JPH07147499A - 実装機の部品割付け装置 - Google Patents

実装機の部品割付け装置

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JPH07147499A
JPH07147499A JP5295197A JP29519793A JPH07147499A JP H07147499 A JPH07147499 A JP H07147499A JP 5295197 A JP5295197 A JP 5295197A JP 29519793 A JP29519793 A JP 29519793A JP H07147499 A JPH07147499 A JP H07147499A
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JP
Japan
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component
data
file
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JP5295197A
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Inventor
Toshihiro Ouchi
俊弘 大内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、各実装機の持つ性能を最大限に発揮
するさせるように各部品を各実装機に割り付けする。 【構成】実装機及び部品に関する各特性データを基板、
部品、実装機及び部品/実装機の各別に分類し、このう
ち部品に関するデータ及び実装機に関するデータを基
に、各部品を各実装機に対して割り付け、これとともに
部品に関するデータ及び実装機に関するデータを基に、
各実装機にそれぞれ割り付けられた各部品を、各実装機
の各部品供給部に割り付ける。又、実装機の各部品供給
部のうち段取りをしない部品供給部を算出し、この後に
部品の割り付けれられた各実装機及び各部品供給部から
成るラインに対してシミュレーションを実行し、生産数
等の部品割付け結果を評価するための各指標を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライン内に備えられて
いる複数の実装機群に、これら実装機により基板上に実
装する各部品を割り付ける実装機の部品割付け装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】基板への部品群の実装は、複数連結され
た実装機群によって行われており、基板は先頭の実装機
に投入され、順次各実装機によって各部品が実装され、
最終の実装機を通過して完成された基板ができる。
【0003】この場合、各部品は、各実装機に割り付け
られ、かつ各実装機の各部品供給部(チャネル)に予め
割り付けられる。殆どの実装機群は、その仕様が異なっ
ても特性が異なる部品群を複数扱えるので、実装機と部
品との対応付けは行く通りもある。従って、部品の割付
け方法は、その時期毎に部品特性、生産規模、ラインレ
イアウト、実装機仕様等を、その専門家が判断し、部品
を実装機へ割り付けるアルゴリズムを設計してプログラ
ミングしている。
【0004】この各実装機への部品の割り付けを誤る
と、各実装機の持つ性能を最大限に発揮する事が出来な
くなり、生産性を低下させる原因となる。つまり、これ
ら実装機への部品割り付けは、実装機の特性と基板上に
実装する部品群の特性を適性に対応付けすることが重要
なことであり、この善し悪しが各実装機の稼働率を大幅
に左右する。
【0005】実際のところ、この部品割り付けは、製造
現場における特定な作業者に任されているため、実装機
に対して一度割り付けた部品を交換しなかったり、部品
の交換頻度が長期間に渡っている。すなわち、実装機に
ある部品を一度セットすると、それ以降数年間は、見直
しをせずにそのままの状態で実装機を稼働している。
【0006】一方、基板への実装は、基板の設計変更等
により製造する基板枚数が変更したり、これら基板に実
装する部品の種類やその点数が変化する。このため次の
ような問題が生じる。 (a) 実装機に割り付けられた部品の使用頻度が低くな
る。 (b) この逆に、実装機に割り付けられていない部品の使
用頻度が高くなり、切り替え段取りが多く発生する。 (c) 各実装機間における実装時間のばらつきが大きくな
り、実装機の手待ち時間が長くなる。例えば、生産する
基板が変わっても、部品割り付け状態を変更しなけれ
ば、各実装機間のタクトバランスが崩れ、基板の実装機
での占有時間が、例えばある実装機では200秒、又あ
る実装機では10秒となる。
【0007】このような事から各実装機の稼働率を低下
させる原因となり、ややもすると過剰な設備投資につな
がる虞がある。又、実装機の部品供給チャネルの使い方
は、部品の特性や使用量から実装時間を最小にする事が
重要であり、この善し悪しが実装機の稼働率を大幅に左
右する。
【0008】実際には、ある部品を一度チャネルにセッ
トすると、それ以降数年間は、見直しをせずにそのまま
の状態で実装機を稼働している。一方、基板への実装
は、基板の設計変更等により製造する基板枚数が変更し
たり、これら基板に実装する部品の種類やその点数が変
化する。
【0009】このため次のような問題が生じる。 (d) 使用頻度の低い部品が、実装点から遠い位置のチャ
ネルにセットされるため、チャネルの移動速度が実装速
度より長くなり、実装時間が長くなる。 (e) 実装順序とチャネルからの部品供給順序に食い違い
が生じ、チャネルに無駄な動作が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように実装機に
部品を一度セットすると、それ以降数年間は、見直しを
せずにそのままの状態で実装機を稼働させているので、
各実装機の持つ性能を最大限に発揮する事が出来ず、生
産性を低下させる原因となっている。
【0011】そこで本発明は、各実装機の持つ性能を最
大限に発揮するさせるように各部品を各実装機に割り付
けることができる実装機の部品割付け装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明によれ
ば、基板に各部品を実装するラインに備えられた複数の
実装機に対して各部品を割り付ける実装機の部品割付け
装置において、少なくとも実装機及び部品に関する各特
性データを取得し、これら特性データを基板、部品、実
装機及び部品/実装機の各別に分類するデータ分類手段
と、データ分類手段により分類された部品に関するデー
タ及び実装機に関するデータを基に、予め設定された部
品割付条件に従って各部品を各実装機に対して割り付け
る実装機割付け手段と、部品に関するデータ及び実装機
に関するデータを基に、予め設定されたチャネル割付条
件に従って各実装機にそれぞれ割り付けられた各部品
を、各実装機の各部品供給部に割り付けるチャネル割付
け手段と、各部品の割り付けられた実装機の各部品供給
部のうち段取りをしない部品供給部を算出するチャネル
数算出手段と、部品の割り付けれられた各実装機及び各
部品供給部から成るラインをシミュレーションして生産
数等の部品割付け結果を評価するための各指標を求める
シミュレーション手段とを備えて上記目的を達成しよう
とする実装機の部品割付け装置である。
【0013】請求項2の本発明によれば、各種基板に各
部品を実装するラインに備えられた複数の実装機に対し
て各部品を割り付ける実装機の部品割付け装置におい
て、各種基板の生産枚数を示す基板データ及び各種基板
の部品構成データに基づいて各部品の点数を示す部品デ
ータに展開する部品展開手段と、この部品展開手段によ
り得られた部品データを、各実装機で扱う部品単位の各
属性データに従ってこの部品単位別の点数に展開するセ
ル展開手段と、各実装機の機種ごとに各部品単位に対す
る実装時間等のデータを保有する実装機マスタと、各実
装機で扱う部品単位の各属性データ、セル展開手段によ
り得られたデータ、及び実装機マスタのデータを基に、
部品割付け条件に従って各部品を各実装機に割り付ける
部品割付け手段とを備えて上記目的を達成しようとする
実装機の部品割付け装置である。
【0014】請求項3の本発明によれば、各種基板に各
部品を実装するラインに備えられた複数の実装機の各チ
ャネルに対して各部品を割り付ける実装機の部品割付け
装置において、各種基板の生産枚数を示す基板データ及
び各種基板の部品構成データに基づいて各部品の点数を
示す部品データに展開する部品展開手段と、この部品展
開手段により得られた部品データを、各実装機で扱う部
品単位の各属性データに従ってこの部品単位別の点数に
展開するセル展開手段と、各実装機の機種ごとに各部品
単位に対する実装時間等のデータを保有する実装機マス
タと、各実装機で扱う部品単位の各属性データ、セル展
開手段により得られたデータ、及び実装機マスタのデー
タを基に、部品割付け条件に従って各部品を各実装機に
