JPH07145328A - 水溶性モノアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法 - Google Patents

水溶性モノアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法

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JPH07145328A
JPH07145328A JP6178904A JP17890494A JPH07145328A JP H07145328 A JPH07145328 A JP H07145328A JP 6178904 A JP6178904 A JP 6178904A JP 17890494 A JP17890494 A JP 17890494A JP H07145328 A JPH07145328 A JP H07145328A
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Uwe Reiher
ウーヴエ・ライヘル
Werner Hubert Russ
ヴエルナー・フーバート・ルス
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
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    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4413Non-metallized monoazo dyes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】式(1) [式中、Mは水素又はアルカリ金属、mは1又は2、X
はフッ素、塩素、アルコキシ、シクロアルコキシ等、Y
はフッ素、塩素又は式R°−NH−、〔式中、R°は一
般式(4a)、(4b)又は(4c) (式中、基Z- SO2-はビニルスルホン系の繊維反応性
基、alkは2〜4個の炭素原子を有するアルキレン、
1 は水素、カルボキシ、スルホ又はビニルスルホン系
の繊維反応性基、R2 は水素、アルキル、アルコキシ
等、R3 は水素、アルキル、アルコキシ等であり、R4
は水素、スルホ又はカルボキシである)で示される基、
又はYは一般式(3b )又は(3c) (式中、nは1〜4)で示される基]かで示されるモノ
アゾ化合物。 【効果】この化合物は繊維反応性を有しそしてヒドロキ
シ- 及び/又はカルボキシアミド- 含有材料を染色する
ための染料として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の工業的分野は繊維反応性
染料に関する。
【0002】
【従来の技術】反応性染料を使用する染色の実用分野で
は、染色の品質及び染色法の経済性に関する絶えざる改
良が要求されている。その結果、改善された性質を有す
る新規の繊維反応性染料に関する要望が依然として強
い。特に赤色色調を有する染色の形成に関して高い堅牢
性を有するこの様な染色を与える反応性染料が要望され
ている。英国特許第836,248号明細書、米国特許
第2,979,498号明細書及び欧州特許出願公開第
0070806号明細書中には多数の赤色繊維反応性染
料が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれら染料によ
り得られる染色の堅牢性、特に日光堅牢性及び汗日光堅
牢性に関してはさらに改善する必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】さて本発明は、一般式
(1)
【0005】
【化9】 に相当する、この点に関して改善された性質を有する新
規のアゾ化合物を提供する。
【0006】一般式(1)において各記号は次の意味を
有する:Mは水素又はアルカリ金属、例えばナトリウ
ム、カリウム又はリチウムであり、mは1又は2であ
り、Xはフッ素、塩素又は一般式(2a)又は(2b) RA −O− (2a) RB −NH− (2b) 〔式中、RA は1乃至10個の炭素原子、好ましくは1
乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えばメチル及
びエチル又は、場合により1又は2個のメチル基により
置換されていることができる、5乃至8個の炭素原子を
有するシクロアルキル、例えばシクロヘキシルであるか
又は2乃至8個の炭素原子を有するアルキル──これは
1又は2個のヘテロ基、例えば- O- 、- NH- 、- N
H- CO- 、- CO- NH- 、- CO- 、- SO2-、-
NH-SO2-及び- SO2-NH- よりなる群から選ばれ
たヘテロ基により中断されている──であるか又はベン
ジル又は1乃至4個の炭素原子を有するスルホアルキ
ル、例えばスルホメチル及びβ- スルホエチル、好まし
くβ-スルホエチルでありそしてRB は水素、1乃至1
0個の炭素原子、好ましくは1乃至4個の炭素原子を有
するアルキル、例えばメチル及びエチル又は、場合によ
り1又は2個のメチル基により置換されていることがで
きる、5乃至8個の炭素原子を有するシクロアルキル、
例えばシクロヘキシルであるか又は2乃至8個の炭素原
子を有するアルキル──これは1又は2個のヘテロ基、
例えば- O-、- NH- 、- NH- CO- 、- CO- N
