JPH07148156A - 被検体移載機構 - Google Patents

被検体移載機構

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JPH07148156A
JPH07148156A JP6173971A JP17397194A JPH07148156A JP H07148156 A JPH07148156 A JP H07148156A JP 6173971 A JP6173971 A JP 6173971A JP 17397194 A JP17397194 A JP 17397194A JP H07148156 A JPH07148156 A JP H07148156A
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JP
Japan
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bed
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height
subject
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Application number
JP6173971A
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English (en)
Inventor
Mikio Mochitate
幹雄 持立
Hiroyuki Abe
浩之 阿部
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 迅速な被検体移載が要求される場合におい
て、ストレッチャと医用画像診断装置の寝台との間、ま
た、異なる医用画像診断装置の寝台間での被検体移載時
における労力,手間の軽減、被検体への負担軽減、更に
患者からのカテーテル離脱の危険性の低減を図る。 【構成】 ストレッチャ1と寝台2b間で又は2台の寝
台間で共用の天板3と、ストレッチャか寝台又は2台の
寝台のうちの少なくともいずれか一方の天板装着部の高
さを他方の天板装着部の高さに合わせる高さ調整機構1
c,2b1と、天板装着部の高さが合わされたストレッ
チャ及び寝台間又は2台の寝台間での天板移動を案内す
る天板案内機構1d,2b2と、この天板案内機構で案
内されて移動された天板を所定位置で固定する天板固定
機構1e,2b3とを設け、ストレッチャと寝台間又は
2台の寝台間の被検体移載を天板と共に行えるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体を、ストレッチ
ャと医用画像診断装置の寝台との間で、また異なる医用
画像診断装置の寝台間で、各々移載する被検体移載機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院などにおいて、自身で歩行してX線
CT装置などの医用画像診断装置による検査を受けに行
けないとき、あるいは救急時などにおいては、患者をス
トレッチャに載せて検査室まで搬送する。
【0003】この場合、ストレッチャから医用画像診断
装置、例えばX線CT装置の寝台への患者の移載は、医
師や看護婦などが数人がかりでストレッチャに寝載され
ている患者を担ぎ上げ、X線CT装置の寝台へ運び移す
ことにより行っていた。また逆に、患者を病室に戻すに
あたり、検査の済んだ患者をX線CT装置の寝台からス
トレッチャへ移載する場合も同様であった。
【0004】また、患者が複数の医用画像診断装置で、
例えばX線CT装置と循環器検査用X線診断装置の双方
で、検査を受ける必要がある場合であって、自身で歩行
して検査を受けに行けないときや、患者の血管にカテー
テルが挿入されているために、そのカテーテルが外れる
危険を防止する点から自身で歩行して他の検査を受けに
行けないときがある。
【0005】このような場合、従来は、寝台に寝載され
ている患者を、医師や看護婦などが数人がかりで担ぎ上
げてストレッチャに移載し他の検査室まで運び、他の医
用画像診断装置の寝台に同様の方法で担ぎ上げて移載す
るか、又は、異なる医用画像診断装置の検査室が隣室に
あり、それら相互の検査室間にドアが設置されており、
そのドアを開けることで直接に検査室間を移動できる場
合は、医師や看護婦などが数人がかりで患者を担ぎ上げ
て一方の医用画像診断装置の寝台から隣室にある他方の
医用画像診断装置の寝台に、一旦ストレッチャに寝載さ
