JPH07140432A - 情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具 - Google Patents
情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具Info
- Publication number
- JPH07140432A JPH07140432A JP5283693A JP28369393A JPH07140432A JP H07140432 A JPH07140432 A JP H07140432A JP 5283693 A JP5283693 A JP 5283693A JP 28369393 A JP28369393 A JP 28369393A JP H07140432 A JPH07140432 A JP H07140432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display device
- information display
- liquid crystal
- lens
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 正のパワーを持つレンズ１３によってディス
プレイの虚像を一方の眼１７の視線の遠方に形成する情
報表示装置において、ディスプレイが高分子分散型液晶
ディスプレイ１１であることを特徴とする。このような
情報表示装置が、バイザー２０に取り付けられ、情報表
示機能を有するサンバイザーなどの眼鏡型器具を構成す
る。 【効果】 高分子分散型液晶ディスプレイ１１は、光の
吸収が多い偏光板を用いている従来の液晶ディスプレイ
に比べて明るいので、明るい虚像を見ることができ、視
認性に優れた情報表示装置を提供できる。
プレイの虚像を一方の眼１７の視線の遠方に形成する情
報表示装置において、ディスプレイが高分子分散型液晶
ディスプレイ１１であることを特徴とする。このような
情報表示装置が、バイザー２０に取り付けられ、情報表
示機能を有するサンバイザーなどの眼鏡型器具を構成す
る。 【効果】 高分子分散型液晶ディスプレイ１１は、光の
吸収が多い偏光板を用いている従来の液晶ディスプレイ
に比べて明るいので、明るい虚像を見ることができ、視
認性に優れた情報表示装置を提供できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、眼の焦点を合わせるこ
とができないほど眼の近くに置かれた液晶ディスプレイ
の表示を、眼の前の遠方に拡大して表示できる表示装置
の構成に関する。
とができないほど眼の近くに置かれた液晶ディスプレイ
の表示を、眼の前の遠方に拡大して表示できる表示装置
の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、眼の前の極近くの位置に置か
れたディスプレイの虚像を眼前の遠方に形成し、その像
を見る表示装置が数多く考案されている。その中でも、
小型、軽量にするためにディスプレイとして液晶ディス
プレイを用いた情報表示装置、あるいは、眼鏡やゴーグ
ルなどに装着できる小型、軽量の情報表示装置の従来例
として以下の資料を挙げることができる。
れたディスプレイの虚像を眼前の遠方に形成し、その像
を見る表示装置が数多く考案されている。その中でも、
小型、軽量にするためにディスプレイとして液晶ディス
プレイを用いた情報表示装置、あるいは、眼鏡やゴーグ
ルなどに装着できる小型、軽量の情報表示装置の従来例
として以下の資料を挙げることができる。
【０００３】特開昭５８−１１３９１３号公報には、眼
鏡に時刻を表示する液晶、発光ダイオード、電界発光
（ＥＬ）などのディスプレイを取り付ける構成が開示さ
れている。
鏡に時刻を表示する液晶、発光ダイオード、電界発光
（ＥＬ）などのディスプレイを取り付ける構成が開示さ
れている。
【０００４】また、米国特許４，７５１，６９１号公報
には、時刻を表示する発光型ディスプレイを眼鏡のフレ
ームに取り付けて使用する表示装置が開示されている。
には、時刻を表示する発光型ディスプレイを眼鏡のフレ
ームに取り付けて使用する表示装置が開示されている。
【０００５】また、米国特許４，７５３，５１４号公報
には、レンズと反射プリズムが一体に形成され、そこに
発光ダイオード、液晶、電界発光などのディスプレイが
取り付けられ、かつ、眼鏡のフレームに脱着可能な表示
装置が開示されている。
には、レンズと反射プリズムが一体に形成され、そこに
発光ダイオード、液晶、電界発光などのディスプレイが
取り付けられ、かつ、眼鏡のフレームに脱着可能な表示
装置が開示されている。
【０００６】また、米国特許５，１６２，８２８号公報
には、液晶ディスプレイなどの透過型ディスプレイに表
示される速度、温度などの情報を、スキーゴーグルやダ
イブマスク、あるいはサングラスなどに取り付けられた
凹面ミラーあるいはレンズによって拡大投影する表示装
置が開示されている。透過型ディスプレイの照明光とし
て周囲光、白熱灯、電界発光光源が挙げられている。こ
こでは虚像を見やすくするための光学系の調整手段も開
示されている。
には、液晶ディスプレイなどの透過型ディスプレイに表
示される速度、温度などの情報を、スキーゴーグルやダ
イブマスク、あるいはサングラスなどに取り付けられた
凹面ミラーあるいはレンズによって拡大投影する表示装
置が開示されている。透過型ディスプレイの照明光とし
て周囲光、白熱灯、電界発光光源が挙げられている。こ
こでは虚像を見やすくするための光学系の調整手段も開
示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】眼鏡やサングラス、ゴ
ーグルなどに取り付けて時刻などの表示を行う情報表示
装置では、快適に使用するために小型、軽量であること
はもちろん、大きく重いバッテリーを必要としない低消
費電力であることが望まれる。一方、低消費電力にする
ことによって表示が暗くなって視認性が落ちることは望
ましくない。
ーグルなどに取り付けて時刻などの表示を行う情報表示
装置では、快適に使用するために小型、軽量であること
はもちろん、大きく重いバッテリーを必要としない低消
費電力であることが望まれる。一方、低消費電力にする
ことによって表示が暗くなって視認性が落ちることは望
ましくない。
【０００８】このような観点で従来例を見ると、上記従
来例のいくつかでは発光ダイオードによるディスプレイ
などの発光型ディスプレイが用いられており、明るく視
認性に優れていると考えられるが、発光のための電力が
必要であるという問題点がある。
来例のいくつかでは発光ダイオードによるディスプレイ
などの発光型ディスプレイが用いられており、明るく視
認性に優れていると考えられるが、発光のための電力が
必要であるという問題点がある。
【０００９】表示のための電力が少ないという点では発
光型ディスプレイより液晶ディスプレイの方が優れてお
