JPH07143065A - 信号伝送装置及びそれを用いた電動ドアミラー - Google Patents
信号伝送装置及びそれを用いた電動ドアミラーInfo
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- JPH07143065A JPH07143065A JP5312779A JP31277993A JPH07143065A JP H07143065 A JPH07143065 A JP H07143065A JP 5312779 A JP5312779 A JP 5312779A JP 31277993 A JP31277993 A JP 31277993A JP H07143065 A JPH07143065 A JP H07143065A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動ドアミラー等に用いられる電動器機３０
に供給する電力及び制御信号を非接触で伝送する。 【構成】 交流電源２０が接続された一次コイルと、発
光手段１６ａから発する光を導く導光部材１２ａ等を有
する送信部１１ｂ、及び、直流回路２８が接続された二
次コイル１４ｂ及び光信号を受光手段１６ｂに導く導光
部材１２ｂ等を有した受信部１１ｂを空間Ｓを介して対
向させる。そしてスイッチ２４によりマイコン２３が動
作して制御信号を発光手段１６ａに出力する。この信号
により発光手段１６ａが発光して光信号に変換され、導
光部材１２ａ及び導光部材１２ｂにより受光手段１６ｂ
に導かれる。受光手段１６ｂでは、これをデコーダ２６
に出力し制御信号に変換して駆動部３０に送る。一方、
交流電源２０により一次コイルに磁場が発生し、二次コ
イル１４ｂに誘導電圧が発生する。この誘導電圧は直流
回路２８により直流化されて駆動部３０及び受信信号変
換回路２５に供給される。
に供給する電力及び制御信号を非接触で伝送する。 【構成】 交流電源２０が接続された一次コイルと、発
光手段１６ａから発する光を導く導光部材１２ａ等を有
する送信部１１ｂ、及び、直流回路２８が接続された二
次コイル１４ｂ及び光信号を受光手段１６ｂに導く導光
部材１２ｂ等を有した受信部１１ｂを空間Ｓを介して対
向させる。そしてスイッチ２４によりマイコン２３が動
作して制御信号を発光手段１６ａに出力する。この信号
により発光手段１６ａが発光して光信号に変換され、導
光部材１２ａ及び導光部材１２ｂにより受光手段１６ｂ
に導かれる。受光手段１６ｂでは、これをデコーダ２６
に出力し制御信号に変換して駆動部３０に送る。一方、
交流電源２０により一次コイルに磁場が発生し、二次コ
イル１４ｂに誘導電圧が発生する。この誘導電圧は直流
回路２８により直流化されて駆動部３０及び受信信号変
換回路２５に供給される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電動器機を有した電動ド
アミラー等に用いられて好適であり、詳しくは電動器機
に供給する電力及び制御信号を非接触で伝送する信号伝
送装置及びそれを用いた電動ドアミラーに関する。
アミラー等に用いられて好適であり、詳しくは電動器機
に供給する電力及び制御信号を非接触で伝送する信号伝
送装置及びそれを用いた電動ドアミラーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車のドアミラー等において
は、付加価値の向上のため多くの機能を付与すべく複数
の電動器機（電子器機を含む）が用いられている。また
付加価値の向上と共に小型軽量化の要請も強く要求され
ている。このような状況にあって、複数の電動器機に電
力を供給し、かつ、制御するためのハーネスの取扱が問
題となり、実開平５ー９２３６においてはこれらの信号
を空中伝送する方法が開示されている。
は、付加価値の向上のため多くの機能を付与すべく複数
の電動器機（電子器機を含む）が用いられている。また
付加価値の向上と共に小型軽量化の要請も強く要求され
ている。このような状況にあって、複数の電動器機に電
力を供給し、かつ、制御するためのハーネスの取扱が問
題となり、実開平５ー９２３６においてはこれらの信号
を空中伝送する方法が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献で開示された方法では、電力と制御信号とを同一信号
で同時に伝送するため変調／復調回路を設ける必要があ
り制御が複雑になると共に、信号間で干渉が生じたり、