せることなく直接移載していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、ストレッチャと医用画像診断装置の寝台との間の
患者の移載は医師や看護婦など数人の手を経て行われる
もので、多大な労力,手間を要し、また、患者に負担が
かかるという問題点があった。
【0007】また、ストレッチャに一旦寝載させること
なしに、直接異なる医用画像診断装置の寝台間でする患
者の移載も、医師や看護婦など数人の手を経て行われる
もので、多大な労力,手間を要するものであった。そし
て、ストレッチャに一旦寝載するか、しないかに拘わら
ず、患者を数人がかりで担ぎ上げる行為はカテーテルの
挿入された患者に対して、そのカテーテルを過って外し
てしまう危険性を与えるという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、ストレッチャと医用画像
診断装置の寝台との間の被検体移載時、また、異なる医
用画像診断装置の寝台間の被検体移載時における労力,
手間を軽減すると共に、被検体への負担も軽減でき、ま
た患者からのカテーテル離脱の危険性をも低減できる被
検体移載機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検体をス
トレッチャと医用画像診断装置の寝台との間で移載する
被検体移載機構において、前記被検体を寝載する前記ス
トレッチャと寝台とで共用の天板と、前記ストレッチャ
又は寝台の少なくともいずれか一方の天板装着部の高さ
を他方の天板装着部の高さに合わせる高さ調整機構と、
この高さ調整機構で天板装着部の高さが合わされた前記
ストレッチャ及び寝台間での天板移動を案内する天板案
内機構と、この天板案内機構で案内されて移動された天
板を所定位置で位置決め固定する天板固定機構とを設け
ることにより達成される。
【0010】また、被検体を異なる医用画像診断装置の
寝台間で移載する被検体移載機構において、前記被検体
を寝載する前記寝台間で共用の天板と、前記寝台の少な
くともいずれか一方の天板装着部の高さを他方の天板装
着部の高さに合わせる高さ調整機構と、この高さ調整機
構で天板装着部の高さが合わされた前記寝台間での天板
移動を案内する天板案内機構と、この天板案内機構で案
内されて移動された天板を所定位置で位置決め固定する
天板固定機構とを設けることにより達成される。
【0011】
【作用】天板は、ストレッチャと寝台とで共用されてお
り、高さ調整機構は、ストレッチャ又は寝台の少なくと
もいずれか一方の天板装着部の高さを他方の天板装着部
の高さに合わせられる。この高さ調整機構で天板装着部
の高さが合わされてから、天板は、天板案内機構を用い
てストレッチャから寝台へ又はその逆に案内移動され
る。天板が定位置に移動されると、天板固定機構を用い
て天板はその位置で固定される。
【0012】また天板は、異なる医用画像診断装置の寝
台間で共用されており、高さ調整機構は、寝台の少なく
ともいずれか一方の天板装着部の高さを他方の天板装着
部の高さに合わせられる。この高さ調整機構で天板装着
部の高さが合わされてから、天板は、天板案内機構を用
いて一方の寝台から他方の寝台へ又はその逆に案内移動
される。天板が定位置に移動されると、天板固定機構を
用いて天板はその位置で固定される。
【0013】これにより、被検体を共用の天板に載せた
まま、ストレッチャから医用画像診断装置の寝台へ移載
し、検査をすることができる。また逆に、医用画像診断
装置の寝台からストレッチャへ天板と共に被検体を移載
し、他の場所へ搬送することができる。更に、被検体を
共用の天板に載せたまま、いずれか一方の医用画像診断
装置の寝台から他方の医用画像診断装置の寝台へ移載
し、異なる検査を受けることができる。
【0014】したがって、ストレッチャと医用画像診断
装置の寝台との間の被検体移載時、また、異なる医用画
像診断装置の寝台間の被検体移載時における労力,手間
が軽減されると共に、被検体への負担も軽減され、また
患者からのカテーテル離脱の危険性をも低減され、特に
救急時など、迅速な被検体の移載に有用である。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は、本発明(第1の発明)による被検
体移載機構の一実施例の全体構成を示す側面図で、ここ
ではストレッチャと医用画像診断装置であるX線CT装
置の寝台との間での被検体移載途中の状態を示してい
る。本発明(第1の発明)では、図1に示すように被検
体は共用の天板と共に移載されるものである。
【0017】この図1において、1はストレッチャ、2
