JPH07136415A - 濾過材、その洗浄具および濾過材の洗浄方法並びにその濾過材を備えた濾過装置 - Google Patents

濾過材、その洗浄具および濾過材の洗浄方法並びにその濾過材を備えた濾過装置

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JPH07136415A
JPH07136415A JP5290886A JP29088693A JPH07136415A JP H07136415 A JPH07136415 A JP H07136415A JP 5290886 A JP5290886 A JP 5290886A JP 29088693 A JP29088693 A JP 29088693A JP H07136415 A JPH07136415 A JP H07136415A
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hair
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JP5290886A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Matsumura
俊治 松村
Tsuguhiro Saitou
貢広 齊藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 濾過材20は、螺旋状に形成された心材21
と、この心材21の外周面に植毛された毛22とからな
っており、洗浄具30は、濾過材20の径よりも大きい
径を有する環状に形成された心材31と、この心材31
の内周面に植毛された毛32とからなっている。洗浄具
30を濾過材20の長さ方向に往復移動させると、濾過
材20の長毛22aと洗浄具30の短毛32bとが互い
に擦れ合う一方、短毛22bと長毛32aとが互いに擦
れ合い、これにより濾過材20の毛22に付着した異物
が取り除かれる。 【効果】 濾過性能に優れ、かつ、目詰まりを起こし難
く、異物を効果的に濾過することができる。また、濾過
材の毛に付着した異物を洗浄具により取り除くことがで
きるので、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくて
も濾過材の濾過性能を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、貯水池や河川
等の水源の水を濾過し、農業用水や工業用水等を得るた
めに用いられる濾過材、その洗浄具および濾過材の洗浄
方法並びにその濾過材を備えた濾過装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、貯水池や河川等の水源
の水を、各種野菜や草花等を露地栽培する畑や蔬菜園、
ビニルハウス、果樹園、芝生や草花等が植えられた公園
や庭園等の灌水、或いは道路等の散水に利用することが
行われている。ところが、上記水源の水には、種々のゴ
ミやチリ、泥、枯れた植物の葉や茎、水苔等が混入して
おり、これら異物が混入した水を直接用いると灌水用ホ
ースや灌水用ノズル等が詰まってしまう。そこで、従来
より、濾過装置を用いて上記異物を濾過することが行わ
れている。
【0003】このような濾過装置としては、例えば、濾
過材として金網等を備え、異物が混入した水を上記金網
によっていわゆる面積濾過する構成の装置や、濾過材と
して発泡ウレタン樹脂等の多孔質のフィルタを備え、異
物が混入した水を上記フィルタによっていわゆる体積濾
過する構成の装置等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の濾過装置は、それぞれ以下に示すような問題点を有
している。
【0005】即ち、金網によって面積濾過する構成の濾
過装置は、金網の目を細かくするほど濾過性能が良好と
なり異物を充分に濾過できるものの、金網が目詰まりを
起こし易くなるので、濾過性能を維持するために金網の
洗浄作業を頻繁に行わなければならない。一方、金網の
目を粗くすると目詰まりを起こし難くなるものの、濾過
性能が劣悪となり異物を充分に濾過することができなく
なるという問題点を有している。
【0006】また、フィルタによって体積濾過する構成
の濾過装置は、濾過性能に優れており、異物を充分に濾
過できるものの、フィルタが目詰まりを起こし易いの
で、濾過性能を維持するためにフィルタの交換作業或い
は洗浄作業を頻繁に行わなければならないという問題点
を有している。
【0007】また、上記従来の濾過装置における金網や
フィルタ等の濾過材の洗浄作業は、例えば、ボルトを弛
める等して蓋を外すことにより濾過装置を分解して濾過
材を取り出し、上記の濾過材に付着した異物を手洗い等
を行うことにより取り除いた後、ボルト締め等をして濾
過装置を元の状態に組み立てるという作業手順で行われ
る。しかしながら、上記の洗浄作業は、濾過装置の使用
条件にもよるが例えば月に1度以上行わなければなら
ず、煩雑かつ面倒で、しかも時間がかかるものとなって
いる。従って、煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても
濾過性能を維持することが可能な濾過材および濾過装置
が求められている。