H- 、- CO- 、- SO2-、-NH- SO2-及び- SO2
-NH- よりなる群から選ばれたヘテロ基により中断さ
れている──であるか又はベンジル、1乃至4個の炭素
原子を有するスルホアルキル、例えばスルホメチル及び
β- スルホエチル又は又はシアノであり、好ましくはシ
アノである〕で示される基であり、Yはフッ素、塩素又
は一般式(3a) R°−NH− (3a) 〔式中、R°は一般式(4a)、(4b)又は(4c)
【0007】
【化10】 (式中、Mは前記の意味を有し、Zはビニル基又はアル
カリにより離脱してビニル基を与えることができる置換
基によりβ- 位が置換されているエチル基であり、al
kは2乃至4個の炭素原子を有するアルキレンであり、
1 は水素、カルボキシ、スルホ又は、好ましくは一般
式- SO2-Z(式中、Zは前記の意味を有する)で示さ
れる基であり、R2 は水素、1乃至4個の炭素原子を有
するアルキル、例えばエチル、特にメチル、1乃至4個
の炭素原子を有するアルコキシ、例えばエトキシ、特に
メトキシ、塩素、臭素、カルボキシ、スルホ又はニト
ロ、好ましくは水素、1乃至4個の炭素原子を有するア
ルキル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ又は
スルホであり、R3 は水素、1乃至4個の炭素原子を有
するアルキル、例えばエチル、特にメチル、1乃至4個
の炭素原子を有するアルコキシ、例えばエトキシ、特に
メトキシ、塩素又は臭素、好ましくは水素又は1乃至4
個の炭素原子を有するアルコキシでありそしてR4 は水
素、スルホ又はカルボキシ、好ましくは水素又はスルホ
である)で示される基である〕で示される基であるか又
はYは一般式(3b)
【0008】
【化11】 (式中、Z及びalkはそれぞれ前記の意味を有する)
で示される基であるか又はYは一般式(3c)
【0009】
【化12】 (式中、nは1乃至4、好ましくは2又は3でありそし
てZはビニル基又はアルカリにより離脱してビニル基を
与えるることができる置換基によりβ- 位が置換されて
いるエチル基である)で示される基である。
【0010】好ましくはXはフッ素、塩素又はシアノア
ミノでありそして、好ましくはYは一般式(3a)──
式中R°は一般式(4a)又は(4b)の基である──
で示される基であるか又はYは一般式(3b)又は(3
c)──式中alkは1,2- エチレン又は1,3- プ
ロピレンであり、R1 は水素又は、好ましくはβ- スル
ファトエチルスルホニル又はビニルスルホニルであり、
2 は水素、メチル、メトキシ又はエトキシであり、R
3 は水素、メトキシ又はエトキシであり、Zはビニル又
はβ- スルファトエチルでありそしてnは2又は3であ
る──で示される基である。一般式(4c)においてナ
フタリン環の遊離結合は、好ましくはそのβ- 位にあ
る。
【0011】Zのエチル基のβ- 位にある、アルカリに
より離脱することができる置換基には、例えばハロゲン
原子、例えば臭素及び塩素、有機カルボン酸及びスルホ
ン酸、例えばアルキルカルボン酸、置換又は非置換ベン
ゼンカルボン酸及び置換又は非置換ベンゼンスルホン酸
のエステル基、例えば2乃至5個の炭素原子を有するア
ルカノイルオキシ、これらのうち、特にアセチルオキ
シ、ベンゾイルオキシ、スルホベンゾイルオキシ、フェ
ニルスルホニルオキシ及びトルイルスルホニルオキシ、
又無機酸、例えばリン酸、硫酸及びチオ硫酸の酸エステ
ル基(ホスファト、スルファト及びチオスルファト
基)、同様にそれぞれの場合1乃至4個の炭素原子を含
有するアルキル基を有するジアルキルアミノ基、例えば
ジメチルアミノ及びジエチルアミノである。好ましくは
一般式(4b)及び(4c)におけるZは、β- スルフ
ァトエチル又はビニル、特に好ましくはβ- スルファト
エチルでありそして、好ましくは一般式(4a)及び
(3c)におけるZは、β- スルファトエチル、β- ク
ロルエチル又はビニル、特に好ましくはβ- クロルエチ
ル及びビニルである。
【0012】前記の式及び後記の式において、式内の異
なるばかりでなく又同一の標識の個々の記号は、それら
の意味の範囲内で互いに同一であるか又は互いに異なる
意味を有することができる。
【0013】用語「スルホ」、「カルボキシ」、「チオ
スルファト」、「ホスファト」及び「スルファト」に
は、それらの酸形ばかりでなくそれらの塩形も包含され
る。したがってスルホ基は一般式 -SO3 Mに相当する
基であり、カルボキシ基は一般式 -COOMに相当する
基であり、チオスルフアト基は一般式 -S- SO3 Mに
相当する基であり、ホスフアト基は一般式 -OPO3
2 に相当する基でありそしてスルフアト基は一般式 -O
SO3 Mに相当する基であり、それぞれの場合Mは前記
の意味を有する。
【0014】Xは、例えばメトキシ、エトキシ、プロポ
キシ、エトキシメトキシ、β- エトキシエトキシ、β-
アミノエトキシ、ベンジルオキシ、スルホメトキシ、ス
ルホエトキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピル
アミノ、シクロヘキシルアミノ、β-(エチルアミノ)エ
チルアミノ、β- エトキシエチルアミノ、ベンジルアミ
ノ、β- スルホエチルアミノ、特にシアンアミノ、フッ
素及び塩素である。
【0015】残基Xにおける一般式(4a)、(4b)
及び(4c)の基には、例えば2-(β- スルファトエ
