JPH0713599A - 音声復号化装置 - Google Patents
音声復号化装置Info
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- JPH0713599A JPH0713599A JP5179823A JP17982393A JPH0713599A JP H0713599 A JPH0713599 A JP H0713599A JP 5179823 A JP5179823 A JP 5179823A JP 17982393 A JP17982393 A JP 17982393A JP H0713599 A JPH0713599 A JP H0713599A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耳障りな異常音を発生させずにミュートをか
けたり解除したりすることができる音声復号化装置を、
装置の回路規模を大きくせずに構成できるようにする。 【構成】 音声信号復号化回路1と合成フィルタ・バン
ク回路3との間にスイッチ回路2を接続し、音声信号復
号化回路1から送られてくる音声信号とミュート用の
「0」信号との何れかをスイッチ回路2により選択した
後、その選択した信号を合成フィルタ・バンク回路3で
処理するようにすることにより、上記合成フィルタ・バ
ンク回路3内部に設けられている遅延メモリの処理遅延
時間の影響により緩やかに変化させながら信号を切り替
えて出力するようにして、ミュートをかけたり解除した
りしたときに発生するパルス波を上記合成フィルタ・バ
ンク回路3で減衰させるようにすることにより、異常音
を生じさせるパルス波が出力されるのを防止する。
けたり解除したりすることができる音声復号化装置を、
装置の回路規模を大きくせずに構成できるようにする。 【構成】 音声信号復号化回路1と合成フィルタ・バン
ク回路3との間にスイッチ回路2を接続し、音声信号復
号化回路1から送られてくる音声信号とミュート用の
「0」信号との何れかをスイッチ回路2により選択した
後、その選択した信号を合成フィルタ・バンク回路3で
処理するようにすることにより、上記合成フィルタ・バ
ンク回路3内部に設けられている遅延メモリの処理遅延
時間の影響により緩やかに変化させながら信号を切り替
えて出力するようにして、ミュートをかけたり解除した
りしたときに発生するパルス波を上記合成フィルタ・バ
ンク回路3で減衰させるようにすることにより、異常音
を生じさせるパルス波が出力されるのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブバンド符号化方式
により圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化す
る音声復号化装置に関するものである。
により圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化す
る音声復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、広帯域の周波数範囲にわたる
音声信号を符号化する音声符号化方式として、サブバン
ド符号化方式と呼ばれるものが知られている。これは、
対象となる音声信号の周波数帯域をサブバンドと呼ばれ
る幾つかの帯域に分割し、このサブバンドの各周波数帯
域毎に音声信号を符号化する方式である。
音声信号を符号化する音声符号化方式として、サブバン
ド符号化方式と呼ばれるものが知られている。これは、
対象となる音声信号の周波数帯域をサブバンドと呼ばれ
る幾つかの帯域に分割し、このサブバンドの各周波数帯
域毎に音声信号を符号化する方式である。
【0003】ところで、人の聴覚は音声の周波数帯域毎
にその感度が異なることが知られている。上記のサブバ
ンド符号化方式では、分割したサブバンドの各周波数帯
域毎に符号化パラメータを変化させて割り当てることに
より、人の聴覚モデルに適応した音声信号の符号化を行
うことができる。このため、サブバンド符号化方式は、
音声信号の音質、圧縮率の面で非常に有効な方式であ
る。
にその感度が異なることが知られている。上記のサブバ
ンド符号化方式では、分割したサブバンドの各周波数帯
域毎に符号化パラメータを変化させて割り当てることに
より、人の聴覚モデルに適応した音声信号の符号化を行
うことができる。このため、サブバンド符号化方式は、
音声信号の音質、圧縮率の面で非常に有効な方式であ
る。
【0004】図3に、このサブバンド符号化方式により
圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する従来
の音声復号化装置の一例を示す。図3において、1は音
声信号復号化回路であり、サブバンド符号化方式により
圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する。ま
た、3は合成フィルタ・バンク回路、5は1個の音声信
号入力端子と1個の音声信号出力端子とを有する1入力
1出力のスイッチ回路、4はD/A変換回路である。
圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する従来
の音声復号化装置の一例を示す。図3において、1は音
声信号復号化回路であり、サブバンド符号化方式により
圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する。ま
た、3は合成フィルタ・バンク回路、5は1個の音声信
号入力端子と1個の音声信号出力端子とを有する1入力
1出力のスイッチ回路、4はD/A変換回路である。
【0005】次に、このような構成で成る音声復号化装
置の動作について説明する。本装置に入力されたディジ
タル音声信号は、音声信号復号化回路1において、N分
割(例えば、N=32)された各周波数帯域毎に復号化
される。そして、復号化された音声信号は、各周波数帯
域毎に合成フィルタ・バンク回路3に送られる。合成フ
ィルタ・バンク回路3では、各周波数帯域毎にN個に分
割されている音声信号が1つの音声信号に合成される処
理が行われる。
置の動作について説明する。本装置に入力されたディジ
タル音声信号は、音声信号復号化回路1において、N分
割(例えば、N=32)された各周波数帯域毎に復号化
される。そして、復号化された音声信号は、各周波数帯
域毎に合成フィルタ・バンク回路3に送られる。合成フ
ィルタ・バンク回路3では、各周波数帯域毎にN個に分
割されている音声信号が1つの音声信号に合成される処
理が行われる。
【0006】合成フィルタ・バンク回路3の出力側には
1入力1出力のスイッチ回路5が接続されている。そし
て、このスイッチ回路5により、合成フィルタ・バンク
回路3から送られてくる合成された音声信号、または無
音の状態を作るための「0」信号の何れかが、図示しな
いミューティングスイッチのON/OFF操作に対応し
て選択されるように成されている。
1入力1出力のスイッチ回路5が接続されている。そし
て、このスイッチ回路5により、合成フィルタ・バンク
回路3から送られてくる合成された音声信号、または無
音の状態を作るための「0」信号の何れかが、図示しな
いミューティングスイッチのON/OFF操作に対応し
て選択されるように成されている。
【0007】すなわち、通常動作時(ミューティングス
イッチがOFFのとき)には、合成フィルタ・バンク回
路3から送られてくる音声信号がスイッチ回路5により
選択される。そして、このスイッチ回路5で選択された
音声信号は、D/A変換回路4によりD/A変換され、
アナログ音声信号として出力される。
イッチがOFFのとき)には、合成フィルタ・バンク回
路3から送られてくる音声信号がスイッチ回路5により
選択される。そして、このスイッチ回路5で選択された
音声信号は、D/A変換回路4によりD/A変換され、
アナログ音声信号として出力される。
【0008】一方、本装置の出力信号に対してミュート
がかけられた場合(ミューティングスイッチがONのと
き)には、スイッチ回路5により、合成フィルタ・バン
ク回路3から送られてくる音声信号の代わりに「0」信
号が選択される。そして、このスイッチ回路5で選択さ
れた「0」信号は、D/A変換回路4によりD/A変換
され、無音状態の音声信号として出力される。
がかけられた場合(ミューティングスイッチがONのと
き)には、スイッチ回路5により、合成フィルタ・バン
ク回路3から送られてくる音声信号の代わりに「0」信
号が選択される。そして、このスイッチ回路5で選択さ
れた「0」信号は、D/A変換回路4によりD/A変換
され、無音状態の音声信号として出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の音声復号化装置
は、その回路規模を小さくするとともに、上述のような
制御を容易に行うことができるようにするために、D/
A変換回路4の入力側の直前においてミュート用の
「0」信号を発生させるように構成されている。