割り付ける部品割付け手段と、各実装機で扱う部品単位
の各属性データ、セル展開手段により得られたデータ、
及び実装機マスタのデータを基に、チャネル割付け条件
に従って各部品を各実装機の各チャネルに割り付けるチ
ャネル割付け手段とを備えて上記目的を達成しようとす
る実装機の部品割付け装置である。
【0015】請求項4の本発明によれば、部品割付け条
件は、部品を分類するパラメータを記述した条件式と、
この条件式により分類された部品の割付け順序を示す割
付け順序と、割付け候補の実装機をその優先順位ごとに
記載した割付けマシンと、この割付けマシンで同一優先
順位に複数の実装機が記述されている場合の割付け方法
を記述した割付け方法とを有している。
【0016】請求項5の本発明によれば、チャネル割付
け条件は、部品を分類するパラメータを記述した条件式
と、この条件式により分類された部品の割付け順序を示
す割付け順序と、この割付け順序に従った各部品を実装
機のチャネルに割り付ける場合のチャネル順を記述した
チャネル順とを有している。
【0017】請求項6の本発明によれば、各種基板に各
部品を実装するラインに備えられた複数の実装機の各チ
ャネルに対して各部品を割り付ける実装機の部品割付け
装置において、各種基板の生産枚数を示す基板データ及
び各種基板の部品構成データに基づいて各部品に対して
使用する点数及び適用する基板を示すデータに展開する
共通部品展開手段と、この共通部品展開結果を並び替え
ルールに従って部品交換回数の高い順序に部品の並び替
えを行う部品並び替え手段と、この部品並び替え結果に
基づいて段取りをしない固定チャネル数及びその対象部
品と、段取りを必要とする汎用チャネル数及びその対象
部品とを求めるチャネル数算出手段とを備えて上記目的
を達成しようとする実装機の部品割付け装置である。
【0018】
【作用】請求項1の本発明によれば、少なくとも実装機
及び部品に関する各特性データをデータ分類手段により
基板、部品、実装機及び部品/実装機の各別に分類し、
このうち部品に関するデータ及び実装機に関するデータ
を基に、実装機割付け手段により部品割付条件に従って
各部品を各実装機に対して割り付け、これとともに部品
に関するデータ及び実装機に関するデータを基に、チャ
ネル割付け手段によりチャネル割付条件に従って各実装
機にそれぞれ割り付けられた各部品を、各実装機の各部
品供給部に割り付ける。又、チャネル数算出手段により
各部品の割り付けられた実装機の各部品供給部のうち段
取りをしない部品供給部を算出する。この後、部品の割
り付けれられた各実装機及び各部品供給部から成るライ
ンに対してシミュレーション手段によりシミュレーショ
ンを実行し、生産数等の部品割付け結果を評価するため
の各指標を求める。
【0019】請求項2の本発明によれば、各種基板の枚
数を示す基板データ及び各種基板の部品構成データに基
づいて部品展開手段により各部品の点数を示す部品デー
タに展開し、この部品データをセル展開手段により各実
装機で扱う部品単位の各属性データに従ってこの部品単
位別の点数に展開する。そして、各実装機で扱う部品単
位の各属性データ、セル展開手段により得られたデー
タ、及び各実装機の機種ごとに各部品単位に対する実装
時間等のデータを保有する実装機マスタのデータを基
に、部品割付け手段により部品割付け条件に従って各部
品を各実装機に割り付ける。
【0020】請求項3の本発明によれば、上記請求項2
に加え、実装機で扱う部品単位の各属性データ、セル展
開手段により得られたデータ、及び実装機マスタのデー
タを基に、チャネル割付け手段によりチャネル割付け条
件に従って各部品を各実装機の各チャネルに割り付け
る。
【0021】又、請求項6の本発明によれば、各種基板
の枚数を示す基板データ及び各種基板の部品構成データ
に基づいて共通部品展開手段により各部品に対して使用
する点数及び適用する基板を示すデータに展開し、この
共通部品展開結果を並び替えルールに従って部品並び替
え手段により部品交換回数の高い順序に部品の並び替え
を行う。そして、この部品並び替え結果に基づいてチャ
ネル数算出手段により段取りをしない固定チャネル数及
びその対象部品と、段取りを必要とする汎用チャネル数
及びその対象部品とを求める。
【0022】
【実施例】
(1) 以下、本発明の第1実施例について図面を参照して
説明する。 図1〜図4は実装機の部品割付け装置の全体構成図であ
る。工場の既存システム1には、次の各ファイル2〜8
が備えられている。
【0023】図5に示すように生産計画ファイル2は期
間内の製品の日別生産量を格納するものであり、装置構
成ファイル3は製品を構成する基板とその枚数を格納す
るものであり、部品構成ファイル4は基板の表/裏別の
部品とその点数を格納するものであり、又PDGファイ
ル5は図6に示すように部品をPDGなるコードでグロ
ーピングし、そのPDGコード毎の部品特性を格納する
ものである。
【0024】又、図6に示すように部品情報ファイル6
は部品自身の特性を格納するものであり、マシン情報フ
ァイル7は実装機の能力や特性を格納するものであり、
実装機の制約条件を格納するものである。
【0025】これらファイル1〜8には、フォーマット
変換条件ファイル9が接続されている。このフォーマッ
ト変換条件ファイル9は、既存システム1の各ファイル
1〜8が工場によってフォーマットが異なっていても、
既存システム1の各ファイル1〜8毎のデータ項目を記
述する事で、どのようなファイルでも変更可能とする情
報が格納されている。
【0026】このフォーマット変換条件ファイル9によ
り変換された各ファイルは、部品割付し易いフォーマッ
トにするため、リレーショナルデータベース内の各ファ
イル、つまり図7乃至図9に示す生産計画ファイル1
0、基板構成ファイル11、部品構成ファイル12、P
DGファイル13、チャネル占有ファイル14、部品情
報ファイル15、マシン情報ファイル16及びマシン制
限ファイル17に変換されるものとなっている。
【0027】なお、既存システム1の各ファイル1〜8
内にデータの欠落や重複があった場合は、エラーファイ
ル18に出力されるものとなっている。割付け前準備部
20は、各ファイル10〜17を基に、実装機に部品を
割付けるため、データを基板、部品、実装機(マシ
ン)、部品/実装機(マシン/PDG)の4種類の各フ
ァイル21〜24に分類する機能を有している。
【0028】基板展開部25は、生産計画、基板構成、
部品構成の各ファイル10〜12を検索し、基板番号
別、表(F)/裏(B)別、部品番号別の総部品点数を
計算して基板展開ファイル21を作成する機能を有して
いる。この基板展開ファイル21には、図10に示すよ
うに基板の表/裏別の部品番号と点数が格納される。そ
の処理方法は次の通りである。
【0029】 While(生産計画ファイル10のレコードがEOFになる迄){ ・装置番号 (BU_NO) とロット数 (LOT _QTY)を得る。 ・基板構成ファイル11から装置番号 (BU_NO) をインデックスとして、基板 番号(PWB_NO[n])と構成枚数(PWB_QTY[n]) を得る。
【0030】 While(i=1〜n){ ・構成枚数(PWB_QTY [i])← PWB_QTY[i]×LOT _QTY ・部品構成ファイル12から基板番号が PWB_NO[i] のF/B別の部品番号 (P_NO[m,2])と部品点数(P_QTY[m,2]) を得る。
【0031】 While(j=1〜m){ ・Fの部品点数(P_QTY[j,1]) ← P_QTY[j,1]× PWB_QTY[i] ・Bの部品点数(P_QTY[j,2]) ← P_QTY[j,2]× PWB_QTY[i] ・基板番号(PWB_NO[i])、FB区分=”F”、部品番号(P_NO[j,1])をイ ンデックスとして、基板展開ファイル21を検索する。
【0032】 if(該当レコード有り?){ then基板展開ファイル21の部品点数を、 P_QTY ← P_QTY+ P_QT Y[j,1]で計算し、基板展開ファイル25を更新する。
【0033】 else基板番号(PWB_NO[i])、FB区分=”F”、部品番号(P_NO[j,1 ])、部品個数(P_QTY[j,1]) を1レコードとして、基板展開ファ イル25に追加する。
【0034】 } ・基板番号(PWB_NO[i])、FB区分=”B”、部品番号(P_NO[j,2])をイ インデックスとして、基板展開ファイル21を検索する。
【0035】 if(該当レコード有り?){ then基板展開ファイル21の部品点数を、 P_QTY ← P_QTY+ P_ QTY[j,2]で計算し、基板展開ファイル25を更新する。
【0036】 else基板番号(PWB_NO[i])、FB区分=”F”、部品番号(P_NO[j ,2])、部品個数(P_QTY[j,1]) を1レコードとして、基板展開ファ イル25に追加する。
【0037】 }}}} 部品展開部26は、基板展開ファイル21のデータを部
品番号単位に集計し、この部品に関わるパラメータをP
DGファイル13、部品情報ファイル15から得て、図
