JPH07135760A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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Publication number
JPH07135760A
JPH07135760A JP30348393A JP30348393A JPH07135760A JP H07135760 A JPH07135760 A JP H07135760A JP 30348393 A JP30348393 A JP 30348393A JP 30348393 A JP30348393 A JP 30348393A JP H07135760 A JPH07135760 A JP H07135760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
rotor holder
motor
stator
rotor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30348393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Okada
忠 岡田
Yasuo Shimizu
康雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP30348393A priority Critical patent/JPH07135760A/ja
Publication of JPH07135760A publication Critical patent/JPH07135760A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シールド効果の機能を損なわず、部品点数や
作業工数を増加することのない小型モータを提供する。 【構成】 逆椀状に形成された金属性のブラケットと、
ブラケットの下面開口部に施蓋状に嵌着されたハウジン
グと、ハウジングの中央部上面に突設された円筒状の支
持部と、支持部に外嵌固定されたステータと、支持部の
内底部とブラケットの上壁中心部とで回転支持されたシ
ャフトと、ブラケット内においてステータの外側を覆う
ようにシャフトに取付けられた逆椀状の金属性ロータホ
ルダと、ロータホルダの内周面に固着されステータの外
周面に若干の隙間を介して対向したロータマグネット
と、ハウジングの下面に装着されステータのコイルが結
線された回路基板と、を備えている。マグネットは、逆
椀状金属性のロータホルダの内周に固着され、隙間をお
いて逆椀状金属性のブラケットが設けられているため、
二重にシールド板が配置される。更に、金属板をベース
とした回路基板をブラケットの下面開口部におくと、シ
ールド板としてもはたらく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばAV機器の各種
駆動に用いられる小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来例を示すブラシ付小型モー
タの断面図である。逆椀状に形成された金属性のブラケ
ットaの下面開口部に円板状のハウジングbが施蓋状に
嵌着され、ブラケットaの上壁の中央部とハウジングb
の中央部とにそれぞれ軸受c1,c2が装着されると共
に、この両軸受c1,c2にシャフトdが回転自在に支
持されている。
【0003】前記シャフトdにはコイルを巻線した回転
子eと整流子fとが一体的に支持され、ブラケットaの
円筒部円周面に回転子eに対向したマグネットgが固着
されている。ハウジングbの上面には回路基板h及びブ
ラシホルダiが取付けられ、ブラシホルダiに支持され
た一対のブラシjが前記整流子fに弾接している。
【0004】ところで、前述した小型モータは、AV機
器等の電子機器内部に組み込まれるが、モータから発生
する磁気が周辺機器の誤作動を引き起こす問題がある。
前記小型モータでは、マグネットg及び回転子eからの
磁束を金属性ブラケットaでシールドする構成になって
いるが、近年の機器の小型化に伴いモータ自身も小型化
し、ブラケットaが薄型化する傾向にあり、特にマグネ
ットgからの磁気がブラケットaより漏洩しやすく、電
子機器におけるモータ電装スペースの縮小化とあいまっ
て漏洩磁気による悪影響が生じている。
【0005】この解決策として、ブラケットaの外周面
のマグネットg対応位置に環状のシールド板kを装着
し、特にマグネットfからの磁気を確実に遮蔽するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記小型モ
ータにあっては、ブラケットaの外周にシールド板kを
設けることにより所望の磁気シールド効果を得ている
が、このために別部品としてのシールド板kを特に必要
とし、通常小型化が要求される中で、従来例のようにブ
ラケットの外周に設ける構成では、組立、移動、及び使
用する際に部品点数の増加を招くのみならず、組立工数
が増加し、しかもシールド板kがモータを組み込む際の
接触等によるずれ及び外れが生じやすくなる等の不都合
があった。
【0007】そこで、本発明は、従来の問題点を解決
し、シールド効果の機能を損なわず、かつ部品点数や作
業工数を増加することのない小型モータを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の小型モータにおいては、逆椀状に形成され
た金属性のブラケットと、ブラケットの下面開口部に施
蓋状に嵌着されたハウジングと、ハウジングの中央部上
面に突設された円筒状の支持部と、支持部に外嵌固定さ
れたステータと、支持部の内底部とブラケットの上壁中
心部とで回転支持されたシャフトと、ブラケット内にお
いてステータの外側を覆うようにシャフトに取付けられ
た逆椀状の金属性ロータホルダと、ロータホルダの内周
面に固着されステータの外周面に若干の隙間を介して対
向したロータマグネットと、ハウジングの下面に装着さ
れステータのコイルが結線された回路基板と、を備えた
ことを特徴としている。
【0009】この場合、ブラケットの下面開口部に設け
られた回路基板を金属板をベースとして構成させること
が望ましい。
【0010】
【作用】前述した構成の小型モータにあっては、マグネ
ットが、逆椀状金属性のロータホルダの内周に固着さ
れ、隙間をおいて逆椀状金属性のブラケットが設けられ
ているため、最も磁界の強いマグネットの外側に二重に
シールド板が配置されることになり、モータ外周に対す
る磁気シールド効果が格段に向上する。
【0011】また、金属板をベースとした回路基板をブ
ラケットの下面開口部におくことで、モータの全周がシ
ールド板で覆われることになり、よりシールド効果が得
られる。
【0012】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
【0013】図1は、本発明を示す小型ブラシレスモー
タの断面図であり、モータの外壁をなすブラケット1は
電気亜鉛めっき鋼板よりなり、逆椀状に形成されてい
る。このブラケット1の下面開口部2にはABS樹脂か
らなる円形のハウジング3が施蓋状に嵌着され、さらに
ハウジング3の下面に金属板をベースとした円板状の回
路基板4が下面開口部2を施蓋するように固着されてい
る。
【0014】ハウジング3の中心部上面には、円筒状支
持部5が突設されており、この支持部5の下部外周に環
状段部6が形設され、支持部5の外周に、ステータ7が
その下面を環状段部6に当接させて固着されている。こ