は、その回路規模を小さくするとともに、上述のような
制御を容易に行うことができるようにするために、D/
A変換回路4の入力側の直前においてミュート用の
「0」信号を発生させるように構成されている。
【0010】このような音声復号化装置において、例え
ば、ディジタル音声信号が途切れたときなどにミュート
がかけられると、D/A変換回路4に入力される信号が
音声信号から「0」信号に瞬間的に切り替えられる。こ
のときに、異常音の原因となるパルス波が発生すること
がある。このため、D/A変換回路4で生成されるアナ
ログの音声信号に上記パルス波が重畳されてしまい、音
声信号の立ち上がり時または立ち下がり時に、異常音を
生じさせることがあった。
ば、ディジタル音声信号が途切れたときなどにミュート
がかけられると、D/A変換回路4に入力される信号が
音声信号から「0」信号に瞬間的に切り替えられる。こ
のときに、異常音の原因となるパルス波が発生すること
がある。このため、D/A変換回路4で生成されるアナ
ログの音声信号に上記パルス波が重畳されてしまい、音
声信号の立ち上がり時または立ち下がり時に、異常音を
生じさせることがあった。
【0011】また、これとは逆に、ミューティングスイ
ッチをOFFにしてミュートを解除する場合には、D/
A変換回路4に入力される信号が「0」信号から音声信
号に瞬間的に切り替えられる。このため、上述のように
ミュートをかける場合と同様に、アナログの音声信号の
立ち上がり時または立ち下がり時に、上記パルス波によ
る異常音が発生することがあった。
ッチをOFFにしてミュートを解除する場合には、D/
A変換回路4に入力される信号が「0」信号から音声信
号に瞬間的に切り替えられる。このため、上述のように
ミュートをかける場合と同様に、アナログの音声信号の
立ち上がり時または立ち下がり時に、上記パルス波によ
る異常音が発生することがあった。
【0012】図4に、従来の音声復号化装置から出力さ
れるアナログ音声信号の変化の様子を示す。図4は、本
装置から出力される音声信号に対してミュートをかけた
直後とミュートを解除した直後とに、異常音を生じさせ
るパルス波が発生している様子を示している。このよう
に、従来の音声復号化装置では、装置の出力信号に対し
てミュートをかけたり、ミュートを解除したりすると、
そのときのミューティングスイッチのON/OFF操作
に対応して耳障りな異常音が発生するという問題があっ
た。
れるアナログ音声信号の変化の様子を示す。図4は、本
装置から出力される音声信号に対してミュートをかけた
直後とミュートを解除した直後とに、異常音を生じさせ
るパルス波が発生している様子を示している。このよう
に、従来の音声復号化装置では、装置の出力信号に対し
てミュートをかけたり、ミュートを解除したりすると、
そのときのミューティングスイッチのON/OFF操作
に対応して耳障りな異常音が発生するという問題があっ
た。
【0013】この問題を解決するために、例えば、スイ
ッチ回路5の後段に所定のフィルタ回路を設けるように
することが考えられる。そして、このフィルタ回路の作
用により、ミューティングスイッチのON/OFF操作
直後に発生するパルス波を除去するようにすれば、耳障
りな異常音を生じさせないようにすることが可能であ
る。しかしながら、このようにフィルタ回路を新たに追
加して音声復号化装置を構成すると、装置の回路規模が
大きくなってしまうという問題があった。
ッチ回路5の後段に所定のフィルタ回路を設けるように
することが考えられる。そして、このフィルタ回路の作
用により、ミューティングスイッチのON/OFF操作
直後に発生するパルス波を除去するようにすれば、耳障
りな異常音を生じさせないようにすることが可能であ
る。しかしながら、このようにフィルタ回路を新たに追
加して音声復号化装置を構成すると、装置の回路規模が
大きくなってしまうという問題があった。
【0014】そこで本発明は、耳障りな異常音を発生さ
せることなくミュートをかけたり、ミュートを解除した
りすることができる音声復号化装置を、装置の回路規模
を大きくすることなく構成できるようにすることを目的
としている。
せることなくミュートをかけたり、ミュートを解除した
りすることができる音声復号化装置を、装置の回路規模
を大きくすることなく構成できるようにすることを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の音声復号化装置
は、音声信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路と