り、上記従来例の中にも液晶ディスプレイを用いた表示
装置が開示されている。
光型ディスプレイより液晶ディスプレイの方が優れてお
り、上記従来例の中にも液晶ディスプレイを用いた表示
装置が開示されている。
【００１０】しかし、その液晶ディスプレイの構造に付
いてはほとんど開示されていない。ただし、米国特許
５，１６２，８２８号公報に透過型の液晶ディスプレイ
を用いることが開示されている。その場合の照明光源と
して、照明のための電力を必要としない周囲光を用いる
ことができることも開示されている。
いてはほとんど開示されていない。ただし、米国特許
５，１６２，８２８号公報に透過型の液晶ディスプレイ
を用いることが開示されている。その場合の照明光源と
して、照明のための電力を必要としない周囲光を用いる
ことができることも開示されている。
【００１１】しかしながらその液晶ディスプレイの構造
について透過型であること以上の開示はなく、その構造
の詳細な開示がない。従来の液晶ディスプレイの構造を
想定するとその構造は、液晶が、液晶を駆動する電極や
素子が形成されたガラス基板に挟持された液晶表示パネ
ルの両面に、一対の偏光板が配置されている構造であ
る。このような構造では２枚の偏光板によって透過光の
約半分が吸収され、発光光源無しで周囲光だけで表示を
行おうとするとその表示は暗い表示となり、視認性が劣
るという問題点がある。
について透過型であること以上の開示はなく、その構造
の詳細な開示がない。従来の液晶ディスプレイの構造を
想定するとその構造は、液晶が、液晶を駆動する電極や
素子が形成されたガラス基板に挟持された液晶表示パネ
ルの両面に、一対の偏光板が配置されている構造であ
る。このような構造では２枚の偏光板によって透過光の
約半分が吸収され、発光光源無しで周囲光だけで表示を
行おうとするとその表示は暗い表示となり、視認性が劣
るという問題点がある。
【００１２】本発明はこの様な問題点を解決するもの
で、ディスプレイとして高分子分散型液晶ディスプレイ
を用いることによって、ディスプレイを照明する光が周
囲光であってもディスプレイによる吸収を抑え、低消費
電力でありながら明るく視認性に優れた、ヘッドマウン
ト型の情報表示装置を提供することを目的としている。
で、ディスプレイとして高分子分散型液晶ディスプレイ
を用いることによって、ディスプレイを照明する光が周
囲光であってもディスプレイによる吸収を抑え、低消費
電力でありながら明るく視認性に優れた、ヘッドマウン
ト型の情報表示装置を提供することを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の情報表示
装置は、正のパワーを有するレンズと、該レンズの前側
焦点近傍に置かれた高分子分散型液晶ディスプレイとを
備え、前記レンズが前記高分子分散型液晶ディスプレイ
と眼との間に配置されていることを特徴とする。
装置は、正のパワーを有するレンズと、該レンズの前側
焦点近傍に置かれた高分子分散型液晶ディスプレイとを
備え、前記レンズが前記高分子分散型液晶ディスプレイ
と眼との間に配置されていることを特徴とする。
【００１４】本発明の第２の情報表示装置は、本発明の
第１の情報表示装置において、高分子分散型液晶ディス
プレイが透過型であることを特徴とする。
第１の情報表示装置において、高分子分散型液晶ディス
プレイが透過型であることを特徴とする。
【００１５】本発明の第３の情報表示装置は、本発明の
第１の情報表示装置において、高分子分散型液晶ディス
プレイが反射型であることを特徴とする。
第１の情報表示装置において、高分子分散型液晶ディス
プレイが反射型であることを特徴とする。
【００１６】本発明の第４の情報表示装置は、正のパワ
ーを有するレンズと、該レンズの前側焦点近傍に置かれ
た高分子分散型液晶ディスプレイと、反射鏡とを備えて
いることを特徴とする。
ーを有するレンズと、該レンズの前側焦点近傍に置かれ
た高分子分散型液晶ディスプレイと、反射鏡とを備えて
いることを特徴とする。
【００１７】本発明の第５の情報表示装置は、本発明の
第４の情報表示装置において、反射鏡が全反射ミラーで
あることを特徴とする。
第４の情報表示装置において、反射鏡が全反射ミラーで
あることを特徴とする。
【００１８】本発明の第６の情報表示装置は、本発明の
第４の情報表示装置において、反射鏡がハーフミラーで
あることを特徴とする。
第４の情報表示装置において、反射鏡がハーフミラーで
あることを特徴とする。
【００１９】本発明の第７の情報表示装置は、本発明の
第４乃至第６の情報表示装置において、高分子分散型液
晶ディスプレイが透過型であることを特徴とする。
第４乃至第６の情報表示装置において、高分子分散型液
晶ディスプレイが透過型であることを特徴とする。
【００２０】本発明の第８の情報表示装置は、本発明の
第４乃至第６の情報表示装置において、高分子分散型液
晶ディスプレイが反射型であることを特徴とする。
第４乃至第６の情報表示装置において、高分子分散型液
晶ディスプレイが反射型であることを特徴とする。
【００２１】本発明の第９の情報表示装置は、本発明の
第４乃至第８の情報表示装置において、レンズは高分子
分散型液晶ディスプレイと眼との間に配置され、また、
反射鏡は前記高分子分散型液晶ディスプレイと前記レン
ズとの間に配置されていることを特徴とする。
第４乃至第８の情報表示装置において、レンズは高分子
分散型液晶ディスプレイと眼との間に配置され、また、
反射鏡は前記高分子分散型液晶ディスプレイと前記レン
ズとの間に配置されていることを特徴とする。
【００２２】本発明の第１０の情報表示装置は、本発明
の第４乃至第８の情報表示装置において、反射鏡は高分
子分散型液晶ディスプレイと眼との間に配置され、ま
た、レンズは前記高分子分散型液晶ディスプレイと前記
反射鏡との間に配置されていることを特徴とする。
の第４乃至第８の情報表示装置において、反射鏡は高分
子分散型液晶ディスプレイと眼との間に配置され、ま
た、レンズは前記高分子分散型液晶ディスプレイと前記
反射鏡との間に配置されていることを特徴とする。
【００２３】本発明の第１１の情報表示装置は、本発明
の第１乃至第１０の情報表示装置において、高分子分散
型液晶ディスプレイに入射する照明光の主たる反射方向
が、レンズの光軸方向とは異なることを特徴とする。
の第１乃至第１０の情報表示装置において、高分子分散
型液晶ディスプレイに入射する照明光の主たる反射方向
が、レンズの光軸方向とは異なることを特徴とする。
【００２４】本発明の第１２の情報表示装置は、本発明
の第１１の情報表示装置において、照明光が周囲光であ
ることを特徴とする。
の第１１の情報表示装置において、照明光が周囲光であ
ることを特徴とする。
【００２５】本発明の第１３の情報表示装置は、本発明
の第１１の情報表示装置において、照明光が前記情報表
示装置内に内蔵された光源であることを特徴とする。
の第１１の情報表示装置において、照明光が前記情報表
示装置内に内蔵された光源であることを特徴とする。
