JPH07132644A - 画像装置 - Google Patents

画像装置

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JPH07132644A
JPH07132644A JP28156993A JP28156993A JPH07132644A JP H07132644 A JPH07132644 A JP H07132644A JP 28156993 A JP28156993 A JP 28156993A JP 28156993 A JP28156993 A JP 28156993A JP H07132644 A JPH07132644 A JP H07132644A
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light emitting
light
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俊次 村野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発光ダイオード素子が発する光をレンズを介し
て感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の高い潜
像を形成することができる、或いは外部画像情報をレン
ズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像させ、固体
撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確な電気信
号を発生させることができる画像装置を提供することに
ある。 【構成】遮光部材2に複数個のレンズ4と、多数の画像
素子アレイ3が直線状に配列載置されたベースプレート
1とを各レンズ4と各画像素子アレイ3とが1 対1 に対
応するよう併設固定されて成る画像装置であって、前記
レンズ4はその外周部の一部を小径として規準面4aを
設け、該規準面4aが遮光部材2に形成した位置合わせ
面2aに当接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光プリンタヘッド等の画
像形成装置やイメージセンサ等の画像読み取り装置等に
使用される画像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像装置、例えば光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置は通常、複数
個のレンズ11をエポキシ樹脂等の接着材を介し所定の間
隔で直線状に配列固定させたポリカーボネート等の樹脂
から成るレンズプレート10と、多数の発光ダイオード素
子アレイ13が直線状に配列載置された酸化アルミニウム
質焼結体やガラス等から成るベースプレート12とを、各
レンズ11と各発光ダイオード素子アレイ13とが1 対1 に
対応するように併設固定させた構造を有しており、各発
光ダイオード素子アレイ13の発光ダイオード素子13a を
外部電気信号に対応させて個々に選択的に発光させると
ともに、該各発光ダイオード素子13a が発光した光をレ
ンズ11を介して外部の感光体14面に結像させ、感光体14
に潜像を形成させることによって画像形成装置として機
能する。
【0003】尚、前記ベースプレート12上に直線状に配
列載置される発光ダイオード素子アレイ13は一般にその
内部に64個の発光ダイオード素子13a が直線状に配列さ
れて構成されており、B4サイズの画像形成装置に使用
する場合には前記発光ダイオード素子アレイ13はその32
個が各々を各レンズ11に1 対1 に対応するようにしてベ
ースプレート12上に載置されることとなる。
【0004】また前記レンズプレート10に支持された各
レンズ11とベースプレート12に載置された各発光ダイオ
ード素子アレイ13はその両者の位置にズレが発生すると
感光体14面に結像される像ににじみや白スジ、黒スジ等
を発生して鮮明で、正確な潜像を形成することが不可と
なることから各レンズ11と各発光ダイオード素子アレイ
13とは極めて高精度に位置合わせする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の画像装置においてはレンズプレート10が平板状であ
ること、レンズプレート10にレンズ11をエポキシ樹脂か
ら成る接着材を介して接着固定する際、接着材の熱硬化
に150 ℃の熱を1 時間程度印加しなければならず接着固
定に長時間を要すること等からレンズ11をレンズプレー
