JPH0713839B2 - 三次元グラフィック制御装置 - Google Patents

三次元グラフィック制御装置

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JPH0713839B2
JPH0713839B2 JP1054152A JP5415289A JPH0713839B2 JP H0713839 B2 JPH0713839 B2 JP H0713839B2 JP 1054152 A JP1054152 A JP 1054152A JP 5415289 A JP5415289 A JP 5415289A JP H0713839 B2 JPH0713839 B2 JP H0713839B2
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graphic
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達郎 林
健 名井
浩平 稲村
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 本発明は各事象をそれぞれ所定の体積を備え三次元図形
として間隔を置いて表示画面に表示する三次元グラフィ
ック制御装置および、マルチコンピュータシステムまた
はマルチプログラミングのソフトウェア開発環境におけ
る複数プロセス間の協調動作の関係表示を行うプロセス
間の関係表示方式に関し、複数の事象の各々を奥行きの
ある図形として表示した画面に対し、個々の図形および
図形相互の関係をオペレータが目でみた感覚で操作入力
により指示を行って図形および図形相互の関係の生成、
削除を可能にするとともにマルチプログラミングまたは
マルチコンピュータ形式の制御用コンピュータシステム
におけるソフトウェア開発環境におけるバグの発生の防
止と効率化を達成する。
[産業上の利用分野] 本発明は各事象をそれぞれ所定の体積を備え三次元図形
として間隔を置いて表示画面に表示する三次元グラフィ
ック制御装置および複数のプロセスが並行して実行さ
れ、プロセス間でメッセージが通信される制御用コンピ
ュータシステムのソフトウェア開発環境における三次元
グラフィック制御装置に関する。
近年、図形を三次元表示して立体的に物の形を表示し、
その物の形状の理解を容易にしたり、各種の技術分野に
おける複雑な設計作業を容易化することが行われてい
る。
その場合、従来は三次元図形に対して処理を施すため
に、キーボードやマウス等の入力手段によりデータを入
力していたが、これら従来の手段ではキー操作によるデ
ータの入力や、マウスの操作による2次元座標のデータ
の入力では、三次元の位置データや、三次元図形の奥行
きのある物を処理するための指令を入力することが困難
であった。
また、分散した多数のコンピュータを用いて、各種の処
理を行うコンピュータシステムやマルチプログラミング
のコンピュータシステムを利用されるようになった。た
とえば、オンラインの事務処理システムや、自動化した
工場の制御や、発電・配電などの制御等におけるコンピ
ュータシステムがある。
このような多数のコンピュータを接続して相互の通信を
維持しつつ処理を行う場合、それらの個々のコンピュー
タにおける機能を実行するためのプログラムは従来から
多く開発されているが、それら複数のコンピュータが相
互に連携して動作することが必要な処理が多数ある。
たとえば、多数の発電所、送・配電所を制御するコンピ
ュータを中央のコンピュータと結んで制御を行う場合、
或る一個所の発電所における障害が発生した場合、発生
個所の制御用コンピュータからの障害メッセージに対応
して、他の多数のコンピュータに対して実行されるべき
一連の処理内容が順次指示される必要がある。
このように複数のコンピュータシステム内で並列に実行
される複数プロセス間では相互の関連付けを厳密につけ
る必要があり、それを誤る(プログラムのエラーによ
る)と開発されたソフトウェアによりシステムが正常に
動作できなくなる。
一方、複数の計算機から構成されるシステムは、一体の
メガ・コンピュータ(マルチプロセサシステム)とみな
し、それを直接的にプログラムしようとする試みが近年
行われるようになったが、この種のプログラムは計算機
相互間の協調が問題であり、個々の動作は重要でなく、
こうしたプログラミングは“プログラミング・イン・ラ
ージ”(programming in large)と呼ばれ、個々の計算
機一台一台のプログラミングは“プログラミング・イン
