JPH07135492A - Tdd無線通信方式 - Google Patents

Tdd無線通信方式

Info

Publication number
JPH07135492A
JPH07135492A JP5303237A JP30323793A JPH07135492A JP H07135492 A JPH07135492 A JP H07135492A JP 5303237 A JP5303237 A JP 5303237A JP 30323793 A JP30323793 A JP 30323793A JP H07135492 A JPH07135492 A JP H07135492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
slot
station
slave station
master station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5303237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3235041B2 (ja
Inventor
Tetsuo Hanazawa
徹郎 花澤
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
Toshio Suzuki
俊雄 鈴木
Kakushi Baba
覚志 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP30323793A priority Critical patent/JP3235041B2/ja
Publication of JPH07135492A publication Critical patent/JPH07135492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235041B2 publication Critical patent/JP3235041B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 TDMA−TDD(時分割多元接続−時分割
複信)通信方式において、制御の簡略化と高品質な信号
伝送を提供することを目的とする。 【構成】 親局(200)は単一の無指向性アンテナ
(201)を有し、子局(210)は、複数の指向性ア
ンテナ(211−A,211−B,211−C)を有
し、受信信号品質が最も高いアンテナを選択して通信す
る。TDMA−TDDスロットは上り制御スロット、デ
ータスロット、下り制御スロット及び同期スロットを有
する。上り制御スロットは、各子局毎に固定的に、又は
複数の子局に共通に割り当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親局と複数の子局がTD
MA−TDDを用いたTDD(Time Divisi
on Duplex)無線通信方式に関するものであ
る。ここでTDMAは時分割多元接続方式をあらわし、
TDDは1つの周波数を時分割で送信と受信に使用する
時分割複信通信をあらわす。
【0002】
【従来の技術】従来、親局と複数の子局が無線通信を行
う場合、図1(a)に示す第1の実施例のように親局お
よび子局のアンテナは無指向性としていた。
【0003】したがって、多重波が存在する伝搬路にお
いては、子局が移動する場合、あるいは、親局と子局と
の間の物体が移動するとフェージングが発生するため、
高品質な信号伝送特性を得ることは困難であった。
【0004】また、図1(b)は従来の第2の実施例で
あり、親局および子局が共に複数の指向性アンテナを有
している場合であり、第1の実施例と比較して、アンテ
ナのビーム幅が狭いため多重波を受信する確率が低く、
フェージングが発生することが少なくなり、高品質な信
号伝送が可能となる。しかし、この場合は、親局から複
数のアンテナを順次切り替えて信号を送出し、子局でも
複数のアンテナを順次切り替えて受信し最適アンテナを
選択し、この結果を親局に転送する必要であるため、親
局および子局でのアンテナ切替制御が複雑になるという
欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の親局と
子局に無指向性アンテナを用いた場合の欠点である高品
質な信号伝送ができない点、および、従来の親局と子局
に指向性アンテナを用いた場合の欠点である制御の複雑
性を解決したTDD無線通信方式を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はTDMA−TD
D通信方式において高品質な信号伝送を簡易に実現する
ため、親局に無指向性アンテナ、子局に複数の指向性ア
ンテナを用いることを主要な特徴とする。従来の技術と
はアンテナ構成および、その切替制御方式、TDMA−
TDDスロットの割り当て制御方法、信号伝送方法が異
なる。
【0007】
【作用】本発明では親局に無指向性アンテナを、子局に
指向性アンテナを使用している。そのため、簡易なアン
テナ選択方式が可能である。一方、TDMA−TDDフ
レームの使用方法をトラヒックあるいは信号形式に応じ
て制御している。したがって、本発明の目的である高品
質、高能率な信号伝送を簡易な構成で実現できる。
【0008】
【実施例】図2は本発明の実施例の親局および子局の構
成例であり、200は親局、201は親局アンテナ、2
02は送受信装置、203は制御装置、210は子局、
211−Aは子局アンテナ−A、211−Bは子局アン
テナ−B、211−Cは子局アンテナ−C、212はア
ンテナ切替スイッチ、213は送受信装置、214は制
御装置、215はメモリである。
【0009】また、図3は本発明の実施例のフレームフ
ォーマットであり、301はフレーム同期信号用のスロ
ットであり、親局から子局へ(以下、下り)へ送信さ
れ、1スロットで構成される。302は下り制御信号用
スロットであり、下り制御信号等を送る場合に用いら
れ、5スロットで構成されている。303はデータスロ
ットであり、子局から親局へ(以下、上り)あるいは下
りデータ信号を送る場合に用いられ、10スロットで構
成されている。304は上り制御信号用スロットであ
り、上り制御信号を送る場合に用いられ、5スロットで
構成されている。305は以上の計21スロットから構
成されるスロットであり、これを、TDMA−TDDの
1フレームとする。
【0010】
【本発明における子局でのアンテナ選択方法】図4は親
局および子局の送受信信号のタイミングを示す図であ
る。なお、以下では、便宜的に極性の負側は受信タイミ
ングを、極性の正側は送信タイミングを示している。
【0011】400は親局の送受信信号のタイムチャー
トであり、401はフレーム同期信号の送信タイミン
グ、402は下り制御信号の送信タイミング、403は
データ信号の送受信タイミング、404は上り制御信号
の受信タイミングである。
【0012】同図に示すように親局は周期T(21スロ
ット)でフレーム同期信号401−1、401−2、4
01−3、…401−nを繰り返して送信している。
【0013】410は子局1でのアンテナ切り替え状況
を示しており、411−1ではアンテナに212−A
を、411−2ではアンテナに212−Bを、411−
3ではアンテナに212−Cを選択する。
【0014】420は子局での受信レベルを示してい
る。ここに示すように421−1にてアンテナ212−
Aで受信したレベルが最大で、その次が421−2にて
アンテナ212−Bであり、421−3にてアンテナ2
12−Cで受信したレベルが最も低くなっている。した
がって、子局1はフレーム同期信号401−3を受信し
た時点でアンテナ202−Aが最適と判断可能となり、
この結果をメモリ215に記憶する。そして以降はこの
メモリを参照してアンテナ選択する。
【0015】なお、同図においてはnフレーム以前に前
記判断が行われているため、412−1では最良のアン
テナ212−Aに切り替えている。
【0016】以下、子局はこの繰り返しでアンテナを切
り替えているため、子局の移動あるいは周辺の環境が変
化した場合でもすみやかに最大レベルのアンテナを選択
できる。
【0017】なお、以上の実施例ではアンテナを切り替
えての受信レベルの変化に即応可能である反面、フェー
ジングの落込みに対しても応答するため、誤差が大きく
なる可能性がある。したがって、誤差を少なくするには
子局は信号を複数回受信してこれらの信号の平均化処理
を行えば良い。
【0018】
【本発明におけるデータ転送方法】図5により説明す
る。親局は電源投入後、501にて定期的に同期信号4
01を送出開始する。子局はこの信号を受けて502に
て前記した方法で最良のアンテナを選択する。以上によ
り両局でデータ信号の授受を行う準備が完了する。
【0019】親局は503にて下りデータ信号が有無の
判断を行い、データ信号が有る場合は後述する504の
方法にて親局から子局に下りデータ伝送を行う。その
後、子局では505にて上りデータ信号の有無の判断を
行い、上りデータ信号が有る場合は506にて上りデー
タ転送を行う。データ転送完了後、子局では507に
て、現在使用中のアンテナより品質の良いアンテナが存
在するかの判断を行う。より品質の良いアンテナがあれ
ば508にてアンテナを変更する。以上により、データ
転送が完了する。
【0020】
【下りデータ転送方法】図6により図5の下りデータ転
送504の説明をする。親局から第nフレームの下り制
御スロットにて呼び出し信号601を送信する。子局は
この信号を602にて受信したならば、上り制御スロッ
トにおいて応答信号603を送信する。親局はこの信号
を604にて受信したならば、第n+1フレームの下り
制御スロットにて割り当て信号605を送信する。この
割り当て信号にはデータスロットの開始位置、スロット
数のデータ等の情報が符号化されている。子局はこの信
号を607にて受信したならば、データ受信の準備を行
う。
【0021】なお、割り当て信号に含まれるこれらの情
報を呼び出し信号に含めて、割り当て信号を省略する方
法も可能である。
【0022】親局は第n+1フレームのデータスロット
で下りデータ608(ここでは5スロット)を送る。子
局はこの信号を609にて受信したならば、第n+1ス
ロットの上り制御スロットにて受信完了信号610を送
信する。親局がこの信号を611にて受信して下りデー
タ転送が完了する。
【0023】なお、転送すべきデータが10スロット以
内ならば第n+1フレーム内でデータ転送が完了し、受
信完了信号は同様に行う。また、転送すべきデータが1
1スロット以上になる場合は第n+2フレーム以降も使
用し、受信完了信号は最後のデータ転送を行ったフレー
ムの上り制御スロットで転送する。
【0024】
【上りデータ転送方法】図7により図5の下りデータ転
送506の説明をする。親局から第nフレームの上り制
御スロットにて要求信号701を送信する。子局はこの
信号を702にて受信したならば、第n+1フレームの
下り制御スロットにて割り当て信号703を送信する。
この割り当て信号にはデータスロットの開始位置、スロ
ット数のデータ等の情報が符号化されている。子局はこ
の信号を704にて受信したならば、データ受信の準備
を行う。
【0025】子局は第n+1フレームのデータスロット
で上りデータ705(ここでは5スロット)を送る。親
局はこの信号を706にて受信したならば、第n+2ス
ロットの下り制御スロットにて受信完了信号707を送
信する。子局がこの信号を611にて受信して上りデー
タ転送が完了する。
【0026】なお、転送すべきデータが10スロット以
内ならば第n+1フレーム内でデータ転送が完了し、受
信完了信号は同様に行う。また、転送すべきデータが1
1スロット以上になる場合は第n+2フレーム以降も使
用し、受信完了信号は最後のデータ転送を行ったフレー
ムの次のフレームの下り制御スロットで転送する。
【0027】
【第1の実施例】第1の実施例におけるフレームフォー
マットは図3の上り制御スロット304を子局1局に対
して1スロットを割り当てることであり、ここでは、第
1スロットを子局1が、第2スロットを子局2が使用
し、第3スロットを子局3が使用し、第4スロットを子
局4が使用し、第5スロットを子局5が使用している。
【0028】『データ転送方法』本実施例におけるデー
タ転送方法を図8Aで説明する。なお、2つの子局から
親局にデータ転送を行う場合を説明する。子局1からは
nフレームの上り制御スロット801の第1スロット
で、子局2からは同スロット801の第2スロットで要
求信号を送出する。親局はこの信号を受信したならば、
n+1フレームの下り制御スロットで割り当て信号80
2,803を子局1と子局2に送る。その後、子局1が
上りデータ信号804を5スロット送り、次に子局2が
上りデータ信号805を5スロット送り、親局は次の第
n+2フレームの下り制御スロットで受信完了信号80
6,807を両子局に送り、データ転送が完了する。
【0029】『信号再送方法』また、図8Bは本発明の
第1の実施例の変形であり、親局から子局1および子局
2へ下りデータ851および852を送信している。子
局1へはnフレームにてN,N+1,N+2スロットを
送信し、子局2へはnフレームにてM,M+1,M+2
スロットを送信している。これらの信号は両子局で受信
されるが、子局1ではN+1スロットが誤っており、子
局2ではM+2スロットが誤っている。
【0030】したがって、子局1および子局2はnフレ
ームの上り制御スロットにて再送要求信号853および
854を親局に送信している。親局はこれらの信号を受
けて、n+1フレームにて、子局1へは855にてN+
1,N+2スロットを、子局2へは856にてM+2ス
ロットを再送している。今度は、子局1および子局2で
は受信信号に誤りは発生せずに正常に受信できているの
で、n+1フレームにて受信完了信号857,858を
送信し、親局ではこの信号を受信して、親局から両子局
へのデータ伝送が完了する。
【0031】なお、855で再送する信号は誤った信号
のみ、すなわち、第2スロットのみを送る方法も可能で
ある。
【0032】以上示したように本実施例では、全ての子
局が任意のフレームで上り制御信号を送ることが可能た
ため、『データ転送方法』で説明したように、同一フレ
ーム内で複数の子局から要求信号を送出しても衝突する
ことが無いため、1フレーム内のデータスロットの許す
限りの局数のデータを詰め込めるため、効率的な信号伝
送が可能となる。
【0033】また、『信号再送方法』で説明したよう
に、直ちに再送要求信号を送出しても、この信号が他の
子局が送信する制御信号と衝突することが無いため、効
率的な信号伝送が可能となる。
【0034】
【第2の実施例】第2の実施例は要求スロットの一部を
固定的に複数の子局に、要求スロットの残りのスロット
を残りの子局に共通的に割り当てる方法であり、図3に
おいて上り制御スロット304の第1スロット304−
1を子局1が、第2スロット304−2を子局2が使用
し、第3スロット304−3、第4スロット304−4
は子局3〜10が割り当てられている。ここで、子局1
と子局2は比較的トラヒックの多い局であり、子局3〜
10は比較的トラヒックの少ない局である。
【0035】本実施例においては、トラヒックの多い子
局1と2は第1の実施例と同様に上り制御信号を任意の
フレームで送ることが可能であるため、効率を最優先し
た信号伝送が可能となる。一方、子局3〜10の7つの
子局は制御スロットの残り3スロットが共用している
が、共にトラヒックの少ない局であるので、同一スロッ
トでアクセスし信号が衝突する機会は少ない。また、信
号が衝突した場合は、子局はアクセスするスロットをラ
ンダムに変更して、次のフレームで再送するか、あるい
は待時間もフレーム単位でランダムに再送することによ
りかなりの頻度で衝突は避けることができる。
【0036】以上説明したように、トラヒック量に応じ
て上り制御スロットを割り当てることにより、高速性と
収容能力の向上とを実現できる利点を有する。
【0037】
【第3の実施例】図9は第3の実施例であり、データ伝
送時のフレームフォーマットであり、下り制御スロット
302を通常の5スロットから、2スロットに削減し、
上り制御スロットを通常の5スロットから2スロットに
削減している。これより、データスロットが通常の10
スロットから、16スロットに拡大されている。
【0038】したがって、本実施例においては16スロ
ットの以下のデータであれば、1フレームで転送可能と
なる。また16スロット以上、例えば160スロットの
データの場合では、本実施例を用いない通常の場合はデ
ータ転送に16フレームを要していたが、本実施例では
10フレームで完了する。
【0039】以上説明したように、本実施例によれば、
データ伝送時にデータスロットを拡張することにより、
高速のデータ伝送が可能となる利点を有する。
【0040】
【第4の実施例】図10Aは第4の実施例であり、下り
データを送る場合である。親局はnフレームの1001
にて10スロットのデータを送信している。子局では1
002にて受信しているが、6番目のスロット1002
−6が誤りを起こしている。
【0041】『誤ったらアンテナを切り替える方法』ま
ず最初のアンテナ切り替えタイミングによる方法を説明
する。子局は410−aのアンテナ切り替えタイミング
(a)点において今まで使っていたアンテナ212−A
から2番目の品質のアンテナ212−Bに切り替えた上
で、nフレームの上り制御スロットにて再送要求信号1
003を送信する。親局はこの再送要求信号を1004
にて受けたならば、n+1フレームの下り制御スロット
にて再送割り当て信号1005を送信する。
【0042】子局は1006にて割り当て信号を受信し
たならば、データ受信準備に入る。親局は1007にて
誤った信号の第6番目のスロット以降のデータを再送
し、子局は1008にてこの信号を受信する。今回は誤
りが発生しないため、n+1フレームの上り制御スロッ
トにて受信完了信号1009を送信し、親局は1010
にて同信号を受信して下りデータ転送が完了する。
【0043】なお、1007で再送する信号は誤った信
号のみ、すなわち、第6スロットのみを送る方法も第1
の実施例と同様に可能である。
【0044】また、アンテナ切り替えのタイミングを4
10−bに示すように、フレームとフレームの境界
(b)とする方法も可能である。
【0045】『再送割り当て信号が受信されなかったら
アンテナを切り替える方法』図10Bにより説明する。
子局では信号1052の第6スロットが誤り、1053
にて再送要求信号を送っているが、親局において同信号
1054が誤っている。したがって、子局ではn+1フ
レーム目にて再送確認信号1055も受信できず、また
再送されるべきデータ信号1056も受信できない。し
たがって、410−cのアンテナ切り替えのタイミング
(c)点において2番目の品質のアンテナ212−Bに
切り替えた上で、n+1フレームの上り制御スロットに
て再送要求信号1057を送信する。今回はこの信号は
親局にて正常に受信できるため、親局からはn+2フレ
ームの下り制御スロットにて再送割り当て信号1059
を送信し、同フレームにて第6番目のスロット以降のデ
ータ1060を再送し、最後に子局から受信完了信号1
061を送出し親局から子局へのデータ転送が完了す
る。
【0046】以上説明したように、本実施例では信号が
誤った場合は伝搬状況が劣化している可能性が高いわけ
であり、2番目の品質のアンテナに切り替えて信号再送
を行うことにより、誤り無く受信される確率が高くなる
可能性があることを利用したものであり、アンテナを切
り替えずにそのまま信号伝送を行うよりは効率の良い信
号伝送が実現できる利点を有する。
【0047】なお、以上説明した方法は子局で受信する
信号が誤った時に、子局でアンテナを切り替える方法で
あるが、親局にて受信する信号が誤った場合には、親局
から再送要求を送られ、この信号が子局で受信された
時、あるいは親局からの受信完了信号が誤って子局で受
信された時、あるいは、同信号が子局で受信できない場
合に子局でアンテナを切り替えて通信を行うことにより
前記と同等の効果を得ることが可能となる。
【0048】
【第5の実施例】図11は第5の実施例であり、下りデ
ータを送る場合である。
【0049】すでに述べた手順により、親局から呼び出
し信号1101を送信、その後、子局は応答信号110
2を送信し、最後に親局は割り当て信号1103を送信
し、親局から子局へのデータ転送の準備が完了する。
【0050】次に親局からは1104にて1スロット分
のデータを複数回(ここでは3回)送信する。子局では
この信号を1105にて受信しているが、2番目のスロ
ット1105−2および3番目のスロット1105−3
が誤りを起こしている。しかし、子局では少なくとも1
スロットのデータを受信できたことから受信完了信号を
1106にて親局に通知する。親局はこの信号を受信し
たならば親局からのデータ転送を終了する。
【0051】以上説明したように、本実施例では同一信
号を多数回送信することにより信頼度向上が可能なこと
を利用したものであり、効率的なデータ転送が実現でき
る利点を有する。また、従来の第2の実施例では親局が
複数のアンテナを有しているので、同報送信を行う場合
は複数のアンテナを次々と切り替えて全てのアンテナで
送信する必要があるため、少なくともアンテナ数分のス
ロットを送る必要があるが、本実施例によれば親局のア
ンテナは一つであるので最低1回の送信で良く、従来と
同じスロットの時間を使えるならば、信頼度を向上させ
るため複数回送信できる利点を有する。
【0052】また、本実施例においてはトラヒックが無
い場合にはトラヒックの発生するまで繰り返し同一デー
タ信号を送信することが可能となり、この場合は信頼度
は更に向上できる利点を有する。
【0053】
【第6の実施例】図12は本発明の第6の実施例であ
る。ここでは第5の実施例のようにまず、呼び出し信
号、応答信号、割り当て信号等を授受してデータを伝送
する(通常コネクション型通信という)方法ではなく、
データ転送要求があったならば、次のデータスロットが
空いていれば、直ちにデータ転送を行う方式(コネクシ
ョンレス型の通信)であり、ここでは、1201にて1
スロットのデータを複数回(本実施例では3回)送信し
ている。
【0054】この信号を子局1は1202にて、子局2
は1203にて同時に受信している。ここで、子局1で
は1202−2と1202−3が誤りを起こしており、
子局2では1203−1と1202−2が誤りを起こし
ているが、それぞれ1スロットは正常に受信できている
ため、親局から子局へのデータ伝送が完了する。ここで
は、コネクションレス型通信であるため受信完了信号は
子局からは送信しない。
【0055】以上説明したように、本実施例は第5の実
施例とコネクションの有無の差が異なるだけであり、第
5の実施例と同等の利点、すなわち、効率的なデータ転
送と信頼度向上が可能となる利点を有する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば高
品質かつ高能率な信号伝送が簡易なアンテナ構成および
アンテナ制御方式で実現できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の実施例である。
【図2】本発明の実施例である。
【図3】本発明のフレームフォーマットを示す。
【図4】本発明の子局でのアンテナ選択方法を示す。
【図5】本発明の制御フローを示す。
【図6】本発明の下りデータ信号伝送方法を示す。
【図7】本発明の上りデータ信号伝送方法を示す。
【図8A】本発明の第1の実施例によるデータ転送方法
を示す。
【図8B】本発明の第1の実施例による信号再送方法を
示す。
【図9】本発明の第3の実施例のフレームフォーマット
を示す。
【図10A】本発明の第4の実施例を示す。
【図10B】本発明の第4の実施例による再送割り当て
信号が受信できない場合を示す。
【図11】本発明の第5の実施例を示す。
【図12】本発明の第6の実施例を示す。
【符号の説明】
200 親局 201 親局アンテナ(無指向性) 202 送受信装置 203 制御装置 210 子局 211−A、211−B、211−C 子局アンテナ
(指向性) 212 アンテナ切替スイッチ 213 送受信装置 214 制御装置 215 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 覚志 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの親局と複数の子局の間で、時分割
    多元接続方式により、1つの周波数を時分割で送信と受
    信に使用する時分割複信通信、TDMA−TDD、を行
    なうTDD無線通信方式において、 親局は単一の無指向性アンテナを有し、各子局は複数の
    指向性アンテナを有し、 子局は、親局からの信号をアンテナを切替えながら順次
    受信し、受信信号の品質を信号受信レベル、信号対雑音
    電力比、信号対干渉電力比及び信号誤り率の少なく共ひ
    とつにより評価して、受信信号の品質が最も高いアンテ
    ナを選択して親局との通信を行ない、 親局と子局の間で使用するTDMA−TDDスロット
    が、子局から親局への制御信号を送信する上り制御スロ
    ットと、親局と子局の間でデータの送受信をするデータ
    スロットと、親局から子局への制御信号を送信する下り
    制御スロットと、親局から子局への同期信号を送信する
    同期スロットとを有し、 前記上り制御スロットは、各子局が独自に使用する上り
    制御スロットを、全ての子局に対してあらかじめ固定的
    に割り当てられることを特徴とする、TDD無線通信方
    式。
  2. 【請求項2】 送受信をするデータの量に従って、当該
    データの送受信の間、下り制御スロットと上り制御スロ
    ットの少なく共一方を、データスロットに振り替えるこ
    とを特徴とする請求項1記載のTDD無線通信方式。
  3. 【請求項3】 子局から親局への信号、又は親局から子
    局への信号が誤ったときに、子局は、アンテナを、受信
    信号の品質が2番目に高いアンテナに切替えることを特
    徴とする請求項1記載のTDD無線通信方式。
  4. 【請求項4】 1つの親局と複数の子局の間で、時分割
    多元接続方式により、1つの周波数を時分割で送信と受
    信に使用する時分割複信通信、TDMA−TDD、を行
    なうTDD無線通信方式において、 親局は単一の無指向性アンテナを有し、各子局は複数の
    指向性アンテナを有し、 子局は、親局からの信号をアンテナを切替えながら順次
    受信し、受信信号の品質を信号受信レベル、信号対雑音
    電力比、信号対干渉電力比及び信号誤り率の少なく共ひ
    とつにより評価して、受信信号の品質が最も高いアンテ
    ナを選択して親局との通信を行ない、 親局と子局の間で使用するTDMA−TDDスロット
    が、子局から親局への制御信号を送信する上り制御スロ
    ットと、親局と子局の間でデータの送受信をするデータ
    スロットと、親局から子局への制御信号を送信する下り
    制御スロットと、親局から子局への同期信号を送信する
    同期スロットとを有し、 前記上り制御スロットは、トラヒックの多い子局対して
    は各子局が独自に使用する上り制御スロットを固定的に
    割り当てられ、トラヒックの少ない子局に対しては複数
    の子局が共通に使用する上り制御スロットを割り当てら