10に示す部品展開ファイル22を作成する機能を有し
ている。この部品展開ファイル22には、部品自身の特
性値が格納されている。その処理方法は次の通りであ
る。
【0038】 While(基板展開ファイル21のレコードがEOFになる迄){ ・部品番号(P_NO) と部品点数(P_QTY)を得る。 ・部品番号(P_NO) をインデックスとして、部品展開ファイル(PART _DEV)を 検索する。
【0039】 if(該当レコード有り?){ then部品展開ファイル22の使用点数を P_USE ← P_USE+ P_QTY 、適 用基板種類を PWB_USE ← PWB_USE+1 で計算し、部品展開ファイル 22を更新する。
【0040】 else部品展開ファイル22の使用点数を P_USE ← P_QTY 、適用基板種 類を PWB_USE ←1 にする。 ・部品番号(P_NO) をインデックスとして、部品情報ファイル15を検 索し、PDGコード、品名、荷姿を得る。
【0041】 ・PDGコード(PDG_CODE) をインデックスとして、PDGファイル1 3を検索し、面実装コード、ピン数、幅、長さ、高さ、リードピッチ を得る。
【0042】 ・これらのデータを1レコードとして、部品展開ファイル22に追加す る。 }} マシンデータ作成部27は、マシン情報ファイル16及
びマシン制限ファイル17からマシン特有のパラメータ
を検索し、図11に示すマシンファイル23を作成する
機能を有している。このマシンファイル23には、実装
機の特性や扱える部品の規格値が格納される。
【0043】マシン/PDGデータ作成部28は、マシ
ン情報ファイル16からマシン特有のデータ、チャネル
占有ファイル14からマシンとPDGコードに依存する
データを検索し、図12に示すマシン/PDGファイル
24を作成する機能を有している。このマシン/PDG
ファイル24には、マシンとPDGコードに依存する実
装時間や段取り時間が格納されている。
【0044】実装機割付け部(マシン割付け部)30
は、部品展開ファイル2、マシンファイル23及びマシ
ン/PDGファイル24に格納されている各データを基
に、予め設定された部品割付条件に従って各部品を各実
装機に対して割り付ける機能を有している。
【0045】すなわち、実装機に部品を割り付けるた
め、ルールベースに割り付けるための条件を記述するこ
とで、このルールベースの内容を解釈し、部品を実装機
に割り付ける。ここでは、部品展開ファイル22、チャ
ネル占有ファイル14、マシンファイル23、マシン/
PDGファイル24に有るパラメータを、第1割付けル
ール31に記述された緒条件で各実装機に部品を割り付
けていき、結果として図12に示す割付部品ファイル3
2と未割付部品ファイル33とを作成する機能を有して
いる。
【0046】チャネル数算出部34は、実装機に備えら
れている複数の部品供給部(以下、チャネルと呼ぶ)の
中で、段取り(部品交換)を少なくするため、段取りを
しないチャネル(以下、固定チャネルと呼ぶ)数を算出
する機能を有している。すなわち、チャネル数算出部3
4は、基板展開ファイル21、割付け部品ファイル3
2、マシン/PDGファイル24の各データから各マシ
ンの固定チャネル数を算出し、マシンファイル23にそ
の数を書き込む機能を有している。又、固定チャネル対
象部品は、チャネル割付けファイル35に書き込み、こ
のときチャネル番号は、とりあえず連番とする。
【0047】チャネル割付け部36は、固定チャネルの
各チャネル番号と部品とを対応づけるため、ルールベー
スに対応付けの条件を記述する事で、このルールベース
の内容を解釈し、チャネル番号に部品を割り付ける機能
を有している。ここでは、チャネル割付け部36は、部
品展開ファイル22、マシンファイル23及びマシン/
PDGファイル24にあるパラメータを、第2割付ルー
ルファイル37に記述された諸条件で各マシン毎に部品
とチャネル番号の対応を付けていき、結果として図12
に示すチャネル割付ファイル35を作成する機能を有し
ている。
【0048】シミュレーション前準備部40は、部品割
付した結果が適性かどうか評価するため、ラインを構成
する各実装機に基板を投入しシミュレーションするもの
で、このシミュレーションのために各実装機の負荷や投
入順序を求め、図14に示すようなシミュレーションモ
デル内のパラメータを自動生成する機能を有している。
【0049】このうち日程展開部41は、生産計画ファ
イル10及び基板構成ファイル11を基に、着工日毎の
基板の投入順序を決め、この結果を図13に示す日程展
開ファイル42に格納する機能を有している。日程展開
ファイル42には、被別の基板の生産枚数が格納され
る。処理方法は次の通りである。
【0050】 While(生産計画ファイル10のレコードがEOFになる迄){ ・装置番号 (BU_NO) とロット数(LOT_QTY)を得る。 ・基板構成ファイル11から装置番号 (BU_NO) をインデックスとして、基板 番号(PWB_NO[n,1])と構成枚数(PWB_QTY[n]) を得る。
【0051】 ・基板番号(PWB_NO[n,1])とF/B区分=”B”をインデックスとして、部品 構成ファイル12から基板が両面か片面かをチェックする。 → PWB_NO[n,2] ([i,1]:F面、[i,2]:B 面 順位←1 While (i=1 〜n){ if(PWB_NO[i,2] に基板番号あり?){ then順位←順位+1 B面の生産枚数(INP_QTY[i,2]) ← PWB_QTY[i]× LOT_QTY else null }} While (i=1 〜n){ if(PWB_NO[i,2] ≠ PWB_NO[i,1] ) { then順位←順位+1 F面の生産枚数(INP_QTY[i,1]) ← PWB_QTY[i]× LOT_QTY else null }} While (i=1 〜n){ if(PWB_NO[i,2]= PWB_NO[i,1] ) { then順位←順位+1 F面の生産枚数(INP_QTY[i,1]) ← PWB_QTY[i]× LOT_QTY else null }} マシン負荷算出部43は、シミュレータに実装機のパラ
メータをダウンロードするために、日程展開ファイル4
2の中の投入順序毎の実装時間と基板間の段取り時間
を、チャネル割付ファイル35、基板展開ファイル2
1、マシン/PDGファイル24を検索して求め、図1
3に示すマシン負荷ファイル44に格納する機能を有し
ている。同時にマシン負荷算出部43は、マシン番号
毎、基板番号毎の汎用チャネルに割り付ける部品番号
を、図13に示す汎用チャネルファイル45に格納する
機能を有している。処理方法は次の通りである。
【0052】 While(日程展開ファイル42のレコードがEOFになる迄){ ・着工日、順位、基板番号、F/B 区分、生産枚数を得る。 ・基板番号、F/B 区分をインデックスとして、基板展開ファイル21から部品 番号(P_NO[n])と部品点数(P_QTY [n])をn件得る。
【0053】 ・部品点数は総点数であるため、基板1枚当たりの点数に換算する。 P_NO[n] ← P_NO[n] /生産枚数 ・これらの部品番号がどのマシンに割り付いているか、割付部品ファイル32 を検索する。各マシンの部品番号(P_NO[n])を P_NO[n1,1], P_NO[n2,2] , P_NO[n3,3], P_NO[n4,4]に、部品点数(P_QTY [n])を P_QTY [n1,1] , P_QTY [n2,2], P_QTY [n3,3], P _QTY [n4,4]に分解する。
【0054】 While(i=1 〜4){ ・マシンファイル23からマシンiのディング時間を得る。 ・実装時間(U_MTIME)←ローディング時間 While(j=1 〜ni) ・部品情報ファイル15から部品番号(P_NO[j,i])をインデックスとして PDGコードを得る。
【0055】 ・マシン/PDGファイル24からマシンiとPDGコードをインデック スとして、装着時間を得る。 ・実装時間(U_MTIME)← U_MTIME+装着時間×(P_NO[j,i]) } ・チャネル割付ファイル35からマシンiの部品番号 (PC_NO[m])をm件得 る。
【0056】 ・ P_NO[n1,i]の中でPC_NO[m] に含まれない部品番号をk件検索する。→ NP_NO[k] ・内段取り時間( SI_TIME) ←0,外段取り時間( SI_TIME) ←0 While(j=1 〜k){ ・部品展開ファイル22から部品番号( NP_NO[j])をインデックスとして PDGコードを得る。
【0057】 ・着工日、マシン番号、順位、部品番号( NP_NO[j])を1レコードとして 、汎用チャネルファイル45に出力する。 ・マシン/PDGファイル24からマシンiとPDGコードをインデック スとして、内段取り時間( SI_T)を得る。
【0058】 } ・着工日、マシンi、順位、実装時間、段取り時間(内と外)を1レコード でマシン負荷ファイル44に出力する。