【0008】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的は、濾過性能に優れ、かつ、目詰ま
りを起こし難い濾過材、この濾過材の洗浄作業を簡単化
することが可能な洗浄具、および、上記の濾過材を簡単
に洗浄することが可能な洗浄方法、並びに、上記の濾過
材を備えた濾過装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の濾
過材は、上記の課題を解決するために、異物が混入した
水から上記異物を濾過する濾過材であって、可撓性を備
え、螺旋状に形成された心材と、この心材の外周面に植
毛された毛とからなることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明の濾過材は、上記の課
題を解決するために、請求項1記載の濾過材において、
少なくとも2種類の長さの毛が植毛されていることを特
徴としている。
【0011】請求項3記載の発明の濾過材は、上記の課
題を解決するために、請求項1または2記載の濾過材に
おいて、心材に凸部または凹部が設けられていることを
特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明の濾過材の洗浄具は、
上記の課題を解決するために、螺旋状に形成された心材
と、この心材の外周面に植毛された毛とからなり、異物
が混入した水から上記異物を濾過する濾過材を洗浄する
洗浄具であって、濾過材の長さ方向に移動自在に設けら
れ、上記濾過材の径よりも大きい径を有する環状に形成
された心材と、この心材の内周面に植毛され、上記濾過
材の毛に当接可能な長さの毛とからなることを特徴とし
ている。
【0013】請求項5記載の発明の濾過材の洗浄具は、
上記の課題を解決するために、少なくとも2種類の長さ
の毛が植毛されていることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明の濾過材の洗浄方法
は、上記の課題を解決するために、螺旋状に形成された
心材と、この心材の外周面に植毛された毛とからなり、
異物が混入した水から上記異物を濾過する濾過材を洗浄
する洗浄方法であって、上記濾過材の径よりも大きい径
を有する環状に形成された心材と、この心材の内周面に
植毛され、上記濾過材の毛に当接可能な長さの毛とから
なる洗浄具を、濾過材の毛と洗浄具の毛とを互いに当接
させた状態で濾過材の長さ方向に移動させることを特徴
としている。
【0015】請求項7記載の発明の濾過装置は、上記の
課題を解決するために、異物が混入した水から上記異物
を濾過する濾過装置であって、螺旋状に形成された心材
と、この心材の外周面に植毛された毛とからなる濾過材
と、濾過材の長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾過
材の径よりも大きい径を有する環状に形成された心材
と、この心材の内周面に植毛され、上記濾過材の毛に当
接可能な長さの毛とからなる洗浄具とを備えていること
を特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1記載の構成によれば、濾過材は、螺旋
状に形成された心材と、この心材の外周面に植毛された
毛とからなるので、濾過性能に優れ、かつ、目詰まりを
起こし難く、異物を効果的に濾過することができる。ま
た、濾過材の心材は可撓性を備えているので、例えば濾
過材の毛に付着した異物を手洗い等を施すことにより取
り除く際には、濾過材をその長さ方向に引き伸ばして洗
浄することができる。これにより、上記の洗浄作業が簡
単化され、濾過材の濾過性能を維持することが容易とな
る。
【0017】請求項2記載の構成によれば、濾過材の心
材には、少なくとも2種類の長さの毛が植毛されてい
る。このため、比較的大きな異物はより長い方の毛に付
着する一方、比較的小さな異物はより短い方の毛に付着
するので、より一層濾過性能に優れ、かつ、目詰まりを
起こし難く、異物をさらに効果的に濾過することができ
る。
【0018】請求項3記載の構成によれば、濾過材の心
材に凸部または凹部が設けられているので、上記心材間
に隙間が形成され、濾過材外部から濾過材内部に水が通
過し易くなる。これにより、圧力損失が小さくなるの
で、濾過性能がさらに一層向上する。
【0019】請求項4記載の構成によれば、洗浄具は、
螺旋状に形成された心材と、この心材の外周面に植毛さ
れた毛とからなる濾過材の長さ方向に移動自在に設けら
れ、上記濾過材の径よりも大きい径を有する環状に形成
された心材と、この心材の内周面に植毛され、上記濾過
材の毛に当接可能な長さの毛とからなる。
【0020】このため、濾過材の毛に洗浄具の毛を当接
させ、洗浄具を濾過材の長さ方向に移動させると、濾過
材の毛と洗浄具の毛とが互いに擦れ合い、これにより濾
過材の毛に付着した異物が取り除かれる。このように、
濾過材の毛に付着した異物を洗浄具により取り除くこと
ができるので、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さな
くても濾過材の濾過性能を維持することができる。
【0021】請求項5記載の構成によれば、洗浄具の心
材には、少なくとも2種類の長さの毛が植毛されてい
る。このため、濾過材の毛に付着した異物をより長い方
の毛とより短い方の毛とで効率的に取り除くことができ