【００２６】本発明の第１４の情報表示装置は、本発明
の第１３の情報表示装置において、必要に応じて光源を
点灯、消灯できることを特徴とする。
の第１３の情報表示装置において、必要に応じて光源を
点灯、消灯できることを特徴とする。
【００２７】本発明の第１５の情報表示装置は、本発明
の第１乃至第１４の情報表示装置において、レンズと眼
の間に配置される保護板が、前記情報表示装置を構成す
る光学系を内蔵している筐体に取り付けられていること
を特徴とする。
の第１乃至第１４の情報表示装置において、レンズと眼
の間に配置される保護板が、前記情報表示装置を構成す
る光学系を内蔵している筐体に取り付けられていること
を特徴とする。
【００２８】本発明の第１６の情報表示装置は、本発明
の第１乃至第１５の情報表示装置において、一方の眼の
前だけに配置されていることを特徴とする。
の第１乃至第１５の情報表示装置において、一方の眼の
前だけに配置されていることを特徴とする。
【００２９】本発明の第１７の情報表示装置は、本発明
の第１乃至第１６の情報表示装置において、眼鏡あるい
は視機能保護具に一体として構成されていることを特徴
とする。
の第１乃至第１６の情報表示装置において、眼鏡あるい
は視機能保護具に一体として構成されていることを特徴
とする。
【００３０】本発明の第１８の情報表示装置は、本発明
の第１乃至第１６の情報表示装置において、眼鏡あるい
は視機能保護具に脱着可能であることを特徴とする。
の第１乃至第１６の情報表示装置において、眼鏡あるい
は視機能保護具に脱着可能であることを特徴とする。
【００３１】本発明の眼鏡は、本発明の第１乃至第１６
記載の情報表示装置が備えられていることを特徴とす
る。
記載の情報表示装置が備えられていることを特徴とす
る。
【００３２】本発明の視機能保護具は、本発明の第１乃
至第１６の情報表示装置が備えられていることを特徴と
する。さらに言えば、該視機能保護具はサングラスある
いはサンバイザーであることを特徴とする。
至第１６の情報表示装置が備えられていることを特徴と
する。さらに言えば、該視機能保護具はサングラスある
いはサンバイザーであることを特徴とする。
【００３３】
【作用】液晶小滴が高分子に分散された構造を有する高
分子分散型液晶ディスプレイは、電圧の印加によって光
の散乱を制御し表示を行うディスプレイである。従っ
て、光の吸収が多い偏光板を使用する必要がなく、太陽
光や室内の蛍光灯などの光によっても明るい表示を行う
ことができる。
分子分散型液晶ディスプレイは、電圧の印加によって光
の散乱を制御し表示を行うディスプレイである。従っ
て、光の吸収が多い偏光板を使用する必要がなく、太陽
光や室内の蛍光灯などの光によっても明るい表示を行う
ことができる。
【００３４】このようなディスプレイを正のパワーを持
つレンズの焦点近傍に置くことによって、その虚像を、
眼からみてある有限の位置あるいは十分遠い位置に作る
ことができる。従って、眼鏡やサングラスのフレームな
どの、通常では眼に近すぎて眼の焦点が合わせられない
位置に置かれたディスプレイに表示される情報を見るこ
とができる。
つレンズの焦点近傍に置くことによって、その虚像を、
眼からみてある有限の位置あるいは十分遠い位置に作る
ことができる。従って、眼鏡やサングラスのフレームな
どの、通常では眼に近すぎて眼の焦点が合わせられない
位置に置かれたディスプレイに表示される情報を見るこ
とができる。
【００３５】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【００３６】（実施例１）図１に本発明の情報表示装置
の第１の構成の主要断面図を示す。また、図２には図１
で示される情報表示装置が内蔵されたサンバイザーの外
観図を示す。
の第１の構成の主要断面図を示す。また、図２には図１
で示される情報表示装置が内蔵されたサンバイザーの外
観図を示す。
【００３７】まず、図２でサンバイザーの構成を説明す
る。太陽光などの眩しい光を減衰させるための着色され
たバイザー２０に、このバイザーを頭に固定するための
バンド２１が取り付けられている。バイザー２０の一部
には透明樹脂板から成る透明窓２２が形成されている。
この透明窓２２と装着者の右眼との間に図１で示される
ような情報表示装置が取り付けられている。
る。太陽光などの眩しい光を減衰させるための着色され
たバイザー２０に、このバイザーを頭に固定するための
バンド２１が取り付けられている。バイザー２０の一部
には透明樹脂板から成る透明窓２２が形成されている。
この透明窓２２と装着者の右眼との間に図１で示される
ような情報表示装置が取り付けられている。
【００３８】情報表示装置は、光拡散板１０、反射型の
高分子分散型液晶ディスプレイ１１、反射鏡１２、正の
パワーを有するレンズ１３、保護板１４及びこれらの要
素が内蔵されている筐体１５から成っている。
高分子分散型液晶ディスプレイ１１、反射鏡１２、正の
パワーを有するレンズ１３、保護板１４及びこれらの要
素が内蔵されている筐体１５から成っている。
【００３９】太陽光などの周囲光１６は、光拡散板１０
によってほぼ一様な分布の照明光となって高分子分散型
液晶ディスプレイ１１を照明する。高分子分散型液晶デ
ィスプレイ１１では時刻などの表示が行われ、その表示
は反射鏡１２で反射され、レンズ１３及び保護板１４を
透過して右眼１７に入射する。
によってほぼ一様な分布の照明光となって高分子分散型
液晶ディスプレイ１１を照明する。高分子分散型液晶デ
ィスプレイ１１では時刻などの表示が行われ、その表示
は反射鏡１２で反射され、レンズ１３及び保護板１４を
透過して右眼１７に入射する。
【００４０】情報表示装置はサンバイザーの上部に取り
付けられており、右眼の視線を水平から約２５度上方に
移動させた時に高分子分散型液晶ディスプレイの像が見
えるようにレンズ１３及び反射鏡１２が配置されてい
る。
付けられており、右眼の視線を水平から約２５度上方に
移動させた時に高分子分散型液晶ディスプレイの像が見
えるようにレンズ１３及び反射鏡１２が配置されてい
る。
【００４１】視線が水平である場合は、視野の上部に情
報表示装置の一部が存在するが、眼の焦点が合わないた
め情報表示装置ははっきりとは見えず、バイザー２０を
通して周囲を見ているときにはほとんどじゃまになら
ず、周囲を十分見ることができる。
報表示装置の一部が存在するが、眼の焦点が合わないた
め情報表示装置ははっきりとは見えず、バイザー２０を
通して周囲を見ているときにはほとんどじゃまになら
ず、周囲を十分見ることができる。
【００４２】レンズ１３の直径は８ｍｍ、前側焦点距離
は−１７．０８ｍｍである。本実施例では２枚の球面レ
ンズを貼り合わせたレンズを用いているが、面を非球面
にするなど、種々の構成のレンズを用いることができ
る。表示する情報として時刻などの限られた情報を表示
する場合には、レンズ１３の直径は小さくて良い。
は−１７．０８ｍｍである。本実施例では２枚の球面レ