各信号の分離が悪いといった問題があった。そこで本発
明は、電力と制御信号との伝送を明確に分離し、かつ、
互いに影響を与えない方式で伝送する信号伝送装置及び
それを用いた電動ドアミラーを提供することを目的とす
る。
献で開示された方法では、電力と制御信号とを同一信号
で同時に伝送するため変調／復調回路を設ける必要があ
り制御が複雑になると共に、信号間で干渉が生じたり、
各信号の分離が悪いといった問題があった。そこで本発
明は、電力と制御信号との伝送を明確に分離し、かつ、
互いに影響を与えない方式で伝送する信号伝送装置及び
それを用いた電動ドアミラーを提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、交流電源に接続された一次コイルと、電動器機を制
御する制御信号を光信号に変換する送信信号変換部と、
前記一次コイルの周囲部及び中心部に配設されて前記送
信信号変換部の発する光信号を導く第１の導光部材とを
有した送信部、及び、前記一次コイルが発する磁場と電
磁相互作用して誘導電圧を発生させる二次コイルと、該
二次コイルの周辺部及び中心部に配設されて前記第１の
導光部材に導かれた光信号を取入れる第２の導光部材
と、該第２の導光部材に導かれた光信号を受光して電気
信号に変換し、前記電動器機に制御信号を出力する受信
信号変換部とを有した受信部が、所定空間を介し並設さ
れて前記送信部から前記受信部に非接触で電力及び制御
信号を伝送してなる、ことを特徴とする。また、前記送
信信号変換部が、スイッチと、該スイッチの指令により
前記制御信号を出力するマイコンと、該マイコンからの
前記制御信号を前記光信号に変換する発光手段とを有し
てなる。さらに、前記受信信号変換部が、前記光信号を
電気信号に変換する受光手段と、前記電気信号を制御信
号に変換するデコーダとを有してなる。また、この信号
伝送装置を用いた電動ドアミラーとしては、シャフトに
枢支部が立設され、前記送信部及び前記受信部が隣接し
て挿嵌されると共に、前記枢支部を中心に回動するフレ
ームが挿嵌されて、前記電動器機により前記フレームが
回動してなる、ことを特徴とする。
め、交流電源に接続された一次コイルと、電動器機を制
御する制御信号を光信号に変換する送信信号変換部と、
前記一次コイルの周囲部及び中心部に配設されて前記送
信信号変換部の発する光信号を導く第１の導光部材とを
有した送信部、及び、前記一次コイルが発する磁場と電
磁相互作用して誘導電圧を発生させる二次コイルと、該
二次コイルの周辺部及び中心部に配設されて前記第１の
導光部材に導かれた光信号を取入れる第２の導光部材
と、該第２の導光部材に導かれた光信号を受光して電気
信号に変換し、前記電動器機に制御信号を出力する受信
信号変換部とを有した受信部が、所定空間を介し並設さ
れて前記送信部から前記受信部に非接触で電力及び制御
信号を伝送してなる、ことを特徴とする。また、前記送
信信号変換部が、スイッチと、該スイッチの指令により
前記制御信号を出力するマイコンと、該マイコンからの
前記制御信号を前記光信号に変換する発光手段とを有し
てなる。さらに、前記受信信号変換部が、前記光信号を
電気信号に変換する受光手段と、前記電気信号を制御信
号に変換するデコーダとを有してなる。また、この信号
伝送装置を用いた電動ドアミラーとしては、シャフトに
枢支部が立設され、前記送信部及び前記受信部が隣接し
て挿嵌されると共に、前記枢支部を中心に回動するフレ
ームが挿嵌されて、前記電動器機により前記フレームが
回動してなる、ことを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記構成に基づき、一次コイルに交流電圧を印
加して、これにより所定空間離れた二次コイルに誘導電
圧を発生させる。そしてこの誘導電圧を直流回路で整流
し直流電圧として電動器機等に供給する。また、発光手
段により制御信号が光信号に変換され、第１の導光部材
により導かれる。そこで第２の導光部材は第１の導光部
材と所定空間離れて対峙しているので、第１の導光部材
からの光信号は第２の導光部材に入射し受光手段に導
く。受光手段では光信号を電気信号としてデコーダに出
力し制御信号に変換されて電動機器に出力される。この
ように電力と制御信号を電磁誘導と光信号といった異な
る手段により伝送し、かつ、独立して伝送する。さらに
このような信号伝送装置を電動ドアミラーに用いること
により、回動部分でのハーネスを配線するためのスペー
スの節減を図り、電動ドアミラーをコンパクト化すると