るので、洗浄具の洗浄性能がより一層向上する。
【0022】請求項6記載の方法によれば、螺旋状に形
成された心材と、この心材の外周面に植毛された毛とか
らなり、異物が混入した水から上記異物を濾過する濾過
材を洗浄するために、上記濾過材の径よりも大きい径を
有する環状に形成された心材と、この心材の内周面に植
毛され、上記濾過材の毛に当接可能な長さの毛とからな
る洗浄具を、濾過材の毛と洗浄具の毛とを互いに当接さ
せた状態で濾過材の長さ方向に移動させる。
【0023】このように、濾過材の毛と洗浄具の毛とを
互いに当接させた状態で洗浄具を濾過材の長さ方向に移
動させると、濾過材の毛と洗浄具の毛とが互いに擦れ合
い、これにより濾過材の毛に付着した異物が取り除かれ
るので、簡単に濾過材を洗浄することができる。従っ
て、濾過材の毛に付着した異物を簡単に取り除くことが
できるので、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなく
ても濾過材の濾過性能を維持することができる。
【0024】請求項7記載の構成によれば、濾過装置
は、螺旋状に形成された心材と、この心材の外周面に植
毛された毛とからなる濾過材と、濾過材の長さ方向に移
動自在に設けられ、上記濾過材の径よりも大きい径を有
する環状に形成された心材と、この心材の内周面に植毛
され、上記濾過材の毛に当接可能な長さの毛とからなる
洗浄具とを備えている。
【0025】このため、濾過性能に優れ、かつ、目詰ま
りを起こし難く、異物を効果的に濾過することができ
る。また、濾過材の毛に洗浄具の毛を当接させ、洗浄具
を濾過材の長さ方向に移動させると、濾過材の毛と洗浄
具の毛とが互いに擦れ合い、これにより濾過材の毛に付
着した異物が取り除かれる。このように、濾過材の毛に
付着した異物を洗浄具により取り除くことができるの
で、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても濾過
材の濾過性能を維持することができる。
【0026】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図6に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0027】図6に示すように、本実施例にかかる濾過
装置1は、例えば、貯水池や河川等の水源2からポンプ
3にて汲み上げられた水(以下、被濾過水と称する)に
混入している種々のゴミやチリ、泥、枯れた植物の葉や
茎、水苔等の異物(図示せず)を濾過するために用いら
れる。濾過された水(以下、濾過水と称する)は、灌水
用ホース4を介して、例えば農業用水として、各種野菜
や草花等を露地栽培する畑や蔬菜園、ビニルハウス、果
樹園、芝生や草花等が植えられた公園や庭園等の灌水等
に利用される。また、図示しないが、例えば工業用水と
して、或いは道路等の散水等に利用される。
【0028】また、ポンプ3と濾過装置1との間には、
圧力調整用のバルブ5、圧力計6、および、被濾過水に
肥料や農薬等を混入する混入器7が設けられており、濾
過装置1と灌水用ホース4との間には、圧力計6が設け
られている。このように、濾過装置1の前後に圧力計6
・6が設けられているので、濾過装置1での圧力損失が
測定できるようになっている。尚、混入器7を濾過装置
1と灌水用ホース4との間に設けることも可能である。
また、上記バルブ5や圧力計6、混入器7は、濾過装置
1の設置場所や使用条件に応じて省略することも可能で
ある。
【0029】図2に示すように、上記の濾過装置1は、
例えばポリ塩化ビニル等の合成樹脂や表面にメッキ等の
処理が施された鉄等で形成された略円筒形状の外筒1
0、この外筒10内部に配設された濾過材20および洗
浄具30、外筒10の上部開口面を覆う略円板形状の蓋
11、および外筒10の下部開口面を覆う略円板形状の
底板12で構成されている。
【0030】上記の外筒10には、濾過装置1内部の被
濾過水を抜き取るための水抜バルブ(図示せず)が設け
られている。上記の蓋11は、濾過材20を係止する係
止部11aと、後述する支柱35…が貫通する孔11b
…とを有している。上記の底板12には、入水管13お
よび出水管14が接続されており、入水管13はバルブ
5等を介してポンプ3に接続される一方、出水管14は
灌水用ホース4に接続されている。また、底板12の底
面には、濾過装置1本体を支持する脚(図示せず)が取
り付けられており、従って底板12は濾過装置1本体の
架台も兼ねている。
【0031】これら蓋11および底板12は、例えばポ
リ塩化ビニル等の合成樹脂や表面にメッキ等の処理が施
された鉄等で形成されており、それぞれ図示しないボル
ト・ナット等により締結されて外筒10に固定されてい
る。また、外筒10における蓋11および底板12との
当接部には、シール材(図示せず)が取り付けられてお
り、外筒10と蓋11および底板12との隙間から被濾
過水が外部に漏れ出さないようになっている。尚、外筒
10や蓋11、底板12を、例えば耐食性アルミニウム
合金やステンレス、青銅等の錆び難い材料で形成しても
よい。
【0032】上記の濾過材20は、図1(a)に示すよ
うに、可撓性を備え、螺旋状に形成された心材21と、
この心材21の外周面に植毛された毛22とからなって
おり、繰り返し使用することが可能な耐久性を備えてい
