JPH07148090A - 電気掃除機の吸込みヘッド - Google Patents

電気掃除機の吸込みヘッド

Info

Publication number
JPH07148090A
JPH07148090A JP30303793A JP30303793A JPH07148090A JP H07148090 A JPH07148090 A JP H07148090A JP 30303793 A JP30303793 A JP 30303793A JP 30303793 A JP30303793 A JP 30303793A JP H07148090 A JPH07148090 A JP H07148090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
suction
tube
rotary sliding
sliding portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30303793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Omoto
周平 大本
Yasuhiro Otsu
育弘 大津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP30303793A priority Critical patent/JPH07148090A/ja
Publication of JPH07148090A publication Critical patent/JPH07148090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】摺動部にごみや砂塵などが停滞するのを強制的
に排除して噛み込みの発生を防止した電気掃除機の吸込
みヘッドを提供する。 【構成】吸込み口17を形成した吸込口体11の後部に
左右方向に伸びる支軸33を介して前後回動管12を回
動可能に連結し、この前後回転管の軸回りに左右回動管
13を回動自在に取り付けてなり、これら吸込口体と前
後回動管および左右回動管の回転摺動部の少なくともい
ずれかを、前後回動管の側壁に形成した吸引孔35、4
0を通じて前後回動管の内部に連通し、この通気経路に
より上記回転摺動部の空気を前後回動管の内部に強制的
に導入するようにした。 【作用】回転摺動部の空気は吸引孔を介して前後回動管
の内部に導かれるから、回転摺動部に進入した埃やご
み、砂塵などは空気と一緒に前後回動管の内部に強制的
に運ばれるようになり回転摺動部に噛み込むことが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機における吸
込みヘッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電気掃除機は、電動送風機を内蔵
した掃除機本体に可撓性ホース、接続管および延長管を
介して吸込みヘッドを連結してある。吸込みヘッドは、
床面などのような被掃除面と対向する下面に吸込み口を
開口した吸込口体を有しており、この吸込み口より吸込
んだ塵やごみは、吸込管および可撓性ホースを通じて掃
除機本体の集塵室に吸込まれるようになっている。
【0003】なお、吸込口体としては、単なる吸込み口
を開口した構造のものや、モータおよびこれにより駆動
される回転ブラシを装備したパワーブラシ型などが知ら
れており、広く普及している。
【0004】掃除をする者は、通常接続管を把持して前
後および左右に操作することにより上記吸込口体を前後
および左右に移動させるようになっている。このような
吸込口体を移動させる場合に、吸込口体の下面に開口し
た吸込み口が被掃除面から離れて浮き上がると吸込み性
能が低下するからこれを防止するため、従来、吸込みヘ
ッドは、吸込口体に前後回動管および左右回動管をそれ
ぞれ回動可能に取着して構成してある。すなわち、吸込
口体の後端部には、左右方向に伸びる支軸を介して前後
回動管が前後方向へ回動可能に連結されており、この前
後回動管に対して左右回動管が前後回動管の軸回りに回
動可能に嵌合されている。これにより、手元の延長管を
前後および左右に操作して吸込口体を被掃除面に沿って
移動させるとき、延長管側と吸込口体側の連結箇所がユ
ニバーサルジョイントのような関節となって回動自在と
なるから、吸込口体の下面を被掃除面に向けた姿勢のま
まで吸込口体を前後および左右に移動させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
吸込口体と前後回動管および左右回動管の各回転摺動部
には、これらの回転摺動を許すために若干の隙間が形成
されることになる。この隙間は、摺動を許す程度の大き
さであり、摺動時のがたつきを防止するために出来るだ