チルスルホニル) フェニル、3-(β- スルファトエチル
スルホニル) フェニル、4-(β- スルファトエチルスル
ホニル) フェニル、2- カルボキシ- 5-(β- スルファ
トエチルスルホニル) フェニル、2- クロル -3-(β-
スルファトエチルスルホニル) フェニル、2- クロル -
4-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニル、2-
ブロム -4-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニ
ル、4- メトキシ -3-(β- スルファトエチルスルホニ
ル) フェニル、4- クロル -3-(β- スルファトエチル
スルホニル) フェニル、2- エトキシ -4- 又は -5-
(β- スルファトエチルスルホニル) フェニル、2- メ
チル -4-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニ
ル、2- メトキシ -5- 又は -4-(β- スルファトエチ
ルスルホニル) フェニル、2,4- ジエトキシ -5-(β
- スルファトエチルスルホニル) フェニル、2,4- ジ
メトキシ -5-(β- スルファトエチルスルホニル) フェ
ニル、2,5- ジメトキシ -4-(β- スルファトエチル
スルホニル) フェニル、2- メトキシ -5 -メチル -4
-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニル、2- 又
は3- 又は4-(β- チオスルファトエチルスルホニル)
フェニル、2- メトキシ -5-(β- チオスルファトエチ
ルスルホニル) フェニル、2- スルホ -4-(β- ホスフ
ァトエチルスルホニル) フェニル、2- スルホ -4- ビ
ニルスルホニルフェニル、2- ヒドロキシ -4- 又は -
5-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニル、2-
クロル -4- 又は -5-(β- クロルエチルスルホニル)
フェニル、2- ヒドロキシ -5-(β- スルファトエチル
スルホニル) フェニル、2- ヒドロキシ- 3- スルホ -
5-(β- スルファトエチルスルホニル) フェニル、3-
又は4-(β- アセトキシエチルスルホニル) フェニル、
6- カルボキシ- 1- スルホナフト- 2- イル、5-(β
- スルファトエチルスルホニル) ナフト- 2- イル、6
- 又は7- 又は8-(β- スルファトエチルスルホニル)
ナフト- 2- イル、6-(β- スルファトエチルスルホニ
ル) - 1- スルホナフト- 2- イル、5-(β- スルファ
トエチルスルホニル) - 1- スルホナフト- 2- イル、
8-(β- スルファトエチルスルホニル) - 6- スルホナ
フト- 2- イル、β- ビニルスルホニルエチルアミノ、
β-(β′- クロルエチルスルホニル) エチルアミノ、β
-(β′- スルファトエチルスルホニル) エチルアミノ、
γ-(β′- クロルエチルスルホニル) プロピルアミノ、
γ-(β′- スルファトエチルスルホニル) プロピルアミ
ノ及びγ-(ビニルスルホニル) プロピルアミノが包含さ
れる。
【0016】さらに本発明は、本発明による一般式(1)
のモノアゾ化合物を製造する方法において、一般式
(5)
【0017】
【化13】 (式中、X、Y、M及びmは前記の意味を有する)で示
される化合物をジアゾ化しそして得られるジアゾニウム
化合物を一般式(6)
【0018】
【化14】 (式中、Mは前記の意味を有する)で示される化合物と
カップリングさせることを特徴とする方法に関する。
【0019】ジアゾ化及びカップリング反応は、公知の
方法にしたがって、例えばジアゾ化は一般に -5℃乃至
+15℃の温度及び強酸による2より少ないpH下及び
アルカリ金属亜硝酸塩を用いて、好ましくは水性媒体中
で実施され、そしてカップリング反応は、一般に0乃至
50℃及び3乃至7、好ましくは4乃至6.5のpHに
おいて、好ましくは水性媒体中で実施される。
【0020】一般式(5)の出発化合物の製造は、芳香
族アミノ化合物をハロゲン- 置換トリアジンと反応させ
る公知の方法に類似して実施される。例えば一般式
(5)の出発化合物の合成は、一般式(7)
【0021】
【化15】 (式中、M及びmは前記の意味を有する)で示されるフ
ェニレンジアミン化合物を一般式(8)
【0022】
【化16】 (式中、X及びYは前記の意味を有しそしてHalは塩
素又はフッ素である)で示される化合物と水性又は水性
- 有機媒体における懸濁液又は溶液中で実施することが
できる。反応が、水性- 有機媒体中で実施される場合有
機媒体は、例えばアセトン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド又はN- メチルピロリドンである。
有利には、縮合の間に遊離したハロゲン化水素は、水性
アルカリ金属水酸化物、炭酸塩又は重炭酸塩の添加によ
り連続的に中和される。一般式(8)のハロゲン- s-
トリアジンの縮合反応は、一般に−5℃乃至+90℃の
温度において実施され、Xがフッ素又は塩素でありそし
てYが一般式(3a)、(3b)又は(3c)の基であ
る場合には、好ましくは−5℃乃至+25℃の温度及び
6乃至8のpHにおいて実施される。一般式(8)にお
いてXが一般式(2a)又は(2b)の基でありそして