・スモール”(programming in small)と呼ばれる。
この後者の方は、現在のプログラミングと同様であり、
従来のプログラミング環境で十分対応可能である。とこ
ろが、前者のプログラミング・イン・ラージは満足な概
念すら確立されていないのが現状であり、並列計算のソ
フトウェアの記述を本格的に支援する環境は殆ど無く、
高度に並列化されたアルゴリズムを要領よくプログラム
することは困難である。そのため、多数台の相互接続さ
れた計算機のリアルタイム動作の記述を支援するための
プログラミング環境の提案が望まれている。
[従来の技術] 従来のグラフィック制御装置としては、図形を二次元表
示するものが多かったが、近年三次元で表示を行う技術
が普及されて、各分野において開発が行われている。
ところが、三次元図形として、図形を回転したり、断面
を取り出すなどの処理を行うグラフィック制御装置は利
用されているが、表示された複数の三次元図形要素を指
示したり、新たな図形要素の生成,削除などの各処理を
行うためには、キーボードから座標表データの入力、処
理内容の指示入力などを行うか、マウスにより指示して
キーボードから処理内容を指示する必要があった。
第11図は従来例の説明図である。
マルチタスク処理のプログラムでは、プロセス間でメッ
セージ交換が行われ、各計算機はメッセージ到着により
該当するタスクが起動される。メッセージによって次々
とタスクが起動されていくが、そのひとつながりを本明
細書ではサクセションと呼称することにする。これは最
上位のプログラム単位であり、第11図A.に一つのサクセ
ションの例を示す。
ここで、前記した各用語は本明細書において次のような
意味を持つものとして使用する。すなわち、「プロセ
ス」とは1つのプログラム単位を表し、「メッセージ」
は命令とデータを合わせたもので、「タスク」はメッセ
ージを受けて駆動される実行型のプログラム単位であっ
て、メッセージを送るか、自己完結により終了する。
従来は、マルチコンピュータに関するプログラムの開発
環境としては、第11図B.に示すように基本的には1次元
の文字列からなるテキストを使用していたが、テキスト
は一本のプロセスを記述するものであり、並列処理をテ
キストのみで書くことは難しい。なぜなら並行プロセス
は第11図C.に示すように2次元空間の広がりを持ってい
るからである。
その上、プロセス間の厳密な同期(通信)が必要な場
合、さらに時間的な前後関係を考えなければならない
が、従来の並行プロセス間の関係表示例として第11図D.
に示すように2次元図形として描かれる方式を用いてい
る。この場合、プロセスの数やメッセージ(矢印)の数
が少ないため問題が少ないが、多数のプロセスの場合に
は、プロセスとして表示するブロック上をメッセージ線
が横断する(第11図D.ではプロセスC→Aの線がプロセ
スBを横断する)ことになり、即座に時間的な相互関係
を理解することが困難である。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように従来のグラフィック制御装置では、三次
元図形の立体的な位置や操作内容を入力するにはキー入
力などの操作に手間がかかった。
また、上記したように従来技術ではマルチコンピュータ
におけるプロセス間の関係を三次元表示した時に三次元
図形の各図形を生成,削除および相互関係を更新するた
めの入力操作に同様の理由で手間がかかるという問題が
あった。
本発明は、三次元表示された図形を操作するための入力
操作を人間の自然な動作感覚に近づけることにより簡単
化するとともにマルチコンピュータシステムのソフトウ
ェアの開発環境におけるプロセス間の厳密な同期を含め
て多数のプロセス間のプログラムの関係を任意に操作す
ることができる三次元グラフィック制御装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の基本構成図である。
第1図において、10は三次元図形が表示された画面に対
して空間位置および手の形状情報を入力する操作入力制
御部、101は手の形状および位置の信号を発生する操作
手段、11は図形処理部、12は記憶手段、13は表示手段を
表し、図形処理部11内の111は空間位置および手の動き
を解読して操作指令を発生する入力解読手段、112は動
作モード判定手段、113はグラフィック作成手段を表
す。
本発明の三次元グラフィック制御装置は、複数の図形を
3次元表示により表現し、操作されるべき対象の図形の