の間にスイッチ回路を接続し、音声信号復号化回路から
送られてくるN分割された各周波数帯域毎の音声信号
と、無音の状態を作るための「0」信号との何れかを上
記スイッチ回路により選択した後に、その選択した信号
を合成フィルタ・バンク回路で処理するようにしたもの
である。
は、音声信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路と
の間にスイッチ回路を接続し、音声信号復号化回路から
送られてくるN分割された各周波数帯域毎の音声信号
と、無音の状態を作るための「0」信号との何れかを上
記スイッチ回路により選択した後に、その選択した信号
を合成フィルタ・バンク回路で処理するようにしたもの
である。
【0016】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、装置の
出力信号に対してミュートがかけられた場合には、音声
信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路との間に接
続されたスイッチ回路によりミュート用の「0」信号が
選択され、この「0」信号が合成フィルタ・バンク回路
に送られる。そして、この合成フィルタ・バンク回路の
内部に設けられている遅延メモリの遅延量に相当する分
の処理の遅延の影響で、合成フィルタ・バンク回路から
出力される信号は、緩やかに減衰されながら音声信号か
ら「0」信号に切り替えられて出力されるようになる。
このため、装置の出力信号に対してミュートがかけられ
た時に、耳障りな異常音を生じさせるパルス波が装置か
ら出力されることが防止される。
出力信号に対してミュートがかけられた場合には、音声
信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路との間に接
続されたスイッチ回路によりミュート用の「0」信号が
選択され、この「0」信号が合成フィルタ・バンク回路
に送られる。そして、この合成フィルタ・バンク回路の
内部に設けられている遅延メモリの遅延量に相当する分
の処理の遅延の影響で、合成フィルタ・バンク回路から
出力される信号は、緩やかに減衰されながら音声信号か
ら「0」信号に切り替えられて出力されるようになる。
このため、装置の出力信号に対してミュートがかけられ
た時に、耳障りな異常音を生じさせるパルス波が装置か
ら出力されることが防止される。
【0017】また、ミュートが解除された場合には、音
声信号復号化回路から送られてくる復号化された音声信
号が上記スイッチ回路により選択され、この音声信号が
合成フィルタ・バンク回路に送られる。そして、この合
成フィルタ・バンク回路の内部に設けられている遅延メ
モリの遅延量に相当する分の処理の遅延の影響で、合成
フィルタ・バンク回路から出力される信号は、「0」信
号から音声信号に緩やかに増幅されながら切り替えられ
て出力されるようになる。このため、ミュートが解除さ
れた時に、耳障りな異常音を生じさせるパルス波が装置
から出力されることが防止される。
声信号復号化回路から送られてくる復号化された音声信
号が上記スイッチ回路により選択され、この音声信号が
合成フィルタ・バンク回路に送られる。そして、この合
成フィルタ・バンク回路の内部に設けられている遅延メ
モリの遅延量に相当する分の処理の遅延の影響で、合成
フィルタ・バンク回路から出力される信号は、「0」信
号から音声信号に緩やかに増幅されながら切り替えられ
て出力されるようになる。このため、ミュートが解除さ
れた時に、耳障りな異常音を生じさせるパルス波が装置
から出力されることが防止される。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の一実施例について、図を参
照しながら説明する。図1は、サブバンド符号化方式に
より圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する
本発明の音声復号化装置の一実施例を示すブロック図で
ある。
照しながら説明する。図1は、サブバンド符号化方式に
より圧縮符号化されたディジタル音声信号を復号化する
本発明の音声復号化装置の一実施例を示すブロック図で
ある。
【0019】図1において、2はN個の音声信号入力端
子とN個の音声信号出力端子とを有するN入力N出力の
スイッチ回路であり、音声信号復号化回路1と合成フィ
ルタ・バンク回路3との間に接続されている。このスイ