Yが一般式(3a)、(3b)又は(3c)の基である
場合には、反応は一般に1乃至5のpH及び50乃至9
0℃の温度において実施される。
【0023】或いは一般式(5)──式中Yが一般式
(3a)、(3b)又は(3c)の基でありそしてXが
塩素である──で示される出発化合物は、又一般式
(7)の化合物を塩化シアヌルと反応させその後、得ら
れる生成物を一般式Y- H(式中Yは一般式(3a)、
(3b)又は(3c)の基である)で示されるアミンと
縮合させて製造することができる。塩化シアヌルとの反
応は、一般に−5℃乃至+30℃、好ましくは0乃至2
0℃の温度及び7乃至9のpHにおいて行われる。その
後の、一般式Y- Hに相当するアミノ化合物との縮合反
応は、0乃至20℃の温度及び0乃至5のpHにおいて
実施される。
【0024】一般式(6)及び(7)及び又一般式
(5)及び(8)に相当する出発化合物は、以前に通称
名で記載されておりそして公知の方法に類似する先行方
法により製造することができる。一般式(5)及び
(8)──式中Yは一般式(3c)の残基でありそして
nは3又は4に等しい──に相当する出発化合物の若干
及び同様に一般式(9)
【0025】
【化17】 (式中、nは3又は4である)に相当するそれらのN-
フェニルアミノ成分は、それ自体文献に記載されていな
い。これらのアミノ化合物は、例えばN- アリル- N-
アセチルアニリン(J.Org.Chem.14,10
99(1949)参照)をドイツ特許出願公開第4,1
06,106号明細書中に記載の方法に類似して2- メ
ルカプトエタノ−ルと遊離ラジカル開始剤の存在下に反
応させ、得られるN- [γ-(β′- ヒドロキシエチルチ
オ)プロピル]- N- アセチルアニリン化合物を、例え
ば触媒量の遷移金属化合物、例えば酸化タングステンの
存在下に過酸化水素を用いて、酸化してスルホニル化合
物とすることにより製造することができる。次に、得ら
れるスルホニル化合物は、これからアルカリ性又は酸性
範囲において、好ましくは水性塩酸溶液中で、例えば5
乃至30%水性塩酸中で80乃至100℃の温度におい
て加水分解によりアセチル基を脱離させる。得られるN
- フェニル- N- [γ-(β′- ヒドロキシエチルスルホ
ニル)プロピル]アミンは、中和した水性合成溶液の水
性相から分離することができる。そのβ- ヒドロキシエ
チルスルホニル基は、慣用の方法により、例えば濃硫酸
を用いて10乃至30℃の温度においてエステル化して
β- スルファトエチルスルホニル化合物を得ることがで
きる。
【0026】一般式(8)の化合物を得るための一般式
(9)のこのアミンの反応は、アミノ化合物をジハロゲ
ントリアジン化合物又はハロゲン化シアヌルと反応させ
る公知の方法に類似して実施することができる。
【0027】本発明により製造される一般式(1)の化
合物──以下化合物(1)と称する──の、合成バッチ
からの分離は、一般に公知な方法により、例えば電解
質、例えば塩化ナトリウム又は塩化カリウムの添加によ
る反応媒体からの沈澱により、又は反応溶液の蒸発、例
えば噴霧乾燥により実施され、その場合この反応溶液に
緩衝物質を添加することができる。
【0028】化合物(1)は、繊維反応性及び非常に良
好な染料特性を有する。それゆえこれら化合物はヒドロ
キシ- 及び/又はカルボキシアミド- 含有材料、特に繊
維材料及び又皮革の染色に使用することができる。これ
ら化合物を配合染色、例えば三色染色において使用する
ことは特に重要である。又これら化合物は、合成したま
まの溶液の形で、所望なら緩衝物質の添加後又は、所望
なら濃縮後直ちに液状組成物として染色に使用すること
ができる。
【0029】さらに本発明は、又ヒドロキシ- 及びカル
ボキシアミド- 含有材料の染色に化合物(1)を使用す
ること、すなわち化合物(1)をこの様な材料上で適用
又は該材料中に導入しそして該化合物を該材料上で又は
該材料中で熱により又はアルカリ性剤により又は両方の
手段により該化合物を固着することによりこの様な材料
を染色する方法を提供する。染色は、例えばポリアミド
フィルムの着色及び捺染をも包含するものと解されるべ
きである。該材料は、好ましくは繊維材料、特に紡織繊
維、例えば織物及び糸、例えばかせ、パッケ−ジの形で
使用される。
【0030】ヒドロキシ- 含有材料は、天然又は合成ヒ
ドロキシ- 含有材料、例えば、セルロース繊維材料又は
それらの再生生成物及びポリビニルアルコールである。
セルロース繊維材料は、好ましくは木綿であるが、しか
し又他の植物繊維、例えばリンネル、麻、ジュート及び
ラミ−繊維でもよい。再生セルロース繊維には、例えば
ステープルビスコース及びフィラメントビスコースが包
含される。
【0031】カルボキシアミド- 含有材料には、例えば
合成及び天然ポリアミド及びポリウレタン──特に繊維
の形での──、例えば羊毛及び他の動物毛、絹、皮革、
ナイロン- 6,6、ナイロン- 6、ナイロン- 11及び
ナイロン- 4が包含される。
【0032】化合物(1)は、水溶性染料、特に繊維反
応性染料に関して慣用の技術により、前記基体、特に前
記繊維材料に適用しそして該材料上で固着することがで
きる。例えばセルロ−ス繊維上でこれら化合物は、吸尽
法により及び種々の酸結合剤により中性塩、例えば塩化
ナトリウム又は硫酸ナトリウムを使用し又は使用せずに
長浴から非常に良好なカラ−イ−ルド及び又高い固着度
と組み合わされた優れたカラ−ビルド- アップを有する