位置情報や、視点を表す情報および処理の内容を示す指
令を操作入力制御部からの手の形状(動き)や位置情報
として入力しそれを解読して、対応するグラフィック処
理により作成された画像を表示するものである。また、
表示図形として複数のプロセスを三次元表示してプロセ
ス間を関係づけるメッセージ通信はそれぞれメッセージ
を送受信するタスクの発生・終了時間位置を結んだ直線
により表示し、各表示内容は操作入力制御部からの入力
により制御されるものである。
[作用] 表示手段13は、複数の事象(立体的な物体や、多次元的
な要素を持つ情報など)を三次元図形として表示し、処
理のメニューとともに表示される。この表示画面の内容
に対して操作を行うために操作手段101が設けられ、こ
の操作手段101は手の動きに応じてその空間位置と手の
形状(動き)を表す信号を発生する。
操作入力制御部10は、その信号を検出して所定のデータ
フォーマットとして形成して入力情報として出力する。
入力解読手段111は操作入力制御部10からの入力情報を
受け取ると、位置情報を表示画面上の三次元座標に変換
するとともに手の形状情報についてテーブル1110を参照
して如何なる操作を表すかを解読して、解読結果を操作
指令として出力する。
その操作指令は、動作モード判定手段112に供給され、
その時の表示画面のモードに対応した処理が指定され
る。指定された処理を表す出力はグラフィック作成手段
113に入力され、処理の対象となるデータを記憶手段12
が取り出して、各図形データに対して指定された処理を
実行し三次元グラフィックの処理を行う。この場合、二
次元の絶対座標から三次元座標への変換および表示用の
X,Y座標の画面データへの変換が行われる。
表示画面(図示せず)に表示されたプロセスやメッセー
ジ等の表示は操作入力制御部10からの3次元座標や、操
作内容に応じて動作モードが制御されて、プロセス、タ
スク,メッセージ等を生成、更新、削除や、回転、移動
等を3次元図形に対して施して表示する。
なお、プロセスやタスク等の表示要素の色を異ならせて
表示して、色により識別することもできる。
[実施例] 第2図は本発明の実施例の処理フロー図、第3図は本発
明が実施されるハードウェア構成図、第4図はデータの
読み込み動作の内容説明図、第5図は入力の解析処理の
説明図、第6図は動作判定の処理フロー図、第7図は各
モードにおける処理内容の例を示す図、第8図は表示画
面例を示す図、第9図は座標系およびグラフィック要素
の説明図、第10図はグラフィック操作による表示状態の
変化の例を示す図である。
第3図に示すハードウェア構成図において、30は操作入
力制御装置(INC)、31は操作入力装置、32はワークス
テーション(WS)、33はCPU、34はディスク装置、35は
表示装置、36は表示制御装置、37はRAM、38はROM、39は
ビットマップメモリを表す。操作入力制御装置30は操作
入力装置31に対して信号を送信して、操作入力に対応す
る信号を受信して入力された内容を検出する装置であ
る。
操作入力装置31と操作入力制御装置30は、第1図の操作
手段101と操作入力制御部10に対応し、3次元の座標位
置と手の形状のデータを発生する機能を備えた公知の入
力装置である。具体的な例として、この実施例では最近
開発されたデータグローブ(商品名)という、手袋の各
指に先端で折り返された光ファイバが取りつけられ、指
の折れ曲がりの角度をファイバ内を通る光りの量を測定
して検出し、手袋に取りつけた磁気発生器の出力を固定
した磁気センサにより測定して手の三次元的位置とねじ
れ角度に対応する信号を検出して、データ信号を発生す
るものである(例えば、日経エレクトロニクス1988年,1
1月14日,第106頁参照)。
ワークステーション32はCPU33において処理が行われ、
グラフィック作成処理のためのプログラムおよびデータ
がディスク装置34に格納され、RAM37上においてグラフ
ィックのデータの処理が行われ、事象(立体的な物体
や、多次元的な要素を持つ情報など)を三次元の空間に
表した種々の形態をとる図形について指定された処理を
行って三次元グラフィックの作成を行う。
三次元処理をされた三次元空間のデータは二次元画面の
表示データとしてビットマップメモリ39に格納され表示
制御装置36の制御により表示装置35に表示される。
この実施例では、マルチコンピュータまたはマルチプロ
グラミングの複数のプロセスを立体的な柱状の形態で表
示し、そのプロセス内のタスクおよびプロセス間の通信
