JPH0713439U - 回転ボールミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 回転ボールミルによる被粉砕物の粉砕ドラム
への投入及び排出を粉砕ドラムの回転を停止しなくとも
遠隔操作により可能とし，その作業の省力化をする。 【構成】 回転ボールミルの粉砕ドラムに，ロータリー
ジヨイントを介して空気圧（油圧，電気）により遠隔操
作にて開閉可能な数個のバルブを有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は 従来の回転ボールミルの運転において被粉砕物の投入，排出等の作 業の自動化を可能にするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の回転ボールミルは被粉砕物の投入時に投入口の蓋を外しその作業を行う 。又被粉砕物の排出時には，蓋を排出用蓋に交換して排出作業を行う。又は排出 用蓋についている弁を人の力により開き被粉砕物の排出作業を行う。これらの作 業は装置が大きくなればなるほど重労働となり，労働衛生的にも改良する必要が ある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術の回転ボールミルは被粉砕物の投入時にはその投入口の蓋を外し， 投入する。排出する場合は その蓋を排出用蓋に交換するか そこに取り付けて ある弁を開き 被粉砕物を排出する。この時の作業は人の力によりそれそれを行 う。この作業を人の力でなく ボールミルから離れた位置にて操作する事により 行う省力化、自動化する事が解決する課題である。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

本考案の課題を解決する手段として 粉砕ドラムに取り付けてある投入用蓋及 び排出用蕎の取り替え等の人の力による作業をなくし 粉砕ドラムから離れた位 置より 圧力空気 油圧又は電気等を操作する事により粉砕ドラムに取り付けら れた被粉砕物の投入用蓋又は弁の開閉，また排出用蓋または弁の開閉をする。こ れにより課題を解決する手段と考える。

【０００５】

【作 用】

本考案はボールミルへの被粉砕物の投入及び排出を蓋の開閉を人の力で行う事 を無くしこれにより重労働及び労働衛生的な欠点を改良した事により作業の簡素 化又は省力化の作用がある。

【０００６】

【実 施 例】

本考案は回転ボールミルに於いてこの作業をいかに省力化をする事にある。 ここに実施例を説明する。被粉砕物を粉砕ドラム１に投入する方法として図１よ り、投入口バルブ２をロータリージョイント１２を介した配管８により圧力空気 及び油圧、電気等の操作により開き、ロータリージョイント１２を介した配管５ から被粉砕物を粉砕ドラム１に投入する。この時下向きとなっている投入口（排 出口）バルブ４は閉とし一方上向きとなっている投入口（排出口）バルブ３を開 とし被粉砕物の投入を問題なく行われるようにする。被粉砕物の排出は、排出口 （投入口）バルブ４をロータリージョイント１２を介した配管１０により圧力空 気（油圧、電気）の操作により開き、配管７からロータリージョイント１３を介 して外部に排出する。この時外部吸引するか、また別バルブより空気を押し込む か、色々の方法により排出を助け、スムースに排出が出来るようにする。そのた めに粉砕ドラム１に遠隔操作により、開閉可能な数個のバルブを操作する事によ り投入、排出をスムースにする。また粉砕ドラム１は電動機１５から伝導装置１ ４を介して架台１６に取り付けられた軸受１１により回転可能となっている。こ の回転中に粉砕ドラム１に取り付けられた数個のバルブは遠隔操作により、開閉 する事が可能である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は被粉砕物の投入及び排出時に、それぞれの蓋の脱着する事なく遠隔か らの作業により取り付けられたバルブの開閉により被粉砕物の投入、排出を可能 とし、作業の省力化の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の断面を示した組立図面

【符号の説明】

１，粉砕ドラム １１， 軸受け ２，投入口（排出口）バルブ １２， ロータリージ
ヨイント ３，投入口（排出口）バルブ １３， ロータリージ
ヨイント ４，投入口（排出口）バルブ １４，伝導装置 ５，配管 １５，電動機 ６，配管 １６，架台 ７，配管 ８，配管 ９，配管 １０，配管

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 （１） 回転ボールミルへの被粉砕物の
   投入用及び排出用等の蓋及び弁が粉砕ドラムに１個以上
   取り付けられ，これらの開閉をロータリージョイントを
   介して粉砕ドラムより離れた位置からの圧力空気，油圧
   又は電気等により操作する事を可能にした回転ボールミ
   ル。