はガントリ2a、寝台2bなどを備えてなるX線CT装
置、3は被検体である患者4を寝載する、前記ストレッ
チャ1と寝台2bとで共用の天板(以下、共用天板とい
う)、5はCT室床面である。
【0018】ここで、ストレッチャ1の下部前後側に
は、キャスタ1aが各一対設けられ、ストレッチャ1を
手押しなどで移動可能としている。また、ストレッチャ
1の下部中央にはペダル1bがあり、このペダル1bを
踏むことにより、高さ調整機構1cにより天板装着部の
高さ、換言すれば天板位置を上下動することができる。
図1においては、このペダル1bにより天板装着部の高
さが患者移載時での所定高さにセットされている。
【0019】X線CT装置2の寝台2bは、X線CT装
置2の操作スイッチ(図示せず)により駆動される高さ
調整機構2b1によってその天板装着部の高さ(天板位
置)を上下動可能で、図1においては、天板装着部の高
さが患者移載時での所定高さにセットされている。
【0020】なお、ストレッチャ1又は寝台2bのいず
れか一方の高さ調整機構1c又は2b1により両者の天
板位置(天板装着部の高さ)を合わせられるならば、い
ずれか一方の調整機構1c又は2b1を動作させるだけ
でよい。また、ストレッチャ1又は寝台2bのいずれか
一方の高さ調整機構1c又は2b1により、常に両者の
天板位置(天板装着部の高さ)を合わせられるならば、
ストレッチャ1又は寝台2bのいずれか一方にのみに高
さ調整機構(1c又は2b1)を設ければよい。
【0021】また、ストレッチャ1及び寝台2bには、
高さ調整機構1c,2b1で天板装着部の高さが合わさ
れたストレッチャ1及び寝台2b間での天板移動を案内
する天板案内機構1d,2b2と、この天板案内機構1
d,2b2で案内されて移動された共用天板3を所定位
置で位置決め固定する天板固定機構1e,2b3とが設
けられている。
【0022】このような構成において、いま、ストレッ
チャ1に寝載された患者4がCT室へ搬送され、寝台2
bへ移載されるものとする。まず、前述した通りストレ
ッチャ1及び寝台2bの天板装着部の高さを同じ高さに
セットする。次に、ストレッチャ1を移動し、図1に示
すように寝台2bの後端に押し当てる。この場合の手順
は逆でもよい。
【0023】その後、共用天板3をストレッチャ1から
外し、天板案内機構1d,2b2を用いて患者4を載せ
たまま寝台2b側へ移動させる。こうして天板案内機構
1d,2b2で案内され移動された共用天板3を、所定
位置で天板固定機構1e,2b3を用いて位置決め固定
(装着)し、移載を完了する。これでX線CT装置2に
よる検査が可能となる。
【0024】次に、天板案内機構1d,2b2、天板固
定機構1e,2b3の具体的構成例及びこれらを用いた
ストレッチャ1及び寝台2b間での共用天板3の着脱動
作について、図2及び図3を併用して説明する。
【0025】図2は、共用天板3がストレッチャ1上の
正規位置に移載,装着された状態でのストレッチャ1の
要部横断面図である。
【0026】この図2に示すように、共用天板3の長手
方向後部側の所定の2箇所(図2では1箇所のみ示して
いる)の両側には、部材11が取り付けられており、こ
の部材11には各々テーパ穴11aが明けられている。
各部材11のテーパ穴11a対向位置には、各々テーパ
軸12が正対,配置されており、各テーパ軸12の外周
には雄ねじが切られている。そして、テーパ軸12の、
先端テーパ部と反対側の端部には、テーパ軸12を軸周
り回転させるハンドル13が取り付けられている。これ
ら部材11、テーパ軸12及びハンドル13は、天板固
定機構1eの主構成をなす。
【0027】また、共用天板3の下部(天板装着部底
部)には上部フレーム14が配置されており、上部フレ
ーム14上面の長手方向後部側の所定の2箇所(図2で
は1箇所のみしている)の両側には各々支持部材15が
取り付けられている。各支持部材15には前記テーパ軸
12の雄ねじが螺入される雌ねじが切られており、この
支持部材15で前記テーパ軸12をテーパ穴11aに対
して進退自在に支持している。上部フレーム14上面の
図示位置には、共用天板3を案内,移動するためのロー
ラ16(天板案内機構1d)が一対、回転自在に取り付
けられており、共用天板3を下方より支持している。こ
のローラ16,16は、共用天板3の長手方向に沿って
複数対配置されている。17は、ストレッチャ1の上部
外装カバーである。
【0028】図示ストレッチャ1上において、共用天板
3の着脱はハンドル13を回転させることにより行う。
すなわち、テーパ軸12と支持部材15のねじが右ねじ
であるとすると、ハンドル13を右回転させれば、テー
