JPH07132897A - 作動傘放出装置 - Google Patents

作動傘放出装置

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JPH07132897A
JPH07132897A JP28125493A JP28125493A JPH07132897A JP H07132897 A JPH07132897 A JP H07132897A JP 28125493 A JP28125493 A JP 28125493A JP 28125493 A JP28125493 A JP 28125493A JP H07132897 A JPH07132897 A JP H07132897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
rotary shaft
cylindrical body
operating
umbrella
Prior art date
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Pending
Application number
JP28125493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Suzuki
慶正 鈴木
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Nippon Koki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、空中に放出された筒体から作動傘
を放出するための作動傘放出装置に関し、航空機から安
全上充分な間隔を置いた位置で作動傘を確実に開くこと
を目的とする。 【構成】 筒体の一端開口に配置され前記筒体の空中へ
の放出時に開かれるフラップと、前記筒体のフラップの
内側に配置され前記フラップの開により回転される回転
軸と、前記回転軸の回転を検出する回転計と、前記回転
計により検出された回転数が、予め定められた所定の回
転数になった後、所定時間経過後に、前記筒体内に収容
される電気式点火器に電気を通電する点火手段と、前記
電気式点火器の点火により前記筒体内に収容される作動
傘を前記筒体の一端開口から外部に放出する放出手段と
を有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空中に放出された筒体
から作動傘を放出するための作動傘放出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、海面等を照明するための
ちょう光投弾の航空機からの落下は、図6に示すよう
に、航空機11に、ちょう光投弾13を、アーミングロ
ープ15を介して連結しておき、作動傘17が開いた後
に、作動傘17からアーミングロープ15を切り離すこ
と、あるいは、図7に示すように、ちょう光投弾13の
一端にフラップ19を設けておき、ちょう光投弾13の
落下によりフラップ19を開いて、作動傘収納袋21を
放出し、作動傘収納袋21内の作動傘17を開くことに
より行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アーミ
ングロープ15を使用した落下方法では、アーミングロ
ープ15の一端にちょう光投弾13を連結しているた
め、ちょう光投弾13の投下時に、ちょう光投弾13が
航空機11側に跳ね返り、航空機11を損傷する虞れが
あり、また、アーミングロープ15の航空機11および
ちょう光投弾13への連結に多大な手間が必要になると
いう問題があった。
【0004】一方、フラップ19を使用した落下方法で
は、航空機11からのちょう光投弾13の投下後、例え
ば1秒以内に作動傘17が開いてしまい、航空機11と
作動傘17との間隔を、安全上充分に確保することがで
きなくなる虞れがあった。
【0005】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、航空機から安全上充分な間隔を置いた位置で作動
傘を確実に開くことができる作動傘放出装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の作動傘放出装
置は、筒体の一端開口に配置され前記筒体の空中への放
出時に開かれるフラップと、前記筒体のフラップの内側
に配置され前記フラップの開により回転される回転軸
と、前記回転軸の回転を検出する回転計と、前記回転計
により検出された回転数が、予め定められた所定の回転
数になった後、所定時間経過後に、前記筒体内に収容さ
れる電気式点火器に電気を通電する点火手段と、前記電
気式点火器の点火により前記筒体内に収容される作動傘
を前記筒体の一端開口から外部に放出する放出手段とを
有するものである。
【0007】請求項2の作動傘放出装置は、請求項1に
おいて、前記回転軸には、前記フラップの開により前記
筒体内に流入する空気により前記回転軸を回転するため
の羽根部材が設けられているものである。
【0008】請求項3の作動傘放出装置は、請求項1に
おいて、前記回転軸には、回転軸を回転するための回転
用糸体が巻回され、この回転用糸体の端部が、前記フラ