染色を形成する。これらは、40乃至105℃の温度、
所望なら120℃までの温度において加圧下、所望なら
慣用の染色助剤の存在下に、水性浴中で染色される。た
とえば材料を温浴中に導入し、この浴を所望の染色温度
に徐々に加熱しそして染色法をその温度において完了さ
せる。化合物(1)の吸尽を促進する中性塩は、所望な
ら、実際の染色温度に到達直後浴に添加することができ
る。
【0033】同様にパジング法は、セルロ−ス繊維上で
高い固着度を以て優れたカラ−イルド及び非常に良好な
カラ−ビルド- アップを形成し、その際固着は、室温又
は高温、例えば約60℃までの温度における滞留によ
り、常法で蒸熱により又は乾熱により行うことができ
る。
【0034】同様に、セルロ−ス繊維に関する慣用の捺
染法──これは一段階法で、例えば炭酸ナトリウム又は
他の酸結合剤及び化合物(1)を含有する捺染ペ−スト
を用いて捺染し、その後100乃至103℃において蒸
熱して実施するか又は二段階法で、例えば着色剤を含有
する中性又は弱酸性捺染ペ−ストを用いて捺染し、その
後捺染材料を熱い電解質含有アルカリ性浴に通すか又は
アルカリ性電解質- 含有パジング液を用いてオ−バ−パ
ジングし、その後この処理した材料を滞留させるか又は
その後蒸熱するか又はこれを乾熱により処理して固着さ
せて実施することができる──は、はっきりした輪郭及
び輝かしい白色地を有する濃い捺染を形成する。捺染の
外観は、固着条件における変更により著しくは影響を受
けない。染色におけるばかりでなく、捺染においても、
化合物(1)を使用して得られる固着度は、非常に高
い。
【0035】慣用の熱固着法による乾熱により固着する
場合120乃至200℃の熱風が使用される。101乃
至103℃における慣用の蒸気のほかに、過熱蒸気及び
160℃までの温度における高圧蒸気を使用することも
できる。
【0036】セルロ−ス繊維材料上での化合物(1)の
固着をもたらす酸結合性剤には、例えば無機酸又は有機
酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属の水溶性の塩
基性塩並びに加熱の際アルカリを遊離する化合物が包含
される。特に、弱乃至中- 強無機又は有機酸のアルカリ
金属水酸化物及びアルカリ金属塩が適して、好ましいア
ルカリ金属化合物は、ナトリウム化合物及びカリウム化
合物である。この様な酸結合剤には、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ギ酸ナトリウム、リン酸二水素
ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、トリクロル酢酸
ナトリウム、水ガラス又はリン酸三ナトリウムが包含さ
れる。
【0037】加熱下または非加熱下での酸結合剤による
化合物(1)の処理により、これら化合物をセルロ−ス
繊維に化学的に結合させ、特にセルロ−ス染色は、化合
物(1)の非固着分を除去するためのゆすぎによる慣用
の後処理後、優れた湿潤堅牢性を有する。何となれば特
に非固着分は冷水中でのそれらの良好な溶解性のために
容易に洗出されるからである。
【0038】ポリウレタン及びポリアミド繊維上の染色
は、通常酸性媒体から実施される。所望のpHを得るた
めに、例えば酢酸及び/又は硫酸アンモニウム及び/又
は酢酸及び酢酸アンモニウム又は酢酸ナトリウムを染浴
に添加することができる。染色の使用可能な均整性を得
るために、慣用の均染助剤、例えば塩化シアヌルと3倍
モル量のアミノベンゼンスルホン酸及び/又はアミノナ
フタリンスルホン酸との反応生成物又は例えばステアリ
ルアミンとエチレンオキシドとの反応生成物を主成分と
する該助剤を添加することが推奨される。一般に、染色
されるべき材料を浴中に約40℃の温度において導入
し、該浴中で数時間ゆり動かし、次に染浴を所望の弱酸
性、好ましくは弱酢酸酸性pHに調整しそして実際の染
色を60乃至98℃の温度において実施する。しかし染
色を沸点又は120℃までの温度(加圧下)において実
施することもできる。
【0039】化合物(1)により形成される染色及び捺
染は、その輝かしい色調が特徴とされる。特にセルロ−
ス繊維材料上の染色及び捺染は、前記の様に、著しい色
の濃さのほかに良好な日光堅牢性及び良好な湿潤堅牢
性、例えば洗たく、縮充、水、海水、クロス染め及び汗
堅牢性、又良好なひだつけ堅牢性、アイロンかけ堅牢性
及び摩擦堅牢性を有する。
【0040】セルロ−ス繊維材料上での本発明の染料に
より得られる高い固着度──これは捺染法及びパッド-
染色法の場合約90%以上であることができる──は特
に注目に値する。化合物(1)の別の長所は、捺染又は
染色中固着されていない部分を洗出する場合であり、そ
の結果捺染又は染色したセルロ−ス繊維材料の洗浄は洗
浄工程中エネルギ−節約性温度を使用して又は使用せず
に少量の洗液により達成することができる。
【0041】
【実施例】以下の例は、本発明を説明するためのもので
ある。特記しない限り、部及び百分率は重量に関する。
重量部対容量部は、キログラム対リットルと同じ関係を
有する。
【0042】例中で式により記載した化合物は、遊離酸
の形で記載されており、一般にこれらはそれらのアルカ
リ金属塩、例えばリチウム塩、ナトリウム塩又はカリウ
ム塩の形で製造されそして単離されそしてそれらの塩の
形で染色に使用される。同様に以下の例、特に表例中で
遊離酸の形で挙げた出発化合物及び成分は、そのまま又
はそれらの塩、好ましくはアルカリ金属塩の形で合成に
