JPH07139546A - 磁気軸受装置 - Google Patents
磁気軸受装置Info
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- JPH07139546A JPH07139546A JP31132693A JP31132693A JPH07139546A JP H07139546 A JPH07139546 A JP H07139546A JP 31132693 A JP31132693 A JP 31132693A JP 31132693 A JP31132693 A JP 31132693A JP H07139546 A JPH07139546 A JP H07139546A
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- JP
- Japan
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- temperature
- sensor
- displacement
- magnetic bearing
- displacement sensor
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0474—Active magnetic bearings for rotary movement
- F16C32/0489—Active magnetic bearings for rotary movement with active support of five degrees of freedom, e.g. two radial magnetic bearings combined with an axial bearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0444—Details of devices to control the actuation of the electromagnets
- F16C32/0446—Determination of the actual position of the moving member, e.g. details of sensors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Electromagnetism (AREA)
- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変位センサの温度ドリフトが生じても回転軸
を目標の浮上位置に安定に浮上制御するこのとできる磁
気軸受装置を提供する。 【構成】 回転軸9に固着した磁性材料製の回転体ター
ゲット13,17と、該回転体ターゲットから微小間隔
の距離をおいてケーシングに取付けられた電磁石固定子
12,16と、前記回転軸9とケーシング間の相対変位
を測定する変位センサ3,4と、該変位センサからの変
位信号をもとに前記回転体ターゲットと前記電磁石固定
子間に作用する磁気吸引力を制御する補償回路7と電力
増幅器8とを具備する磁気軸受装置1,2において、前
記変位センサ3,4にはセンサ部の温度を測定する温度
センサ5,6を備え、前記変位センサの温度が変化し該
センサ出力に生じた温度ドリフトを、前記温度センサ
5,6の信号をもとに打ち消すようなリファレンス信号
加算部を有する補償回路18を備えた。
を目標の浮上位置に安定に浮上制御するこのとできる磁
気軸受装置を提供する。 【構成】 回転軸9に固着した磁性材料製の回転体ター
ゲット13,17と、該回転体ターゲットから微小間隔
の距離をおいてケーシングに取付けられた電磁石固定子
12,16と、前記回転軸9とケーシング間の相対変位
を測定する変位センサ3,4と、該変位センサからの変
位信号をもとに前記回転体ターゲットと前記電磁石固定
子間に作用する磁気吸引力を制御する補償回路7と電力
増幅器8とを具備する磁気軸受装置1,2において、前
記変位センサ3,4にはセンサ部の温度を測定する温度
センサ5,6を備え、前記変位センサの温度が変化し該
センサ出力に生じた温度ドリフトを、前記温度センサ
5,6の信号をもとに打ち消すようなリファレンス信号
加算部を有する補償回路18を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気軸受装置に係り、特
にその変位センサの温度上昇に伴って生じる温度ドリフ
トを補償することのできる磁気軸受装置に関する。
にその変位センサの温度上昇に伴って生じる温度ドリフ
トを補償することのできる磁気軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の5軸制御型磁気軸受装置
で、4個のラジアル磁気軸受1と1個のスラスト磁気軸
受2で回転軸9を支持したものである。回転軸9は磁気
軸受装置1,2により電磁石固定子側から非接触で浮上
した状態で支持され、高周波モータ11によって同様に
非接触で回転駆動される。
で、4個のラジアル磁気軸受1と1個のスラスト磁気軸
受2で回転軸9を支持したものである。回転軸9は磁気