ト10に接着固定する場合、レンズ11の固定位置にズレが
発生し易く、レンズ11に位置ズレが発生すると各発光ダ
イオード素子13a が発光した光をレンズ11を介して外部
の感光体14に良好に結像させることが不可となり、感光
体14面に鮮明で正確な潜像を形成することができないと
いう欠点を有していた。
【0006】また上記従来例においては光プリンタヘッ
ド等の画像形成装置に使用される画像装置を例に採って
説明したが、固体撮像素子アレイ(CCD素子アレイ)
を用いたイメージセンサ等の画像読み取り装置等に使用
される画像装置においてもレンズと固体撮像素子アレイ
との位置ズレに起因して固体撮像素子アレイへの外部画
像情報の結像が不均一となり、固体撮像素子アレイに画
像情報に対応した正確な電気信号を発生させることが不
可となる欠点を有していた。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は発光ダイオード素子が発する光をレンズ
を介して感光体面に正確に照射し、感光体に画像品質の
高い潜像を形成することができる、或いは外部画像情報
をレンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像さ
せ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応する正確
な電気信号を発生させることができる画像装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は遮光部材に複数
個のレンズと、多数の画像素子アレイが直線状に配列載
置されたベースプレートとを各レンズと各画像素子アレ
イとが1 対1 に対応するよう併設固定されて成る画像装
置であって、前記レンズはその外周部の一部を小径とし
て規準面を設け、該規準面が遮光部材に形成した位置合
わせ面に当接されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明の画像装置によれば、レンズの外周部に
規準面を設けるとともに、該規準面を複数個のレンズと
多数の画像素子アレイが直線状に配列載置されたベース
プレートとを併設固定させる遮光部材に形成した位置合
わせ面に当接させたことからレンズの遮光部材に対する
固定位置が正確となって各レンズと画像素子アレイとを
常に正確に対向させることができ、その結果、この画像
装置を光プリンタヘッド等の画像形成装置に使用した場
合、各レンズの中心を常に発光ダイオード素子アレイの
中心に位置させ、各発光ダイオード素子アレイの発光ダ
イオード素子が発する光を感光体面に良好に照射される
ことを可能として感光体に鮮明で、正確な潜像を形成す
ることができる。
【0010】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとが正確に対向することから外部画像情報をレ
ンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像させるこ
とができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応し
た正確な電気信号を発生させることもできる。
【0011】
【実施例】次に本発明を添付図面に基づき詳細に説明す
る。図1 は本発明の画像装置を画像形成装置としての光
プリンタヘッドに採用した場合の一実施例を示し、1 は
ベースプレート、2 は遮光部材、3 は発光ダイオード素
子アレイ、4 はレンズである。
【0012】前記ベースプレート1 は例えば、液晶ポリ
マー樹脂等の電気絶縁材料から成り、その上面に複数個
の発光ダイオード素子アレイ3 が直線状に配列載置され
ている。
【0013】前記ベースプレート1 は発光ダイオード素
子アレイ3 を支持する支持部材として作用し、液晶ポリ
マーを射出成形法等を採用することによって製作されて
いる。
【0014】また前記ベースプレート1 上に配列載置さ
れている発光ダイオード素子アレイ3 は複数個の発光ダ
イオード素子3aから成り、該発光ダイオード素子3aは外
部電気信号に対応して個々に選択的に発光し、発光した
光を感光体5 表面に照射することによって感光体5 に画
像を形成するための潜像を形成する。
【0015】前記発光ダイオード素子3aはGaAsP 系、Ga
P 系の発光ダイオードが使用され、例えば、GaAsP 系の
発光ダイオードの場合には、まずGaAsの基板を炉中にて
高温に加熱するとともにAsH 3 ( アルシン) とPH3 ( ホ
スヒン) とGa( ガリウム) を適量に含むガスを接触させ