【0059】 } 品種データ変換部46は、日程展開ファイル42の中で、指定された着工日の データを、投入プレース、処理プレース、バッファプレースに出力する。このと きの条件を以下に説明する。
【0060】投入プレース:プレース名=”投入” ・日程展開ファイル42の順位→投入プレースファイル
の品種No ・日程展開ファイル42の中で、装置内の基板群の中
は、FB両面基板とFだけの片面基板とがある。最初に
両面基板のどちらか片面を投入する。次に片面だけの基
板を投入する。この次に品種”XB”を投入数1で追加す
る。この後、両面基板のもう片面を投入し、この後に品
種”XF”を投入数1で追加する。このような架空の品種
の混入を、各装置別に行う。
【0061】・日程展開ファイル42の生産枚数→投入
プレースファイルの数量 加工/組立プレース:プレース名=”M101”、”M10
2”、”M103”、”M104””0101”、”0102”、”010
3”、”倉入” ・全プレースに、品種”XB”、”XF”を処理時間0で設
定する。
【0062】・プレース面が”Pi”と”倉入”のものに
は、日程展開ファイル42にある全 品種を処理時間0で設定する。バッファプレース:プレ
ース名=”Bi” ・全プレースの最大ロットは40とする。
【0063】・品種は、日程展開ファイル42のある全
品種と品種”XB”、”XF”をロットサイズは1で設定す
る。但し、プレース名が”B01 ”のものは、品種”XF”
で初期値1を待つ。
【0064】プレース変換部47は、マシン負荷ファイ
ル44の中で、指定された着工日の処理や段取り条件を
処理プレースと段取りプレースに出力する。処理条件を
以下に説明する。
【0065】プレース名:”M101”、”M102”、”M10
3”、”M104”,”0101”、”0102”、”0103” ・マシン負荷ファイル44の実装時間→処理プレースの
処理時間 ・マシン負荷ファイル44の順位→段取りプレースのTo
側品種 ・段取りモードは”C ” ・マシン負荷ファイル44の内段取り時間→段取りプレ
ースの段取り時間 プレースNo :”Pi”の中の限定したプレース ・マシン負荷ファイル44の外段取り時間→処理プレー
スの処理時間 ・段取りプレースの設定はしない。
【0066】シミュレーション部50は、部品の割り付
けれられた各実装機及び各部品供給部から成るラインを
シミュレーションして生産数等の部品割付け結果を評価
するための各指標を求める機能を有している。
【0067】すなわち、実装機の連結状態をシミュレー
ションモデルとして、これに与えられたパラメータを時
間を変化させながらワークと実装機の動きを変化させて
シミュレーションする。その結果として、部品割り付け
結果を評価するための指標として、生産数、仕掛数、稼
働率の推移と実装機と作業者の動作状況及びリードタイ
ムを提供する。処理条件を以下に説明する。
【0068】・シミュレーションモデルは、投入プレー
ス、加工/組立プレース、バッファプレースから構成さ
れる。 ・プレースNo は、”投入”、”M101”、”M102”、”
M103”、”M104”,”0101”、”0102”、”0103”、”
Pi”、”Bi”、”倉入”である。
【0069】・品種は、日程展開ファイル42やマシン
負荷ファイル44内の順位を用いる。この品種以外に”
XB”、”XF”を扱える。
【0070】・プレースの停止時間帯、トランジション
の分岐等の指定はない。各プレースは基本的に総ての品
種を扱える。 ・投入プレース:繰り返し数は無制限、投入間隔、誤
差、誤差の種類は0と指定する。
【0071】・加工/組立プレース:MTBF、MTTR、プレ
ース前後のバッファ、誤差、不良率等の指定はない。 ・バッファプレース:最大ロットは40、ロットサイズ
は1とする。一部初期値を持つバッファがある。
【0072】・シミュレーション精度は0.01、シミ
ュレーション時間は28800.00、定常状態作成時間は0.
0とする。 ・リードタイムを観測する区間は、”B3”から”倉入”
迄とする。
【0073】このシミュレーション部50は、具体的に
上記品種データ変換部46、上記プレース変換部47の
不足データを補うモデル記述部51、記述されたパラメ
ータに間違いがないかチェックするモデルチェック部5
2、モデルに与えられたパラメータを時間を変化させな
がらワークと実装機の動きを変化させるシミュレーショ
ン実行部53、シミュレーション結果をテキストファイ
ル60に出力するテキスト変換部54、又、この結果を
検索しやすい構造で変換するDB変換部55、この結果
を確認する結果編集部56から構成されている。
【0074】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。既存システム1の各ファイル1〜8は、
フォーマット変換条件ファイル9により生産計画ファイ
ル10、基板構成ファイル11、部品構成ファイル1
2、PDGファイル13、チャネル占有ファイル14、
部品情報ファイル15、マシン情報ファイル16及びマ
シン制限ファイル17に変換される。
【0075】次に基板展開部25は、生産計画、基板構
成、部品構成の各ファイル10〜12を検索し、基板番
号別、表(F)/裏(B)別、部品番号別の総部品点数
を計算して基板展開ファイル21を作成する。この基板
展開ファイル21には、基板の表/裏別の部品番号と点
数が格納される。
【0076】又、部品展開部26は、基板展開ファイル
21のデータを部品番号単位に集計し、この部品に関わ
るパラメータをPDGファイル13、部品情報ファイル
15から得て、部品展開ファイル22を作成する。この
部品展開ファイル22には、部品自身の特性値が格納さ
れる。
【0077】マシンデータ作成部27は、マシン情報フ
ァイル16及びマシン制限ファイル17からマシン特有
のパラメータを検索し、マシンファイル23を作成す
る。このマシンファイル23には、実装機の特性や扱え
る部品の規格値が格納される。
【0078】マシン/PDGデータ作成部28は、マシ
ン情報ファイル16からマシン特有のデータ、チャネル
占有ファイル14からマシンとPDGコードに依存する
データを検索し、マシン/PDGファイル24を作成す
る。このマシン/PDGファイル24には、マシンとP
DGコードに依存する実装時間や段取り時間が格納され
る。
【0079】次にマシン割付け部30は、部品展開ファ
イル22、マシンファイル23及びマシン/PDGファ
イル24に格納されている各データを基に、予め設定さ
れた部品割付条件に従って各部品を各実装機に対して割
り付ける。
【0080】すなわち、部品展開ファイル22、チャネ
ル占有ファイル14、マシンファイル23、マシン/P
DGファイル24に有るパラメータを、第1割付けルー
ル31に記述された緒条件で各実装機に部品を割り付け
ていき、結果として割付部品ファイル32と未割付部品
ファイル33とを作成する。
【0081】又、チャネル数算出部34は、実装機に備
えられている複数のチャネルの中で、段取りを少なくす
るため、段取りをしない固定チャネル数を算出する。す
なわち、チャネル数算出部34は、基板展開ファイル2
1、割付け部品ファイル32、マシン/PDGファイル
24の各データから各マシンの固定チャネル数を算出
し、マシンファイル23にその数を書き込む。又、固定
チャネル対象部品は、チャネル割付けファイル35に書
き込み、このときチャネル番号は、とりあえず連番とす
る。
【0082】又、チャネル割付け部36は、部品展開フ
ァイル22、マシンファイル23及びマシン/PDGフ
ァイル24にあるパラメータを、第2割付ルールファイ
ル37に記述された諸条件で各マシン毎に部品とチャネ
ル番号の対応を付けていき、結果としてチャネル割付フ
ァイル35を作成する次にシミュレーション前準備部4
0は、部品割付した結果が適性かどうか評価するため、
ラインを構成する各実装機に基板を投入しシミュレーシ
ョンする。このシミュレーションのために各実装機の負
荷や投入順序を求め、シミュレーションモデル内のパラ
メータを自動生成する。
【0083】ここで、日程展開部41は、生産計画ファ
イル10及び基板構成ファイル11を基に、着工日毎の
基板の投入順序を決め、この結果を日程展開ファイル4
2に格納する。
【0084】又、マシン負荷算出部43は、シミュレー
タに実装機のパラメータをダウンロードするために、日
程展開ファイル42の中の投入順序毎の実装時間と基板
間の段取り時間を、チャネル割付ファイル35、基板展
開ファイル21、マシン/PDGファイル24を検索し
て求め、マシン負荷ファイル44に格納する。
【0085】同時にマシン負荷算出部43は、マシン番
号毎、基板番号毎の汎用チャネルに割り付ける部品番号
を、汎用チャネルメファイル45に格納する。又、品種
データ変換部46は、日程展開ファイル42の中で、指
定された着工日のデータを、投入プレース、処理プレー
ス、バッファプレースに出力する。
【0086】プレース変換部47は、マシン負荷ファイ
ル44の中で、指定された着工日の処理や段取り条件を
処理プレースと段取りプレースに出力する。次にシミュ
レーション部50は、部品の割り付けれられた各実装機
及び各部品供給部から成るラインをシミュレーションし