ップの開時に前記回転用糸体を牽引するように前記フラ
ップに連結されているものである。
【0009】
【作用】請求項1の作動傘放出装置では、航空機から空
中に筒体が放出されると、フラップが開き、これにより
回転軸が回転され、回転計により検出された回転軸の回
転数が、予め定められた所定の回転数になった後、所定
時間経過後に、電気式点火器に電気が通電され、筒体内
に収容される作動傘が空中に放出される。
【0010】請求項2の作動傘放出装置では、フラップ
の開により筒体内に空気が流入し、流入した空気が羽根
部材に衝突することにより回転軸が回転される。請求項
3の作動傘放出装置では、フラップの開時に、回転用糸
体が牽引され、この牽引により回転軸が回転される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1ないし図3は、本発明の作動傘放出
装置の第1の実施例を示しており、これ等の図において
符号31は、例えば、ちょう光投弾の筒体を示してい
る。
【0012】筒体31の一端開口には、筒体31の空中
への放出時に、フラップ33を自動的に開くためのフラ
ップ機構35が配置されている。このフラップ機構35
は、フラップ33の一端を揺動部材37に連結してな
り、フラップ33が開くと、フラップ33に作用する風
圧により、蓋体39が、筒体31の一端開口から離脱す
るように構成されている。
【0013】筒体31の蓋体39の内側には、支持部材
40が配置され、この支持部材40には、径方向に所定
間隔を置いて、ブラケット41,43が固定されてい
る。これ等のブラケット41,43の間には、ベアリン
グ45を介して、回転軸47が回転自在に配置されてい
る。
【0014】回転軸47の外周には、複数の羽根部材4
9が固定されている。そして、筒体31における回転軸
47の両側となる位置には、図2に示すように、空気流
入口51が形成されている。
【0015】また、支持部材40の羽根部材49の側方
となる位置には、風の通りを良くし、羽根部材49の回
転を良好にするために、矩形状の風口40aが形成され
ている。
【0016】回転軸47の一端には、例えば、ロータリ
ーエンコーダからなる回転計53が装着されている。ブ
ラケット41,43の内側には、栓体55が配置され、
栓体55の外周には、Oリング57が装着されている。
【0017】栓体55には、電気式点火器59が埋設さ
れ、電気式点火器59の前方に、着火薬61および放出
薬63が配置されている。栓体55の内側には、突出部
65が形成されており、この突出部65には、筒状部材
67の一端が螺合されている。
【0018】筒状部材67の外側には、作動傘69が配
置されている。筒状部材67には、有底筒状の案内部材
71が嵌挿されており、案内部材71は、仕切部材73
に固定されている。
【0019】仕切部材73は、作動傘69の下端に図示
しない紐体により連結されており、筒体31の内周に固
定される環状部材75に当接されている。そして、筒体
31における仕切部材73の内側に、主傘77が収容さ
れ、この主傘77は、仕切部材73に図示しない紐体に
より連結されている。
【0020】なお、図1ないし図3において、符号79
は電子回路組立品を、符号81は電池を、符号83は電
源スィッチを、符号85はストッパーを示しており、電
子回路組立品79からのリード線87が、電気式点火器
61に接続されている。
【0021】そして、電子回路組立品79には、回転計
53により検出された回転軸47の回転数が、予め定め
られた所定の回転数になった後、所定時間経過後に、電
気式点火器59に電気を通電するための点火手段である
マイクロコンピューターが装着されている。
【0022】図4は、点火手段のタイムチャートであ
り、先ず、電源スイッチ83をオンすると点火手段に、
(a)に示すように、リセット信号S1が入力される。
この後、航空機から空中に筒体31が放出されると、フ
ラップ33が開き、風圧が羽根部材49に作用して回転
軸47が回転され、(b)に示すように、回転計53か
らの出力が開始される。
【0023】回転計53からの信号S2は、(c)に示
すように、矩形波S3に変換された後、点火手段のCP
Uに入力され、CPUにより回転数がカウントされ、予
め定められた所定の回転数、例えば、20回転になる
と、例えば、(d)に示すように、1秒のディレイ信号
S4が出力され、1秒経過後に、電気式点火器59に電
気が、例えば、(e)に示すように、0.12秒通電さ
れる。
【0024】そして、この通電により着火薬61および
放出薬63が燃焼し、放出薬63の燃焼ガスの圧力によ
り、栓体55,筒状部材67および作動傘69が、回転
軸47,回転計53等ともに、筒体31から空中に放出
され、作動傘69が開かれる。
【0025】作動傘69が開くと、作動傘69の下端に
連結される仕切部材73が、筒体31から空中に放出さ
れ、仕切部材73に連結される主傘77が、筒体31か
ら空中に引き出され、開かれる。
【0026】しかして、上述した作動傘放出装置では、
航空機から空中に筒体31が放出されると、フラップ3
3が開き、これにより回転軸47が回転され、回転計5
3により検出された回転軸47の回転数が、予め定めら
