JPH0713949U - 日除け装置 - Google Patents

日除け装置

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JPH0713949U
JPH0713949U JP4680993U JP4680993U JPH0713949U JP H0713949 U JPH0713949 U JP H0713949U JP 4680993 U JP4680993 U JP 4680993U JP 4680993 U JP4680993 U JP 4680993U JP H0713949 U JPH0713949 U JP H0713949U
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JP
Japan
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spring
drum
sheet
awning
winding
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Pending
Application number
JP4680993U
Other languages
English (en)
Inventor
敏正 戸室
政知 片山
Original Assignee
三光発条株式会社
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Publication date
Application filed by 三光発条株式会社 filed Critical 三光発条株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 日除けシートの巻き取りを、バネを利用して
巻取るのに、引き戻し力が一定の安定性のある日除け装
置を提供するもの。 【構成】 略同一の巻直径にて成形された板ばね15が
巻かれている主ドラム12と、ばねを引き出して反り返
るように巻き取る従ドラム14とを備えるばね機構を用
い、このばね機構の従ドラムに日除けシート3を巻き取
る巻取軸を連結したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、キャンピングカーその他の自動車や、サンルームの水平窓や、店 舗に用いられ、水平方向に動かされる日除け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開平3−60416号公報に示すように、車体に装着されるケース2 内に日除けシート4を巻いた巻取軸5を架設し、日除けシート4の前端に取付け た前枠3とケース2との間に屈伸可能のアーム7を介在させていると共に、前枠 3の両端から伸縮調節できる支柱12を設けているもので、日除けシート4の出 し入れは、巻取軸5に設けられた回転装置に、クランク棒を差し込んで手動にて 回転させ、その回転方向によって、日除けシートを巻き込んだり又は張り出させ たりしている。
【0003】 また、実開平4−21685号公報に示すものは、車両に取付られる収納一体 型自動車テントに関するもので、中空軸4にテント6を巻き付け、そして中空軸 4に弾性巻取りバネ5を取付けている。即ち、この弾性巻取りバネ5は、テント 6を引き込む作用を行っているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、前者の従来例にあっては、日除けテントを収納するには、巻取軸 5をクランク棒にて手動にて回転させて行わなければならない。したがって、手 動操作なので、操作が面倒であると共に、クランク棒を必要とし、また不使用時 には車両内に収納しておかなければならず、また紛失の懸念があった。従来技術 の内、後者では、前者の欠点は解消されるが、この後者で用いられるバネは、中 空軸4の回りに巻装されるコイルバネであると思われ、このコイルバネの性質か ら、テント6の引き出し時には、引き出し長さに比例してねじり込まれて、引き 戻し力(復元力)が増大してしまう性質がある。そのほかコイルバネは下記の理 由により適していない。
【0005】 まず第1の理由として、本用途は、日除けシートの引き出し方向が窓のブライ ンドの昇降のように上下方向でなく、ほぼ水平であり、日除けシートの引き出し ストロークが長くなっても該日除けシートの自重量がブラインドのように増加せ ず、引き戻し速度を減少させることにはならない。したがって、コイルバネでは 、引き戻し力が強すぎてしまい、この対策として日除けシートが戻されないよう にするため、支柱17,18を地中深く挿入すると共に、杭付きロープ24を地 面に打ち込む必要があった。
【0006】 次に第2の理由として、日除けシートの巾と長さの比が電車の窓のブラインド のように1対1ぐらいであれば、使用上支障がないが、日除けシートの巾と長さ との比が1対2ぐらいになると、コイルバネの復元力が強くなりすぎるだけでな く、引き出し長さに応じたバネ長さが必要であり、あまりにも長すぎて巻取軸の 回りに収納しきれなくなってしまう。
【0007】 このため、この考案は、日除けシートの巻き取りをバネを利用して巻き取る巻 き取り装置にあって、引き戻し力が一定の安定性のある日除け装置を提供するこ とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の日除け装置は、略同一の巻直径にて成形された板ばねが巻かれてい る主ドラムと、ばねを引き出して反り返すように巻き取る従ドラムとを備えるば ね機構と、このばね機構の従ドラムに連結され、日除けシートを巻き取る巻取軸 とを具備することにある。 そして、巻取軸は車両に回動可能に固定されている。さらに、従ドラムには一方 向回転時に抵抗となる抵抗装置が設けられていることにある。
【0009】
【作用】 従って、この考案によれば、巻かれている日除けシートを手に持って水平方向 に引き出すと、巻取軸の回転に伴ってばね機構の従ドラムが回転し、従ドラムに 板ばねが強制的に巻き取られていく。この板ばねは、略同一巻直径を有して成形 されており、従ドラムに反り返るように巻き取られるので、巻き取られた板ばね の長さに係わらず、主ドラムに巻き戻ろうとする略一定の復元力が発生する。こ のため、日除けシートを水平方向に引き出し、支柱などに引掛ければ、ばね機構 のばね力によりピンと張られた日除けシートはそのままの位置で停止する。