て生産数等の部品割付け結果を評価するための各指標を
求める。
【0087】すなわち、実装機の連結状態をシミュレー
ションモデルとして、これに与えられたパラメータを時
間を変化させながらワークと実装機の動きを変化させて
シミュレーションする。その結果として、部品割り付け
結果を評価するための指標として、生産数、仕掛数、稼
働率の推移と実装機と作業者の動作状況及びリードタイ
ムを提供する。
【0088】このように上記第1実施例によれば、時期
毎に変化する基板や部品の負荷量から実装機の特性と基
板上に実装する部品群の特性を基に、各々の実装機群の
能力を最大限に発揮させるように部品群を割り付け、さ
らに実装機への部品割り付け結果を実ラインと同じ環境
でシミュレーションすることでライン特性を評価でき
る。従って、実装機の稼働率の低下と、過剰な設備投資
を抑制することでができ、各々の実装機群の能力を最大
限に発揮させることができる。 (2) 次に本発明の第2実施例について、特に部品割付及
びチャネル割付の具体例について説明する。
【0089】図15は部品割付及びチャネル割付を適用
する実装ラインの構成図である。この実装ラインには、
各実装機70が備えられ、これら実装機70により各基
板群71に部品群72を実装し、基板群73として完成
するものとなっている。
【0090】基板群71は、パターンが印刷され複数種
類のもので、その日の生産予定に従った順序で幾つかつ
づ先頭の実装機70に投入される。又、基板に実装すべ
き各部品群72は、各実装機70のチャネルに予め割り
付けられる。この場合、各実装機70に割り付けられた
部品群72が、その日に予定している基板群71に実装
する総ての部品群を含んでいれば問題ないが、各基板間
で実装する部品が実装機70の割り付け部品数より多い
場合には、基板の種類が変わるごとに部品の再割り付け
を行う必要がある。
【0091】図16は実装機70の実装動作を示す図で
ある。実装機70の背面には、部品72を供給する複数
のチャネル74がある。実装機70の部品実装用のヘッ
ド75は、各チャネル74から部品72を取り出し(又
は、供給され)、全面に置かれた基板71に部品72を
実装している。
【0092】従って、ヘッド75により各チャネル74
から部品72を取り出し、全面に置かれた基板71に部
品72を実装するサイクルを、実装機70で扱う部品数
分だけ繰り返す。そして、この実装している期間だけ基
板71は、その実装機70に占有される。従って、実装
機70間で占有時間が異なると、最も占有時間の長い実
装機70がその実装ラインのボトルネックとなり、他の
実装機70の手待ちを生む原因となる。
【0093】又、図17は部品群72の荷姿を示す図で
ある。部品群72は、外部の業者から購入するため、そ
の荷姿が大きく分けて3種類ある。抵抗、コンデンサ等
の比較的小さなチップ部品は、同図(a) に示すテープに
収納され、IC、メモリ等の比較的大きな部品は同図
(b)(c)にスティックやトレイに収納される。従って、実
装機70のチャネル74もこれら荷姿に合わせる必要が
ある。
【0094】図18はかかる実装ラインに適用する実装
機の部品割付け装置の構成図である。部品割付部80に
は、セルマスタファイル81、セルデータファイル8
2、実装機マスタファイル83及び部品割付条件ファイ
ル84が接続されている。
【0095】又、チャネル割付部85には、セルマスタ
ファイル81、セルデータファイル82、実装機マスタ
ファイル83及びチャネル割付条件ファイル86が接続
されている。
【0096】ここで、セルデータを得る流れについて図
19を参照して説明する。部品展開部87は、一定期間
の基板群71に実装される部品群72の総点数を演算し
求める。基板データ88として各基板毎(A,B,C
…)の生産枚数(P1,P2,P3…)があり、これを
予め記憶されている部品構成マスタファイル89の基板
毎の構成部品と使用点数を基に部品データ90に展開す
る。部品データ90の点数は総点数であり、基板データ
88の枚数と構成部品マスタファイル89の点数の積か
ら求められる。最終的に部品展開された結果部品群91
が得られる。
【0097】次に展開した部品群91は、その電気的特
性、形状、色、荷姿等が総て異なった場合に別の種類と
して解釈される。ところが、実装機70から見れば、部
品の電気的特性や色等が異なっても同一部品として取り
扱うことができる。
【0098】従って、実装機で扱う部品の単位をセルと
称し、セル展開部92でセル展開を行う。このセル展開
部92は、部品展開部87で得られた部品データ90
を、予め記憶されたセル構成ファイル93のセル毎の構
成部品データを基にセルデータ94に展開する。このセ
ルデータ94の点数は、セル構成ファイル93の同一セ
ルに属する部品の部品データ90の点数の総和である。
最終的にセル展開された結果、セル群95が得られる。
【0099】又、セルマスタファイル81にはセルの属
性が記憶されている。図20はセルマスタのデータ項目
を示している。縦軸はセル名、横軸は各セルの実装機7
0から見た属性を示す。代表的なセルとしてChip、
SOJ、SOP、PLCC、QFPの5種類を示してあ
る。
【0100】Chipは部品72の裏側に2点の電極を
持ち基板71上に実装される。SOJは電極が両側にあ
りはみ出していない。SOPはSOJと同様に両側に電
極があるがリード部がはみ出している。PLCCはSO
Jと同じ電極であるが4方向に電極を持つ。QFPはS
OPと同じ電極であるが4方向に電極を持つ。
【0101】セルの属性は、寸法(縦/横/高さ)、荷
姿(テープ、トレイ、スティック)、ピン数、リードピ
ッチ、テープ幅等がある。ピン数とリードピッチは、C
hip部品には適用されず、荷姿がトレイとスティック
にはテープ幅は摘要されない。
【0102】実装機マスタファイル83には実装機70
の特性が記憶されている。図21は実装機マスタのデー
タ項目を示している。縦軸は実装機、横軸はセルであ
る。代表的な実装機70としてテーピングされたChi
p部品だけを高速に実装するチップ専用、SOJ、SO
P、PLCC、QFP等の部品だけを実装する異形、全
ての部品を実装する多機能の3種類を示してある。各実
装機70は、チャネル数と割付する際のチャネルの順序
を持つ。又、各セルは、実装機との組み合わせで実装機
の占有チャネル数と実装時間を持つ。
【0103】部品割付条件ファイル84には図22に示
すような部品の割付条件が記憶されている。縦軸は実装
機70への割付れ優先順位、横軸はセルマスタを用いた
条件式群である。
【0104】このファイル84に記載の解釈は、『セル
データのセルiが[条件.1]かつ[条件.2]かつ
…、かつ[条件.n]に該当し、かつ実装機jのチャネ
ルがまだ空いていれば、セルiを実装機jに割り付け
る。』となる。この手続きを優先順位に従って行う。
【0105】各条件は、[PopV]なる式で記述されて
いる。Pは図20に示すセルマスタファイル81の横軸
に相当するセルの属性群{セル名、寸法(L,W,
T)、荷姿、ピン数、リードピッチ、テープ幅、…}で
ある。
【0106】opは、Vに対する比較演算子で、=、≠、
<、>、≦、≧、…を用いる。Vは、セルマスタのデー
タ値である。例えば、『[条件.1:セル=Chip]
[条件.2:テープ幅=8][実装機:チップ専用]』
と記述されている場合、『セル名がChipで、かつテ
ープが=8mmの部品は、チップ専用の実装機に割り付
ける』と解釈される。
【0107】一方、チャネル割付条件ファイル86には
図23に示すようなチャネルに対する部品の割付条件が
記憶されている。縦軸は実装機のチャネルへの割付優先
順位、横軸はセルマスタを用いた条件式群である。
【0108】この条件ファイル86の解釈は、『セルデ
ータのセルiが、[条件.1]かつ[条件.2]かつ…
かつ[条件.n]に該当していれば、セルiを実装機j
のチャネル割付順(Ch順)に従って割り付ける。』と
なる。
【0109】Ch順は[S1/s2/O/I]の4つのパラ
メータで記述される。S1/s2は、各々割り付けを開始す
るチャネル番号である。OはS1又はs2からのチャネル番
号の増分値(A:+Iチャネル、D:−Iチャネル)で
ある。Iは増分するチャネル数である。この手続きを優
先順位に従って行う。
【0110】各条件は、[PopV]なる式で記述され
る。Pは図20に示すセルマスタの横軸に相当するセル
の属性群{セル名、寸法(L,W,T)、荷姿、ピン
数、リードピッチ、テープ幅、…}である。
【0111】opは、Vに対する比較演算子で、=、≠、
<、>、≦、≧、…を用いる。Vは、セルマスタのデー
タ値である。例えば、『[条件.1:セル=Chip]
[条件.2:テープ幅=8][Ch順:1/71/0/
1]』と記述されている場合、『セル名がChipで、
かつテープが=8mmの部品は、チップ専用の実装機の
チャネル番号1とチャネル番号71の各々から1チャネル
づつプラス方向に増分して割り付ける』と解釈される。
【0112】部品割付部80は、各実装機間のラインバ
ランスを均一にするために、セル展開部により得られた