て基板表面にn 型半導体のGaAsP(ガリウムー砒素ーリ
ン) の単結晶を成長させ、次にGaAsP 単結晶表面にSi3
N 4 ( 窒化シリコン) の窓付膜を被着させるとともに該
窓部にZn( 亜鉛) のガスをさらし、n 型半導体のGaAsP
単結晶の一部にZnを拡散させてp 型半導体を形成し、pn
接合をもたすことによって形成される。
【0016】尚、前記発光ダイオード素子3aはB4サイ
ズの光プリンタヘッドの場合、2048個(1mm当たり8 個)
が直線状に配列されており、具体的には64個の発光ダイ
オード素子4aを一単位とした発光ダイオード素子アレイ
3 を32個、直線状に配列することによって2048個の発光
ダイオード素子3aがベースプレート1 上に配列されてい
る。
【0017】また前記発光ダイオード素子アレイ3 が載
置されたベースプレート1 はその上部で、各発光ダイオ
ード素子アレイ3 間に遮光部材2 が配設されており、該
遮光部材2 は複数個のレンズ4 を各発光ダイオード素子
アレイ3 に1 対1 に対応するよう併設固定させるととも
に各発光ダイオード素子アレイ3 の発光ダイオード素子
3aが発する光を隣接する発光ダイオード素子アレイ3 側
に漏れるのを有効に防止する作用を為す。
【0018】前記遮光部材2 は例えば、前記ベースプレ
ート1 と同じ液晶ポリマー樹脂から成り、ベースプレー
ト1 と同様の方法によって製作される。
【0019】前記遮光部材2 はまたその上部に複数個の
レンズ4 が固定されており、これによって各レンズ4 と
各発光ダイオード素子アレイ3 とは所定距離を隔てて1
対1に対応するよう併設される。
【0020】前記遮光部材2 に固定されるレンズ4 は各
発光ダイオード素子3aが発する光を感光体5 面に照射さ
せる作用を為し、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂
等の透明樹脂、或いはガラス等の透明無機物で形成され
たレンズが好適に使用される。
【0021】また前記レンズ4 の遮光部材2 への固定
は、まず遮光部材2 の上部にレンズ4の中心を発光ダイ
オード素子アレイ3 の中心に合わせるための第1 の位置
合わせ面2aを有する凹部を形成するとともに、レンズ4
の外周部に該外周部の一部を小径として形成される第1
規準面4aを設けておき、遮光部材2 の凹部内にレンズ4
の外周部を、該レンズ4 の第1 規準面4aが遮光部材2 に
形成した凹部の第1 の位置合わせ面2aに当接するように
挿入載置させ、しかる後、レンズ4 をゴム、プラスチッ
ク等の弾性材料から成る押圧部材6 で遮光部材2 に押圧
することによって遮光部材2 の上部に固定される。この
場合、各レンズ4 はその外周部に設けた第1 規準面4aが
遮光部材2 に設けた第1 の位置合わせ面2aに当接されて
いるためレンズ4 の中心が常に各発光ダイオード素子ア
レイ3 の中心に位置するように固定され、その結果、各
発光ダイオード素子アレイ3 の発光ダイオード素子3aが
発する光はレンズ4 を介して感光体5 面に良好に照射さ
れ、感光体5 に鮮明で、正確な潜像を形成することが可
能となる。また同時に前記レンズ4 はゴム、プラスチッ
ク等の弾性材料から成る押圧部材6 で押圧することによ
って遮光部材2 に固定させているためレンズ4 の遮光部
材2 への固定が簡単、且つ短時間で行え、光プリンタヘ
ットの生産性が極めて優れたものとなっている。
【0022】更に前記遮光部材2 に固定される第1 規準
面4aを有するレンズ4 は例えば、内部に所定形状の空洞
を有する金型内に液状の透明樹脂や溶融したガラスを充
填し、しかる後、これを硬化させることによって形成さ
れるがレンズ4 はその第1 規準面4aがレンズ4 の外径よ
り小径で、レンズ4 の外周より内側に設けられるため外
周部を抜き方向に合わせてテーパ加工でき、レンズ4 を
金型から取り出す際、その取り出しが極めて容易となる
とともに第1 規準面4aが高精度に形成される。
【0023】また更に前記レンズ4 の外周部下面を平坦
加工して第2 規準面4bを設けておき、同時に遮光部材2
の凹部底面にレンズ4 と発光ダイオード素子アレイ3 の
距離を規定する第2 の位置合わせ面2bを形成しておくと
レンズ4 を遮光部材2 に固定する際、レンズ4 の第2 規
準面4bと遮光部材2 の第2 の位置合わせ面2bとを当接さ
せるとレンズ4 と発光ダイオード素子アレイ3 との距離
が一定となって各発光ダイオード素子アレイ3 の発光ダ
イオード素子3aが発する光を感光体5 面により良好に照
射させることができ、これによって感光体5 に極めて鮮
