたことを特徴とする、請求項（１）記載の
磁性体付キャップ。 - 【請求項４】 請求項（１）記載の磁性体付キャップを
装着し、収納ケースに収容された容器を、強磁性体もし
くは磁石を用いて吸着して取り出すことを特徴とする磁
性体付キャップの使用方法。 - 【請求項５】 頭頂部に強磁性体、上面をＮ極とする磁
石、及び上面をＳ極とする磁石をそれぞれ付設した磁性
体付キャップの２種以上を用意し、容器の内容物の種類
に応じて異なる種類の前記磁性体付キャップを装着し、
それらの容器を収納ケースの任意の位置に収容した後、
強磁性体、下面をＮ極とする磁石、及び下面をＳ極とす
る磁石をそれぞれ付設した容器取出し具の２種以上を用
いて、目標とする内容物を含む容器のみを選択的に吸着
して取出すことを特徴とする磁性体付キャップの使用方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5293260A JPH07149361A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 磁性体付キャップ及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5293260A JPH07149361A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 磁性体付キャップ及びその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07149361A true JPH07149361A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=17792529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5293260A Pending JPH07149361A (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 磁性体付キャップ及びその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07149361A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030064209A (ko) * | 2002-01-19 | 2003-07-31 | 정명훈 | 음료수 용기 마개 |
| JP2006089123A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Mitsuo Konno | 磁気に吸着するように加工されたペットボトル |
| WO2007016171A3 (en) * | 2005-07-27 | 2007-06-07 | Mallinckrodt Inc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP5293260A patent/JPH07149361A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030064209A (ko) * | 2002-01-19 | 2003-07-31 | 정명훈 | 음료수 용기 마개 |
| JP2006089123A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Mitsuo Konno | 磁気に吸着するように加工されたペットボトル |
| WO2007016171A3 (en) * | 2005-07-27 | 2007-06-07 | Mallinckrodt Inc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
| CN101233579A (zh) * | 2005-07-27 | 2008-07-30 | 马林克罗特公司 | 放射屏蔽组件及其使用方法 |
| US8003967B2 (en) | 2005-07-27 | 2011-08-23 | Mallinckrodt Llc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
| US8288744B2 (en) | 2005-07-27 | 2012-10-16 | Mallinckrodt Llc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
| US8362452B2 (en) | 2005-07-27 | 2013-01-29 | Mallinckrodt Inc. | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
| US8513632B2 (en) | 2005-07-27 | 2013-08-20 | Mallinckrodt Llc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
| US8633461B2 (en) | 2005-07-27 | 2014-01-21 | Mallinckrodt Llc | Radiation-shielding assemblies and methods of using the same |
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