セルデータと、予めセルの属性が記憶されたセルマスタ
と、実装機の特性が記憶された実装機マスタとを入力情
報として、部品割り付けの流れと条件式で記述された形
で記憶されている部品割り付け条件を解釈し、各実装機
に部品を割り付ける機能を有している。
【0113】又、チャネル割付部85は、実装機内に割
り付けられた部品群を対象に、実装タクトを最小にする
ため、セル展開部で得られたセルデータと予めセルの属
性が記憶されたセルマスタと、実装機の特性が記憶され
た実装機マスタとを入力情報として、実装機の種類毎に
異なるチャネル割り付けの流れと条件式で記述された形
で記憶されているチャネル割り付け条件を解釈し、各チ
ャネルに部品を割り付ける機能を有している。
【0114】かかる構成であれば、部品割付部80は、
部品割付条件ファイル84に記憶されている部品の割付
条件に従って各部品群72を各実装機70に割り付け
る。優先順位に従い、例えば、『[条件.1:セル=C
hip][条件.2:テープ幅=8][実装機:チップ
専用]』と記述されていれば、部品割付部80は、セル
名がChipで、かつテープが=8mmの部品は、チッ
プ専用の実装機に割り付ける。
【0115】一方、チャネル割付部85は、チャネル割
付条件ファイル86に記憶されているチャネル74に対
する部品群72の割付条件に従って部品群72を各チャ
ネル74に割り付ける。
【0116】優先順位に従い、例えば、『[条件.1:
セル=Chip][条件.2:テープ幅=8][Ch
順:1/71/0/1]』と記述されていれば、チャネル
割付部85は、セル名がChipで、かつテープが=8
mmの部品は、チップ専用の実装機のチャネル番号1と
チャネル番号71の各々から1チャネルづつプラス方向に
増分して割り付ける。
【0117】このように上記第2実施例によれば、各種
基板の枚数を示す基板データ及び各種基板の部品構成デ
ータに基づいて各部品の点数を示す部品データに展開
し、この部品データを各実装機で扱う部品単位の各属性
データに従って部品単位別の点数に展開し、部品群の属
性データ、セルデータ及びマスタデータを基に、部品割
付け条件に従って各部品を各実装機に割り付け、かつチ
ャネル割付け条件に従って各部品を各実装機の各チャネ
ルに割り付けるようにしたので、基板や各部品の種類や
量の変化に迅速に反応して、頻繁な部品の交換ができ、
実装機の能力を最大限に発揮することができるように各
部品を各実装機に割り付けることができるとともに実装
機の各チャネルに割り付けることができる。 (3) 次に本発明の第3実施例について説明する。この第
3実施例は、部品割り付けを具体化した例である。
【0118】図24は上記部品割付条件ファイル84に
記憶されている部品割付けのルールベースを示してい
る。このルールベースは、(a) 順序、(b) 条件式、(c)
割付け順序、(d) 割付けマシン、(e) 割付け方法の5つ
の条件から成っている。
【0119】(a)順序は、与えられた部品群の特性を条
件式、割付け順序、割付けマシン、割付け方法の条件で
分類している順番を示す。 (b)条件式は、部品のパラメータを解釈し分類する式を
記述したものであり、PopVの式により記述する。これ
は、複数の条件式を記述でき、これらの条件式は、<条
件.1> and<条件.2> and…の関係にあると解釈す
る。
【0120】例えば、順序1に示す例では、セル名が2
125(部品の形状:21mm×25mm)で、テープ幅が
8mmの部品群を抽出することを示す。Pは、部品のパラ
メータ(セル、L、H、W、φ、ピン数、荷姿、テープ
幅、リードピッチ、重量、位置補正、部品点数、実装時
間、…)又はそのパラメータを用いた算術式(例えば部
品の体積はL×H×W)である。
【0121】opは、Pの値とVの値とを比較する比較演
算子(=、≠、<、>、≦、≧)である。Vは、Pの値
で比較される値である。
【0122】(c)割付け順序は、分類された部品群を割
付けの順番に並び変えるモードを記述するもので、Pと
Sで記述する。この例では、部品点数の多い順に並び変
えることを示している。Sは並び変えのモード、つまり
多い、少ない、大きい、小さい、長い、短い、…であ
る。
【0123】(d)割付けマシンは、割付け候補となる実
装機の優先順位を記述したもので、同一の優先順位に複
数の実装機の名称を記述できるものとなっている。この
例では、割付け順序で並び変えられた部品から順に、C
P1とCP2に部品を割振りし、この2台の実装機が満
杯になればIP2に振り分けるものとなる。CP1とC
P2の振り分け方法は、次の割付け方法に記述する。
【0124】(e)割付け方法は、同一優先順位に複数の
実装機が記述されている場合の実装機間での割振り方法
を記述するもので、記述された条件が均一になるるよう
に割付けする。この例では、CP1とCP2の部品点数
が均一になるように割付けする。ここでは、抽出された
総ての部品がここに記述された実装機に割り付けられる
とは限らないので、割り付けられなかった部品は、下位
の順位に記述された条件で他の実装機に割り付けられる
ことになる。
【0125】一方、図25は部品のパラメータの検索条
件ベースを示す図である。この検索条件ベースは、部品
のパラメータを既存システムのデータファイルから検索
するためのファイル名、データの型、桁数、検索位置等
を記述したもので、(f) データ項目(部品のパラメータ
名)、(g) ファイル名、(h) データ型、(i) バイト数、
(j) 検索位置の5つから成っている。
【0126】(f)データ項目は、部品のL、H、W、
φ、ピン数、荷姿、テープ幅、リードピッチ、重量、位
置補正、部品点数、実装時間等のパラメータである。 (g)ファイル名は、既存システム中の (f)データ項目が
存在するファイル名である。
【0127】(h)データ型は、 (f)データ項目の型で文
字型、整数型、浮動小数点型等がある。 (i)バイト数は、 (f)データ項目のファイル管理上の桁
数である。
【0128】(j)検索位置は、 (f)データ項目領域内で
の検索開始の位置と検索桁数である。この例では、セル
は、セルマスタファイル81の中に存在し、データの型
は8バイトの文字型である。検索領域は、1桁目から7
バイト分である。
【0129】かかる構成の部品割付のルールベース及び
部品パラメータの検索条件ベースを持つことにより部品
割り付け部80は、検索条件ベースに従って部品のパラ
メータを既存システムのデータファイルから検索する。
【0130】そして、部品割り付け部80は、順序1、
2、…に従い、例えば、順序1では、 (b)条件式におい
て「セル名が2125(部品の形状:21mm×25mm)
で、テープ幅が8mmの部品群を抽出し」、(c)割付け順
序において「部品点数の多い順に並び変え」し、(d)割
付けマシンにおいて「割付け順序で並び変えられた部品
から順にCP1とCP2に部品を割振りし、この2台の
実装機が満杯になればIP2に振り分ける」ものとし、
(e)割付け方法において「CP1とCP2の部品点数が
均一になるように割付け」する。
【0131】このように上記第3実施例の部品割付のル
ールベースの構成であれば、時期毎の部品特性、生産規
模、ラインレイアウト、実装機仕様等が変化しても、こ
のルールベースに記述された条件を変更するだけで、ア
ルゴリズムの見直しと再プログラムを必要とせず部品群
を実装機に割り付けることができる。
【0132】又、部品パラメータの検索条件ベースを持
つことにより、既存システムとの親和性を考慮できる。 (4) 次に本発明の第4実施例について説明する。この第
4実施例は、部品チャネル割り付けを具体化した例であ
る。
【0133】図26はチャネル割付け条件ファイル86
に記憶されている部品供給チャネルへの部品割付けルー
ルベースを示す図である。このルールベースは、(a) 順
位、(b) 条件式、(c) 割付け順位、(d) チャネル順(C
h順)から成っている。
【0134】(a)順序は、与えられた部品群の特性を(b)
条件式、(c) 割付け順序、(d) チャネル順の条件で分
類している順番を示す。 (b)条件式は、期間内の生産対象基板群に実装される部
品群の特性を解釈する条件を、複数の条件式で記述して
おき、この記述内容に従って条件に合致する部品群を抽
出する。例えば、順位1では「セル名が2125(部品
の形状:21mm×25mm)で、かつテープ幅が8mm」の
部品群を抽出することを示している。又、順位2では
「セル名の先頭3桁が”QFP”で、かつピン数が6
4」の部品群を抽出することを示している。
【0135】(c)割付け順序は、抽出された部品群を、
部品供給チャネル74に割り付けるため、記述された順
序付け条件に従って部品群をその順序に並び変えること
を示している。例えば、順位1では、「部品点数の多い
順に、かつテープ幅の小さい順に」並び替えることを示
している。又、順位2では、「f1()なる関数で記述
している。従って、この解釈は、「部品の大きさの大き
い順に」並び替えることを示す。
【0136】(d)チャネル順は、実装機の複数チャネル