使用することができる。
【0043】本発明の染料に関して記載した、可視範囲
の吸収極大 (λmax)は、水性溶液中でそれらのアル
カリ金属塩を用いて測定された。表例中において、λm
ax値は、色調欄のそばにかっこ中で示され、波長単位
はnmである。 例 1 シアナミド4.3部を水200部及び氷200部中塩化
シアヌル18.4部の懸濁液中にかき混ぜる。濃厚な水
性水酸化ナトリウム溶液を9のpHを設定するために使
用し、その後バッチを9のpHを保ちながら2時間0乃
至3℃において攪拌し、その後稀釈水性塩酸を用いてp
H5に調整しそして4-(β- スルファトエチルスルホニ
ル)アニリン29.5部と混合する。攪拌を約5乃至8
℃の温度においてさらに約4時間続行し、その間pHは
1乃至1.5の値に低下する。その後、5,5のpHを
設定するために炭酸ナトリウムを添加する。
【0044】得られる溶液を水600部中1,4- ジア
ミノベンゼン- 2- スルホン酸18.8部の溶液中にか
き混ぜる。3.5のpHを設定し、さらに反応バッチ
を、炭酸ナトリウムにより3.5のpHを保ちながら、
80℃において2時間攪拌し、次に0乃至3℃の温度に
冷却しそして濃塩酸により1.2のpHに調節する。次
にアニリン化合物のジアゾ化は5N水性亜硝酸ナトリウ
ム溶液20部を用いて行われ、ジアゾ化反応後過剰の亜
硝酸を通常の通り少量のアミドスルホン酸で分解する。
2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6- スルホナフタリン2
3.9部を添加しそしてカップリング反応を5乃至5.
5のpH及び約15℃の温度において16時間完了する
まで実施する。
【0045】得られる、式(遊離酸の形で記載して)
【0046】
【化18】 で示される新規のモノアゾ化合物を塩化カリウムの添加
により塩析しそしてアルカリ金属塩として単離する。本
化合物は、非常に良好な繊維反応性染料特性を有しそし
て本明細書中に記載の材料、例えば特に木綿上で繊維反
応性染料に関して技術的に慣用な染色及び捺染技術によ
り良好な堅牢性──そのうち特に良好な日光堅牢性を挙
げることができる──を有する濃い赤色染色及び捺染を
形成する。 例 2 例1の方法によりシアナミド4.3部、塩化シアヌル1
8.4部及び4-(β-スルファトエチルスルホニル)ア
ニリン29.5部を反応させる。得られる、第二縮合生
成物の溶液に水400部中1,4- ジアミノベンゼン-
2,5- ジスルホン酸26.8部を添加し、3,5のp
Hを設定しそして反応を60℃において約1時間の間で
3.5のpHを保ちながら実施する。その後バッチを0
乃至3℃に冷却し、水性濃塩酸を用いて1.2のpHに
調節しそしてジアゾ化反応を慣用法で5N水性亜硝酸ナ
トリウム溶液20部の添加により実施する。過剰の亜硝
酸を分解した後、2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6- ス
ルホナフタリン23.9部を添加しそしてカップリング
反応を5乃至5.5のpH及び約15℃において実施す
る。
【0047】遊離酸の形で記載して、式
【0048】
【化19】 を有する新規のモノアゾ化合物を反応溶液の蒸発により
単離する。本化合物は、非常に良好な繊維反応性染料特
性を有しそして本明細書中に記載の材料、例えば特に木
綿上で繊維慣用な適用及び固着技術により良好な堅牢性
──そのうち特に良好な日光堅牢性を挙げることができ
る──を有する濃い赤色染色及び捺染を形成する。 例 3 氷100部及び水200部中塩化シアヌル19.3部の
懸濁液を十分な攪拌によりpH5.5を有する、水20
0部中4-(β- スルファトエチルスルホニル)アニリン
28.1部の溶液と混合する。その後反応混合物を30
分間2.5乃至3.0のpH及び5乃至10℃の温度に
おいて攪拌し、次に30分間にわたって20乃至25℃
に加熱し、その後約1時間攪拌する。得られる懸濁液を
pH6を有する、水200部中1,4- ジアミノベンゼ
ン- 2- スルホン酸18.8部の溶液と混合し、その後
混合物を6のpH及び20乃至25℃において約2時間
攪拌する。
【0049】その後バッチを0乃至3℃に冷却し、水性
濃塩酸でpH1.2に調節しそしてジアゾ化反応を常法
で5N水性亜硝酸ナトリウム溶液20部の添加により実
施する。過剰の亜硝酸を除去した後、2- アミノ- 8-
ヒドロキシ- 6- スルホナフタリン23.9部を添加し
そしてカップリング反応を15乃至20℃及び5乃至
5.5のpHにおいて実施する。
【0050】本発明のモノアゾ化合物を合成溶液の蒸発
により単離する。別の方法で本発明のモノアゾ化合物を
次の様に製造することができる:1,4- ジアミノベン
ゼン- 2- スルホン18.8部を氷200部及び水20
0部中塩化シアヌル18.4部の懸濁液中にかき混ぜ
る。濃厚な水性水酸化ナトリウム溶液を8.5のpHを
設定するために使用し、その後バッチを0乃至3℃にお
いて約2時間8.5のpHを保ちながら攪拌する。その
後バッチを稀釈水性塩酸でpH5に調節しそして4-(β
- スルファトエチルスルホニル)アニリン29.5部と
混合する。その後攪拌を約5乃至8℃において約4時間
続行し、その間pHは1乃至1.5に低下する。その後
ジアゾ化反応を常法で水性濃塩酸及び5N水性亜硝酸ナ
トリウム溶液の添加により実施しそしてカップリング反