【0010】 これに対し、日除けシートを巻き取りたい場合には、日除けシートを持って支 柱から外せば、ばね機構により日除けシートを巻き取ろうとする力が係り、巻取 軸に巻き取られる。
【0011】 日除けシートの巻取軸は車両などの被装着物に回動可能に固定されており、被 装着物が一方の支えとなる。
【0012】 ばね機構の従ドラムには、一方向の回転時に抵抗となる抵抗装置が働いて日除 けシートの巻取速度をゆっくり且つスムーズにさせる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により詳述する。
【0014】 図1にあって、自動車の車体1側面に日除け装置2を設けた例が示され、日除 けシート3は、収納ケース4から引き出された状態で、基端側で下記する巻取軸 8に接続されると共に、先端側で前枠5に接続され、該前枠5に支柱6が取付ら れている。
【0015】 図2、図3にあって、日除け装置2の巻取軸8は、収納ケース4内に納められ 、日除けシート3を巻き取るもので、この両端は図示しないが車両などの被装着 物に回動可能に固定されているが、その一端に下記するばね機構9が取付られて いる。
【0016】 ばね機構9は、車両などの被装着物に固定されており、ブラケット10に支軸 11が固定された主ドラム12と、同ブラケット10に回転軸(前記巻取軸8と 連結)13が軸支された従ドラム14と、板ばね15とにより構成され、板ばね 15は長尺のばね用鋼材またはSUS材を略同一の巻直径にて成形して主ドラム 12に巻付けられており、その一端が従ドラム14に向かって引き出されて、従 ドラム14に板ばね自体が反り返って巻き取られるように螺子止めされている。 しかして、このばね機構9は、従ドラム14に板ばね15が巻き取られると、巻 き取られた板ばねの長さに係わらず、板ばね15を主ドラム12に巻き戻そうと する一定の復元力(定トルク)が常に従ドラム14に働くようになっている。そ して、このばね機構9のトルク(ばね力)は板ばね15の厚さ、巾、巻直径等を 考慮して、所定の定トルクが出力するように予め設定されている。
【0017】 上記構成において、巻き取られている日除けシート3を引き出すには、まず前 枠5を手に持って手前へ引き出すと、巻取軸8が回転されながら引き出されるが 、その際に、巻取軸に8と連結の従ドラム14も回転され、板ばね15が主ドラ ム12から強制的に従ドラム14へ巻き取られていく。この巻き取られた板ばね 15は、日除けシート3の引出し方向と逆方向の回転トルクを従ドラム14に与 えることになるが、このトルクは常に一定でしかも前枠5が支柱6にて保持され る力とバランスするように弱い力に設定されている。したがって、日除けシート 3は、前枠5及び支柱6の保持力と釣り合ってその位置で張られた状態となる。
【0018】 また、日除けシート3を巻き取らせるには、支柱6から前枠5を外して持てば 、ばね機構9の回転トルクに対向する力が減少することになり、今までの均衡が 崩れて日除けシート3が巻取軸8に巻き取られる。なお、この過程の途中で再び 前枠5を支柱6にて固定すれば、長さは短いが日除けシート3が張られる。
【0019】 したがって、従来のように、杭付きロープ等の対向手段を設けなくとも、日除 けシート3を任意の位置で張ることができる。
【0020】 図4、図5において、この考案の他の実施例が示され、この例では日除けシー トの引き出し時に比べて引き戻し時の速度を遅くしようとするものである。即ち 、従ドラム14とその内部に配される中間筒部材19との間に粘度の高い流体O を満たすと共に、中間筒部材19内に不動軸17に固装された係合子18を設け 、この係合子18の周囲に三角切欠20を形成し、この三角切欠20を覆う前記 中間筒部材19との間に棒状コロ21を入れ、この棒状コロ21を軽い発条22 によって弾発させる構成となっている。
【0021】 したがって、図5のように、従ドラム14が矢印A方向に回転するときには、 中間筒部材19も引きずられて矢印A方向に回転し、棒状コロ21が三角切欠2 0と中間筒部材19との間に食い込んで禊の作用をするので、係合子18と中間 筒部材19とが一体化して粘度の高い流体Oにより回転に制動が加えられる。逆 に、従ドラム14が矢印B方向に回転するときには、中間筒部材19も引きずら れて矢印B方向へ回転し、これにより棒状コロ21の禊作用がなくなるので、中 間筒部材19は空転し、流体Oの影響はなくなり、制動が掛からなくなる。即ち 、この制動は1回転方向のみに付与される構成となっている。
【0022】 上述の他の実施例では、日除けシート3の引き込み時にあって、引き戻し速度 が遅くなり、日除けシート3を誤って放しても、激しく巻き戻されることなく、 前枠を車体1にぶつけて損傷を与えることを防ぐことができる。なお、制動を与 える制動装置は、このような構造には限定されず、公知のワンウェイクラッチを 用いることができることは勿論である。
【0023】 以上、この考案は自動車に用いた例を示しているが、これに限らず、水平方向 に張る日除け装置の全般にわたって利用できるものであり、この実施例に限定す るものではない。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、日除けシートの引き出しと巻き取りが、定 トルク出力のばね機構により従来のようなクランク棒をなくして簡便に出来るよ うになった。また、ばね機構は引き出し長さに関係なく定トルク出力であるから 、従来のように長さに比例した出力増とはならず、従来例に比して長い日除けシ ートにも使用することができる。また、従ドラム内に設けられた一方向回転に制 動をかける装置で、日除けシートは引き込み時には速度が遅くなるように構成さ れている。したがって、引き込み時に前枠が手から離れても急激に戻されず、車 体に損傷を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示し、車両に取付られた状
態における使用状態の説明図である。
【図2】同上の日除け装置にばね装置が取付られた状態
の斜視図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】この考案の他の実施例を示すばね装置の断面図
である。
【図5】同上のばね装置の従ドラムの断面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 日除け装置 3 日除けシート 8 巻取軸 9 ばね機構 12 主ドラム 14 従ドラム 15 板ばね 18 係合子 19 中間筒部材 20 三角切欠 21 棒状コロ 22 発条