ンズを貼り合わせたレンズを用いているが、面を非球面
にするなど、種々の構成のレンズを用いることができ
る。表示する情報として時刻などの限られた情報を表示
する場合には、レンズ１３の直径は小さくて良い。
【００４３】また、表示が見える視野の範囲を限定する
ために、外形が四角形であるレンズを用いても良いし、
四角形の絞りを視認光路系内に設けても良い。
ために、外形が四角形であるレンズを用いても良いし、
四角形の絞りを視認光路系内に設けても良い。
【００４４】高分子分散型液晶ディスプレイは、レンズ
の前側焦点より０．２９ｍｍレンズに近い位置に置かれ
ている。このような配置によって、高分子分散型液晶デ
ィスプレイ上での１ｍｍ×４ｍｍの領域内の時刻表示の
虚像が、右眼の視線方向に右眼から２ｍ離れた位置に約
１００ｍｍ×４００ｍｍの大きさに形成され、無理に眼
の焦点を合わせなくても十分時刻を読み取れることとな
る。
の前側焦点より０．２９ｍｍレンズに近い位置に置かれ
ている。このような配置によって、高分子分散型液晶デ
ィスプレイ上での１ｍｍ×４ｍｍの領域内の時刻表示の
虚像が、右眼の視線方向に右眼から２ｍ離れた位置に約
１００ｍｍ×４００ｍｍの大きさに形成され、無理に眼
の焦点を合わせなくても十分時刻を読み取れることとな
る。
【００４５】本実施例で用いられている高分子分散型液
晶ディスプレイ１１は反射型であり、その構造について
図３を用いて説明する。図３には断面図が描かれてい
る。
晶ディスプレイ１１は反射型であり、その構造について
図３を用いて説明する。図３には断面図が描かれてい
る。
【００４６】透明電極３１が形成されたガラス基板３０
ａと、光反射層を兼ねた反射性電極３２が形成されたガ
ラス基板３０ｂによって、液晶小滴３３が分散された高
分子層３４が挟持されている。
ａと、光反射層を兼ねた反射性電極３２が形成されたガ
ラス基板３０ｂによって、液晶小滴３３が分散された高
分子層３４が挟持されている。
【００４７】図３（ａ）は、透明電極３１と反射性電極
３２の間に電圧を印加していない状態で、液晶小滴３３
に含まれる液晶分子の配向方向は液晶小滴間でランダム
である。従って入射した光３５は液晶小滴３３とそれを
取り巻く高分子との界面で散乱する。
３２の間に電圧を印加していない状態で、液晶小滴３３
に含まれる液晶分子の配向方向は液晶小滴間でランダム
である。従って入射した光３５は液晶小滴３３とそれを
取り巻く高分子との界面で散乱する。
【００４８】一方、図３（ｂ）に示すように、透明電極
３１と反射性電極３２の間に電圧を印加すると、液晶小
滴３３に含まれる液晶分子の配向方向は液晶小滴間で揃
う。従って、液晶小滴３３とそれを取り巻く高分子との
界面で散乱する光は少なくなり、入射光３５の多くは正
反射することになる。
３１と反射性電極３２の間に電圧を印加すると、液晶小
滴３３に含まれる液晶分子の配向方向は液晶小滴間で揃
う。従って、液晶小滴３３とそれを取り巻く高分子との
界面で散乱する光は少なくなり、入射光３５の多くは正
反射することになる。
【００４９】以上のように、電圧の有無によって散乱ー
反射が制御され、表示が行われる。
反射が制御され、表示が行われる。
【００５０】高分子分散型液晶ディスプレイは、従来の
液晶ディスプレイのような偏光板を必要としないため、
表示に関わる光の減衰が少なく、周囲が明るいところで
は照明光源がなくても明るい表示を行うことができる。
液晶ディスプレイのような偏光板を必要としないため、
表示に関わる光の減衰が少なく、周囲が明るいところで
は照明光源がなくても明るい表示を行うことができる。
【００５１】本実施例では、右眼を約２５度上方に向け
たときに像を見ることができるようになっており、水平
方向に対して、レンズ１３の光軸は２５度、反射鏡１２
の法線は１５度、高分子分散型液晶ディスプレイ１１の
法線は５５度、それぞれ傾斜して配置してある。一方、
光拡散板１０の法線は水平であり、反射型の高分子分散
型液晶ディスプレイ１１による光拡散板１０の正反射像
は反射鏡１２の方へは行かないようになっている。反射
鏡１２へは、高分子分散型液晶ディスプレイによる散乱
光だけが行き、コントラストの高い表示を得ることがで
きる。
たときに像を見ることができるようになっており、水平
方向に対して、レンズ１３の光軸は２５度、反射鏡１２
の法線は１５度、高分子分散型液晶ディスプレイ１１の
法線は５５度、それぞれ傾斜して配置してある。一方、
光拡散板１０の法線は水平であり、反射型の高分子分散
型液晶ディスプレイ１１による光拡散板１０の正反射像
は反射鏡１２の方へは行かないようになっている。反射
鏡１２へは、高分子分散型液晶ディスプレイによる散乱
光だけが行き、コントラストの高い表示を得ることがで
きる。
【００５２】保護板１４は透明樹脂板であり、レンズ１
３に対する傷付き防止及び汚れ防止のために取り付けら
れている。保護板１４の表面にはハードコート層及び反
射防止膜が形成されており、保護板自身の傷付きを防止
し、かつ、表面での反射を抑えている。
３に対する傷付き防止及び汚れ防止のために取り付けら
れている。保護板１４の表面にはハードコート層及び反
射防止膜が形成されており、保護板自身の傷付きを防止
し、かつ、表面での反射を抑えている。
【００５３】高分子分散型液晶ディスプレイ１１を駆動
して時刻を表示するための回路及び電池は、小型の腕時
計に内蔵されているものと同様に小さなものであり、筐
体１５の中に十分内蔵できる。電源として太陽電池も用
いることができる。
して時刻を表示するための回路及び電池は、小型の腕時
計に内蔵されているものと同様に小さなものであり、筐
体１５の中に十分内蔵できる。電源として太陽電池も用
いることができる。
【００５４】本実施例では反射鏡１２として全反射鏡を
用いている。場合によっては、反射鏡１２を、光の一部
だけを反射するハーフミラーとし、筐体１５を透明にす
れば、周囲の像を見ながら、そこに時刻などの表示を重
ねて見ることができる。
用いている。場合によっては、反射鏡１２を、光の一部
だけを反射するハーフミラーとし、筐体１５を透明にす
れば、周囲の像を見ながら、そこに時刻などの表示を重
ねて見ることができる。
【００５５】また、本実施例では光拡散板１０を備えて
いるが、場合によっては光拡散板は必要なく、周囲光を
そのまま液晶ディスプレイに対する照明光としても良
い。
いるが、場合によっては光拡散板は必要なく、周囲光を
そのまま液晶ディスプレイに対する照明光としても良
い。
【００５６】本実施例では右眼で見る情報表示装置を説
明したが、もちろん、左眼に対応させてサンバイザーの
左上方に情報表示装置を取り付けても良い。
明したが、もちろん、左眼に対応させてサンバイザーの
左上方に情報表示装置を取り付けても良い。
【００５７】また、表示される情報の例として時刻を挙
げたが、センサーから得られたデータに基づいて脈拍等
の身体情報を表示するなど、多様な情報の表示が可能で
ある。
げたが、センサーから得られたデータに基づいて脈拍等