番号に対し、記述された部品供給チャネル番号発番条件
に従って、部品を部品供給チャネル番号に割り付けるこ
とを示している。例えば、順位1では、「小さいチャネ
ル番号から」割り付けることを示している。又、順位2
では、「大きいチャネル番号から」割り付けることを示
している。
【0137】図27はかかるチャネル順のパターンを示
す図である。チャネル番号の割り付けパターンは、A〜
Dの4つなっている。パターンAは、チャネル番号の小
さい番号から割り付ける。パターンBは、パターンAの
逆にチャネル番号の大きい番号から割り付ける。パター
ンCは、チャネル番号の両側から交互に中央に向かって
割り付ける。パターンDは、パターンCの逆にチャネル
番号の中央から交互に両側に向かって割り付けることを
示している。
【0138】又、図28は関数の定義を示している。複
数の算術を表現し、例えば部品の長さや大きさを扱う場
合に用いる。ここで、関数f1()は部品の大きさを体
積で表現した例で、縦、横、高さの積で記述している。
又、関数f2()は部品の大きさを縦、横、高さの和で
記述した例である。
【0139】かかる構成の部品供給チャネルへの部品割
付けルールベースをチャネル割付け条件ファイル86に
記憶することにより、部品割り付け部80は、(a)順序
の順次に従い、(b)条件式において例えば、順位1で
「セル名が2125(部品の形状:21mm×25mm)
で、かつテープ幅が8mm」の部品群を抽出し、(c)割付
け順序において順位1で「部品点数の多い順に、かつテ
ープ幅の小さい順に」並び替えし、(d)チャネル順にお
いて順位1で「小さいチャネル番号から」割り付ける。
【0140】このように上記第4実施例の部品供給チャ
ネルへの部品割付けルールベースを持つことにより、実
装時間を最小にするように部品供給チャネル74に部品
を割り付けることができ、実装機の稼働率の低下及び過
剰設備投資を抑制することができ、各々の実装機群の能
力を最大限に発揮させることができる。 (5) 次に本発明の第5実施例について説明する。
【0141】図29は実装機の部品供給チャネル数算出
装置の構成図である。生産計画ファイル100及び部品
構成ファイル101が設けられ、これらファイル10
0、101が基板展開部102に接続されている。
【0142】生産計画ファイル100には期間内の着工
日別/基板別の生産枚数が格納されており、部品構成フ
ァイル101には基板毎にその上に実装される部品群が
格納されている。
【0143】基板展開部102は、これら生産計画ファ
イル100及び部品構成ファイル101にそれぞれ格納
されている各データに基づいて、生産計画ファイル10
0に格納されている基板を対象に、その基板を構成する
部品群と部品の使用点数を計算し、部品展開結果ファイ
ル103として作成する機能を有している。
【0144】共通基板展開部104は、部品展開結果フ
ァイル103に格納されているデータを基に、各基板を
構成している部品群を共通部品で纏め、共通部品毎の使
用点数とその部品が適用されている基板の関係を共通部
品展開結果ファイル105として作成する機能を有して
いる。
【0145】部品並び替え部106は、共通部品展開結
果ファイル105とルールベース107のルールとを基
に、部品の並び替えを行って部品並び替えファイル10
8を作成する機能を有している。
【0146】ルールベース107には、ソーティング条
件(P)及びソーティングモード(S)が記述されてお
り、これら記述された内容で共通部品展開結果ファイル
105に格納されているデータを並び替えるものとなっ
ている。
【0147】チャネル数算出部109は、期間内に基板
上に実装される部品群の種類と量、部品の共通性、部品
が占有するチャネル数等から、部品交換回数を最小にす
るように段取りをしない固定チャネル数及びその対象と
なる固定の部品、段取りを必要とする汎用チャネル数及
びその対象となる段取り部品を算出する機能を有してい
る。
【0148】具体的に説明すると、図30はチャネル算
出部109の作用を示す模式図である。縦方向は、部品
並び替え部106で付けられた順位、部品番号、占有チ
ャネル数である。横軸は、基板番号であり、丸印により
部品が適用される基板の関係を示している。この図に基
づいてチャネル数算出の流れを説明する。
【0149】 if(実装機のチャネル総数≧Σ順位1〜m迄のチャネル数累計){ then・固定チャネル数← Σ順位1〜m迄のチャネル数累計 ・汎用チャネル数← 0 else・実装機のチャネル総数がΣ順位1〜i迄のチャネル数累計が等しいと ころの順位Piを検索する。
【0150】 While{ ・順位Pi〜m迄の部品について、基板番号毎に使用部品の累計数: SMを求める。
【0151】 ・if(SMの最大値>(実装機のチャネル総数−Σ順位1〜Pi迄の チャネル数累計)){ then固定チャネル数← Σ順位1〜Pi迄のチャネル数累計 汎用チャネル数← 実装機のチャネル総数−Σ順位1〜Pi 迄のチャネル数累計 Break elsePi← Pi−1 }}} 次に上記の如く構成された装置の作用について図31及
び図32に示すチャネル算出流図を参照して説明する。
【0152】図31に示すように生産計画ファイル10
0には期間内の着工日別/基板別の生産枚数が格納され
ており、部品構成ファイル101には基板毎にその上に
実装される部品群が格納されている。
【0153】基板展開部102は、これら生産計画ファ
イル100及び部品構成ファイル101にそれぞれ格納
されている各データに基づいて、生産計画ファイル10
0に格納されている基板を対象に、その基板を構成する
部品群と部品の使用点数を計算し、部品展開結果ファイ
ル103として作成する。
【0154】次に共通基板展開部104は、部品展開結
果ファイル103に格納されているデータを基に、各基
板を構成している部品群を共通部品で纏め、共通部品毎
の使用点数とその部品が適用されている基板の関係を共
通部品展開結果ファイル105として作成する。この場
合、使用点数は、生産計画ファイル100の生産枚数と
部品構成ファイル101の部品点数との積により求めら
れる。
【0155】次に部品並び替え部106は、共通部品展
開結果ファイル105とルールベース107のルールと
を基に、部品の並び替えを行って部品並び替えファイル
108を作成する。
【0156】チャネル数算出部109は、部品並び替え
ファイル108に格納されている部品群の種類と量、部
品の共通性、部品が占有するチャネル数等から、部品交
換回数を最小にするように段取りをしない固定チャネル
数及びその対象となる固定の部品、段取りを必要とする
汎用チャネル数及びその対象となる段取り部品を算出す
る。
【0157】例えば、図33に示す実装機のチャネル供
給部110の場合、各チャネルPo〜Pnを汎用チャネ
ルとし、Pn+1 〜Pmを固定チャネルとする。かかる状
態に、図34に示すように各基板A〜Dに対して部品を
実装する場合、チャネルPnに対して各基板A,Dに実
装する部品を割り付けると、実際の部品実装が不可能と
なるので、例えばチャネルPnにおける基板Aに実装す
る部品の割り付けを取り止め、汎用チャネルの範囲をP
o 〜Pn+1 に拡張し、固定チャネルをPn+2 〜Pmに縮
小するものとなる。
【0158】このように上記第5実施例によれば、期間
内に基板上に実装される部品群の種類と量、部品の共通
性、部品が占有するチャルメ数等から、部品交換回数を
最小とにするように段取りをしない固定チャネル数とそ
の対象部品(固定部品)と、段取りを必要とする汎用チ
ャネル数とその対象部品(段取り部品)を算出すること
ができて、実装機群の供給部チャネルの稼働率を高める
ことができる。これにより、実装機の稼働率低下や過剰
な設備投資を抑制できる。なお、本発明は上記各実施例
に限定されるものでなくその要旨を変更しない範囲で変
形してもよい。
【0159】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、各
実装機の持つ性能を最大限に発揮するさせるように各部
品を各実装機に割り付けることができる実装機の部品割
付け装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実装機の部品割付け装置の第1
実施例を示す構成図。
【図2】同装置におけるマシン割付け、チャネル数算出
及びチャネル割付けを示す図。
【図3】同装置におけるシミュレーション前準備部及び
シミュレーション部を示す図。
【図4】同装置に得られるシミュレーション結果を示す
図。
【図5】同装置における各ファイルの内部情報を示す模
式図。
【図6】同装置における各ファイルの内部情報を示す模
式図。
【図7】同装置における各ファイルの内部情報を示す模
式図。
【図8】同装置における各ファイルの内部情報を示す模
式図。
【図9】同装置における各ファイルの内部情報を示す模
式図。
【図10】同装置における各ファイルの内部情報を示す
模式図。
【図11】同装置における各ファイルの内部情報を示す
模式図。
【図12】同装置における各ファイルの内部情報を示す
模式図。