共に誤動作等を防止して信頼性を向上させる。
加して、これにより所定空間離れた二次コイルに誘導電
圧を発生させる。そしてこの誘導電圧を直流回路で整流
し直流電圧として電動器機等に供給する。また、発光手
段により制御信号が光信号に変換され、第１の導光部材
により導かれる。そこで第２の導光部材は第１の導光部
材と所定空間離れて対峙しているので、第１の導光部材
からの光信号は第２の導光部材に入射し受光手段に導
く。受光手段では光信号を電気信号としてデコーダに出
力し制御信号に変換されて電動機器に出力される。この
ように電力と制御信号を電磁誘導と光信号といった異な
る手段により伝送し、かつ、独立して伝送する。さらに
このような信号伝送装置を電動ドアミラーに用いること
により、回動部分でのハーネスを配線するためのスペー
スの節減を図り、電動ドアミラーをコンパクト化すると
共に誤動作等を防止して信頼性を向上させる。
【０００６】
【実施例】＜実施例１＞本発明に実施例１を図に沿って
説明する。図１は本発明にかかる信号伝達装置１０のブ
ロック図を示している。信号伝送装置１０は、電動ドア
ミラーの駆動部３０（電動器機）を制御するための制御
信号及び電力を空間Ｓを介して非接触で伝送する送信部
１１ａ及び受信部１１ｂを有し、また電気信号である制
御信号を発生すると共に該制御信号を光信号に変換して
送信部１１ａに出力する送信信号変換部２１、受信部１
１ｂが受信した光信号を電気信号に変換して制御信号を
駆動部３０に出力する受信信号変換部２５、交流電源２
０、受信信号変換部２５及び駆動部３０に電力を供給す
る直流回路２８を有している。
説明する。図１は本発明にかかる信号伝達装置１０のブ
ロック図を示している。信号伝送装置１０は、電動ドア
ミラーの駆動部３０（電動器機）を制御するための制御
信号及び電力を空間Ｓを介して非接触で伝送する送信部
１１ａ及び受信部１１ｂを有し、また電気信号である制
御信号を発生すると共に該制御信号を光信号に変換して
送信部１１ａに出力する送信信号変換部２１、受信部１
１ｂが受信した光信号を電気信号に変換して制御信号を
駆動部３０に出力する受信信号変換部２５、交流電源２
０、受信信号変換部２５及び駆動部３０に電力を供給す
る直流回路２８を有している。
【０００７】送信部１１ａ及び受信部１１ｂは、導光部
材１２ａ（第１の導光部材）、導光部材１２ｂ（第２の
導光部材）、フェライトコア１３ａ，１３ｂ及びボビン
に巻線された一次コイル１４ａ，二次コイル１４ｂ、Ｌ
ＥＤ等の発光手段１６ａが取付けられる発光手段取付部
１５ａ及びフォトダイオード等の受光手段１６ｂが取付
けられる受光手段取付部１５ｂを有している。送信信号
変換部２１は、電気信号を変換して光信号にする前述の
発光手段１６ａ、信号伝達装置１０の始動（及び終動）
を指示するスイッチ２４（スイッチ２４は１個である必
要はなく駆動部３０の機能により増加することが可能で
ある）、このスイッチ２４により所定の電気信号を発光
手段１６ａに出力するマイコン２３からなる。
材１２ａ（第１の導光部材）、導光部材１２ｂ（第２の
導光部材）、フェライトコア１３ａ，１３ｂ及びボビン
に巻線された一次コイル１４ａ，二次コイル１４ｂ、Ｌ
ＥＤ等の発光手段１６ａが取付けられる発光手段取付部
１５ａ及びフォトダイオード等の受光手段１６ｂが取付
けられる受光手段取付部１５ｂを有している。送信信号
変換部２１は、電気信号を変換して光信号にする前述の
発光手段１６ａ、信号伝達装置１０の始動（及び終動）
を指示するスイッチ２４（スイッチ２４は１個である必
要はなく駆動部３０の機能により増加することが可能で
ある）、このスイッチ２４により所定の電気信号を発光
手段１６ａに出力するマイコン２３からなる。
【０００８】また信号受信部２５は、光信号を受光して
電気信号に変換する前述の受光手段１６ｂ、該受光手段
１６ｂからの電気信号を制御信号に変換するデコーダ２
６からなっている。さらに、直流回路２８は、交流を整
流する整流回路２８ａ及びそれを安定化する安定化電源
回路２８ｂを有し、駆動部３０は電動ドアミラ−を回動
させ或はミラーの反射方向を変えるモータ３２ａ、３２
ｂとこれらを駆動する駆動回路３１とを有している。
電気信号に変換する前述の受光手段１６ｂ、該受光手段
１６ｂからの電気信号を制御信号に変換するデコーダ２
６からなっている。さらに、直流回路２８は、交流を整
流する整流回路２８ａ及びそれを安定化する安定化電源
回路２８ｂを有し、駆動部３０は電動ドアミラ−を回動
させ或はミラーの反射方向を変えるモータ３２ａ、３２
