JPH07141066A - 電源制御方式 - Google Patents

電源制御方式

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JPH07141066A
JPH07141066A JP5147472A JP14747293A JPH07141066A JP H07141066 A JPH07141066 A JP H07141066A JP 5147472 A JP5147472 A JP 5147472A JP 14747293 A JP14747293 A JP 14747293A JP H07141066 A JPH07141066 A JP H07141066A
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紀一 渡部
Takeshi Morita
剛 森田
Takaaki Morimura
高明 森村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はバッテリ充・放電機能を備えた携帯可
能な電子装置の電源制御方式に関し,電子装置における
電源制御の周辺回路を小型化すると共に精度を向上する
こと及びバッテリの過放電や過充電の動作を防止するこ
とを目的とする。 【構成】電子装置への電源を供給する外部電源またはバ
ッテリにより駆動されるDC−DCコンバータとバッテ
リの放電及びDC−DCコンバータの出力によるバッテ
リの充電の各制御を行う電源制御コントローラと,電源
制御コントローラと制御データ線により接続された電源
制御用の周辺回路とを備える。周辺回路は1チップで構
成し,バッテリの充・放電を行うスイッチを制御する充
・放電のスイッチ制御部,バッテリの電圧を検出するバ
ッテリ電圧検出部,電源制御コントローラから送られて
くる制御データを受け取って各部の動作状態を設定する
レジスタを備えるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッテリ充・放電機能を
備えた携帯可能な電子装置の電源制御方式に関する。
【0002】近年,バッテリ充・放電の制御を1チップ
マイクロコンピュータにより制御するノートパソコン
(パーソナルコンピュータ),ワードプロセッサ等のよ
うな携帯可能な電子装置が広く利用されるようになっ
た。このような電子装置は充電可能な二次電池をバッテ
リとして備え,バッテリを電源として電子装置が動作し
てバッテリが放電されるとAC電源が接続された時に充
電制御を行うことができる。このような電子装置のバッ
テリは過充電により劣化したり,発熱により周辺の回路
に影響を与えるので,バッテリの充・放電制御を正確に
行うことが望まれている。
【0003】
【従来の技術】図20は電子装置のバッテリ充・放電制
御の構成例を示す図である。ノートパソコン等の電子装
置の電源は,AC電源により接続して使用する場合は,
ACアダプタ90において入力AC電圧(例えばAC1
00V)をDC(直流)電圧に変換し,DC−DCコン
バータ91へ入力され,ここで電子装置のシステム回路
(図示せず)で必要とする電圧に変換されて出力され
る。電子装置を携帯して使用する場合,ニッケル・カド
ミウム電池やニッケル水素電池等のバッテリ92を放電
してDC−DCコンバータ91から電源電圧を発生す
る。
【0004】バッテリ92を放電する場合は,1チップ
マイコン(マイクロコンピュータ)等で構成する制御回
路95からの制御により駆動回路93を介して放電用の
スイッチSW2をオンに駆動する。ここで駆動回路93
を介してスイッチを駆動するのは,スイッチSW2によ
りオン,オフ制御されるバッテリ電圧が制御回路95で
扱う電圧より高い高耐圧素子であるため,制御回路95
から直接制御することができないからである。
【0005】ACアダプタ90の出力を電源として電子
装置が動作している時,バッテリ92を充電することが
できる。この充電動作は,電圧検出回路94によりDC
−DCコンバータ91の出力変化を検出した上でバッテ
リ満充電を判断し,充電用のスイッチSW1をオフとす
るよう駆動回路93を制御する。
【0006】また,1チップマイコンの制御回路95
は,システム回路が動作する前にDC−DCコンバータ
91からの電源供給を検出して動作しなければならない
ので,電源供給時に電子装置のシステムが動作しないよ
うにシステム回路をリセットするリセット回路96が設
けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように,従来
は1チップマイコンによりノートパソコン等の電子装置
の電源制御を行う場合,外部に各種のアナログ回路部品
を多く必要としているが,それらの部品点数が多くなる
とそれらを搭載する基板の実装面積が大きくなり,重量
も増大するため,電子装置の小型化及び軽量化が困難に
なると共にコストが上昇するという問題がある。
【0008】また,アナログ部品が点在すると,アナロ
グ部品間の信号にクロックノイズが載ったりして誤動作
を起こすことがある。さらに,複数のアナログ部品(例
えばオペアンプ)を個別の部品として使用すると,アナ
ログ部品毎に精度がばらばらであるため装置の動作精度
が悪化するという問題がある。
【0009】また,バッテリを制御回路の制御により放
電を行って電子装置のシステム回路を動作させている
時,バッテリ電圧がドロップし過ぎると過放電が生じて
バッテリの劣化を招くという問題がある。さらにバッテ
リへの充電動作時に制御回路のマイコンが暴走するとバ
