JPH07137743A - 粘性液体用容器 - Google Patents

粘性液体用容器

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Publication number
JPH07137743A
JPH07137743A JP31423193A JP31423193A JPH07137743A JP H07137743 A JPH07137743 A JP H07137743A JP 31423193 A JP31423193 A JP 31423193A JP 31423193 A JP31423193 A JP 31423193A JP H07137743 A JPH07137743 A JP H07137743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
liquid
viscous liquid
projection
cylindrical container
Prior art date
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Pending
Application number
JP31423193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsuzawa
昭 松沢
Akira Nishimura
昭 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Nohyaku Co Ltd filed Critical Nihon Nohyaku Co Ltd
Priority to JP31423193A priority Critical patent/JPH07137743A/ja
Publication of JPH07137743A publication Critical patent/JPH07137743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器に貯留した粘性のある液体を使用すると
きに、その取り扱いを簡単にする。 【構成】 上方を開口する筒状容器1の内壁3に底部よ
り上方位置に突起7を設けた。粘性の高い液体を筒状容
器1に入れ、筒状容器1を突起7を下にして傾けて液体
2を適量流出して使用し、筒状容器1を元に戻して立て
かけたとき、筒状容器1の口部、肩部および胴部の内壁
3を伝って液体2が下り、突起7が設けられている箇所
では、粘着力が分散され、早く流下する。このため、液
面の確認を迅速に行うことができ、使用量の分量が分か
りやすくなり作業を効率よく行え、労働時間を短縮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農薬、接着剤、塗料等で
特に高粘性の液体を手軽に使用するのに適する粘性液体
用容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農薬、接着剤、塗料等の液体を入
れておく容器としてはドラム缶や石油缶または一斗缶の
ようなものがあるが、一般消費者のためには適量使用す
るときのために手で持ち運べる容器、例えば、細口びん
または広口びん等に入れて小分けしたものが多く市販さ
れている。このような容器は、図7に示すように、容器
1から液体2を取り出すときは、容器1を持ち、傾けて
流し出す。そして、元に戻して容器1を立てた状態とし
たときには、最初の液面と今の液面との差がすぐに分か
るので注いだ分量がどの程度か見当を付けることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器1
の中身の液体2が粘性の高いものであると、元に戻した
時に液体2が内壁3を伝わって下に流れ液面が平らにな
るまでにかなりの時間を要する。このため、短期間での
液体の使用量の調節ができず不便であった。
【0004】本発明は、傾けた容器を戻したときに内部
の液体がすみやかに底部に流れ落ちるようにした粘性液
体用容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上方に開口を有する筒状容器の内壁に底部
より上方位置に突起を設けたことを特徴とする。筒状容
器はびんやボトルなどの円筒状の容器であることが好ま
しい。容器の内壁内に設ける突起は一つである必要はな
く、一つ以上複数個を環状または上下方向に設けても良
い。
【0006】
【作用】本発明は、上記のように構成したものであるか
ら、粘性の高い液体を筒状容器に入れ、使用に際して
は、容器内の突起が流出させる液体の下になるようにし
て、容器を傾けて液体を適量流出し、容器を元に戻して
立てたとき、容器の口部、肩部および胴部の内壁を伝っ
て液体が流下するが、このとき突起によって付着液膜が
分割され、粘着力が分散され、早く流下する。特に、容
器が円筒状であれば突起の作用は大きい。また、突起を
環状に適数個配した場合は容器の傾ける向きの自由度が
増え、上下方向に配した場合はより粘性の高いものに利
用できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明による実施例を添付図面に基づ
いて説明する。なお、本発明の容器の組成は例示のガラ
ス製、金属製、プラスチック製等に限定されるものでは
ない。図1および図2に示すように、びんやボトルなど
の一般的な容器1の上部は肩部4と注ぎ口5とを有して
いる。ガラス製、金属製等のものもあるが、ここでは、
プラスチック製の細口びんを一例として説明する。注ぎ
口5の形状は内側が円筒状であり、また、外周に蓋用の
ねじ6が形成されている。ねじ6が形成されていないも
のや、注ぎ口5の内側にくちばし状の溝が形成されてい
るものでも良く、また、細口びんのほか、広口びん等で