の身体情報を表示するなど、多様な情報の表示が可能で
ある。
【００５８】（実施例２）図４は本発明の情報表示装置
の第２の構成の主要断面図であり、図５はその情報表示
装置を内蔵したサンバイザーの外観を示す図である。
の第２の構成の主要断面図であり、図５はその情報表示
装置を内蔵したサンバイザーの外観を示す図である。
【００５９】図１、図２で説明した実施例１と同じ機能
を果たす要素は同じ番号で参照してある。
を果たす要素は同じ番号で参照してある。
【００６０】本実施例における情報表示装置は、機能的
には実施例１で説明した情報表示装置と同じであり、バ
イザー２０の外側に取り付けられている。
には実施例１で説明した情報表示装置と同じであり、バ
イザー２０の外側に取り付けられている。
【００６１】（実施例３）図６は、本発明の情報表示装
置の第３の構成を示す図であり、高分子分散型液晶ディ
スプレイを照明するための光源を内蔵した情報表示装置
の光学系の斜視図である。これらの光学系が筐体の中に
内蔵され、図２や図５に示されるようなサンバイザーに
取り付けられることになる。
置の第３の構成を示す図であり、高分子分散型液晶ディ
スプレイを照明するための光源を内蔵した情報表示装置
の光学系の斜視図である。これらの光学系が筐体の中に
内蔵され、図２や図５に示されるようなサンバイザーに
取り付けられることになる。
【００６２】高分子分散型液晶ディスプレイを用いるこ
とによって明るく見やすい表示が得られると言っても、
夜間など周囲光がない、あるいは暗い場合には表示は見
えない。従って、周囲光が暗い状況でも表示を見る必要
がある場合には、光源を備えた情報表示装置を用意し、
消費電力を抑えるために、表示が見にくいときだけ光源
を点灯することが必要になる。
とによって明るく見やすい表示が得られると言っても、
夜間など周囲光がない、あるいは暗い場合には表示は見
えない。従って、周囲光が暗い状況でも表示を見る必要
がある場合には、光源を備えた情報表示装置を用意し、
消費電力を抑えるために、表示が見にくいときだけ光源
を点灯することが必要になる。
【００６３】図６の６０は光源である発光ダイオードで
ある。周囲光が十分な場合には実施例１あるいは実施例
２で説明したように、光拡散板１０を通った周囲光１６
が高分子分散型液晶ディスプレイ１１、反射鏡１２、レ
ンズ１３を経て眼１７に入る。
ある。周囲光が十分な場合には実施例１あるいは実施例
２で説明したように、光拡散板１０を通った周囲光１６
が高分子分散型液晶ディスプレイ１１、反射鏡１２、レ
ンズ１３を経て眼１７に入る。
【００６４】一方、発光ダイオード６０が点灯される
と、その光はもう一つの光拡散板６１によって分布をほ
ぼ一様にされた後、高分子分散型液晶ディスプレイ１
１、反射鏡１２、レンズ１３を経て眼１７に入る。
と、その光はもう一つの光拡散板６１によって分布をほ
ぼ一様にされた後、高分子分散型液晶ディスプレイ１
１、反射鏡１２、レンズ１３を経て眼１７に入る。
【００６５】発光ダイオード６０及び光拡散板６１は、
周囲光１６が高分子分散型液晶ディスプレイに入射する
のを妨げない位置に配置されている。
周囲光１６が高分子分散型液晶ディスプレイに入射する
のを妨げない位置に配置されている。
【００６６】光源としては、発光ダイオード以外に電界
発光（ＥＬ）パネル、小型蛍光管などを用いることもで
きる。
発光（ＥＬ）パネル、小型蛍光管などを用いることもで
きる。
【００６７】（実施例４）図７は本発明の情報表示装置
の第４の構成の主要断面図である。
の第４の構成の主要断面図である。
【００６８】本実施例では、ディスプレイとして透過型
の高分子分散型液晶ディスプレイ７０を用いている。
の高分子分散型液晶ディスプレイ７０を用いている。
【００６９】周囲光１６は光拡散板１０を通過し、透過
型の高分子分散型液晶ディスプレイ７０、正のパワーを
持つレンズ１３、及びバイザー２０を経て眼１７に入
る。
型の高分子分散型液晶ディスプレイ７０、正のパワーを
持つレンズ１３、及びバイザー２０を経て眼１７に入
る。
【００７０】高分子分散型液晶ディスプレイ７０はレン
ズ１３の前側焦点より若干レンズよりに位置し、レンズ
１３によって、ディスプレイに表示されている時刻など
の情報の虚像が眼の前の有限距離の見やすい位置に投影
される。
ズ１３の前側焦点より若干レンズよりに位置し、レンズ
１３によって、ディスプレイに表示されている時刻など
の情報の虚像が眼の前の有限距離の見やすい位置に投影
される。
【００７１】透過型の高分子分散型液晶ディスプレイの
構造を図８を用いて説明する。反射性電極３２が透明電
極３１に変わっただけで、基本的な構成は図３に示す反
射型の高分子分散型液晶ディスプレイと同様である。
構造を図８を用いて説明する。反射性電極３２が透明電
極３１に変わっただけで、基本的な構成は図３に示す反
射型の高分子分散型液晶ディスプレイと同様である。
【００７２】図８（ａ）は、透明電極間に電圧を印加し
ていない状態で、液晶小滴３３に含まれる液晶分子の配
向方向は液晶小滴間でランダムである。従って入射した
光３５は液晶小滴３３とそれを取り巻く高分子との界面
で散乱する。
ていない状態で、液晶小滴３３に含まれる液晶分子の配
向方向は液晶小滴間でランダムである。従って入射した
光３５は液晶小滴３３とそれを取り巻く高分子との界面
で散乱する。
【００７３】一方、図８（ｂ）に示すように、透明電極
間に電圧を印加すると、液晶小滴３３に含まれる液晶分
子の配向方向は液晶小滴間で揃う。従って、液晶小滴３
３とそれを取り巻く高分子との界面で散乱する光は少な
くなり、入射光３５の多くは透過することになる。従っ
て、電圧の有無によって散乱ー透過が制御され、表示が
行われる。
間に電圧を印加すると、液晶小滴３３に含まれる液晶分
子の配向方向は液晶小滴間で揃う。従って、液晶小滴３
３とそれを取り巻く高分子との界面で散乱する光は少な
くなり、入射光３５の多くは透過することになる。従っ
て、電圧の有無によって散乱ー透過が制御され、表示が
行われる。
【００７４】（実施例５）図９は本発明の情報表示装置
の第５の構成及びそれが備えられたサンバイザーの主要
断面図である。
の第５の構成及びそれが備えられたサンバイザーの主要
断面図である。
【００７５】バイザー２０の下部がハーフミラー９０と
なっている。バイザー２０の表面に誘電体多層膜あるい
は極薄い金属膜を形成することによってハーフミラーが
形成される。
なっている。バイザー２０の表面に誘電体多層膜あるい
は極薄い金属膜を形成することによってハーフミラーが
形成される。
【００７６】周囲光１６は、バイザー２０の上方に形成
された透過窓２２を通過した後、光拡散板１０で散乱さ
れる。その散乱光の一部が反射型の高分子分散型液晶デ
ィスプレイ１１の照明光となり、高分子分散型液晶ディ
スプレイ１１の表示がなされる。レンズ１３によってデ
ィスプレイの虚像が形成される。レンズ１３を通った光
は保護板１４を透過し、バイザー下部のハーフミラー９
０で反射されて眼１７に入る。
された透過窓２２を通過した後、光拡散板１０で散乱さ
れる。その散乱光の一部が反射型の高分子分散型液晶デ
ィスプレイ１１の照明光となり、高分子分散型液晶ディ
スプレイ１１の表示がなされる。レンズ１３によってデ
ィスプレイの虚像が形成される。レンズ１３を通った光
は保護板１４を透過し、バイザー下部のハーフミラー９
０で反射されて眼１７に入る。
【００７７】従って、眼を下に向けたときに、その視線
方向の遠方に高分子分散型液晶ディスプレイ１１に表示
される情報の虚像が投影され、無理な焦点合わせをせず
に、時刻などの情報を見ることができる。
方向の遠方に高分子分散型液晶ディスプレイ１１に表示
される情報の虚像が投影され、無理な焦点合わせをせず
に、時刻などの情報を見ることができる。
【００７８】（実施例６）図１０は本発明の情報表示装
置の第６の構成及びそれが備えられたサンバイザーの主
要断面図である。基本的な機能は実施例５を説明する図
９に示されている情報表示装置と同様である。
置の第６の構成及びそれが備えられたサンバイザーの主
要断面図である。基本的な機能は実施例５を説明する図
９に示されている情報表示装置と同様である。
【００７９】バイザー２０の下部は全反射ミラー１００
となっている。
となっている。
【００８０】周囲光１６は、バイザー２０の上方に形成
された透過窓２２を通過した後、光拡散板１０で散乱さ
れる。光拡散板１０に対向してミラー１０１が配置され
ている。光拡散板１０で拡散された光の一部は直接高分
子分散型液晶ディスプレイ１１の照明光となり、一部は
ミラー１０１で反射した後高分子分散型液晶ディスプレ
イ１１の照明光となる。
された透過窓２２を通過した後、光拡散板１０で散乱さ
れる。光拡散板１０に対向してミラー１０１が配置され
ている。光拡散板１０で拡散された光の一部は直接高分
子分散型液晶ディスプレイ１１の照明光となり、一部は
ミラー１０１で反射した後高分子分散型液晶ディスプレ
イ１１の照明光となる。
【００８１】従って、実施例５の情報表示装置よりも明
るい表示を見ることができる。
るい表示を見ることができる。
【００８２】（実施例７）図１１は本発明の情報表示装
置の第７の構成を示す主要断面図であり、図１２はその
情報表示装置をフレームに取り付けたサングラスの外観
図である。
置の第７の構成を示す主要断面図であり、図１２はその
情報表示装置をフレームに取り付けたサングラスの外観
図である。
【００８３】図１１に示されているように、本実施例の
情報表示装置を構成する光学系は、図１に示されている
光学系とほとんど同じである。このような光学系を内蔵
した筐体１５にクリップ１１０が取り付けられており、
図１２に示すように、このクリップ１１０で情報表示装
置１２０をサングラスのフレーム１１１に取り付ける。
情報表示装置を構成する光学系は、図１に示されている
光学系とほとんど同じである。このような光学系を内蔵
した筐体１５にクリップ１１０が取り付けられており、
図１２に示すように、このクリップ１１０で情報表示装
置１２０をサングラスのフレーム１１１に取り付ける。
【００８４】クリップ１１１の差し込み具合によって、
見やすい位置に情報表示装置１２０を取り付けることが
できる。
見やすい位置に情報表示装置１２０を取り付けることが
できる。
【００８５】情報表示装置が必要でない場合は、取り外
しておくことができる。
しておくことができる。
【００８６】（実施例８）図１３は、実施例７で説明し
た図１１に示されている情報表示装置を取り付けた視力
矯正用の眼鏡の外観図である。
た図１１に示されている情報表示装置を取り付けた視力
矯正用の眼鏡の外観図である。
【００８７】情報表示装置１２０はクリップ１１０で眼
鏡フレーム１３１に取り付けられている。
鏡フレーム１３１に取り付けられている。
【００８８】情報表示装置はクリップによって脱着可能
であるので、必要がないときははずしておくことがで
き、また、左眼で見たいときには左眼に対応した位置に
取り付けることができる。
であるので、必要がないときははずしておくことがで
き、また、左眼で見たいときには左眼に対応した位置に
取り付けることができる。
【００８９】
【発明の効果】本発明における情報表示装置は、表示を
行うディスプレイとして高分子分散型の液晶ディスプレ
イを用い、レンズによってその虚像を眼の前の遠方に形
成しているので、光の吸収が多い偏光板を使っている従
来の液晶ディスプレイを用いた場合に比べて明るい虚像
を形成することができ、視認性に優れている、という効
果を有する。
行うディスプレイとして高分子分散型の液晶ディスプレ
イを用い、レンズによってその虚像を眼の前の遠方に形
成しているので、光の吸収が多い偏光板を使っている従
来の液晶ディスプレイを用いた場合に比べて明るい虚像
を形成することができ、視認性に優れている、という効
果を有する。
【００９０】また、明るい周囲光がある状況では、液晶
ディスプレイを発光光源で照明する必要がなく、情報表
示装置の消費電力を抑えて電池寿命を長くできる、とい
う効果も有する。
ディスプレイを発光光源で照明する必要がなく、情報表
示装置の消費電力を抑えて電池寿命を長くできる、とい
う効果も有する。
【図１】 本発明の情報表示装置の第１の構成の主要断
面図。
面図。
【図２】 図１で示される情報表示装置が内蔵された本
発明の第１のサンバイザーの外観図。
発明の第１のサンバイザーの外観図。
【図３】 本発明の情報表示装置に用いられる反射型の
高分子分散型液晶ディスプレイの構造を示す断面図。
高分子分散型液晶ディスプレイの構造を示す断面図。
【図４】 本発明の情報表示装置の第２の構成の主要断
面図。
面図。
【図５】 図４で示される情報表示装置が内蔵された本
発明の第２のサンバイザーの外観図。
発明の第２のサンバイザーの外観図。
【図６】 本発明の情報表示装置の第３の構成における
光学系の斜視図。
光学系の斜視図。
【図７】 本発明の情報表示装置の第４の構成の主要断
面図。
面図。
【図８】 本発明の情報表示装置に用いられる透過型の
高分子分散型液晶ディスプレイの構造を示す断面図。
高分子分散型液晶ディスプレイの構造を示す断面図。
【図９】 本発明の情報表示装置の第５の構成及びそれ
が備えられたサンバイザーの主要断面図。
が備えられたサンバイザーの主要断面図。
【図１０】 本発明の情報表示装置の第６の構成及びそ
れが備えられたサンバイザーの主要断面図。
れが備えられたサンバイザーの主要断面図。
【図１１】 本発明の情報表示装置の第７の構成を示す
主要断面図。
主要断面図。
【図１２】 図１１で示される情報表示装置をフレーム
に取り付けた本発明のサングラスの外観図。
に取り付けた本発明のサングラスの外観図。
【図１３】 図１１で示される情報表示装置を取り付け
た本発明の視力矯正用の眼鏡の外観図。
た本発明の視力矯正用の眼鏡の外観図。