明で、正確な潜像を形成することができる。従って、前
記レンズ4 はその外周部下面に第2 規準面4bを、遮光部
材2 の凹部底面にレンズ4 と発光ダイオード素子アレイ
3 の距離を規定する第2 の位置合わせ面2bを各々設けて
おくことが好ましい。
【0024】かくして、この画像形成装置によればベー
スプレート1 上に直線状に載置されている発光ダイオー
ド素子アレイ3 の各発光ダイオード素子3aに所定の電力
を印加させ、各発光ダイオード素子3aを個別に選択的に
発光させるとともに該各発光ダイオード素子3aが発光し
た光をレンズ4 を介して外部の感光体5 面に結像させ、
感光体5 に所定の潜像を形成することによって画像形成
装置として機能する。
【0025】この場合、ベースプレート1 上に直線状に
載置されている発光ダイオード素子アレイ3 間には遮光
部材2 が配設されているため各発光ダイオード素子アレ
イ3 の各発光ダイオード素子3aの発する光は隣接する発
光ダイオード素子アレイ3 側に漏れようとしてもその漏
れは遮光部材2 で完全に遮断され、その結果、各発光ダ
イオード素子アレイ3 の発光ダイオード素子3aが発する
光はそれに1 対1 で対応するレンズ4 を介してのみ感光
体5 に照射結像され、感光体5 には不要な光の照射によ
るにじみ等が皆無となって、極めて鮮明な潜像を形成す
ることが可能となる。
【0026】尚、本発明は上述の実施例に限定されもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々
の変更は可能であり、例えば上述の実施例では光プリン
タヘッド等の画像形成装置に使用する場合を例に採って
説明したが、発光ダイオード素子アレイを固体撮像素子
アレイに変えてイメージセンサ等の画像読み取り装置に
も使用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明の画像装置によれば、レンズの外
周部に規準面を設けるとともに、該規準面を複数個のレ
ンズと多数の画像素子アレイが直線状に配列載置された
ベースプレートとを併設固定させる遮光部材に形成した
位置合わせ面に当接させたことからレンズの遮光部材に
対する固定位置が正確となって各レンズと画像素子アレ
イとを常に正確に対向させることができ、その結果、こ
の画像装置を光プリンタヘッド等の画像形成装置に使用
した場合、各レンズの中心を常に発光ダイオード素子ア
レイの中心に位置させ、各発光ダイオード素子アレイの
発光ダイオード素子が発する光を感光体面に良好に照射
されることを可能として感光体に鮮明で、正確な潜像を
形成することができる。
【0028】またこの画像装置をイメージセンサ等の画
像読み取り装置等に使用した場合、各レンズと各画像素
子アレイとが正確に対向することから外部画像情報をレ
ンズを介して固体撮像素子アレイに正確に結像させるこ
とができ、固体撮像素子アレイに外部画像情報に対応し
た正確な電気信号を発生させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像装置を画像形成装置としての光プ
リンタヘッドに採用した場合の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】従来の画像装置の断面図である。
【符号の説明】
1・・・・ベースプレート 2・・・・遮光部材 2a・・・第1の位置合わせ面 3・・・・発光ダイオード素子アレイ 3a・・・発光ダイオード素子 4・・・・レンズ 4a・・・第1基準面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/028 B 1/036 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮光部材に複数個のレンズと、多数の画像
    素子アレイが直線状に配列載置されたベースプレートと
    を各レンズと各画像素子アレイとが1 対1 に対応するよ
    う併設固定されて成る画像装置であって、前記レンズは
    その外周部の一部を小径として規準面を設け、該規準面
    が遮光部材に形成した位置合わせ面に当接されているこ
    とを特徴とする画像装置。
JP28156993A 1993-10-28 1993-11-11 画像装置 Expired - Fee Related JP2958225B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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