を表すタスクを結ぶメッセージの各ソフトウェア要素を
表示される事象とする。
第2図に示す実施例の処理フローについて説明する。
この処理フローはワークステーション32において実行さ
れる処理であり、最初のステップ20において初期化が行
われる。その内容は、グラフィック環境の初期化ととも
にグラフィック処理用のライブラリおよび入力処理のた
めのデータを初期化する。また、操作入力制御装置30と
ワークステーション32間を結ぶRS−232Cインタフェース
の通信に関する初期値設定(ボーレート,パリティ,デ
ータ長等)を行う。
そして、全体モード名を入力すると、その名称のファイ
ル名が当該ファイルのディレクトリにあると、その名称
のデータをロードし、なかった場合は全体モードの初期
画面が表示される。
第8図に表示画面例が示されており、第8図A.には表示
装置35に表示さる各要素の表示形態の例が示され、プロ
セスは柱状の形態で三次元表示され、この例では角柱が
用いられるが、円柱などの他の形を使用することもでき
る。ABC,EFG,・・はプロセス名である。プロセス中のメ
ッセージを送信または受信するタスクは図の様にプロセ
スの柱の一部を塗り潰した形態で表示され、メッセージ
は送信側と受信側のタスクを結ぶ線により表示される。
メッセージの送受信点は、それぞれの時間位置を表す。
厳密には、送信側のタスクはタスク終了時点でメッセー
ジを送信し、相手のプロセスにおける受信側のタスクは
このメッセージの受信時点で起動する。この例で示すよ
うにプロセス間の関係を把握することは容易である。
また、表示装置35の各表示モードの画面例を第8図のB.
に示す。この図に示すようにこの実施例では、表示モー
ドとして(イ)に示す1つのサクセションの内容を表示
するサクセションモードと、(ロ)に示す複数のサクセ
ションを表示するワールドモードの2つがある。(イ)
の画面の下段には、複数の操作に関係するメニューが表
示され、サクセションモードの場合END(終了),MOVE
(移動),先頭タスク,新プロセスのメニューが表示さ
れ、ワールドモードの場合、MOVE,サクセションモード,
ENDのメニューが表示される。
初期化が終了すると、次にステップ21において、操作入
力装置31からの入力読み込みを行う。この場合、第3図
に示すように操作入力制御装置(INC)30との通信によ
り読み込みが行われる。
第4図はデータの読み込み動作の内容説明図である。第
4図において、初めのステップ50でワークステーション
32から、操作入力制御装置30に対して返答すべきデータ
内容を指定した要求コマンドがパケット500として送信
される。操作入力制御装置30でこのパケット500を受け
取って、指定されたデータを送れというコマンドである
ことを解読すると、操作入力装置31において実行された
操作に対応するデータ(その要求に対応するデータ)を
作成して、ワークステーション32へ送信する。この返送
されたパケット510は、最初にワークステーションから
送信されたパケットを先頭にして、座標データ(X,Y,Z
の座標)と、動きデータ(手の各指の曲げ角度)などの
データが含まれる。この返答を受け取ると、ワークステ
ーション32ではデータの変換処理52を行う。その内容と
して、X,Y,Zの各値を画面の大きさに合う値X′,Y′、
Z′に変換する処理と、動きデータとして各指に対応す
る複数のファイバの受光量のデータ(指の曲げ角度に対
応)を角度θに変換する処理を含む。
操作入力制御装置30からの入力読み込みが行われると、
次に第2図のステップ22において入力の解析処理が行わ
れる。
ここでは、上記のパケット510(第4図)により読み取
った操作入力のデータを解析する。第5図は入力の解析
処理の説明図である。
入力内容が第5図の各項目毎に記載されているようなデ
ータで有る時、各入力はそれぞれ左欄に示すようなモー
ドを指示しているものと解釈される。すなわち、入力さ
れた手の動きデータは識別すべき内容に応じて予めテー
ブル(図示せず)に設定された範囲内のデータであるか
否かを比較することにより識別される。
この解析処理により、入力内容が第5図の中央の各欄に
示すような手の動きを表す場合、それぞれ左欄に示すよ
うに人間の自然な動きに対応して、ハンドリング(物を
握る:Hの略記号で表す),ポインティング(物を指示す
る:P),カット(物を削除する:C)およびカーソル位置
合わせ(D)を表現した入力であることを識別すること
ができ、識別の結果表示画面上に右欄に示すような形態
の表示が入力した座標位置に表示される。