のステータ7は、ラミネーションを積層してなるステー
タコア7Aに実装されたステータコア7Bとからなる。
【0016】ブラケット1に内装された逆椀状ロータホ
ルダ11は、その上壁中心部をシャフト10のほぼ中順
に圧入することにより、シャフト10にこれと一体的に
回転するように支持されている。ロータホルダ11は、
例えば電気亜鉛めっき鋼板により構成され、その円筒部
内周面に円環状ロータマグネット13が内嵌固定され、
ステータ7の外周に若干の隙間を介して対向するように
なっている。
【0017】ロータホルダ11はヨークを兼用してお
り、ロータホルダ11の上壁外周部に形設された環状段
付部14が、ロータホルダ11の補強だけでなく、ロー
タホルダ11の上壁と周壁との接合部分における磁束集
中を緩和する作用をなす。
【0018】このような構成の小型モータにおいて、ス
テータ7のステータコイル7Aに駆動電流を通電する
と、ステータ7とロータマグネット13との電磁相合作
用によりロータマグネット13に回転トルクが発生し、
ロータホルダ12を介してシャフト10が回転する。な
お、ステータコイル7Aはハウジング3に透設された案
内孔15を通して回路基板4に接続されている。また、
ロータ回転検出用センサ例えばホール素子を取付ける場
合は、ハウジング3又は回路基板4上(この時はハウジ
ング3に開口部が形成されている)におけるロータマグ
ネット13の対向位置にホール素子が実装される。
【0019】ところで、前述した小型モータにおいて
は、ロータマグネット13の外側はロータホルダ12が
配置され、これらがヨークを兼用して磁気的な開口路を
構成しているが、このロータホルダ12の下端開口から
だけでなくロータホルダ12の外表面からもロータマグ
ネット13からの磁束の洩れが生じている。
【0020】しかし、前記実施例では、このロータホル
ダ12の外側に空間を介して金属性ブラケット1が配置
される構成になっているため、このブラケット1が二重
のシールド板を構成し、モータ外部への磁気洩れが確実
に押さえられる。
【0021】しかも、ブラケット1の下面開口部2に設
けたモータ回転制御用の回路基板4を金属板をベースと
して構成するため、これを磁気シールド板として機能さ
せることができ、ブラケット1の下面開口部2からの磁
気洩れも確実に防止でき、モータ全周にわたって確実に
磁気洩れを防止することができる。例えば、ハウジング
3の支持部5内に形成される凹部に樹脂材料を充填させ
ることで、シャフト支持の安定化が図れる。この充填樹
脂は、ハウジング9と一体成形することにより構成して
もよく、シャフト1との接合面は潤滑油等を介して回転
の妨げとならないようにする。
【0022】以上、本発明に従うモータの実施例につい
て説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更
が可能である。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。
【0024】シャフトに取付けられた金属性ロータホル
ダの内周面に固着してこのロータホルダをヨークとして
機能させると共に、このロータホルダの外側に金属性ブ
ラケットを配置する構成としているため、ロータマグネ
ット漏洩磁束に対してロータホルダ及びブラケットが二
重のシールド板として作用し、磁気洩れを確実に防止で
きるものであり、しかも、モータの必須構成部品で二重
シールド機能を得ることができるため、従来のように別
部品としてのシールド板を用いる必要がなく部品点数の
消滅並びに組立の容易化が図れるものである。
【0025】また、ブラケットの下面開口部に装着する
回路基板を、金属板をベースとして構成することによ
り、当該回路基板がシールド板として機能し、モータ全
周に対して磁気シールド効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小型モータの一実施例を示す断面
図である。
【図2】従来の小型モータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 3 ハウジング 4 回路基板 5 支持部 7 ステータ 10 シャフト 12 ロータホルダ 13 ロータマグネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆椀状に形成された金属性のブラケット
    と、該ブラケットの下面開口部に施蓋状に嵌着されたハ
    ウジングと、該ハウジングの中央部上面に突設された円
    筒状の支持部と、該支持部に外嵌固定されたステータ
    と、前記支持部の内底部と前記ブラケットの上壁中心部
    とで回転支持されたシャフトと、前記ブラケット内にお
    いて前記ステータの外側を覆うように前記シャフトに取
    付けられた逆椀状の金属性ロータホルダと、該ロータホ
    ルダの内周面に固着され前記ステータの外周面に若干の
    隙間を介して対向したロータマグネットと、前記ハウジ
    ングの下面に装着され前記ステータのコイルが結線され
    た回路基板と、を備えたことを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 回路基板は、金属板をベースとして構成
    されている請求項1記載の小型モータ。
JP30348393A 1993-11-08 1993-11-08 小型モータ Withdrawn JPH07135760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30348393A JPH07135760A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 小型モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30348393A JPH07135760A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 小型モータ

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Publication Number Publication Date
JPH07135760A true JPH07135760A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17921499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30348393A Withdrawn JPH07135760A (ja) 1993-11-08 1993-11-08 小型モータ

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JP (1) JPH07135760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100284853B1 (ko) * 1999-01-21 2001-03-15 구자홍 무정류자 전동기의 회전자구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100284853B1 (ko) * 1999-01-21 2001-03-15 구자홍 무정류자 전동기의 회전자구조

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Effective date: 20010130