け小さいことが望まれるが、このクリアランスを零にす
ることはできない。 このような隙間には、埃やごみ、
特に砂塵が進入して噛み込む場合がある。砂塵が噛み込
むと、円滑な摺動を妨げるので吸込口体の動きがぎくし
ゃくしたり、摺動部が摩耗し損傷するなどの不具合が発
生する。このため、頻繁に掃除する必要があり、メンテ
ナンスに手間を要する不具合もある。
【0006】したがって、本発明は、摺動部に埃やご
み、砂塵などが滞留しようとするのを強制的に排除し、
埃やごみ、砂塵などが摺動部に噛み込むことのない電気
掃除機の吸込みヘッドを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1の発明は、吸込み口を形成した吸込口体と、
この吸込口体の後部に、左右方向に伸びる支軸を介して
前後方向へ回動可能に連結された前後回動管と、この前
後回転管に嵌合されてこの前後回転管の回りに回動可能
に連結された左右回動管と、からなる電気掃除機の吸込
みヘッドにおいて、上記前後回動管の側壁に吸引孔を開
口し、上記吸込口体と前後回動管との回転摺動部および
前後回動管と左右回動管との回転摺動部の少なくとも一
方を上記吸引孔に連通し、上記回転摺動部から吸引孔を
介して前後回動管の内部に通じる通気経路を形成し、こ
の通気経路により上記回転摺動部の空気を上記吸引孔を
通じて前後回動管の内部に強制的に導入するようにした
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、吸込み口を形成
した吸込口体と、この吸込口体の後部に、左右方向に伸
びる支軸を介して前後方向へ回動可能に連結された前後
回動管とからなる電気掃除機の吸込みヘッドにおいて、
上記吸込口体と前後回動管との回転摺動部と、上記吸込
み口とを結ぶ導通路を形成し、上記回転摺動部から導通
路を通じて吸込み口に連通する通気経路を形成し、この
通気経路により上記回転摺動部の空気を上記導通路を通
じて吸込み口に強制的に導入するようにしたことを特徴
とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明によると、回転摺動部の空気は
吸引孔を介して前後回動管の内部に強制的に導かれるか
ら、回転摺動部に常に空気流れが生じるようになり、回
転摺動部に進入した埃やごみ、砂塵などは空気と一緒に
前後回動管の内部に運ばれるようになる。よって、埃や
ごみ、砂塵などが回転摺動部に停滞するのが防止され、
回転摺動部に噛み込むなどの不具合が防止される。
【0010】また、請求項2の発明によると、回転摺動
部の空気は導通路を介して吸込み口に強制的に導かれる
から上記の場合と同様に、埃やごみ、砂塵などが回転摺
動部に停滞するのが防止され、回転摺動部に噛み込むな
どの不具合が防止される。しかも、この場合、前後回動
管に格別な吸引孔を形成する必要がない。
【0011】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図4に示す
第1の実施例にもとづき説明する。 図4は、家庭用キ
ャニスタ型電気掃除機の全体を示すものであり、1は掃
除機本体である。掃除機本体1は内部に図示しない電動
送風機および集塵室を備えており、送風機の運転により
集塵室を負圧にする。上記掃除機本体1には上記集塵室
に連なるホース差込口2を形成してあり、このホース差
込口2には可撓性のホース3の一端が取り外し可能に接
続されている。このホース3の他端には、合成樹脂製の
接続管4が連結されており、この接続管4には清掃作業
時に手で握るグリップ部5が設けられている。上記接続
管4には、必要に応じて複数の延長管6,7が接続され
るようになっており、上記接続管4または延長管6もし
くは7には、本発明に係る吸込みヘッド10が脱着可能
に連結されている。
【0012】吸込みヘッド10は、その斜視図を図3に
示すように、合成樹脂製の吸込口体11と、合成樹脂製
の前後回動管12および合成樹脂製の左右回動管13を
備えている。
【0013】吸込口体11は、上下に分割形成されたボ
トムケース14とアッパーカバー15とで構成されてお
り、この吸込口体11の内部は、図1に示す通り、仕切
り壁16によって吸込み口17と、左右一対の電装品収
容室18a、18bとに区画されている。一方の電装品
収容室18aには、後述するモータ25が収容されてい
るとともに、他方の電装品収容室18bには上記モータ
25を制御するための制御部品27…を実装した回路基
板28が収容されている。
【0014】上記吸込み口17は吸込口体11の前半部
の下面に開口されており、吸込口体11のほぼ全幅に亘
って長孔形をなしている。この吸込み口17の中央部は
連通路19に通じている。連通路19は左右の電装品収
容室18a、18bの間を通って吸込口体11の後面中
央に開口されている。
【0015】上記吸込み口17には、回転ブラシ20が