ッテリが過充電を起こし,過熱によりバッテリの発火を
起こす可能性がある。
【0010】本発明はノートパソコンのようなバッテリ
充・放電制御機能を備えた電子装置における電源制御の
周辺回路を小型化すると共に精度を向上することができ
る電源制御方式を提供することを第1の目的とし,第2
に制御回路によるバッテリの過放電や過充電の動作を防
止することがてきる電源制御方式を提供することを第2
の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成図,図2は本発明の第2の原理構成図である。図
1及び図2において,1は電源制御コントローラ,2は
1チップの電源制御用の周辺回路,3はバッテリ,4は
DC−DCコンバータ,5aはバッテリへの充電動作の
オン・オフを切替える充電スイッチ(充電SWで表
す),5bはバッテリ3からの放電動作のオン・オフを
切替える放電スイッチ(放電SWで表す),6は制御デ
ータ線,7はウオッチドッグタイマをクリアする信号
線,8はリセット線,9は図示されない電子装置のシス
テム電圧を検出するシステム電圧検出部である。
【0012】電源制御コントローラ1内の10はプログ
ラムによる処理を行う処理部,11は周辺回路2内の各
部への制御データを設定したり,周辺回路2で検出した
信号を受け取るための転送制御部,12は外部から入力
する信号により処理部10等の各部をリセットするリセ
ット部である。
【0013】周辺回路2は主として制御対象となる外部
との間でアナログ信号により動作するアナログ回路によ
り構成され,電源制御コントローラ1との間で制御信号
や検出データの送受信を転送制御部20を介して行われ
る。周辺回路2の外部との間でアナログ信号を用いる回
路として図1の第1の原理構成では2a〜2eが設けら
れ,2aはDC−DCコンバータの電圧を検出するDC
電圧検出部,2bはDC−DCコンバータの制御出力を
発生するDC制御部,2cは充電SW5aを制御する充
電スイッチ(SW)制御部,2dは放電SW5bを制御
する放電スイッチ(SW)制御部,2eはバッテリ電圧
検出部である。また,図2の第2の原理構成ではDC−
DCコンバータ4の制御に関係するDC電圧検出部2a
及びDC制御部2bが設けられていない。
【0014】また,図1の周辺回路2内の20〜22
は,電源制御コントローラ1との間で信号を送受するた
めの構成であり,20は電源制御コントローラ1との間
でデータをやりとりする転送制御部,21はウオッチド
ッグタイマ(WDT),22は電源制御コントローラ1
及び内部にリセット信号を発生するリセット出力部であ
る。図2の周辺回路2は電源制御コントローラ1から制
御データ線6を介して充・放電の制御データが入力され
る転送制御部200が設けられ,ウオッチドッグタイマ
(WDT)210は図1と同様に設けられ,リセット出
力部220はシステム電圧検出部9からのドロップ電圧
の検出または一定レベル以上の電圧の検出によっても駆
動される。
【0015】本発明はノートパソコン等の電子装置の電
源制御の周辺回路を1チップ化して,これを電源制御コ
ントローラにより制御することにより電源制御の周辺回
路の省スペース化と低コスト化及び精度を向上するもの
である。また,電源の立ち上げ時や電圧レベルの異常を
検出した場合に電源制御コントローラをリセットするよ
うにすると共に外部にウオッチドッグタイマを設け電源
制御コントローラに異常が発生するとウオッチドッグタ
イマによりリセットをかけることによる暴走を防ぐもの
である。
【0016】
【作用】図1の第1の原理構成では,DC−DCコンバ
ータ4はACアダプタからの直流電源が供給されるか,
または放電スイッチ5bがオンに駆動された時にバッテ
リ3の電圧が入力することによりDC−DC変換をし
て,直流出力を電子装置のシステム回路(図示せず)へ
供給する。放電スイッチ5bは電源制御コントローラ1
の制御信号が転送制御部11から制御データ線6を介し
て周辺回路2の転送制御部20に送られ,ここから放電
スイッチ制御部2dに供給されてオンになる。DC−D
Cコンバータ4の出力電圧はDC電圧検出部2aで検出
され,検出値は周辺回路2から電源制御コントローラ1
へ制御データ線6を介して送られて判別され,DC−D
Cコンバータへの制御信号は逆の経路を通って電源制御
コントローラ1から周辺回路2へ送られてDC制御部2
bからDC−DCコンバータ4へ送られて制御動作が行
われる。
【0017】バッテリ3の充電は充電スイッチ5aをオ
ンにする制御信号が電源制御コントローラ1から送られ
ると,周辺回路2の充電スイッチ制御部2cが動作して
充電スイッチ5aをオンに駆動する。充電が実行される
と,バッテリ3の充電電圧は周辺回路2のバッテリ電圧
検出部2eで検出され,転送制御部20から電源制御コ
ントローラ1の転送制御部11に送られる。処理部10
で充電電圧の変化を識別して満充電を検出すると,制御
信号が周辺回路2へ送られ,これを受けた周辺回路2の
充電スイッチ制御部2cが充電SW5aをオフにするよ
う駆動される。
【0018】ウオッチドッグタイマ21は,電源制御コ
ントローラ1から信号線7へ送られるバルス信号により
起動し,以後一定周期で電源制御コントローラ1から信
号線7へパルス信号が入力するとタイマがリセットする
が,電源制御コントローラ1の処理部10が暴走等によ
る異常動作により一定周期で入力しない時はタイムオー
バとなりリセット出力部22を駆動する。リセット出力
部22は,この他にバッテリ電圧検出部2eから一定レ
ベル以上または一定レベルよりドロップした電圧が検出
