JPH07135936A - サフラン飲料 - Google Patents
サフラン飲料Info
- Publication number
- JPH07135936A JPH07135936A JP5329540A JP32954093A JPH07135936A JP H07135936 A JPH07135936 A JP H07135936A JP 5329540 A JP5329540 A JP 5329540A JP 32954093 A JP32954093 A JP 32954093A JP H07135936 A JPH07135936 A JP H07135936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saffron
- beverage
- water
- extract
- taste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 サフランの水抽出物を配合する濁りを生成し
ない香り及び味を保持するサフラン飲料を製造すること
が出来た。 【効果】 サフランの有効性を保持するサフラン飲料を
提供するものである。
ない香り及び味を保持するサフラン飲料を製造すること
が出来た。 【効果】 サフランの有効性を保持するサフラン飲料を
提供するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサフランの水抽出エキス
を配合して成るサフラン飲料に関する。
を配合して成るサフラン飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】サフラン(Crocus sativu
s Linne)はアヤメ科の多年生草本であり、南ヨ
ーロッパまたは小アジアの原産で、古くから薬用植物と
して栽培されている。サフランの雌しべの柱頭は鎮静、
鎮痛、通経、冷え性、不眠症などに有効であり、食品の
香味料あるいは着色料としても用いられている。
s Linne)はアヤメ科の多年生草本であり、南ヨ
ーロッパまたは小アジアの原産で、古くから薬用植物と
して栽培されている。サフランの雌しべの柱頭は鎮静、
鎮痛、通経、冷え性、不眠症などに有効であり、食品の
香味料あるいは着色料としても用いられている。
【0003】サフラン中の有用な成分であるクロシン、
ピクロクロシン等の利用を目的としてサフランの香りと
味を保持する飲料を製造することは現在まで試みられて
いない。
ピクロクロシン等の利用を目的としてサフランの香りと
味を保持する飲料を製造することは現在まで試みられて
いない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】サフランの成分を飲料
の製造原料に利用する場合、製造した飲料は飲料として
の特徴を維持することが必要である。飲料としては不自
然な沈渣を生じないこと、飲料適性を満たすことが必要
である。
の製造原料に利用する場合、製造した飲料は飲料として
の特徴を維持することが必要である。飲料としては不自
然な沈渣を生じないこと、飲料適性を満たすことが必要
である。
【0005】サフランを原料として飲料を製造すると
き、香り及び味を保持した状態で加熱滅菌して飲料とす
るが、この場合、糖、たんぱく等が“おり”となり経時
的に沈殿を生じ、飲料の保存上、品質上好ましくなく、
これがサフランを原料とする飲料の製造を困難にしてい
たのである。
き、香り及び味を保持した状態で加熱滅菌して飲料とす
るが、この場合、糖、たんぱく等が“おり”となり経時
的に沈殿を生じ、飲料の保存上、品質上好ましくなく、
これがサフランを原料とする飲料の製造を困難にしてい
たのである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者は、安定な水可
溶性サフラン飲料を開発するために種々長年の研究を行
った結果、水、有機溶剤、塩類溶液等によるサフランの
抽出を試みたが、飲料にするとき濁りを生じ、沈殿を形
成することにより飲料適性を満たさず、水抽出を0〜7
0℃、好ましくは10〜50℃で水抽出することによ
り、不溶性物質を生じない飲料の製造法を発明し、新規
な長期安定な水可溶性サフラン飲料の製造に成功した。
溶性サフラン飲料を開発するために種々長年の研究を行
った結果、水、有機溶剤、塩類溶液等によるサフランの
抽出を試みたが、飲料にするとき濁りを生じ、沈殿を形
成することにより飲料適性を満たさず、水抽出を0〜7
0℃、好ましくは10〜50℃で水抽出することによ
り、不溶性物質を生じない飲料の製造法を発明し、新規
な長期安定な水可溶性サフラン飲料の製造に成功した。
【0007】本発明による抽出物の原料は、サフランの
雌しべ、または花全体であり、通常その乾燥物が適当で
ある。例えばサフラン1に対して水100の割合で抽出
することが出来るが、この割合は任意である。本発明に
よる抽出温度及び時間は任意であるが、0〜70℃、好
ましくは10〜50℃の水抽出が好適である。サフラン
抽出液は濾過、遠心分離等の常法により分離することが
出来る。
雌しべ、または花全体であり、通常その乾燥物が適当で
ある。例えばサフラン1に対して水100の割合で抽出
することが出来るが、この割合は任意である。本発明に
よる抽出温度及び時間は任意であるが、0〜70℃、好
ましくは10〜50℃の水抽出が好適である。サフラン
抽出液は濾過、遠心分離等の常法により分離することが
出来る。
【0008】本発明の抽出液は、濃縮により濃厚エキス
とすることもでき、更に凍結乾燥、噴霧乾燥等により粉
末化することもできる。本抽出物は、飲料の製造原料と
任意の割合で配合することにより飲料を製造することが
出来る。更にこの配合により沈渣を生じることはない。
本抽出物を配合した飲料は特有の好ましい芳香と味を有
する。
とすることもでき、更に凍結乾燥、噴霧乾燥等により粉
末化することもできる。本抽出物は、飲料の製造原料と
任意の割合で配合することにより飲料を製造することが
出来る。更にこの配合により沈渣を生じることはない。
本抽出物を配合した飲料は特有の好ましい芳香と味を有
する。
【0009】本製法による飲料にはビタミン、アミノ
酸、ミネラルを更に配合することもできる。更に、本発
明による抽出物は、各種の飲料に任意の割合で配合する
ことが出来る。次に実施例により、本発明を説明する。
酸、ミネラルを更に配合することもできる。更に、本発
明による抽出物は、各種の飲料に任意の割合で配合する
ことが出来る。次に実施例により、本発明を説明する。
【0010】
【実施例1】サフランの雌しべの乾燥物1gに水100
gを加え、50℃で30分間撹拌して抽出し濾過するこ