ッチ回路2は、図示しないミューティングスイッチのO
N/OFF操作に対応して、音声信号復号化回路1から
送られてくる音声信号、または無音の状態を作るための
「0」信号の何れかを選択して合成フィルタ・バンク回
路3に出力する。なお、図1の音声信号復号化回路1、
合成フィルタ・バンク回路3、D/A変換回路4は、図
3中の同一符号を付した部分と同一機能を有するもので
ある。
子とN個の音声信号出力端子とを有するN入力N出力の
スイッチ回路であり、音声信号復号化回路1と合成フィ
ルタ・バンク回路3との間に接続されている。このスイ
ッチ回路2は、図示しないミューティングスイッチのO
N/OFF操作に対応して、音声信号復号化回路1から
送られてくる音声信号、または無音の状態を作るための
「0」信号の何れかを選択して合成フィルタ・バンク回
路3に出力する。なお、図1の音声信号復号化回路1、
合成フィルタ・バンク回路3、D/A変換回路4は、図
3中の同一符号を付した部分と同一機能を有するもので
ある。
【0020】次に、本実施例の音声復号化装置の動作に
ついて説明する。本装置に入力されたディジタル音声信
号は、音声信号復号化回路1において、N分割(例え
ば、N=32)された各周波数帯域毎に復号化される。
そして、復号化された音声信号は、各周波数帯域毎にス
イッチ回路2へと送られる。
ついて説明する。本装置に入力されたディジタル音声信
号は、音声信号復号化回路1において、N分割(例え
ば、N=32)された各周波数帯域毎に復号化される。
そして、復号化された音声信号は、各周波数帯域毎にス
イッチ回路2へと送られる。
【0021】スイッチ回路2は、このようにして音声信
号復号化回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個
の音声信号と、無音の状態を作るための「0」信号との
何れかをミューティングスイッチのON/OFF操作に
対応して選択し、選択した信号を合成フィルタ・バンク
回路3に送出する。
号復号化回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個
の音声信号と、無音の状態を作るための「0」信号との
何れかをミューティングスイッチのON/OFF操作に
対応して選択し、選択した信号を合成フィルタ・バンク
回路3に送出する。
【0022】すなわち、通常動作時(ミューティングス
イッチがOFFのとき)には、スイッチ回路2は音声信
号復号化回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個
の音声信号を選択し、このN個の音声信号を合成フィル
タ・バンク回路3に送出する。次いで、合成フィルタ・
バンク回路3は、スイッチ回路2から送られてくるN個
の音声信号を1つの音声信号に合成する。そして、合成
フィルタ・バンク回路3にて合成したディジタルの音声
信号を、D/A変換回路4によりアナログの音声信号に
変換して出力する。
イッチがOFFのとき)には、スイッチ回路2は音声信
号復号化回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個
の音声信号を選択し、このN個の音声信号を合成フィル
タ・バンク回路3に送出する。次いで、合成フィルタ・
バンク回路3は、スイッチ回路2から送られてくるN個
の音声信号を1つの音声信号に合成する。そして、合成
フィルタ・バンク回路3にて合成したディジタルの音声
信号を、D/A変換回路4によりアナログの音声信号に
変換して出力する。
【0023】一方、本装置から出力される信号に対して
ミュートがかけられた場合(ミューティングスイッチが
ONのとき)には、スイッチ回路2は、音声信号復号化
回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個の音声信
号の代わりに「0」信号を選択し、この「0」信号を合
成フィルタ・バンク回路3に送出する。
ミュートがかけられた場合(ミューティングスイッチが
ONのとき)には、スイッチ回路2は、音声信号復号化
回路1から送られてくる各周波数帯域毎のN個の音声信
号の代わりに「0」信号を選択し、この「0」信号を合
成フィルタ・バンク回路3に送出する。
【0024】ところで、この合成フィルタ・バンク回路
3は、遅延メモリと積和演算回路とで構成されている。
したがって、合成フィルタ・バンク回路3に入力された
信号が所定の処理が施されて出力されるまでに、遅延メ