されると駆動される。リセット出力部22は,駆動され
ると電源制御コントローラ1及び電子装置のシステム回
路に対しリセット線8からリセット信号を発生する。こ
の時,リセット出力部22は転送制御部20内の入力機
能をマスクする。
【0019】リセット線8からリセット信号が電源制御
コントローラ1のリセット部12へ入力すると,リセッ
ト部12から処理部10を含む電源制御コントローラ1
内の各部をリセットして暴走を止めると共にシステム回
路の誤動作を防止する。また,リセット部12は駆動さ
れると転送制御部11の出力線を省電力化する。
【0020】次に図2の第2の原理構成は,前記図1の
構成と異なる主要な点は,DC−DCコンバータ4の制
御を行うための構成を備えてなく,周辺回路2内には図
1に示す2a,2bが設けられてない。電源制御コント
ローラ1の制御は,DC−DCコンバータ4の制御を行
わないために負荷が少なくなる。周辺回路2のその他の
構成及び電源制御コントローラ1の基本構成は上記図1
と同様であるため説明を省略する。
【0021】
【実施例】図3は本発明の実施例の構成図であり,上記
図1に示す第1の原理構成に対応するが,図2に示す第
2の原理構成と共通する機能については同様の構成によ
り実施することができる。
【0022】図3において,30はAC電源が入力して
直流電圧を変換するACアダプタ,31〜34は図1の
1〜4に対応し,35a,35bは図1の5a,5bに
対応し,36〜38は図1の6〜8にそれぞれ対応す
る。すなわち,31はマイコン(マイクロコンピュー
タ)及び外部とのインタフェースを備えた各制御部によ
り構成された電源制御コントローラ,32は電源制御用
の周辺回路,33はバッテリ,34はDC−DCコンバ
ータ,35aは充電スイッチ(SW),35bは放電ス
イッチ(SW),36はシリアルな制御データが伝送さ
れる制御データ線,37はウオッチドッグタイマ(WD
T)パルスを伝送する信号線,38は電源制御コントロ
ーラ31のコンピュータをリセットする信号を伝送する
リセット線である。また,39はノートパソコン等の電
子装置内の論理処理を行うシステム回路,40は電源制
御コントローラ31から電源が供給される液晶等の表示
部であり,9は図1,図2と同様のシステム電圧検出部
である。
【0023】電源制御コントローラ31において,31
0は周辺回路32で検出したバッテリ33の充電電圧
や,DC−DCコンバータ34の出力電圧の検出値を識
別し,対応する制御データを発生して送出する周辺回路
制御部(図1の転送制御部11を含む)である。311
はシステム電源制御部であり,電子装置のシステム回路
39への電源供給をパワースイッチ(SW)41のオン
・オフの入力に応じて制御すると共にクロック電源42
を制御してクロック発振器43の駆動・停止を制御し,
更にシステム回路39へのシステムリセットの出力を制
御する。データチェック部312は,周辺回路32の折
り返しデータ部32fからの折り返しデータと周辺回路
制御部310から周辺回路32へ伝送したデータとを照
合して正常に伝送が行われたかのチェックを行う回路で
ある。
【0024】周辺回路32内の32a〜32dはそれぞ
れ図1の2a〜2dに対応し,32eはバッテリ電圧を
デジタル信号に変換するA−D変換部であり,32fは
折り返しデータ部である。折り返しデータ部32fは電
源制御コントローラ31から送られて来たデータが転送
制御部320で受け取られると,その内容を折り返しデ
ータ部に転送して,ここから折り返し線を介して電源制
御コントローラ31のデータチェック部312に伝送す
る。転送制御部320,ウオッチドッグタイマ(WD
T)監視部321,リセット回路322は図1の20〜
22の各部に対応する。
【0025】DC−DCコンバータ34はACアダプタ
30からの直流電源またはバッテリ33から放電SW3
5bを介する電源により動作し,発生したDC電源は電
源制御コントローラ31,周辺回路32及びシステム回
路39へ供給され,そのDC電圧は周辺回路32の電圧
検出部32aで検出され,転送制御部320(図1の2
0),制御データ線を介して電源制御コントローラ31
へ送られ,周辺回路制御部310へ入力して,予定され
たDC電圧になるよう制御データが作成され,制御デー
タ線36を介して周辺回路32の転送制御部320へシ
リアルに伝送され,ここからDC制御部32bへ送られ
てDC−DCコンバータ34の出力電圧を制御する信号
が発生する。
【0026】バッテリ33の充電及び放電動作は,電源
制御コントローラ31の周辺回路制御部310から転送
制御部320へ制御データが送られることにより,充電
制御部32cまたは充電制御部32cが駆動され,対応
する充電SW35aまたは放電SW35bがオンに切替
えられる。充電時のバッテリ33の電圧はA−D変換部
32eでデジタル信号に変換され転送制御部320に送
られて,ここから電源制御コントローラ31へ送られ
て,充電制御が行われる。
【0027】バッテリ33の充電動作においてバッテリ
充電時の電圧降下(−ΔV)を検出すると満充電と判断
して充電SW35aをオフする。リセット回路322
は,WDT監視部321からの出力によりリセット信号
を発生すると共に,システム電圧検出部9によりシステ
ム電圧が一定レベル以下にドロップしたことを検出した
時にその検出出力によってリセット信号を発生する。リ
セット信号は電源制御コントローラ31へ送出されると
共にシステム回路39へも供給され,それぞれをリセッ
トする。また,この時リセットの種類を表す信号が発生