【図13】同装置における各ファイルの内部情報を示す
模式図。
【図14】同装置のシミュレーション部に用いられるシ
ミュレーションモデルの一例を示す図。
【図15】部品割付及びチャネル割付を適用する実装ラ
インの構成図。
【図16】実装機による部品群の実装を示す図。
【図17】部品群の荷姿を示す図。
【図18】部品割付部及びチャネル割付部を示す構成
図。
【図19】部品展開及びセル展開の流れを示す図。
【図20】セルマスタファイルのデータ項目を示す模式
図。
【図21】実装機マスタファイルのデータ項目を示す模
式図。
【図22】部品割付け条件の流れと条件を示す図。
【図23】チャネル割付け条件の流れと条件を示す図。
【図24】実装機に部品を割り付けるためのルールベー
スを示す図。
【図25】部品のパラメータの検索条件ベースを示す
図。
【図26】部品供給チャネルへの部品割付け方法のルー
ルベースを示す模式図。
【図27】チャネル順のパターンを示す図。
【図28】関数の定義を示す図。
【図29】実装機の部品供給チャネル数算出装置の構成
図。
【図30】同装置のチャネル数算出部の作用を示す模式
図。
【図31】同装置の部品展開を示す流れ図。
【図32】同装置の部品並び替えを示す図。
【図33】固定チャネル及び汎用チャネルの割付け状態
を示す図。
【図34】のチャネル数算出の一例を示す図。
【符号の説明】
10…生産計画ファイル、11…基板構成ファイル、1
2…部品構成ファイル、13…PDGファイル、14…
チャネル占有ファイル、15…部品情報ファイル、16
…マシン情報ファイル、17…マシン制限ファイル、1
8…エラーファイル、20…割付け前準備部、21…基
板展開ファイル、22…部品展開ファイル、23…マシ
ンファイル、24…マシン/PDGファイル、25…基
板展開部、26…部品展開部、27…マシンデータ作成
部、28…マシン/PDGデータ作成部、30…実装機
割付け部(マシン割付け部)、31…第1割付けルー
ル、32…割付部品ファイル、33…未割付部品ファイ
ル、34…チャネル数算出部、35…チャネル割付けフ
ァイル、36…チャネル割付け部、40…シミュレーシ
ョン前準備部、50…シミュレーション部、70…実装
機、71…基板群、72…部品群、74…チャネル、8
0…部品割付部、81…セルマスタファイル、82…セ
ルデータファイル、83…実装機マスタファイル、84
…部品割付条件ファイル、85…チャネル割付部、86
…チャネル割付条件ファイル、87…部品展開部、89
…部品構成マスタファイル、92…セル展開部、93…
セル構成ファイル、100…生産計画ファイル、101
…部品構成ファイル、102…基板展開部、103…部
品展開結果ファイル、104…共通基板展開部、105
…共通部品展開結果ファイル、106…部品並び替え
部、107…ルールベース、108…部品並び替えファ
イル、109…チャネル数算出部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に各部品を実装するラインに備えら
    れた複数の実装機に対して前記各部品を割り付ける実装
    機の部品割付け装置において、 少なくとも前記実装機及び前記部品に関する各特性デー
    タを取得し、これら特性データを前記基板、前記部品、
    前記実装機及び前記部品/前記実装機の各別に分類する
    データ分類手段と、 前記データ分類手段により分類された前記部品に関する
    データ及び前記実装機に関するデータを基に、予め設定
    された部品割付条件に従って前記各部品を前記各実装機
    に対して割り付ける実装機割付け手段と、 前記部品に関するデータ及び前記実装機に関するデータ
    を基に、予め設定されたチャネル割付条件に従って前記
    各実装機にそれぞれ割り付けられた前記各部品を、前記
    各実装機の各部品供給部に割り付けるチャネル割付け手
    段と、 前記各部品の割り付けられた前記実装機の各部品供給部
    のうち段取りをしない前記部品供給部を算出するチャネ
    ル数算出手段と、 前記部品の割り付けれられた前記各実装機及び前記各部
    品供給部から成るラインをシミュレーションして生産数
    等の部品割付け結果を評価するための各指標を求めるシ
    ミュレーション手段と、を具備したことを特徴とする実
    装機の部品割付け装置。
  2. 【請求項2】 各種基板に各部品を実装するラインに備
    えられた複数の実装機に対して前記各部品を割り付ける
    実装機の部品割付け装置において、 前記各種基板の生産枚数を示す基板データ及び前記各種
    基板の部品構成データに基づいて前記各部品の点数を示
    す部品データに展開する部品展開手段と、 この部品展開手段により得られた部品データを、前記各
    実装機で扱う部品単位の各属性データに従ってこの部品
    単位別の点数に展開するセル展開手段と、 前記各実装機の機種ごとに前記各部品単位に対する実装
    時間等のデータを保有する実装機マスタと、 前記各実装機で扱う部品単位の各属性データ、前記セル
    展開手段により得られたデータ、及び前記実装機マスタ
    のデータを基に、部品割付け条件に従って前記各部品を
    前記各実装機に割り付ける部品割付け手段と、を具備し
    たことを特徴とする実装機の部品割付け装置。
  3. 【請求項3】 各種基板に各部品を実装するラインに備
    えられた複数の実装機の各チャネルに対して前記各部品
    を割り付ける実装機の部品割付け装置において、 前記各種基板の生産枚数を示す基板データ及び前記各種
    基板の部品構成データに基づいて前記各部品の点数を示
    す部品データに展開する部品展開手段と、 この部品展開手段により得られた部品データを、前記各
    実装機で扱う部品単位の各属性データに従ってこの部品
    単位別の点数に展開するセル展開手段と、 前記各実装機の機種ごとに前記各部品単位に対する実装
    時間等のデータを保有する実装機マスタと、 前記各実装機で扱う部品単位の各属性データ、前記セル
    展開手段により得られたデータ、及び前記実装機マスタ
    のデータを基に、部品割付け条件に従って前記各部品を
    前記各実装機に割り付ける部品割付け手段と、 前記各実装機で扱う部品単位の各属性データ、前記セル
    展開手段により得られたデータ、及び前記実装機マスタ
    のデータを基に、チャネル割付け条件に従って前記各部
    品を前記各実装機の各チャネルに割り付けるチャネル割
    付け手段と、を具備したことを特徴とする実装機の部品
    割付け装置。
  4. 【請求項4】 部品割付け条件は、部品を分類するパラ
    メータを記述した条件式と、この条件式により分類され
    た前記部品の割付け順序を示す割付け順序と、割付け候
    補の実装機をその優先順位ごとに記載した割付けマシン
    と、この割付けマシンで同一優先順位に複数の前記実装
    機が記述されている場合の割付け方法を記述した割付け
    方法とを有することを特徴とする請求項2又は3記載の
    実装機の部品割付け装置。
  5. 【請求項5】 チャネル割付け条件は、部品を分類する
    パラメータを記述した条件式と、この条件式により分類
    された前記部品の割付け順序を示す割付け順序と、この
    割付け順序に従った前記各部品を実装機のチャネルに割
    り付ける場合のチャネル順を記述したチャネル順とを有
    することを特徴とする請求項2又は3記載の実装機の部
    品割付け装置。
  6. 【請求項6】 各種基板に各部品を実装するラインに備
    えられた複数の実装機の各チャネルに対して前記各部品
    を割り付ける実装機の部品割付け装置において、 前記各種基板の生産枚数を示す基板データ及び前記各種
    基板の部品構成データに基づいて前記各部品に対して使
    用する点数及び適用する基板を示すデータに展開する共
    通部品展開手段と、 この共通部品展開結果を並び替えルールに従って部品交
    換回数の高い順序に前記部品の並び替えを行う部品並び
    替え手段と、 この部品並び替え結果に基づいて段取りをしない固定チ
    ャネル数及びその対象部品と、段取りを必要とする汎用
    チャネル数及びその対象部品とを求めるチャネル数算出
    手段と、を具備したことを特徴とする実装機の部品割付
    け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003030611A1 (fr) * 2001-09-28 2003-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'optimisation, dispositif de montage et systeme de montage de pieces electroniques
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