る。心材21は、例えばステンレスや表面に亜鉛メッキ
等の処理が施された軟鋼板等、適度な可撓性および剛性
を備え、かつ、錆び難い材料で形成されている。上記の
心材21により形成される螺旋の内径は、例えば50mmと
すればよいが、特に限定されるものではなく、心材21
により形成される螺旋の内径や長さ、並びに、心材21
自体の径や長さは、例えば濾過装置1の大きさ(規
模)、或いは濾過装置1の設置場所、使用条件等に応じ
て設定すればよい。
【0033】同図(b)に示すように、毛22は、例え
ばポリプロピレンやポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合
成樹脂等で形成されており、毛丈の長い毛(以下、長毛
と称する)22aと毛丈の短い毛(以下、短毛と称す
る)22bとからなっている。そして、毛22は、濾過
材20が濾過装置1本体に固定されたときに、濾過材2
0の長さ方向に対して長毛22aと短毛22bとが交互
に繰り返されるように植毛されており、濾過性能に優
れ、かつ、目詰まりを起こし難く、異物を効果的に濾過
することができるようになっている。
【0034】上記毛22の径は、例えば0.15mmとすれば
よいが、特に限定されるものではない。長毛22aの毛
丈は、例えば30mmとすればよく、また、短毛22bの毛
丈は、例えば20mmとすればよいが、特に限定されるもの
ではない。また、長毛22aの毛丈と短毛22bの毛丈
との比は、例えば3:2に形成すればよいが、特に限定
されるものではない。これら毛22の径や長さ、長毛2
2aの毛丈と短毛22bの毛丈との比、或いは毛22の
植毛の密度等は、例えば濾過装置1の使用条件等に応じ
て設定すればよい。尚、毛22の毛丈は、勿論、上記2
種類の長さに限定されるものではなく、例えば濾過装置
1の使用条件等に応じて3種類以上の長さとすることも
可能である。
【0035】また、心材21の側面21a・21aの少
なくとも一方には、凸部または凹部(図示せず)が所定
間隔で設けられている。これら凸部または凹部は、濾過
材20本体が、その長さ方向に押し縮められて濾過装置
1本体に固定されたときに、心材21における側面21
aと螺旋を一周した後の側面21aとが互いに密着状態
となることを防止するようになっている。即ち、濾過材
20は、その長さ方向に押し縮められた状態において、
心材21の互いに接する側面21a・21a間に隙間が
形成されるようになっている。
【0036】上記凸部または凹部により形成される隙間
の幅は、特に限定されるものではないが、濾過装置1に
おける圧力損失を小さくし、かつ、効率的に異物を濾過
することができるように、 0.2mm以上、 0.4mm以下が好
ましい。隙間の幅が 0.2mmよりも狭い場合には、圧力損
失が大きくなるので好ましくなく、また、隙間の幅が0.
4mmよりも広い場合には、異物を充分に濾過することが
できないので好ましくない。
【0037】濾過材20の製造方法は、特に限定される
ものではないが、例えば以下に示す手順により製造すれ
ばよい。即ち、図3に示すように、心材21となる長尺
の線材25と心棒26とでもって毛22となる毛材27
を挟持した後、上記心棒26が中心に来るように線材2
5を2つ折りにし、線材25をかしめる。このようにし
て直線状の濾過材を形成した後、毛22が外周面に来る
ように濾過材を螺旋状に巻回する。これにより濾過材2
0が製造される。また、毛材27の両端部が毛22、即
ち長毛22aと短毛22bとになる。そして、このよう
にして毛22を形成するので、線材25と心棒26とで
もって毛材27を挟持する際に、毛材27における挟持
される位置を適宜変更することにより、長毛22aの毛
丈と短毛22bの毛丈との比を任意に設定できるように
なっている。
【0038】上記の凸部または凹部は、線材25に予め
形成しておいてもよく、また、直線状の濾過材を形成し
た後に形成してもよく、さらに、濾過材を螺旋状に巻回
した後に形成してもよい。凸部または凹部の形成方法
は、特に限定されるものではないが、線材25に予め形
成する場合には、例えばローレットを用いて側面21a
にローレット目を付けることにより形成すればよく、ま
た、直線状の濾過材を形成した後、若しくは濾過材を螺
旋状に巻回した後に形成する場合には、例えばエアハン
マ等を用いて側面21aに形成すればよい。或いは、直
線状の濾過材を形成した後、若しくは濾過材を螺旋状に
巻回した後に形成する場合には、心材21に例えばステ
ンレス等からなる針金や合成樹脂等からなる紐を適宜巻
き付けることにより凸部または凹部を形成することも可
能である。尚、凸部により隙間を形成すると、凹部によ
り隙間を形成するよりも、隙間の開口面積を大きくする
ことができるので、より一層圧力損失を小さくし、か
つ、効率的に異物を濾過することが可能となる。
【0039】図2に示すように、上記の濾過材20は、
その長さ方向に押し縮められた状態で外筒10内部に収
納されている。濾過材20の上端部は蓋11の係止部1
1aによって係止されており、下端部は、外筒10内部
に突出した出水管14の開口端部によって係止されてい
る。このように、濾過材20は、濾過装置1内部の所定
位置に固定されており、入水管13から濾過装置1内部
に導かれた被濾過水は、濾過材20の心材21における
側面21a・21a間に形成された隙間を通して濾過材