する。
【0028】電源制御コントローラ31は周辺回路32
からリセット信号を受け取ると,内部の各制御部(マイ
コン)をリセットし,暴走状態を停止させたり,充電動
作中の過充電や,放電動作中の過放電動作を停止され,
同時に周辺回路32内の充電SW35aまたは放電SW
35bを制御するレジスタをクリアして各SW35a,
35bをオフにする。また,リセット信号の受信により
周辺回路制御部310の制御データ線36の出力ポート
をハイインピーダンス状態にする。
【0029】図4は電源制御コントローラと周辺回路間
の制御データ線の構成を示す。この制御データ線36は
上記図3の電源制御コントローラ31内の周辺回路制御
部310と周辺回路32の転送制御部320との間に設
けられ,転送制御部320内にはシリアルデータをライ
ト(周辺回路制御部310から転送制御部320へ書き
込む)するためのレジスタ320a及びリード(転送制
御部320のデータを周辺回路制御部310へ読み込
む)するためのレジスタ320bが設けられている。
【0030】制御データ線36は,36a〜36dの4
本の線で構成され,線36aはシリアル同期クロック
線,36bはシリアルライトデータ線,36cはライト
データを転送制御部320内のレジスタ320aに設定
するタイミング信号を伝送するシリアルデータラッチ
線,36dは周辺回路からのデータを電源制御コントロ
ーラに転送するためのシリアルリードデータ線である。
【0031】図5は図4に示す各線の信号の波形例であ
り,(2) に示すシリアル同期クロックがシリアル同期ク
ロック線36aを介して周辺回路制御部310から送ら
れると,転送制御部320のレジスタ320bの8ビッ
トのデータが図5の(1) に示すようにシリアルリードデ
ータ線36dを介して送信される。また,データのライ
ト動作は,(2) に示すシリアル同期クロックに同期して
シリアルライトデータ線36bを介して図5の(3) に示
す8ビットのデータが送信されると, 転送制御部320
ではシリアル同期クロックの立ち上がりで取り込まれて
レジスタ320aへ順次入力され,図5の(4) に示すシ
リアルデータラッチ信号の立ち上がりによりレジスタ3
20aに8ビットデータがセットされる。セットされる
データとして,周辺回路の各部動作状態を設定するデー
タや,周辺回路における動作を指示するコマンド等があ
る。
【0032】電源制御コントローラ(周辺回路制御部3
10)から周辺回路(転送制御部320)の状態を設定
するデータ(コマンドを含む)について説明する。この
実施例では,設定されるデータは8ビットであり,上記
図5の(3) に示すシリアルライトデータとして送られ,
周辺回路32内の図4に示す回路の一つに供給される。
例えば,充電SW32cや放電SW32dをオンまたは
オフにしたり,A−D変換回路が複数個設けられている
時,その中の一つの回路を指定して動作させるデータ等
である。
【0033】図6に電源制御コントローラから周辺回路
へ送られる8ビットデータの構成例を示す。この例で
は,ビット0〜3の下位4ビットはデータアドレスであ
り,これにより設定されるデータのアドレス(設定先ま
たは意味)を表し,ビット4〜7の上位4ビットはデー
タ内容であり,設定される内容(機能)を表す。
【0034】図7はデータの転送順序が示され,図7の
A.に示すように最下位ビット(LSBで示すbit
0)を先頭にデータアドレスがbit3まで送られ,そ
の後にデータのbit4〜7が順次転送される。周辺回
路の転送制御部320のレジスタ320aに設定された
データはデコードされて対応する処理が行われる。
【0035】図6に示すA−D変換機能(コマンド)の
データを電源制御コントローラから周辺回路に設定する
場合,下位4ビット(bit0〜bit3)を全て
“0”(0h:hは16進表示)にしてA−D変換機能
を表し,上位4ビット(bit4〜bit7)の中のb
it4を“1”にしてA−D変換のスタートを指示し,
bit5〜bit7の各ビットでA−D変換回路のセレ
クトを行う。この場合に転送される8ビットの順序を図
7のB.に示す。
【0036】また,図6に示す「充電制御」を設定する
場合,下位4ビットを2hとして充電制御であることを
表し,上位4ビットで複数の充電スイッチ「充電1〜充
電4」の制御を指定することができ,その中の何れのス
イッチをオンまたはオフにするかを各ビットの“1”ま
たは“0”により表す。また,ダミーコードは,後述
(図8で説明)するが,データアドレス(bit0〜b
it3)を1h(hは16進の表示)としてダミコード
であることを表し,上位4ビットを全て“1”にする。
同様に「クロック制御」等の他の各種の機能を設定する
ことができる。
【0037】図8は電源制御コントローラから周辺回路
のデータを読み取る時の信号構成を示す図である。読み
取りの場合,図4,図5に示すデータ制御線36a〜3
6dが用いられ,図8にはその中の2つの線の信号を示
し,a.はシリアルライトデータ(線36b),b.は
シリアルリードデータ(線36d)である。
【0038】周辺回路32内の状態(例えば,A−D変
換部の変換値)を電源制御コントローラが読み取る場
合,最初にシリアルライトデータ線上に電源制御コント
ローラ側から,リードコマンドを周辺回路へ転送す
る。このリードコマンドには,コマンドの機能(この
場合,リード)とリードの対象となる回路(例えば,ど
のA−D変換回路)が指定される。これを受け取った周
辺回路(転送制御部320)は,対応するA−D変換回
路の変換値をレジスタ320bに設定する。
【0039】この後,図8のa.に示すようにシリアル
ライトデータとしてダミーコマンド(この内容はコマ
ンドとして意味を持たない)が,電源制御コントローラ
から送出されると,周辺回路ではこのダミーコマンドの
受信に同期して,レジスタ320bのA−D変換値がリ
ードデータとしてシリアルリードデータ線に出力さ
れ,電源制御コントローラへ転送される。この時,ダミ
ーコマンドとリードデータは,上記に説明した図4
に示すようにシリアル同期クロックに同期して送・受信
される。
【0040】次にウオッチドッグタイマ(WDT)と電
源制御コントローラのリセットの関係について図9を用
いて説明する。図9のa.はウオッチドッグタイマ(W
DT)用のパルスであり,このパルスは,図3の電源制
御コントローラ31からウオッチドッグタイマ(WD
T)監視部321に対し,一定パルス幅t1(例えば,
50μs)を持ち一定間隔t2(例えば,200ms)
で出力される。周辺回路32のWDT監視部321は,
正常にパルスが出力されているかどうかを監視し,正常
に出力が発生しないと図9のb.に示すようにリセット
信号を発生する。このリセット信号は図4のWDT監視
部321でパルス間隔が時間t2を越えたことを検出し
た時発生する出力によりリセット回路322を駆動して
発生する。図9のb.はリセット回路322から発生す
るリセット信号である。このリセット信号により電源制
御コントローラ31はリセットされる。この時,図4の
リセット回路322から出力するリセットの種類を表す
信号(ステータス信号)は図9のc.に示すようにハイ
(High) レベルとなる。
【0041】なお,電源立ち上げ時に出力するリセット
の場合,リセットの種類を示すステータス信号は,ロー
(Low) レベルである。これによって,電源制御コントロ
ーラ31がリセットされた時の要因を分析することがで
きる。
【0042】図3の周辺回路32のリセット回路から発
生するリセット信号は,電子装置のシステム回路39に
も出力され,システム回路を初期化する。電源制御コン
トローラ31内ではこのリセット信号を受けると,周辺
回路制御部310内の出力ポート(周辺回路への制御デ
ータ線への出力ポート)を図10に示す構成によりハイ
インピーダンスにする。
【0043】すなわち,図10は電源制御コントローラ
の出力ポートの構成であり,周辺回路と接続する複数の
線路(図4の制御データ線の36a〜36d)に対応し
て同じ回路が設けられている。図中,DVは信号aを線
路へ出力するドライバ,Gはドライバを制御するゲート
である。FFはフリップフロップ回路であり,リセット
信号の入力によりセットされ,そのセット出力がドライ
バDVのゲートへ入力すると,ドライバDVはハイイン
ピーダンス状態に設定される。これにより,線路に対し
抵抗Rを介して供給される電源(5V)からの電流が低
下して電力消費が抑制される。
【0044】また,リセット信号により電源制御コント
ローラ31内のシステム電源制御部(図3の311)の
リセット制御によりクロック発振を停止して消費電力を
抑制し,電源制御コントローラが暴走した時にもシステ
ムの被害を最小限にする。
【0045】図11はパワースイッチ押下によるシステ
ム立ち上げ時の電源制御コントローラにおける各部の信
号波形図である。図11のd.のようにパワー(Power)
スイッチを押下すると, a.に示すようなタイミングで
図のような波形のシステムリセット信号が電源制御コン
トローラ31(図3参照)のシステム電源制御部311
から発生する。このシステムリセット信号により,シス
テム回路39は一定時間リセット状態になるが,システ
ムリセット信号の立ち上げによりクロック電源42が図
11のc.に示すようにオンに設定され,これによりク
ロック発振部43が発振動作を開始する。このクロック
発振部43の発振が安定するとa.に示すシステムリセ
ット信号が解除されてシステム回路39を正常に立ち上
げることができる。
【0046】図12はシリアルライトデータの折り返し
チェックのタイミング関係を示す図である。電源制御コ
ントローラ31から図12のa.のシリアル同期クロッ
クに同期して,b.に示すシリアルライトデータが周辺
回路32へ転送されると,周辺回路32内の転送制御部
320で受け取った信号がそのまま折り返しデータ部3
2fへ図12のc.に示すような信号となって供給さ
れ,d.に示すシリアルデータラッチ信号により転送制
御部320内及び折り返しデータ部32fにセットされ
る。この折り返しデータ部32fのデータは電源制御コ
ントローラ31のデータチェック部312に供給される
と,データチェック部312はライトデータと折り返し
データとを照合することにより正常に転送されたか否か
をチェックできる。
【0047】図13は周辺回路の他の構成例である。こ
の構成には上記図2に示す本発明の第2の基本構成にお
ける周辺回路に対応しその主要部が示されている。図1
3において,200,210,220,9は上記図2の
同じ符号の回路に対応し,200は転送制御部,210
はウオッチドッグタイマ(WDT),220はリセット
出力部であり,9は電圧検出部(図2のシステム電圧検
出部に対応)である。転送制御部200内の201はデ
ータ変換回路,202はレジスタである。
【0048】転送制御部200は電源制御コントローラ
から,充・放電の状態を設定する制御データを図4の3
6a〜36dと同様の制御データ線を介して,シリアル
同期クロック,シリアルライトデータ,及びシリアルデ
ータラッチの各信号を受け取り,各ビットは変換回路2