取り付けられている。回転ブラシ20は回転軸の回りに
螺旋状をなして柔軟なブレードを取り付けて構成されて
おり、両端部は軸受21を介してボトムケース14の左
右両端部に回転自在に支持されている。上記回転ブラシ
20の一端には従動歯車22が固定されており、この従
動歯車22には無端状の歯付きベルト23が掛け渡され
ている。この歯付きベルト23は駆動歯車24にも巻回
されており、この駆動歯車24は、上記一方の電装品収
容室18aに格納されたモータ25の駆動軸26に固定
されている。モータ25が回転すると、駆動軸26を通
じて駆動歯車24が回転され、よって歯付きベルト23
が走行して従動歯車22が回転されるので回転ブラシ2
0が回転されるようになっている。
【0016】上記吸込口体11の後端部には、左右に離
間して後輪29、29が回転自在に取着されている。こ
れら後輪29,29は被掃除面に転接するようになって
おり、これにより吸込口体11が前後方向に移動すると
きの抵抗を軽減するとともに、吸込口体11の下面を被
掃除面から若干浮かせ、吸込口体11の下面と被掃除面
との間に小さな隙間を確保することにより吸込み口17
に埃やごみを集めて吸込むようになっている。また、吸
込口体11の後面には、それぞれ電装品収容室18a、
18bと外部を連通する空気取り入れ孔30、30が開
口されている。
【0017】そして、上記吸込口体11の中央後部に
は、連通路19に連通して上記前後回動管12が回動自
在に連結されている。つまり、上記吸込口体11には、
連通路19の後端に位置し、上記仕切り壁16から延長
する左右の側壁31、31にそれぞれ軸受孔32、32
が開口されている。
【0018】これに対し、前後回動管12は、基端には
左右両側へ突出する支軸33、33を突設してあり、こ
れら支軸33、33は上記軸受孔32、32に回転自在
に嵌め込まれている。これにより前後回動管12は、上
記支軸33、33と上記軸受孔32、32との係合によ
り吸込口体11に対し前後方向に回動可能に連結されて
いる。そして、これら支軸33、33と軸受孔32、3
2との間に回動摺動部が形成されている。なお、支軸3
3、33は、軽量化のために中空管形状をなしている
が、内端部は閉塞されている。
【0019】また、前後回動管12の基端には、上記支
軸33、33よりも大きな径を有するボス部34が形成
されている。ボス部34の端面は、上記吸込口体11の
連通路19後端の左右側壁31、31にそれぞれ摺動自
在に嵌め込まれている。したがって、ボス部33の端面
と上記連通路19後端の左右側壁31、31は回転摺動
部となっている。
【0020】上記ボス部34の内部は、前後回動管12
の内外を遮断するための壁が形成されているが、この壁
には1個または複数の第1の吸引孔35…が開口されて
いる。これら第1の吸引孔35…は、上記支軸33、3
3と軸受孔32、32との間に形成された回動摺動部、
およびボス部33の端面と左右側壁31、31との間に
形成された回転摺動部とに通じている。そして、支軸3
3、33と軸受孔32、32との間に形成された回動摺
動部は、それぞれ電装品収容室18a、18bに通じて
おり、これら電装品収容室18a、18bは空気取り入
れ孔30、30を介して外部と通じている。また、ボス
部33の端面と左右側壁31、31との間に形成された
回転摺動部は、連通路19の後方開口部を通じて外部に
通じている。
【0021】このような構成により吸込みヘッド10内
には、矢印Aで示す通り、空気取り入れ孔30、30か
ら電装品収容室18a、18bを経て支軸33、33と
軸受孔32、32との間に形成された回動摺動部を通
り、前後回動管12の壁に形成した複数の第1の吸引孔
35…を介して前後回動管12の内部に通じる第1の通
気通路Aが形成されている。
【0022】また、吸込みヘッド10内には、矢印Bで
示す通り、連通路19の後方開口部からボス部33の端
面と左右側壁31、31との間に形成された回転摺動部
を通り、前後回動管12の壁に形成した複数の第1の吸
引孔35…を介して前後回動管12の内部に通じる第2
の通気通路Bが形成されている。
【0023】上記前後回動管12には、上記左右回動管
13が連結されている。左右回動管13は、基端開口方
向と先端開口方向の途中が屈曲された形状をなしてお
り、基端開口部が上記前後回動管12の先端に被さるよ
うに嵌め込まれている。
【0024】前後回動管12の後端には周方向に連続す
る案内溝36が形成されている。この前後回動管12の
後端に被さって嵌合された左右回動管13は、基端部に
形成した嵌合孔37、37に係止片38、38を嵌め込
み、これら係止片38、38が上記案内溝36に摺動自
在に係止するようになっている。これら係止片38、3
8が案内溝36に係止することにより左右回動管13は
前後回動管12から軸方向に抜け出すのが防止されてい