20外側から濾過材20内側に流れ込む。この際、被濾
過水に混入している比較的大きな異物は濾過材20の長
毛22aに付着する一方、比較的小さな異物は短毛22
bに付着する。このため、被濾過水に混入している異物
は、濾過材20の毛22に付着して除去、即ち濾過され
る。そして、上記隙間を通過し、灌水用ホース4の孔が
詰まらない程度に異物が濾過された濾過水は、出水管1
4を介して灌水用ホース4に導かれる。
【0040】上記の洗浄具30は、図1(a)に示すよ
うに、上記濾過材20の外径よりも大きい径を有する環
状に形成された心材31と、この心材31の内周面に植
毛された毛32とからなっており、濾過材20が挿入さ
れた状態で、濾過材20の長さ方向に移動自在となって
いる。心材31は、例えばステンレスや表面に亜鉛メッ
キ等が施された軟鋼板等、適度な剛性を備え、かつ、錆
び難い材料で形成されている。また、同図(b)に示す
ように、毛32は、洗浄具30に濾過材20が挿入され
たときに、上記濾過材20の毛22に当接可能な毛丈に
設定されている。上記洗浄具30の内径および外径は、
例えば90mmおよび 140mmとすればよいが、特に限定され
るものではなく、例えば濾過材20の大きさに応じて設
定すればよい。
【0041】毛32は、例えばポリプロピレンやポリア
ミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂等で形成されてお
り、長毛32aと短毛32bとからなっている。そし
て、洗浄具30に濾過材20が挿入されたときに、毛3
2の長毛32aと毛22の短毛22bとが互いに当接す
る一方、毛32の短毛32bと毛22の長毛22aとが
互いに当接するようになっている。
【0042】上記毛32の径は、例えば 1.6mmとすれば
よいが、特に限定されるものではない。長毛32aの毛
丈は、例えば17mmとすればよく、また、短毛32bの毛
丈は、例えば10mmとすればよいが、特に限定されるもの
ではない。これら毛32の径や長さ、或いは毛32の植
毛の密度等は、例えば濾過材20の大きさに応じて設定
すればよい。尚、毛32の毛丈は、勿論、上記2種類の
長さに限定されるものではなく、例えば濾過材20の毛
22の毛丈に応じて3種類以上の長さとすることも可能
である。
【0043】洗浄具30の製造方法は、特に限定される
ものではないが、例えば濾過材20と同様の手順により
直線状の洗浄具を形成した後、毛32が内周面に来るよ
うに洗浄具を環状に巻く。これにより洗浄具30が製造
される。尚、洗浄具30の毛32および濾過材20の毛
22の材質は、互いに同一であってもよく、また異なっ
ていてもよい。但し、後述する洗浄方法により濾過材2
0の毛22に付着した異物を取り除き易いように、洗浄
具30の毛32は、濾過材20の毛22よりも可撓性が
小さい(いわゆる硬い)方が好ましい。
【0044】図2および図4に示すように、上記洗浄具
30の心材31には、洗浄具30を濾過材20の長さ方
向に移動させる移動部材である3本の支柱35…および
把手36が取り付けられている。上記支柱35…は、例
えばステンレス等からなっており、その下端部が心材3
1の3箇所に例えば溶接等することにより等間隔で固着
される一方、その上端部は、蓋11の孔11b…から蓋
11上方に突出している。また、支柱35…の上端部近
傍には雄ネジが形成されている。
【0045】図5に示すように、把手36は、例えばス
テンレス等からなっており、略Y字形状に形成されてい
る。また、その端部3箇所には、上記支柱35…を挿入
可能な孔36a…が形成されている。そして、図4
(b)に示すように、把手36は、その孔36a…に支
柱35…が挿入され、ナット38…にて締結されること
により、支柱35…の上端部近傍に着脱自在に固定され
ている。即ち、上記の把手36は、例えば、洗浄具30
に濾過材20を挿入すると共に支柱35…を蓋11の孔
11b…に挿入し、蓋11を外筒10に固定した後、支
柱35…の上端部近傍にナット38…にて締結されるこ
とにより固定される。尚、把手36の形状は、特に限定
されるものではない。
【0046】そして、把手36を濾過材20の長さ方向
(以下、上下方向と称する)に例えば手動で往復移動さ
せると、上記の洗浄具30は、支柱35…が濾過材2
0、および蓋11の孔11b…によりガイド(案内)さ
れることにより、上下方向に往復移動されるようになっ
ている。尚、蓋11の孔11b…にはシール材(図示せ
ず)が取り付けられており、支柱35…を上下方向に往
復移動させても上記の孔11b…から被濾過水が外部に
漏れ出さないようになっている。
【0047】次に、上記構成の濾過装置1における洗浄
具30を用いた濾過材20の洗浄方法について説明す
る。
【0048】濾過装置1を長時間使用すると、濾過材2
0の毛22に付着した異物の量が増大するので、濾過材
20での圧力損失が徐々に大きくなり、これに伴い濾過
水が得られ難くなる。従って、圧力損失が所定値よりも
大きくなると、濾過材20を洗浄具30にて洗浄する必
要がある。尚、上記の圧力損失は、濾過装置1の前後に
設けられた圧力計6・6が示す値から容易に測定可能で
ある。
【0049】洗浄具30は、その毛32が濾過材20の
毛22に当接可能な毛丈を有しているので、把手36を
上下方向に例えば手動で往復移動させると、洗浄具30
が上下方向に往復移動し、濾過材20の長毛22aと洗
