JPH0714619U - 油入機器 - Google Patents
油入機器Info
- Publication number
- JPH0714619U JPH0714619U JP4456093U JP4456093U JPH0714619U JP H0714619 U JPH0714619 U JP H0714619U JP 4456093 U JP4456093 U JP 4456093U JP 4456093 U JP4456093 U JP 4456093U JP H0714619 U JPH0714619 U JP H0714619U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- hygroscopic
- conservator
- air
- hygroscopic agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transformer Cooling (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 油入機器のコンサベータに接続した吸湿呼吸
器の吸湿剤を取り出すことなく乾燥させる。 【構成】 油入機器のコンサベータ18にパイプ材5を
介して接続される吸湿呼吸器20にドライヤ9等により
熱風を送って吸湿剤1を乾燥させるための送風口6を形
成し、熱風を排出するための排気口7を形成する。
器の吸湿剤を取り出すことなく乾燥させる。 【構成】 油入機器のコンサベータ18にパイプ材5を
介して接続される吸湿呼吸器20にドライヤ9等により
熱風を送って吸湿剤1を乾燥させるための送風口6を形
成し、熱風を排出するための排気口7を形成する。
Description
【0001】
本考案は油入機器に関し、コンサベータに取り付けた吸湿呼吸器を改良したも のである。
【0002】
電気機器には、絶縁距離を小さくして小形化を図るために絶縁油中へ電気機器 を浸漬した油入機器がある。油入機器のひとつとして図3に示すようにタンク1 5内に変圧器本体16を収容してタンク15内に絶縁油17を充填した油入変圧 器がある。タンク15内の絶縁油17は温度の変化に伴って体積が増減すること から、この体積の増減を吸収してタンク15に大きな圧力が加わらないようにす るためにコンサベータ18が設けられる。絶縁油17の増減によってコンサベー タ18内には大気中の空気が出入りすることから、コンサベータ18にはパイプ 材5を介して吸湿呼吸器20が接続される。
【0003】 吸湿呼吸器20は、コンサベータ18内への湿気の侵入を防止するために設け られるものであり、図4に示す構造となっている。ガラス等からなる容器2の上 面に、供給口を形成するパイプ材5と一体の上蓋19が固着され、下面には下蓋 4が固着されている。下蓋4には外気を取り入れたり排出したりするための給気 口21が形成され、給気口21から吸入された空気を清浄にするための油11を 貯留した清浄手段22が設けられている。容器2の内部には多孔板3により支持 した状態でシリカゲル等の吸湿剤1が収容されている。
【0004】 絶縁油17は温度が変化すると膨張あるいは収縮し、コンサベータ18内の油 面が上下動する。これにより、給気口21から空気が吸入され、空気は油11に より清浄され吸湿剤1により吸湿されてコンサベータ18内へはいったり、ある いは逆にコンサベータ18から排出されたりする。そして、長期間の使用による 吸湿により吸湿剤1が変色したら、吸湿剤1を容器2内から取り出して図示しな い乾燥手段により乾燥させ、その後に再び容器2内へ入れて再使用している。
【0005】
ところが、吸湿剤の取り出しと乾燥と取り付けとの3つの作業を人手によって 行わねばならないことから手間がかかる。また、吸湿剤を取り出している時間中 は吸湿呼吸器としての機能が停止するため、予備の吸湿呼吸器を準備しておかな いとコンサベータへ湿気が侵入する。
【0006】 そこで本考案は、斯る課題を解決した油入機器を提供することを目的とする。
【0007】
斯る目的を達成するための本考案の構成は、電気機器と絶縁油が収容されたタ ンクにコンサベータを接続し、大気中からコンサベータ内へ吸入される空気の水 分を吸収する吸湿呼吸器をコンサベータに接続し、吸湿呼吸器の内部には大気中 に連通する吸気口とコンサベータに連通する供給口との間に吸湿剤を収容した油 入機器おいて、吸湿剤へ向かって乾燥した空気を送り込むための送風口を吸湿呼 吸器に形成したことを特徴とする。
【0008】
油入機器のコンサベータに接続した吸湿呼吸器の吸湿剤が長期間の使用により 水分を多量に吸収して変色した場合には、送風口にドライヤ等の送風手段を接続 し、吸湿呼吸器の内部へ空気を送り込む。この空気は吸湿呼吸器の吸気口から大 気中へ排出され、空気と共に水分も大気中へ排出される。このようにして空気を 送り込むことで吸湿剤が乾燥したら、送風手段を取り外して乾燥した吸湿剤を再 使用する。
【0009】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例 は従来の油入機器の一部を改良したものなので、従来と同一部分には同一符号を 付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0010】 本考案による油入機器における吸湿呼吸器の構成を、図1に示す。図のように 、蓋4における清浄手段22の左側に乾燥した熱風を容器2の内部へ送り込むた めの送風口6が形成されている。送風口6を吸湿剤1よりも下方に配置したのは 、吸湿剤1を乾燥させるために送り込む熱風は上昇することを考慮したものであ る。一方、上蓋19には吸湿剤1へ吹き付けた後の熱風を大気中へ放出するため の排出口7が形成されている。送風口6及び排出口7には通常はキャップ23, 8が夫々取り付けられている。
【0011】 次に、斯かる油入機器の作用を説明する。長期間の油入機器の使用により多く の水分を吸収して吸湿剤1が変色してきた場合には、吸湿呼吸器20のキャップ 23,8を取り外し、送風口6に送風手段としての例えばドライヤ(携帯用熱風 乾燥器)9の吹出口を接続ホース10を介して接続し、容器2内へ熱風を送る。 すると、熱風は多孔板3を介して吸湿剤1の内部を通り、排気孔7より大気中へ 排出される。このとき、吸湿剤1内の水分は熱風と共に大気中へ少しずつ放出さ れることから、吸湿剤1は徐々に乾燥する。吸湿剤1が完全に乾燥したらドライ ヤ9を取り外してキャップ23,8をかぶせ、吸湿剤1を再使用する。