モリの遅延量に相当する分だけ、所定の処理のための遅
延時間が原理的にかかることになる。
3は、遅延メモリと積和演算回路とで構成されている。
したがって、合成フィルタ・バンク回路3に入力された
信号が所定の処理が施されて出力されるまでに、遅延メ
モリの遅延量に相当する分だけ、所定の処理のための遅
延時間が原理的にかかることになる。
【0025】このため、ミューティングスイッチのON
操作により出力信号に対してミュートがかけられると、
合成フィルタ・バンク回路3から出力される信号は、上
記の処理遅延時間だけかかって緩やかに減衰しながら音
声信号から「0」信号に切り替えられる。すなわち、合
成フィルタ・バンク回路3から出力される信号は、急激
な変化を伴わずに緩やかに減衰しながら「0」信号に切
り替えられる。これにより、本装置から出力されるアナ
ログ音声信号に対してミュートをかける際に、そのアナ
ログ音声信号中に異常音を生じさせるパルス波が発生す
るのを防止することができる。
操作により出力信号に対してミュートがかけられると、
合成フィルタ・バンク回路3から出力される信号は、上
記の処理遅延時間だけかかって緩やかに減衰しながら音
声信号から「0」信号に切り替えられる。すなわち、合
成フィルタ・バンク回路3から出力される信号は、急激
な変化を伴わずに緩やかに減衰しながら「0」信号に切
り替えられる。これにより、本装置から出力されるアナ
ログ音声信号に対してミュートをかける際に、そのアナ
ログ音声信号中に異常音を生じさせるパルス波が発生す
るのを防止することができる。
【0026】また、これとは逆に、ミューティングスイ
ッチのOFF操作によりミュートが解除された場合に
は、合成フィルタ・バンク回路3から出力される信号
は、上記の処理遅延時間だけかかって緩やかに増幅され
ながら「0」信号から音声信号に切り替えられる。これ
により、ミュートを解除する際にも、ミュートをかける
場合と同様に、そのアナログ音声信号中に異常音を生じ
させるパルス波が発生するのを防止することができる。
ッチのOFF操作によりミュートが解除された場合に
は、合成フィルタ・バンク回路3から出力される信号
は、上記の処理遅延時間だけかかって緩やかに増幅され
ながら「0」信号から音声信号に切り替えられる。これ
により、ミュートを解除する際にも、ミュートをかける
場合と同様に、そのアナログ音声信号中に異常音を生じ
させるパルス波が発生するのを防止することができる。
【0027】図2に、本実施例による音声復号化装置か
ら出力されるアナログ音声信号の変化の様子を示す。図
2は、ミュートを開始すると、それまで出力されていた
音声信号が合成フィルタ・バンク回路3の遅延量に相当
する処理遅延時間tだけかかって緩やかに減衰され、そ
の後無音の状態となる様子を示している。また、ミュー
トを解除すると、合成フィルタ・バンク回路3の遅延量
に相当する処理遅延時間tだけかかって音声信号が緩や
かに増幅されていく様子をも示している。これから明ら
かなように、本装置から出力されるアナログ音声信号中
には、異常音を生じさせるパルス波は存在しない。
ら出力されるアナログ音声信号の変化の様子を示す。図
2は、ミュートを開始すると、それまで出力されていた
音声信号が合成フィルタ・バンク回路3の遅延量に相当
する処理遅延時間tだけかかって緩やかに減衰され、そ
の後無音の状態となる様子を示している。また、ミュー
トを解除すると、合成フィルタ・バンク回路3の遅延量
に相当する処理遅延時間tだけかかって音声信号が緩や
かに増幅されていく様子をも示している。これから明ら
かなように、本装置から出力されるアナログ音声信号中
には、異常音を生じさせるパルス波は存在しない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
声信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路との間に
スイッチ回路を接続し、音声信号復号化回路から送られ
てくる復号化された音声信号と、無音の状態を作るため
の「0」信号との何れかを上記スイッチ回路により選択
した後に、その選択した信号を合成フィルタ・バンク回
路で処理するように構成したので、装置の出力信号に対
してミュートをかけたり、あるいはミュートを解除した
りしたときに合成フィルタ・バンク回路から出力される
信号は、合成フィルタ・バンク回路の内部に設けられて
いる遅延メモリの遅延量に相当する分の処理の遅延の影
響で緩やかに減衰され、あるいは緩やかに増幅されなが