浄具30の短毛32bとが互いに擦れ合う一方、短毛2
2bと長毛32aとが互いに擦れ合う。これにより濾過
材20の毛22に付着した異物を長毛32aと短毛32
bとで効率的に取り除かれる。
【0050】このように、上記の洗浄具30を用いて洗
浄動作を行うことにより、濾過装置1を分解しなくとも
濾過材20の毛22に付着した異物を取り除くことがで
き、これにより、濾過材20は、繰り返し使用すること
が可能となる。尚、洗浄具30により取り除かれた多量
の異物が混入した被濾過水は、外筒10に設けられた水
抜バルブ(図示せず)から濾過装置1外部に抜き取られ
る。
【0051】また、外筒10内面や、濾過材20の心材
21近傍等に付着した異物を取り除く場合には、濾過装
置1を分解して濾過材20を取り出し、濾過材20をそ
の長さ方向に引き伸ばした後、例えば従来より行われて
いる手洗い等を施すことにより洗浄すればよい。しかし
ながら、洗浄具30にて濾過材20の毛22に付着した
異物を容易に取り除くことができるので、上記手洗い等
を施す回数を低減することができる。例えば上記従来の
手洗い等は、1年に1回ないし2回行えば充分である。
【0052】上記構成の濾過材20は、以上のように、
螺旋状に形成された心材21と、この心材21の外周面
に植毛された毛22とからなるので、濾過性能に優れ、
かつ、目詰まりを起こし難く、異物を効果的に濾過する
ことができる。また、濾過材20の心材21は可撓性を
備えているので、例えば濾過材20の毛22に付着した
異物を手洗い等を施すことにより取り除く際には、濾過
材20をその長さ方向に引き伸ばして洗浄することがで
きる。このように、心材21間の隙間や毛22同士の間
隔を拡げることができるので、上記従来の手洗い作業等
が簡単化され、濾過材20の濾過性能を維持することが
容易となる。
【0053】また、濾過材20の毛22は、長毛22a
と短毛22bとからなっている。このため、比較的大き
な異物は長毛22aに付着する一方、比較的小さな異物
は短毛22bに付着するので、より一層濾過性能に優
れ、かつ、目詰まりを起こし難く、異物をさらに効果的
に濾過することができる。
【0054】さらに、心材21の側面21a・21aの
少なくとも一方に凸部または凹部が設けられているの
で、心材21間に隙間が形成され、濾過材20外部から
濾過材20内部に水が通過し易くなる。これにより、圧
力損失が小さくなるので、濾過性能がさらに一層向上す
る。
【0055】また、上記構成の洗浄具30は、以上のよ
うに、濾過材20の長さ方向に移動自在に設けられ、上
記濾過材20の径よりも大きい径を有する環状に形成さ
れた心材31と、この心材31の内周面に植毛され、上
記濾過材20の毛22に当接可能な長さの毛32とから
なる。
【0056】このため、濾過材20の毛22に洗浄具3
0の毛32を当接させ、洗浄具30を濾過材20の長さ
方向に移動させると、毛22と毛32とが互いに擦れ合
い、これにより濾過材20の毛22に付着した異物が取
り除かれる。このように、濾過材20の毛22に付着し
た異物を洗浄具30により取り除くことができるので、
例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても濾過材3
0の濾過性能を維持することができる。
【0057】また、洗浄具30の毛32は、長毛32a
と短毛32bとからなっている。このため、濾過材20
の長毛22aに付着した異物を短毛32bで取り除くこ
とができ、また、濾過材20の短毛22bに付着した異
物を長毛32aで取り除くことができるので、洗浄具3
0の洗浄性能がより一層向上する。
【0058】また、濾過材20を洗浄する洗浄方法は、
以上のように、洗浄具30を、濾過材20の毛22と洗
浄具30の毛32とを互いに当接させた状態で濾過材2
0の長さ方向、即ち上下方向に移動させる。
【0059】このように洗浄具30を上下方向に移動さ
せると、濾過材20の長毛22aと洗浄具30の短毛3
2bとが互いに擦れ合う一方、短毛22bと長毛32a
とが互いに擦れ合い、これにより濾過材20の毛22に
付着した異物が取り除かれるので、簡単に濾過材20を
洗浄することができる。従って、濾過材20の毛22に
付着した異物を簡単に取り除くことができるので、例え
ば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても濾過材20の
濾過性能を維持することができる。
【0060】さらに、上記構成の濾過装置1は、以上の
ように、螺旋状に形成された心材21と、この心材21
の外周面に植毛された毛22とからなる濾過材20と、
濾過材20の長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾過
材20の径よりも大きい径を有する環状に形成された心
材31と、この心材31の内周面に植毛され、上記濾過
材20の毛22に当接可能な長さの毛32とからなる洗
浄具30とを備えている。
【0061】このため、濾過性能に優れ、かつ、目詰ま
りを起こし難く、異物を効果的に濾過することができ
る。また、濾過材20の毛22に洗浄具30の毛32を
当接させ、洗浄具30を濾過材20の長さ方向、即ち上
下方向に移動させると、毛22と毛32とが互いに擦れ
合い、これにより濾過材20の毛22に付着した異物が
取り除かれる。このように、濾過材20の毛22に付着