なお、入力内容の指の動きを表すデータは、操作入力装
置として上記のデータグローブを使用した場合の例であ
るが、他の類似の入力手段の操作によって動作モードを
入力することも可能である。
入力解析処理が終了すると、次に第2図のステップ23に
おいて、動作判定が行われる。
ここでは、第8図のB.に示すサクセションモードとワー
ルドモードの各表示モードにおいて、操作入力の手順を
判定して、表示内容のプロセス,タスク,サクセション
等について処理を施して各表示要素を生成、変更、移
動、削除する動作が行われる。
第6図には動作判定の処理フロー図が示され、その時の
表示モードや操作モードのそれぞれについて、各操作手
順により実行される処理モードが記載されている。
その内容を説明すると、手の形状(動き)モードが入力
の解析処理(第2図の22)により識別されると(第6図
の60)、その時点の表示モードがサクセションモードか
ワールドモードであるかをフラグ領域(図示せず)に格
納された表示モードのフラフを識別して判別し(ステッ
プ61)、それぞれのモードに対応してステップ62または
63に進む。
ステップ62,63ではそれぞれメニューモード(表示され
た複数のメニューの一つが選択されて実行するモード)
であるが、動作モード(図形に対してメッセージ作成,
プロセス移動,カット等)かを操作モードを表すフラグ
を識別することにより判別し、その結果に応じて、メニ
ューモードであればそれぞれステップ68(64を介して)
70(66を介して)へ進み、動作モードであればステップ
69(65を介して),71(67を介して)へ進み、各処理の
結果によりグラフィックの作成表示のステップ72(第2
図の24に対応する)に移る。
各ステップ68〜71では、それぞれの中の複数の処理の各
々にフラグが設けられ、手の形状の識別結果に応じて、
処理を実行するためのフラグが設定され、フラグが設定
(“1"になる)されると対応する処理が実行される。
例えば、ステップ68内の先頭タスク681に対応するフラ
グが設定され(“1"の状態)ていれば、“先頭タスク”
のメニューの処理が実行され、手の形状の識別結果に応
じた処理が実行され、グラフィックの作成・表示が行わ
れる。
初期状態では、表示モードはワールドモードであり、処
理モードとしては動作モードであるから、ステップ61,6
3および67を介して、ステップ71の中の処理が手の形状
の識別結果に応じて実行される。
第6図の各ステップ68〜71のメニューまたは動作モード
における処理の内容を代表例について第7図を用いて説
明する。
第7図は各代表例における処理内容の説明図である。こ
の図において、“H",“C","P"および“D"はそれぞれ第
5図に示す入力(手の形状の解析結果)を表し、“H"→
“その他”という表示は、それまでハンドリング
(“H")していた状態を解除して“C",“P"および“D"
の何れかを入力することを意味する。
ステップ68の処理項目「先頭タスク」のフラグ681は、
メニュー「先頭タスク」(第8図Bの(イ)参照の部分
にカーソルを移動して“H"を入力することにより設定さ
れる。このフラグが設定されると、あるプロセスにサク
セションの先頭となるタスクを与える処理を行う。その
処理において、目的プロセスの特定位置で“H"→“その
他”を行うことにより先頭タスクが生成され、それと同
時にモードが変化してno−operationのモード(サクセ
ションモードの場合、第6図のステップ69内の691)に
なる。
ステップ68の処理項目「新プロセス」のフラグ682は、
第7図に示すように「新プロセス」と“H"の入力により
設定され、任意の位置で“H"を入力して“H"→“その
他”を行うことにより新プロセスが生成される。
次に、ステップ69内の「no−operation」のモード691の
場合、通常の動作モードにおいて待機状態であることを
表し、このモードでは入力があるかどうかを監視してい
る。この状態で、“H"が入力され、しかもその位置があ
るタスクと重なっている時は、メッセージ作成モード
(同じステップ内の692)に変化し、プロセスと重なっ
ている時はMOVE−プロセスモードに変化する。また、こ
のモードで、“C",“P"および“D"が入力されると、そ
れぞれ「カット」モード,「名称変更」モードおよび同
じ状態(no−operation)になる。
以下、692,701,702および711の各モードについてのフラ
グ設定条件,内容とモード変化のそれぞれについては第