01で検出されて直並列変換され,最後にレジスタ20
2に設定される。
【0049】図14は充・放電制御部の構成例であり,
上記図13の構成により設定されたデータにより充・放
電される構成を示す。図14に示すレジスタ202に電
源制御コントローラからのデータが設定されると,その
各ビットの内容に応じて,クロック(CK)信号に同期
してフリップフロップ回路FF1,FF2がセットまた
はリセットされる。フリップフロップ回路FF1,FF
2の何れか一方がセットされると,出力端子Qから対応
する放電SW(図2の5b)または充電SW(図2の5
a)がオンに駆動されて放電動作または充電動作が開始
される。充電または放電を停止する場合には,電源制御
コントローラから,停止させるための制御データがレジ
スタ202に設定される。また,各フリップフロップ回
路FF1,FF2は,リセット出力部(図13の22
0)から発生するリセット信号(RST)によりレジス
タの状態に関係なくリセットされ,充電SWや放電SW
はオフ状態となる。
【0050】図15は周辺回路のデータ入力部の構成例
であり,図13の変換回路201の入力側に設けられ,
電源制御コントローラからのデータ入力のための各線
(制御データ線)に対応して設けられている複数の回路
の一つである。
【0051】RV1〜RVnはそれぞれ電源制御コント
ローラからの信号を受信するレシーバ,DTは立ち上が
り検出回路である。レシーバRV1は電源制御コントロ
ーラから一定周期で入力するパルス(ウオッチドッグタ
イマ用)をリセット解除後,最初に入力するパルスを受
信し,レシーバRV2〜RVnは制御データ線(シリア
ル同期クロック線,シリアルデータライト線,シリアル
データラッチ線等)を有効とする。レシーバRV1の入
力フローティング端子に上記リセット回路(図13の2
20)からリセット信号が供給されると,レシーバRV
1をマスクする。
【0052】つまり,各レシーバRV2〜RVnはリセ
ットにより各入力フローティング端子に信号が供給され
てマスクがかけられる。このマスクされた状態では受信
ができなくなるが,リセット信号が解除された後,電源
制御コントローラからの最初のパルスがレシーバRV1
に入力すると,立ち上がり検出回路DTでパルスの立ち
上がりが検出され,その検出出力によりレシーバRV2
〜RVnのマスクを解除してデータの受信が可能とな
る。
【0053】図16はDC電源と電圧検出部の出力の波
形図である。図16のa.はDC電源(図2のDC−D
Cコンバータから出力されるDC電圧)の波形であり,
縦軸がDC電圧,横軸が時間である。b.はシステム電
圧検出部の検出波形であり,縦軸がリセット駆動信号
(*RSTで表す極性が反転した信号),横軸が時間で
ある。DC電圧が時間t0で立ち上がって,電圧V1に
なった時間t1に電圧検出部からの,リセット駆動信号
が立ち上がり,予め決められた電圧V2(>V1)まで
上昇するとリセット信号が無くなる。この後,DC電圧
がドロップして電圧V2より低くなると,その期間(時
間t3〜t4)はリセット駆動信号が発生する。
【0054】図17はリセット回路の構成図である。こ
のリセット回路(図13の220)は,システム電圧検
出部(DC検出部)からの上記図16に示すリセット駆
動信号aと,ウオッチドッグタイマ(図13のWDT)
からのリセット駆動信号bをオア回路221で受けて,
何れからのリセット駆動信号が発生すると,RST1で
示す第1のリセット信号をシステム回路(電子装置)へ
出力してシステム回路にリセットをかける。また,オア
回路221の出力(RST1)はカウンタ223へ入力
され,ここで一定時間遅延される。従って,オア回路2
22には信号RST1とカウンタ223の出力が入力さ
れるため,信号RST1より幅の広い第2のリセット信
号RST2が発生する。このリセット信号RST2は,
電源制御コントローラへ送られて,内部のマイコンをリ
セットする等に働きをする。
【0055】次に図18は周辺回路の上記に説明したウ
オッチドッグタイマ(WDT),DC電源監視によるリ
セット発行の動作フローである。最初に電源がオンされ
ると(図18のS1),一旦周辺回路のリセットが解除
される(同S2)。この後,電源制御コントローラのマ
イコンをリセットするリセット信号(図17のRST
2)が単発の信号として発行される(図18のS
3))。
【0056】一方,リセット信号の発行と並行してDC
電源監視(システム電圧検出部9による)が行われ,D
C電源のドロップが有るか否かを判別する(図18のS
25)。ドロップが検出された場合は電源制御回路へリ
セット発行を行い(同S16),その後も監視を行う。
【0057】また,上記S3において電源制御コントロ
ーラを一旦リセットして一定時間後にリセットが解除さ
れて,電源制御コントローラからのパルス(WDT用)
が入力されたか否かを判別し(同S4),入力された場
合には,入力ポートを開放し(同S5),データ入力を
開始する(同S6)。この後データ入力があるか否かの
判別を行い(同S7),ある場合はそのデータ入力によ
るデータ命令(充電SW,放電SWのオンまたはオフ)
を実行し(同S8),S7に戻り他のデータ入力を待
つ。
【0058】上記S4において,パルス入力が有る場合
には,同時にウオッチドッグタイマ(WDT)も起動さ
れ,周辺回路内に設けられた一定時間毎に出力を発生す
るタイマからタイマ割込みが発生したか判別する(図1
8のS9)。この割込が発生した場合はウオッチドッグ
のカウンタを+1する(同S10)。タイマ割込みが無
