JPH0714489Y2 - 連結部材の排水構造 - Google Patents
連結部材の排水構造Info
- Publication number
- JPH0714489Y2 JPH0714489Y2 JP4980991U JP4980991U JPH0714489Y2 JP H0714489 Y2 JPH0714489 Y2 JP H0714489Y2 JP 4980991 U JP4980991 U JP 4980991U JP 4980991 U JP4980991 U JP 4980991U JP H0714489 Y2 JPH0714489 Y2 JP H0714489Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap body
- drainage
- fitting
- lid
- vertical member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Building Environments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、建築部材である型材
等の連結される部材の排水構造に関するものである。
等の連結される部材の排水構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の部材は連結材によって長
尺に連結されて躯体等に取付けられ、該部材の端部にキ
ャップ体を嵌合被蓋するものが知られている。
尺に連結されて躯体等に取付けられ、該部材の端部にキ
ャップ体を嵌合被蓋するものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、部材を連結材で連結するため、該連結部分より
雨水が侵入し、中空の部材内に溜まり、これが原因とな
って部材が腐食し、耐久性がなくなる恐があった。そこ
で、この考案は、上記の従来の問題点に鑑み、これを解
決すべくなされたものであって、キャップ体で端部をキ
ャップ体で被蓋した部材内に侵入した雨水を滞留するこ
となく排出することができる部材の排水構造を得るにあ
る。
ものは、部材を連結材で連結するため、該連結部分より
雨水が侵入し、中空の部材内に溜まり、これが原因とな
って部材が腐食し、耐久性がなくなる恐があった。そこ
で、この考案は、上記の従来の問題点に鑑み、これを解
決すべくなされたものであって、キャップ体で端部をキ
ャップ体で被蓋した部材内に侵入した雨水を滞留するこ
となく排出することができる部材の排水構造を得るにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これを達成するための手
段として、この考案は、キャップ体の蓋部に筒状の嵌入
部を突設し、該嵌入部を連結される部材の中空の嵌入空
間部に嵌入固定して該部材の端部をキャップ体で被蓋す
ると共に、該キャップ体の嵌入部壁面に排水用孔を穿設
し、これに通ずる排水用凹溝を蓋部に形成したものであ
る。
段として、この考案は、キャップ体の蓋部に筒状の嵌入
部を突設し、該嵌入部を連結される部材の中空の嵌入空
間部に嵌入固定して該部材の端部をキャップ体で被蓋す
ると共に、該キャップ体の嵌入部壁面に排水用孔を穿設
し、これに通ずる排水用凹溝を蓋部に形成したものであ
る。
【０００５】
【実施例】この考案の構成を図面に示すク−リングタワ
−の外装竪部材の下端に使用した実施例について以下詳
細に説明する。１は型材よりなる目隠し用の外装竪部材
であって、連結材Ａによって長尺に連結され、躯体Ｂに
取付けられる。この外装竪部材１は、一側の当接壁２
と、左右両側の側壁３、３と、上記当接壁２と対面する
固定具取付壁４とによって、断面略台形状の嵌入空間部
５が形成されている。又該固定具取付壁４の下端近くに
は固定具取付用のねじ孔６が螺設されている。７はキャ
ップ体であって、蓋部８の一面には嵌入部９が立設され
ている。この嵌入部９は、一側の圧接壁１０と、その両
側の側壁１１、１１と、上記圧接壁１０と対向する固定
具受止壁１２とによって断面略台形の角筒状に形成され
ており、該固定具受止壁１２の中間部分には蓋部８に向
かって内方に凹む引き寄せ用のテ−パ−部１３が形成さ
れている。又該固定具受止壁１２の下端には排水用孔１
４が穿設されており、嵌入部９内にはこの排水用孔１４
に通ずる隔壁体１５が設けられていると共に、嵌入部９
の外側の蓋部８には排水用凹溝１６が凹設されている。
−の外装竪部材の下端に使用した実施例について以下詳
細に説明する。１は型材よりなる目隠し用の外装竪部材
であって、連結材Ａによって長尺に連結され、躯体Ｂに
取付けられる。この外装竪部材１は、一側の当接壁２
と、左右両側の側壁３、３と、上記当接壁２と対面する
固定具取付壁４とによって、断面略台形状の嵌入空間部
５が形成されている。又該固定具取付壁４の下端近くに
は固定具取付用のねじ孔６が螺設されている。７はキャ
ップ体であって、蓋部８の一面には嵌入部９が立設され
ている。この嵌入部９は、一側の圧接壁１０と、その両
側の側壁１１、１１と、上記圧接壁１０と対向する固定
具受止壁１２とによって断面略台形の角筒状に形成され
ており、該固定具受止壁１２の中間部分には蓋部８に向
かって内方に凹む引き寄せ用のテ−パ−部１３が形成さ
れている。又該固定具受止壁１２の下端には排水用孔１
４が穿設されており、嵌入部９内にはこの排水用孔１４
に通ずる隔壁体１５が設けられていると共に、嵌入部９
の外側の蓋部８には排水用凹溝１６が凹設されている。
【０００６】このように構成されているので、外装竪部
材１の下端にキャップ体７を取付けるには、該外装竪部
材１の嵌入空間部５にキャップ体７の嵌入部９を挿入し
た後、外装竪部材１に螺設したねじ孔６にねじ１７をね
じ込んで、その先端でキャップ体７の固定具受止壁１２
に形成されている引き寄せ用のテ−パ−部１３を押圧す
る。これによって圧接壁１０は外装竪部材１の当接壁２
に圧接されると共に、この押圧力によって該テ−パ−部
１３は上方向への分力が作用してキャップ体７は上方に
引き寄せられるため、キャップ体７の蓋部８は外装竪部
材１の下端に密着被蓋し、堅牢に且つ外観美麗に取付け
られる。この状態の時、キャップ体７の蓋部８と外装竪