るとともに、係止片38、38が案内溝36に沿って摺
動することにより左右回動管13は前後回動管12に対
して前後回動管12の軸線の回りに左右方向へ回動可能
となっている。
【0025】この場合、前後回動管12の後端部外周面
と左右回動管13の基端部内周面とが回動摺動面となっ
ている。そして、上記前後回動管12には、例えば案内
溝36内に位置して、周方向に間隔を存して複数の第2
の吸引孔40…が形成されている。これら第2の吸引孔
40…は、上記前後回動管12の外周面と左右回動管1
3の内周面との間に形成された回動摺動部に通じている
とともに、前後回動管12の内部に通じている。また、
前後回動管12のボス部34は、上記前後回動管12と
左右回動管13との回動摺動部に通じている。
【0026】このため、左右回動管13の内部には、矢
印Cで示すように、前後回動管12のボス部34から前
後回動管12と左右回動管13との回動摺動部を通じて
案内溝36から第2の吸引孔40…より前後回動管12
の内部に至る第3の通気経路Cが形成されている。
【0027】また、矢印Dで示すように、嵌合孔37、
37と係止片38、38との間の隙間を通じて案内溝3
6から第2の吸引孔40…より前後回動管12の内部に
至る第4の通気経路Dが形成されている。
【0028】なお、左右回動管13の上面には給電用端
子ピン41(図1および図3に示す)が設けられてお
り、この端子ピン41に接続されたリード線42を覆う
ために、上記左右回動管13の上面にカバー43がねじ
止めされている。
【0029】このような構成の実施例の作用を説明す
る。掃除機の運転中は、掃除機本体1の内部に設けた電
動送風機の運転により集塵室が負圧となり、可撓性のホ
ース3、接続管4および延長管6,7を通じて吸込みヘ
ッド10から掃除機本体1側に空気が吸込まれる。吸込
みヘッド10においては、吸込口体11の下面に開口し
た吸込み口17を通じて被掃除面から空気が吸込まれ、
この空気は連通路19を経て前後回動管12および左右
回動管13から延長管7に吸引される。したがって、被
掃除面の埃やごみや塵などが吸込み口17より吸込ま
れ、掃除機本体1の集塵室に吸引される。
【0030】この場合、吸込みヘッド10の吸込み口1
7から掃除機本体1の集塵室に至る経路は大気圧よりも
低い圧力となっており、前後回動管12の内部も大気圧
より低い圧力になっている。このため、前記した各通気
経路A,B,C,Dにおいては、矢印で示す方向に空気
の流れが生じる。
【0031】つまり、通気経路Aは、矢印Aで示す通
り、外気を空気取り入れ孔30、30から電装品収容室
18a、18bに導き、支軸33、33と軸受孔32、
32との間に形成された回動摺動部を通り前後回動管1
2の壁に形成した複数の第1の吸引孔35…を経て前後
回動管12の内部に強制的に導く。
【0032】また、通気経路Bの場合は、矢印Bで示す
通り、外気を連通路19の後方開口部からボス部33の
端面と左右側壁31、31との間に形成された回転摺動
部に導く、前後回動管12の壁に形成した複数の第1の
吸引孔35…を介して前後回動管12の内部に強制的に
導入する。
【0033】さらに、通気経路Cでは、矢印Cで示すよ
うに、前後回動管12のボス部34から空気が前後回動
管12と左右回動管13との回動摺動部を通じて案内溝
36より第2の吸引孔40…を通じて前後回動管12に
導入する。
【0034】そしてまた、通気経路Dでは、矢印Dで示
すように、外気を嵌合孔37、37と係止片38、38
との間の隙間を通じて案内溝36から第2の吸引孔40
…より前後回動管12の内部に導入する。
【0035】したがって、このような空気流は、各回動
摺動部の小さな隙間に、埃やごみ、砂塵などが進入して
もそれぞれの空気流に乗せて前後回動管12の内部に運
ぶようになり、これら回動摺動部の隙間に埃やごみ、砂
塵などが停滞することがなくなる。したがって、このよ
うな異物の噛み込みによる摺動部の抵抗や、摩耗の発生
が防止され、円滑な摺動を保つので吸込口体11の動き
が良好に保たれ、摺動部の摩耗損傷が防止される。ま
た、頻繁に掃除する必要もなく、メンテナンスが容易に
なる。
【0036】なお、上記実施例では、A〜Dに示すよう
な4通りの通気経路を形成した場合について説明した
が、これら通路はいずれか1本であってもよい。したが
って、前後回動管12の側壁に形成した第1の吸引孔3
5…および第2の吸引孔40…はいずれか一方のみを形
成する場合であってもよい。
【0037】また、上記実施例では前後回動管12の側
壁に第1の吸引孔35…および第2の吸引孔40…を形
成し、外部から導入した空気を回動摺動部を経てこれら
第1の吸引孔35…および第2の吸引孔40…より前後
回動管12の内部に吸引するようにしたが、本発明はこ
れに限らず、図5に示す第2の実施例のようにしてもよ
い。
【0038】すなわち、第2の実施例の場合は、支軸3