軸受装置1,2により電磁石固定子側から非接触で浮上
した状態で支持され、高周波モータ11によって同様に
非接触で回転駆動される。
【0003】ラジアル磁気軸受1は、回転軸9に固着し
た磁性材料製のターゲットである回転子ヨーク13と、
この回転子ヨーク13から微小間隔の距離をおいてケー
シング15に取付けられた電磁石固定子12と、回転軸
9とケーシング間の相対変位を測定する変位センサ3と
から構成される。この変位センサ3からの変位信号をも
とに回転子ヨーク13と電磁石固定子12間に作用する
磁気吸引力が制御され、変位センサ3の信号をセンサア
ンプ10で増幅し、補償回路7と電力増幅器8により、
回転軸9を一定のラジアル方向の目標浮上位置に制御す
る。
た磁性材料製のターゲットである回転子ヨーク13と、
この回転子ヨーク13から微小間隔の距離をおいてケー
シング15に取付けられた電磁石固定子12と、回転軸
9とケーシング間の相対変位を測定する変位センサ3と
から構成される。この変位センサ3からの変位信号をも
とに回転子ヨーク13と電磁石固定子12間に作用する
磁気吸引力が制御され、変位センサ3の信号をセンサア
ンプ10で増幅し、補償回路7と電力増幅器8により、
回転軸9を一定のラジアル方向の目標浮上位置に制御す
る。
【0004】スラスト磁気軸受2は、回転軸9に固着し
た磁性材料製のターゲットである回転ディスク13と、
この回転ディスク13から微小間隔の距離をおいてケー
シング15に取付けられた電磁石固定子12と、回転軸
9とケーシング間の相対変位を測定する変位センサ3と
から構成される。この変位センサ3からの変位信号をも
とに回転ディスク13と電磁石固定子12間に作用する
磁気吸引力が制御され、変位センサ3の信号をセンサア
ンプ10で増幅し、補償回路7と電力増幅器8により、
回転軸9を一定のスラスト方向の目標浮上位置に制御す
る。
た磁性材料製のターゲットである回転ディスク13と、
この回転ディスク13から微小間隔の距離をおいてケー
シング15に取付けられた電磁石固定子12と、回転軸
9とケーシング間の相対変位を測定する変位センサ3と
から構成される。この変位センサ3からの変位信号をも
とに回転ディスク13と電磁石固定子12間に作用する
磁気吸引力が制御され、変位センサ3の信号をセンサア
ンプ10で増幅し、補償回路7と電力増幅器8により、
回転軸9を一定のスラスト方向の目標浮上位置に制御す
る。
【0005】このようにラジアル磁気軸受1及びスラス
ト磁気軸受2では、変位センサ3,4で回転軸9のラジ
アル方向又はスラスト方向の変位を検出し、目標浮上位
置とその変位信号との偏差をもとに補償回路7で補償し
た信号で電力増幅器8を駆動し、ケーシング15に固定
された電磁石固定子12,16のコイルの励磁電流を制
御している。
ト磁気軸受2では、変位センサ3,4で回転軸9のラジ
アル方向又はスラスト方向の変位を検出し、目標浮上位
置とその変位信号との偏差をもとに補償回路7で補償し
た信号で電力増幅器8を駆動し、ケーシング15に固定
された電磁石固定子12,16のコイルの励磁電流を制
御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の磁気軸受装置においては、例えばスラスト磁気軸受
の場合には、スラスト変位センサ4は回転軸9の軸端を
ターゲットとして、軸端の片側にのみ取付けられている
場合が多い。この場合には、変位センサ4のセンサ部の
温度が変化すると、センサターゲット材あるいは、セン
サヨーク材の磁気特性の変化などにより温度ドリフトが
発生する。スラスト変位センサのセンサ感度はあまり変
化しないが、変位センサのオフセットは変化する。この
ような状態で磁気軸受装置を作動させると、回転軸9の
浮上位置が変化してしまい、その変化量が大きいと回転
軸9が電磁石固定子側に接触するなどの問題が生じる。
このような現象が発生すると危険な状態となる。
来の磁気軸受装置においては、例えばスラスト磁気軸受
の場合には、スラスト変位センサ4は回転軸9の軸端を
ターゲットとして、軸端の片側にのみ取付けられている
場合が多い。この場合には、変位センサ4のセンサ部の
温度が変化すると、センサターゲット材あるいは、セン
サヨーク材の磁気特性の変化などにより温度ドリフトが
発生する。スラスト変位センサのセンサ感度はあまり変
化しないが、変位センサのオフセットは変化する。この
ような状態で磁気軸受装置を作動させると、回転軸9の
浮上位置が変化してしまい、その変化量が大きいと回転
軸9が電磁石固定子側に接触するなどの問題が生じる。
このような現象が発生すると危険な状態となる。
【0007】ラジアル磁気軸受1についても、ラジアル
変位センサ3が回転軸9を挟んで対向しておらず、片側
にしか取付けられていない場合にはオフセットの変化を
補償することができず同様な問題が生じる。
変位センサ3が回転軸9を挟んで対向しておらず、片側
にしか取付けられていない場合にはオフセットの変化を
補償することができず同様な問題が生じる。
【0008】これらの問題点を解決する一つの対策とし
て、予め温度ドリフトを把握しておき、回転軸9の位置
が変化しても電磁石固定子側に接触しないように目標浮
上位置をずらしておくなどの方法が考えられる。しかし