１０ 光拡散板 １１ 高分子分散型液晶ディスプレイ １２ 反射鏡 １３ レンズ １４ 保護板 １５ 筐体 １６ 周囲光 １７ 眼 ２０ バイザー ２１ バンド ２２ 透明窓 ３０、３０ａ、３０ｂ ガラス基板 ３１ 透明電極 ３２ 反射性電極 ３３ 液晶小滴 ３４ 高分子層 ３５ 入射光 ３６ 散乱光 ３７ 正反射光 ６０ 発光ダイオード ６１ 光拡散板 ６２ 発光ダイオードからの光 ７０ 高分子分散型液晶ディスプレイ ８０ 透過光 ９０ ハーフミラー １００ ミラー １０１ 反射鏡 １１０ クリップ １１１ フレーム １１２ 着色フィルタ １２０ 情報表示装置 １３０ 眼鏡レンズ １３１ 眼鏡フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｎ 5/64 ５１１ Ａ 7205−5Ｃ
Claims (22)
- 【請求項１】 正のパワーを有するレンズと、該レンズ
の前側焦点近傍に置かれた高分子分散型液晶ディスプレ
イとを備え、前記レンズが前記高分子分散型液晶ディス
プレイと眼との間に配置されていることを特徴とする情
報表示装置。 - 【請求項２】 高分子分散型液晶ディスプレイが透過型
であることを特徴とする請求項１記載の情報表示装置。 - 【請求項３】 高分子分散型液晶ディスプレイが反射型
であることを特徴とする請求項１記載の情報表示装置。 - 【請求項４】 正のパワーを有するレンズと、該レンズ
の前側焦点近傍に置かれた高分子分散型液晶ディスプレ
イと、反射鏡とを備えていることを特徴とする情報表示
装置。 - 【請求項５】 反射鏡が全反射ミラーであることを特徴
とする請求項４記載の情報表示装置。 - 【請求項６】 反射鏡がハーフミラーであることを特徴
とする請求項４記載の情報表示装置。 - 【請求項７】 高分子分散型液晶ディスプレイが透過型
であることを特徴とする請求項４乃至請求項６記載の情
報表示装置。 - 【請求項８】 高分子分散型液晶ディスプレイが反射型
であることを特徴とする請求項４乃至請求項６記載の情
報表示装置。 - 【請求項９】 レンズは高分子分散型液晶ディスプレイ
と眼との間に配置され、また、反射鏡は前記高分子分散
型液晶ディスプレイと前記レンズとの間に配置されてい
ることを特徴とする請求項４乃至請求項８記載の情報表
示装置。 - 【請求項１０】 反射鏡は高分子分散型液晶ディスプレ
イと眼との間に配置され、また、レンズは前記高分子分
散型液晶ディスプレイと前記反射鏡との間に配置されて
いることを特徴とする請求項４乃至請求項８記載の情報
表示装置。 - 【請求項１１】 高分子分散型液晶ディスプレイに入射
する照明光の主たる反射方向が、レンズの光軸方向とは
異なることを特徴とする請求項１乃至請求項１０記載の
情報表示装置。 - 【請求項１２】 照明光が周囲光であることを特徴とす
る請求項１１記載の情報表示装置。 - 【請求項１３】 照明光が情報表示装置内に内蔵された
光源であることを特徴とする請求項１１記載の情報表示
装置。 - 【請求項１４】 必要に応じて光源の点灯、消灯を行う
ことができることを特徴とする請求項１３記載の情報表
示装置。 - 【請求項１５】 レンズと眼の間に配置される保護板
が、情報表示装置を構成する光学系を内蔵している筐体
に取り付けられていることを特徴とする請求項１乃至請
求項１４記載の情報表示装置。 - 【請求項１６】 一方の眼の前だけに配置されることを
特徴とする請求項１乃至請求項１５記載の情報表示装
置。 - 【請求項１７】 眼鏡あるいは視機能保護具に一体とし
て構成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項
１６記載の情報表示装置。 - 【請求項１８】 眼鏡あるいは視機能保護具に脱着可能
であることを特徴とする請求項１乃至請求項１６記載の
情報表示装置。 - 【請求項１９】 請求項１乃至請求項１６記載の情報表
示装置が備えられていることを特徴とする眼鏡。 - 【請求項２０】 請求項１乃至請求項１６記載の情報表
示装置が備えられていることを特徴とする視機能保護
具。 - 【請求項２１】 視機能保護具がサングラスであること
を特徴とする請求項２０記載の視機能保護具。 - 【請求項２２】 視機能保護具がサンバイザーであるこ
とを特徴とする請求項２０記載の視機能保護具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283693A JPH07140432A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283693A JPH07140432A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07140432A true JPH07140432A (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=17668860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5283693A Pending JPH07140432A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07140432A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001311907A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Canon Inc | 画像表示装置および画像表示システム |
| JP2002277815A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Minolta Co Ltd | 映像観察装置 |
| WO2003081319A1 (fr) * | 2002-03-21 | 2003-10-02 | Yoshiaki Hata | Casquette a afficheur |
| JP2007251681A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Arisawa Mfg Co Ltd | 小型ディスプレイ |
| WO2008081971A1 (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Scalar Corporation | ヘッドマウントディスプレイ |
| JP2008258784A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Shimadzu Corp | 頭部装着型表示装置 |
| WO2010051684A1 (zh) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | Lee Wangfung | 能随身观看视频影像的帽子 |
| WO2011062156A1 (ja) * | 2009-11-18 | 2011-05-26 | シャープ株式会社 | 立体映像表示装置 |