3、33と軸受孔32、32との間に形成されている回
動摺動部、およびボス部33の端面と連通路19後端の
左右側壁31、31との間に形成されている回転摺動部
を、仕切り壁16に形成した導通路50によって吸込み
口17と結んである。導通路50は、左右側壁31、3
1に形成した開口51、51を通じてボス部33の内部
に通じている。
【0039】このような構造の場合、矢印Eで示す通
り、連通路19の後方開口部からボス部33の端面と左
右側壁31、31との間に形成された回転摺動部を経
て、左右側壁31、31に形成した開口51、51より
導通路50、50を介して吸込み口17に通じる第5の
通気通路Eが形成され、この通気経路Eは支軸33、3
3と軸受孔32、32との間に形成されている回動摺動
部も迂回して通過するように形成されている。
【0040】このような場合は、外気が矢印Eで示す通
り、連通路19の後方開口部からボス部33の端面と左
右側壁31、31との間に形成された回転摺動部を経て
ボス部33の内部に吸引され、左右側壁31、31に形
成した開口51、51より導通路50、50を介して吸
込み口17に導入される。また、ボス部33の内部から
支軸33、33と軸受孔32、32との間に形成されて
いる回動摺動部を迂回して導通路50、50より吸込み
口17に導入される。
【0041】したがってこの場合は、ボス部33の端面
と左右側壁31、31との間に形成された回転摺動部、
および支軸33、33と軸受孔32、32との間に形成
されている回動摺動部を積極的に空気が流れるから、こ
れら回動摺動部の隙間に埃やごみ、砂塵などが滞留する
ことがなくなり、これらの異物の噛み込みによる摺動部
の抵抗や摩耗損傷が少なくなる。また、頻繁に掃除する
必要もなく、メンテナンスが容易になる。
【0042】そして、この実施例の場合は、第1の実施
例のように前後回動管12の側壁に第1の吸引孔35…
や第2の吸引孔40…を形成する必要がない。
【0043】なお、上記実施例の場合、吸込み口17に
回転ブラシ20を設置した吸込みヘッド10の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、回転ブラシ2
0を持たない吸込みヘッド10であっても実施可能であ
る。
【0044】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々の変更が可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、回
転摺動部の空気が圧力の低い前後回動管の内部または吸
込み口に強制的に導かれて空気流れが生じるから、回転
摺動部に進入した埃やごみ、砂塵などは上記空気と一緒
に排除されるようになり、埃やごみ、砂塵などが回転摺
動部に停滞するのが防止され、回転摺動部に噛み込むな
どの不具合が防止される。よって、摺動抵抗を小さくす
ることができ、円滑な摺動を保つことができる。また、
摺動部の摩耗が防止され、損傷が防止される。さらに、
頻繁に掃除する必要がなく、メンテナンスが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す吸込みヘッドの横
断面図。
【図2】同実施例の前後回動管および左右回動管を分解
した斜視図。
【図3】同実施例の吸込みヘッドの斜視図。
【図4】同実施例の電気掃除機全体を示す斜視図。
【図5】本発明の第1の実施例を示す吸込みヘッドの横
断面図。
【符号の説明】
1…電気掃除機本体 2…ホース差込口 3…可撓性ホース 4…接続管 5…グリップ部 6、7…延長管 10…吸込みヘッド 11…吸込口体 12…前後回動管 13…左右回動管 16…仕切り壁 17…吸込み口 18a、18b…電装品収容室 20…回転ブラシ 25…モータ 27…制御部品 28…回路基板 32…軸受孔 33…支軸 34…ボス部 35…第1の吸引孔 36…案内溝 37…嵌合孔 38…係止片 40…第2の吸引孔 A〜D…第1ないし第4の通気経路 50…導通路 E…第5の通気通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込み口を形成した吸込口体と、 この吸込口体の後部に、左右方向に伸びる支軸を介して
    前後方向へ回動可能に連結された前後回動管と、 この前後回転管に嵌合されてこの前後回転管の回りに回
    動可能に連結された左右回動管と、 からなる電気掃除機の吸込みヘッドにおいて、 上記前後回動管の側壁に吸引孔を開口し、上記吸込口体
    と前後回動管との回転摺動部および前後回動管と左右回
    動管との回転摺動部の少なくとも一方を上記吸引孔に連
    通し、上記回転摺動部から吸引孔を介して前後回動管の
    内部に通じる通気経路を形成し、この通気経路により上
    記回転摺動部の空気を前後回動管の内部に強制的に導入