【0012】 吸湿剤1を乾燥させるためにドライヤ9で容器2内へ熱風を送ると、給気口2 1が送風口6に近いことから給気口21から大気中へ熱風が逆流する虞れがある 。このような場合は、図2に示すように給気口21にプラグ12をするのが望ま しい。
【0013】 なお、油入機器としては油入変圧器に限るものではない。また、本実施例では 排気孔7を形成したが、送風口を容器2の上部に形成して給気口21から熱風を 大気中へ放出するように設定すれば排気孔7を形成しなくてもよい。更に、本実 施例では送風口にキャップを設けて吸湿剤を乾燥させるときのみ送風手段を送風 口に接続しているが、送風手段を常時接続しておき乾燥させるときにはじめて送 風手段を運転するようにしてもよい。
【0014】
以上の説明からわかるように、本考案による油入機器によれば吸湿呼吸器に送 風口を形成したので、送風口から風を吹き込むことにより吸湿剤を乾燥させて再 使用することができる。従って、従来のように吸湿剤の取り出し、乾燥、取り付 けの手間が省略でき、遠隔地にある無人の変電所に油入機器を適用するのに好適 である。また、市販のドライヤ等を用いて送風口から熱風も送風できることから 、特別の乾燥手段が不要である。更に、吸湿剤の乾燥作業中に吸湿呼吸器の使用 が可能であり、吸湿剤の乾燥作業に1〜3日程度かかる場合があるが、このよう な場合でも吸湿剤の乾燥作業が問題なく行える。
【図1】本考案による油入機器における吸湿呼吸器の断
面図。
面図。
【図2】本考案による油入機器における吸湿呼吸器の作
用説明図。
用説明図。
【図3】油入変圧器の構成図。
【図4】従来の吸湿呼吸器の断面図。
1…吸湿剤 5…パイプ材 6…送風口 9…ドライヤ 15…タンク 16…変圧器本体 17…絶縁油 18…コンサベータ 20…吸湿呼吸器 21…吸気口
Claims (1)
- 【請求項1】 電気機器と絶縁油が収容されたタンクに
コンサベータを接続し、大気中からコンサベータ内へ吸
入される空気の水分を吸収する吸湿呼吸器をコンサベー
タに接続し、吸湿呼吸器の内部には大気中に連通する吸
気口とコンサベータに連通する供給口との間に吸湿剤を
収容した油入機器において、 吸湿剤へ向かって乾燥した空気を送り込むための送風口
を吸湿呼吸器に形成したことを特徴とする油入機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4456093U JPH0714619U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 油入機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4456093U JPH0714619U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 油入機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714619U true JPH0714619U (ja) | 1995-03-10 |
Family
ID=12694891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4456093U Pending JPH0714619U (ja) | 1993-08-17 | 1993-08-17 | 油入機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714619U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517129A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | ガトロン ゲーエムベーハー | 絶縁液で満たされた高電圧設備における膨張容器内への大気からの空気供給を減少させる方法、及び前記方法を実行する装置 |
-
1993
- 1993-08-17 JP JP4456093U patent/JPH0714619U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011517129A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | ガトロン ゲーエムベーハー | 絶縁液で満たされた高電圧設備における膨張容器内への大気からの空気供給を減少させる方法、及び前記方法を実行する装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0714619U (ja) | 油入機器 | |
CN209900532U (zh) | 消防巡检智能人机交互控制器 | |
CN214553792U (zh) | 一种基于米加工储料仓的防霉装置 | |
CN115083092A (zh) | 一种环境自适应的火灾警示终端 | |
CN108362083A (zh) | 一种医学检验用智能检测触发式干燥装置 | |
CN108156797A (zh) | 一种安防设备散热除尘保护箱 | |
CN209427396U (zh) | 一种电气自动化除尘防潮处理装置 | |
CN209773016U (zh) | 自净型通风柜 | |
JPS5833818Y2 (ja) | 超音波霧化装置 | |
CN207050117U (zh) | 一种万能试验机的除湿装置 | |
CN220728724U (zh) | 一种变压器用硅胶颗粒密闭热风循环干燥保存装置 | |
CN218034091U (zh) | 一种干燥装置 | |
CN217199886U (zh) | 一种防腐防潮的储料平台 | |
JP3985910B2 (ja) | 吸湿剤再生装置 | |
CN215324672U (zh) | 一种nmp回收用存放装置 | |
CN211514022U (zh) | 一种光学设备中的内嵌式防潮装置 | |
CN216670350U (zh) | 一种通信微基站光缆及市电引入复合箱 | |
CN210302978U (zh) | 一种化工用环保除尘装置 | |
CN213699362U (zh) | 一种印染用布料定型机烟雾处理装置 | |
CN110354615A (zh) | 一种用于高氯酸铵生产中的除尘除湿一体化装置 | |
KR0143843B1 (ko) | 제습 겸용 가습기 | |
CN220343370U (zh) | 一种便携式白蚁防治用喷粉器 | |
CN216564039U (zh) | 一种电气设备检测除湿装置 | |
CN216677534U (zh) | 一种用于干雾抑尘的喷洒控制装置 | |
CN215903493U (zh) | 一种电力施工器材便携式防潮隔离平台 |