い場合及びウオッチドッグタイマのカウンタを+1した
後,電源制御回路からのパルス(WDT用)入力が有る
か判別する(同S11)。パルス入力があると,ウオッ
チドッグのカウンタをクリアし,続いて(パルス入力が
無い場合も)ウオッチドッグのカウンタが予め設定され
た一定値以上になったか判別する(同S13)。一定値
以上になってない場合は,S9へ戻るが,一定値以上に
なった場合は,タイムオーバとなったことによりリセッ
トが発行される(同S14)。この後,S4の処理に移
行して引続きウオッチドッグタイマによる監視が行われ
る。
【0059】図19は電源投入時,WDTの動作及び電
圧ダウンの各状態によるリセット発行のタイミングチャ
ートである。a.に示すようにDC電源がオンして電圧
の上昇が開始すると,b.の(1) により表す波形のリセ
ット駆動信号(図16のb.と同じ*RST信号)が発
生し,c.に示すように電源の立ち上がり時にで示す
リセット信号(図17のRST1,RST2)が発生す
る。このリセット信号が解除された後,d.に示すよう
に電源制御コントローラからのパルス入力(WDT用)
に,P1,P2が入力する。このパルス入力がある間
は,g.に示すウオッチドッグタイマ(WDT)は何ら
出力を発生せず,e.に示すデータ入力(電源制御コン
トローラから)があるとこれを受信する。図の例では,
最初にD1で示すデータが入力すると,f.に示すよう
にデータにより指示された充・放電のSWを制御する動
作が行われる。
【0060】図19の例では,電源制御コントローラか
らのパルスが,P2が入力された後一定時間入力されな
いと,g.に示すようにウオッチドッグタイマ(WD
T)から出力が発生する。この出力により,b.の(2)
に示すリセット駆動信号(*RST信号)が発生し,
c.ので示すリセット信号が発生する。このリセット
信号の発生により,この時のf.に示す充・放電のSW
の制御動作はリセット(開放)され,充電または放電の
動作を中止する(データ入力も同様に停止する)。
【0061】こののリセット信号が解除された後,D
C電源の電圧がa.の後部に示すように一定レベル以下
に短時間でもダウンすると,b.の(3) で示すリセット
駆動信号が発生する。これに対応してc.のに示すリ
セット信号が発生する。このため,e.のD2で示すデ
ータ入力の動作は停止し及びf.に示す充・放電のSW
の制御動作はリセットされる。
【0062】なお,上記図13〜図19の構成は,上記
図1の第1の原理構成を実施する場合に適用することが
でき,同様に図3乃至図12に示す構成は図2に示す第
2の原理構成を実施する場合に適用することができるこ
とは明らかである。
【0063】
【発明の効果】本発明によればノートパソコン等のよう
にバッテリの充・放電機能を備えた電子装置において,
電源周辺の回路を1チップの回路として構成し,これを
マイコンで構成する電源制御コントローラにより制御す
ることにより,装置全体の小型化,省スペース化及び低
コスト化を実現することができる。また,充・放電の制
御においてノイズに対して誤った制御をせず,アナログ
回路の精度のバラツキを少なくすることができる。
【0064】更に,バッテリの充・放電制御をプログラ
ムにより行う電源制御装置において,DC電圧がドロッ
プまたは電源制御装置の暴走時にリセットをかけること
により,システムの暴走を防止すると共にバッテリの過
充電,過放電を防いでバッテリの劣化や発火を防止する
ことができる。
【0065】また,制御装置のリセット直後に制御装置
からの出力ポートが不安定になっても,周辺回路の入力
をマスクするため制御装置からのデータを誤認識するこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成図である。
【図2】本発明の第2の原理構成図である。
【図3】本発明の実施例の構成図であり,
【図4】電源制御コントローラと周辺回路間の制御デー
タ線の構成を示す図である。
【図5】図4に示す各線の信号の波形例を示す図であ
る。
【図6】電源制御コントローラから周辺回路へ送られる
8ビットデータの構成例を示す図である。
【図7】データの転送順序を示す図である。
【図8】電源制御コントローラから周辺回路のデータを
読み取る時の信号構成を示す図である。
【図9】WDTと電源制御コントローラのリセットの関
係を示す図である。
【図10】電源制御コントローラの出力ポートの構成図
である。
【図11】パワースイッチ押下によるシステム立ち上げ
時の電源制御コントローラにおける各部の信号波形図で
ある。
【図12】シリアルライトデータの折り返しチェックの
タイミング関係を示す図である。
【図13】周辺回路の他の構成例を示す図である。
【図14】充・放電制御部の構成例を示す図である。
【図15】周辺回路のデータ入力部の構成例を示す図で
ある。
【図16】DC電源と電圧検出部の出力の波形図であ
る。
【図17】リセット回路の構成図である。
【図18】周辺回路のWDT,DC電源監視によるリセ
ット発行の動作フローである。
【図19】電源投入時,WDTの動作及び電圧ダウンの
各状態によるリセット発行のタイミングチャートであ
る。