    れることを特徴とするTDD無線通信方式。
JP30323793A 1993-11-10 1993-11-10 Tdd無線通信方式 Expired - Lifetime JP3235041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30323793A JP3235041B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 Tdd無線通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30323793A JP3235041B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 Tdd無線通信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07135492A true JPH07135492A (ja) 1995-05-23
JP3235041B2 JP3235041B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=17918530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30323793A Expired - Lifetime JP3235041B2 (ja) 1993-11-10 1993-11-10 Tdd無線通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235041B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5799245A (en) * 1995-04-27 1998-08-25 Sharp Kabushiki Kaisha Cooperative diversity antenna switching on transmitter and receiver side
EP0987838A1 (en) * 1998-09-18 2000-03-22 Robert Bosch Gmbh Mobile station employing directional antennas
JP2009544256A (ja) * 2006-07-14 2009-12-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動切り替えアンテナを使用可能にすること
US8225186B2 (en) 2006-07-14 2012-07-17 Qualcomm Incorporated Ecoding and decoding methods and apparatus for use in a wireless communication system
US8325826B2 (en) 2005-03-09 2012-12-04 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for transmitting signals facilitating antenna control
JP2013098992A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Robert Bosch Gmbh バス構成を駆動する方法、およびバス構成
JP2013197630A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Dainichi Denshi:Kk 無線通信装置および無線通信方法
JP2015019235A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 パナソニック株式会社 可視光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5799245A (en) * 1995-04-27 1998-08-25 Sharp Kabushiki Kaisha Cooperative diversity antenna switching on transmitter and receiver side
EP0987838A1 (en) * 1998-09-18 2000-03-22 Robert Bosch Gmbh Mobile station employing directional antennas
US8325826B2 (en) 2005-03-09 2012-12-04 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for transmitting signals facilitating antenna control
JP2009544256A (ja) * 2006-07-14 2009-12-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド 移動切り替えアンテナを使用可能にすること
US8225186B2 (en) 2006-07-14 2012-07-17 Qualcomm Incorporated Ecoding and decoding methods and apparatus for use in a wireless communication system