応を2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6- スルホナフタリ
ン24部の添加後前記の如く実施する。
【0051】本発明のモノアゾ化合物は、遊離酸の形で
記載して、式
【0052】
【化20】 を有しそして本明細書中に記載の材料、特にセルロ−ス
繊維材料例えば木綿上で繊維反応性染料に関して技術的
に慣用な染色及び捺染技術により良好な堅牢性──その
うち特に良好な日光堅牢性を挙げることができる──を
有する濃い赤色染色及び捺染を形成する。 例 4 塩化シアヌル15.3部及び4-(β- スルファトエチル
スルホニル)アニリン28.1部を例3中に記載の如く
互いに反応させる。この様に得られる懸濁液に攪拌しな
がらpH6を有する、水200部中1,4- ジアミノベ
ンゼン- 2,5- ジスルホン酸26.8部の溶液を添加
しそして反応を約3時間pH6及び20乃至25℃にお
いて攪拌の続行下に完了するまで実施する。その後バッ
チを0乃至3℃に冷却しそして水性濃塩酸を用いてpH
1.2に調節する。ジアゾ化反応は、常法で攪拌下に水
性5N亜硝酸ナトリウム溶液20部の添加により実施さ
れる。過剰の亜硝酸を分解した後、2- アミノ- 8- ヒ
ドロキシ- 6- スルホンナフタリン23.9部を添加し
そしてカップリング反応を約15乃至20℃及び5乃至
5.5のpHにおいて実施する。
【0053】別の方法で本発明のモノアゾ化合物は、又
次の様に製造することができる:1,4- ジアミノベン
ゼン- 2,5- ジスルホン酸26.8部を氷200部及
び水200部中塩化シアヌル18.4部の懸濁液中にか
き混ぜ、濃厚な水性水酸化ナトリウム溶液でpH8.5
に調節し、そして攪拌を続行しながら約2時間0乃至3
℃を保つ。
【0054】次に稀釈水性塩酸を添加してpH5に調節
し、その後4-(β- スルファトエチルスルホニル)アニ
リン29.5部を添加する。攪拌を約5乃至8℃におい
て約4時間続行し、その間pHは1乃至1.5に低下す
る。その後常法で水性濃塩酸及び5N水性亜硝酸ナトリ
ウム溶液の添加によりジアゾ化しそしてカップリング反
応を前記の如く2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6- スル
ホナフタリン24部の添加により実施する。
【0055】本発明のモノアゾ化合物を常法で、例えば
合成溶液の蒸発又は塩化ナトリウム又は塩化カリウムに
よる塩析により単離する。本化合物は、遊離酸の形で記
載して、式
【0056】
【化21】 を有しそして、例えば木綿上で繊維反応性染料に関して
慣用な適用技術により良好な堅牢性──そのうち特に良
好な日光堅牢性を挙げることができる──を有する濃い
赤色染色及び捺染を与える。 例 5 4.5のpHを有する、水400部中3-(β- スルファ
トエチルスルホニル)アニリン28.1部の溶液を0℃
において十分な攪拌によりフッ化シアヌル18.3部と
混合し、その後バッチをpH4.5においてさらに約1
5分間攪拌し、1,4- ジアミノベンゼン- 4- スルホ
ン酸18.8部を添加し、pHを6.5に調整し、バッ
チを20乃至25℃に加熱し、さらに約4時間約6.5
のpHを保ちながら攪拌し、次に0℃に冷却しそして5
N水性亜硝酸ナトリウム溶液20部を添加する。得られ
る、3-(β- スルファトエチルスルホニル)アニリン、
フッ化シアヌル及び1,4- ジアミノベンゼン- 2- ス
ルホン酸の縮合生成物をジアゾ化させるために、反応パ
ッチを十分な攪拌下にそれに急速に添加し、水性濃塩酸
30部を加え、その後さらに1時間攪拌する。過剰の亜
硝酸を除去した後、2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6-
スルホナフタリン23.5部を添加しそしてカップリン
グ反応を15乃至20℃の温度及び5乃至5.5のpH
において完了させる。
【0057】新規のモノアゾ化合物は、遊離酸の形で記
載して、式
【0058】
【化22】 を有する、本化合物を合成溶液から塩化カリウムの添加
による塩析によりアルカリ金属塩の形で沈澱させそして
常法で単離する。本化合物は、非常に良好な繊維反応性
染料特性を有しそしてセルロ−ス繊維、例えば木綿上で
繊維反応性染料に関して慣用な染色及び捺染技術により
良好な堅牢性──そのうち特に良好な日光堅牢性を挙げ
ることができる──を有する濃い赤色色調を与える。 例 6乃至56 次の表例中で、一般式(A)
【0059】
【化23】 (式中、Mは水素又はアルカリ金属である)に相当する
別の新規なモノアゾ化合物を、それらの成分を用いて記
載する。これら化合物は、本発明の方法で、一般式
(A)から明らかな出発化合物(一般式H 2 N- D- N
2 に相当するジアミノベンゼンスルホン酸、フッ化シ
アヌル又は塩化シアヌル、一般式H- O- RA 及びH2
N- RB 及び又H- Yで示される化合物及びカップリン
グ成分2- アミノ- 8- ヒドロキシ- 6- スルホナフタ
リン)から製造することができる。これら化合物は、非
常に良好な繊維反応性染料特性を有しそして本明細書中
に挙げた材料、特にセルロース繊維材料をそれぞれの表
例中に木綿に関して示された色調で著しい色の濃さ及び
良好な堅牢性で染色する。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】
【表4】
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