ｂとこれらを駆動する駆動回路３１とを有している。
【０００９】上記構成において、電力の伝送は以下の様
に行われる。交流電源２０により、一次コイル１４ａに
交流電圧が印加されると磁界が発生し、電磁誘導により
二次コイル１４ｂに交流電圧が発生する。二次コイル１
４ｂには整流回路２８ａ及び安定化電源回路２８ｂから
なる直流回路２８が接続されているので二次コイル１４
ｂで発生した交流電圧は直流電圧となって駆動部３０及
び受信信号変換部２５に供給される。
に行われる。交流電源２０により、一次コイル１４ａに
交流電圧が印加されると磁界が発生し、電磁誘導により
二次コイル１４ｂに交流電圧が発生する。二次コイル１
４ｂには整流回路２８ａ及び安定化電源回路２８ｂから
なる直流回路２８が接続されているので二次コイル１４
ｂで発生した交流電圧は直流電圧となって駆動部３０及
び受信信号変換部２５に供給される。
【００１０】また、制御信号の伝送は以下の様に行われ
る。例えば運転者が電動ドアミラーを倒して格納したい
場合には、該動作に対応したスイッチ２４を投入してマ
イコン２３に信号を出力する。マイコン２３は、スイッ
チ２４の指示内容に対応した電気信号を発光手段１６ａ
に出力し、発光手段１６ａは、この電気信号に基づき発
光することで電気信号を光信号に変換する。発光手段１
６ａから発した光信号は導光部材１２ａ内を通り、空間
Ｓを介して対向して設けられた受信部１１ｂの導光部材
１２ｂに導かれ受光手段１６ｂに入射する。受光手段１
６ｂは、受光した光信号を電気信号に変換してデコーダ
２６に出力し、該デコーダはこの電気信号を制御信号に
変換して駆動部３０に送る。そして駆動回路３１はこの
制御信号に基づきモータ３２ａ等を制御駆動する。以上
説明した様に、駆動部３０に供給される電力及び制御信
号は送信部１１ａと受信部１１ｂとが所定空間Ｓを介し
て並設されているので非接触に伝送することが可能にな
る。
る。例えば運転者が電動ドアミラーを倒して格納したい
場合には、該動作に対応したスイッチ２４を投入してマ
イコン２３に信号を出力する。マイコン２３は、スイッ
チ２４の指示内容に対応した電気信号を発光手段１６ａ
に出力し、発光手段１６ａは、この電気信号に基づき発
光することで電気信号を光信号に変換する。発光手段１
６ａから発した光信号は導光部材１２ａ内を通り、空間
Ｓを介して対向して設けられた受信部１１ｂの導光部材
１２ｂに導かれ受光手段１６ｂに入射する。受光手段１
６ｂは、受光した光信号を電気信号に変換してデコーダ
２６に出力し、該デコーダはこの電気信号を制御信号に
変換して駆動部３０に送る。そして駆動回路３１はこの
制御信号に基づきモータ３２ａ等を制御駆動する。以上
説明した様に、駆動部３０に供給される電力及び制御信
号は送信部１１ａと受信部１１ｂとが所定空間Ｓを介し
て並設されているので非接触に伝送することが可能にな
る。
【００１１】図２乃至図４は上述した信号伝達装置１０
を電動ドアミラーに適用したもので、図２は送信部１１
ａ又は受信部１１ｂの導光部材１２ａ，１２ｂ、フェラ
イトコア１３ａ，１３ｂ、一次又は二次コイル１４ａ，
１４ｂを示す分解斜視図である。また図３は電動ドアミ
ラー１００の部分分解斜視図であり、図４は組み立てた
ときの断面図である。図２において、導光部材１２ａ，
１２ｂの中心部には後述する枢支軸５１ｂが挿嵌する丸
穴１７ｃを有するシリンダー状のフェライト支持部１７
ｂが設けられ、周辺部には凸部１７ａが設けられてい
る。またフェライトコア１３ａ，１３ｂの中心部にはフ
ェライト支持部１７ｂが挿嵌する丸穴１８ｃを有したコ
イル支持部１８ｂが設けられ、周辺部には凸部１７ａと
係合する凹部１８ａが設けられている。さらに、一次又
は二次コイル１４ａ，１４ｂはボビン１９ｂとそれに巻
線されたコイル１９ａからなり、ボビン１９ｃにはコイ
ル支持部１８ｂが挿嵌する丸穴１９ｃが設けられてい
る。このような構成の導光部材１１ａ，１１ｂを図３，
図４に示すように組み合わせる。図３、図４において、
シャフト５１はフランジ部５１ａと枢支部５１ｂを有
し、フランジ部５１ａにはボール５２が嵌合する半球状
の溝５１ｃが設けられて、ベース５０に固着されてい
る。そしてこの枢支部５１ｂに送信部１１ａ、受信部１
１ｂフレーム５３が順次挿入される。
を電動ドアミラーに適用したもので、図２は送信部１１
ａ又は受信部１１ｂの導光部材１２ａ，１２ｂ、フェラ
イトコア１３ａ，１３ｂ、一次又は二次コイル１４ａ，
１４ｂを示す分解斜視図である。また図３は電動ドアミ
ラー１００の部分分解斜視図であり、図４は組み立てた