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略同一の巻直径にて成形された板ばねが
    巻かれている主ドラムと、ばねを引き出して反り返すよ
    うに巻き取る従ドラムとを備えるばね機構と、 このばね機構の従ドラムに連結され、日除けシートを巻
    き取る巻取軸とを具備する日除け装置。
  2. 【請求項2】 巻取軸は、被装着物に回動可能に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の日除け装置。
  3. 【請求項3】 従ドラムには、一方向回転時に抵抗とな
    る抵抗装置が設けられている請求項1記載の日除け装
    置。
JP4680993U 1993-08-05 1993-08-05 日除け装置 Pending JPH0713949U (ja)

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JP4680993U JPH0713949U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 日除け装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4680993U JPH0713949U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 日除け装置

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JPH0713949U true JPH0713949U (ja) 1995-03-10

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ID=12757663

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JP4680993U Pending JPH0713949U (ja) 1993-08-05 1993-08-05 日除け装置

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JP (1) JPH0713949U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481736B1 (ko) * 2013-05-21 2015-01-12 (주)매직코스 휴대용 차양장치
KR101881840B1 (ko) * 2017-09-27 2018-07-25 국민대학교산학협력단 광선반 기능을 갖는 어닝

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101481736B1 (ko) * 2013-05-21 2015-01-12 (주)매직코스 휴대용 차양장치
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