パ軸12は部材11に向かって回転しながら進み、テー
パ軸12先端部が部材11のテーパ穴11aに進入,嵌
着される。これにより、共用天板3がストレッチャ1に
位置決め固定(装着)される。
【0029】ハンドル13を左回転させれば、テーパ軸
12の先端部は回転しながら部材11のテーパ穴11a
から抜け出て、共用天板3をストレッチャ1から外すこ
とができる。この時、共用天板3はローラ16,16に
よって下方から支持されているので、落下することはな
い。
【0030】テーパ軸12,テーパ穴11aによる位置
決め固定を解かれた共用天板3は、上記のようにローラ
16,16に支持されているので、軽く押しながら共用
天板長手方向(図示面の垂直方向)に移動させることに
より、寝台2b側へ案内,移動でき、患者4を寝台2b
へ移載することができる。
【0031】図3は、共用天板3が寝台2b上の正規位
置に移載,装着された状態での寝台2bの要部横断面図
である。この図3中、図2と同一又は相当部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0032】図3において、共用天板3の下部(天板装
着部底部)には、縦移動台車21が配置されている。縦
移動台車21には、天板案内機構2b1であるローラ1
6が回転自在に取り付けられており、共用天板3を下方
より支持している。そしてこの縦移動台車21の長手方
向の所定の2箇所(図3では1箇所のみ示している)の
両側には、車輪22が取り付けられている。各車輪22
はレール23,23により支持されており、縦移動台車
21は、レール23,23上を共用天板長手方向(図示
面の垂直方向)に移動することができる。
【0033】ここで、各レール23は上部フレーム24
に取り付けられている。そして、この上部フレーム2
4,24は構造物部材25に連結されている。26は上
部外装カバーである。
【0034】このような構成において、いま、ストレッ
チャ1からX線CT装置2の寝台2bへ移動してきた共
用天板3が、ローラ16,16で支持されており、各部
材11のテーパ穴11aにテーパ軸12が対向している
が、長手方向(図示面の垂直方向)へ手押しで軽く移動
できる状態にあるものとする。この状態から、ハンドル
13を右回転させれば、テーパ軸12は部材11に向か
って回転しながら進み、テーパ軸12先端部が部材11
のテーパ穴11aに進入,嵌着される。これにより、共
用天板3が縦移動台車21、すなわち寝台2bに位置決
め固定(装着)される。
【0035】X線CT装置2による検査は、その操作ス
イッチ(図示せず)により縦移動台車21を、レール2
3,23上で移動させ、ガントリ2a内に患者4を進入
させることにより行う。検査終了後は、縦移動台車21
を、ガントリ2aから退避する方向に前記操作スイッチ
で移動させる。
【0036】再び、患者4をストレッチャ1へ移載する
ときは、上述説明とは逆の手順にて行う。
【0037】図4は、本発明(第2の発明)による被検
体移載機構の一実施例の全体構成を示す側面図で、ここ
では循環器検査用X線診断装置の寝台とX線CT装置の
寝台との間での被検体移載途中の状態を示している。本
発明(第2の発明)では、図4に示すように被検体は共
用の天板と共に移載されるものである。
【0038】この図4において、27は循環器検査用X
線診断装置の寝台、28はX線CT装置の寝台、29は
被検体である患者4を寝載する、前記寝台27と寝台2
8とで共用の天板(以下、共用天板という)、30は循
環器検査用X線診断装置の設置された検査室、31はX
線CT装置の設置された検査室、32は前記検査室30
と検査室31の間の壁、33は検査室30と検査室31
の間のドア、34は検査室30の床面、35は検査室3
1の床面である。なお、ドア33は通常は閉じている
が、図示状態では寝台27と寝台28との間での被検体
を共用天板29と共に移載するため開放してある。また
図示しないが、検査室31の図中右方向にはX線CT装
置のガントリが設置されている。
【0039】ここで、寝台28の下部前後側には、車輪
28aが各一対設けられ、床面35上に敷設されたレー
ル36の上を寝台28が手押しなどで移動可能になされ
ている。通常、寝台28は前記ガントリ(図示せず)側
の所定位置にあるが、患者移載のため、図4に示す位置
に移動され、停止している。また寝台28は、X線CT
装置の操作スイッチ(図示せず)により駆動される高さ
調整機構28bによってその天板装着部の高さ(天板位
置)を上下動可能で、図4においては、天板装着部の高
さが患者移載時での所定高さにセットされている。