ら切り替えられて出力されるようになる。このため、異
常音を生じさせるパルス波が装置から出力されることが
防止され、耳障りな異常音を発生させることなくミュー
トをかけたり、ミュートを解除したりすることができ
る。
声信号復号化回路と合成フィルタ・バンク回路との間に
スイッチ回路を接続し、音声信号復号化回路から送られ
てくる復号化された音声信号と、無音の状態を作るため
の「0」信号との何れかを上記スイッチ回路により選択
した後に、その選択した信号を合成フィルタ・バンク回
路で処理するように構成したので、装置の出力信号に対
してミュートをかけたり、あるいはミュートを解除した
りしたときに合成フィルタ・バンク回路から出力される
信号は、合成フィルタ・バンク回路の内部に設けられて
いる遅延メモリの遅延量に相当する分の処理の遅延の影
響で緩やかに減衰され、あるいは緩やかに増幅されなが
ら切り替えられて出力されるようになる。このため、異
常音を生じさせるパルス波が装置から出力されることが
防止され、耳障りな異常音を発生させることなくミュー
トをかけたり、ミュートを解除したりすることができ
る。
【0029】また、異常音を生じさせるパルス波を除去
するためのフィルタ回路などを従来の音声復号化装置に
追加して設けることなく本発明の音声復号化装置を構成
しているので、装置の回路規模が従来に比べて大きくな
らなくて済む。
するためのフィルタ回路などを従来の音声復号化装置に
追加して設けることなく本発明の音声復号化装置を構成
しているので、装置の回路規模が従来に比べて大きくな
らなくて済む。
【図1】本発明の一実施例による音声復号化装置を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本実施例による音声復号化装置から出力される
アナログ音声信号を示す図である。
アナログ音声信号を示す図である。
【図3】従来の音声復号化装置の一例を示すブロック図
である。
である。
【図4】従来の音声復号化装置から出力されるアナログ
音声信号を示す図である。
音声信号を示す図である。
1 音声信号復号化回路 2 N入力N出力のスイッチ回路 3 合成フィルタ・バンク回路 4 D/A変換回路
Claims (1)
- 【請求項1】 サブバンド符号化方式により圧縮符号化
されたディジタル音声信号を復号化する音声信号復号化
回路と、 上記音声信号復号化回路から送られてくる復号化された
音声信号か、上記音声信号の無音状態に相当する「0」
信号かの何れかを各周波数帯域毎に選択して出力するス
イッチ回路と、 上記スイッチ回路の後段に接続され、上記スイッチ回路
から送られてくる音声信号、または上記「0」信号の何
れかに所定の処理を施す合成フィルタ・バンク回路と、 上記合成フィルタ・バンク回路の出力信号をD/A変換
するD/A変換回路とを設けたことを特徴とする音声復
号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5179823A JPH0713599A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 音声復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5179823A JPH0713599A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 音声復号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713599A true JPH0713599A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=16072519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5179823A Withdrawn JPH0713599A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 音声復号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0713599A (ja) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP5179823A patent/JPH0713599A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |