JPH07135675A - アンテナ選択方法 - Google Patents

アンテナ選択方法

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JPH07135675A
JPH07135675A JP5304552A JP30455293A JPH07135675A JP H07135675 A JPH07135675 A JP H07135675A JP 5304552 A JP5304552 A JP 5304552A JP 30455293 A JP30455293 A JP 30455293A JP H07135675 A JPH07135675 A JP H07135675A
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station
antenna
signal
quality
control station
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Application number
JP5304552A
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Inventor
Yasuyoshi Kojima
康義 小島
Tetsuo Hanazawa
徹郎 花澤
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は端末局にて信号の品質を測定し、か
つその結果を制御局に通知する必要がなく、制御局での
アンテナ選択を制御局での信号品質測定により自律的に
行うことが可能であるアンテナ選択方法を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は一対の送受信機と切り替え可能な複
数のアンテナを有する1つの制御局と、一対の送受信機
と1つ以上のアンテナを有する、制御局と通信を行う複
数の端末局とからなる無線通信システムにおいて、予め
指定された時刻に端末局から信号を送信し、該信号を制
御局の複数のアンテナで順次受信し、各アンテナで受信
した信号の品質を測定し、最も品質の高い信号を受信し
たアンテナを前記端末局との通信に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信システムにおけ
るアンテナ選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】制御局として複数の指向性アンテナを用
いたシステムのアクセス方式制御局賭して複数の指向性
アンテナを用いたシステムのアクセス方式例として「マ
ルチパスを克服するための高ビットレート通信システ
ム」(特開平2−79628号公報)がある。この方式
では制御局である基地局からアンテナ選択用の基準周期
信号を該基地局の各指向性アンテナを切り替えて順次か
つ周期的に送信している。
【0003】基地局と通信を行う無線電話も複数の指向
性アンテナを持っており、自局のアンテナを切り替えつ
つ前記基準周期信号を受信し、その伝搬状況とその時の
自局のアンテナと基地局のアンテナの組み合わせをメモ
リに記憶する。
【0004】例えば基地局と無線電話がそれぞれ1〜6
の6つの指向性アンテナを持っている時、無線電話はま
ず自局のアンテナを1にセットして、基地局の1〜6の
アンテナで順次送信される基準周期信号を受信し、それ
ぞれのアンテナの組み合わせに対する伝搬状況をメモリ
に記憶する。次に無線電話は自局のアンテナを2に切り
替えて同様の操作を行う。以後アンテナ6まで同様の操
作を繰り返し、メモリに6×6のテーブルを作成する。
無線電話は基地局と通信を行う際、前記メモリに記憶さ
れた伝搬状況のテーブル中から最も品質の良い特性を示
したアンテナの組み合わせを選択し、自局の通信アンテ
ナを前記アンテナの組み合わせにより指定されるアンテ
ナにセットすると同時に、基地局に対しては前記指定さ
れるアンテナを自局との通信に用いるよう指示してい
る。
【0005】従来、制御局から、アンテナ選択用の基準
周期信号が該制御局の各指向性アンテナを切り替えて順
次かつ周期的に送信され、端末局も複数の指向性アンテ
ナを持っており、自局のアンテナを切り替えつつ前記基
準周期信号を受信し、その伝搬状況とその時の自局のア
ンテナと制御局のアンテナの組み合わせをメモリに記憶
するという方法を用いてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
は端末局が自局のアンテナを切り替えつつ前記基準周期
信号を受信し復調して、制御局のアンテナの番号を認識
する手段が必要であり、またこの時の端末局のアンテナ
と制御局とのアンテナの組み合わせをメモリに記憶する
ための処理が複雑である。更に、このメモリ内の最良の
組み合わせを制御局に通知する手段が必要となるという
問題点がある。
【0007】本発明はこれらの問題点を解決するための
もので、端末局にて信号の品質を測定し、かつその結果
を制御局に通知する必要がなく、制御局でのアンテナ選
択を制御局での信号品質測定により自律的に行うことが
可能であるアンテナ選択方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、端末局から予め指定された時刻において
信号を送信し、該信号を前記制御局の複数のアンテナで
順次受信し、各アンテナで受信された信号の品質を測定
し、品質の高い信号を得たアンテナを当該端末局との通
信に用いることを決定するものである。
【0009】
【作用】端末局には予め制御局に対して信号を送出する
時刻が指定されており、端末局は当該時刻において制御
局に対して信号を送出する。制御局はそのときアンテナ
を順次切り替える。制御局では各アンテナからの信号の
品質を測定する。そして最も品質の良いアンテナを検出
する。当該アンテナを端末局との通信に使用すべきアン
テナであると決定する。
【0010】したがって、制御局から端末局に信号を送
出する時に用いるアンテナは端末局空制御局に送った信
号の品質が最大のアンテナを使用するために、端末局に
て信号の品質を測定し、かつその結果を制御局に通知す
る必要がなく、制御局でのアンテナ選択を制御局での信
号品質測定により自律的に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。はじめに、本発明の概略を図1に基づいて説明
する。同図は制御局として親局と端末局として子局との
通信に用いるアンテナを選択する様子を示す図である。
【0012】まず、子局には予め親局に対して信号を送
出する時刻が指定されている。子局は当該時刻において
親局に対して信号を送出する。親局は、そのときアンテ
ナをA,B,Cと順番に切り替える。よって、親局で
は、s,b,cのように受信され、最も品質の良いアン
テナをBと検出し、同アンテナBを子局との通信におい
て使用すべきと判断できる。
【0013】したがって、制御局から端末局に信号を送
出する時に用いるアンテナは、端末局から制御局に送っ
た信号の品質が最大のアンテナを使用するため、端末局
にて信号の品質を測定し、かつその結果を制御局に通知
する必要がなく、親局でのアンテナ選択を親局での信号
品質測定により自律的に行うことが可能となる。
【0014】次に、本発明の第1の実施例について説明
する。なお、本実施例では親局が3つの指向性アンテナ
(セクタアンテナ)を使用して、かつ子局1,2,3は
それぞれ1つの無指向性アンテナ(オムニアンテナ)を
使用した場合のTDD(時分割複信)通信システムを例
として説明する。ここで、通信方式としてTDDを想定
しているがFDD(周波数分割複信)、又はこれらの組
み合わせでも双方向の通信路が形成されていれば問題な
い。
【0015】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図である。同図において、100 は親局、101-A,
101-B,101Cは親局アンテナ、102 は親局の送信機、103
は親局の受信機、104 は親局の制御装置、105 は親局の
メモリ、106 はアンテナ切替スイッチである。また、11
0 は子局、111 は子局111 のアンテナ、112 は子局110
の送信機、113 は子局110 の受信機、114 は子局110 の
制御装置、115 は子局110 のメモリである。なお、図に
示さないが子局110 と同等の構成で他に2つの子局120,
130 も存在するものとする。
【0016】図2は第1の実施例の動作を示すタイムチ
ャートである。201 は親局の送信タイミング、202 は親
局の受信信号の品質、203 は親局でのアンテナ選択状態
である。また、211 は子局110 の送信タイミング、212
は子局110 の受信信号の品質、221 は子局120 の送信タ
イミング、222 は子局120 の受信信号の品質、231 は子
局130 の送信タイミング、232 は子局130 の受信信号の
品質を示す。
【0017】次に第1の実施例の動作を動作フローを示
す図14に基づいて説明すると、親局100 は子局に対す
る制御信号として、第1、第2及び第3のスロットを用
いて下り信号201-1 を3スロット送信している。この
時、アンテナはアンテナ選択状態203-1-1 に示すように
アンテナ101-A 、アンテナ101-B 、アンテナ101-C と順
番に切り替えている(ステップ1401)。すなわち、受信
信号の品質201-1-A をアンテナ101-A で、受信信号の品
質201-1-B をアンテナ101-B で、受信信号の品質201-1-
C をアンテナ101-C で送信している(ステップ1402,140
3 )。したがって、子局110 では受信信号の品質212-1-
A,212-1-B,212-1-C として受信され(ステップ1407,140
8,1409)、親局100 と子局110 は図3に示すように配置
されているため、212-1-B の品質が一番高く受信されて
いる(ステップ1410,1411,1412)。そして、子局110 で
は少なくとも親局100 から送信する下り信号201-1-B は
復号可能なレベルで受信されているものとする。
【0018】子局110 はこの結果、すなわちスロット2
の品質が最大であるとメモリ115 に記憶する。なお、後
述するように、メモリ115 の内容を参照しない実施例も
実現可能であるため、ここでのメモリ構成や記憶するこ
とは必須でない。ここで品質とは、信号強度、希望波対
干渉波比、信号対雑音比、符号誤り率等及びそれらの組
み合わせによるものである。
【0019】一方、この下り信号には子局のIDが符号
化されており、下り信号201-1 には子局ID=1と符号
化されている。よって、子局110 はこの信号を受信、復
号化して自局宛て信号であることを検出して下り信号21
1-1 を第8、第9及び第10スロットを用いて3スロッ
ト送信する。
【0020】親局100 はこの信号をアンテナ選択状態20
3-1-2 に示すように、第8スロットにてアンテナ101-A
に、第9スロットにてアンテナ101-B 、第10スロット
にてアンテナ101-C に切り替えて受信する。
【0021】この時親局100 では受信信号の品質202-1-
A,202-1-B,202-1-C のように受信される。すなわちここ
でも子局での受信結果と同じように、アンテナ101-B で
受信した場合が最も高く受信される(ステップ1304,130
5 )。
【0022】したがって、第1の実施例によれば、親局
100 は子局110 に対してアンテナ101-B で通信を行うの
が最適であることを知り、この結果を図5に示すように
メモリ105 に記憶する。この原理は図13に示す動作フ
ローに示すとおりである。
【0023】以上の動作と同様に子局120 、子局130 に
対しても実施し、子局120 のメモリ125 にはスロット1
が最大であると、子局130 のメモリ135 にはスロット3
が最大であると記憶され、親局は子局120 に対してはア
ンテナ101-A が子局130 に対してはアンテナ101-C が最
適であることが判明し、同様に図5に示すようにメモリ
105 に記憶する。
【0024】図6は親局100 から子局110 に4スロット
分の下りデータ信号を送る方法を示す図である。親局10
0 が子局110 に対して下り信号を送る場合、親局のメモ
リ105 を参照し、アンテナ101-B が最適であると知り、
アンテナ101-B に対応する第2スロットで呼出信号を送
信する。子局110 は該信号を受信したならば、第2スロ
ットに対応する第9スロットで応答信号を親局に対して
送出する。なお、子局110 では第2スロットで信号が受
信されたことから第2スロットに対応する第9スロット
を選択する方法と、メモリ115 の内容を参照して、第9
スロットを選択する方法の2つの方法がある。親局100
は該信号を受信すると、親局100 が子局110 に対してデ
ータ信号を送るスロットを通知するため、第IIフレーム
の第IIスロット即ち、アンテナ101-B において、割り当
て信号を送信する。子局110 は該信号を受信し、下りデ
ータを第IIフレームの第4、第5、第6及び第7スロッ
トにおいて送信される旨を知り受信動作に入る。次に、
親局は第4、第5、第6及び第7スロットにおいてアン
テナ101-B に切り替え、子局110 への下りデータを第
4、第5、第6及び第7スロットにて送信する。子局11
0 は該信号を受信すると、前述した2つの方法のいずれ
かで第IIフレームの第9スロットを選択して受信完了信
号を親局100 に送信し、親局100 が該信号して親局から
子局110 へのデータ信号の送信が完了する。
【0025】次に親局100 が子局120 又は子局130 に対
して4スロット分の下りデータ信号を送る場合、親局10
0 は子局120 に対しては第1スロットで、子局130 に対
しては第3スロットで呼出信号を送信し、子局120 から
は第8スロットで、子局130からは第10スロットで応
答信号を受信し、子局120 に対しては第IIフレームの第
1スロットで、子局130 に対しては第IIフレームの第3
スロットで割り当て信号を送信し、子局120 へはアンテ
ナ101-A に、子局130 へはアンテナ101-C に切り替え、
第IIフレームの第4、第5、第6及び第7スロットにて
下りデータを送信し、子局120 に対しては第IIフレーム
の第8スロットで、子局130 に対しては第IIフレームの
第10スロットで受信完了通知を受信して送信が完了す
る。
【0026】親局100 が子局110,120,130 に4スロット
未満の下りデータ信号を送る場合、例えば2スロットの
場合には第IIフレームの第4及び第5スロットでデータ
を送信する。
【0027】次に親局100 から子局110,120,130 に下り
データが4スロットを越える場合、例えば6スロットの
場合は第III フレームの第4及び第5スロットも使用し
てデータを送信する。この場合の受信完了信号は第III
フレームの第8、第9及び第10スロットのいずれかで
送信する。
【0028】図7において、子局110 から親局100 に下
り4スロット分のデータ信号を送る方法について以下説
明する。子局110 が親局100 に対して上り信号を送る場
合、メモリ115 を参照し、上がり要求信号を第9スロッ
トで送信する。親局100 は該信号を受信し、子局110 か
ら信号要求がある旨を知り、親局100 が子局110 からデ
ータ信号を受信するスロットを通知するため、第IIフレ
ームの第2スロット、即ちアンテナ101-B において、割
り当て信号を送信する。ここで親局100 はメモリ105 を
参照し、第2スロット即ちアンテナ101-B が最適である
ことを知り、同スロット及びアンテナを選択している。
子局110 は該信号を受信し、親局が上りデータを第IIフ
レームの第4、第5、第6及び第7スロットにおいて受
信する旨を知り送信する。次に親局100 はアンテナ101-
B に切り替え、子局110 からの上りデータを第4、第
5、第6及び第7スロットにて受信する。親局100 は該
信号を受信すると、同様にメモリ105 を参照し、第III
フレームの第2スロット、即ちアンテナ101-B にて受信
完了信号を子局110 に送信し、子局110 が該信号を受信
して、子局110 から親局100 へのデータ信号の送信が完
了する。
【0029】次に、子局120 又は子局130 が親局100 に
対して上がり信号を送る場合、子局120 は親局100 に対
して第8スロットで、子局130 は親局100 に対して第1
0スロットで要求信号を送信し、これに対応して親局10
0 は子局120 に対しては第IIフレームの第1スロット
で、子局130 に対しては第IIフレームの第3スロットで
割当信号を送信する。子局120 あるいは子局130 は該信
号を受信し、親局100 が上りデータを第IIフレームの第
4、第5、第6及び第7スロットにおいて受信する旨を
知り送信する。次に、親局100 はアンテナを、子局120
に対してはアンテナ101-A に、子局130 に対してはアン
テナ101-C に切り替え、子局120 からの上りデータを第
4、第5、第6及び第7スロットにて受信する。親局10
0 は該信号を受信すると、子局120 に対しては第III フ
レームの第1スロット、即ちアンテナ101-A 、子局130
に対しては第III フレームの第3スロット、即ちアンテ
ナ101-C にて受信完了信号を送信し、子局120 あるいは
子局130 が該信号を受信して、子局120 あるいは子局13
0 から親局100 へのデータ信号の送出が完了する。
【0030】子局110,120,130 から親局100 に上りデー
タが4スロット未満の場合、下りデータの場合と同様
に、例えば2スロットの場合には第IIフレームの第4及
び第5スロットでデータを送信する。
【0031】次に子局110,120,130 から親局100 に上り
データが4スロットを越える場合、下りデータの場合と
同様に、例えば6スロットの場合は第III フレームの第
4及び第5スロットも使用してデータを送信する。この
場合の受信完了信号は図示していないが第III フレーム
の次の第IVフレームの第1、第2又は第3スロットのい
ずれかで送信する。
【0032】そして、子局110,120,130 から最初に信号
を送る際に、子局のメモリに記憶されたアンテナに対応
するスロットを使用しているが子局でのメモリを使用し
ない方法を以下に説明する。
【0033】親局100 に対する要求信号として、第8、
第9及び第10スロットの全てを用いて同一の信号を3
回送出し、親局100 ではその時最も品質が高く受信され
たアンテナからの信号を使用する方法、親局100 のメモ
リ105 にある最も品質の高いアンテナからの信号を使用
する方法、あるいは両者の方法を併用する方法により通
信は可能となる。
【0034】無線通信においては親局の移動、子局の移
動又は両局間の物体の移動などにより、受信レベル及び
品質が変化するため、瞬時的にレベルあるいは品質を測
定してアンテナ選択を行っても、必ずしも最良のアンテ
ナを測定できるとは限らないため問題となる。このた
め、受信信号を複数回受信し、その品質の平均化処理を
行うことで、これらの問題を解決でき、アンテナ選択の
信頼性が向上する。
【0035】具体的な平均化処理の例を次に説明する
と、親局100 あるいは子局110,120,130 からの送出すべ
きデータがない場合、第1、第2及び第3スロット並び
に第8、第9及び第10スロットも使用されていない。
そこで図2に示すように第1、第2及び第3スロットに
て、信号201-1 、201-2 及び201-3 を繰り返し送出す
る。この信号は各子局では複数回受信し、平均化処理を
行い、子局のメモリに記憶する。また子局110,120,130
からは第8、第9及び第10スロットにて、信号211-1
、221-2 及び231-3 を繰り返し送出することにより、
親局では第8、第9及び第10スロットにて信号202-1
、202-2 及び202-3 が繰り返し受信できる。よって、
親局ではこの信号を複数回受信して、その品質について
平均化処理を行いメモリに記憶することにより、アンテ
ナ選択の信頼性が向上する。
【0036】また親局及び子局において受信信号の品質
の最も高いアンテナを選択することにしているが、予め
定めた品質以上のアンテナを選択する方法でも通信が可
能であるかぎり問題はない。
【0037】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。なお、本実施例では制御局として親局が3つの指
向性アンテナ(セクタアンテナ)を使用して、かつ端末
局として子局1はそれぞれ3つの指向性アンテナ(セク
タアンテナ)を使用した場合の実施例を示す。
【0038】図9は本発明の第2の実施例の子局の構成
を示すブロック図である。同図において、110 は子局、
111 は子局110 のアンテナ、112 は子局110 の送信機、
113は子局110 の受信機、114 は子局110 の制御装置、1
15 は子局110 のメモリ、116 は子局110 のアンテナ切
替スイッチである。また、図10は親局と子局が通信を
行う時のタイムチャートである。同図において、201 は
親局の送信タイミング、203 は親局でのアンテナ選択状
態、212 は子局の受信信号の品質、213 は子局のアンテ
ナ選択状態を示す。更に、図11は第2の実施例におけ
る親局100 と子局110 の配置例を示す図である。同図に
ように、子局110 は子局のアンテナ111-A と親局100 の
アンテナ101-B が向き合うように配置されている。
【0039】図9、図10及び図11並びに動作フロー
を示す図15に基づいて、親局は子局に対する制御信号
として、第1、第2及び第3スロットを用いて下り信号
201-1 を3スロット送信している。この時、アンテナは
アンテナ選択状態203-1-1 に示すように、アンテナ101-
A 、アンテナ101-B 、アンテナ101-C と順番に切り替え
ている(ステップ1501)。即ち、送信タイミング201-1-
A をアンテナ101-A で、送信タイミング201-1-B をアン
テナ101-B で、送信タイミング201-1-C をアンテナ101-
C で送信している(ステップ1502,1503,1504,1505 )。
【0040】子局110 では第Iフレームにおいてアンテ
ナ111-A に切り替え、受信信号の品質212-1 にて受信す
る(ステップ1506,1507,1508)。この信号の品質は212-
1-A、212-1-B、212-1-C のようになり、アンテナ111-A で
はスロット2の品質が最大となる。したがって、子局11
0 はその品質の値である50を図12に示すようにメモリ
115 に記憶する(ステップ1509)。
【0041】以上の動作を第IIフレームではアンテナ11
1-B 、第III フレームではアンテナ111-C と切り替えて
同様に実施し(ステップ1510,1511,1512)、図12に示
すようにメモリ115 に記憶する(ステップ1509)。
【0042】よって、このメモリの内容により、子局11
0 は親局100 に対してアンテナ111-A で通信を行うのが
最適と判断できる(ステップ1513)。したがって、親局
100は子局110 に対してアンテナ101-B で通信を行うこ
とが最適であることを知り、この結果を図5に示すよう
にメモリ105 に記憶する。
【0043】以上により子局は最適アンテナを選択で
き、そのアンテナを以降の通信中に保持すれば、第1の
実施例と同様に親局及び子局で常に最適なアンテナで通
信可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御局主導のアンテナ選択を行うことにより、端末局が
自局のアンテナを切り替えつつ制御局の基準周期信号を
受信・復調して制御局のアンテナの組み合わせを端末局
のメモリに記憶するための処理を簡単にできること、及
びこのメモリ内の最良の組み合わせを制御局に通知する
手段を必要としないことにより、端末局装置の簡略化、
通信時間の短縮及び通信情報量の効率化などの利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る概略を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例における構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例におけるアンテナ選択動