US8539323B2 (en) 2006-07-14 2013-09-17 Qualcomm Incorporated Encoding and decoding methods and apparatus for use in a wireless communication system
JP2013098992A (ja) * 2011-11-04 2013-05-20 Robert Bosch Gmbh バス構成を駆動する方法、およびバス構成
JP2013197630A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Dainichi Denshi:Kk 無線通信装置および無線通信方法
JP2015019235A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 パナソニック株式会社 可視光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3235041B2 (ja) 2001-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3902516B2 (ja) 干渉低減用通信方法、通信システム及び通信装置
JP4997577B2 (ja) 広帯域tdd移動通信システムにおける物理層のランダムアクセスのための方法、装置、及び端末
US5875179A (en) Method and apparatus for synchronized communication over wireless backbone architecture
EP0744849B1 (en) Multiple access method for common radio channel
US8208392B2 (en) System and method for peer-to-peer beam discovery and communication in infrastructure based wireless networks using directional antennas
EP0624007B1 (en) Wireless communication system having antenna diversity
US20210007139A1 (en) Method and apparatus for transmitting uplink information
US8797896B2 (en) System and method for assigning backhaul resources
CN1204428A (zh) 用于无线通信中避免碰撞的方法、装置与通信网络
US20010043572A1 (en) Method and apparatus for multiple access communication
CA2379415A1 (en) System and method for effecting information transmission and soft handoff between frequency division duplex and time division duplex communications systems
WO2007012264A1 (fr) Procédé de transmission pour système de communication mobile en mode duplex à répartition dans le temps
EP2018635A2 (en) System, method and apparatus for determining if data arrived properly in tdm network
CN103368706A (zh) 混合自动重传请求传输方法、装置及系统
EP0720310B1 (en) Random access system for mobile communication
EP1114542B1 (en) Distributed trunking mechanism for a vhf network
US5983112A (en) Frequency, time and power level diversity system for digital radio telephony
US20240064806A1 (en) Method and apparatus for transmitting uplink information
CN102625367A (zh) 多跳Ad Hoc网络中时隙优化的多信道多址接入控制方法
JP3235041B2 (ja) Tdd無線通信方式
JP3122267B2 (ja) ダイバーシチ通信方式
KR101441497B1 (ko) 기지국 협력 통신 시스템에서 재전송 요청 수행 방법 및 이를 위한 시스템
CN104837211A (zh) 一种基于mimo传输机制的多信道多址接入方法
MXPA05006232A (es) Procedimiento de sincronizacion de protocolo de enlace de radio.
CN103298139A (zh) 动态分布式按需协作接入方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010821

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term