ながらこの方法では、変位センサの温度ドリフトが大き
い場合には調整しきれない、あるいは浮上位置が変化す
ること自体を防ぐことができない。このように浮上位置
が大きく変化することが問題となる磁気軸受装置におい
ては、変位センサの温度ドリフトという問題は磁気軸受
装置の安定性に関して重要な問題となる。
て、予め温度ドリフトを把握しておき、回転軸9の位置
が変化しても電磁石固定子側に接触しないように目標浮
上位置をずらしておくなどの方法が考えられる。しかし
ながらこの方法では、変位センサの温度ドリフトが大き
い場合には調整しきれない、あるいは浮上位置が変化す
ること自体を防ぐことができない。このように浮上位置
が大きく変化することが問題となる磁気軸受装置におい
ては、変位センサの温度ドリフトという問題は磁気軸受
装置の安定性に関して重要な問題となる。
【0009】本発明は、係る従来技術の問題点に鑑みて
為されたものであり、変位センサの温度ドリフトが生じ
ても回転軸を目標の浮上位置に安定に浮上制御するこの
とできる磁気軸受装置を提供することを目的とする。
為されたものであり、変位センサの温度ドリフトが生じ
ても回転軸を目標の浮上位置に安定に浮上制御するこの
とできる磁気軸受装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明では、回転軸に固着した磁性材料製の回転体
ターゲットと、該回転体ターゲットから微小間隔の距離
をおいてケーシングに取付けられた電磁石固定子と、前
記回転軸とケーシング間の相対変位を測定する変位セン
サと、該変位センサからの変位信号をもとに前記回転体
ターゲットと前記電磁石固定子間に作用する磁気吸引力
を制御する補償回路と電力増幅器とを具備する磁気軸受
装置において、前記変位センサにはセンサ部の温度を測
定する温度センサを備え、前記変位センサの温度が変化
し該センサ出力に生じた温度ドリフトを、前記温度セン
サの信号をもとに打ち消すようなリファレンス信号加算
部を有する補償回路を備えたことを特徴とする。
めに本発明では、回転軸に固着した磁性材料製の回転体
ターゲットと、該回転体ターゲットから微小間隔の距離
をおいてケーシングに取付けられた電磁石固定子と、前
記回転軸とケーシング間の相対変位を測定する変位セン
サと、該変位センサからの変位信号をもとに前記回転体
ターゲットと前記電磁石固定子間に作用する磁気吸引力
を制御する補償回路と電力増幅器とを具備する磁気軸受
装置において、前記変位センサにはセンサ部の温度を測
定する温度センサを備え、前記変位センサの温度が変化
し該センサ出力に生じた温度ドリフトを、前記温度セン
サの信号をもとに打ち消すようなリファレンス信号加算
部を有する補償回路を備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成されるので、スラス
ト磁気軸受又はラジアル磁気軸受のそれぞれの変位セン
サのセンサ部の温度が変化し、温度ドリフトが発生して
も、すなわちそのオフセットが変化しても、リファレン
ス信号が温度センサの信号をもとにオフセットを打ち消
すように変化する。このため、磁気軸受装置作動中の回
転軸の浮上位置が変化せず、したがって回転軸が電磁石
固定子側に接触する等の問題も生じなくなる。
ト磁気軸受又はラジアル磁気軸受のそれぞれの変位セン
サのセンサ部の温度が変化し、温度ドリフトが発生して
も、すなわちそのオフセットが変化しても、リファレン
ス信号が温度センサの信号をもとにオフセットを打ち消
すように変化する。このため、磁気軸受装置作動中の回
転軸の浮上位置が変化せず、したがって回転軸が電磁石
固定子側に接触する等の問題も生じなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例の磁気軸受装置の
構成を示す。図中、符号1はラジアル軸受、符号2はス
ラスト軸受、符号3はラジアル変位センサ、符号4はス
ラスト変位センサである。符号5はラジアル変位センサ
のセンサ部の温度測定用センサであり、符号6はスラス
ト変位センサのセンサ部の温度測定用センサである。符
号7は補償回路、符号8は電力増幅器、符号9は回転軸
である。
構成を示す。図中、符号1はラジアル軸受、符号2はス
ラスト軸受、符号3はラジアル変位センサ、符号4はス
ラスト変位センサである。符号5はラジアル変位センサ
のセンサ部の温度測定用センサであり、符号6はスラス
ト変位センサのセンサ部の温度測定用センサである。符
号7は補償回路、符号8は電力増幅器、符号9は回転軸
である。
【0014】ラジアル変位センサ3、スラスト変位セン
サ4の両方とも回転体ターゲットを挟んで対向するので
なく片側にのみ取付けられているので、変位センサのセ
ンサ部の温度が変化するとオフセットが変化して温度ド
リフトを生じる。そこで、温度センサ5,6の出力を補
償回路18に取り込み、温度ドリフトを打ち消すように
する。この結果、ラジアル磁気軸受1及びスラスト磁気
軸受2は、回転軸9の温度ドリフトによって生じた移動
分が補償回路で打ち消され、本来の目標浮上位置に回転
軸9を浮上制御することができる。
サ4の両方とも回転体ターゲットを挟んで対向するので
なく片側にのみ取付けられているので、変位センサのセ