【表7】
【0067】
【表8】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中、 Mは水素又はアルカリ金属であり、 mは1又は2であり、 Xはフッ素、塩素又は一般式(2a)又は(2b) RA −O− (2a) RB −NH− (2b) 〔式中、 RA は1乃至10個の炭素原子を有するアルキルである
    か、あるいは1又は2個のメチル基により付加的に置換
    されていることができる、5乃至8個の炭素原子を有す
    るシクロアルキルであるか、あるいはは1又は2個のヘ
    テロ基により中断されている、2乃至8個の炭素原子を
    有するアルキルであるか、あるいはベンジル又は1乃至
    4個の炭素原子を有するスルホアルキルであり、そして
    B は水素、1乃至10個の炭素原子を有するアルキル
    あるいは1又は2個のメチル基により付加的に置換され
    ていることができる、5乃至8個の炭素原子を有するシ
    クロアルキルであるか、あるいは1又は2個のヘテロ基
    により中断されている、2乃至8個の炭素原子を有する
    アルキルであるか、あるいはベンジル、1乃至4個の炭
    素原子を有するスルホアルキル又はシアノである〕で示
    される基であり、 Yはフッ素、塩素又は一般式(3a) R°−NH− (3a) 〔式中、 R°は一般式(4a)、(4b)又は(4c) 【化2】 (式中、 Mは前記の意味を有し、 Zはビニル基又はアルカリにより離脱してビニル基を与
    えることができる置換基によりβ- 位が置換されている
    エチル基であり、alkは2乃至4個の炭素原子を有す
    るアルキレンであり、 R1 は水素、カルボキシ、スルホ又は一般式- SO2-Z
    (式中、Zは前記の意味を有する)で示される基であ
    り、 R2 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、
    1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素、臭
    素、カルボキシ、スルホ又はニトロであり、 R3 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、
    1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素又は臭
    素でありそしてR4 は水素、スルホ又はカルボキシであ
    る)で示される基である〕で示される基であるか又はY
    は一般式(3b) 【化3】 (式中、Z及びalkはそれぞれ前記の意味を有する)
    で示される基であるか又はYは一般式(3c) 【化4】 (式中、 nは1乃至4でありそしてZはビニル基又はアルカリに
    より離脱してビニル基を与えることができる置換基によ
    りβ- 位が置換されているエチル基である)で示される
    基である]に相当するアゾ化合物。
  2. 【請求項2】 Xが塩素又はフッ素である請求項1 記載
    の化合物。
  3. 【請求項3】 Xがシアノアミノである請求項1記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】 一般式 【化5】 (式中、Mは水素又はアルカリ金属である)で示される
    請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 一般式 【化6】 (式中、Mは水素又はアルカリ金属である)で示される
    請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の一般式(1)で示される
    モノアゾ化合物を製造する方法において、一般式(5) 【化7】 (式中、X、Y、M及びmはそれぞれ請求項1記載の意
    味を有する)で示される化合物をジアゾ化しそして得ら
    れるジアゾニウム化合物を一般式(6) 【化8】 (式中、Mは請求項1 記載の意味を有する)で示される
    化合物とカップリングさせることを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 ヒドロキシ基- 及び/又はカルボキシア
    ミド基- 含有材料、特に繊維材料を染色するために、請
    求項1乃至5の少なくとも1項に記載のモノアゾ化合物
    又は請求項6記載の方法により製造したモノアゾ化合物
    を使用する方法。
  8. 【請求項8】 染料を、ヒドロキシ基- 及び/又はカル
    ボキシアミド基- 含有材料、好ましくは繊維材料上にも
    たらすか又はその材料中に導入しそしてその染料を熱、
    又はアルカリ性剤により、又はその両方の手段を用いて
    繊維材料上で又は繊維材料中に固着して上記材料を染色
    する方法において、請求項1乃至5の少なくとも1項に
    記載のモノアゾ化合物又は請求項6記載の方法により製
    造したモノアゾ化合物である染料を使用することを特徴
    とする方法。
  9. 【請求項9】 配合染色において請求項7記載のモノア
    ゾ化合物を使用する方法。
  10. 【請求項10】 染色法が配合染色である請求項8記載
    の方法。
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