【0040】寝台27は、旋回中心27aを中心として
旋回可能に床面34に設置されている。通常は、図4
中、左方向にその天板先端を向けた状態にて検査に使用
するが、患者移載のため、図4に示す向きになされてい
る。また寝台27は、循環器検査用X線診断装置の操作
スイッチ(図示せず)により駆動される高さ調整機構2
7bによってその天板装着部の高さ(天板位置)を上下
動可能で、図4においては、天板装着部の高さが患者移
載時での所定高さにセットされている。
【0041】なお、寝台27又は寝台28のいずれか一
方の高さ調整機構27b又は28bにより両者の天板位
置(天板装着部の高さ)を合わせられるならば、いずれ
か一方の調整機構27b又は28bを動作させるだけで
よい。
【0042】また、寝台27及び寝台28には、高さ調
整機構27b,28bで天板装着部の高さが合わされた
寝台27及び寝台28間での天板移動を案内する天板案
内機構27c,28cと、この天板案内機構27c,2
8cで案内されて移動された共用天板29を所定位置で
位置決め固定する天板固定機構27d,28dとが設け
られている。
【0043】このような構成において、いま、循環器検
査用X線診断装置の寝台27に寝載され、血管にカテー
テル(図示せず)が挿入された患者4がX線CT装置の
寝台28へ移載されるものとする。まず、前述した通り
寝台27及び寝台28の天板装着部の高さを同じ高さに
セットする。次に、寝台27を旋回して天板先端を図4
中、右方に向ける。そして、寝台28を図4中、左方向
へ移動してその後端を寝台27の端部に押し当てる。図
4はこの状態を示している。
【0044】その後、共用天板29を寝台27から外
し、天板案内機構27c,28cを用いて患者4を載せ
たまま寝台28側へ移動させる。こうして天板案内機構
27c,28cで案内され移動された共用天板29を、
所定位置で天板固定機構27d,28dを用いて位置決
め固定(装着)し、移載を完了する。その後、寝台28
をX線CT装置のガントリ側の所定位置まで移動し、X
線CT装置による検査が可能となる。
【0045】次に、天板案内機構27c,28c、天板
固定機構27d,28dの具体的構成例及びこれらを用
いた寝台27及び寝台28間での共用天板29の着脱動
作について、図5及び図6を併用して説明する。
【0046】図5は、共用天板29が寝台27上の正規
位置に移載,装着された状態での寝台27の要部横断面
図である。この図5中、図2及び図4と同一又は相当部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】この図5に示すように、共用天板29の下
部には、フレーム38が配置されており、フレーム38
には天板案内機構27cであるローラ16が回転自在に
取り付けられており、共用天板29を下方より支持して
いる。なお、39は構造物部材、37は外装カバーであ
る。
【0048】図6は、共用天板29が寝台28上の正規
位置に移載,装着された状態での寝台28の要部横断面
図である。この図6中、図3、図4及び図5と同一又は
相当部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】このような構成において、いま、寝台27
から寝台28へ移動してきた共用天板29が、ローラ1
6,16で支持されており、各部材11のテーパ穴11
aにテーパ軸12が対向しているが、長手方向(図示面
の垂直方向)へ手押しで軽く移動できる状態にあるもの
とする。この状態から、ハンドル13を右回転させれ
ば、テーパ軸12は部材11に向かって回転しながら進
み、テーパ軸12先端部が部材11のテーパ穴11aに
進入,嵌着される。これにより、共用天板29が縦移動
台車21、すなわち寝台28に位置決め固定(装着)さ
れる。
【0050】再び、患者4を寝台27へ移載するとき
は、上述説明とは逆の手順にて行う。
【0051】なお、天板案内機構1d,2b2及び27
c,28c、天板固定機構1e,2b3及び27d,2
8dなど、図2,図3及び図5,図6に示す構成に限定
されることはない。
【0052】また、共用天板3と共用天板29とを同一
に構成すれば、ストレッチャ1、寝台2b、寝台27及
び寝台28のうちの任意の2台又は3台間、更には全4
台間において、共用天板3又は29に寝載させたままの
患者移載が可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、救
急時などにおいて、ストレッチャから医用画像診断装置
の寝台へ被検体を移載する場合、又は医用画像診断装置