作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例の配置例を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施例のTDDフレーム構成を
示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例における親局のメモリ内
容を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例における下りデータ送信
動作を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例における上りデータ送信
動作を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例における子局の構成を示
す図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるアンテナ選択
動作を示すタイムチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例の配置例を示す図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施例における子局のメモリ
内容を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施例におけるアンテナ選択
動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施例におけるアンテナ選択
動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2の実施例におけるアンテナ選択
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 親局 101 親局アンテナ 102 親局の送信機 103 親局の受信機 104 親局の制御装置 105 親局のメモリ 106 アンテナ切替スイッチ 110,120,130 子局 111 子局アンテナ 112 子局の送信機 113 子局の受信機 114 子局の制御装置 115 子局のメモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の送受信機と切り替え可能な複数の
    アンテナを有する1つの制御局と、一対の送受信機と1
    つ以上のアンテナを有する、前記制御局と通信を行う複
    数の端末局とからなる無線通信システムにおいて、 予め指定された時刻に前記端末局から信号を送信し、 該信号を前記制御局の複数のアンテナで順次受信し、 各アンテナで受信した信号の品質を測定し、 最も品質の高い信号を受信したアンテナを前記端末局と
    の通信に用いることを特徴とするアンテナ選択方法。
  2. 【請求項2】 制御局と端末局との間で送信及び受信を
    時分割で交互に行う時分割複信通信システムにおいて、 前記制御局が複数のアンテナを周期的に切り替え、各ア
    ンテナで信号を送出し、 前記端末局は受信した各信号の品質を測定することによ
    り、前記制御局から前記端末局方向への信号の中で最大
    の品質の信号の前記制御局における信号送信タイミング
    を特定し、 該信号送信タイミングに対応して予め定められた前記端
    末局から前記制御局方向への制御局における信号受信タ
    イミングを、前記端末局から前記制御局方向への信号送
    出タイミングとすることを特徴とするアンテナ選択方
    法。
  3. 【請求項3】 一対の送受信機と切り替え可能な複数の
    アンテナを有する1つの制御局と、一対の送受信機と1
    つ以上のアンテナを有する、前記制御局と通信を行う複
    数の端末局とからなる無線通信システムにおいて、 前記制御局が複数のアンテナを順次切り替えて周期的に
    信号の送信を行うとき、前記制御局がアンテナの切替え
    を一巡する間は、前記端末局は同一のアンテナで受信
    し、制御局のアンテナの切替えの次の一巡には前記端末
    局は別のアンテナで受信することを繰り返し、各信号の
    品質を測定し、最も品質が高く受信された信号の品質レ
    ベルと前記端末局のアンテナの組合せをメモリに記憶す
    ることを前記端末局のアンテナ切替えが一巡するまで繰
    り返し、 前記端末局はメモリ上の最大の品質で受信された時に使
    用したアンテナの組合せを前記制御局との通信に使用す
    ることを特徴とするアンテナ選択方法。
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