した異物を洗浄具30により取り除くことができるの
で、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても濾過
材30の濾過性能を維持することができる。
【0062】尚、上記の実施例においては、濾過材20
の長さ方向が上下方向となるように濾過材20を係止す
る構成の濾過装置1を例に挙げて説明したが、勿論、濾
過装置を、上記長さ方向が水平方向となるように濾過材
20を係止する構成とすることも可能である。
【0063】また、本発明にかかる濾過装置は、貯水池
や河川等の水源の水から異物を濾過するためだけに用い
られるものではなく、勿論、水から異物を除去すること
が必要な分野、例えば、工場等の排水処理や、養殖漁業
等における水質管理、或いは管系管路の保護や機器の保
全等にも好適に利用可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の濾過材は、以上
のように、異物が混入した水から上記異物を濾過する濾
過材であって、可撓性を備え、螺旋状に形成された心材
と、この心材の外周面に植毛された毛とからなる構成で
ある。
【0065】このため、濾過性能に優れ、かつ、目詰ま
りを起こし難く、異物を効果的に濾過することができ
る。また、例えば濾過材の毛に付着した異物を手洗い等
を施すことにより取り除く際には、濾過材をその長さ方
向に引き伸ばして洗浄することができる。これにより、
上記の洗浄作業が簡単化され、濾過材の濾過性能を維持
することが容易となるという効果を奏する。
【0066】本発明の請求項2記載の濾過材は、以上の
ように、少なくとも2種類の長さの毛が植毛されている
構成である。
【0067】これにより、比較的大きな異物はより長い
方の毛に付着する一方、比較的小さな異物はより短い方
の毛に付着するので、より一層濾過性能に優れ、かつ、
目詰まりを起こし難く、異物をさらに効果的に濾過する
ことができるという効果を奏する。
【0068】本発明の請求項3記載の濾過材は、以上の
ように、心材に凸部または凹部が設けられている構成で
ある。
【0069】このため、心材間に隙間が形成され、濾過
材外部から濾過材内部に水が通過し易くなる。これによ
り、圧力損失が小さくなるので、濾過性能がさらに一層
向上するという効果を奏する。
【0070】本発明の請求項4記載の濾過材の洗浄具
は、以上のように、螺旋状に形成された心材と、この心
材の外周面に植毛された毛とからなり、異物が混入した
水から上記異物を濾過する濾過材を洗浄する洗浄具であ
って、濾過材の長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾
過材の径よりも大きい径を有する環状に形成された心材
と、この心材の内周面に植毛され、上記濾過材の毛に当
接可能な長さの毛とからなる構成である。
【0071】このため、濾過材の毛に洗浄具の毛を当接
させ、洗浄具を濾過材の長さ方向に移動させると、濾過
材の毛と洗浄具の毛とが互いに擦れ合い、これにより濾
過材の毛に付着した異物が取り除かれる。このように、
濾過材の毛に付着した異物を洗浄具により取り除くこと
ができるので、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さな
くても濾過材の濾過性能を維持することができるという
効果を奏する。
【0072】本発明の請求項5記載の濾過材の洗浄具
は、以上のように、少なくとも2種類の長さの毛が植毛
されている構成である。
【0073】これにより、濾過材の毛に付着した異物を
より長い方の毛とより短い方の毛とで効率的に取り除く
ことができるので、洗浄具の洗浄性能がより一層向上す
るという効果を奏する。
【0074】本発明の請求項6記載の濾過材の洗浄方法
は、以上のように、螺旋状に形成された心材と、この心
材の外周面に植毛された毛とからなり、異物が混入した
水から上記異物を濾過する濾過材を洗浄する洗浄方法で
あって、上記濾過材の径よりも大きい径を有する環状に
形成された心材と、この心材の内周面に植毛され、上記
濾過材の毛に当接可能な長さの毛とからなる洗浄具を、
濾過材の毛と洗浄具の毛とを互いに当接させた状態で濾
過材の長さ方向に移動させる方法である。
【0075】このように、濾過材の毛と洗浄具の毛とを
互いに当接させた状態で洗浄具を濾過材の長さ方向に移
動させると、濾過材の毛と洗浄具の毛とが互いに擦れ合
い、これにより濾過材の毛に付着した異物が取り除かれ
るので、簡単に濾過材を洗浄することができる。従っ
て、濾過材の毛に付着した異物を簡単に取り除くことが
できるので、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなく
ても濾過材の濾過性能を維持することができるという効
果を奏する。
【0076】本発明の請求項7記載の濾過装置は、以上
のように、異物が混入した水から上記異物を濾過する濾
過装置であって、螺旋状に形成された心材と、この心材
の外周面に植毛された毛とからなる濾過材と、濾過材の
長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾過材の径よりも
大きい径を有する環状に形成された心材と、この心材の
内周面に植毛され、上記濾過材の毛に当接可能な長さの
毛とからなる洗浄具とを備えている構成である。