7図に示されているとおりである。
第6図の動作判定処理のフローに示されていないが、手
の形状モードの識別のステップ60と次のステップ61の間
に処理される操作として、図形の移動(回転)の処理を
行うことができる。
この操作のフラグ設定条件は、MOVEメニューとハンドリ
ング“H"の重なりが発生することである。その場合の処
理内容は、MOVEメニューで“H"のままX方向へ移動さ
せ、グラフィックを回転させる(後記する第10図C.参
照)。MOVEモードを解除するには回転した後“H"→“そ
の他”を実行する。
次にグラフィックの作成・表示(第2図の24)の処理に
ついて説明する。
第9図に示す座標系およびグラフィック要素の説明図に
おいて、A.に示すようにグラフィック処理を行う場合、
イ.のように画面のピクセル数にそのまま対応した絶対
座標系とロ.に示すような三次元の画面の座標系を任意
に設定してZ方向(奥行き)を考慮した表示を行うため
の仮想座標系が使用される。仮想座標系の場合でも、表
示画面に出力する場合、二次元平面へ変換した図形を表
す。
また、三次元グラフィックには、各種の公知の表示方式
があり、遠近感を表すための手法にも種々(一転透視,
二点透視)あり、物体の図形を表現する手法にもワイヤ
ーモデル(各辺を示す線で表現し、重なった図形の線が
見える)やソリッドモデル(表面を備えた表現で隠れた
部分がある)などがあり、何れかの方式を採用すること
ができる。
グラフィック要素のデータおよびそれぞれの座標系の例
は第9図B.に示され、各グラフィック要素は図に示すデ
ータ獲得方法により得られ、使用する座標系は、使用座
標欄に示すとおりである。
なお、MOVEメニューによる座標の移動(回転)の場合、
三次元座標の内X座標だけを使用し、メニュー選択時は
絶対座標系で、全体(図形)の移動時には仮想座標系を
用いる。また視点(見る位置)を前後に動かす時は、入
力のうちZ座標だけを取り出して、仮想座標系でグラフ
ィック処理を行う。
メニューの選択操作や、表示されたプロセス,タスク,
メッセージに対する操作において重なりの判定は、従来
の図形の重なりを検出する計算式により行うことができ
る。
第10図はグラフィック操作による表示状態の変化の例を
示す。
最初のA.は、メッセージの追加操作(第6図および第7
図の692のメッセージ作成に対応)を行う場合の表示状
態の変化を表し、次の操作が行われる。
操作入力装置によりタスクT1をハンドリング(“H")
する。
そのまま目的プロセスP2へ移動。
目的プロセスP2の所定位置で“H"→“その他”を行う
と、図の点線で示すメッセージ(および目的プロセス内
のタスク)が追加される。この場合、サクセションの中
のメッセージ数が増加(プラス1)し、メッセージの構
造体が新しく追加される。
次のB.は、プロセスの再配置(第6図の695,713のプロ
セス移動に対応)の場合の表示状態の変化を表し、次の
操作が行われる。
プロセスRをハンドリング(“H")する。
目的位置へ移動(X,Y方向)。
目的位置で“H"→“その他”を行うと、図の点線で示
すR′にプロセスRが配置される。
C.は図形の移動(回転)操作の例を部分的に示す。この
場合は、中心点に対して画面の図形全体を左右方向に動
かす操作であり、回転した図形を見るために行われる。
図形を回転する場合、MOVEのメニュー(第8図B.参照)
を操作入力によりハンドリングし、次にハンドリングし
たままX軸方向へ距離X′だけ移動すると、画面の各図
形が点線で示すように角度θだけ回転する。
D.は視点の前後の移動操作を表し、前後に移動して、観
察または操作の対象となる図形や、図形間の接続(メッ
セージなど)を近くでみたり、全体をみるために遠くか
ら見る時に実行される。
この操作は画面上のある図形(例えばプロセス)でハン
ドリング“H"を行い、距離Z′だけ前方に移動させる操
作を行うと、元の画面表示(プロセスQ,Rだけ示す)の
全体が遠くなった感じの画面の表示(点線で示すプロセ
スQ′,R′)が得られ、距離Z″だけ手前に移動した場
合、近づいた感じを与える大きな表示(R″だけ示す)
が得られる。
上記のような、処理フローを実行することによりマルチ
コンピュータのプログラム開発環境における複数プロセ
ス間の関係表示を行うとともに、その表示内容を3次元
的に作成、更新、削除等を行うことができる。
[発明の効果] 本発明によれば、従来の2次元平面により表現されてい
た複数の事象の関係が三次元図形化された表示画面で表
示することにより、事象間の関係を明確に理解すること