ときの断面図である。図２において、導光部材１２ａ，
１２ｂの中心部には後述する枢支軸５１ｂが挿嵌する丸
穴１７ｃを有するシリンダー状のフェライト支持部１７
ｂが設けられ、周辺部には凸部１７ａが設けられてい
る。またフェライトコア１３ａ，１３ｂの中心部にはフ
ェライト支持部１７ｂが挿嵌する丸穴１８ｃを有したコ
イル支持部１８ｂが設けられ、周辺部には凸部１７ａと
係合する凹部１８ａが設けられている。さらに、一次又
は二次コイル１４ａ，１４ｂはボビン１９ｂとそれに巻
線されたコイル１９ａからなり、ボビン１９ｃにはコイ
ル支持部１８ｂが挿嵌する丸穴１９ｃが設けられてい
る。このような構成の導光部材１１ａ，１１ｂを図３，
図４に示すように組み合わせる。図３、図４において、
シャフト５１はフランジ部５１ａと枢支部５１ｂを有
し、フランジ部５１ａにはボール５２が嵌合する半球状
の溝５１ｃが設けられて、ベース５０に固着されてい
る。そしてこの枢支部５１ｂに送信部１１ａ、受信部１
１ｂフレーム５３が順次挿入される。
【００１２】なお、フランジ５１ａと対向するフレーム
５３の底面にはボール５２が嵌合する溝（不図示）が設
けられて、ベース５０に対するフレーム５３の回動位置
を規制している。さらにフレーム５３から飛び出した枢
支部５１ｂにはスプリング５４、ギヤ５５ａ、プレート
クラッチ５７が挿入され、プレート５８が枢支部５１ｂ
の先端部に設けられている溝５１ｄと係合することによ
りこれらの離散を防止している。なお、ギヤ５５ａの上
面にはボール５６が嵌合する溝５５ｂが設けられ、スプ
リング５４により付勢されてクラッチの作用を生み出し
ている。
５３の底面にはボール５２が嵌合する溝（不図示）が設
けられて、ベース５０に対するフレーム５３の回動位置
を規制している。さらにフレーム５３から飛び出した枢
支部５１ｂにはスプリング５４、ギヤ５５ａ、プレート
クラッチ５７が挿入され、プレート５８が枢支部５１ｂ
の先端部に設けられている溝５１ｄと係合することによ
りこれらの離散を防止している。なお、ギヤ５５ａの上
面にはボール５６が嵌合する溝５５ｂが設けられ、スプ
リング５４により付勢されてクラッチの作用を生み出し
ている。
【００１３】このような構成において、運転者がスイッ
チ２４を投入すると制御信号が上述した手順により駆動
部３０に伝送され、モータ３２ａ等が回動する。このモ
ータ３２ａ等の駆動力はギヤ５９を介してギヤ５５ａに
伝送され、フレーム５３が回動して格納位置等に位置さ
せるようになる。この回動に際し、送信部１１ａがボデ
ー５０に固定され、受信部１１ｂがフレーム５３に固定
されているので、送信部１１ａと受信部１１ｂとは互い
に回転する関係になるがメカニカルな接触がない（空間
Ｓを介して並置されている）のでフレーム５３の回動に
影響を与えることがなく、電力及び制御信号が伝送でき
る。なお、発光手段１６ａ、受光手段１６ｂは上気した
ものに限る必要はない。またこれらを導光部材に直接取
りつける必要はなく光ファイバー等を介してもよい。
チ２４を投入すると制御信号が上述した手順により駆動
部３０に伝送され、モータ３２ａ等が回動する。このモ
ータ３２ａ等の駆動力はギヤ５９を介してギヤ５５ａに
伝送され、フレーム５３が回動して格納位置等に位置さ
せるようになる。この回動に際し、送信部１１ａがボデ
ー５０に固定され、受信部１１ｂがフレーム５３に固定
されているので、送信部１１ａと受信部１１ｂとは互い
に回転する関係になるがメカニカルな接触がない（空間
Ｓを介して並置されている）のでフレーム５３の回動に
影響を与えることがなく、電力及び制御信号が伝送でき
る。なお、発光手段１６ａ、受光手段１６ｂは上気した
ものに限る必要はない。またこれらを導光部材に直接取
りつける必要はなく光ファイバー等を介してもよい。
【００１４】
【効果】以上説明した様に、電力と制御信号との伝送を
電磁誘導及び光伝送としたので回転部分にハーネスを配
線する必要がなくなり、組み立て、分解等が容易になっ
た。また、電力及び制御信号の干渉や、信号分離の必要
がなくなり信頼性が向上した。さらに、導光部材がフェ
ライトコアを覆う様に配設されるので当該フェライトコ
アを保護する働きを兼ねることが可能になった。
電磁誘導及び光伝送としたので回転部分にハーネスを配
線する必要がなくなり、組み立て、分解等が容易になっ
た。また、電力及び制御信号の干渉や、信号分離の必要
がなくなり信頼性が向上した。さらに、導光部材がフェ
ライトコアを覆う様に配設されるので当該フェライトコ