【図20】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 電源制御コントローラ, 10 処理部 11 転送制御部 12 リセット部 2 電源制御用の周辺回路 20 転送制御部 2a DC電圧検出部 2b DC制御部 2c 充電スイッチ(SW)制御部 2d 放電スイッチ(SW)制御部 2e バッテリ電圧検出部 3 バッテリ 4 DC−DCコンバータ 5a 充電スイッチ(SW) 5b 放電スイッチ(SW) 6 制御データ線 7 バルス(ウオッチドッグタイマ用) 8 リセット線 9 システム電圧検出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/00 333 C (72)発明者 渡部 紀一 神奈川県大和市深見西四丁目2番49号 株 式会社ピーエフユー大和工場内 (72)発明者 森田 剛 神奈川県大和市深見西四丁目2番49号 株 式会社ピーエフユー大和工場内 (72)発明者 森村 高明 神奈川県大和市深見西四丁目2番49号 株 式会社ピーエフユー大和工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ充・放電機能を備えた携帯可能
    な電子装置の電源制御方式において,前記電子装置への
    電源を供給する外部電源またはバッテリにより駆動され
    るDC−DCコンバータと,バッテリの放電及びDC−
    DCコンバータの出力によるバッテリの充電の各制御を
    行う電源制御コントローラと,前記電源制御コントロー
    ラと制御データ線により接続され,バッテリの充・放電
    を行うスイッチを制御する充・放電のスイッチ制御部,
    バッテリの電圧を検出するバッテリ電圧検出部と,前記
    電源制御コントローラから送られてくる制御データを受
    け取って前記各部の動作状態を設定するレジスタを備え
    る1チップの電源制御用の周辺回路とを備え,前記電源
    制御コントローラから前記周辺回路に対し制御データを
    設定してバッテリの充・放電制御を行うことを特徴とす
    る電源制御方式。
  2. 【請求項2】 バッテリ充・放電機能を備えた携帯可能
    な電子装置の電源制御方式において,前記電子装置のシ
    ステム回路へ電源を供給する外部電源またはバッテリに
    より駆動されるDC−DCコンバータと,前記DC−D
    Cコンバータの電圧制御を行うと共にバッテリの放電及
    びDC−DCコンバータの出力によるバッテリの充電の
    各制御を行う電源制御コントローラと,前記電源制御コ
    ントローラと制御データ線により接続され,DC−DC
    コンバータのDC電圧検出部,DC−DCコンバータを
    制御する信号を出力するDC制御部,バッテリ充・放電
    スイッチを制御する充・放電のスイッチ制御部,バッテ
    リの電圧を検出するバッテリ電圧検出部と,前記電源制
    御コントローラから送られてくる制御データを受信して
    前記各部の動作状態を設定すると共に前記DC電圧検出
    部による検出値を前記電源制御コントローラへ送る転送
    制御部を備えた1チップの周辺回路とを備え,前記電源
    制御コントローラは周辺回路から前記周辺回路の各部の
    状態を設定して,DC−DCコンバータの変換制御と電
    池の充・放電の制御を行うことを特徴とする電源制御方
    式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,前記周辺回
    路は,前記電源制御コントローラから一定周期で発生す
    るパルス信号を入力し,該パルスが一定周期で入力しな
    いと出力を発生するウオッチドッグタイマと,前記ウオ
    ッチドッグタイマからの出力またはバッテリの電圧ドロ
    ップの検出信号の何れかによりリセット信号を発生する
    と共にリセットの種別を表す信号を発生するリセット出
    力部を備え,前記電源制御コントローラ及び電子装置の
    システム回路は前記リセット信号によりリセットされる
    ことを特徴とする電源制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において,前記電源制御コント
    ローラの外部に電源スイッチを備え,該電源スイッチに
    よる電源投入時に前記電源制御コントローラから前記電
    子装置のシステム回路に対しリセット信号を供給し,シ
    ステム回路へのクロック発振動作が安定状態となる一定
    時間後にリセットを解除することを特徴とする電源制御
    方式。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において,前記周辺回
    路は,前記リセット出力部から発生するリセット信号を
    前記転送制御部に供給して前記制御データ線を介する入
    力電源制御コントローラからの信号をマスクし,電源制
    御コントローラは前記周辺回路からのリセット信号によ
    り前記制御データ線から周辺回路へ出力する信号をマス
    クすることを特徴とする電源制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において,前記電源制
    御コントローラにデータチェック部を設け,前記周辺回
    路に転送制御部と接続されたデータ折り返し部と,デー
    タ折り返し部と前記電源制御コントローラとの接続手段
    を設け,前記電源制御コントローラは,周辺回路に対し
    設定データを送信すると前記接続手段を介して周辺回路
    からの折り返しデータを前記データチェック部において
    チェックすることを特徴とする電源制御方式。
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