れた所定の回転数になった後、所定時間経過後に、電気
式点火器59に電気が通電され、筒体31内に収容され
る作動傘69が空中に放出されるため、航空機から安全
上充分な間隔を置いた位置で作動傘69を確実に開くこ
とができる。
【0027】また、この実施例では、回転軸47に羽根
部材49を固定し、筒体31に空気流入口51を形成し
たので、フラップ33の開により筒体31内に空気が流
入し、流入した空気が羽根部材49に衝突することによ
り回転軸47が回転されるため、回転軸47を確実に回
転することができる。
【0028】図5は、本発明の作動傘放出装置の第2の
実施例を示すもので、この実施例では、回転軸47に
は、羽根部材49が装着されておらず、回転軸47を回
転するための回転用糸体91が巻回されている。
【0029】そして、この回転用糸体91の端部が、フ
ラップ33の開時に回転用糸体91を牽引するようにフ
ラップ機構35の蓋体39に連結されている。この作動
傘放出装置では、フラップ33の開時に、蓋体39の移
動とともに回転用糸体91が牽引され、この牽引により
回転軸47が回転されるため、第1の実施例と同様に、
回転軸47を確実に回転することができる。
【0030】なお、以上述べた実施例では、ちょう光投
弾に本発明を適用した例について説明したが、本発明は
かかる実施例に限定されるものではなく、空中への落下
により作動傘を開く必要がある筒体に広く適用できるこ
とは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の作動傘放
出装置では、航空機から空中に筒体が放出されると、フ
ラップが開き、これにより回転軸が回転され、回転計に
より検出された回転軸の回転数が、予め定められた所定
の回転数になった後、所定時間経過後に、電気式点火器
に電気が通電され、筒体内に収容される作動傘が空中に
放出されるため、航空機から安全上充分な間隔を置いた
位置で作動傘を確実に開くことができる。
【0032】請求項2の作動傘放出装置では、フラップ
の開により筒体内に空気が流入し、流入した空気が羽根
部材に衝突することにより回転軸が回転されるため、回
転軸を確実に回転することができる。
【0033】請求項3の作動傘放出装置では、フラップ
の開時に、回転用糸体が牽引され、この牽引により回転
軸が回転されるため、請求項2の作動傘放出装置と同様
に、回転軸を確実に回転することができるという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作動傘放出装置の第1の実施例を示す
断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1の作動傘の放出を時間で示す説明図であ
る。
【図5】本発明の作動傘放出装置の第2の実施例を示す
断面図である。
【図6】従来の作動傘開放方法の一例を示す説明図であ
る。
【図7】従来の作動傘開放方法の他の例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
31 筒体 33 フラップ 47 回転軸 49 羽根部材 53 回転計 59 電気式点火器 69 作動傘 91 回転用糸体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の一端開口に配置され前記筒体の空
    中への放出時に開かれるフラップと、 前記筒体のフラップの内側に配置され前記フラップの開
    により回転される回転軸と、 前記回転軸の回転を検出する回転計と、 前記回転計により検出された回転数が、予め定められた
    所定の回転数になった後、所定時間経過後に、前記筒体
    内に収容される電気式点火器に電気を通電する点火手段
    と、 前記電気式点火器の点火により前記筒体内に収容される
    作動傘を前記筒体の一端開口から外部に放出する放出手
    段と、を有することを特徴とする作動傘放出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸には、前記フラップの開によ
    り前記筒体内に流入する空気により前記回転軸を回転す
    るための羽根部材が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の作動傘放出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸には、回転軸を回転するため
    の回転用糸体が巻回され、この回転用糸体の端部が、前
    記フラップの開時に前記回転用糸体を牽引するように前
    記フラップに連結されていることを特徴とする請求項1
    記載の作動傘放出装置。
JP28125493A 1993-11-10 1993-11-10 作動傘放出装置 Pending JPH07132897A (ja)

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JPH07132897A true JPH07132897A (ja) 1995-05-23

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