とにより抽出液98gを得た。
gを加え、50℃で30分間撹拌して抽出し濾過するこ
とにより抽出液98gを得た。
【0011】
【実施例2】サフランの花全体の乾燥物1gに水100
gを加え35℃、30分間撹拌して抽出し、濾過するこ
とにより抽出液95gを得た。
gを加え35℃、30分間撹拌して抽出し、濾過するこ
とにより抽出液95gを得た。
【0012】
【実施例3】実施例1と同様に抽出を行い、可溶性デン
プン20gを加えて噴霧乾燥により17gの乾燥物を得
た。
プン20gを加えて噴霧乾燥により17gの乾燥物を得
た。
【0012】
【実施例4】実施例1で得た抽出物10容を果糖と異性
化糖の10%溶液100容に添加し、95℃で1時間加
熱処理後、1年間室温で放置しても沈殿を生成せず、
味、香り共に安定であった。
化糖の10%溶液100容に添加し、95℃で1時間加
熱処理後、1年間室温で放置しても沈殿を生成せず、
味、香り共に安定であった。
【0013】
【実施例5】実施例2で得た抽出物10容を果糖と異性
化糖の10%溶液100容に添加し、95℃で1時間加
熱処理後、1年間室温で放置しても沈殿を生成せず、
味、香り共に安定であった。
化糖の10%溶液100容に添加し、95℃で1時間加
熱処理後、1年間室温で放置しても沈殿を生成せず、
味、香り共に安定であった。
Claims (1)
- 【請求項1】 サフランの水抽出エキスを配合して成る
新規サフラン飲料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329540A JPH07135936A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | サフラン飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329540A JPH07135936A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | サフラン飲料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07135936A true JPH07135936A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18222508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5329540A Pending JPH07135936A (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | サフラン飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07135936A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0825253A2 (de) * | 1996-08-19 | 1998-02-25 | Jürgen Dr. Rohmeder | Safranspirituose |
EP0875561A2 (en) * | 1997-04-11 | 1998-11-04 | Arun Dhandhania | Process for preparing a saffron flavoured beverage in particular liqueur |
CN105533368A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-05-04 | 成都汇安捷伦科技有限公司 | 一种保健饮料 |
CN106974145A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-07-25 | 大兴安岭中北农业科技股份有限公司 | 抗辐射蓝莓饮料及其制备方法 |
US9833489B2 (en) * | 2006-04-25 | 2017-12-05 | Cedric Bourges | Use of saffron and/or safranal and/or crocin and/or picrocrocin and/or derivatives thereof as a sateity agent for treatment of obesity |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP5329540A patent/JPH07135936A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0825253A2 (de) * | 1996-08-19 | 1998-02-25 | Jürgen Dr. Rohmeder | Safranspirituose |
EP0825253A3 (de) * | 1996-08-19 | 1999-09-15 | Jürgen Dr. Rohmeder | Safranspirituose |
EP0875561A2 (en) * | 1997-04-11 | 1998-11-04 | Arun Dhandhania | Process for preparing a saffron flavoured beverage in particular liqueur |
EP0875561A3 (en) * | 1997-04-11 | 1999-09-08 | Arun Dhandhania | Process for preparing a saffron flavoured beverage in particular liqueur |
US9833489B2 (en) * | 2006-04-25 | 2017-12-05 | Cedric Bourges | Use of saffron and/or safranal and/or crocin and/or picrocrocin and/or derivatives thereof as a sateity agent for treatment of obesity |
CN105533368A (zh) * | 2015-12-23 | 2016-05-04 | 成都汇安捷伦科技有限公司 | 一种保健饮料 |
CN106974145A (zh) * | 2017-03-22 | 2017-07-25 | 大兴安岭中北农业科技股份有限公司 | 抗辐射蓝莓饮料及其制备方法 |
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