JPH071339Y2 - ブーツ - Google Patents

ブーツ

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JPH071339Y2
JPH071339Y2 JP3926388U JP3926388U JPH071339Y2 JP H071339 Y2 JPH071339 Y2 JP H071339Y2 JP 3926388 U JP3926388 U JP 3926388U JP 3926388 U JP3926388 U JP 3926388U JP H071339 Y2 JPH071339 Y2 JP H071339Y2
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JP
Japan
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bellows
diameter
boot
tubular member
expansion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3926388U
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English (en)
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JPH01142373U (ja
Inventor
充 北浦
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はブーツに関し、特に、自動車のラックアンド
ピニオン式ステアリングギヤに、使用されるブーツに関
するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
一般に、自動車のラックアンドピニオン式ステアリング
ギヤに使用されるブーツにあっては、第3図に示すよう
に構成されている。
すなわち、このブーツ21はステアリングラック、ピニオ
ンおよびボールジョイントを保護するように、それらに
被嵌していて各部材の動きに応じて伸縮および屈曲運動
を行なうようになっている。
そして、ブーツ21自体はゴム、樹脂で形成されていると
ともに、その形状は一方が大径の開口部22で、他方が小
径の開口部23となっている筒状をなし、両端の外側には
固定バンドの取付け部用の凹溝24、24がそれぞれ設けら
れ、中央部には蛇腹部25が形成され、したがって、前記
一方の開口部22および他方の開口部23が取り付けられた
部材間が、互いに伸縮運動した際には前記蛇腹部25の存
在によって何ら支障なく伸縮でき、また、部材が屈曲運
動した際には同様に前記蛇腹部25の存在によって何ら支
障なく屈曲できることとなる。
しかしながら、従来のブーツにあっては、既述のように
ゴム、樹脂で形成されているのでブーツの内部が負圧状
態となった場合に、前記蛇腹部が容易にへこんでしま
い、特に、蛇腹部が伸長した時にその傾向が著しく、そ
して、そのような負圧へこみを改良する手段として蛇腹
部の山数を増やしたり、肉厚を増したり、あるいは蛇腹
部の内径と外径との差を大きくするといった手段がある
が、いずれの手段であっても全体の重量が増加するので
垂れ下がって内部に位置して運動する部材と接触して破
損する恐れがあり、また、使用中での破損原因として飛
石による破損確率が高いが、ゴム、樹脂製のために耐衝
撃性が制限され、さらに、伸縮ストロークが大きい場
合、蛇腹形状では負圧へこみに対する性能を確保し、か
つ、必要ストロークを満足するものを得ることが不可能
であった。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
して負圧へこみを防止でき、また、全体の重量を軽量と
することができるので内部に位置する部材との接触が防
止では、さらに、耐衝撃性を高めることができるととも
に、必要ストロークを確保することのできるブーツを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの考案は、複数の筒状部
材を入子状に組合せて形成した伸縮部のうちの最も大径
の筒状部材と、一端が他端よりも大径の開口部となって
いて蛇腹状をなしている屈曲部の大径部とを連設して形
成した手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、広範囲の
伸縮運動および屈曲運動に対して充分に追従することが
できるとともに、材料自体が屈曲する量が少ないので材
料自体を硬度の高いものを用いることができて、耐久
性、耐衝撃性、耐負圧へこみ性を確保することができる
こととなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図にはこの考案によるブーツ1がボールジョイント
部に被嵌した状態が示されていて、このブーツ1は、大
小複数の筒状部材2a、2b、……、2eが入子状に組み合わ
された伸縮部3と、この伸縮部3のうちの最も大径の筒
状部材2eに連設されるとともに、蛇腹状となっている屈
曲部4とから構成されている。
そして、大小複数の筒状部材2a、2b、……、2eが入子状