ンサ部の温度が変化するとオフセットが変化して温度ド
リフトを生じる。そこで、温度センサ5,6の出力を補
償回路18に取り込み、温度ドリフトを打ち消すように
する。この結果、ラジアル磁気軸受1及びスラスト磁気
軸受2は、回転軸9の温度ドリフトによって生じた移動
分が補償回路で打ち消され、本来の目標浮上位置に回転
軸9を浮上制御することができる。
【0015】ここでラジアル磁気軸受1及びスラスト磁
気軸受2の構成は、従来技術において説明したものと同
様であり、図中同一の構成要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。尚、変位センサ3は本実施例にお
いてはインダクタンス型センサが用いられており、磁性
材料製のターゲット19とヨーク20間の距離が変化す
ることにより、磁気回路のインダクタンスが変化するこ
とを利用して、回転軸の変位を検出するものである。
又、変位センサとして渦電流センサ等を用いても差し支
えない。
気軸受2の構成は、従来技術において説明したものと同
様であり、図中同一の構成要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。尚、変位センサ3は本実施例にお
いてはインダクタンス型センサが用いられており、磁性
材料製のターゲット19とヨーク20間の距離が変化す
ることにより、磁気回路のインダクタンスが変化するこ
とを利用して、回転軸の変位を検出するものである。
又、変位センサとして渦電流センサ等を用いても差し支
えない。
【0016】図2は補償回路の構成を示し、(A)は従
来の補償回路7を示し、(B)は本発明の一実施例の補
償回路18を示す。
来の補償回路7を示し、(B)は本発明の一実施例の補
償回路18を示す。
【0017】従来の補償回路7においては、変位センサ
の変位信号20は、目標浮上位置のリファレンス信号2
1と加算器22で比較され、その偏差を基に補償回路で
補償した信号で電力増幅器を駆動していた。このため、
変位センサのセンサ部に温度上昇が生じると、オフセッ
トが変化し、リファレンス信号が変化しないため、あた
かも回転軸の浮上位置に変化が生じたような偏差が生じ
る。この偏差に基づいて補償回路及び電力増幅器により
電磁石固定子の励磁電流が変化するので、回転軸は本来
の浮上位置からずれた位置に移動することになる。
の変位信号20は、目標浮上位置のリファレンス信号2
1と加算器22で比較され、その偏差を基に補償回路で
補償した信号で電力増幅器を駆動していた。このため、
変位センサのセンサ部に温度上昇が生じると、オフセッ
トが変化し、リファレンス信号が変化しないため、あた
かも回転軸の浮上位置に変化が生じたような偏差が生じ
る。この偏差に基づいて補償回路及び電力増幅器により
電磁石固定子の励磁電流が変化するので、回転軸は本来
の浮上位置からずれた位置に移動することになる。
【0018】これに対して、本発明の一実施例の補償回
路18では、同様に変位センサからの変位信号20が温
度ドリフトした状態で加算器22に入力されるが、変位
センサのセンサ部の温度は温度センサ5,6で検出され
温度信号26が温度ドリフト補償回路25に入力され
る。温度センサの信号26をもとに温度ドリフトを打ち
消すような補償信号27がリファレンス信号加算部23
で浮上目標値位置であるリファレンス信号21に加算さ
れる。このため、変位信号20とリファレンス信号21
はそれぞれ温度ドリフト分だけ信号が変化するため、そ
の偏差は温度ドリフト分が打ち消され回転軸は本来の浮
上位置に保持される。
路18では、同様に変位センサからの変位信号20が温
度ドリフトした状態で加算器22に入力されるが、変位
センサのセンサ部の温度は温度センサ5,6で検出され
温度信号26が温度ドリフト補償回路25に入力され
る。温度センサの信号26をもとに温度ドリフトを打ち
消すような補償信号27がリファレンス信号加算部23
で浮上目標値位置であるリファレンス信号21に加算さ
れる。このため、変位信号20とリファレンス信号21
はそれぞれ温度ドリフト分だけ信号が変化するため、そ
の偏差は温度ドリフト分が打ち消され回転軸は本来の浮
上位置に保持される。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の磁気軸
受装置によれば、変位センサのセンサ部の温度上昇によ
り変位センサの検出信号がオフセットを生じてもリファ
レンス信号が追随して変化することによりオフセットの
変化分が打ち消される。それ故、磁気軸受装置の温度が
上昇しても目標浮上位置に回転軸を安定に浮上制御する
ことができる。
受装置によれば、変位センサのセンサ部の温度上昇によ
り変位センサの検出信号がオフセットを生じてもリファ
レンス信号が追随して変化することによりオフセットの
変化分が打ち消される。それ故、磁気軸受装置の温度が
上昇しても目標浮上位置に回転軸を安定に浮上制御する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例の磁気軸受装置の構成を示す
説明図。
説明図。
【図2】補償回路の構成を示す説明図であり、(A)は
従来の補償回路、(B)は本発明の一実施例の補償回路
を示す。