ができ、しかも三次元図形に対して自然の事物に対する
ように入力操作を行うことができるので、図形の生成,
削除,などの操作を簡単に実行することができる。
また、三次元図形の視点の変更(回転,前後)操作を自
然の感覚で行うことができ、各種の視点からみた図形を
任意に表示することができ、図形相互の関係を容易に理
解するとともに図形の加工が自由に行うことができる。
さらに、複雑な三次元表現を構築する際に必要となる各
種のモードの変換も自然に且つ容易に行うことができ
る。
また、マルチプログラミングまたはマルチコンピュータ
のソフトウェアの開発環境においてプロセス間の同期関
係(メッセージの送受信)を明確に理解することがで
き、プログラム開発におけるエラーの発生を防止すると
ともに、多数の並行プロセスを含むプログラム開発を効
率化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成図、第2図は本発明の実施例
の処理フロー図、第3図は本発明が実施されるハードウ
ェア構成図、第4図はデータの読み込み動作の内容説明
図、第5図は入力の解析処理の説明図、第6図は動作判
定の処理フロー図、第7図は各モードにおける処理内容
の例を示す図、第8図は表示画面例を示す図、第9図は
座標系およびグラフィック要素の説明図、第10図はグラ
フィック操作による表示状態の変化の例を示す図、第11
図は従来例の説明図である。 第1図中、 10:操作入力制御部 101:操作手段 11:図形処理部 12:記憶手段 13:表示手段 111:入力解読手段 112:動作モード判定手段 113:グラフィック作成手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各事象をそれぞれ所定の体積を備え三次元
    図形として間隔を置いて表示画面に表示する三次元グラ
    フィック制御装置において、 表示画面に複数の選択可能なメニューを画面中に表示
    し、 表示画面のメニューまたは三次元図形に対して操作手段
    (101)により三次元操作に対応して手の形状と空間位
    置を示す入力情報を発生する操作入力制御部(10)と、 前記入力情報の手の形状と空間位置情報から操作内容お
    よび三次元座標を解読する入力解読手段(111)と、解
    読した操作内容および三次元座標位置に応じて動作モー
    ドを判定する動作モード判定手段(112)および判定し
    た結果に基づき三次元図形を作成するグラフィック作成
    手段とからなる図形処理部(11)とを備えることを特徴
    とする三次元グラフィック制御装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)に記載の三次元グラフィック
    制御装置において、 コンピュータシステムの複数のプロセスをそれぞれ時間
    経過を軸方向の長さで表して直立する柱状の三次元図形
    として並行に配置し、各プロセスのタスクを結ぶ線によ
    りメッセージを表示するとともに選択すべきメニューを
    表示する表示手段(13)と、 グラフィックデータを保持する記憶手段(12)と、 入力情報から三次元座標情報を解読するとともに手の形
    状情報を解読して対象を掴む,指示,削除,位置合わせ
    等の各操作指令を発生する入力解読手段(111)と、該
    操作指令および三次元座標情報により動作モードを判定
    する動作モード判定手段(112)を備え、 判定された動作モードによる、上記プロセス,タスクお
    よびメッセージの各ソフトウェア要素の生成,削除,移
    動および手の位置と形状情報の表示を行うグラフィック
    作成手段(113)とを備えることを特徴とする三次元グ
    ラフィック制御装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)または(2)に記載の三次元
    グラフィック制御装置において、 メニューとして「移動」項目を備え、操作入力により選
    択され、方向を指示すると表示図形全体の回転を行うこ
    とを特徴とする三次元グラフィック制御装置。
JP1054152A 1989-03-07 1989-03-07 三次元グラフィック制御装置 Expired - Lifetime JPH0713839B2 (ja)

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