    するようにしたことを特徴とする電気掃除機の吸込みヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 吸込み口を形成した吸込口体と、 この吸込口体の後部に、左右方向に伸びる支軸を介して
    前後方向へ回動可能に連結された前後回動管と、 からなる電気掃除機の吸込みヘッドにおいて、 上記吸込口体と前後回動管との回転摺動部と、上記吸込
    み口とを結ぶ導通路を形成し、上記回転摺動部から導通
    路を介して吸込み口に通じる通気経路を形成し、この通
    気経路により上記回転摺動部の空気を強制的に吸込み口
    に導くようにしたことを特徴とする電気掃除機の吸込み
    ヘッド。
JP30303793A 1993-12-02 1993-12-02 電気掃除機の吸込みヘッド Pending JPH07148090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30303793A JPH07148090A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 電気掃除機の吸込みヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30303793A JPH07148090A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 電気掃除機の吸込みヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07148090A true JPH07148090A (ja) 1995-06-13

Family

ID=17916170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30303793A Pending JPH07148090A (ja) 1993-12-02 1993-12-02 電気掃除機の吸込みヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07148090A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180100891A (ko) * 2017-03-02 2018-09-12 홍기남 무선 물걸레 청소기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180100891A (ko) * 2017-03-02 2018-09-12 홍기남 무선 물걸레 청소기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5802666A (en) Power brush for a vacuum cleaner
KR100849778B1 (ko) 전기청소기 및 그 흡입구체
JP3249931B2 (ja) アップライト型電気掃除機
KR100208133B1 (ko) 진공청소기의 흡입장치
US20060288521A1 (en) Electric vacuum cleaner
KR100208134B1 (ko) 진공청소기의 흡입장치
US7051401B2 (en) Suction nozzle for vacuum cleaner
JPH07148090A (ja) 電気掃除機の吸込みヘッド
JP3797461B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP2006334301A (ja) 電気掃除機用吸込具
JP3525065B2 (ja) 吸込み口体及び電気掃除機
JP5274926B2 (ja) 吸込口体および電気掃除機
WO2017183254A1 (ja) 電気掃除機
JP3877481B2 (ja) 吸込み口体及び循環式電気掃除機
JP2000217755A (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
JP4088482B2 (ja) 電気掃除機
JP3558202B2 (ja) 電気掃除機およびその吸込口体
KR100240763B1 (ko) 진공청소기용 흡입브러쉬의 후방롤러 조립구조
KR200344842Y1 (ko) 진공청소기의 전선입출구 차폐구조
KR200192862Y1 (ko) 업라이트 진공청소기의 배기부구조
CA2384212A1 (en) Suction brush for a vacuum cleaner
JP3394206B2 (ja) 電気掃除機
JP3337190B2 (ja) 電気掃除機の吸込口体
JPH0226439Y2 (ja)
JPH09248261A (ja) 電気掃除機の吸込口体