従来の補償回路、(B)は本発明の一実施例の補償回路
を示す。
【図3】従来の磁気軸受装置の構成を示す説明図。
1 ラジアル磁気軸受 2 スラスト磁気軸受 3 ラジアル変位センサ 4 スラスト変位センサ 5,6 温度センサ 7,18 補償回路 8 電力増幅器 9 回転軸
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸に固着した磁性材料製の回転体タ
ーゲットと、該回転体ターゲットから微小間隔の距離を
おいてケーシングに取付けられた電磁石固定子と、前記
回転軸とケーシング間の相対変位を測定する変位センサ
と、該変位センサからの変位信号をもとに前記回転体タ
ーゲットと前記電磁石固定子間に作用する磁気吸引力を
制御する補償回路と電力増幅器とを具備する磁気軸受装
置において、 前記変位センサにはセンサ部の温度を測定する温度セン
サを備え、前記変位センサの温度が変化し該センサ出力
に生じた温度ドリフトを、前記温度センサの信号をもと
に打ち消すようなリファレンス信号加算部を有する補償
回路を備えたことを特徴とする磁気軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31132693A JPH07139546A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 磁気軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31132693A JPH07139546A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 磁気軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07139546A true JPH07139546A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18015791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31132693A Pending JPH07139546A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | 磁気軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07139546A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6307294B1 (en) * | 1999-03-11 | 2001-10-23 | Ebara Corporation | Magnetic suspending device controlled by temperature of controlled object |
DE102008036702A1 (de) * | 2008-08-01 | 2010-02-04 | Rothe Erde Gmbh | Magnetlager und Verfahren zu dessen Betrieb |
US11162503B2 (en) | 2016-08-18 | 2021-11-02 | Daikin Industries, Ltd. | Magnetic bearing device and fluid machine system using same |
CN114483635A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-13 | 广东美的暖通设备有限公司 | 磁轴承系统、压缩机和空调器 |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP31132693A patent/JPH07139546A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6307294B1 (en) * | 1999-03-11 | 2001-10-23 | Ebara Corporation | Magnetic suspending device controlled by temperature of controlled object |
DE102008036702A1 (de) * | 2008-08-01 | 2010-02-04 | Rothe Erde Gmbh | Magnetlager und Verfahren zu dessen Betrieb |
US11162503B2 (en) | 2016-08-18 | 2021-11-02 | Daikin Industries, Ltd. | Magnetic bearing device and fluid machine system using same |
CN114483635A (zh) * | 2022-01-26 | 2022-05-13 | 广东美的暖通设备有限公司 | 磁轴承系统、压缩机和空调器 |
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