部材１の下端との間には、排水用孔１４に通ずる排水用
凹溝１６が凹設されるので、第１図に示すように、連結
材Ａによって連結されている外装竪部材１の連結部分よ
り雨水が矢印のように浸入しても、該雨水は外装竪部材
１の下端に流れ落ち、キャップ体７の蓋部８の上面より
排水用孔１４を通って排水用凹溝１６に流出させること
ができ、外装竪部材１およびキャップ体７の腐食等を防
止することができる。
材１の下端にキャップ体７を取付けるには、該外装竪部
材１の嵌入空間部５にキャップ体７の嵌入部９を挿入し
た後、外装竪部材１に螺設したねじ孔６にねじ１７をね
じ込んで、その先端でキャップ体７の固定具受止壁１２
に形成されている引き寄せ用のテ−パ−部１３を押圧す
る。これによって圧接壁１０は外装竪部材１の当接壁２
に圧接されると共に、この押圧力によって該テ−パ−部
１３は上方向への分力が作用してキャップ体７は上方に
引き寄せられるため、キャップ体７の蓋部８は外装竪部
材１の下端に密着被蓋し、堅牢に且つ外観美麗に取付け
られる。この状態の時、キャップ体７の蓋部８と外装竪
部材１の下端との間には、排水用孔１４に通ずる排水用
凹溝１６が凹設されるので、第１図に示すように、連結
材Ａによって連結されている外装竪部材１の連結部分よ
り雨水が矢印のように浸入しても、該雨水は外装竪部材
１の下端に流れ落ち、キャップ体７の蓋部８の上面より
排水用孔１４を通って排水用凹溝１６に流出させること
ができ、外装竪部材１およびキャップ体７の腐食等を防
止することができる。
【０００７】なお、上記実施例は、ク−リングタワ−の
外装竪部材の下端にキャップ体を取付けた実施例につい
て述べたが、これに限定されるものでなく、建築用の各
種部材の端部にキャップ体を取付ける場合に使用しても
良い。
外装竪部材の下端にキャップ体を取付けた実施例につい
て述べたが、これに限定されるものでなく、建築用の各
種部材の端部にキャップ体を取付ける場合に使用しても
良い。
【０００８】
【考案の効果】以上、実施例について詳述したように、
この考案は、連結される部材の中空の嵌入空間部に嵌入
固定したキャップ体に突設した筒状の嵌入部壁面に排水
用孔を穿設し、これに通ずる排水用凹溝を、嵌入した部
材の端部に対面する蓋部の内面側に形成したものである
から、部材の端部に被蓋したキャップ体の外面側には上
記排水用凹溝が現れず、キャップ体およびこれに連結し
た部材の外観を美麗に形成することができるものであ
り、その上、連結部分より浸入する雨水はキャップ体に
形成した排水用孔を通って排水用凹溝より確実に外部に
排水されるので、部材内に雨水が滞溜することに起因す
る腐食は防止され、部材の耐久性を向上することができ
る等、種々の優れた効果を有するものである。
この考案は、連結される部材の中空の嵌入空間部に嵌入
固定したキャップ体に突設した筒状の嵌入部壁面に排水
用孔を穿設し、これに通ずる排水用凹溝を、嵌入した部
材の端部に対面する蓋部の内面側に形成したものである
から、部材の端部に被蓋したキャップ体の外面側には上
記排水用凹溝が現れず、キャップ体およびこれに連結し
た部材の外観を美麗に形成することができるものであ
り、その上、連結部分より浸入する雨水はキャップ体に
形成した排水用孔を通って排水用凹溝より確実に外部に
排水されるので、部材内に雨水が滞溜することに起因す
る腐食は防止され、部材の耐久性を向上することができ
る等、種々の優れた効果を有するものである。
【図１】この考案をク−リングタワ−の外装竪部材の下
端に実施した実施例の要部の縦断側面図である。
端に実施した実施例の要部の縦断側面図である。
【図２】この考案のキャップ体の斜視図である。
【図３】同じく正面図である。
【図４】同じく図１Ｘ−Ｘに沿って切断した断面図であ
る。
る。
１ 外装竪部材 ４ 固定具取付壁 ５ 嵌入空間部 ６ ねじ孔 ７ キャップ体 ８ 蓋部 ９ 嵌入部 １２ 固定具受止壁 １３ 引き寄せ用テ−パ−部 １４ 排水用孔 １６ 排水用凹溝 １７ ねじ
Claims (1)
- 【請求項１】 キャップ体の蓋部に筒状の嵌入部を突設
し、該嵌入部を連結される部材の中空の嵌入空間部に嵌
入固定して該部材の端部をキャップ体で被蓋すると共
に、該キャップ体の嵌入部壁面に排水用孔を穿設し、こ
れに通ずる排水用凹溝を蓋部に形成したことを特徴とす
る連結部材の排水構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4980991U JPH0714489Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連結部材の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4980991U JPH0714489Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連結部材の排水構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495904U JPH0495904U (ja) | 1992-08-19 |
| JPH0714489Y2 true JPH0714489Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31784171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4980991U Expired - Lifetime JPH0714489Y2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 連結部材の排水構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714489Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP4980991U patent/JPH0714489Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495904U (ja) | 1992-08-19 |
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