| JP2017523481A (ja) * | 2014-05-28 | 2017-08-17 | インオプテック リミテッド， ツヴァイクニーダーラッスング ドイチュランド | 電子眼鏡 |
| WO2019078214A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 則雄 関 | 眼鏡状のフレーム |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP5283693A patent/JPH07140432A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001311907A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Canon Inc | 画像表示装置および画像表示システム |
| JP2002277815A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-25 | Minolta Co Ltd | 映像観察装置 |
| JP4626072B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2011-02-02 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 映像観察装置 |
| US7492330B2 (en) | 2002-03-21 | 2009-02-17 | Yoshiaki Hata | Cap with display device |
| WO2003081319A1 (fr) * | 2002-03-21 | 2003-10-02 | Yoshiaki Hata | Casquette a afficheur |
| JP2007251681A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Arisawa Mfg Co Ltd | 小型ディスプレイ |
| WO2008081971A1 (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Scalar Corporation | ヘッドマウントディスプレイ |
| JP2008258784A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Shimadzu Corp | 頭部装着型表示装置 |
| WO2010051684A1 (zh) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | Lee Wangfung | 能随身观看视频影像的帽子 |
| WO2011062156A1 (ja) * | 2009-11-18 | 2011-05-26 | シャープ株式会社 | 立体映像表示装置 |
| JP2017523481A (ja) * | 2014-05-28 | 2017-08-17 | インオプテック リミテッド， ツヴァイクニーダーラッスング ドイチュランド | 電子眼鏡 |
| WO2019078214A1 (ja) * | 2017-10-20 | 2019-04-25 | 則雄 関 | 眼鏡状のフレーム |
| US11480814B2 (en) | 2017-10-20 | 2022-10-25 | Norio Seki | Spectacle-like frame |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1027626B1 (en) | Light weight, compact remountable electronic display device for eyeglasses or other head-borne eyewear frames | |
| US8079713B2 (en) | Near eye display system | |
| US4806011A (en) | Spectacle-mounted ocular display apparatus | |
| US4869575A (en) | Headwear-mounted periscopic display device | |
| US4753514A (en) | Headwear-mounted periscopic display device | |
| US4269476A (en) | Helmet-mounted display system | |
| US7002534B2 (en) | See-around type head mounted display device | |
| JPH02299934A (ja) | 車輌用のヘッドアップディスプレイ | |
| US20100271587A1 (en) | eyewear comprising at least one display device | |
| JP4835327B2 (ja) | 映像表示装置、及び頭部装着式映像表示装置 | |
| US20100033830A1 (en) | Wearable image display device | |
| WO2004029693A1 (ja) | 画像表示装置及び投影光学系 | |
| JPH10301055A (ja) | 画像表示装置 | |
| EP4206787A1 (en) | Optical module and optical system thereof for head-up display, and vehicle | |
| CN111123513A (zh) | 智能显示设备 | |
| JPH07140432A (ja) | 情報表示装置及び眼鏡及び視機能保護具 | |
| KR100673833B1 (ko) | 헤드 업 디스플레이 | |
| JPH07209600A (ja) | 情報表示装置 | |
| EP1135765A1 (en) | Head mounted display system with flexible display module support | |
| US7537335B2 (en) | Hybrid lens with polarizer for eyeglasses | |
| JP2003043409A (ja) | 画像表示装置 | |
| CN219936209U (zh) | 一种低杂光的视远显示装置 | |
| US6483646B2 (en) | Detachable monocular display | |
| US20030147047A1 (en) | Hybrid lens with polarizer for eyeglasses | |
| JP2005082103A (ja) | 車両用表示装置 |