【0077】このため、濾過性能に優れ、かつ、目詰ま
りを起こし難く、異物を効果的に濾過することができ
る。また、濾過材の毛に洗浄具の毛を当接させ、洗浄具
を濾過材の長さ方向に移動させると、濾過材の毛と洗浄
具の毛とが互いに擦れ合い、これにより濾過材の毛に付
着した異物が取り除かれる。このように、濾過材の毛に
付着した異物を洗浄具により取り除くことができるの
で、例えば煩雑かつ面倒な手洗い等を施さなくても濾過
材の濾過性能を維持することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における濾過装置に取り付け
られた状態の濾過材および洗浄具の、(a)は要部の斜
視図であり、(b)は要部の断面図である。
【図2】上記濾過装置の概略の断面図である。
【図3】上記濾過材の要部の断面図である。
【図4】(a)は、支柱が固着された上記洗浄具を示す
平面図であり、(b)は、支柱および把手が固着された
上記洗浄具を示す正面図である。
【図5】上記把手の、(a)は平面図であり、(b)は
正面図である。
【図6】上記濾過装置の設置場所の一例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 濾過装置 10 外筒 11 蓋 12 底板 20 濾過材 21 心材 22 毛 22a 長毛 22b 短毛 30 洗浄具 31 心材 32 毛 32a 長毛 32b 短毛 35 支柱 36 把手

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異物が混入した水から上記異物を濾過する
    濾過材であって、 可撓性を備え、螺旋状に形成された心材と、この心材の
    外周面に植毛された毛とからなることを特徴とする濾過
    材。
  2. 【請求項2】少なくとも2種類の長さの毛が植毛されて
    いることを特徴とする請求項1記載の濾過材。
  3. 【請求項3】心材に凸部または凹部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の濾過材。
  4. 【請求項4】螺旋状に形成された心材と、この心材の外
    周面に植毛された毛とからなり、異物が混入した水から
    上記異物を濾過する濾過材を洗浄する洗浄具であって、 濾過材の長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾過材の
    径よりも大きい径を有する環状に形成された心材と、こ
    の心材の内周面に植毛され、上記濾過材の毛に当接可能
    な長さの毛とからなることを特徴とする濾過材の洗浄
    具。
  5. 【請求項5】少なくとも2種類の長さの毛が植毛されて
    いることを特徴とする請求項4記載の濾過材の洗浄具。
  6. 【請求項6】螺旋状に形成された心材と、この心材の外
    周面に植毛された毛とからなり、異物が混入した水から
    上記異物を濾過する濾過材を洗浄する洗浄方法であっ
    て、 上記濾過材の径よりも大きい径を有する環状に形成され
    た心材と、この心材の内周面に植毛され、上記濾過材の
    毛に当接可能な長さの毛とからなる洗浄具を、濾過材の
    毛と洗浄具の毛とを互いに当接させた状態で濾過材の長
    さ方向に移動させることを特徴とする濾過材の洗浄方
    法。
  7. 【請求項7】異物が混入した水から上記異物を濾過する
    濾過装置であって、 螺旋状に形成された心材と、この心材の外周面に植毛さ
    れた毛とからなる濾過材と、 濾過材の長さ方向に移動自在に設けられ、上記濾過材の
    径よりも大きい径を有する環状に形成された心材と、こ
    の心材の内周面に植毛され、上記濾過材の毛に当接可能
    な長さの毛とからなる洗浄具とを備えていることを特徴
    とする濾過装置。
JP5290886A 1993-11-19 1993-11-19 濾過材、その洗浄具および濾過材の洗浄方法並びにその濾過材を備えた濾過装置 Pending JPH07136415A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10359712A1 (de) * 2003-12-18 2005-07-14 Mann + Hummel Gmbh Regenerierbarer Stapelfilter
KR100697881B1 (ko) * 2006-01-10 2007-03-23 황승원 폐수 여과장치
KR100858577B1 (ko) * 2007-09-17 2008-09-17 김병훈 폐수 여과장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10359712A1 (de) * 2003-12-18 2005-07-14 Mann + Hummel Gmbh Regenerierbarer Stapelfilter
KR100697881B1 (ko) * 2006-01-10 2007-03-23 황승원 폐수 여과장치
KR100858577B1 (ko) * 2007-09-17 2008-09-17 김병훈 폐수 여과장치

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