も良い。
【0008】図1に示すように、容器1の肩部4には、
外側が凹み内側が突出して厚みを周囲と同じようにし
た、小さな突起7が形成されている。容器1を合成樹脂
で成形する場合、突起7を有する型を用いて成形しても
良いが、突起7については成形後に、押し型を加熱して
押し当てて成形しても良い。この場合、図6の各a,
b,cに示す異なる突起7a,7b,7cを簡単に製作するこ
とができる。そして、外側にできた凹部形状を目印と
し、薬剤の分類に利用しても良い。なお、容器外形に凹
部を作らず、内壁3に突状物を形成しても良い。一方、
容器自体を角柱状にし、内部に上下方向に溝条を形成し
た容器は、溝条により液体の流下が早くなるかもしれな
いが製作しても汎用性がなく、また、粘性液体が溝条に
残るので液体の使用率を悪くする。
【0009】次に、容器1を傾けて液体2を注ぎ、元に
戻した時について、図5を参照して説明する。まず、容
器1を傾けて液体2を流出させるときには突起7が液体
2の下になるようにする。その後、容器1を立てたとき
は突起7を経て液体2が下方に流れ、そのとき、突起に
よって容器内壁面に付着する液体2はその粘着力が分散
され、その結果すみやかに下方に流下する。したがっ
て、液面を形成する時間が早くなり、注出した分量の確
認が容易になる。
【0010】上記のように、突起7が一個のみ形成され
ている場合には、注ぐ時に突起7を下にして傾ける必要
があるが、図3に示すように、突起7を複数個環状に設
けることによって、注ぐ時に容器1の向きを気にしない
で取り扱うことができる。また、複数個の突起7を間隔
を開けて内壁3の容器軸方向に配設することによって
(図4参照)、より粘性の高い液体2の取り扱いを簡易
に行うことができる。
【0011】上記のように突起7は、容器内面に粘着す
る液膜を分断する目的で設けることから、その形状はな
るべく、鋭い円錐形状のものが好ましいが、これに限ら
ず半球状、角錐形等の任意の形状とすることができ、そ
の大きさは液体の粘性によって適宜選択される。
【0012】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、容器内壁に設けた突起によって液体の流下が
早まり、液面の確認を迅速に行うことができ、使用量の
分量が分かりやすくなり作業を効率よく行え、労働時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の容器の上部断面図であ
る。
【図2】図1に示す容器の上部斜視図である。
【図3】他の実施例の環状に突起を設けた容器の斜視図
である。
【図4】他の実施例の上下方向に突起を設けた容器の斜
視図である。
【図5】図1に示す容器に粘性液体を戻した状態を説明
する斜視図である。
【図6】実施例で使用される突起の各形状を説明する斜
視図である。
【図7】従来の容器の使用状態を説明する斜視図であ
る。
【図8】従来の容器に粘性液体を戻した状態を説明する
斜視図である。
【符号の説明】
1 筒状びん 3 内壁 7 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口を有する筒状容器の内壁に底
    部より上方位置に突起を設けたことを特徴とする粘性液
    体用容器。
  2. 【請求項2】 筒状容器がびんまたはボトルであること
    を特徴とする請求項1記載の粘性液体用容器。
  3. 【請求項3】 複数個の突起を環状または上下方向に設
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の粘性液体
    用容器。
JP31423193A 1993-11-19 1993-11-19 粘性液体用容器 Pending JPH07137743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31423193A JPH07137743A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 粘性液体用容器

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JP31423193A JPH07137743A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 粘性液体用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07137743A true JPH07137743A (ja) 1995-05-30

Family

ID=18050868

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31423193A Pending JPH07137743A (ja) 1993-11-19 1993-11-19 粘性液体用容器

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JP (1) JPH07137743A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156449A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 東洋製罐株式会社 粘稠物質用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019156449A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 東洋製罐株式会社 粘稠物質用容器

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