の寝台からストレッチャへ被検体を移載する場合におけ
る労力,手間を軽減することができると共に、被検体へ
の負担も軽減することができるという効果がある。
【0054】また、循環器検査用X線診断装置の寝台に
寝載され、血管にカテーテルが挿入された被検体をX線
CT装置の寝台に移載して搬送し、X線CT装置により
検査することにより、カテーテルの挿入位置を把握しよ
うとする場合など、異なる医用画像診断装置の寝台間の
被検体移載時における労力,手間を軽減することができ
ると共に、被検体への負担も軽減することができ、また
患者からのカテーテル離脱の危険性をも低減できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による被検体移載機構の一実施例の
全体構成を示す側面図である。
【図2】同上機構において共用天板がストレッチャに移
載,装着された状態でのストレッチャの要部横断面図で
ある。
【図3】同上機構において共用天板が寝台に移載,装着
された状態での寝台の要部横断面図である。
【図4】第2の発明による被検体移載機構の一実施例の
全体構成を示す側面図である。
【図5】同上機構において共用天板がストレッチャに移
載,装着された状態でのストレッチャの要部横断面図で
ある。
【図6】同上機構において共用天板が寝台に移載,装着
された状態での寝台の要部横断面図である。
【符号の説明】
1 ストレッチャ 1a キャスタ 1b ペダル 1c,2b1,27b,28b 高さ調整機構 1d,2b2,27c,28c 天板案内機構 1e,2b3,27d,28d 天板固定機構 2 X線CT装置 2a ガントリ 2b,27,28 寝台 3,29 共用天板 4 患者(被検体) 5,34,35 床面 11 部材 12 テーパ軸 13 ハンドル 14,24,38 フレーム 15 支持部材 16 ローラ 17,26,37 外装カバー 21 縦移動台車 22,28a 車輪 23,36 レール 25,39 構造物部材 27a 旋回中心 30,31 検査室 32 検査室間の壁 33 検査室間のドア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体をストレッチャと医用画像診断装
    置の寝台との間で移載する被検体移載機構において、前
    記被検体を寝載する前記ストレッチャと寝台とで共用の
    天板と、前記ストレッチャ又は寝台の少なくともいずれ
    か一方の天板装着部の高さを他方の天板装着部の高さに
    合わせる高さ調整機構と、この高さ調整機構で天板装着
    部の高さが合わされた前記ストレッチャ及び寝台間での
    天板移動を案内する天板案内機構と、この天板案内機構
    で案内されて移動された天板を所定位置で位置決め固定
    する天板固定機構とを具備することを特徴とする被検体
    移載機構。
  2. 【請求項2】 被検体を異なる医用画像診断装置の寝台
    間で移載する被検体移載機構において、前記被検体を寝
    載する前記寝台間で共用の天板と、前記寝台の少なくと
    もいずれか一方の天板装着部の高さを他方の天板装着部
    の高さに合わせる高さ調整機構と、この高さ調整機構で
    天板装着部の高さが合わされた前記寝台間での天板移動
    を案内する天板案内機構と、この天板案内機構で案内さ
    れて移動された天板を所定位置で位置決め固定する天板
    固定機構とを具備することを特徴とする被検体移載機
    構。
JP6173971A 1993-10-08 1994-07-26 被検体移載機構 Pending JPH07148156A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003126077A (ja) * 2001-10-19 2003-05-07 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線検査装置のための天板移動装置および運搬装置
JP2007044484A (ja) * 2005-07-14 2007-02-22 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 撮影装置およびトランスファボード移動装置
JP2016002218A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 フジデノロ株式会社 ストレッチャ

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