に組み合わされることで形成される伸縮部3は、最も小
径である一の筒状部材2aの一方の端部の内面には環状の
突起5aが設けられるとともに、他方の端部の外側には環
状の突起5bが設けられており、この一の筒状部材2aの外
側に嵌合する他の筒状部材2bは、その外面が前記一の筒
状部材2aの他方の端部の突起5bに設けたパッキン6が当
接することでシールされるともに、一方の端部の内面
に、前記一の筒状部材2aの他方の端部の外側に設けた突
起5bと係合する突起5cが設けられ、また、他方の端部の
外側には、この他の筒状部材2bの外側に被嵌する筒状部
材2cと係合する環状の突起5dが設けられ、このようにし
て複数の筒状部材2a、2b、……、2eが順次組み合わされ
て形成され、そして、最も大径の筒状部材2eの他方の端
部の外側には環状の溝部7が形成されている。
一方、前記屈曲部4は蛇腹状となっている筒状をなすと
ともに、大径の開口部8の内面には、前記伸縮部3のう
ちの最も大径の筒状部材2eの他方の端部に形成した溝部
7に嵌合する突起8aが設けられ、また、小径の開口部9
は、その外側に緊締用のバンドが位置し得る溝部9aが形
成されている。
そして、上記のように形成されているブーツ1の前記伸
縮部3の最も小径の筒状部材2aの一方の端部をボールジ
ョイントの支承部10に摺動可能に被嵌し、また、前記屈
曲部4の小径の開口部9をボールジョイントの軸11に取
付ける。
この状態で、前記ボールジョイントが、まず、軸線方向
に移動して最も小径の筒状部材2aの一方の端部と前記屈
曲部4の小径の開口部9との間隔が変化した場合には、
前記伸縮部3が複数の筒状部材2a、2b、……、2eで形成
されているので、この変化に対して充分に追従し、ま
た、前記伸縮部3側の軸12に対して屈曲部4側の軸11が
屈曲した場合には、屈曲部4自体が蛇腹状に形成されて
いるので、その屈曲運動は蛇腹状の部分が屈曲すること
で対応することができるものである。
なお、前記伸縮部3および屈曲部4を構成する材質とし
ては高硬度のゴム、樹脂、金属のいずれであっても良
く、また、前記のようにパッキン6を取付けることでシ
ール性を著しく向上させることができるものである。
したがって、広範囲の伸縮ストロークでもすぐれた耐久
性、耐負圧へこみ性および耐衝撃性を確保することがで
きるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、伸縮部が
伸縮運動に対しては充分に追従するとともに、蛇腹部が
屈曲運動に対して充分に対応し、したがって、どのよう
な運動であっても無理な力が作用しないので破損する恐
れがないとともに、内部が負圧となった場合であっても
蛇腹状の部分が一部しか設けられていないことと、硬度
の高い材料で形成できることによって負圧へこみが生じ
る恐れがないとともに、覆っている部材との干渉が生じ
る恐れがなく、さらに、飛石等に対する耐衝撃性が著し
く高められるなどのすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるブーツを示す概略断面説明図、
第2図は第1図のA部の拡大図、第3図は従来のブーツ
を示す概略断面説明図である。 1、21……ブーツ 2a、2b、……2e、……筒状部材 3……伸縮部 4……屈曲部 5a、……、5d、8a……突起 6……パッキン 7、9a、24……溝 8、22、23……開口部 25……蛇腹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の筒状部材(2a)(2b)……(2e)を
    入子状に組合せて形成した伸縮部(3)のうちの最も大
    径の筒状部材(2e)と、一端が他端よりも大径の開口部
    (8)となっていて蛇腹状をなしている屈曲部(4)の
    大径部(8)とを連設して形成したことを特徴とするブ
    ーツ。
JP3926388U 1988-03-25 1988-03-25 ブーツ Expired - Lifetime JPH071339Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3926388U JPH071339Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ブーツ

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JP3926388U JPH071339Y2 (ja) 1988-03-25 1988-03-25 ブーツ

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Publication Number Publication Date
JPH01142373U JPH01142373U (ja) 1989-09-29
JPH071339Y2 true JPH071339Y2 (ja) 1995-01-18

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ID=31265774

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