アを保護する働きを兼ねることが可能になった。
【図１】本発明にかかる信号伝送装置のブロック図であ
る。
る。
【図２】図１の信号伝送装置を用いた電動ドアミラーの
送信部又は受信部の分解斜視図である。
送信部又は受信部の分解斜視図である。
【図３】図２の電動ドアミラーの分解斜視図である。
【図４】図３の断面図である。
１０ 信号伝送装置 １１ａ 送信部 １１ｂ 受信部 １２ａ 導光部材（第１の導光部材） １２ｂ 導光部材（第２の導光部材） １４ａ 一次コイル １４ｂ 二次コイル １６ａ 発光手段 １６ｂ 受光手段 ２１ 送信信号変換部 ２３ マイコン ２４ スイッチ ２５ 受信信号変換部 ２６ デコーダ ２８ 直流回路 ３０ 駆動部（電動器機） ５１ シャフト ５１ｂ 枢支部 ５３ フレーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１２月２８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６０Ｒ 16/02 Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】 交流電源に接続された一次コイルと、電
動器機を制御する制御信号を光信号に変換する送信信号
変換部と、前記一次コイルの周囲部及び中心部に配設さ
れて前記送信信号変換部の発する光信号を導く第１の導
光部材とを有した送信部、及び、 前記一次コイルが発する磁場と電磁相互作用して誘導電
圧を発生させる二次コイルと、該二次コイルの周辺部及
び中心部に配設されて前記第１の導光部材に導かれた光
信号を取入れる第２の導光部材と、該第２の導光部材に
導かれた光信号を受光して電気信号に変換し、前記電動
器機に制御信号を出力する受信信号変換部とを有した受
信部が、所定空間を介し並設されて前記送信部から前記
受信部に非接触で電力及び制御信号を伝送してなる、 ことを特徴とする信号伝送装置。 - 【請求項２】 前記送信信号変換部が、スイッチと、該
スイッチの指令により前記制御信号を出力するマイコン
と、該マイコンからの前記制御信号を前記光信号に変換
する発光手段とを有してなる、 請求項１記載の信号伝送装置。 - 【請求項３】 前記受信信号変換部が、前記光信号を電
気信号に変換する受光手段と、前記電気信号を制御信号
に変換するデコーダとを有してなる、 請求項１記載の信号伝送装置。 - 【請求項４】 シャフトに枢支部が立設され、前記送信
部及び前記受信部が隣接して挿嵌されると共に、前記枢
支部を中心に回動するフレームが挿嵌されて、前記電動
器機により前記フレームが回動してなる、 ことを特徴とする請求項１乃至３いずれ１記載の信号伝
送装置を用いた電動ドアミラー。
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|---|---|---|---|
| JP5312779A JP3002081B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 信号伝送装置及びそれを用いた電動ドアミラー |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP5312779A JP3002081B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 信号伝送装置及びそれを用いた電動ドアミラー |
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|---|---|
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ID=18033309
Family Applications (1)
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2015081015A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | 矢崎総業株式会社 | 車両用ドア |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP5312779A patent/JP3002081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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